JPH081513B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH081513B2
JPH081513B2 JP60125204A JP12520485A JPH081513B2 JP H081513 B2 JPH081513 B2 JP H081513B2 JP 60125204 A JP60125204 A JP 60125204A JP 12520485 A JP12520485 A JP 12520485A JP H081513 B2 JPH081513 B2 JP H081513B2
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/04Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with macromolecular additives; with layer-forming substances
    • G03C1/053Polymers obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は親水性コロイド層に合成高分子を含有させた
ハロゲン化銀写真感光材料に係り、詳しくは親水性コロ
イド層にラテックスを含有させたハロゲン化銀写真感光
材料に関する。
〔従来技術〕
一般に、ポリマーラテックスをゼラチンと共にハロゲ
ン化銀写真乳剤のバインダーとして使用すると、ゼラチ
ン含量の低減をはかることができ、かつ皮膜の特性、例
えば柔軟性、耐圧性、乾燥性、寸度安定性が向上するこ
とが知られている。しかし、ラテックスを使用すると、
例えば乳剤の減感、現像時の失透、現像処理後の色素の
色汚染、印刷用感材の網点品質の劣化等写真性能に重大
な影響を及ぼすため、これらの欠点を解決するために種
種の改良が試みられている。例えば米国特許第3,525,62
0号、ベルギー国特許第768,558号、米国特許第3,142,56
8号、米国特許第3,323,286号、ベルギー国特許第708,34
7号、西独特許第2,049,150号、英国特許第1,498,697
号、特開昭59−50969号公報等には、特定の界面活性剤
(乳化剤とも言う)を用いてラテックスを重合し、これ
らの欠点を改良しようとする試みが記載されており、特
開昭55−50240号公報、特公昭55−47371号公報、特公昭
54−19772号公報、特開昭48−52882号公報、特開昭48−
52883号公報等には、ラテックスの重合時に高分子保護
コロイドを用いることが記載されている。
しかし、前者の技術は、いずれも使用する乳剤の種類
が限定されてしまう。特に印刷用感材においては使用す
る乳剤が多種にわたるので、一般に適用可能なものがな
く、特に網点品質に全く影響を与えないものは皆無であ
った。一方、後者の技術は、いずれも感度など写真性能
に与える影響は少ないものの、粘度の増加、重層性の悪
化、ハジキ等写真材料製造するうえで多々問題が生じ、
かつ現像時に失透することがあった。
また、特開昭51−130217号公報、米国特許第2,772,16
6号、米国特許第2,763,625号、米国特許第3,062,674
号、米国特許第3,287,289号、米国特許第3,411,911号、
米国特許第3,411,912号、米国特許第3,488,708号、英国
特許第1,152,375号、仏国特許第1,505,778号では、親水
性モノマーと疎水性モノマーとの共重合体ラテックスが
開示されているが、これらの技術はいずれも使用できる
写真乳剤の種類が限定され、特に印刷感材に使用できる
ものが少なく、かつ粘度の増加等写真材料製造上の問題
を生じた。このようにポリマーラテックスを皮膜特性改
良に用いるには、また多くの問題を抱えているのが現状
である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、現像処理前後の寸度変化率が小さ
く、かつ写真特性上の問題、例えば写真感光材料を製造
するうえで失透性等の問題などを生じさせることなくラ
テックスを親水性コロイド層に含有させたハロゲン化銀
写真感光材料を提供するにある。
〔発明の構成及び作用〕
上記目的は、支持体上に少なくとも1層の親水性コロ
イド層を含む写真構成層が形成されたハロゲン化銀写真
感光材料において、親水性コロイド層の少なくともいず
れか1層が、親水性基およびラジカルが連鎖移動し易い
基を1分子中に少なくとも1個ずつ有する化合物の存在
下で重合性不飽和化合物を重合させて得たラテックスを
含むものであるとともに、該ラテックスは親水性コロイ
ド層を構成している親水性コロイド100重量部に対して1
0〜60重量部の範囲で添加されているハロゲン化銀写真
感光材料によって、達成される。
親水性コロイド(例えば乾燥状態のゼラチン)100重
量部に対して、本発明に係るラテックスの添加量が10重
量部未満であると、寸度変化率を抑制する効果が不十分
である。また60重量部を超えると、失透性の劣化が著し
い。従来写真分野で用いられようとしていたラテックス
は、ハロゲン化銀乳剤層に添加されて失透性の劣化をも
たらすばかりでなく、乳剤層以外の親水性コロイド層に
添加されても乳剤層に影響を及ぼしてその失透性を劣化
させる傾向があったが、本発明では、本発明に係るラテ
ックスを上記範囲の量で添加することにより、このよう
な問題を解消することができたのである。
本発明において親水性基とは、電子的パラメーターπ
の値が負の基を表わす。電子的パラメーターπの値は、
「ジャーナル・オブ・メディカル・ケミストリィ」(J.
