JPH0732002Y2 - 自動カンナ盤 - Google Patents

自動カンナ盤

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JPH0732002Y2
JPH0732002Y2 JP9142190U JP9142190U JPH0732002Y2 JP H0732002 Y2 JPH0732002 Y2 JP H0732002Y2 JP 9142190 U JP9142190 U JP 9142190U JP 9142190 U JP9142190 U JP 9142190U JP H0732002 Y2 JPH0732002 Y2 JP H0732002Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、定盤等の送りの際のガタツキを解消すること
ができる自動カンナ盤に関する。
〔従来の技術〕
自動カンナ盤は、特公昭62−25481号公報に記載される
ように、被加工材の寸法設定等のためローラケースを定
盤に対して近付けたり離したりすることができるように
なっている。そして、その寸法設定を正確に行うことが
できるよう、圧縮コイルスプリングによりローラケース
を定盤から離れる方向に常時付勢している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のように長寸の圧縮コイルスプリン
グを使用すると、ローラケースと定盤との間隔の大小に
よりスプリング力が変化し、寸法設定の安定性が保たれ
ないという問題がある。
本考案はこのような問題点を解消し、ローラケース等に
加えられるスプリング力がローラケース等の位置の如何
を問わず常に一定に保つことができるような構造を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本第1の考案は、被
加工材を切削するカッターブロックを支持するためのケ
ースと前記被加工材を案内する定盤とが相互に送りネジ
により連結され、前記ケース及び定盤のうち一方が基台
上に固定され、他方が前記送りネジの回転により前記基
台上を移動可能とされた自動カンナ盤において、前記ケ
ース及び定盤のうち前記基台上に固定される方と前記送
りネジとの間にバックラッシ解消用の板バネが介装さ
れ、移動可能な方と前記送りネジとの間にはバックラッ
シ解消用のナットが介装された構成を採用し、 本第2の考案は、本第1の考案において移動可能とされ
るケース又は定盤と前記ナットとの間に更に板バネが介
装された構成を採用している。
〔作用〕
ケース及び定盤のうち基台上に固定される方と送りネジ
との間に介装されるリング状の板バネにより、該固定さ
れるものと送りネジとの間のバックラッシが解消され
る。また、移動可能な方と前記送りネジとの間のバック
ラッシがナットにより解消される。
これにより、ケースと定盤との間隔の大きさの如何を問
わず、これらと送りネジとの間には常時同じ大きさの力
がかかる。従って、定盤等の移動は常時円滑となり、送
り量も正確となって加工精度が向上する。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案に係る自動カンナ盤の好ま
しい実施例を説明する。
第1図ないし第3図に示されるように、この自動カンナ
盤の備えるフレームの中央には被加工材Aの通る穴4が
前後方向に貫通している。
フレームの右起立部分には被加工材Aの平面出しを行う
際に使用する平面出し用定盤たる固定定盤5a,5bが縦置
きで設置され、左起立部分内には固定定盤5a,5bと対峙
する、厚み出しを行う際に使用する厚み出し用定盤たる
可動定盤6が設置されている。
また、前記固定定盤5a,5bの中央部には、被加工材Aを
切削するカッターブロック7が縦置きで設けられると共
にその前後に該被加工材Aを一方向に送る送りローラ8
a,8bが配設されている。一方、前記可動定盤6には、前
記送りローラ8a,8bと共に被加工材Aを挟む押圧ローラ9
a,9bが送りローラ8a,8bに対峙する如く配設され、押圧
ローラ9a,9bを送りローラ8a,8bの方に向かって付勢する
押圧装置が設けられている。
更に、フレームの下部分には前記可動定盤6を固定定盤
5a,5bに対して接近又は離反させるための送り機構、前
記カッターブロック等を回転させるための駆動機構が設
けられている。
次に、前記各部について更に詳しく説明する。
フレーム フレームは、前述のように中心に被加工材Aの通り穴4
を有することから大概横倒しにした角筒状となってお
り、第1図ないし第3図に示されるように、その基台の
部分はベース前部10aとベース後部10bとが前後方向に伸
びるブラケット11により連結されることにより構成され
