JPH04128741A - 処理物性が改良されたハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

処理物性が改良されたハロゲン化銀写真感光材料

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JPH04128741A
JPH04128741A JP24925190A JP24925190A JPH04128741A JP H04128741 A JPH04128741 A JP H04128741A JP 24925190 A JP24925190 A JP 24925190A JP 24925190 A JP24925190 A JP 24925190A JP H04128741 A JPH04128741 A JP H04128741A
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compd
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latex
silver
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Kazuya Tsukada
和也 塚田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、親水性コロイド層にポリマーラテックスを含
有させたハロゲン化銀写真感光材料に関する。
〔発明の背景〕
ハロゲン化銀写真感光材料においては、バインダーとし
て一般的にはゼラチンが用いられる。
しかしながら、皮膜物性の向上のためポリマーラテック
スを使用することにより、ゼラチン量の低減をはかり、
かつ柔軟性、耐圧性、寸度安定性、乾燥性等を高めるこ
とができる。
しかしポリマーラテックスの場合、分散剤として界面活
性剤が一般に使用されるため、例えば減感、現像時の失
透、現像魁理後の色汚染、印刷用感光材料の網点品質の
劣化等の問題を生ずる。
このため例えば米国特許3525620号、同3142
568号、同3323286号、ベルギー特許7685
58号、同708347号、西独特許2049150号
、英国特許1498697号、特開昭59−50969
号等には特定の界面活性剤(乳化剤)を用いてラテック
スを重合し、改良する方法が開示されているが、この方
法では使用する乳剤の種類が限定され、特に印刷用感光
材料では網点品質に無影響なものがない。
また、特開昭55−50240号、同48−52882
号、同48−52883号、特公昭55−47371号
、同54−19772号にはラテウクス重合時に高分子
保護コロイドを用いる方法が開示されているがこの方法
では、粘度の増加、重層性の悪化、ハジキ、現像処理時
の失透等の問題を生ずることがあった。
また、特開昭51−130217号、米国特許2772
166号、同2763625号、同3062674号、
同3287289号、同3411911号、英国特許1
152375号、仏画特許1505778号では、親水
性七ツマ−と疎水性七ツマ−との共重合体ラテックスが
開示されているが、これらの技術も使用できる乳剤が限
定され、特に印刷用に使用できるものが少なく、かつ粘
度の増加等の問題が生じた。これに対し本出願人は特開
昭61〜284755号において、親水性基及びラジカ
ルが連鎖移動し易い基を1個ずつ有する化合物の存在下
重合性不飽和化合物を重合させて得たラテックスを提案
した。
この方法は上記のような問題に対しては優れた結果をも
たらしたが、尚、液中プレッシャーについては充分とは
いえなかった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、現像処理時、処理液中のローラーによ
る圧力カブリ(黒斑点)がで難く、かつ表面比抵抗に優
れたハロゲン化銀写真感光材料を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、支持体上に、少なくとも1層のハ
ロゲン化銀乳剤層を有し、該乳剤層またはその他の親水
性コロイド層中にポリマーラテックスを含有するハロゲ
ン化銀写真感光材料において、該ポリマーラテックスが
親水性基及びラジカルが連続移動し易い基及び/又は銀
吸着性の硫黄成分を、1分子中に少なくとも1個ずつ有
する化合物の存在下で、重合性不飽和化合物を重合させ
て得たものであり、かつ該ポリマーラテックスの粒径が
100nr」nmの範囲であることを特徴とするハロゲ
ン化銀写真感光材料により達成される。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明における親水性基とは、電子的パラメーター1の
値が負の基を表す。電子的パラメーター冨の負の基は、
