JP3404694B2 - 自動車用内装部材の車体への取付構造 - Google Patents

自動車用内装部材の車体への取付構造

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JP3404694B2 JP32516897A JP32516897A JP3404694B2 JP 3404694 B2 JP3404694 B2 JP 3404694B2 JP 32516897 A JP32516897 A JP 32516897A JP 32516897 A JP32516897 A JP 32516897A JP 3404694 B2 JP3404694 B2 JP 3404694B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドアインナーパ
ネル等の車体の車室側を美装する自動車用内装部材の車
体への取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の車体例えばドア1は、
図1に示すように、板金製のインナーパネル2及びアウ
ターパネル3の互いに対向するフランジ部同士を溶接等
により接合し、閉断面を形成して構成されている。
【0003】このインナーパネル2の車室側は、内装部
材としてのドアトリム4を覆うことにより美装されてい
る。
【0004】ドアトリム4の車室側には、アームレスト
5やスピーカー6等が設置されると共に、ドアトリム4
の下部側には、ポケット側板7を取り付けて、上部側が
開口するポケット部8を設けている。
【0005】そして、従来のドアトリム4としては、例
えば図4及び図5に示すようなものが知られている。
【0006】即ち、図4に示すドアトリム4aは、ドア
ウインドガラスを開閉するウインドレギュレータハンド
ル(いずれも不図示)等を取り付けるために、ボードに
より構成し、インナーパネル2に取り付けるために、複
数個のクリップ座孔9を貫通穿設し、このクリップ座孔
9にクリップ10の一端クリップ座側を挿着し、クリッ
プ10の他端弾性係着側をインナーパネル2のクリップ
取付孔11に挿着して、インナーパネル2に取り付けら
れ、その車室側を美装している。
【0007】そして、ドアトリム4aの車室側は、ポケ
ット側板7を取り付けてポケット部8を形成した時に、
このポケット部8の上部開口部よりクリップ10の一端
部が見えなくなるように、表皮12により更に美装して
いる。
【0008】又、図5に示すドアトリム4bは、ドアウ
インドガラスをモーター(いずれも不図示)の動力で開
閉するパワーウインドを用いる場合のものであり、この
場合、樹脂のモールド成形品等の一体成形のものを使用
しており、この成形時に、車室外側に一体にクリップ座
13を形成しておき、このクリップ座13にクリップ座
孔9を貫通形成して、このクリップ座孔9にクリップ1
0の一端クリップ座側を挿着し、クリップ10の他端弾
性係着側をインナーパネル2のクリップ取付孔11に挿
着して、インナーパネル2に取り付けられ、その車室側
を美装している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成する自動車用内装部材の車体への取付構造は、
図4に示すドアトリム4aの場合には、成形されていな
い平板状のものをそのまま使用している。
【0010】他方、パワーウインドを用いる場合のドア
トリム4bの場合、ポケット部8或いは車室内スペース
をできる限り大きく確保するために、クリップ座13を
車室外側に突出するように形成しており、このために、
このクリップ座13に対応して、インナーパネル2も車
室外側に突出16させて、この突出部16にクリップ取
付孔11を形成するようにしている。
【0011】この結果、ドアインナーパネル4a、4b
は、形状が異なることになり、共用化してコストダウン
を図ることに対して後退していることになる。
【0012】又、ウインドレギュレータハンドルを用い
る場合のドアインナーパネル4aの場合、ポケット部8
の開口部側より、クリップ10を見えなくするために、
クリップ10をクリップ座孔9に取り付けた後に表皮1
2を被覆する必要があり、この面からも作業工数がかか
り、コストアップの要因となっていた。
【0013】そこで、本発明はこのような従来の技術に
着目してなされたものであり、ドアインナーパネルの共
用化を図るべくなした自動車用内装部材の車体への取付
