JP3045338B2 - 自動カンナ盤 - Google Patents

自動カンナ盤

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JP3045338B2
JP3045338B2 JP19299691A JP19299691A JP3045338B2 JP 3045338 B2 JP3045338 B2 JP 3045338B2 JP 19299691 A JP19299691 A JP 19299691A JP 19299691 A JP19299691 A JP 19299691A JP 3045338 B2 JP3045338 B2 JP 3045338B2
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  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工材の厚み出しと
平面出しの双方を同一箇所で行うことができる自動カン
ナ盤に関する。
【0002】
【従来の技術】被加工材の厚み出しと平面出しの双方を
行うことができる自動カンナ盤としては、従来、特公昭
57−30642号公報に示されるようなものがある。
【0003】これは、カンナ刃を備えた回転胴の前後に
配置された定盤に加え、更にその下方に被加工材の送り
ローラと、回転胴及び送りローラに対して接近したり離
れたりすることのできる可動ベースを配置してなるもの
で、被加工材の平面出しは定盤の上面に沿って被加工材
を送ることによりその下面を回転胴で切削することによ
り行い、厚み出しは可動ベースの上面に沿って送りロー
ラで被加工材を送りつつその上面を回転胴で切削するよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の自動カンナ盤は、平面出しは定盤の上で、厚み出し
は可動ベースの上で夫々行うようになっているので、そ
れだけ機械が大型化し、また、回転胴の上と下を使って
切削するので相互に逆向きに被加工材を送らざるを得ず
場所を多く取るという問題がある。
【0005】また、定盤上で行う平面出しは被加工材を
手押しで送らざるを得ないという問題もある。本発明は
このような問題点を解決し、厚み出しと平面出しの双方
を同一箇所でできるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本第1の発明は、被加工材を切削するカッタ
ーブロックと、このカッターブロック側に被加工材の平
面出しを行う平面出し定盤を設け、この平面出し定盤に
所定間隔を配して被加工材の厚み出しを行う厚み出し定
盤を対峙させ、前記両定盤間に前記被加工材を両定盤の
いずれか一方に選択的に押圧する押圧手段を設けた構成
を採用し、本第2の発明は、前記押圧手段はカッターブ
ロックの前後に配設され、被加工材を送るためにそれに
対して一定の押圧力を有する送りローラと、前記厚み出
し定盤に設けられ、この送りローラと協働して被加工材
を挟持し、前記送りローラの押圧力よりも強い押圧力と
弱い押圧力のいずれか一方の押圧力を選択的に発生させ
る押圧装置とからなる構成を採用し、本第3の発明は、
カッターブロック、送りローラ、押圧装置、厚み出し定
盤、平面出し定盤が縦置きされた構成を採用し、本第4
の発明は、前記押圧装置が複数個の押圧ローラを備えた
構成を採用し、本第5の発明は、前記押圧装置が複数個
の材料押え板を備えた構成を採用し、本第6の発明は、
前記押圧装置が厚み出し定盤全面を覆う材料押え壁板を
備えた構成を採用し、本第7の発明は、前記押圧装置
が、前記一定の押圧力よりも弱い押圧力を生じさせる第
1のバネと該第1のバネによる押圧力に更に他の押圧力
を付加して前記一定の押圧力よりも強い押圧力を生じさ
せる第2のバネとを備え、かつ前記第2のバネによる押
圧力の付加を断続させる切替機構を備えた構成を採用
し、本第8の発明は、前記切替機構が、前記第2のバネ
と係合した押えピンと、該押えピンと係合して前記第2
のバネを前記送りローラ又は前記押圧ローラに対して接
触させるか又は離反させる前記平面出し定盤又は前記厚
み出し定盤に枢支されたカムとを備えた構成を採用し、
本第9の発明は、前記切替機構が、スライド方式の作動
板によって動作するようにした構成を採用し、本第10
の発明は、前記切替機構をスライド方式の作動板によっ
て動作させたときに、前記送りローラ又は押圧ローラを
僅かに定盤内に引込むようにした構成を採用し、本第1
1の発明は、本第2の発明の送りローラが、被加工材を
下方に押し付け得るよう少なくとも被加工材挿入側のも
のにつき当該自動カンナ盤の下部基準面に対して傾斜せ
しめられた構成を採用している。
【0007】
【作用】本第1の発明において、押圧手段により被加工
材を平面出しの場合は平面出し用定盤に、厚み出しの場