「ジャーナル・オブ・メヂカルケミスト リ −J  
 (J、Med、Chem)  16.1207(19
73)、同20.304(1974)等に記載の値から
知ることができ、まl;記載の方法により測定すること
ができる。
親水性基の具体例としては例えば−〇〇〇〇、−SO3
H。
−PO(CH) s 、 −OB、−CONH2、−C
N、−NH2もしくはこれらの塩等であり、カルボン酸
基、スルホン酸基、リン酸基もしくはこれらの塩が好ま
しい。
またラジカルが連鎖移動し易い基とは、例えば重合性不
飽和化合物を重合する際に生じる重合開始剤ラジカル、
もしくは重合成長鎖ラジカル等の活性点が移動し易い基
のことであり、好ましくは、ただし、上記の基において
、Rは水素原子またはアルキル基、R′はアルキル基、
カルボニル基、R″は水素原子またはアルキル基、カル
ボニル基、Xは水素原子、またはハロゲン原子である。
これらの基が連鎖移動し易い基であることは「共重合−
2」高分子学会編、1976年11月発行、381頁に
記載されている。そしてこれらの基の中で−SH,−N
HR’ 、−CH2Brがさらに好ましく、−SHがも
つとも好ましい。連鎖移動し易い基は、親水性パラメー
タrの値が負の場合もある。この場合は連鎖移動し易い
基と親水性基は同一でない方が好ましい。
また親水性基の数は1分子中に少なくとも1個あればよ
く、1分子中に1〜4個あるのが好ましく、1分子中に
1〜2個あるのがさらに好ましい。親水性基の数が1分
子中に2個以上ある場合は、親水性基は同一であっても
同一でなくてもよい。また、1分子中に存在する連鎖移
動し易い基の数は少なくとも1個あればよく、1〜3個
が好ましく、1〜2fiがさらに好ましい。
親水性基とラジカル連鎖移動し易い基を1分子中に少な
くとも1個ずつ有する化合物は、−船蔵CI)で表され
るものが好tしい。
−船蔵CI) (A廿J寸B)。
〔式中、Aは親水性基であり、Bはラジカルが連鎖移動
し易い基である。mは1以上の整数であり好ましくは1
〜4、さらに好ましくは1.2である。nは1以上の整
数であり、好ましくは1〜3さらに好ましくはlである
。JはAとBがJを介して結合していれば何でもよいが
、置換又は非置換のアルキル基、置換又は非置換のフェ
ニレン基、置換又は非置換の複素環基ならびにこれらが
組み合わされた基をあげることができる。〕本発明にお
いて親水性基とラジカルが連鎖移動し易い基を1分子中
に少なくとも1個ずつ有する化合物がどのように寄与し
ているかについては、次の様に考えられる。すなわちこ
のような化合物を存在させて重合性不飽和化合物を重合
させると、連鎖移動し易い基を介して重合性不飽和化合
物がこの化合物に結合し、分子中に親水性基が導入され
た重合体が得られる。そしてこのような重合体は乳化重
合、懸濁重合時に分散安定剤を全く使用しないか、非常
に少量しか使用しなくても安定した分散物が得られ、か
つ写真乳剤に悪影響を及ぼすことの多い分散安定剤の使
用をさけることができる。
本発明においては、またラテックス中に含硫黄基を導入
することが好ましい。硫黄基を導入することにより銀に
吸着性をもつため、ラテックスがハロゲン化銀粒子近傍
に存在し、粒子を保護する環境を形成するものと思われ
、処理液中で圧力をうけた場合、応力緩和により、圧力
カブリの改良効果を大きく高めることができた。
さらにラテックスの粒径の検討により、粒径を100n
鰺以下に規定して、小粒径のものを数多くバインダー中
に分散させた方が、液中プレッシャーカブリが大きく改
善されることを発見した。
また従来の界面活性剤を介在させてラテックスを安定さ
せた構成に対し、本発明のように親水性基をラテックス
中に導入することにより、界面活性剤7リーとなり界面
活性剤の吸着がなくなり、表面比抵抗が低く保存性も良
好とすることが出来る。
以下、本発明に係る銀吸着性硫黄成分及び/又は親水性
基及びラジカルが連鎖移動し易い基を1分子中に少なく
とも1個ずつ有する化合物の具体例をあげるが、 これらに限定されるものではない。
HOOCCJ*  Sow  CHz−CHz  5H
HzOsP  (CH2)! H CH。
Br  CHz  CHz−COOHCQ  (CHi
)z  OHこれらの化合物(1)〜(31)はいずれ
も公知化合物であり、一部は特關昭54−133331
号に記載されているように暗着色および汚泥発生防止剤
として現像液に入れて使用されている。そして親水性基
およびラジカルが連鎖移動し易い基及び又は銀吸着性の
硫黄成分を一分子中に少なくとも一個ずつ有する化合物
は単独で用いるか二種類以上併用し、配合量はビニル単
量体100重量部に対して0.001〜0.2重量部で
あり、好ましくは0.01〜0.1重量部である。
また、本発明に係る重合性不飽和化合物は重合性エチレ
ン系化合物、重合性ジオレフィン系化合物であり、疏水