構造を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的に鑑
み、ドアインナーパネル等の車体の車室側を美装する内
装部材の車体への取付構造において、前記内装部材の車
室側に、ポケット側板を取り付けてポケット部を構成し
ており、前記内装部材にクリップ座孔を貫通穿設し、該
クリップ座孔にクリップの一端部を挿着し、該クリップ
の他端部を前記車体側に設けたクリップ取付孔に挿着し
て、前記内装部材を前記車体に取り付け、且つ、前記内
装部材に、前記クリップ座孔の上部側に庇状突起を車室
側に向かって突出するように形成して、該庇状突起によ
り前記クリップ座孔及びクリップの前記ポケット部上部
側を覆うように構成した。
【0015】従って、上記の構成によれば、従来のパワ
ーウインドを用いる場合のドアトリム4bのように、車
室外側に突出するクリップ座を廃止して、ウインドレギ
ュレータハンドルを用いる場合のドアトリム4aと同様
にクリップ座孔を貫通穿設して、クリップの一端側を挿
着するようにするため、インナーパネルの共用化を図る
ことができ、しかも、クリップ座孔およびクリップの上
部側を庇状突起を車室側に向かって突出するように形成
して、該庇状突起によりクリップ取付孔及びクリップの
ポケット部上部側を覆うように構成していることから、
ウインドレギュレータハンドルを用いる従来のドアトリ
ム4aのような表皮12によりクリップを覆う必要がな
くなる。
【0016】又、前記庇状突起の先端部にカップ等を保
持するための凹部を形成していることから、ジュース等
が入ったカップや缶等をこの凹部に挿入すれば、これ等
カップや缶等がポケット部内において固定保持されるこ
とになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳述する。
【0018】(実施の形態1)図2は、本発明の実施の
形態による自動車用内装部材の車体への取付構造を採用
した図1におけるA−A断面図、図3は図1における車
室内側のB矢視から見た一部破断斜視図である。
【0019】図において、車体例えばアウターパネル3
と共に閉断面を形成してドア1を構成するインナーパネ
ル2の車室側を、内装部材としてのドアトリム4により
美装されている。
【0020】このドアトリム4の車室側には、ポケット
側板7を取り付けて、ポケット部8が形成されている。
【0021】また、ドアトリム4の下端部側が、若干車
室側に窪む凹部41に形成されている。この凹部41に
は、クリップ座孔29が貫通穿設されている。
【0022】クリップ座孔29には、クリップ30の一
端部が挿着されている。
【0023】他方、インナーパネル2の下端部も、ドア
トリム4の凹部41に沿うように、凹部21となってい
て、この凹部21クリップ取付孔31が貫通穿設されて
いて、このクリップ取付孔31にクリップ30の他端部
を挿着して、ドアトリム4をインナーパネル2に取り付
けてある。
【0024】また、ドアトリム4のクリップ座孔29の
上部側には、車室側に向かって突出する庇状突起25が
形成されており、庇状突起25は、クリップ座孔29及
びクリップ30におけるポケット部8の上部側を覆うよ
うに構成している。
【0025】更に、庇状突起25の先端部には、凹部2
6が形成されていて、図示しない缶やカップ等を保持す
るようになっている。
【0026】上記の実施の形態によれば、ドアトリム4
のクリップ座孔29の上部側に、庇状突起25を形成し
ている結果、庇状突起25によりクリップ座孔29及び
クリップ30におけるポケット部8下部側を覆うことと
なって、従来のパワーウインドを用いる場合のドアトリ
ム4bのように、車室外側に突出するクリップ座を廃止
して、ウインドレギュレータハンドルを用いる場合のド
アトリム4aと同様にクリップ座孔を貫通穿設して、ク
リップ30の一端側を挿着するようにするため、インナ
ーパネルの共用化を図ることができ、しかも、クリップ
座孔29およびクリップ30の上部側を庇状突起25を
車室側に向かって突出するように形成して、庇状突起2
5によりクリップ取付孔29及びクリップ30における
ポケット部8の下部側を覆うことになって、ウインドレ
ギュレータハンドルを用いる従来のドアトリム4aのよ
うな表皮12によりクリップ30を覆う必要がなくな
る。
【0027】又、庇状突起25の先端部にカップ等を保
持するための凹部26を形成していることから、ジュー
ス等が入ったカップや缶等をこの凹部26に挿入すれ
