JP5396417B2 - 車両用内装材 - Google Patents

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Description

本発明は、車体側に縁を取付けている車両用内装材に関するものである。
車両用内装材は、車室の内装のうちドアの内装を形成している。
この内装材には、ドアに取付けるクリップ取付座を樹脂成形金型で一体に成形しているものがある。クリップ取付座は、内装材の裏面に箱状に形成され、空間に連なる開口をドアの下方へ向けている。開口は、クリップ取付座の取付座面に形成されたスリットにクリップを入れる入り口である。すなわち、クリップを開口側からスライドさせて取付座面のスリットに嵌めることで、空間にクリップの頭部を入れている。
このような内装材(ドアトリム)は、クリップ取付座の空間にスライドコアを入れ、樹脂が固化した後、開口から抜く金型で成形されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来技術(特許文献1)は、クリップ取付座の空間をスライドコアで成形できるが、内装材(ドアトリム)の形状によっては採用できない。例えば、内装材の縁に周側部を裏面の向く方向へ延ばすと、周側部が、下方へ向けた開口に近接するため、金型のスライドコアに干渉する。
なお、周側部は、ドアの内装の見栄えおよび静粛性を向上させるために必要なものである。
周側部に干渉するクリップ取付座を省くことも可能であるが、クリップ取付座(クリップ座)を省いたとすると、内装材が使用される条件によっては、内装材が振動したり、内装材(ドアトリム)から異音が発生したりする心配がある。
特開2008−24173号公報
本発明は、内装材に周側部を設けても、内装材が、がたつくことを防止し、且つ内装材からびびり音などの異音が発生しない車両用内装材を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、ドアに取付けられ、樹脂製の本体の表面をなす装飾面と、本体の裏面をなす非装飾面とを備える車両用内装材であるドアライニングにおいて、ドアライニングの本体の縁に一体に連ねて非装飾面の向く方向へ延びている周側部と、周側部に開けられ、装飾面を成形する型面に非装飾面を成形する型面を対向させた金型の抜き型を抜く型抜き開口と、周側部の縁に連ね本体の内方へ向け延びているクリップ座とを備え、クリップ座は、周側部の縁に連なり本体の内方へ向け延び、且つクリップ座はクリップ頭部が挿入、抜き出しされる空間を備え、且つクリップ座は、本体の周側部の縦方向の部分と、これと連続する下辺の横方向の部分との間の連続するコーナー部に設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ドアライニングの本体の縁に連ねて延びている周側部と、周側部に開けられ、金型の抜き型を抜く型抜き開口と、周側部の縁に連ね本体の内方へ向け延びているクリップ座とを備え、クリップ座は、周側部の縁に連なり本体の内方へ向け延び、且つクリップ座はクリップ頭部が挿入、抜き出しされる空間を備え、且つクリップ座は、本体の周側部の縦方向の部分と、これと連続する下辺の横方向の部分との間の連続するコーナー部に設けられているので、コーナ部にクリップ座を設けることができる。具体的には、ドアにドアライニングの縁を固定するときに用いる2個の固定クリップ部の間の中間点(中間部)のコーナ部にクリップ座を設けることができる。その結果、コーナー部にクリップ座が設けられると共にクリップ座間の取付け間隔が小さくなり、ドアライニングが、がたつくことを防止することができ、且つ内装材からびびり音などの異音が発生しないという利点がある。
本発明の実施例に係る内装材を車室内から見た図で、(a)はドアの側面図、(b)はドア内装小組み立て体の側面図である。 実施例に係る内装材の取付け状態を車室内から見た斜視図である。 図2の3−3線断面図である。 内装材を車室の外方から見た図であり、(a)は内装材の裏側の斜視図、(b)は図4(a)のb矢視図、(c)は図4(b)のc部詳細図である。 実施例に係る内装材の樹脂成形の要領を説明する図である。 図5の続きを説明する図である。 図6の続きを説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例で詳細に説明する。
車両11は、図1、図2に示すように、ドア12に実施例に係る車両11用内装材14を採用している。
ドア12は、右前ドアであり、ドア開レバー16、肘掛け17、肘掛け17に配置した操作盤21を備える。
操作盤21は、右前ドア12のドアガラスや左前ドア(図に示していない)のドアガラスを開閉するボタンが配置されたものである。
また、ドア12は、肘掛け17に配置した内装部品(物入れボックス)13、スピーカ配置部24と、を備える。そして、ドア本体25に内装材14を取り付けている。
ドア本体25は、アウタパネル28と、インナパネル31とからなり、インナパネル31に内装材14や内装部品13や肘掛け17を固定している。
肘掛け17は、内装材14から張り出し、肘を掛けるための肘掛け本体部32が形成されている。
さらに、肘掛け17は、内装部品(物入れボックス)13、操作盤21を載せるベースボックス部37が内装材14から車室へ向けて出ている。そして、このベースボックス部37にカバー部材41が取り付けられている。
カバー部材41は、操作盤21のカバーであり、内装部品(物入れボックス)13の縁のカバーである。
次に、車両11用内装材14の主要構成を図1〜図5で説明する。
車両11用内装材14は、車体または車体側(ドア12のインナパネル31)に取付けられ、樹脂製の本体81の表面をなす装飾面82と、本体81の裏面をなす非装飾面83と、を備える。
また、内装材14の本体81の縁に一体に連ねて非装飾面83の向く方向(矢印b1の方向)へ延びている周側部85と、周側部85に開けられ、装飾面82を成形する型面86(図5)に非装飾面83を成形する型面87を対向させた金型88の抜き型91を抜く型抜き開口92と、周側部85の縁93に連ね本体81の内方(矢印b2の方向)へ向け延びているクリップ座94と、を備えている。