性上ツマー1親水性モノマーに大別される。疏水性モノ
マーとしては、例えばメチルアクリレート、エチルアク
リレート、ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート
、2−エチルへキシルアクリレート、t−ブチルアクリ
レート等のアクリル酸アルキルエステル類、メチルメタ
クリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレ
ート、ヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリレー
ト、2−エチルへキシルメタクリレート、t−ブチルメ
タクリレート、1so−プロピルメタクリレート等のメ
タクリル酸アルキルエステル類、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート等のグリシジルエステル
類、スチレン、ビニルトルエン、a−メチルスチレン、
クロルメチルスチレン等のアルケニルベンゼン類、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類、メ
チルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、フェニル
ビニルエーテル等のビニルエーテル類、塩化ビニル、臭
化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル類、ア
クリル酸アミド、メタクリル酸アミド等のアミド類、ブ
タジェン等のジエン単量体を挙げることができる。また
親水性単量体としては、とドロキシエチルアクリレート
、ヒドロキシプロピルアクリレート等のアクリル酸ヒド
ロキシアルキルエステル類、ヒドロキシエチルメタクリ
レート、ヒドロキシブ口ビルメタクリレート等のメタク
リル酸ヒドロキシアルキルエステル類、テトラエチレン
グリコール、モノメタクリレート等の(メタ)アクリル
酸、エチレングリコール類、アクリル酸、メタクリル酸
、イタコン酸、a−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸等のイオン性単量体が挙げられる。これら
の単量体は単独で用いても良く、二種類以上併用しても
良いが、親水性単量体を用いる場合は、疏水性の単量体
との併用が好ましく、安定したラテックスを得るには親
水性単量体はあまり多量に用いない方がよい。
本発明に係るラテックスは、はじめから分散媒中で重合
する乳化重合法、懸濁重合法で得てもよいし、別に重合
して重合体をとり出し、これを再分散させてラテックス
を得てもよいが、製造コスト、分散安定性等の面からは
乳化重合法が好ましい。
本発明に係るラテックスの重合は、特開昭60−450
1号に記載の方法で行うことができる。
重合に際して用いる乳化剤は、写真乳剤に使用するのを
考慮すると、全く使用しないか、使用写真乳剤に影響の
少ないものを用いるべきであるが本発明の効果を損わな
い程度の乳化剤を使用しても良い。また重合に際して用
いる重合開始剤は、ラジカル重合開始剤が良く、特に水
溶性ラジカル重合開始剤が好ましい。
本発明に係るラテックスは、そのままもしくは水に分散
させて写真層に添加することができる。
ラテックスの添加量は写真層に使用している親−水性コ
ロイド、例えば乾燥状態のゼラチン100重量部に対し
てlO〜EO重量部添加するのがよい。
本発明に係る親水性コロイドは、ゼラチン、ゼラチン誘
導体、例えばアセチル化ゼラチン、フタル化ゼラチン、
コハク化ゼラチン等、親木性ポリマー(例えばポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン等)等が挙げられ
る。
添加できる写真層は保護層、7%ロゲン化銀乳剤層、中
間層、バンクコート層のいずれでもよく、二層以上に添
加してもよい。また、使用できる乳剤は臭化銀、塩化銀
、沃化銀またはこれら混晶のハロゲン化銀のいずれであ
ってもよく、高感度乳剤、低感度乳剤のいずれでもよい
これらの乳剤は化学増感、光学増感がなされていてもよ
く、その他の添加剤、例えば安定剤、延展剤、帯電防止
剤、高沸点有機溶剤、カプラー等が添加されていてもよ
い。
本発明の写真感光材料は当業界公知の技術を利用するこ
とができる。
本発明が適用されるハロゲン化銀写真感光材料としては
、撮影用白黒感材、X−ray用白黒感材、印刷用白黒
感材等の白黒感材、カラーリバーサルフィルム、カラー
ネガアイルレム、カラーポジフィルム等の多層のカラー
感光材料等が挙げられる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を合成例、実施例により更に説明するが、
本発明はこれらの合成例、実施例に限定されるものでは
ない。