合は厚み出し用定盤に選択的に押し付ける。前記両定盤
は所定間隔を配して対峙しているので厚み出しと平面出
しを同一箇所で簡単に行うことができる。
【0008】本第2の発明において、押圧部材の押圧力
を送りローラによる一定の押圧力よりも強い平面出し用
押圧力に設定すれば、被加工材は平面出し用定盤に接触
しつつ切削され、被加工材の平面出し加工がなされる。
反対に、送りローラの一定の押圧力よりも弱い厚み出し
用押圧力(厚み出し押圧力がゼロの場合も含む)に設定
すれば、被加工材は厚み出し用定盤に接触しつつその定
盤と反対側の面が切削され、被加工材の厚み出しがなさ
れる。
【0009】本第3の発明において、カッターブロック
等は縦置きとなっているので、被加工材の自重がカッタ
ーブロックに作用しなくなる。従って、加工面の精度を
高めることができる。
【0010】本第4乃至第6の発明において、押圧部材
を複数個の押圧ローラ、材料押え板、厚み出し定盤全面
を被う材料押え板で構成したので、被加工材が安定して
各定盤に押え付けられるので、加工精度が向上する。
【0011】本第7の発明において、押圧装置のスイッ
チ機構が一方に切り替えられると第2のバネが押圧部材
に作用し、押圧部材は第1のバネの力に加え第2のバネ
の力をも受けて平面出し用押圧力を生じる。切替機構が
逆に切り替えられると、第2のバネの付勢が断たれ、第
1のバネによる押圧力のみが押圧部材に作用し、押圧
は厚み出し用押圧力を生じる。
【0012】本第8の発明によれば、カムが一方に回さ
れると、押えピンが第2のバネの圧縮力を押圧部材に伝
達し、これにより押圧部材は平面出し用押圧力を生ず
る。カムが他方に回されると、押えピンが第2のバネの
押圧作用を解く。これにより押圧部材は厚み出し用押圧
力を生ずる。
【0013】本第9の発明によれば、作動板をスライド
方式としたので、スイッチ機構を動作させるハンドルの
設置に自由度が増す。本第10の発明によれば、スイッ
チ機構を動作させるときに押圧部材を定盤内に引込むよ
うにしたので、被加工材の厚み出し挿入時に被加工材の
先端の引っ掛かりを防止できる。
【0014】本第11の発明によれば、送りローラは斜
めになって回転するので、被加工材は下向きに押し付け
られつつ走行する。従って、それだけ加工精度が向上す
ることとなる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る自動カン
ナ盤の好ましい実施例について説明する。
【0016】図1乃至図3に示されるように、この自動
カンナ盤の備えるフレームの中央には被加工材Aの通る
穴4が前後方向に貫通している。フレームの右起立部分
には被加工材Aの平面出しを行う際に使用する平面出し
用定盤たる固定定盤5が縦置きで設置され、左起立部分
内には固定定盤5と対峙する、厚み出しを行う際に使用
する厚み出し定盤たる可動定盤6が設置されている。
【0017】また、前記固定定盤5の中央部には、被加
工材Aを切削するカッターブロック7が縦置きで設けら
れると共にその前後に該被加工材Aを一方向に送る送り
ローラ8a,8bが配設されている。一方、前記可動定
盤6には、前記送りローラ8a,8bと共に被加工材A
を挟む押圧ローラ9a,9bが送りローラ8a,8bに
対峙する如く配設され、押圧ローラ9a,9bを送りロ
ーラ8a,8bの方に向かって付勢する付勢装置が設け
られている。
【0018】更に、フレームの下部分には前記可動定盤
6を固定定盤5a,5bに対して接近又は離反させるた
めの送り機構、前記カッターブロック等を回転させるた
めの駆動機構が設けられている。
【0019】次に、前記各部について更に詳しく説明す
る。フレーム フレームは、前述のように中心に被加工材Aの通り穴4
を有することから大概横倒しにした角筒状となってお
り、図1乃至図3に示されるように、その下部分はベー
ス前部10aとベース後部10bとが前後方向に伸びる
ブラケット11により連結されることにより構成されて
いる。また、ベース前部10a及びベース後部10bに
は被加工材Aを支えるための水平なガイド板12a,1
2bが夫々連結され、左右のブラケット11,11間に
は被加工材Aの送りローラ13a,13b及び受け台1
4が掛け渡されている。
【0020】前記下部分の右側から立ち上がる右起立部
分は、図9及び図10に示されるように、カッターブロ
ック7及び送りローラ8a,8bのケースともなるケー
ス15でその本体部が構成されている。該ケース15は
前記ベース前後部10a,10bにボルト止めされてい
る。また、その被加工材通り穴4側の中央部分にはカッ
ターブロック7の収納空室が形成されている。さらに、
被加工材通り穴Aと反対側にはカッターブロック7等を
駆動するためのモータ16、カッターブロック7による
切削屑を受けるためのダストカバー17等が固定され、
かつこれらを覆うための右カバー18が取り付けられて
いる。
