JP3064281B1 - プリント基板の溝加工装置 - Google Patents

プリント基板の溝加工装置

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JP3064281B1
JP3064281B1 JP11151710A JP15171099A JP3064281B1 JP 3064281 B1 JP3064281 B1 JP 3064281B1 JP 11151710 A JP11151710 A JP 11151710A JP 15171099 A JP15171099 A JP 15171099A JP 3064281 B1 JP3064281 B1 JP 3064281B1
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俊輝 河村
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Abstract

【要約】 【課題】 案内部材間の間隔をプリント基板の厚さに応
じて容易且つ無段階に調整できると共に、その調整作業
の自動化を容易に促進できるようにする。 【解決手段】 押圧案内部材11側に係合体40を、押圧案
内部材11を押圧方向に移動自在に支持する支持枠1 側
に、係合体40に固定案内部材4 側から係合し且つ係脱方
向に移動可能な規制体44を夫々設け、規制体44を係合方
向に付勢する付勢手段48と、規制体44を係脱方向の任意
の位置で固定するクランプ手段46とを設け、係合体40と
規制体44との少なくとも一方に、規制体44の係脱方向へ
の移動により、固定案内部材4 と押圧案内部材11との間
隔が変化するように他方に対して係合する傾斜係合面4
3,45 を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板に溝
を形成する溝加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板に溝を形成する溝加工装置
には、固定案内部材と、この固定案内部材側へと押圧方
向に付勢された押圧案内部材との間で一対の送りベルト
によりプリント基板を挟持して送りながら、一対の回転
刃によりプリント基板の両側にV字状、その他の溝を形
成するようにしたものがある。
【0003】この種の溝加工装置では、固定案内部材と
押圧案内部材との間で送りベルトを押圧し過ぎると、プ
リント基板の中間部が両案内部材間を通過するときと、
前端側及び後端側が両案内部材間を通過するときでは、
両案内部材間で挟持されるプリント基板の送り方向の長
さが異なるため、各送りベルトの面圧が大きく変化して
その変形量が変わる。特に送りベルトに滑りの少ないゴ
ム製のタイミングベルト等を使用した場合には、その変
形量が非常に大きくなる。
【0004】そして、各送りベルトの変形量が大きくな
れば、プリント基板が固定案内部材側に押し付けられ
て、この固定案内部材側の回転刃に接近し、他方の回転
刃から離れるので、各回転刃によって形成される溝の深
さがプリント基板の長手方向の位置によって変化する。
【0005】しかし、両案内部材間の間隔を一定に固定
すれば、送りベルトの面圧の変化は防止できるものの、
プリント基板の厚さにバラツキがある場合、又は厚いプ
リント基板を誤って送り込んだ場合に、装置側の損傷を
招く惧れがある。従って、このような場合には、押圧案
内部材が後退してプリント基板が容易に通過できるよう
にする必要がある。
【0006】また1台の装置で厚さの異なる複数種類の
プリント基板に溝加工を行えるようにする場合には、プ
リント基板の厚さが変わる毎に、その厚さに応じて案内
部材間の間隔を調整する必要がある。
【0007】そこで、従来は、実公平5−29831号
公報に記載されるように、押圧案内部材側の係合体に、
支持枠側に多角形状の偏心カムを夫々設け、偏心カムの
当接面を係合体に対して固定案内部材側から係合させ
て、両案内部材間の押圧側への間隔を規制すると共に、
プリント基板の厚さが厚いときに押圧案内部材を後退可
能にし、また偏心カムを廻すことによって、プリント基
板の厚さに応じて両案内部材間の間隔を調整できるよう
にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来は多角形状の偏心
カムを使用し、この偏心カムを廻して両案内部材間の間
隔を調整する構造であるため、押圧案内部材を付勢する
バネに抗して偏心カムを廻すか、又はバネを解除してか
ら偏心カムを廻す必要があり、調整時の取り扱いが非常
に煩雑である。従って、間隔調整の自動化が非常に困難
になる問題がある。
【0009】また外周側に周方向に複数個の当接面が形
成された多角形状の偏心カムを使用し、この偏心カムを
支軸廻りに廻して複数個の当接面の何れかで係合体を係
止するため、両案内部材間の間隔調整が段階的となり、
プリント基板の厚さに応じて連続的に無段階に調整でき
ない欠点がある。
【0010】本発明は、このような従来の課題を鑑み、
案内部材間の間隔をプリント基板の厚さに応じて容易且
つ無段階に調整できると共に、その調整作業の自動化を
容易に促進できるプリント基板の溝加工装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定案内部材
4 と、該固定案内部材4 側へと押圧方向に付勢された押
圧案内部材11との間で一対の送りベルト5,12によりプリ
ント基板W を挟持して送りながら、回転刃28,29 により
前記プリント基板W に溝を形成するようにしたプリント
基板の溝加工装置において、前記押圧案内部材11側に係
合体40を、前記押圧案内部材11を押圧方向に移動自在に
支持する支持枠1 側に、前記係合体40に前記固定案内部
材4 側から係合し且つ係脱方向に移動可能な規制体44を
夫々設け、前記規制体44を係合方向に付勢する付勢手段
48と、前記規制体44を係脱方向の任意の位置で固定する
クランプ手段46とを設け、前記係合体40と前記規制体44
との少なくとも一方に、前記規制体44の係脱方向への移
動により、前記固定案内部材4 と前記押圧案内部材11と
の間隔が変化するように他方に対して係合する傾斜係合
面43,45 を設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図3において、W は
プリント基板である。1 は支持枠で、図外の固定枠によ
りプリント基板W の送り方向(前後方向)と直角方向
(左右方向)に移動自在に支持されている。2 は固定支
持板、3 は可動支持板で、これらは支持枠1 の一端側
に、プリント基板W の送り空間を挟む上下両側に、プリ
ント基板W の送り方向に沿って前後方向に配置されてい
る。
【0013】固定支持板2 は支持枠1 に固定されてお
り、この固定支持板2 に、その支持枠1 と反対側に固定
案内部材4 と下送りベルト5 とが設けられている。固定
案内部材4 は、固定支持板2 の上端側に前後方向に配置
し固定され、下送りベルト5 の送り側を下側から受けて
案内するようになっている。下送りベルト5 は、固定案
内部材4 の前後両側で固定支持板2 に回転自在に軸支さ
れた前後一対の従動プーリ6,7 と、その下方側に配置さ
れた駆動プーリ8 と、固定支持板2 に張力調整可能に設
けられた張力調整プーリ9 とに跨がって巻き掛けられて
いる。
【0014】可動支持板3 は、上下方向のLMガイド等
の案内手段10を介して支持枠1 に上下方向に移動自在に
装着されており、この可動支持板3 に、その支持枠1 と
反対側に押圧案内部材11と上送りベルト12とが設けられ
ている。
【0015】押圧案内部材11は、可動支持板3 の下端側
に前後方向に配置し固定され、上送りベルト12の送り側
を上側から受けて案内するようになっている。上送りベ
ルト12は、押圧案内部材11の前後両側で可動支持板3 に
回転自在に軸支された前後一対の従動プーリ13,14 と、
その上方側に配置された駆動プーリ15と、可動支持板3
に張力調整可能に設けられた張力調整プーリ16とに跨が
って巻き掛けられている。
【0016】各駆動プーリ8,15は、支持枠1 側のブラケ
ット17,18 に軸受19,20 等を介して左右方向に軸架され
た駆動軸21,22 に固定され、支持枠1 側の図外の駆動モ
ータにより駆動される。なお、駆動軸21,22 は、支持板
