JP2008143378A - 車両用内装トリム - Google Patents
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Abstract
【課題】 商品性を向上し、原価を低減できる車両用ドアトリムを提供す。
【解決手段】 ピラーガーニッシュ5及びドアトリム9,10双方の後部RR側には、断面で室内RM側の面に対して鈍角θ1,θ2をなすフランジ部9b、5bが、前記ピラーガーニッシュ5及びドアトリム9,10双方の前部FR側に向けて延在形成されてなると共に前記ピラーガーニッシュ5及びドアトリム9,10双方の前部FR側の端部は、室内RM側に面直な方向に対して前記後部RRの端部と重なり合うように配されてなる。
【選択図】 図3
【解決手段】 ピラーガーニッシュ5及びドアトリム9,10双方の後部RR側には、断面で室内RM側の面に対して鈍角θ1,θ2をなすフランジ部9b、5bが、前記ピラーガーニッシュ5及びドアトリム9,10双方の前部FR側に向けて延在形成されてなると共に前記ピラーガーニッシュ5及びドアトリム9,10双方の前部FR側の端部は、室内RM側に面直な方向に対して前記後部RRの端部と重なり合うように配されてなる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、車両用内装トリムに関し、特に車体構造の室内側を覆うと共に該車体構造に支持されてなるトリム本体を有する内装トリムに関する。
従来の車両用内装トリムは、上下に延在されてなる柱部材と、該柱部材を挟んで前後に配設されてなると共に外側に開扉可能なるドア部材とより少なくとも構成されてなる車体構造の該柱部材及び該ドア部材のそれぞれの室内側を覆うと共に該車体構造に支持されてなるピラーガーニッシュ及びドアトリムを有する(例えば、特許文献1。)。
特開昭58−112878号公報
しかしながら、このようなピラーガーニッシュと、その前後に配されるドアトリムとの合わせ部の前後方向の隙間が面直方向で大きく見えてしまい、商品性を損なうことになる。見えないように、ピラーガーニッシュに複雑な断面に形成すれば、アンダーカットとならざるを得ず、金型費用が高騰し、しかも、パーティングラインがピラーガーニッシュの面に存在するとバリが発生しやすく、外観を損ねやすいことになる。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、商品性を向上し、原価を低減できる車両用ドアトリムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、上下に延在されてなる柱部材と、該柱部材を挟んで前後に配設されてなると共に外側に開扉可能なるドア部材とより少なくとも構成されてなる車体構造の該柱部材及び該ドア部材のそれぞれの室内側を覆うと共に該車体構造に支持されてなるピラーガーニッシュ及びドアトリムを有する車両用内装トリムにおいて、前記ピラーガーニッシュ及びドアトリム双方の後部側には、断面で室内側の面に対して鈍角をなすフランジ部が、前記ピラーガーニッシュ及びドアトリム双方の前部側に向けて延在形成されてなると共に前記ピラーガーニッシュ及びドアトリム双方の前部側の端部は、室内側に面直な方向に対して前記後部の端部と重なり合うように配されてなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用内装トリムであって、前記ピラーガーニッシュの前後のフランジ部は、双方ともほぼ同じ傾斜状に延出形成されてなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用内装トリムであって、前記ピラーガーニッシュの端部は、柱部材に支持されたウエルトのリップにより覆われてなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ピラーガーニッシュ及びドアトリム双方の後部側には、断面で室内側の面に対して鈍角をなすフランジ部が、前記ピラーガーニッシュ及びドアトリム双方の前部側に向けて延在形成されてなると共に前記ピラーガーニッシュ及びドアトリム双方の前部側の端部は、室内側に面直な方向に対して前記後部の端部と重なり合うように配されてなるため、ピラーガーニッシュと、その前後に配されるドアトリムとの合わせ部の前後方向の隙間が面直方向で小さくなり、商品性が向上する。また、ピラーガーニッシュの断面が単純化してなるため、金型費用が低減できる。
請求項2に記載の発明によれば、ピラーガーニッシュの前後のフランジ部は、双方ともほぼ同じ傾斜状に延出形成されてなるため、アンダーカットにならず、金型費用が低減でき、パーティングラインがピラーガーニッシュの面に存在しないため、商品性が向上する。