ている。また、ベース前部10a及びベース後部10bには被
加工材Aを支えるための水平なガイド板12a,12bが夫々
連結され、左右のブラケット11,11間には被加工材Aの
送りローラ13a,13b及び受け台14が掛け渡されている。
前記下部分の右側から立ち上がる右起立部分は、第9図
及び第10図に示されるように、カッターブロック7及び
送りローラ8a,8bのケースともなるローラケース15でそ
の本体部が構成されている。該ローラケース15は前記ベ
ース前後部10a,10bにボルト止めされている。また、そ
の被加工材通り穴4側の中央部分にはカッターブロック
7の収納空室が形成されている。さらに、被加工材通り
穴Aと反対側にはカッターブロック7等を駆動するため
のモータ16、カッターブロック7による切削屑を受ける
ためのダストカバー17等が固定され、かつこれらを覆う
ための右カバー18が取り付けられている。
前記基台部分の左側から立ち上がる左起立部分は、前記
ベース前後部10a,10bに着脱自在に連結された左カバー1
9で形成されている。
前記左右の起立部分の上部はフレームの上部分となる上
カバー20により連結されている。
固定定盤 前記フレームのローラケース15におけるカッターブロッ
ク設置箇所の前後には、第1図、第2図、第3図、第9
図及び第10図に示されるように、固定定盤である前定盤
5aと後定盤5bが取り付けられている。
前後の定盤5a,5bは夫々前後方向に位置調節可能であ
り、該前後方向に対し所定の角度で傾斜する斜面21a,21
bを介して前記ローラケース15にあてがわれ、スタッド
ボルト22、ナット23、スベリ板24及び座金25により押圧
保持されている。また、前後の各定盤5a,5bの前記ロー
ラケース15と対向する部分にはU字溝26a,26bが形成さ
れ、夫々に偏心軸27a,27bがはめ込まれており、各偏心
軸27a,27bはハンドル28a,28bにより回動せしめられるよ
うになっている。ハンドルはローラケース15に枢支され
ている。
これにより、ハンドル28a,28bを回動させると、偏心軸2
7a,27bがU字溝26a,26b内で回動して各定盤5a,5bを前後
に移動せしめ、カッターブロックによる切削量を調整可
能としている。
カッターブロック,送りローラ及びこれらの駆動機構 カッターブロック7は、フレームの穴4を通過する被加
工材Aを切削するもので、フレームのローラケース15中
に縦置きされ、第7図のようにベアリング29,29を介し
てローラケース15に枢支されている。カッターブロック
7は、第9図のように、円柱状のブロック体7aと、その
中にカッター押え7b,7bにより着脱自在に埋設されたカ
ンナ刃7c,7cとを備えている。
該カッターブロック7の前後には該被加工材Aを後方向
に送る送りローラ8a,8bが該カッターブロック7の軸7d
と平行に縦型で配設されている。各送りローラ8a,8b
は、第4図及び第5図に示されるように、フレームのロ
ーラケース15に夫々角メタル30,30,30,30を介して取り
付けられている。各角メタル30,30,30,30は、ローラケ
ース15に横向きに形成された角穴31,31,31,31中に挿入
され、背後から圧縮コイルバネ32,32,32,32により付勢
され、各角穴31,31,31,31を閉じる如くローラケース15
に螺子33・・・で止着された概略コ字型の保持板34,34,
34,34に押し付けられている。
これにより、送りローラ8a,8bはフレームに対して弾力
的に保持され、フレームの穴4中を通る被加工材Aの表
面と適度な圧力で接触することとなる。
なお、この角メタル30の部分はフレームの上下両部分中
に位置し、被加工材Aに接触することはない。また、送
りローラ8a,8bの中間部分は第9図及び第10図のように
前後の定盤5a,5bに形成された凹溝35,35中に入り込んで
いる。
前記カッターブロック7及び送りローラ8a,8bは、第7
図及び第8図に示されるような駆動機構によって回転す
るようになっている。
即ち、前記モータ16の出力軸に固着された小プーリ36か
らカッターブロック7の軸7dの下端に取り付けられた大
プーリ37に巻掛け媒介節である無端ベルト38によって回
転が伝達され、このカッターブロック7の軸7dの回転が
減速用歯車列39によって一方の送りローラ8bの軸に伝達
され、更にこの送りローラ8bの軸の回転が他の送りロー
ラ8aの軸にスプロケットホイール40,40及び巻掛け媒介
節たるチェーン41によって伝達されるようになってい
る。なお、符号42は張り車である。
減速用歯車列39は、小歯車39a,39c,39eと大歯車39b,39
d,39fを交互に組み合わせることにより構成され、前記
カッターブロック7の切削用回転数を被加工材Aの送り
用回転数まで低下させて前記送りローラ8a,8bを回転さ
せるようになっている。また、この歯車列39はギアケー
ス43で包まれ、その全体はフレームの基台部分中に格納
されている。
前記各送りローラ8a,8bの軸に固定されたスプロケット
ホイール40,40の歯数は同じであり、両送りローラ8a,8b
は相互に同方向に同一回転数で回転するようになってい
る。
しかして、駆動源たるモータ16の軸の回転はベルト38及
びプーリ37によりカッターブロック7に伝達され、該カ
ッターブロックは高速回転しつつ被加工物の表面を切削
する。一方、カッターブロックの回転は歯車列39により
減速されつつ一方の送りローラ8bに伝達され、このロー
ラ8bの回転は他方の送りローラ8aに伝達され、従って両
送りローラ8a,8bは被加工物を適度な速さでカッターブ
ロックに沿って後ろから前に向って送る。
可動定盤とその送り機構 可動定盤6は、前記固定定盤5a,5bと共に被加工材Aを
挟むもので、フレームの左起立部分の側に縦置きされ、
その四隅において水平な送りネジ44,44,44,44と係合し
ている。
送りネジ44,44,44,44は、フレームの左カバー19とロー
ラケース15とに回転のみ許されるように支えられてお
り、左カバー19内においてスプロケットホイール45,45,
45,45が固着されている。そして、スプロケットホイー
ル45,45,45,45間には1本の無端チェーン46が巻回さ
れ、1本の送りネジ44はハンドル47により回転されるよ
うになっている。
このため、ハンドル47を回転することにより全送りネジ
44,44,44,44は同一方向に回転し、可動定盤6を固定定
盤5a,5bに対して接近又は離反させることとなる。
この可動定盤6は、前記固定定盤5a,5bと共に被加工材
Aの厚み出しを行うべきものであるから、各送りネジ4
4,44,44,44のバックラッシを除去し、可動定盤6のガタ
ツキを解消する必要があり、そのため次のような構成が
採用されている。
即ち、第4図及び第5図に示されるように、フレームの
ローラケース15と各送りネジ44,44,44,44の軸支部分と
の間にバックラッシ解消用のリング状板バネ48,48,48,4
8が介装され、可動定盤6と各送りネジ44,44,44,44との
間にバックラッシ解消用のナット49,49,49,49及びリン
グ状板バネ50,50,50,50が介装されている。各ナット49,
49,49,49は可動定盤6に固定される後述の保持板51,51,
51,51に形成された角穴52・・・(第6図)と係合し、
回らないようになっている。
板バネ48,50は、バネ材で出来たリングの一箇所を切断
し、その切断箇所でリングの中心軸に沿って少しばかり
ずらせてなるものである。
なお、後者の板バネ50を省略し、各ナット49,49,49,49
を可動定盤6の面と接触させるようにしてもよい。
これにより、可動定盤6はその移動が常時円滑になると
共にその送り量が正確となり加工精度も向上することと
なる。
可動定盤6の送りを更に正確化し円滑化するため、更に
次のような構成も採用されている。
即ち、第2図及び第3図に示されるように、可動定盤6
の上部中央にガイド溝である凹部53が設けられ、下部両
側にも夫々ガイド溝である凹部54,54が設けられてい
る。そして、これらの凹部53,54,54と係合するガイドレ
ールである凸条55,56,56が前記フレームの上カバー20、
ベース前部10a及びベース後部10bの夫々に左右方向に伸
びる如く設けられている。
これにより、可動定盤6は凸条55,56,56に案内されつつ
円滑に左右動しうることとなる。
なお、凹部53,54,54をフレーム側に、凸条55,56,56を可
動定盤6側に設けるようにしてもよい。
押圧ローラとその押圧装置 前記送りローラ8a,8bと共に被加工材Aを挟む押圧ロー
ラ9a,9bが送りローラ8a,8bに対峙する如く可動定盤6内
に縦型で配設されている。
各押圧ローラ9a,9bは、前記可動定盤6に対し押圧装置
を介して装着されている。
該押圧装置は、各押圧ローラ9a,9bに対し、前記送りロ
ーラ8a,8bによる加圧力よりも大きい平面出し用押圧力
と該加圧力よりも小さい厚み出し用押圧力とのいずれか
一方の押圧力を選択的に発生させるようになっている。
即ち、第4図ないし第6図に示されるように、 各押圧ローラ9a,9bの軸端には、角メタル57,57,57,57が
装着され、各角メタル57,57,57,57は可動定盤6に横向
きに形成された角穴58,58,58,58中に挿入されている。
そして、各角メタル57,57,57,57は背後から第1の圧縮
コイルバネ59,59,59,59により付勢され、角穴58,58,58,
58を閉じる如く可動定盤6に螺子33・・・で止着された
概略コ字型の保持板51,51,51,51に押し付けられてい