2,3 の開口に挿通されている。送りベルト5,12には、ゴ
ム製等の滑りの少ないタイミングベルトが使用されてい
る。
【0017】上下の送りベルト5,12は、その送り側でプ
リント基板W を上下両側から挟持して送るためのもの
で、固定案内部材4 及び押圧案内部材11により夫々支持
案内されている。可動支持板3 は、その押圧案内部材11
を介して送りベルト5,12に所定の挟持力を付与するよう
に、前後一対のバネ23により固定案内部材4 側、即ち下
側へと押圧方向に付勢されている。
【0018】バネ23は付勢手段を構成するもので、可動
支持板3 の上部側のバネ掛け部24と、その下側の支持枠
1 側のバネ掛け部25との間に掛けられている。なお、バ
ネ23には引っ張りバネが使用されている。送りベルト5,
12の送り側の左右両側には、プリント基板W の両端側を
案内する案内レール26,27 が設けられている。各案内レ
ール26,27 はプリント基板W の幅に応じて左右方向に位
置調整可能である。
【0019】28は下回転刃、29は上回転刃で、これらは
プリント基板W の上下にV字状の溝を形成するためのも
のである。各回転刃28,29 は、各案内部材4,11の前後方
向の略中央部で送りベルト5,12の側方近傍に配置され、
駆動モータ30,31 の回転軸32,33 に装着されている。な
お、各回転刃28,29 は支持板2,3 に装着された集塵フー
ド34,35 により覆われており、その集塵フード34,35 は
集塵パイプを介して集塵機に接続されている。各回転軸
32,33 は、支持板2,3 の開口に挿通されている。
【0020】各駆動モータ30,31 は、図3に駆動モータ
31側を示すように、モータ保持枠36に装着され、その各
モータ保持枠36は、支持枠1 にLMガイド等の左右一対
の案内手段37を介して上下方向に移動自在に支持される
と共に、ボールネジ38を介して図外の駆動手段により上
下方向に位置調整可能になっている。従って、各回転刃
28,29 は、プリント基板W に対して遠近方向、即ち上下
方向に移動可能であると共に、個別に切り込み深さの調
整が可能である。
【0021】可動支持板3 の上部には、前後のバネ23間
の略中央に開口部39が形成され、この開口部39の下側に
所定の隙間ができるように、係合体40が可動支持板3 に
着脱自在に装着されている。即ち、図4の(A)に示す
ように、可動支持板3 には、開口部39の上側で且つ支持
枠1 と反対側に凹部41が形成され、この凹部41内に、板
厚方向の両面が可動支持板3 と略面一状になるように、
支持枠1 と反対側から係合体40の段部40a が嵌合し、ネ
ジ42により着脱自在に装着されている。係合体40は、耐
摩耗性を有する材料等で構成され、支持枠1 側が高くな
るように所定角度、例えば略45度で傾斜する傾斜係合
面43が下端側に形成されている。
【0022】44は規制体で、両案内部材4,11間の押圧側
への間隔を規制し且つ押圧案内部材11の上側への後退を
許容するように、係合体40に固定案内部材4 側から係合
して可動支持板3 を係止するためのものである。
【0023】この規制体44は、係合体40の傾斜係合面43
と面接触する傾斜係合面45を先端側に備え、開口部39の
側方で支持枠1 の上側において、可動支持板3 に対して
垂直方向(左右方向)に配置され、その傾斜係合面45が
開口部39内で係合体40の傾斜係合面43に下側から係合し
ている。なお、規制体44の先端側は、テーパー状になっ
ている。規制体44は、支持枠1 側でクランプ手段46によ
り、その傾斜係合面45が係合体40の傾斜係合面43に係脱
する係脱方向(左右方向)に移動自在に支持されてい
る。
【0024】クランプ手段46はエアー式であって、規制
体44を摺動自在に支持する本体47内に、規制体44をクラ
ンプするクランプ機構と、エアーの供給時にクランプ機
構による規制体44のクランプを解除する解除機構とを備
えており、本体47が支持枠1側のブラケットに装着され
ている。クランプ手段46には、規制体44を係合方向に付
勢する圧縮バネ48が本体47の端部側に組み込まれてい
る。なお、この圧縮バネ48により、規制体44を付勢する
付勢手段が構成されている。
