JPH04130511U - 内装品のポケツト構造 - Google Patents

内装品のポケツト構造

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JPH04130511U
JPH04130511U JP3645091U JP3645091U JPH04130511U JP H04130511 U JPH04130511 U JP H04130511U JP 3645091 U JP3645091 U JP 3645091U JP 3645091 U JP3645091 U JP 3645091U JP H04130511 U JPH04130511 U JP H04130511U
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JP
Japan
Prior art keywords
pocket
opening
box half
interior
trim
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Pending
Application number
JP3645091U
Other languages
English (en)
Inventor
正文 大志茂
肇 清角
Original Assignee
西川化成株式会社
マツダ株式会社
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Publication date
Application filed by 西川化成株式会社, マツダ株式会社 filed Critical 西川化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内装品本体の張出部との干渉を避けてポケッ
トの挿入を容易にしその組付性の向上を図るとともに、
収容容積を大きく確保する。 【構成】 第1ボックス半体11をトリム本体5の開口
部9からトリム本体5裏側に挿入してその係合張出部1
7を開口部9周縁に係合させる。第2ボックス半体13
を第1ボックス半体11にトリム本体5裏側から組み付
ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内装品のポケット構造の改良に関し、特に組付性向上対策に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、内装品のポケット構造として、例えば実開昭63―85523号公 報に開示されているように、自動車の内装品本体(ドアトリム本体)に形成され た開口部に小物類を収容するポケットを挿入して組み付けるようにした構造が知 られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の公報例のように内装品本体の開口部上方が平らで張り出して いない場合には、ポケットを容易に挿入して組み付けることができるが、デザイ ン的な要求から内装品本体の開口部上方が張り出して開口部に覆い被さった状態 になっている場合には、張出部が邪魔をしてポケットを内装品本体の開口部に挿 入し難くなる。
【0004】 そこで、ポケットの底部側を細くして張出部と干渉しないようにして挿入し易 くすることが考えられるが、この場合には容積が小さくなって小物類を沢山収容 することができなくなる。
【0005】 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ポ ケットの収容部を二分割に構成することにより、内装品本体の張出部との干渉を 避けてポケットの挿入を容易にしてその組付性の向上を図るとともに、収容容積 を大きく確保せんとすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段は、内装品の内装品本体に形成 された開口部に挿入されて組み付けられるポケットの構造として、係合張出部を 有する第1ボックス半体を上記内装品本体の開口部から内装品本体裏側に挿入し て上記係合張出部を開口部周縁に係合させる。さらに、第2ポケット半体を上記 第1ポケット半体に内装品本体裏側から組み付けるようにしたことである。
【0007】
【作用】
上記の構成により、本考案では、第1ボックス半体は、内装品本体の開口部か ら内装品本体裏側に挿入されその係合張出部が開口部周縁に係合させられること から、挿入時において第2ポケット半体がない分だけ細身となって内装品本体の 開口部上方の張出部との干渉が避けられ、該張出部に邪魔されることなく第1ボ ックス半体が内装品本体の開口部に挿入される。その後、第2ポケット半体が第 1ポケット半体に内装品本体裏側から組み付けられる。
【0008】 したがって、内装品本体に対するポケットの組付性が向上する。しかも、内装 品本体の開口部に挿入された第1ポケット半体に対して第2ポケット半体が内装 品本体裏側から組み付けられることから、第2ポケット半体の形状を張出部や開 口部に制約されることなく自由に設定することができ、収容容積が大きくなる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1〜図5および図8は自動車の内装品としてのドアトリムAを示す。該ドア トリムAは、ポリ塩化ビニル等からなる表皮材1の裏面にポリウレタン等からな る硬質発泡基材3が一体成形された内装品本体としてのトリム本体5を備えてな り、該トリム本体5にはアームレスト部7が車室内側に張り出すように形成され ている。また、上記トリム本体5のアームレスト部7下方には上方に開口する開 口部9が形成され、該開口部9の真上をアームレスト部7が覆い被さっている。
【0011】 さらに、上記トリム本体5の開口部9には樹脂製のポケットBが挿入されて組 み付けられている。該ポケットBは、図6にも示すように、略上半部分を構成す る第1ボックス半体11と、略下半部分を構成する第2ボックス半体13とで構 成され、上記第1ボックス半体11の上端開口部15周縁には、外側方に張り出 した係合張出部17が形成されている。そして、上記第1ボックス半体11は、 図5に示すように、上記トリム本体5の開口部9からトリム本体5裏側に挿入さ れて上記係合張出部17を開口部9周縁に係合させるようになされている。また 、上記第1ボックス半体11下端の両端寄りには2つの支持片19,19が形成 されているとともに、両側端には係合孔21が2つずつ上下方向に所定間隔をあ けて合計4つ形成されている。
【0012】 一方、上記第2ボックス半体13の両側面には、上記第1ボックス半体11の 各係合孔21に係合する係合爪23が2つずつ上下方向に所定間隔をあけて合計 4つ形成され、第2ボックス半体13は、第1ボックス半体11をトリム本体5 裏側に挿入して、第2ボックス半体13底面端部を第1ボックス半体11の各支 持片19で支持した状態で、各係合爪23を各係合孔21に係合させることによ り、第1ボックス半体11にトリム本体5裏側から組み付けられるようになされ ている。
【0013】 また、第2ボックス半体13底面にはタッピング穴25aを有するボス25が 突設され、該ボス25のタッピング穴25aにねじ27をトリム本体5下端外側 から螺合させて締結し、この締結により生ずる下方への引張力によって係合張出 部17を開口部9端縁に圧接させて、ポケットBをがた付くことなく安定してト リム本体5に組み付けるようになされている。