合成例1 撹拌器、温度計、滴下ロート、窒素導入管、還流冷却器
をつけた四つロフラスコに、純水270ccを入れ、7
0℃に加熱し、還流冷却器を水冷し窒素ガスを窒素導入
管から四つロフラスコ内に窒素ガスを30分間導入した
。ついで上述の条件下に、重合開始剤として過硫酸カリ
ウムを5 mmol/ (l加え、前述した化合物(1
)を0.03gを加え、ついでスチレン40g1 ブチ
ルアクリレート40gよりなる重合性不飽和化合物80
gを30分かけ滴下ロートより滴下し、その後12時間
かけて重合させて重合体(ラテックス合成例1という)
を得た。ラテッークスの粒径は平均粒径50nmであっ
た。
合成例2 表1のラテックス合成例No、2〜No、23について
は、ラテックス合成例1と重合性不飽和化合物の種類、
配合量、親水性基及びイオウ成分及びラジカルが連鎖し
易い基を一分子中に少なくとも一個有する化合物の種類
、重合開始剤の種類、重合条件を変えて、各種粒径、構
造の重合体を得た。
表1の続き 実施例− (球型種乳剤の調整) 特開昭61−6643号の方法によって、単分散性の 球型種乳剤を調整した。
40℃では激しく撹拌したAt液に、 Bl液とC1液を ダブルジェット法により30秒で添加し、核の生成を行
った。この時のpBrは1.09〜1.15であった。
1分30秒後C1液を20秒で添加し5分間の熟成を行
った。熟成時のKBr濃度は0.071モル/Q、アン
モニア濃度は0.63モル/12であった。
その後pHを6.0に合わせ、直ちに脱塩、水洗を行っ
た。この種乳剤を電子顕微鏡観察したところ、平均粒径
0.26μm、分布の広さ18%の単分散性球型乳剤で
あった。
(平板粒子の調製) 上記種乳剤を溶解した後、硝酸銀水溶液(硝酸銀として
145g)と沃化カリ4.2gを含む臭化カリ水溶液を
pH5,8EAg6.0の条件でダブルジェット法で添
加し、沃化銀含有率30モル%を含む沃臭化銀平板コア
乳剤を調整した。
更に、ひきつづいて、残りの硝酸銀水溶液と、臭化カリ
ウム水溶液をpH15,8EAg−16の条件でダブル
ジェット法で添加し、コアを被覆しコア/シェル型の平
均法度組成22mo12%の沃臭化銀粒子となるような
平均粒径(投影面積直径) 1;15μm (A)、0
.65μ■(B)、0.40μ■(C)の平板粒子を調
整した。
次に下記に示すように、過剰塩を取り除く脱塩工程を行
った。
ハロゲン化銀乳剤溶液を40℃に保ち、下記化合物(a
)(特開昭58−140322号中に示しである例示化
合物n−1)を加えて7%ロゲン化銀粒子を沈降せしめ
、上澄液を排出後、更に40℃の純水を加える。そして
硫酸マグネシウム(MgSO+)を添加し、再度ハロゲ
ン化銀粒子を沈降せしめ、上澄液をとりさる。これをも
う−度行う。
化合物(a) 得られた乳剤は平均アスペクト比、t8 (A )、4
−5CB) 、4.9(C)の特徴を有する平板粒子で
あった〇 得られた乳剤(A)、(B)、(C)各々に対し後記す
る分光増感色素(A)と(B)を200=1の重量比で
合計の量をハロゲン化銀1モル当り800mgとして添
加した後にチオシアン酸アンモニウム塩を銀1モル当り
2.4X 10−3モル、及び最適量の塩化金酸とハイ
ポを添加して化学熟成を行い、その後、4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3,3a。
7−テトセザインデン2 X 10−”モルを加え安定
化した。
得られた3種類の乳剤をA :B :C”” 20:5
0:30の比率で混合したものを用い、後述する乳剤添
加剤、表−1に示すような割合で本発明のラテックス及
び石灰処理ゼラチンと共に加えて乳剤塗布液を調製した
分光増感色素(A) 分光増感色素(B) 更に、表1に示すような割合で本発明ラテックスを含む
、保護膜塗布液を下記に示した組成で調製した。
得られた各々の塗布液を厚さ175μmの下引き済みポ
リエチレンテレフタレートベース上に2台のスライドホ
ッパー型コーターで両面同時に塗布を行い、2分50秒
で乾燥させて試料No、 l −No、12を得た。こ
の時片面当たり銀量は1.6g/m”であった。
但し、ラテックスもバインダーとして考え、ゼラチンを
含めたトータルバインダー量を表2のように変えて試料
を調整した。
得られた試料について後述する方法により感度と液中圧
力カブリの評価、表面比抵抗の測定を行った。
その結果を表2に示す。(但し、蛍光増感紙はNR−1
60(コニカ(株)を用いた。))又乳剤液(感光性ハ
ロゲン化銀塗布液)に用いた添加剤′は本発明ラテック
スを除き次のとおりである。添加量はハロゲン化銀1モ
ル当たりの量で示す。
1.1−ジメチロール−1−ブロム−1−二トルメタン
            65mgt−ブチル−カテコ
ール ポリビニルピロリドン(分子量10.000)スチレン
