JP6108118B2 - 車両用内装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の車室内に設けられる車両用内装構造に係わり、特に、車両のサイドドアの車室側に取り付けられたドアトリムと、このドアトリムの前方に取り付けられた前方内装部材とを有する車両用内装構造に関する。
従来、車両のサイドドアの車室側に取り付けられるドアトリムを、このドアトリムの前方に配置されたインストルメントパネルやフロントピラートリム等の前方内装部材から表面造形が連続しているように形成することにより、乗員を囲む空間に一体感を演出することが行なわれている(例えば、特許文献1参照)。
この場合、ドアトリムと前方内装部材とが隣接する部分(合わせ部)は、乗員の目に付きやすい位置に配置されているので、これらのドアトリムや前方内装部材の取付誤差により合わせ部の隙間が大きくなったり、ドアトリムと前方内装部材との間に大きな段差が生じたりすると、前方内装部材からドアトリムへの表面造形の連続性が阻害され、一体感が失われてしまう。
従って、ドアトリムや前方内装部材の取付誤差をできる限り小さくすることが求められるが、ドアトリムと前方内装部材とはそれぞれ異なる車体側部品に取り付けられるので、各部品の成形時や取付時の誤差の積み重ねが大きくなりやすく、ドアトリムと前方内装部材との相対的な位置関係を高精度で管理することは難しい。特にドアトリムは、例えばドアヒンジにより車体に対して開閉自在に片持ち支持されて可動するサイドドアに取り付けられるので、車体に固定される前方内装部材と比較して、取付時の誤差がさらに大きくなりやすい。これは、一般的な横開きのサイドドアに限られず、スライドドアやガルウイング式のドアにおいても同様である。
そこで、ドアトリムと前方内装部材との合わせ部の車両前後方向の隙間が乗員の視点から大きく見えないようにするために、ドアトリムと前方内装部材との合わせ面を車幅方向に対して傾斜させることが考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭62−268731号公報 特開2008−143378号公報
ここで、ドアトリムや前方内装部材等の内装部材は、例えば、加熱溶融させた材料を金型内に射出注入し、冷却・固化させた後、金型を開き、取出す事によって、成形品を得る射出成形法により樹脂を成形することで製造される。上述した従来技術のようにドアトリムと前方内装部材との合わせ面を車幅方向に対して傾斜させると、ドアトリムの前面(ドアトリム側の合わせ面)と側面(サイドドアに沿って延びる面)との成す角度が鋭角となるので、ドアトリムの成形時にこのドアトリムの側面に垂直な方向に沿って金型を開閉する場合、ドアトリムの前面がアンダーカット形状となる。従って、ドアトリムを一体成形するためにはドアトリムの前面の上端から下端にわたって大型のスライドコアを設けなければならず、金型の製造コストが増大してしまう。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、金型の製造コストの増大を抑制しつつ、ドアトリムと前方内装部材との合わせ部の隙間が小さく見えるようにして良好な外観を得ることができる車両用内装構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本願の請求項1に記載の発明は、車両の車室内に設けられる車両用内装構造であって、車両のサイドドアの車室側に取り付けられたドアトリムと、車室内においてドアトリムの前方に取り付けられた前方内装部材と、を有し、ドアトリムは、サイドドアの窓枠下縁に沿って車両前後方向に延びる上面部と、この上面部の前端から下方に延びる前面部と、この前面部の車幅方向内側端から上面部の車幅方向内側端に沿って車両前後方向に延びる側面部と、を有し、このドアトリムの前面部は、このドアトリムの上面部の前端から下方に延び且つ少なくともその車幅方向内側端において車幅方向外側に向かって後傾するように形成された前面上部と、この前面上部の下端から下方に延び且つ車幅方向と平行に又は車幅方向外側に向かって前傾するように形成された前面下部とを含み、前方内装部材は、ドアトリムの上面部とほぼ同じ高さ位置で車両前後方向に延びる上面部と、この前方内装部材の上面部の後端からドアトリムの前面部に対向し且つこのドアトリムの前面部に沿うように延びる後面部と、この後面部の車幅方向内側端からドアトリムの側面部とほぼ同じ車幅方向位置で車両前後方向に延びる側面部と、を有することを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、ドアトリムの上面部の前端から下方に延びる前面上部が、少なくともその車幅方向内側端において車幅方向外側に向かって後傾するように形成されると共に、前方内装部材の後面部が、このドアトリムの前面部に対向し且つこの前面部に沿うように形成されているので、乗員の目につきやすい前方内装部材とドアトリムとの合わせ部の隙間を、乗員の視線方向に対して直視されないよう大きな角度を成す方向に延びるように形成することができ、これにより、この合わせ部の隙間が小さく見えるようにすることができる。尚、前方内装部材とドアトリムとの合わせ部の隙間は、乗員の視線方向に対して直角あるいは鈍角を成す方向に延びるように形成することが好ましい。
また、ドアトリムの上面部の前端から下方に延びる前面上部は、車幅方向外側に向かって後傾するように形成されているので、この前面上部とドアトリムの側面部との成す角度は鋭角となり、ドアトリムの成形時にこのドアトリムの側面部に垂直な方向に沿って金型を開閉する場合、ドアトリムの前面上部はアンダーカット形状となるが、ドアトリムの前面上部の下端から下方に延びる前面下部は、車幅方向と平行に又は車幅方向外側に向かって前傾するように形成されているので、この前面下部とドアトリムの側面部との成す角度は鈍角となり、ドアトリムの成形時にこのドアトリムの側面部に垂直な方向に沿って金型を開閉する場合、ドアトリムの前面下部はアンダーカット形状にならない。従って、ドアトリムの前面上部についてのみアンダーカット形状に対応した金型とすればよく、金型の製造コストの増大を抑制できる。
即ち、本発明は、ドアトリムと前方内装部材との合わせ部の隙間を乗員から直視されないように設ける際に、金型の製造コストが増大するという新たな技術的課題に対し、これを解決した新しい技術思想であり、金型の製造コストの増大を抑制しつつ、ドアトリムと前方内装部材との合わせ部の隙間が小さく見えるようにして良好な外観を得ることができる。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、ドアトリムの前面上部の後側面は、少なくともその車幅方向内側端において車幅方向外側に向かって後傾するように形成され、ドアトリムの前面下部の後側面は、車幅方向と平行に又は車幅方向外側に向かって前傾するように形成されている。
この請求項2に記載の発明によれば、ドアトリムの前面上部の後側面は、少なくともその車幅方向内側端において車幅方向外側に向かって後傾するように形成され、ドアトリムの前面下部の後側面は、車幅方向と平行に又は車幅方向外側に向かって前傾するように形成されているので、ドアトリムの前面部の後側面の成形についても、ドアトリムの前面部の前側面の成形と同様に、ドアトリムの前面上部の裏面についてのみアンダーカット形状に対応した金型とすればよく、金型の製造コストの増大を抑制できる。また、ドアトリムの前面部の前側面と後側面とが同様の形状になり、ドアトリムの前面部の後側面に駄肉部が形成されないので、成形時のひけ等の外観不良発生を抑制できる。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載の発明において、ドアトリムは、その上面部の前端における車幅方向内側の端部が車幅方向外側の端部よりも前方に位置するように、車両のサイドドアの車室側に取り付けられる。
この請求項3に記載の発明によれば、ドアトリムをサイドドアの車室側に取り付けた状態において、ドアトリムの上面部の前端における車幅方向内側の端部は、車幅方向外側の端部よりも前方に位置しているので、ドアトリムをサイドドアの車室側に取り付けた状態において、乗員の目につきやすい前方内装部材とドアトリムとの合わせ部の隙間を、乗員の視線方向に対して直視されないよう、より大きな角度を成す方向に延びるように形成することができ、これにより、この合わせ部の隙間が小さく見えるようにすることができる。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、ドアトリムの上面部の前端は、平面視で、車幅方向内側から外側に向かうほど後傾角度が小さくなるように形成されている。