【0021】前記下部分の左側から立ち上がる左起立部
分は、前記ベース前後部10a,10bに着脱自在に連
結された左カバー19(図2)で形成されている。前記
左右の起立部分の上部はフレームの上部分となる上カバ
ー20により連結されている(図1,図3)。
【0022】固定定盤 前記フレームのケース15におけるカッターブロック設
置箇所の前後には、図1、図2、図3、図9及び図10
に示されるように、平面出し用の固定定盤である前定盤
5aと後定盤5bが取り付けられている。
【0023】前後の定盤5a,5bは夫々前後方向に位
置調節可能であり、該前後方向に対し所定の角度で傾斜
する斜面21a,21bを介して前記ケース15にあて
がわれ、スタッドボルト22、ナット23、スベリ板2
4及び座金25により押圧保持されている。また、前後
の各定盤5a,5bの前記ケース15と対向する部分に
はU字溝26a,26bが形成され、夫々に偏心軸27
a,27bがはめ込まれており、各偏心軸27a,27
bはハンドル28a,28b(図1,図3)により回動
せしめられるようになっている。ハンドルはケース15
に枢支されている。
【0024】これにより、ハンドル28a,28bを回
動させると、偏心軸27a,27bがU字溝26a,2
6b内で回動して各定盤5a,5bを前後に移動せし
め、カッターブロックによる切削量を調整可能としてい
る。
【0025】カッターブロック,送りローラ及びこれら
の駆動機構 カッターブロック7は、フレームの穴4を通過する被加
工材Aを切削するもので、フレームのケース15中に縦
置きされ、図7のようにベアリング29,29を介して
ケース15に枢支されている。カッターブロック7は、
図9のように、円柱状のブロック体7aと、その中にカ
ッター押え7b,7bにより着脱自在に埋設されたカン
ナ刃7c,7cとを備えている。
【0026】該カッターブロック7の前後には該被加工
材Aを後方向に送る送りローラ8a,8bが該カッター
ブロック7の軸7dと平行に縦型で配設されている。各
送りローラ8a,8bは、図4及び図5に示されるよう
に、フレームのケース15に夫々角メタル30,30,
30,30を介して取り付けられている。各角メタル3
0,30,30,30は、ケース15に横向きに形成さ
れた角穴31,31,31,31中に挿入され、背後か
ら圧縮コイルバネ32,32,32,32により付勢さ
れ、各角穴31,31,31,31を閉じる如くケース
15に螺子33・・・で止着された概略コ字型の保持板
34,34,34,34に押し付けられている。
【0027】これにより、送りローラ8a,8bはフレ
ームに対して弾力的に保持され、フレームの穴4中を通
る被加工材Aの表面と適度な一定の押圧力で接触するこ
ととなる。
【0028】なお、この角メタル30の部分はフレーム
の上下両部分中に位置し、被加工材Aに接触することは
ない。また、送りローラ8a,8bの中間部分は図9及
び図10のように前後の定盤5a,5bに形成された凹
溝35,35中に入り込んでいる。
【0029】前記カッターブロック7及び送りローラ8
a,8bは、図7及び図8に示されるような駆動機構に
よって回転するようになっている。即ち、前記モータ1
6の出力軸に固着された小プーリ36からカッターブロ
ック7の軸7dの下端に取り付けられた大プーリ37に
無端ベルト38によって回転が伝達され、このカッター
ブロック7の軸7dの回転が減速用歯車列39によって
一方の送りローラ8bの軸に伝達され、更にこの送りロ
ーラ8bの軸の回転が他の送りローラ8aの軸にスプロ
ケットホイール40,40及びチェーン41によって伝
達されるようになっている。なお、符号42は張り車で
ある。
【0030】減速用歯車列39は、小歯車39a,39
c,39eと大歯車39b,39d,39fを交互に組
み合わせることにより構成され、前記カッターブロック
7の切削用回転数を被加工材Aの送り用回転数まで低下
させて前記送りローラ8a,8bを回転させるようにな
っている。また、この歯車列39はギアケース43で包
まれ、その全体はフレームの下部分中に格納されてい
る。
【0031】前記各送りローラ8a,8bの軸に固定さ
れたスプロケットホイール40,40の歯数は同じであ
り、両送りローラ8a,8bは相互に同方向に同一回転
数で回転するようになっている。
【0032】可動定盤とその送り機構 可動定盤6は、前記固定定盤5a,5bと共に被加工材
Aを挟むもので、フレームの左起立部分の側に縦置きさ
れ、その四隅において水平な送りネジ44,44,4
4,44と係合している。
【0033】送りネジ44,44,44,44は、フレ
ームの左カバー19とケース15とに回転可能に支えら
れており、左カバー19内においてスプロケットホイー
ル45,45,45,45が固着されている。そして、
スプロケットホイール45,45,45,45間には1
本の無端チェーン46(図4)が巻回され、1本の送り