る。この第1の圧縮コイルバネ59,59,59,59により、押
圧ローラ9a,9bには厚み出し用押圧力が生じることとな
る。この厚み出し用押圧力は、送りローラ8a,8bの圧縮
コイルバネ32による押圧力よりも小さい。
また、前記角穴58,58,58,58中には第1の圧縮コイルバ
ネ59,59,59,59と同様に角メタル57,57,57,57を押圧する
第2の圧縮コイルバネ60,60,60,60が挿入されている。
この第2の圧縮コイルバネ60,60,60,60は第1の圧縮コ
イルバネ59,59,59,59による押圧力に更に他の押圧力を
付加して平面出し用押圧力を生じさせるためのものであ
る。この平面出し用押圧力は、送りローラ8a,8bの圧縮
コイルバネ32による押圧力よりも大きい。
この第2の圧縮コイルバネ60,60,60,60による押圧力は
スイッチ機構により断続されるようになっている。
即ち、スイッチ機構は第2の圧縮コイルバネ60の中に入
って該バネ先端と係合することにより角メタル57に押し
付けられる押えピン61を有している。各押えピン61の縦
方向に並んだもの同士は、それらの尾部において押圧ロ
ーラ9a,9bと平行に設けられた調整板62によって連結さ
れ、かつ各押えピン61は調整板62に対してストップリン
グ63によって係止されている。また、各調整板62には圧
縮コイルバネ側からカム64が当接するようになってお
り、該カム64は可動定盤6に枢着された水平な支軸65に
固着されている。更に、支軸65はハンドル66により回動
されるようになっている。
これにより、ハンドル66を回してカム64,64を回動させ
ると、調整板62が第2の圧縮コイルバネ60を伸動作せし
め、押えピン61が角メタル57を押圧する。このため、押
圧ローラ9a,9bは第1と第2の圧縮コイルバネ59,60の双
方により送りローラ8a,8bの方に押圧される。この場
合、押圧ローラ9a,9bが被加工材Aを送りローラ8a,8bの
方に押圧する力は、送りローラ8a,8bによる押圧力を上
回り、送りローラ8a,8bは固定定盤5a,5bの定盤面まで引
っ込み、被加工材Aは固定定盤5a,5bの面に接触する。
また、カム64を更に回転させると、第2の圧縮コイルバ
ネ60が縮動作し、押えピン61を角メタル57から離す。こ
のため、押圧ローラ9a,9bは第1の圧縮コイルバネ59の
みにより送りローラ8a,8bの方に押圧されることにな
る。この場合、押圧ローラ9a,9bが被加工材Aを送りロ
ーラ8a,8bの方に押圧する力は、送りローラ8a,8bによる
押圧力を下回り、押圧ローラ9a,9bは可動定盤6中に没
し被加工材Aは可動定盤6の面に接触する。
次に、上記自動カンナ盤の一連の動作について、平面出
しと厚み出しの各場合に分けて説明する。
平面出しの場合 ハンドル28a,28bを回して固定定盤5a,5bの位置を調節
し、位置を定める。
また、他のハンドル66を回して押圧装置の第2の圧縮コ
イルバネ60,60,60,60による付勢力を角メタル57,57,57,
57に作用させる。
更に、他のハンドル47を回して可動定盤6を被加工材A
の厚さに合わせて移動させる。可動定盤は、凹溝53,54
と凸条55,56と案内により円滑かつ正確に基台上を移動
する。
次に、モータ16の起動により、送りローラ8a,8b及びカ
ッターブロック7を夫々一定の回転数で回転させ、被加
工材Aを送る。
被加工材Aは、送りローラ8a,8bとの間に生ずる摩擦力
により当該自動カンナ盤の前から後ろの方に向かって自
動送りされる。そして、その間押圧ローラ9a,9bは送り
ローラ8a,8bよりも大きな力で被加工材Aを押圧するの
で、被加工材Aは固定定盤5a,5bの面に接触しつつカッ
ターブロック7により切削される。これにより、平面出
しがなされることになる。
厚み出しの場合 固定定盤5a,5bの位置調節及び可動定盤6の位置調節は
平面出しの場合と同様であるが、押圧装置については逆
の操作を行う。即ち、押えピン61,61,61,61を角メタル5
7,57,57,57から離して第2の圧縮コイルバネ60,60,60,6
0の押圧作用を解く。
これにより、送りローラ8a,8bによる押圧力の方が押圧
ローラ9a,9bによる押圧力より大きくなり、押圧ローラ9
a,9bは可動定盤6の定盤面まで没し、被加工材Aは可動
定盤6の面に接しつつ走行し、反対側の面が切削される
こととなる。
なお、本実施例では平面出しと厚み出しの両方が可能な
自動カンナ盤について説明したが、厚み出しのみが可能
な自動カンナ盤であってもよい。
また、本実施例ではカッターブロック、可動定盤等が縦
置きされた自動カンナ盤について説明したが、カッター
ブロック、可動定盤等が横置きされた自動カンナ盤であ
ってもよい。
〔考案の効果〕
本第1の考案に係る自動カンナ盤は、以上のように、被