請求項3に記載の発明によれば、ピラーガーニッシュの端部は、柱部材に支持されたウエルトのリップにより覆われてなるため、ピラーガーニッシュの端部が露出されず、商品性が向上する。
商品性を向上し、原価を低減できる車両用ドアトリムを提供する、という目的を、ピラーガーニッシュ及びドアトリム双方の後部側には、断面で室内側の面に対して鈍角をなすフランジ部が、前記ピラーガーニッシュ及びドアトリム双方の前部側に向けて延在形成されてなると共に前記ピラーガーニッシュ及びドアトリム双方の前部側の端部は、室内側に面直な方向に対して前記後部の端部と重なり合うように配されてなることで、実現した。
本発明の一実施例を、図1〜図3に基づいて説明する。
車両である自動車1の「車体構造」であるセンターピラー2の前後には、フロントドア3とリアドア4とが配される。前記センターピラー2は、インナパネル2aとアウタパネル2bとより構成される。前記フロントドア3は、インナパネル3aとアウタパネル3bとより構成される。前記リアドア4は、インナパネル4aとアウタパネル4bとより構成される。前記リアドア4のインナパネル4aは、ボルト6,ナット7により固持されたヒンジ機構8が、前記センターピラー2のアウタパネル2bにボルト6,ナット7により開扉自在に軸支されてなる。図2に、フロントドア3及びリアドア4の開扉方向を矢印で示している。
符号5は、前記インナパネル2aの室内RM側を覆うと共に該センターピラー1に支持されてなる「トリム本体」である合成樹脂製のピラーガーニッシュである。
符号9及び10は、フロントドア3及びリアドア4双方のインナパネル3a、4aの室内RM側に配されてなる「トリム本体」であるフロントドアトリム及びリアドアトリムである。
図3は、前記ピラーガーニッシュ5の成形時の説明図であるが、図3に示す若干斜め上下方向の矢印が型抜き方向で、フロントフランジ部5a及びリアフランジ部5bが、ほぼ平行に形成されてなる。即ち、前記ピラーガーニッシュ5及びフロントドアトリム9及びリアドアトリム10双方の後部RR側には、図3に示すような断面で室内RM側の面に対して鈍角θ1及びθ2をなすフロントドアトリム9の「後部」であるリアフランジ部9b及びピラーガーニッシュ5の「後部」であるリアフランジ部5bが、前記ピラーガーニッシュ5及びリアドアトリム10双方の「前部」であるフロントフランジ部5a及びフロントフランジ部10a(共に図3に示すような断面で室内RM側の面に対して鋭角θ3及びθ4をなす)側に向けて延在形成されてなると共に前記ピラーガーニッシュ5及びリアドアトリム10双方のフロントフランジ部5a、10aは、室内RM側に面直な方向に対して前記リアフランジ部9b、5bの端部と重なり合うように配されてなる。
かかる構造を図3により詳細に説明すると、X−X,Y−Yは、室内RMに沿った内面線に対して面直な線で、X−Xは、ピラーガーニッシュ5の前側FRに沿った位置を示し、Y−Yは、リアドアトリム10の前側FRに沿った位置を示す。かかる面直線X−X、Y−Yに対して寸法za,zb分だけリアフランジ部9b、5bの端部が後側RRになっている。これを段落0017で説明するところの「重なり合う」という意味である。寸法Qは、前記ピラーガーニッシュ5のフロントフランジ部5aとフロントドアトリム9のリアフランジ部9bとの隙間が、前記ピラーガーニッシュ5のリアフランジ部5bとリアドアトリム10のフロントフランジ部10aとが同一で、平行であることを示している。
従って、この実施例によれば、ピラーガーニッシュ5及びフロントドアトリム9双方のリアフランジ部9b、5b側には、断面で室内RM側の面に対して鈍角θ1,θ2をなすリアフランジ部9b、5bが、前記ピラーガーニッシュ5及びリアドアトリム10双方のフロントフランジ部5a、10a側に向けて延在形成されてなると共に前記ピラーガーニッシュ5及びリアドアトリム10双方のフロントフランジ部5a、10a側の端部は、室内RM側に面直な方向に対して前記リアフランジ部9b、5bの端部と重なり合うように配されてなるため、ピラーガーニッシュ5と、その前後に配されるフロントドアトリム9及びリアドアトリム10との合わせ部の前後方向の隙間が面直方向で小さくなり、商品性が向上する。また、ピラーガーニッシュ5の断面が単純化してなるため、金型費用が低減できる。特に、図2に示す後席乗員の目の位置(アイポイントという)が図示しない後席に着座している場合の効果はより大きい。
ピラーガーニッシュ5のフロントフランジ部5a及びリアフランジ部5bは、双方ともほぼ同じ傾斜状に延出形成されてなるため、アンダーカットにならず、金型費用が低減でき、パーティングラインがピラーガーニッシュ5の面に存在しないため、商品性が向上する。図3の丸印が、パーティングラインを示す。
ピラーガーニッシュ5のフロントフランジ部5a及びリアフランジ部5bの端部5cは、柱部材2に支持されたウエルト11のリップ11aにより覆われてなるため、ピラーガーニッシュ5の端部5cが露出されず、商品性が向上する。