ネジ44はハンドル47(図1)により回転されるよう
になっている。
【0034】このため、ハンドル47を回転することに
より全送りネジ44,44,44,44は同一方向に回
転し、可動定盤6を固定定盤5a,5bに対して接近又
は離反させることとなる。
【0035】この可動定盤6は、前記固定定盤5a,5
bと共に被加工材Aの厚み出しを行うべきものであるか
ら、各送りネジ44,44,44,44のバックラッ
除去し、可動定盤6のガタツキを解消する必要があ
り、そのため次のような構成が採用されている。
【0036】即ち、図4及び図5に示されるように、フ
レームのケース15と各送りネジ44,44,44,4
4の軸支部分との間にバックラッシ解消用のリング状板
バネ48,48,48,48が介装され、可動定盤6と
各送りネジ44,44,44,44との間にバックラッ
シ解消用のナット49,49,49,49及びリング状
板バネ50,50,50,50が介装されている。各ナ
ット49,49,49,49は可動定盤6に固定される
後述の保持板51,51,51,51に形成された角穴
52・・・(図6)と係合し、回らないようになってい
る。板バネ48,50は、バネ材で出来たリングの一箇
所を切断し、その切断箇所でリングの中心軸に沿って少
しばかりずらせてなるものである。
【0037】なお、後者の板バネ50を省略し、各ナッ
ト49,49,49,49を可動定盤6の面と接触させ
るようにしてもよい。これにより、可動定盤6はその移
動が常時円滑になると共にその送り量が正確となり加工
精度も向上することとなる。
【0038】可動定盤6の送りを更に正確化し円滑化す
るため、更に次のような構成も採用されている。即ち、
図2及び図3に示されるように、可動定盤6の上部中央
に凹部53が設けられ、下部両側にも夫々凹部54,5
4が設けられている。そして、これらの凹部53,5
4,54と係合する凸条55,56,56が前記フレー
ムの上カバー20、ベース前部10a及びベース後部1
0bの夫々に左右方向に伸びる如く設けられている。
【0039】これにより、可動定盤6は凸条55,5
6,56に案内されつつ円滑に左右動しうることとな
る。なお、凹部53,54,54をフレーム側に、凸条
55,56,56を可動定盤6側に設けるようにしても
よい。
【0040】押圧ローラとその押圧装置 前記送りローラ8a,8bと共に被加工材Aを挟む押圧
ローラ9a,9bが送りローラ8a,8bに対峙する如
く可動定盤6内に縦型で配設されている。
【0041】各押圧ローラ9a,9bは、前記可動定盤
6に対し押圧装置を介して装着されている。該押圧装置
は、各押圧ローラ9a,9bに対し、前記送りローラ8
a,8bによる一定の押圧力よりも強い平面出し用押圧
力と該一定の押圧力よりも弱い厚み出し用押圧力とのい
ずれか一方の押圧力を選択的に発生させるようになって
いる。
【0042】即ち、図4乃至図6に示されるように、各
押圧ローラ9a,9bの軸端には、角メタル57,5
7,57,57が装着され、各角メタル57,57,5
7,57は可動定盤6に横向きに形成された角穴58,
58,58,58中に挿入されている。
【0043】そして、各角メタル57,57,57,5
7は背後から第1の圧縮コイルバネ59,59,59,
59により付勢され、角穴58,58,58,58を閉
じる如く可動定盤6に螺子33・・・で止着された概略
コ字型の保持板51,51,51,51に押し付けられ
ている。この第1の圧縮コイルバネ59,59,59,
59により、押圧ローラ9a,9bには厚み出し用押圧
力が生じることとなる。この厚み出し用押圧力は、送り
ローラ8a,8bの圧縮コイルバネ32による押圧力よ
りも小さい。
【0044】また、前記角穴58,58,58,58中
には第1の圧縮コイルバネ59,59,59,59と同
様に角メタル57,57,57,57を押圧する第2の
圧縮コイルバネ60,60,60,60が挿入されてい
る。この第2の圧縮コイルバネ60,60,60,60
は第1の圧縮コイルバネ59,59,59,59による
押圧力に更に他の押圧力を付加して平面出し用押圧力を
生じさせるためのものである。この平面出し用押圧力
は、送りローラ8a,8bの圧縮コイルバネ32による
押圧力よりも大きい。
【0045】この第2の圧縮コイルバネ60,60,6
0,60による押圧力は切替機構により断続されるよう
になっている。即ち、切替機構は第2の圧縮コイルバネ
60,60,60,60の中に入って該バネ先端と係合
することにより角メタル57,57,57,57に押し
付けられる押えピン61,61,61,61を有してい
る。各押えピン61,61,61,61の縦方向に並ん
だもの同士は、それらの尾部において押圧ローラ9a,
9bと平行に設けられた調整板62,62によって連結
され、かつ各押えピン61,61,61,61は調整板
