JPH0413071Y2 - - Google Patents

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JPH0413071Y2
JPH0413071Y2 JP1985128089U JP12808985U JPH0413071Y2 JP H0413071 Y2 JPH0413071 Y2 JP H0413071Y2 JP 1985128089 U JP1985128089 U JP 1985128089U JP 12808985 U JP12808985 U JP 12808985U JP H0413071 Y2 JPH0413071 Y2 JP H0413071Y2
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JP
Japan
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timing
guide plate
fixed
slide bed
guide
Prior art date
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JP1985128089U
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JPS6235735U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は各種工作機械、その他の自動機械に使
用する送り等制御装置に関するもので、パルス制
御により加工物及び被加工物の送り、復帰、その
他の位置決め制御等をその使用方向にかかわらず
正確に行うことができることを特徴とするもので
ある。
〔従来の技術〕
出願人はこの種装置として、パルスモータの回
転をギアーで減速し、さらに平行に設けたタイミ
ングベルト両端をスライダーに固定する方式の考
案(実公昭60−21144号公報)を提供している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の装置においては、パルスモータの回
転をギアーで減速しているため、実際にはギアー
の摩耗、ギアーからの音の発生等を防止しなけれ
ばならず、それらを防止するため減速ギアー部に
オイル室を構成する必要があり、高価となる欠点
があつた。
そこで、本考案は減速をギアーに変えてタイミ
ングプーリとタイミングベルトが使用される。ま
た、上記従来の技術ではスライダーを移動させる
タイミングベルトを平行に二本設けているため、
製作時及び使用継続時において均一調整に手数を
要する欠点があり、1パルスで10分の1mm単位と
いう精密制御調整に適応できない場合があつた。
そこで、本考案ではタイミングベルトを一本と
し、さらに該タイミングベルトの張設を完全と
し、精密制御調整が容易とされる。
さらに、上記従来の実施例のごとく、送り杆を
ロツドとし、進行(突出)方向の適位置で支持し
た場合にはロツドの突出長さがスライダーの移動
により異ることとなり、例えば水平状態で使用
し、ロツド先端に荷重が加えられる場合等にはロ
ツドの撓みがその突出長さによつて変化し、正確
な制御が困難であつた。
そこで、本考案では送り杆をスライダーに完全
固定し、その進行方向の支持を解除できる構成と
したものである。
したがつて、送り杆の長さは常に一定であり、
予め撓み等を計算した設計あるいは使用が可能と
なるものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するため、剛性の基
板上に適当間隔をあけて剛性のガイド板が設けら
れ、該ガイド板に被嵌されたスライドベツトの前
方及び後方にはそれぞれ上記ガイド板を上下及び
両側面から挟持するガイドローラが設けられ、上
記ガイド板の先端及び後端の中央部にタイミング
プーリが設けられ、先端のタイミングプーリを上
記ガイド板に対してスライド及び固定自在とする
とともに、両タイミングプーリ間に懸架した一本
のタイミングベルト両端が上記スライドベツトに
固着され、後端のタイミングプーリとパルスモー
タ間が適数のタイミングベルトとタイミングプー
リで減速され、スライドベツトに送り杆が固着さ
れた構成としたものである。
〔作用〕
本考案ではパルスモータが使用され、タイミン
グベルトで上記パルスモータの回転が減速され、
1パルスで10分の1mm単位でスライドベツト及び
送り杆が移動させられる。
すなわち、パルスモータの回転がタイミングベ
ルトで減速されて、最終的に剛性のガイド板の先
端あるいは後端に設けたタイミングプーリに伝え
られ、そこに懸架されたタイミングベルトを介し
てスライドベツト及びそこに固着された送り杆が
剛性のガイド板に沿つてスライドさせられるもの
である。
〔実施例〕
剛性の基板1上に適当間隔をあけて剛性を有
し、均一厚に精密加工されたガイド板2が設けら
れる。
それらは基板1側に雌ネジ孔3を設け、ガイド
板2側に埋設ボルト4を設け、ガイド板2の下方
に突出した埋設ボルト4の雄ネジ4a部にスペー
サ5を嵌挿して該雄ネジ4aを基板1の雌ネジ孔
3に螺合して締付ける等して行われる。
つぎにガイド板2には前方及び後方にそれぞれ
上記ガイド板2を上下及び両側面から挟持するガ
イドローラを有するスライドベツト6が被嵌され
る。
該スライドベツト6は下方にガイド板2が位置
する凹所を設けた断面状に構成される。すなわ
ち、上面片7と両側垂下片8,9及び後に述べる
タイミングベルト16の押え片10からなり、両
側垂下片8,9はそれぞれボルト11により上面
片7に固着され、両側垂下片8,9の前方及び後
方にはそれぞれ上記ガイド板2を挟持するガイド
ローラー12が設けられ、さらに両側垂下片8,
9の先端及び後端にはガイド板2の両側を挟持す
るガイドローラ13が設けられる。
つぎに、上記ガイド板2の先端及び後端にタイ
ミングプーリ14及び15が設けられ、両タイミ
ングプーリ14,15間にタイミングベルト16
が懸架され、その両端部16aがスライドベツト
6に固着される。
すなわち、スライドベツト8を構成する上面片
7の下面において押え片10により上面片7との
間に挟持され、ボルト17で締付け固着される。
なお、上記ガイド板2の先端のタイミングプー
リ15は可動自在とされてタイミングベルト16
の張設が完全となるように構成される。
すなわち、ガイド板2の先端中央を切欠いて切
欠き部2aが構成され、該切欠き部2aに上記先
端のタイミングプーリ15を軸支したスライド軸
受18が適合させられ、スライド及び固定自在と
される。
詳細を述べると、スライド軸受18は上記ガイ
ド板2の切欠き部2aに適合し、その略U字状部
でタイミングプーリ15を軸支し、略U字状部の