ば、これ等カップや缶等がポケット部8内において固定
保持されることになる。
【0028】なお、前記クリップ座孔29は、ダルマ孔
形状に形成されていて、ドアトリム4側にまずクリップ
30を挿着した後に、該クリップ30により、ドアトリ
ム4をインナーパネル2に取付けるようにしている。
【0029】また、庇状突起25とポケット部8の底部
との間隙は、例えば鉛筆・ボールペン等の筆記具32
が、ポケット部8の上部から手をいれて十分取れる寸法
に形成されていることが望ましい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ドアインナーパネル等
の車体の車室側を美装する内装部材の車体への取付構造
において、前記内装部材の車室側に、ポケット側板を取
り付けてポケット部を構成しており、前記内装部材にク
リップ座孔を貫通穿設し、該クリップ座孔にクリップの
一端部を挿着し、該クリップの他端部を前記車体側に設
けたクリップ取付孔に挿着して、前記内装部材を前記車
体に取り付け、且つ、前記内装部材に、前記クリップ座
孔の上部側を庇状突起を車室側に向かって突出するよう
に形成して、該庇状突起により前記クリップ座孔及びク
リップの前記ポケット部上部側を覆うように構成してい
ることから、内装材のクリップ座孔の上部側に、庇状突
起を形成している結果、この庇状突起によりクリップ座
孔及びクリップにおけるポケット部上部側を覆うことと
なって、従来のパワーウインドを用いる場合のドアトリ
ム4bのように、車室外側に突出するクッリプ座を廃止
して、ウインドレギュレータハンドルを用いる場合のド
アトリム4aと同様にクリップ座孔を貫通穿設して、ク
リップの一端側を挿着するようにするため、インナーパ
ネルの共用化を図ることができ、しかも、クリップ座孔
およびクリップの上部側を庇状突起を車室側に向かって
突出するように形成して、該庇状突起によりクリップ取
付孔及びクリップにおけるポケット部の上部側を覆うこ
とになって、ウインドレギュレータハンドルを用いる従
来のドアトリム4aのような表皮12によりクリップを
覆う必要がなくなる。
【0031】又、庇状突起の先端部にカップ等を保持す
るための凹部を形成していることから、ジュース等が入
ったカップや缶等をこの凹部に挿入すれば、これ等カッ
プや缶等がポケット部内において固定保持されることに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な自動車用ドアの車室内側から見た斜視
図である。
【図2】本発明の実施の形態による図1におけるA−A
断面図である。
【図3】同じく図1における車室内側のB矢視から見た
一部破断斜視図である。
【図4】ウインドレギュレータハンドルを用いる場合の
図1におけるA−A断面図である。
【図5】パワーウインドを用いる場合の図1におけるA
−A断面図である。
【符号の説明】
1 ドア 2 インナーパネル 3 アウターパネル 4 ドアトリム(内装材) 7 ポケット側板 8 ポケット部 25 庇状突起 26 凹部 29 クリップ座孔 30 クリップ 31 クリップ取付孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/04 B60R 7/04 B60R 13/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアインナーパネル等の車体の車室側を
    美装する内装部材の車体への取付構造において、前記内
    装部材の車室側に、ポケット側板を取り付けてポケット
    部を構成しており、前記内装部材にクリップ座孔を貫通
    穿設し、該クリップ座孔にクリップの一端部を挿着し、
    該クリップの他端部を前記車体側に設けたクリップ取付
    孔に挿着して、前記内装部材を前記車体に取り付け、且
    つ、前記内装部材に、前記クリップ座孔の上部側に庇状
    突起を車室側に向かって突出するように形成して、該庇
    状突起により前記クリップ座孔及びクリップの前記ポケ
    ット部上部側を覆うように構成したことを特徴とする自
    動車用内装部材の車体への取付構造。
  2. 【請求項2】 前記庇状突起の先端部にカップ等を保持
    するための凹部を形成したことを特徴とする請求項1記
    載の自動車用内装部材の車体への取付構造。
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