この請求項4に記載の発明によれば、ドアトリムの上面部の前端は、平面視で、車幅方向内側から外側に向かうほど後傾角度が小さくなるように形成されているので、前方内装部材とドアトリムとの合わせ部において、特に乗員の目につきやすい車幅方向内側の隙間を、乗員の視線方向に対して直視されないよう、より大きな角度を成す方向に延びるように形成しつつ、このドアトリムの前面部においてアンダーカット形状となる範囲を狭くすることができ、これにより、金型の製造コストの増大を抑制しつつ、前方内装部材とドアトリムとの合わせ部の隙間が小さく見えるようにして良好な外観を得ることができる。
また、請求項5に記載の発明は、車両の車室内に設けられる車両用内装構造であって、車両のサイドドアの車室側に取り付けられたドアトリムと、車室内においてドアトリムの前方に取り付けられた前方内装部材と、を有し、ドアトリムは、サイドドアの窓枠下縁に沿って車両前後方向に延びる上面部と、この上面部の前端から下方に延びる前面部と、この前面部の車幅方向内側端から上面部の車幅方向内側端に沿って車両前後方向に延びる側面部と、を有し、このドアトリムの前面部は、このドアトリムの上面部の前端から下方に延び且つ少なくともその車幅方向内側端において車幅方向外側に向かって後傾するように形成された前面上部と、この前面上部の下端から下方に延び且つ車幅方向と平行に又は車幅方向外側に向かって前傾するように形成された前面下部とを含み、前方内装部材は、ドアトリムの上面部とほぼ同じ高さ位置で車両前後方向に延びる上面部と、この前方内装部材の上面部の後端からドアトリムの前面部に対向し且つこのドアトリムの前面部に沿うように延びる後面部と、この後面部の車幅方向内側端から車両前後方向に延びる側面部と、を有し、ドアトリムの上面部の前端における車両方向内側の端部は、前方内装部材の上面部の後端における車幅方向内側の端部よりもさらに車幅方向内側且つ上方に位置する。
この請求項5に記載の発明によれば、ドアトリムの上面部の前端における車両方向内側の端部は、前方内装部材の上面部の後端における車幅方向内側の端部よりもさらに車幅方向内側且つ上方に位置するので、乗員の視線方向で見て、ドアトリムの上面部の前端における車両方向内側の端部が前方内装部材の上面部の後端における車幅方向内側の端部に重複するように配置することができ、前方内装部材とドアトリムとの合わせ部の隙間がさらに小さく見えるようにすることができる。
また、請求項6に記載の発明は、前記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の発明において、ドアトリムは、その前面上部と前面下部とが一体に形成されている。
この請求項6に記載の発明によれば、ドアトリムを一体成形する場合に、ドアトリムの前面上部についてのみアンダーカット形状に対応した金型とすればよく、金型の製造コストの増大を抑制できる。
また、請求項7に記載の発明は、前記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の発明において、ドアトリムは、上面部と前面上部とを含む上方トリム部と、前面下部を含み、上方トリム部とは別体に形成された下方トリム部とを有する。
この請求項7に記載の発明によれば、ドアトリムを、ドアトリム上部とドアトリム下部との2つの部品に分割して形成する場合には、ドアトリム上部についてのみアンダーカット形状に対応した金型とすればよく、金型の製造コストの増大を抑制できる。
本発明による車両用内装構造によれば、金型の製造コストの増大を抑制しつつ、ドアトリムと前方内装部材との合わせ部の隙間が小さく見えるようにして良好な外観を得ることができる。