加工材を切削するカッターブロックを支持するためのケ
ースと前記被加工材を案内する定盤とが相互に送りネジ
により連結され、前記ケース及び定盤のうち一方が基台
上に固定され、他方が前記送りネジの回転により前記基
台上を移動可能とされた自動カンナ盤において、前記ケ
ース及び定盤のうち前記基台上に固定される方と前記送
りネジとの間にバックラッシ解消用の板バネが介装さ
れ、移動可能な方と前記送りネジとの間にはバックラッ
シ解消用のナットが介装されているので、ケースと定盤
との間隔の大きさの如何を問わず、これらと送りネジと
の間に常時同じ大きさの力を掛けることができる。従っ
て、定盤等の移動を常時円滑にし、送り量も正確にして
加工精度を向上を図ることができる。
また、本第2の考案に係る自動カンナ盤は、本第1の考
案における移動可能なケース又は定盤とナットとの間に
更に板バネが介装されてなるので、ケース又は定盤とナ
ットとの間のバックラッシをより簡易に解消することが
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第11図は本考案に係る自動カンナ盤の一実
施例を示し、第1図はその正面図、第2図は上カバーを
取り外した状態の平面図、第3図は左カバーを取り外し
た状態の左側面図、第4図は第3図中IV−IV線矢視図、
第5図は第3図中V−V線矢視図、第6図は押圧ローラ
の押圧装置を示す部分切欠水平断面図、第7図はカッタ
ーブロック等の駆動機構を示す第2図中VII−VII線矢視
図、第8図は該駆動機構の底面図、第9図は第1図中IX
−IX線矢視図、第10図は、第9図で示される部分を側面
から見た部分切欠立面図、第11図は第1図中XI−XI線矢
視図である。 A…被加工材、5a,5b…固定定盤、6…可動定盤、7…
カッターブロック、8a,8b…送りローラ、9a,9b…押圧ロ
ーラ、15…ローラケース、16…モータ、19…左カバー、
20…上カバー、30…角メタル、31…角穴、32…圧縮コイ
ルバネ、34…保持板、36…小プーリ、37…大プーリ、38
…無端ベルト、39…減速用歯車列、40…スプロケットホ
イール、41…チェーン、43…ギアケース、44…送りネ
ジ、45…スプロケットホイール、46…無端チェーン、47
…ハンドル、48…板バネ、49…ナット、50…板バネ、51
…保持板、52…角穴、53,54…凹溝、55,56…凸条、57…
角メタル、58…角穴、59…第1の圧縮コイルバネ、60…
第2の圧縮コイルバネ、61…押えピン、62…調整板、63
…ストップリング、64…カム、65…支軸、66…ハンド
ル。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工材を切削するカッターブロックを支
    持するためのケースと前記被加工材を案内する定盤とが
    相互に送りネジにより連結され、前記ケース及び定盤の
    うち一方が基台上に固定され、他方が前記送りネジの回
    転により前記基台上を移動可能とされた自動カンナ盤に
    おいて、前記ケース及び定盤のうち前記基台上に固定さ
    れる方と前記送りネジとの間にバックラッシ解消用の板
    バネが介装され、移動可能な方と前記送りネジとの間に
    はバックラッシ解消用のナットが介装されていることを
    特徴とする自動カンナ盤。
  2. 【請求項2】前記移動可能なケース又は定盤と前記ナッ
    トとの間に更に板バネが介装されていることを特徴とす
    る自動カンナ盤。
JP9142190U 1990-08-30 1990-08-30 自動カンナ盤 Expired - Lifetime JPH0732002Y2 (ja)

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JP9142190U JPH0732002Y2 (ja) 1990-08-30 1990-08-30 自動カンナ盤
EP91307932A EP0481595B1 (en) 1990-08-30 1991-08-29 Automatic planing machine
DE69114664T DE69114664T2 (de) 1990-08-30 1991-08-29 Automatische Hobelmaschine.
US07/752,075 US5176190A (en) 1990-08-30 1991-08-29 Automatic planing machine
AU83449/91A AU644676B2 (en) 1990-08-30 1991-08-29 Automatic planing machine

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