【0014】 さらに、第2ボックス半体13の縦面と底面との境目には、図1および図7に 示すように、ファスナー27が取り付けられるファスナー取付孔29が形成され 、該ファスナー取付孔29は、ファスナー27頭部を第2ボックス半体13内側 に挿入するための矩形の挿入孔部29aと、該挿入孔部29aに連通し上記ファ スナー27頭部を係止させるための円形の係止孔部29bとで構成されている。 そして、ファスナー27は、その頭部をファスナー取付孔29の挿入孔部29a から第2ボックス半体13内側に挿入して係止孔部29bに係止させることによ り、先端を第2ボックス半体13縦面から外側に突出させて第2ボックス半体1 3に取り付けられ、ドアインナーパネルCの取付孔c1 に挿入されてポケットB をドアインナーパネルCに取り付けることによりドアトリムAをドアインナーパ ネルCに取り付けるようになされている。
【0015】 このように、本実施例では、ポケットBを第1ボックス半体11と第2ボック ス半体13とで構成し、トリム本体5への取付けに際しては、まず、第1ボック ス半体11をトリム本体5の開口部9からトリム本体5裏側に挿入して係合張出 部17を開口部9周縁に係合させる。次いで、予めファスナー27がファスナー 取付孔29に取り付けられた第2ボックス半体13をトリム本体5の裏側から上 記第1ボックス半体11に対応させ、各係合爪23を各係合孔21に係合させて 両者を組み付ける。その後、ねじ27をトリム本体5下端外側からボス25のタ ッピング穴25aに螺合させて締結する。しかる後、ドアトリムAをドアインナ ーパネルCに対応させ、その取付孔c1 に上記ファスナー27の先端側を挿入し てポケットBをドアインナーパネルCに取り付ける。
【0016】 したがって、トリム本体5の開口部9から挿入されるのは第1ボックス半体1 1だけであり、該第1ボックス半体11は第2ボックス半体13がない分だけ細 身となってトリム本体5の開口部9上方のアームレスト部7との干渉を避けるこ とができ、該アームレスト部7に邪魔されることなく第1ボックス半体11をト リム本体5の開口部9に挿入することができ、その後は、第2ボックス半体13 を第1ボックス半体11にトリム本体5裏側から組み付ければよいことから、ト リム本体5に対するポケットBの組付性を向上させることができる。
【0017】 しかも、トリム本体5の開口部9に挿入された第1ボックス半体11に対して 第2ボックス半体13をトリム本体5裏側から組み付けることから、第2ボック ス半体13の形状をアームレスト部7や開口部9に制約されることなく自由に設 定することができ、収容容積を大きくすることができる。
【0018】 なお、上記実施例では、内装品が自動車のドアトリムAである場合を示したが 、これに限らず、例えばインストルメントパネルであってもよく、さらには、自 動車以外の内装品にも適用可能である。
【0019】 また、ファスナー27は、第2ボックス半体13を第1ボックス半体11に組 み付けた後に第2ボックス半体13に取り付けるようにしてもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、第1ボックス半体を内装品本体の開口 部から内装品本体裏側に挿入してその係合張出部を開口部周縁に係合させた後、 第2ポケット半体を上記第1ポケット半体に内装品本体裏側から組み付けるので 、第1ボックス半体を内装品本体の張出部に干渉することなく開口部に容易に挿 入できてその組付性の向上を図ることができるとともに、第2ボックス半体の形 状の自由度を増大できて収容容積を大きく確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図8のI−I線における断面図である。
【図2】図8はII−II線における断面図である。
【図3】図8のIII −III 線における断面図である。
【図4】図2のIV−IV線における断面図である。
【図5】第1ボックス半体の挿入途中を示すドアトリム
の縦断面図である。
【図6】ポケットの分解斜視図である。
【図7】第2ボックス半体を外側から見た斜視図であ
る。
【図8】ドアトリムの斜視図である。
【符号の説明】
5…トリム本体(内装品本体) 9…開口部 11…第1ボックス半体 13…第2ポケット半体 17…係合張出部 A…ドアトリム(内装品) B…ポケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内装品の内装品本体に形成された開口部
    に挿入されて組み付けられるポケットの構造であって、
    係合張出部を有し上記内装品本体の開口部から内装品本
    体裏側に挿入されて上記係合張出部を開口部周縁に係合
    させる第1ボックス半体と、該第1ポケット半体に内装
    品本体裏側から組み付けられる第2ポケット半体とで構
    成されたことを特徴とする内装品のポケット構造。
JP3645091U 1991-05-22 1991-05-22 内装品のポケツト構造 Pending JPH04130511U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3645091U JPH04130511U (ja) 1991-05-22 1991-05-22 内装品のポケツト構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3645091U JPH04130511U (ja) 1991-05-22 1991-05-22 内装品のポケツト構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04130511U true JPH04130511U (ja) 1992-11-30

Family

ID=31918398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3645091U Pending JPH04130511U (ja) 1991-05-22 1991-05-22 内装品のポケツト構造

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JP (1) JPH04130511U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6241220B2 (ja) * 1979-07-20 1987-09-02 Mitsui Toatsu Chemicals
JPH03495A (ja) * 1989-05-29 1991-01-07 Nissan Motor Co Ltd 接合部検査装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6241220B2 (ja) * 1979-07-20 1987-09-02 Mitsui Toatsu Chemicals
JPH03495A (ja) * 1989-05-29 1991-01-07 Nissan Motor Co Ltd 接合部検査装置

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