「車体構造」としてセンターピラーを例にして説明し、「トリム本体」としてピラーガーニッシュ5及びドアトリム9,10を例にして説明したが、これらに限定されるものではなく、図示しないフロントドア及びフロントピラーガーニッシュでも良いし、図示しないリアピラー及びリアピラーガーニッシュでも良い。また、ピラーガーニッシュ5の材質は、合成樹脂単体に限らず、表皮材を貼設したものでもよい。
1 「車両」である自動車
2 「柱部材」であるセンターピラー
3 フロントドア
4 リアドア
5 「トリム本体」であるピラーガーニッシュ
5a フロントフランジ部
5b リアフランジ部
5c 端部
9 「トリム本体」であるフロントドアトリム
9b リアフランジ部
10 「トリム本体」であるリアドアトリム
10a フロントフランジ部
11 ウエルト
11a リップ
2 「柱部材」であるセンターピラー
3 フロントドア
4 リアドア
5 「トリム本体」であるピラーガーニッシュ
5a フロントフランジ部
5b リアフランジ部
5c 端部
9 「トリム本体」であるフロントドアトリム
9b リアフランジ部
10 「トリム本体」であるリアドアトリム
10a フロントフランジ部
11 ウエルト
11a リップ
Claims (3)
- 上下に延在されてなる柱部材と、該柱部材を挟んで前後に配設されてなると共に外側に開扉可能なるドア部材とより少なくとも構成されてなる車体構造の該柱部材及び該ドア部材のそれぞれの室内側を覆うと共に該車体構造に支持されてなるピラーガーニッシュ及びドアトリムを有する車両用内装トリムにおいて、
前記ピラーガーニッシュ及びドアトリム双方の後部側には、断面で室内側の面に対して鈍角をなすフランジ部が、前記ピラーガーニッシュ及びドアトリム双方の前部側に向けて延在形成されてなると共に前記ピラーガーニッシュ及びドアトリム双方の前部側の端部は、室内側に面直な方向に対して前記後部の端部と重なり合うように配されてなることを特徴とする車両用内装トリム。 - 請求項1に記載の車両用内装トリムであって、
前記ピラーガーニッシュの前後のフランジ部は、双方ともほぼ同じ傾斜状に延出形成されてなることを特徴とする車両用内装トリム。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両用内装トリムであって、
前記ピラーガーニッシュの端部は、柱部材に支持されたウエルトのリップにより覆われてなることを特徴とする車両用内装トリム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006333647A JP2008143378A (ja) | 2006-12-11 | 2006-12-11 | 車両用内装トリム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006333647A JP2008143378A (ja) | 2006-12-11 | 2006-12-11 | 車両用内装トリム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008143378A true JP2008143378A (ja) | 2008-06-26 |
Family
ID=39604019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006333647A Pending JP2008143378A (ja) | 2006-12-11 | 2006-12-11 | 車両用内装トリム |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2008143378A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012066740A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用ウェザストリップの端末部処理構造 |
JP2015199424A (ja) * | 2014-04-08 | 2015-11-12 | マツダ株式会社 | 車両用内装構造 |
JP2020050023A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | 本田技研工業株式会社 | 車体前部構造 |
-
2006
- 2006-12-11 JP JP2006333647A patent/JP2008143378A/ja active Pending
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