JPH04130440U - プローブボード - Google Patents

プローブボード

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JPH04130440U
JPH04130440U JP400291U JP400291U JPH04130440U JP H04130440 U JPH04130440 U JP H04130440U JP 400291 U JP400291 U JP 400291U JP 400291 U JP400291 U JP 400291U JP H04130440 U JPH04130440 U JP H04130440U
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probe board
ring
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】樹脂リング2に導電性を持たせ、探針1に絶縁
膜10がコーティングされる。 【効果】探針1間のストレーキャパシティが無視でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプローブボードニ関し、得に半導体ウェーハの電気的試験の為のウェ ーハの接触に用いるプローブボードに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプローブボードは、図5(a),(b)に示す様に、基板3に探針1を 取り付け樹脂リング11で固定しており、特にリング11は機械的強度を持たせ る為にのみ用いられている絶縁物であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図3に、このような従来のプローブボードを用いた測定方法を示す。
【0004】 図4において、この従来のブローブボードでは、半導体ペレット4の測定パッ ド7に探針1を接触させ、入出力の電気的測定を行なうわけであるが、探針1間 が非常に接近して取り付けられるため、探針1間のストレーキャパシティ6の影 響が無視できなくなり、送信側の高周波成分5が受信側に伝わり、正確な測定が できなくなる問題点があった。
【0005】 この問題を解決するため探針1を同軸状におおったプローブボードも存在する が、コスト高になり値段が高く、しかも故障時の修理が困難であるという問題点 があった。
【0006】 本考案の目的は、前記問題点を解決し、ストレーキャパシティが無視でき、故 障時の修理が用意にできるようにしたプローブボードを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の構成は、半導体ウェーハ上に形成されたペレットのパッドに当接させ る探針と、前記探針を固定する樹脂リングと、前記探針と前記樹脂リングとを取 付ける基板とを備えたプローグボードにおいて、前記樹脂リングに導電性を持た せ、前記探針に絶縁コーティングを施すことを特徴とする。
【0008】
【実施例】
図1(a),(b)は本考案の一実施例のプローブボードの断面図の裏面図、 図2は図1の一部を拡大して示した断面図、図4は図1の使用状態を示す回路図 である。
【0009】 図1,図2において、本実施例のプローブボードは、探針1が導電性樹脂リン グ2に固定され、先に基板3に取付けられている。
【0010】 図3に示すように、探針1は、基板3にハンダ付けされ、さらにリング2で封 入されて固定されている。この探針1には、絶縁膜10がコーティングされてい る。
【0011】 このプローブボードの作用を、図5を用いて説明する。
【0012】 図5において、各入出力探針1をリング2でおおった状態は電気的に同軸と同 様になるため、これを下層同軸9と呼ぶことにする。この下層同軸9を試験装置 8の基準伝域(グラウンド)に接続すると、探針1間のストレーキャパシティが 低下する。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、探針固定用の樹脂リングに導電性をもたせる ことにより、全探針に一様に下層同軸効果をもたらすため、探針間のストレーキ ャパシティが低下し、入出力信号が高周波になってもストレーの影響が少なくな り、送信側の高周波成分が受信側に伝わりにくくなり、より正確な測定ができる という効果があり、また同軸プローブボードに比べコストが低く、故障時の修理 が容易であるという効果もある。
【提出日】平成4年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプローブボードに関し、特に半導体ウェーハの電気的試験の為のウェ ーハの接触に用いるプローブボードに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプローブボードは、図5(a),(b)に示す様に、基板3に探針1を 取り付け樹脂リング11で固定しており、特にリング11は機械的強度を持たせ る為にのみ用いられている絶縁物であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図3に、このような従来のプローブボードを用いた測定方法を示す。
【0004】 図3において、この従来のブローブボードでは、半導体ペレット4の測定パッ ド7に探針1を接触させ、入出力の電気的測定を行なうわけであるが、探針1間 が非常に接近して取り付けられるため、探針1間のストレーキャパシティ6が形 成される。入出力信号が高周波になると 探針1間のストレーキャパシティ6の影 響が無視できなくなり、送信側の高周波成分5が受信側に伝わり、正確な測定が できなくなる問題点があった。
【0005】 この問題を解決するため探針1を同軸状におおったプローブボードも存在する が、コスト高になり値段が高く、しかも故障時の修理が困難であるという問題点 があった。
【0006】 本考案の目的は、前記問題点を解決し、ストレーキャパシティの影響をなくし 故障時の修理が容易にできるようにしたプローブボードを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の構成は、半導体ウェーハ上に形成されたペレットのパッドに当接させ る探針と、前記探針を固定する樹脂リングと、前記探針と前記樹脂リングとを取 付ける基板とを備えたプローボードにおいて、前記樹脂リングに導電性を持た せ、前記探針に絶縁コーティングを施すことを特徴とする。