本発明の実施形態による車両用内装構造を適用した車室のフロントピラー周辺を後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態による車両用内装構造を、フロントピラー下部の車体を省略して車室側から見た側面図である。 本発明の実施形態による車両用内装構造の車体を省略し、フロントピラーを断面で示した平面図である。 本発明の実施形態によるドアトリムのアッパートリムを示す図であり、(a)はアッパートリムの平面図、(b)はアッパートリムを車室側から見た側面図である。 本発明の実施形態によるドアトリムのアッパートリムを示す図であり、(a)はアッパートリムを車幅方向外側から見た側面図、(b)はアッパートリムの前面部近傍を車幅方向外側から見た拡大側面図である。 図5に示したアッパートリムのVI−VI矢視図である。 図5に示したアッパートリムのVII−VII矢視図である。 本発明の実施形態の変形例によるドアトリムのアッパートリムを車幅方向外側から見た側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による車両用内装構造を説明する。
まず、図1乃至図3により、本発明の実施形態による車両用内装構造の全体構成を説明する。図1は、本発明の実施形態による車両用内装構造を適用した車室の右フロントピラー周辺を後方から見た斜視図であり、図2は、本発明の実施形態による車両用内装構造を、フロントピラー下部の車体を省略して車室側から見た側面図であり、図3は、本発明の実施形態による車両用内装構造の車体を省略し、フロントピラーを断面で示した平面図である。
まず、図1において、符号1は、本発明の実施形態による車両用内装構造を適用した車室を示し、この車室1の前部には、車幅方向に延びるインストルメントパネル2が設けられている。このインストルメントパネル2の車幅方向両端部には、車両のルーフを支持するフロントピラー4が設けられている。このフロントピラー4は、フロントピラートリム6によって覆われている。
また、車室1の車幅方向両側には、サイドドア8が設けられている。図1乃至図3に示すサイドドア8は、右フロントサイドドアである。このサイドドア8は、車両の側面を形成するドアパネル10と、このドアパネル10の車室1側に取り付けられた昇降装置(図示せず)と、この昇降装置によってドアパネル10の上方に昇降可能に支持されたウィンドウガラス12と、ドアパネル10の車室1側で昇降装置を覆うようにドアインナパネル(図示せず)に取り付けられたドアトリム14とを備えている。
ドアトリム14は、サイドドア8の窓枠下縁(ドアパネル10の上縁)に沿って車両前後方向に延びるアッパートリム16と、このアッパートリム16の下方においてドアパネル10に沿って設けられたロアトリム18と、このロアトリム18の下方においてドアパネル10の下縁まで覆うように設けられたドアアームレスト20とを備えている。図1及び図2に示すように、アッパートリム16には、サイドドア8を開扉するために操作されるドアハンドル22を設けるための開口24が形成されている。また、ドアアームレスト20には、昇降装置を動作させてウィンドウガラス12を昇降させるためのウィンドウスイッチ26と、ドアポケット28が設けられている。
また、ドアトリム14のアッパートリム16の前方には、インストルメントパネル2の車幅方向外方且つフロントピラートリム6の下方のスペースを埋めるように、フロントピラートリムロア30(前方内装部材)が取り付けられている。
図1及び図3に示すように、インストルメントパネル2の上面の前縁は、車両前方に突出した弧を描くように形成されている。また、ドアトリム14のアッパートリム16の上面における車室1側の端縁は、車両前方に向かうほど車室1側に張り出すように湾曲して形成されている。そして、フロントピラートリムロア30は、その上面の車室1側の端縁が、インストルメントパネル2の前縁の車幅方向端部とアッパートリム16の上面における車室1側端縁の前端との間を連続的につなぐように湾曲して形成されている。これにより、インストルメントパネル2の前縁からフロントピラートリムロア30の上面の車室1側端縁を経由してアッパートリム16の上面における車室1側端縁まで連続した曲線Aが形成される。
次に、図1乃至図7により、本発明の実施形態によるフロントピラートリムロア30及びドアトリム14のアッパートリム16について詳細に説明する。図4は、本発明の実施形態によるドアトリム14のアッパートリム16を示す図であり、(a)はアッパートリム16の平面図、(b)はアッパートリム16を車室1側から見た側面図である。図5は、本発明の実施形態によるドアトリム14のアッパートリム16を示す図であり、(a)はアッパートリム16を車幅方向外側から見た側面図、(b)はアッパートリム16の前面部近傍を車幅方向外側から見た拡大側面図である。図6は、図5に示したアッパートリム16のVI−VI矢視図である。図7は、図5に示したアッパートリム16のVII−VII矢視図である。なお、図5乃至図7において、アッパートリム16がドアパネル10に取り付けられ且つサイドドア8が閉じられた状態におけるフロントピラートリムロア30の輪郭を仮想線により示している。