さらに、内装材14は、装飾面82を車室へ向けて配置されるドアライニングである。
型抜き開口92は、スピーカ96の近傍に設けられた周辺部97に形成されている。
次に、車両11用内装材14を詳しく説明していく。
内装材14は、フロントピラ101の下部102に取付けたシール部材103に密着する前部105と、この前部105と下部106で形成され、シール部材103に密着する下角部107を有する。108はシール部材103が密着するシート面部(図2では二点鎖線で示す部位)である。
なお、シール部材103が密着する下角部107は周辺部97に含まれる。
また、図4(a)に示す通り、スピーカ配置部(スピーカグリル部)24の上部に第1固定クリップ部111が形成され、下部に第2固定クリップ部112が形成されている。
なお、スピーカ配置部24は、図では閉じているが、後工程で開口が開けられる。
型抜き開口92は、前述したようにスピーカ96の近傍に設けられた周辺部97に形成されている。詳しくは、第1固定クリップ部111から第2固定クリップ部112まで連続するコーナ部113の中間部114にクリップ座94を形成している。
また、型抜き開口92は、長方形に形成され、一直線に形成した長部116と短部117とからなる。
クリップ座94は、図4(c)に示す通り、型抜き開口92の短部117に連続し、且つ非装飾面83から非装飾面83の向く方向(矢印b1の方向)へ延びるクリップベース部118が形成されている。
このクリップベース部118にクリップ座本体121が形成され、型抜き開口92の長部116に連続している。
クリップ座本体121には、クリップスライド係止穴122が形成されている。クリップスライド係止穴122の切り欠き口123を車両11の下方へ向けて(矢印b3の方向)いる。
クリップベース部118と内装材14の非装飾面83とクリップ座本体121でクリップ125のクリップ頭部126を入れる空間(空間部127)を形成し、この空間(空間部127)を外に連通している連通入り口131が形成されている。
次に、実施例に係る内装材14の樹脂成形要領を図5〜図7で簡単に説明する。
樹脂成形用の金型88は、横型の射出成形機(図に示していない)に配置して、図5〜図7に示すように金型88を図の左右方向に開閉させているが、縦型の射出成形機(図に示していない)に配置して図の上下に開閉させてもよい。
金型88は、固定型135、可動型136、キャビティ137、装飾面82を成形する型面86、非装飾面83を成形する型面87、抜き型91を有する。
まず、図5に示すように、金型88を型閉した後、溶融(可塑化)した樹脂をシリンダから射出してキャビティ137に充填する(図6)。
引き続き、図7に示すように、キャビティ137内の樹脂が固化した後、可動型136を矢印b4のように型開する。続けて、抜き型91を外方へ矢印b5のようにスライドさせることで、抜く。
最後に、固定型135に設けた押し出しピン(図に示していない)をスライドさせて、内装材14を押すことによって固定型135から内装材14を矢印b6のように離型する。そして、金型88から内装材14を取り出す。
これで内装材14の成形は完了する。次のサイクルを開始する。
次に、車両11用内装材14の作用を説明する。
このように、内装材14では、抜き型91を用いることができ、クリップ座94を成形することができる。
また、内装材14では、図4に示す通り、上の第1固定クリップ部111から下の第2固定クリップ部112まで連続するコーナ部113の中間部114にクリップ座94を形成しているので、コーナ部113の中間部114をドア12のインナパネル31に支持することができる。従って、コーナ部113に振動が起きない。また、異音が発生しない。
さらに、シール部材103が密着するシート面部108の裏から離してクリップ座94のクリップ座本体121を形成しているので、シート面部108を固定してもシート面部108に穴が開かない。従って、内装材14とフロントピラ101の下部102をシールすることができる。
型抜き開口92は、小さく、視線方向を向いていないため、目立たない。従って、内装の見栄えを損なう心配はない。
本発明の車両用内装材は、ドアに好適である。
11…車両、14…ドアライニング、31…車体側(ドアのインナパネル)、81…内装材の本体、82…装飾面、83…非装飾面、85…周側部、86…装飾面を成形する型面、87…非装飾面を成形する型面、88…金型、91…抜き型、92…型抜き開口、93…周側部の縁、94…クリップ座、96…スピーカ、97…周辺部、126…クリップ頭部、113…コーナー部

Claims (1)

  1. ドア(12)に取付けられ、樹脂製の本体(81)の表面をなす装飾面(82)と、前記本体(81)の裏面をなす非装飾面(83)と、を備える車両用内装材であるドアライニング(14)において、
    前記ドアライニング(14)の本体(81)の縁(93)に一体に連ねて前記非装飾面(83)の向く方向へ延びている周側部(85)と、該周側部(85)に開けられ、前記装飾面(82)を成形する型面(86)に前記非装飾面(83)を成形する型面(87)を対向させた金型(88)の抜き型を抜く型抜き開口(92)と、前記周側部(85)の縁に連ね前記本体(81)の内方へ向け延びているクリップ座(94)とを備え、
    前記クリップ座(94)は、前記周側部(85)の縁(93)に連なり前記本体(81)の内方へ向け延び、且つ前記クリップ座(94)はクリップ頭部(126)が挿入、抜き出しされる空間(127)を備え、
    且つ前記クリップ座(94)は、前記本体(81)の前記周側部(85)の縦方向の部分と、これと連続する下辺の横方向の部分との間の連続するコーナー部(113)に設けられている、
    ことを特徴とする車両用ドアライニング
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