【0025】49はプリント基板W を検出するセンサー
で、送りベルト5,12の入り側近傍に配置されている。こ
のセンサー49は、両案内部材4,11間の間隔を調整する際
に、これがプリント基板W の先端を検出してから、プリ
ント基板W が送り方向の長さの略半分まで送られたとき
に、各送りベルト5,12の駆動モータを停止させて、その
後にクランプ手段46へのエアーの供給を止めるためのも
のである。
【0026】上記構成の溝加工装置において、プリント
基板W の厚さに応じて案内部材4,11間の間隔を調整する
際には、次のように行う。通常は、規制体44の傾斜係合
面45が係合体40の傾斜係合面43に下側から係合し、その
規制体44をクランプ手段46がクランプしている。
【0027】間隔調整に際しては、先ず回転刃28,29 が
プリント基板W と干渉しないように、各回転刃28,29 を
例えば図2の仮想線で示す位置まで上下に移動させてお
く。そして、制御装置から間隔調整の信号を送ると、ク
ランプ手段46にエアーが供給され、クランプ手段46が規
制体44のクランプを解除する。
【0028】従って、図4の(A)に示すように、可動
支持板3 側の重量、バネ23の付勢力等が係合体40の傾斜
係合面43から規制体44の傾斜係合面45に作用して、規制
体44が圧縮バネ48に抗して離脱方向へと後退するので、
可動支持板3 が下降して送りベルト5,12の送り側が上下
に当接する。
【0029】この状態で送りベルト5,12の入り側にプリ
ント基板W を供給すると、センサー49がプリント基板W
の先端を検出すると共に、送り方向に回動する送りベル
ト5,12がプリント基板W を引き込んで、このプリント基
板W を上下から挟持した状態で下手側へと送って行く。
そして、プリント基板W の送り方向の中央が両案内部材
4,11の前後方向の中央に略一致すると、送りベルト5,12
による送りが停止する。
【0030】一方、プリント基板W が送りベルト5,12間
に進入すると、図4の(B)に示すように、上送りベル
ト12、押圧案内部材11を介して可動支持板3 側がプリン
ト基板W の板厚分だけ押し上げられるので、可動支持板
3 側が案内手段10に沿って上昇する。このとき、可動支
持板3 の係合体40も一体に上昇するため、係合体40の傾
斜係合面43に傾斜係合面45を介して当接する規制体44
が、係合体40の上昇に伴って圧縮バネ48により係合体40
側へと突出する。
【0031】送りベルト5,12が停止した状態では、押圧
案内部材11が可動支持板3 側の全体の重量とバネ23の付
勢力とによって送りベルト5,12、プリント基板W を固定
案内部材4 側へと押圧しており、両案内部材4,11間の間
隔は、そのプリント基板W の厚さに応じて最適なものと
なっている。従って、各送りベルト5,12の面圧は、その
プリント基板W の厚さ、長さ等に適したものとなる。
【0032】このようにして送りベルト5,12の送りが停
止し、両案内部材4,11間の間隔がそのプリント基板W に
適したものとなれば、その後、制御装置からの指令によ
りクランプ手段46へのエアーの供給が止まり、係合体40
の傾斜係合面43に規制体44の傾斜係合面45が下側から当
接した状態のままで、クランプ手段46が規制体44を移動
不能にクランプする。そして、続いて送りベルト5,12が
送り方向に回動し、プリント基板W を下手側へと送り出
して行き、これによって両案内部材4,11間の間隔の調整
が終了する。
【0033】従って、このようにすれば、送りベルト5,
12によるプリント基板W の送り・停止動作と、クランプ
手段46による規制体44のクランプ・解除動作とによっ
て、案内部材4,11間の間隔をプリント基板W の厚さに応
じて容易に調整でき、しかもその調整作業の自動化を容
易に促進できる利点がある。
【0034】また係合体40及び規制体44に傾斜係合面4
3,45 を設け、その両傾斜係合面43,45 が互いに面接触
するようにしているので、各プリント基板W の厚さに応
じて両案内部材4,11間の間隔を無段階に調整できると共
に、係合体40と規制体44との一方側に傾斜係合面43,45
を設ける場合に比較して、その係合部分の摩耗、その他