まず、図1、図4及び図5に示すように、アッパートリム16は、サイドドア8の窓枠下縁(ドアパネル10の上縁)に沿って車両前後方向に延びる上面部32を有している。このアッパートリム16の上面部32の車室1側端縁は、平面視で車両前方に向かうほど車室1側に張り出すように湾曲して形成されている。また、アッパートリム16の上面部32の前端は、平面視で、車幅方向内側から外側に向かって後傾するように形成されている。アッパートリム16の上面部32の前端の後傾角度は、車幅方向内側端において、乗員の視線方向(図4(a)において実線矢印で示す)に対して90度以上の角度とすることが望ましい。このように、アッパートリム16の上面部32の前端を後傾させることにより、アッパートリム16とフロントピラートリムロア30との合わせ部の隙間が延びる方向は、乗員の視線方向に対して直角あるいは鈍角を成すようになる。また、アッパートリム16の上面部32の前端は、平面視で、車幅方向内側から外側に向かうほどその後傾角度が小さくなるように形成されている。
そして、この上面部32の前端から前下方に傾斜して延びるように、前面部34が形成されている。さらに、この前面部34の車幅方向内側端から上面部32の車幅方向内側端に沿って車両前後方向に延びるように、側面部36が形成されている。この側面部36に、上述したドアハンドル22を設けるための開口24が形成されている。このアッパートリム16は、例えば射出成形法により樹脂を一体成形することで形成される。
また、図1乃至図3に示すように、フロントピラートリムロア30は、ドアトリム14のアッパートリム16の上面部32とほぼ同じ高さ位置で車両前後方向に延びる上面部38と、このフロントピラートリムロア30の上面部38の後端からドアトリム14のアッパートリム16の前面部34に対向し且つこのアッパートリム16の前面部34に沿うように延びる後面部40と、この後面部40の車幅方向内側端からドアトリム14のアッパートリム16の側面部36とほぼ同じ車幅方向位置で車両前後方向に延びる側面部42とを有している。このフロントピラートリムロア30も、ドアトリム14のアッパートリム16と同様に、例えば射出成形法により樹脂を一体成形することで形成される。
また、図5(b)に示すように、アッパートリム16がドアパネル10に取り付けられ且つサイドドア8が閉じられた状態において、アッパートリム16の上面部32の前端における車両方向内側の端部44は、仮想線で示すフロントピラートリムロア30の上面部38の後端における車幅方向内側の端部46よりも上方に位置するようになっている。例えば、アッパートリム16の上面部32の前端における車両方向内側の端部44は、フロントピラートリムロア30の上面部38の後端における車幅方向内側の端部46よりも2mm上方に位置するようになっている。
また、アッパートリム16の前面部34は、このアッパートリム16の上面部32の前端から下方に延びる前面上部48と、この前面上部48の下端から下方に延びる前面下部50とを含んでいる。図6は、このアッパートリム16の前面部34の前面上部48の水平断面を上方から見た図であり、図7は、このアッパートリム16の前面部34の前面下部50の水平断面を上方から見た図である。
図6に示すように、アッパートリム16の前面部34の前面上部48は、その車幅方向内側端において車幅方向外側に向かって後傾するように形成されている。即ち、この前面上部48とアッパートリム16の側面部36との成す角度は鋭角となるので、アッパートリム16の成形時にこのアッパートリム16の側面部36に垂直な方向に沿って金型を開閉する場合、アッパートリム16の前面上部48はアンダーカット形状となる。