【0008】
【実施例】
図1(a),(b)は本考案の一実施例のプローブボードの断面図裏面図、 図2は図1の一部を拡大して示した断面図、図4は図1の使用状態を示す回路図 である。
【0009】 図1,図2において、本実施例のプローブボードは、探針1が導電性樹脂リン グ2に固定され、探針1の根元が基板3に取付けられている。
【0010】 図2に示すように、探針1は、基板3にハンダ付けされ、さらにリング2で封 入されて固定されている。この探針1には、絶縁膜10がコーティングされてい る。
【0011】 このプローブボードの作用を、図4を用いて説明する。
【0012】 図4において、各入出力探針1をリング2でおおった状態は電気的に同軸と同 様になるため、これを仮想同軸9と呼ぶことにする。この仮想同軸9を試験装置 8の基準電位(グラウンド)に接続すると、探針1間のストレーキャパシティが 低下する。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、探針固定用の樹脂リングに導電性をもたせる ことにより、全探針に一様に仮想同軸効果をもたらすため、探針間のストレーキ ャパシティが低下し、入出力信号が高周波になってもストレーの影響が少なくな り、送信側の高周波成分が受信側に伝わりにくくなり、より正確な測定ができる という効果があり、また同軸プローブボードに比べコストが低く、故障時の修理 が容易であるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本考案の一実施例のプローブ
カードを示す断面図およびその裏面図である。
【図2】図1の一部を拡大して示した断面図である。
【図3】従来のプローブカードの使用状態を示す回路図
である。
【図4】図1のプローブカードの使用状態を示す回路図
である。
【図5】(a),(b)は従来のプローブカードを示す
断面図およびその裏面図である。
【符号の説明】
1 探針 2 導電性樹脂リング 3 基板 4 半導体ペレット 5 高周波成分 6 ストレーキャパシティ 7 パッド 8 試験装置 9 下層同軸 10 絶縁膜 11 絶縁樹脂リング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【考案の名称】 プローブボード
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本考案の一実施例のプローブ
カードを示す断面図およびその裏面図である。
【図2】図1の一部を拡大して示した断面図である。
【図3】従来のプローブカードの使用状態を示す回路図
である。
【図4】図1のプローブカードの使用状態を示す回路図
である。
【図5】(a),(b)は従来のプローブカードを示す
断面図およびその裏面図である 。
【符号の説明】 1 探針 2 導電性樹脂リング 3 基板 4 半導体ペレット 5 高周波成分 6 ストレーキャパシティ 7 パッド 8 試験装置 9 仮想同軸 10 絶縁膜 11 絶縁樹脂リング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体ウェーハ上に形成されたペレットの
    パッドに当接させる探針と、前記探針を固定する樹脂リ
    ングと、前記探針と前記樹脂リングとを取付ける基板と
    を備えたプローグボードにおいて、前記樹脂リングに導
    電性を持たせ、前記探針に絶縁コーティングを施すこと
    を特徴とするプローブボード。
JP1991004002U 1991-02-06 1991-02-06 プローブボード Expired - Fee Related JP2563156Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991004002U JP2563156Y2 (ja) 1991-02-06 1991-02-06 プローブボード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991004002U JP2563156Y2 (ja) 1991-02-06 1991-02-06 プローブボード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04130440U true JPH04130440U (ja) 1992-11-30
JP2563156Y2 JP2563156Y2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=31898718

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013167503A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Tokyo Cathode Laboratory Co Ltd プローブカード及びプローブカードの製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6135709A (ja) * 1984-07-27 1986-02-20 高北農機株式会社 マニアスプレツダ

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6135709A (ja) * 1984-07-27 1986-02-20 高北農機株式会社 マニアスプレツダ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013167503A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Tokyo Cathode Laboratory Co Ltd プローブカード及びプローブカードの製造方法

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JP2563156Y2 (ja) 1998-02-18

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