の損傷も防止でき、耐久性が向上する。
【0035】係合体40は、可動支持板3 の凹部41内に嵌
合して固定しているので、その位置決め等を容易にでき
る。また係合体40はクランプ手段46等と反対側にあるの
で、交換等の作業も容易にできる。
【0036】更に可動支持板3 に開口部39を形成し、下
側の傾斜係合面43が開口部43内に位置し且つその傾斜係
合面43と開口部43の下縁側との間に所定の間隙ができる
ように、係合体40を可動支持板3 に装着して、その開口
部39内の間隙部分で規制体44の傾斜係合面45が、係合体
40の傾斜係合面43に下側から係合するようにしているの
で、係合体40と規制体44とがその傾斜係合面43,45 を介
して係合する構造であるにも拘わらず、係合体40を可動
支持板3 の側面に大きく突出させる必要がない。
【0037】以上、本発明の一実施形態について詳述し
たが、本発明はこの実施形態に限定されるものではな
い。例えば、実施形態では、一対の送りベルト5,12間の
上手側にプリント基板W を供給すれば、その後は各部が
自動的に作動して間隔調整を行うようにしているが、所
定動作毎に作業者がスイッチ等を操作して、起動、停止
等を行いながら調整するようにしても良い。
【0038】また固定支持板2 と可動支持板3 とを水平
方向に配置すると共に、一対の送りベルト5,12を左右に
配置し、その送りベルト5,12により垂直状態のプリント
基板W を挟持して送るようにしても良い。この場合に
も、可動支持板3 をバネ23によって固定案内部材4 側に
付勢しておけば、送りベルト5,12間にプリント基板W が
進入したときに、可動支持板3 がバネ23に抗して後退す
るので、前述と同様に実施できる。勿論、固定支持板2
、可動支持板3 は、上下方向、左右方向等に配置する
他、斜め方向に傾斜させて配置しても良い。
【0039】押圧案内部材11を固定案内部材4 側に付勢
する付勢手段を構成するバネ23は、引っ張りバネに代え
て、圧縮バネで構成しても良いし、バネ以外の付勢手
段、例えばウエイト式の手段を採用することも可能であ
る。付勢手段は、要するに所定の付勢力を確保できるも
のであれば十分である。
【0040】クランプ手段46にはエアー式の他、油圧
式、電磁式等のクランプ手段46を利用しても良い。但
し、調整作業の自動化を図る場合には、遠隔制御可能な
ものにする必要がある。また規制体44を係合方向に付勢
する付勢手段も、圧縮バネ48に代えて、引っ張りバネで
構成しても良いし、バネ以外の付勢手段、例えばウエイ
ト式の手段を採用することも可能である。またバネ等を
使用する場合にも、クランプ手段46とは別に設けても良
い。
【0041】係合体40は可動支持板3 に一体に設けても
良いし、可動支持板3 のクランプ手段46側の側面に突出
させて固定しても良い。係合体40と規制体44との内、何
れか一方に傾斜案内面43又は傾斜係合面45があれば良
い。送りベルト5,12には、タイミングベルト以外のもの
を使用しても良い。
【0042】更に可動支持板3 に押圧案内部材11と、送
りベルト12を巻き掛ける従動プーリ13,14 と張力調整プ
ーリ16とを備えているが、プリント基板W の板厚差の範
囲で可動案内部材4 を移動自在にするだけであれば、従
動プーリ13,14 及び張力調整プーリ16は、可動支持部材
から分離して支持枠1 側等に設けることも可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、押圧案内部材11側に係
合体40を、この押圧案内部材11を押圧方向に移動自在に
支持する支持枠1 側に、係合体40に固定案内部材4 側か
ら係合し且つ係脱方向に移動可能な規制体44を夫々設
け、規制体44を係合方向に付勢する付勢手段48と、規制
体44を係脱方向の任意の位置で固定するクランプ手段46
とを設け、係合体40と規制体44との少なくとも一方に、
規制体44の係脱方向への移動により、固定案内部材4 と
押圧案内部材11との間隔が変化するように他方に対して
係合する傾斜係合面43,45 を設けているので、両案内部
材4,11間の間隔を容易に無段階に調整できると共に、そ