アッパートリム16をサイドドア8のドアパネル10に取り付けた状態においては、このアッパートリム16の上面部32の前端における車幅方向内側の端部44は、この上面部32の前端における車幅方向外側の端部よりも前方に位置する。また、アッパートリム16がドアパネル10に取り付けられ且つサイドドア8が閉じられた状態において、アッパートリム16の上面部32の前端における車両方向内側の端部44は、フロントピラートリムロア30の上面部38の後端における車幅方向内側の端部46よりも車幅方向内側に位置するようになっている。例えば、アッパートリム16の上面部32の前端における車両方向内側の端部44は、フロントピラートリムロア30の上面部38の後端における車幅方向内側の端部46よりも2mm車幅方向内側に位置するようになっている。
一方、図7に示すように、アッパートリム16の前面部34の前面下部50は、車幅方向外側に向かって前傾するように形成されている。即ち、この前面下部50とアッパートリム16の側面部36との成す角度は鈍角となるので、アッパートリム16の成形時にこのアッパートリム16の側面部36に垂直な方向に沿って金型を開閉する場合、アッパートリム16の前面下部50はアンダーカット形状にならない。
アッパートリム16をサイドドア8のドアパネル10に取り付けた状態において、このアッパートリム16の前面下部50の車幅方向内側の端部が、同じ高さ位置における車幅方向外側の端部よりも後方に位置する。また、アッパートリム16の前面上部48と前面下部50との境界においては、アッパートリム16の前面部34は、車幅方向に延びるように形成されている。
また、図6及び図7に示すように、アッパートリム16の裏面(即ち車外側面)は、このアッパートリム16の表面(即ち車室1側面)とほぼ平行になるように形成されている。従って、アッパートリム16の前面上部48の裏面(即ち後側面)は、その車幅方向内側端において車幅方向外側に向かって後傾するように形成され、アッパートリム16の前面下部50の裏面(即ち後側面)は、車幅方向外側に向かって前傾するように形成されている。
次に、本発明の実施形態のさらなる変形例を説明する。図8は、本発明の実施形態の変形例によるドアトリム14のアッパートリム16を車幅方向外側から見た側面図である。
上述した実施形態においては、アッパートリム16は、例えば射出成形法により樹脂を一体成形することで形成されると説明したが、一体成形ではなく複数の部品に分割してもよい。例えば、図8に示すように、アッパートリム16が、上面部32と前面上部48とを含むアッパートリム上部52(上方トリム部)と、前面下部50を含み、アッパートリム上部52とは別体に形成されたアッパートリム下部54(下方トリム部)とを有するようにしてもよい。この場合、アッパートリム上部52とアッパートリム下部54とは、それぞれ、例えば射出成形法により樹脂を一体成形することで形成される。
また、上述した実施形態においては、ドアトリム14が、アッパートリム16と、ロアトリム18と、ドアアームレスト20とを備えていると説明したが、これらのアッパートリム16、ロアトリム18、及び、ドアアームレスト20は、それぞれ別部品として設けられてもよく、一体の部品として設けられてもよい。
次に、上述した本発明の実施形態及び本発明の実施形態の変形例による車両用内装構造の作用効果を説明する。
まず、ドアトリム14のアッパートリム16の上面部32の前端から下方に延びる前面上部48が、少なくともその車幅方向内側端において車幅方向外側に向かって後傾するように形成されると共に、フロントピラートリムロア30の後面部40が、このアッパートリム16の前面部34に対向し且つこの前面部34に沿うように形成されているので、乗員の目につきやすいフロントピラートリムロア30とアッパートリム16との合わせ部の隙間を、乗員の視線方向に対して直視されないよう大きな角度(好ましくは直角あるいは鈍角)を成す方向に延びるように形成することができ、これにより、この合わせ部の隙間が小さく見えるようにすることができる。