62,62に対してストップリング63・・・によって
係止されている。また、各調整板62,62には圧縮コ
イルバネ側からカム64,64が当接するようになって
おり(図11)、該カム64,64は可動定盤6に枢着
された水平な支軸65に固着されている。更に、支軸6
5はハンドル66(図11)により回動されるようにな
っている。
【0046】これにより、ハンドル66を回してカム6
4,64を所定の方向に回動させると、調整板62,6
2が実線の位置に至って第2の圧縮コイルバネ60,6
0,60,60を伸動作せしめる。従って押えピン6
1,61,61,61が角メタル57,57,57,5
7を押圧する。このため、押圧ローラ9a,9bは第1
と第2の圧縮コイルバネ59,59,59,59,6
0,60,60,60の双方により送りローラ8a,8
bの方に押圧されることになる。この場合、押圧ローラ
9a,9bが被加工材Aを送りローラ8a,8bの方に
押圧する力は、送りローラ8a,8bによる押圧力を上
回り、送りローラ8a,8bは固定定盤5a,5bの定
盤面まで引っ込み、被加工材Aは固定定盤5a,5bの
面に接触する。
【0047】また、カム64,64を更に回転させる
と、調整板62,62が押えピン61,61,61,6
1をその後方に引き、第2の圧縮コイルバネ60,6
0,60,60を縮動作せしめ、従って押えピン61,
61,61,61が角メタル57,57,57,57か
ら離れる。このため、押圧ローラ9a,9bは第1の圧
縮コイルバネ59,59,59,59のみにより送りロ
ーラ8a,8bの方に押圧されることになる。この場
合、押圧ローラ9a,9bが被加工材Aを送りローラ8
a,8bの方に押圧する力は、送りローラ8a,8bに
よる押圧力を下回り、押圧ローラ9a,9bは可動定盤
6中に没し被加工材Aは可動定盤6の面に接触する。
【0048】なお、図3に示されるように、押圧ローラ
9a,9b及び送りローラ8a,8bは、被加工材Aを
下方に押し付け得るよう当該自動カンナ盤のフレーム下
部分により形成される下部基準面に対して角度θ°だけ
傾斜せしめられている。この角度θ°の傾斜は、被加工
材挿入穴4の入り口側の押圧ローラ9a及び送りローラ
8aについてのみ行ってもよい。
【0049】次に、上記実施例の自動カンナ盤の一連の
動作について、平面出しと厚さ出しの各場合に分けて説
明する。平面出しの場合 ハンドル28a,28bを回して固定定盤5a,5bの
位置を調節し、位置を定める。
【0050】また、他のハンドル66を回して押圧装置
の第2の圧縮コイルバネ60,60,60,60による
付勢力を角メタル57,57,57,57に作用させ
る。更に、他のハンドル47を回して可動定盤6を被加
工材Aの厚さに合わせて移動させる。
【0051】次に、モータ16の起動により、送りロー
ラ8a,8b及びカッターブロック7を夫々一定の回転
数で回転させ、被加工材Aを送る。被加工材Aは、送り
ローラ8a,8bとの間に生ずる摩擦力により当該自動
カンナ盤の前から後ろの方に向かって自動送りされる。
そして、その間押圧ローラ9a,9bは送りローラ8
a,8bよりも強い力で被加工材Aを押圧するので、被
加工材Aは固定定盤5a,5bの面に接触しつつカッタ
ーブロック7により切削される。これにより、平面出し
がなされることになる。
【0052】厚み出しの場合 固定定盤5a,5bの位置調節及び可動定盤6の位置調
節は平面出しの場合と同様であるが、押圧装置について
は逆の操作を行う。即ち、押えピン61,61,61,
61を角メタル57,57,57,57から離して第2
の圧縮コイルバネ60,60,60,60の押圧作用を
解く。
【0053】これにより、送りローラ8a,8bによる
押圧力の方が押圧ローラ9a,9bによる押圧力より強
くなり、押圧ローラ9a,9bは可動定盤6の定盤面ま
で没し、被加工材Aは可動定盤6の面に接しつつ走行
し、反対側の面が切削されることとなる。
【0054】前記押圧ローラ9a,9bの押圧力を変化
させる押圧装置をなす切替機構は、図12乃至図15に
示すような構造のものでもよい。すなわち、図12乃至
図14において、可動定盤6の上下には、上下のローラ
支持板100,101が設けられ、このローラ支持板1
00,101によって押圧ローラ9a,9bが回転自在
に支持されている。前記上下ローラ支持板100,10
1からは折曲部102,103がそれぞれ可動定盤6の
上下方向中央部側に伸び、この折曲部102,103に
押え軸104,105のヘッドが固着され、この押え軸
104,105に押えスリーブ106,107が外嵌し
ている。この押えスリーブ106,107の前端にはフ
ランジ108,109が設けられている。前記押えスリ
ーブ106,107は可動定盤のフレームの上下部に設
けた筒状穴110,111内を貫通して左右方向に伸
び、前記筒状穴110,111内に第1の圧縮コイルバ