平行片上端に外方に水平に折り曲げられた固定片
18aが設けられ、上記平行片先端に外方に垂直
に折り曲げられた折り曲げ片18bが設けられて
いる。
そして、上記固定片18aには長孔20が設け
られ、該長孔20が位置するガイド板2に雌ネジ
孔21が設けられ、ボルト22を長孔20からガ
イド板2の雌ネジ孔21に螺合して締付けること
により固定片18aを介してスライド軸受18が
所定位置に固定されるよう構成されている。
また、折り曲げ片18bにはそれぞれ調整ボル
ト23が螺合され、その先端がガイド板2の先端
面に当接され、スライド軸受18を移動させるこ
とができるよう構成されている。
つぎに後端のタイミングプーリ14について述
べると、該タイミングプーリ14はパルスモータ
24によつて減速回転させられるが、本考案の場
合、該減速にはタイミングプーリとタイミングベ
ルトが使用される。
すなわち、パルスモータ24の回転軸25に設
けたタイミングプーリ26とタイミングプーリ1
4の回転軸27の他端に設けたタイミングプーリ
28間がタイミングベルト29,30及びタイミ
ングプーリ31,32で連結される。
つぎに、スライドベツト6の上面に取付ネジ孔
33が設けられて取付ネジ(図示せず)を利用し
て送り杆34が固着される。
図中35,35a及び36,36aはそれぞれ
対向させて設けたフオトセンサーであり、一方、
例えば36,36が発光部とされ、他方、例えば
35a,36aが受光部とされ、それらの間にス
ライドベツト6から設けた遮光板37が設けら
れ、フオトセンサー35,35aでスライドベツ
ト6のスタート原点が自動検出されるよう構成さ
れ、フオトセンサー36,36aは後退限検出用
とされ、そこに検知信号が発生した場合にはマイ
コンにより上記スタート原点に自動補正されるよ
うに構成されている。
上記構成の本考案はパルスモータ24の1パル
ス回転におけるスライドベツト6の移動距離に応
じてパルスモータ24をパルス制御すればよいも
ので、タイミングプーリ26,31,32及びタ
イミングベルト29,30でタイミングプーリ1
4が減速回転させられタイミングベルト16によ
りスライドベツト6がガイド板2に沿つて往復動
制御されるもので、精密制御が可能となるもので
ある。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ギアーの使用と異り、タイミ
ングプーリとタイミングベルトを使用するため、
摩耗及び騒音の発生もなく、さらにスライドベツ
トを一本のタイミングベルトで往復動させるため
調整が容易であり、さらにタイミングベルトの張
設が完全で、しかもスライドベツトがガイド板に
完全に適合され、スライドベツトに送り杆を完全
固定するためいずれの使用方向に際しても送り杆
の撓み等を計算した設計あるいは使用が可能とな
る効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は一部省略横断面図、第2図は一部省略縦断面
図、第3図は第2図A−A線断面図である。 1……基板、2……ガイド板、6……スライド
ベツト、12,13……ガイドローラ、14,1
5……タイミングプーリ、16……タイミングベ
ルト、24……パルスモータ、26,31,32
……タイミングプーリ、29,30……タイミン
グベルト、34……送り杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 剛性の基板上に適当間隔をあけて剛性のガイド
    板が設けられ、該ガイド板に被嵌されたスライド
    ベツトの前方及び後方にはそれぞれ上記ガイド板
    を上下及び両側面から挟持するガイドローラが設
    けられ、上記ガイド板の先端及び後端の中央部に
    タイミングプーリが設けられ、先端のタイミング
    プーリを上記ガイド板に対してスライド及び固定
    自在とするとともに両タイミングプーリ間に懸架
    した1本のタイミングベルト両端が上記スライド
    ベツトに固着され、後端のタイミングプーリとパ
    ルスモータ間が適数のタイミングベルトとタイミ
    ングプーリで減速され、スライドヘツドに送り杆
    が固着されてなることを特徴とする各種自動機械
    の送り等制御装置。
JP1985128089U 1985-08-22 1985-08-22 Expired JPH0413071Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985128089U JPH0413071Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985128089U JPH0413071Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6235735U JPS6235735U (ja) 1987-03-03
JPH0413071Y2 true JPH0413071Y2 (ja) 1992-03-27

Family

ID=31023442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985128089U Expired JPH0413071Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

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JP (1) JPH0413071Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5868540A (ja) * 1981-10-17 1983-04-23 Ricoh Co Ltd プリンタの歯車列
JPS6021144U (ja) * 1983-07-20 1985-02-14 日新電機株式会社 ガス遮断器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5868540A (ja) * 1981-10-17 1983-04-23 Ricoh Co Ltd プリンタの歯車列
JPS6021144U (ja) * 1983-07-20 1985-02-14 日新電機株式会社 ガス遮断器

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Publication number Publication date
JPS6235735U (ja) 1987-03-03

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