また、アッパートリム16の上面部32の前端から下方に延びる前面上部48は、車幅方向外側に向かって後傾するように形成されているので、この前面上部48とアッパートリム16の側面部36との成す角度は鋭角となり、アッパートリム16の成形時にこのアッパートリム16の側面部36に垂直な方向に沿って金型を開閉する場合、アッパートリム16の前面上部48はアンダーカット形状となるが、ドアトリム14のアッパートリム16の前面上部48の下端から下方に延びる前面下部50は、車幅方向と平行に又は車幅方向外側に向かって前傾するように形成されているので、この前面下部50とアッパートリム16の側面部36との成す角度は鈍角となり、アッパートリム16の成形時にこのアッパートリム16の側面部36に垂直な方向に沿って金型を開閉する場合、アッパートリム16の前面下部50はアンダーカット形状にならない。従って、アッパートリム16の前面上部48についてのみアンダーカット形状に対応した金型とすればよく、金型の製造コストの増大を抑制できる。
即ち、金型の製造コストの増大を抑制しつつ、ドアトリム14と前方内装部材との合わせ部の隙間が小さく見えるようにして良好な外観を得ることができる。
また、アッパートリム16の前面上部48の裏面(後側面)は、少なくともその車幅方向内側端において車幅方向外側に向かって後傾するように形成され、アッパートリム16の前面下部50の裏面(後側面)は、車幅方向外側に向かって前傾するように形成されているので、アッパートリム16の裏面の成形についても、アッパートリム16の前面部34の表面(前側面)の成形と同様に、アッパートリム16の前面上部48の裏面についてのみアンダーカット形状に対応した金型とすればよく、金型の製造コストの増大を抑制できる。また、アッパートリム16の前面部34の表面と裏面とが同様の形状になり、アッパートリム16の前面部34の裏面に駄肉部が形成されないので、成形時のひけ等の外観不良発生を抑制できる。
また、アッパートリム16をサイドドア8のドアパネル10に取り付けた状態において、アッパートリム16の上面部32の前端における車幅方向内側の端部44は、車幅方向外側の端部よりも前方に位置しているので、アッパートリム16をサイドドア8のドアパネル10に取り付けた状態において、乗員の目につきやすいフロントピラートリムロア30とアッパートリム16との合わせ部の隙間を、乗員の視線方向に対して直視されないよう、より大きな角度(好ましくは直角あるいは鈍角)を成す方向に延びるように形成することができ、これにより、この合わせ部の隙間が小さく見えるようにすることができる。
また、アッパートリム16の上面部32の前端は、平面視で、車幅方向内側から外側に向かうほど後傾角度が小さくなるように形成されているので、フロントピラートリムロア30とアッパートリム16との合わせ部において、特に乗員の目につきやすい車幅方向内側の隙間を、乗員の視線方向に対して直視されないよう、より大きな角度(好ましくは直角あるいは鈍角)を成す方向に延びるように形成しつつ、このアッパートリム16の前面部34においてアンダーカット形状となる範囲を狭くすることができ、これにより、金型の製造コストの増大を抑制しつつ、フロントピラートリムロア30とアッパートリム16との合わせ部の隙間が小さく見えるようにして良好な外観を得ることができる。
また、アッパートリム16の上面部32の前端における車両方向内側の端部44は、フロントピラートリムロア30の上面部38の後端における車幅方向内側の端部46よりもさらに車幅方向内側且つ上方に位置するので、乗員の視線方向で見て、アッパートリム16の上面部32の前端における車両方向内側の端部44がフロントピラートリムロア30の上面部38の後端における車幅方向内側の端部46に重複するように配置することができ、フロントピラートリムロア30とアッパートリム16との合わせ部の隙間がさらに小さく見えるようにすることができる。
また、アッパートリム16を一体成形する場合に、アッパートリム16の前面上部48についてのみアンダーカット形状に対応した金型とすればよく、金型の製造コストの増大を抑制できる。
また、アッパートリム16を、上面部32と前面上部48とを含むアッパートリム上部52と、前面下部50を含み、アッパートリム上部52とは別体に形成されたアッパートリム下部54との2つの部品に分割して形成する場合には、アッパートリム上部52についてのみアンダーカット形状に対応した金型とすればよく、金型の製造コストの増大を抑制できる。
1 車室
6 フロントピラートリム
8 サイドドア
14 ドアトリム
16 アッパートリム
30 フロントピラートリムロア
32、38 上面部
34 前面部
36、42 側面部
40 後面部
44 アッパートリムの上面部の前端における車両方向内側の端部