ネ112,113が設けられ、第1の圧縮コイルバネ1
12,113の前端は前記折曲部102,103に当接
し、その後端は筒状穴110,111の底壁に当接して
いる。一方、前記第1の圧縮コイルバネ112,113
の内側には第2の圧縮コイルバネ114,115が前記
押えスリーブ106,107に外嵌し、その前端は押え
スリーブ106の前端のフランジ108に当接し、その
後端は筒状穴110,111の底壁に当接している。
【0055】前記押えスリーブ106,107の後端部
はストップリング120,121を介して調整板122
に連結され、この調整板122は上下の押えスリーブ1
06,107を連結している。
【0056】前記押え軸104,105の後端には、前
記押えスリーブ106,107の後端から所定の間隔を
配してダブル止めナット123,124が取付けられて
いる。また、前記押え軸104の下方には、ガイドボル
ト125が設けられ、このガイドボルト125は前記調
整板122の左右動のガイドをするとともに、そのヘッ
ドによって調整板122の図13における左方向への移
動範囲を調整可能に規制している。
【0057】前記可動定盤6の上下方向中央部には、横
方向に押圧装置を作動させる作動板130が左右方向に
所定範囲でスライド可能に設けられ、この作動板130
可動定盤6から突出した一端にハンドル131が取付
けられている。前記作動板130は可動定盤6のフレー
ムのガイド部132に沿って長穴130aとボルトbと
の案内作用によって左右に移動し、その各調整板122
に対応する所定位置には、図12および図14に示すよ
うに作動隆起部133,133が設けられ、この作動隆
起部133が各調整板122,122の中央部に形成し
た突起122a,122aに当接したときに、前記調整
板122が可動定盤6の外方に移動して図14に示すよ
うに押圧ローラ9a,9bを可動定盤6の内側方向に引
っ込めるとともに押圧ローラ9a,9bの前記両圧縮コ
イルバネ112,113,114,115による押圧力
を変化させる。
【0058】次に、作用について説明する。先ず、平面
出しの場合においては、図12、図13,図15に示す
ように、各調整板122の突起122aは作動板130
の作動隆起部133から外れており、このときには、各
調整板122は厚み出し用の可動定盤6の外壁6aに当
接し、筒状穴110,111内に収納された第1および
第2圧縮コイルバネ112,113,114,115の
両方のコイルバネのバネ力が押圧ローラ9a,9bに加
わることとなり、押圧ローラ9a,9bが被加工材側へ
可動定盤6から突出して被加工材を平面出し用定盤5に
押し付ける。前記両圧縮コイルバネの付勢力は平面出し
定盤5側の送りローラ8a,8bのコイルバネ32の付
勢力を越えるので、送りローラ8a,8bは被加工材に
押されて平面出し定盤5内に引っ込む。こうして平面出
しが行なわれる。
【0059】次に、厚み出しの場合について説明する。
この場合においては、前記作動板130を図12におい
てハンドル131を把持して図上右側へ移動させて、そ
の作動隆起部133と調整板122の突起122aとを
当接しめる。このときには、図14に示すように、調整
板122は左側へ移動し、先ず押えスリーブ106,1
07が押え軸104,105上を左側へ摺動して、その
後端がダブル止めナット123,124に当接し、この
とき前記押えスリーブ106,107は第2の圧縮コイ
ルバネ114,115を縮めながら折曲部102,10
3から離れる。この状態から更に調整板122が図上左
側へ移動すると2つの圧縮コイルバネ112,113,
114,115を縮めながら、ローラ支持板100,1
01を作動せしめて押えローラ9a,9bを可動定盤
側へ僅かに引っ込める。そして、前記調整板122の左
側への移動はガイドボルト125のヘッドに当接して停
止する。この状態では、押圧ローラ9a,9bは平面出
し時より僅かに可動定盤6内へ引っ込んだ状態で、か
つ、押圧ローラ9a,9bには第1の圧縮コイルバネ1
12,113のバネ力のみが加わっている。前記第1の
圧縮コイルバネ112のバネ力は送りローラ8a,8b
のバネ力よりも小さく設定されているので、被加工材に
より押圧ローラ9a,9bは厚み出し用定盤6の厚み出
し面より内側に引っ込んで、正確な厚み出しが可能とな
る。
【0060】このように、作動板130をスライド方式
とすれば図11に示すように、回転ハンドル66とカム
64により調整板62を作動させるものに対し、作動板
のハンドル131の移動軌跡が回転ハンドル66に比較
して小さくなるものでスペースか節約できる。また、厚
み出しの場合に押圧ローラ9a,9bの可動定盤6に対
する突出量が変えられるので、被加工材を入れたときに
押圧ローラが被加工材の先端に引っ掛かることがなく、
スムースな被加工材の送りが可能となり加工精度が向上
する。
【0061】なお、前記スライド方式の作動板を図4乃