の調整作業の自動化を容易に促進できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す溝加工機の正面断面
図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す溝加工機の側面断面
図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す溝加工機の一部破断
平面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 支持枠 2 固定支持板 3 可動支持板 4 固定案内部材 5 下送りベルト 10 案内手段 11 上送りベルト 28 下回転刃 29 上回転刃 39 開口部 40 係合体 43,45 傾斜係合面 44 規制体 46 クランプ手段 48 圧縮バネ(付勢手段) W プリント基板

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定案内部材(4) と、該固定案内部材
    (4) 側へと押圧方向に付勢された押圧案内部材(11)との
    間で一対の送りベルト(5)(12) によりプリント基板(W)
    を挟持して送りながら、回転刃(28)(29)により前記プリ
    ント基板(W) に溝を形成するようにしたプリント基板の
    溝加工装置において、前記押圧案内部材(11)側に係合体
    (40)を、前記押圧案内部材(11)を押圧方向に移動自在に
    支持する支持枠(1) 側に、前記係合体(40)に前記固定案
    内部材(4) 側から係合し且つ係脱方向に移動可能な規制
    体(44)を夫々設け、前記規制体(44)を係合方向に付勢す
    る付勢手段(48)と、前記規制体(44)を係脱方向の任意の
    位置で固定するクランプ手段(46)とを設け、前記係合体
    (40)と前記規制体(44)との少なくとも一方に、前記規制
    体(44)の係脱方向への移動により、前記固定案内部材
    (4) と前記押圧案内部材(11)との間隔が変化するように
    他方に対して係合する傾斜係合面(43)(45)を設けたこと
    を特徴とするプリント基板の溝加工装置。
  2. 【請求項2】 前記支持枠(1) に固定された固定支持板
    (2) に、前記固定案内部材(4) と、該固定案内部材(4)
    により案内される一方の前記送りベルト(5)とを設け、
    前記支持枠(1) に案内手段(10)を介して移動自在に支持
    された可動支持板(3) に、前記押圧案内部材(11)と、該
    押圧案内部材(11)により案内される他方の前記送りベル
    ト(12)とを設け、前記可動支持板(3) に前記係合体(40)
    を設け、前記支持枠(1) 側に、前記可動支持板(3) に対
    して前記規制体(44)を略垂直方向に出退自在に支持する
    エアー式のクランプ手段(46)を設け、該クランプ手段(4
    6)内に、前記付勢手段を構成するバネ(48)を組み込んだ
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリント基板の溝加
    工装置。
  3. 【請求項3】 前記可動支持板(3) に、前記押圧案内部
    材(11)の略中央に対応して開口部(39)を形成し、該開口
    部(39)の下側に所定の隙間をおいて前記可動支持板(3)
    に前記係合体(40)を装着し、該係合体(40)と前記規制体
    (44)とに、互いに面接触する傾斜係合面(43)(45)を設け
    たことを特徴とする請求項2に記載のプリント基板の溝
    加工装置。
  4. 【請求項4】 前記プリント基板(W) の両側に溝を形成
    する一対の前記回転刃(28)(29)を備え、該各回転刃(28)
    (29)を前記プリント基板(W) に対して遠近方向に移動可
    能に設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
    載のプリント基板の溝加工装置。
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