46 フロントピラートリムロアの上面部の後端における車幅方向内側の端部
48 前面上部
50 前面下部
52 アッパートリム上部
54 アッパートリム下部

Claims (7)

  1. 車両の車室内に設けられる車両用内装構造であって、
    上記車両のサイドドアの車室側に取り付けられたドアトリムと、
    上記車室内において上記ドアトリムの前方に取り付けられた前方内装部材と、を有し、 上記ドアトリムは、上記サイドドアの窓枠下縁に沿って車両前後方向に延びる上面部と、この上面部の前端から下方に延びる前面部と、この前面部の車幅方向内側端から上面部の車幅方向内側端に沿って車両前後方向に延びる側面部と、を有し、このドアトリムの前面部は、このドアトリムの上面部の前端から下方に延び且つ少なくともその車幅方向内側端において車幅方向外側に向かって後傾するように形成された前面上部と、この前面上部の下端から下方に延び且つ車幅方向と平行に又は車幅方向外側に向かって前傾するように形成された前面下部とを含み、
    上記前方内装部材は、上記ドアトリムの上面部とほぼ同じ高さ位置で車両前後方向に延びる上面部と、この前方内装部材の上面部の後端から上記ドアトリムの前面部に対向し且つこのドアトリムの前面部に沿うように延びる後面部と、この後面部の車幅方向内側端から上記ドアトリムの側面部とほぼ同じ車幅方向位置で車両前後方向に延びる側面部と、を有することを特徴とする車両用内装構造。
  2. 上記ドアトリムの前面上部の後側面は、少なくともその車幅方向内側端において車幅方向外側に向かって後傾するように形成され、上記ドアトリムの前面下部の後側面は、車幅方向と平行に又は車幅方向外側に向かって前傾するように形成されている、請求項1に記載の車両用内装構造。
  3. 上記ドアトリムは、その上面部の前端における車幅方向内側の端部が車幅方向外側の端部よりも前方に位置するように、上記車両のサイドドアの車室側に取り付けられる、請求項1又は2に記載の車両用内装構造。
  4. 上記ドアトリムの上面部の前端は、平面視で、車幅方向内側から外側に向かうほど後傾角度が小さくなるように形成されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用内装構造。
  5. 車両の車室内に設けられる車両用内装構造であって、
    上記車両のサイドドアの車室側に取り付けられたドアトリムと、
    上記車室内において上記ドアトリムの前方に取り付けられた前方内装部材と、を有し、 上記ドアトリムは、上記サイドドアの窓枠下縁に沿って車両前後方向に延びる上面部と、この上面部の前端から下方に延びる前面部と、この前面部の車幅方向内側端から上面部の車幅方向内側端に沿って車両前後方向に延びる側面部と、を有し、このドアトリムの前面部は、このドアトリムの上面部の前端から下方に延び且つ少なくともその車幅方向内側端において車幅方向外側に向かって後傾するように形成された前面上部と、この前面上部の下端から下方に延び且つ車幅方向と平行に又は車幅方向外側に向かって前傾するように形成された前面下部とを含み、
    上記前方内装部材は、上記ドアトリムの上面部とほぼ同じ高さ位置で車両前後方向に延びる上面部と、この前方内装部材の上面部の後端から上記ドアトリムの前面部に対向し且つこのドアトリムの前面部に沿うように延びる後面部と、この後面部の車幅方向内側端から車両前後方向に延びる側面部と、を有し、
    上記ドアトリムの上面部の前端における車両方向内側の端部は、上記前方内装部材の上面部の後端における車幅方向内側の端部よりもさらに車幅方向内側且つ上方に位置することを特徴とする車両用内装構造。
  6. 上記ドアトリムは、上記前面上部と上記前面下部とが一体に形成されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両用内装構造。
  7. 上記ドアトリムは、上記上面部と上記前面上部とを含む上方トリム部と、上記前面下部を含み、上記上方トリム部とは別体に形成された下方トリム部とを有する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両用内装構造。
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