至図6に示すタイプの押圧ローラ9a,9bの押圧力を
切換える切替機構に応用することも可能である。押圧ロ
ーラを3個以上、例えば図16に示すように個の押え
ローラ9a〜9eを設けるようにすれば、送りローラに
対向しない位置でも被加工材を押えることができ、押え
ローラの作用を確実にすることができ加工精度が向上す
る。更に、図17に示すように、押えローラ9aを1個
設け、他の押えローラの代わりに押圧装置を備えた押え
板210を設けてもよく、図18に示すように、2個の
押えローラの代わりに、2個の押え板210,210を
使用してもよく、図19に示すように、切替機構221
を備えた定盤面全体を覆う押え壁板220を使用すれ
ば、平面出しの場合被加工材を均一に平面出し用定盤に
押し付けることができ加工精度が向上する。
【0062】なお、上記実施例においてカッターブロッ
ク7、送りローラ8a,8b、押圧ローラ9a,9b等
は横置きにすることもできる。また、上記実施例におい
て、図4乃至図6に示される押圧装置は、押圧ローラ9
a,9b側のものを除去し、送りローラ8a,8bの方
に設けることもできる。
【0063】その場合は、前述のごとく、押圧装置の切
替機構が一方に切り替えられると第2のバネが送りロー
ラに作用して、送りローラは第1のバネの力に加え第2
のバネの力をも受けて厚み出し用押圧力を生じる。切替
機構が逆に切り替えられると、第2のバネの付勢が断た
れ、第1のバネによる押圧力のみが送りローラに作用
し、送りローラは平面出し用押圧力を生じることとな
る。
【0064】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、カッターブロックに対して同じ場所で平面出しと
厚み出しの双方を行うことができ、しかも被加工材はい
ずれの加工においてもカンナ盤の前側から送給すること
ができる。従って、カンナ盤をコンパクト化することが
でき、場所もとらない。また、平面出し加工は従来手押
しによって行っているが、本発明によれば自動送りが可
能になる。
【0065】また、各部材を縦置きにすれば、被加工材
の自重により押圧力が変化しない。従って、加工精度が
向上し、被加工材の送りも確実になる。更に、押圧装置
を多数の押圧ローラ、押え板等で構成すれば、被加工材
の押圧動作が確実となるし、押圧装置を第1のバネと第
2のバネで構成すれば、第2のバネの付勢と消勢の切り
替えのみで平面出しと厚み出しの加工の切り替えを行う
ことができる。従って、構造が簡素であり、メンテナン
スも容易である。
【0066】加えて、切替機構をカムで動作させれば、
第2のバネの付勢と消勢の切り替えをワンタッチで行う
ことができ、作業の迅速化を図ることができ、スイッチ
機構をスライド方式の作動板で形成すれば、設置スペー
スに自由度がでるし、スイッチ機構を動作させるとき
に、押圧ローラ又は送りローラを定盤内に僅かに引っ込
めれば、被加工材の挿入時の引っ掛かりを防止できる。
【0067】そして、送りローラを傾斜せしめれば、そ
の送りローラの少なくとも被加工材挿入側のものが被加
工材を下方の基準面に押し付けるので、それだけ加工精
度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動カンナ盤の一実施例を示す正
面図である。
【図2】本発明に係る自動カンナ盤の上カバーを取り外
した状態の平面図である。
【図3】本発明に係る自動カンナ盤の左カバーを取り外
した状態の左側面図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視図である。
【図5】図3のV−V線矢視図である。
【図6】本発明に係る自動カンナ盤の押圧ローラの押圧
装置を示す部分切欠水平断面図である。
【図7】本発明に係る自動カンナ盤のカッターブロック
等の駆動機構を示す図2のVII−VII 線矢視図である。
【図8】本発明に係る自動カンナ盤の該駆動機構の底面
図である。
【図9】図1のIX−IX線矢視図である。
【図10】図9で示される部分を側面から見た部分切欠
立面図である。
【図11】図1のXI−XI線矢視図である。
【図12】本発明に係る切替機構の他の実施例を示す
動定盤の正面図である。
【図13】平面出し時における図12のXIII−XIII線断
面図である。
【図14】厚み出し時における図12のXIII−XIII線断
面図である。
【図15】図12に示した可動定盤の平面図である。
【図16】多数の押圧ローラを備えた可動定盤の平面図
である。
【図17】1個の押圧ローラと1個の押え板とを備えた
可動定盤の平面図である。
【図18】2個の押え板を備えた可動定盤の平面図であ
る。
【図19】被加工材の案内面全体を被う押え板を備えた
可動定盤の平面図である。
【符号の説明】