−無水マレイン酸共重合体 トリメチロールプロパン ジエチレングリコール 400醜g 1.0g 2.5g 0g g ニトロフェニル−トリフェニル ホスホニウムクロリド 1.3−ヒドロキシベンゼン−4− スルホン酸アンモニウム 2−メルカプトベンツイミダゾール− 5−スルホン酸ナトリウム 50鳳g 1.5mg 1・フェニル−5−メルカプトテトラゾール0mg 又保護層液に用いた添加物は本発明ラテックスを除いて
次のとおりである。添加量は塗布液12当たりの量で示
す。
石灰処理イナートゼラチン 8g 酸処理ゼラチン g ポリメチルメタクリレート、 面積平均粒径3.5μmのマット剤 二酸化ケイ素粒子 面積平均粒径1.2μmのマット剤 ルドックスAM(デュポン社製) (コロイドシリカ) 1.1g 0.5g 0g C,F*5O3K                 
    2 m gC+tHzsCONH(CH2CH
zO)sH0−5g更に硬膜剤として下記化合物をゼラ
チン1g当たり7mg添加した。
CH−CHSO!0OCH,5OCH−CH!測定方法
及び評価法は以下のように行った。
■ 感度(S冒)の測定 試料を2枚の蛍光増感紙RO−250で挟み、管電圧:
 80Kvp 管電流: 100mA 照射時間:  50m5ecでアルミ階段を介して露光
を行った後、KX−500自動現像機を用いてXD−9
0現像液で35℃、 30sec間現像を行い、XFに
て定着を行った後、常法に従い水洗、乾燥を行って得ら
れた試料についてベース濃度子カブリ濃度+1.0の濃
度を得るのに要した露光量の逆数を求め感度とした。
■ 液中圧力Fogの評価方法 試料を127X 305mmに裁断し、現像後の濃度が
約LO10,6,0,4となるような露光部分の3段階
の濃度をもつように予め露光されたものと、未露光試料
の2種の試料を用意した。
露光、未露光、各々の試料をコニカ(株)製KX−50
0自動現像機を用いてXD−90現像液で35℃、30
sec間現像し、xFにて定着を行った後、水洗して乾
燥した。
露光、未露光処理済み試料それぞれの黒斑点マークの発
生状況を調べ発生状況により5段階に分けた。
◎ : 全く発生していないもの ○ : 僅かに発生するもの △ : 発生するもの、バット見て判断可実用ギリギリ
のレベル × : 数多く発生するもの、実用は不可xx  、 
 著しく発生するもの ■ 表面比抵抗の測定法 試料を電極間隔0.14cm、長さ10c■の真鍮製電
極に挟み、武田理研製の絶縁計TR8651型で1分間
測定した。下記試料の現像前のものを温度25℃、R8
20%下に2時間調湿してから測定した。
フレッシュ試料:試料を即測定 保存試料(I):温度23°O,R855%の調低下3
日間保存〃([);温度23℃、R855%に3hr調
湿挟、フィルムを重ねた状態で防湿袋に封入し55°C
で3日表2かられかるように本発明の試料は感度の劣化
が無く、液中圧力Fog耐性および表面比抵抗保有性に
優れていることがわかる。
また、保護層より、乳剤層へ本発明のラテックスを含有
させた試料がより優れていることがわかる。
実施例−2 分光増感を施さなかった以外は実施例−1と全く同様に
して青感性のハロゲン化銀乳剤を作成した。実施例−1
と同様に表3に示す特徴を持つ試料を得た。
実施例=1と同様に得られた試料に対し、感度、液中圧
力Fog、表面比対抗保存の評価を行っt;。
表3を見ればわかるように本発明試料は感度の劣化は無
く、液中圧力Fog耐性、表面比抵抗及びその保存性に
優れていることがわかる。
〔本発明の効果〕
本発明により、処理液中のローラによる圧力力ブリが少
なく、かつ表面比抵抗に優れたハロゲン化銀写真感光材
料を提供することができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上に、少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有
    し、該乳剤層またはその他の親水性コロイド層中にポリ
    マーラテックスを含有するハロゲン化銀写真感光材料に
    おいて、該ポリマーラテックスが親水性基及びラジカル
    が連続移動し易い基及び/又は銀吸着性の硫黄成分を、
    1分子中に少なくとも1個ずつ有する化合物の存在下で
    、重合性不飽和化合物を重合させて得たものであり、か
    つ該ポリマーラテックスの粒径が100nm〜1nmの
    範囲であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
JP24925190A 1990-09-19 1990-09-19 処理物性が改良されたハロゲン化銀写真感光材料 Pending JPH04128741A (ja)

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