A…被加工材 5a,5b…固定定盤 6…可動定盤 7…カッターブロック 8a,8b…送りローラ 9a,9b…押圧ローラ 15…ケース 16…モータ 19…左カバー 20…上カバー 30…角メタル 31…角穴 32…圧縮コイルバネ 34…保持板 36…小プーリ 37…大プーリ 38…無端ベルト 39…減速用歯車列 40…スプロケットホイール 41…チェーン 43…ギアケース 44…送りネジ 45…スプロケットホイール 46…無端チェーン 47…ハンドル 48…板バネ 49…ナット 50…板バネ 51…保持板 52…角穴 53,54…凹部 55,56…凸条 57…角メタル 58…角穴 59…第1の圧縮コイルバネ 60…第2の圧縮コイルバネ 61…押えピン 62…調整板 63…ストップリング 64…カム 65…支軸 66…ハンドル 104,105…押え軸 106,107…押えスリーブ 112,113…第1の圧縮コイルバネ 114,115…第2の圧縮コイルバネ 122…調整板 130…作動板 200…補助ハンドル 210…押え板 220…押え壁板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−302001(JP,A) 実公 昭39−8396(JP,Y1) 実公 昭43−31270(JP,Y1) 実公 昭46−36159(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27C 1/00 - 9/04

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工材を切削するカッターブロック
    と、このカッターブロック側に被加工材の平面出しを行
    う平面出し定盤を設け、この平面出し定盤に所定間隔を
    配して被加工材の厚み出しを行う厚み出し定盤を対峙さ
    せ、前記両定盤間に前記被加工材を両定盤のいずれか一
    方に選択的に押圧する押圧手段を設けたことを特徴とす
    る自動カンナ盤。
  2. 【請求項2】 前記押圧手段はカッターブロックの前後
    に配設され、被加工材を送るためにそれに対して一定の
    押圧力を有する送りローラと、前記厚み出し定盤に設け
    られ、この送りローラと協働して被加工材を挟持する押
    圧部材と、該押圧部材に前記送りローラの押圧力よりも
    強い押圧力と弱い押圧力のいずれか一方の押圧力を選択
    的に発生させる押圧装置とからなることを特徴とする請
    求項1記載の自動カンナ盤。
  3. 【請求項3】 カッターブロック、送りローラ、押圧部
    材、押圧装置、厚み出し定盤、平面出し定盤が縦置きさ
    れたことを特徴とする請求項2記載の自動カンナ盤。
  4. 【請求項4】 前記押圧部材が複数個の押圧ローラであ
    ることを特徴とする請求項2記載の自動カンナ盤。
  5. 【請求項5】 前記押圧部材が複数個の材料押え板であ
    ることを特徴とする請求項2記載の自動カンナ盤。
  6. 【請求項6】 前記押圧部材が厚み出し定盤全面を覆う
    材料押え壁板であることを特徴とする請求項2記載の自
    動カンナ盤。
  7. 【請求項7】 前記押圧装置は、前記一定の押圧力より
    も弱い押圧力を生じさせる第1のバネと該第1のバネに
    よる押圧力に更に他の押圧力を付加して前記一定の押圧
    力よりも強い押圧力を生じさせる第2のバネとを備え、
    かつ前記第2のバネによる押圧力の付加を断続させる切
    替機構を備えてなることを特徴とする請求項2記載の自
    動カンナ盤。
  8. 【請求項8】 前記切替機構は、前記第2のバネと係合
    した押えピンと、該押えピンを前記押圧部材に対して接
    触させるか又は離反させる前記厚み出し定盤に枢支され
    たカムとを備えてなることを特徴とする請求項7記載の
    自動カンナ盤。
  9. 【請求項9】 前記切替機構は、前記第2のバネと係合
    した押えピンと、該押えピンを前記押圧部材に対して接
    触させるか又は離反させるスライド方式の作動板を備え
    ていることを特徴とする請求項7記載の自動カンナ盤。
  10. 【請求項10】 前記切替機構は、前記押えピンを押圧
    部材から離反させたときに、前記押圧部材を僅かに定盤
    内に引込むようにしたことを特徴とする請求項8または
    請求項9記載の自動カンナ盤。
  11. 【請求項11】 前記送りローラは、被加工材を下方に
    押し付け得るよう少なくとも被加工材挿入側のものが当
    該自動カンナ盤の下部基準面に対して傾斜せしめられて
    いることを特徴とする請求項3記載の自動カンナ盤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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