Med.Chem.)16,1207(1973)、「ジャーナル・オブ・メ
ディカル・ケミストリィ」(J.Med.Chem.)20,304(197
4)等に記載の値から知ることができ、また、これら文
献記載の方法によって測定することができる。親水性基
の具体例は、例えばカルボン酸基(−COOH)、スルホン
酸基(−SO3H)、リン酸基(−PO(OH))、水酸基
(−OH)、カルバモイル基(−CONH2)、シアノ基(−C
N)、アミノ基(−NH2)もしくはこれらの塩等であり、
カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基もしくはこれら
の塩が好ましい。
また、ラジカルが連鎖移動し易い基とは、例えば重合
性不飽和化合物を重合する際に生じる重合開始剤ラジカ
ル、もしくは重合体成長鎖ラジカル等の活性点が移動し
易い基のことであり、好ましくは 等を挙げることができる。但し上記の基において、Rは
水素原子またはアルキル基、R′はアルキル基、カルボ
ニル基、R″は水素原子またはアルキル基、カルボニル
基、Xは水素原子又はハロゲン原子である。これらの基
が連鎖移動し易い基であることは、「共重合−2−」高
分子学会編、1976年11月発行、381頁に記載されてい
る。そして、これらの基の中で−SH、−NHR′、−CH2Br
がさらに好ましく、−SHが最も好ましい。
連鎖移動し易い基は、親水性パラメーターπの値が負
の場合もある。この場合は、連鎖移動し易い基と親水性
基は同一でない方が好ましい。また、親水性基の数は1
分子中に少なくとも1個あればよく、1分子中に1〜4
個あるのが好ましく、1分子中に1〜2個あるのがさら
に好ましい。親水性基の数が1分子中に2個以上ある場
合は、親水性基は同一であっても、同一でなくてもよ
い。また、1分子中に存在する連鎖移動し易い基の数
は、少なくとも1個あればよく、1〜3個が好ましく、
1〜2個が更に好ましい。
親水性基とラジカルが連鎖移動し易い基を1分子中に
少なくとも1個ずつ有する化合物は、一般式〔I〕で表
されるものが好ましい。
(AmJB) 〔I〕 但し、一般式〔I〕中、Aは親水性基であり、詳細は
前述したとおりである。Bはラジカルが連鎖移動し易い
基であり、詳細は前述したとおりである。mは1以上の
整数であり、好ましくは1〜4、さらに好ましくは1,2
である。nは1以上の整数であり、好ましくは1〜3、
さらに好ましくは1である。JはAとBがJを介して化
学結合していれば何でもよいが、置換・無置換アルキル
基、置換・無置換フェニレン基、置換・無置換複素環基
ならびにこれらが組み合わされた基を挙げることができ
る。
親水性基とラジカルが連鎖し易い基を1分子中に少な
くとも1個有する化合物の具体例としては、例えば以下
の化合物(1)〜化合物(113)を挙げることができ
る。
(12)HOOC−CH2−NH−CO−CH2−SH (97)BrCH2CH2COOH (98)Br(CH23CN (99)CH3(CH23CHBrCOOH (100)Br(CH25COOH (101)Br(CH23OH (102)Br(CH210COOH (103)ClCH2CONH2 (14)Cl(CH24OH (105)Cl(CH23COOH (106)ClCH2(CH22COOH (107)Cl(CH24COOH (108)C6H5CH2NHCH2CH2OH (111)HSCH2CH2O2SO3H これらの化合物(1)〜(113)はいずれも公知化合
物であり、一部は特開昭54−133331号公報に記載されて
いるように暗着色および汚泥発生防止剤として現像液に
入れて使用されている。そして親水性基およびラジカル
が連鎖移動し易い基を一分子中に少なくとも一個ずつ有
する化合物は単独で用いるか二種類以上併用し、配合量
はビニル単量体100重量部に対して0.001〜0.2重量部で
あり、好ましくは0.01〜0.1重量部である。
本発明において親水性基とラジカルが連鎖移動し易い
基を一分子中に少くとも一個ずつ有する化合物がどのよ
うに寄与しているかについては、次のように考えられ
る。すなわち、この化合物を存在させて重合性不飽和化
合物を重合させると、連鎖移動し易い基を介して重合性
不飽和化合物がこの化合物に結合し分子中に親水性基が
導入された重合体が得られる。そして、このような重合
体は乳化重合、懸濁重合時に分散安定剤を全く使わない
か、非常に少量しか使用しなくても安定した分散物が得
られ、かつ写真乳剤に悪影響を及ぼすことの多い分散安
定剤の使用が避けられるので写真用材料として非常に好
ましいラテックスになるものと考えられる。
また、本発明に係る重合性不飽和化合物は重合性エチ
レン系化合物、重合性ジオレフィン系化合物であり、疏
水性モノマー、親水性モノマーに大別される。疏水性モ
ノマーとしては、例えばメチルアクリレート、エチルア
クリレート、ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、t−ブチルアク
リレート等のアクリル酸アルキルエステル類、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリ
レート、ヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリレ
ート、2−エチルヘキシルメタクリレート、t−ブチル
メタクリレート、iso−プロピルメタクリレート等のメ
タクリル酸アルキルエステル類、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート等のグリシシルエステル
類、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、
クロルメチルスチレン等のアルケニルベンゼン類、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類、メ
チルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、フエニル
ビニルエーテル等のビニルエーテル類、塩化ビニル、臭
化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル類、ア
クリル酸アミド、メタクリル酸アミド等のアミド類、ブ
タジエン等のジエン単量体を挙げることができる。また
親水性単量体としては、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート等のアクリル酸ヒ
ドロキシアルキルエステル類、ヒドロキシエチルメタク
リレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート等のメタ
クリル酸ヒドロキシアルキルエステル類、テトラエチレ
ングリコール、モノメタクリレート等の(メタ)アクリ
ル酸エチレングリコール類、アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、α−アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸等のイオン性単量体が挙げられる。これ
らの単量体は単独で用いても良く、二種類以上併用して
も良いが、親水性単量体を用いる場合は、疏水性の単量
体との併用が好ましく、安定したラテツクスを得るには
親水性単量体はあまり多量に用いない方がよい。
本発明に係るラテツクスは、はじめから分散媒中で重
合する乳化重合法、懸濁重合法で得てもよいし、別に重
合して重合体をとり出し、これを再分散させてラテツク
スを得てもよいが、製造コスト、分散安定性等の面から
は乳化重合法が好ましい。
本発明に係るラテツクスの重合は、特開昭60−4501号
公報に記載の方法で行うことができる。
重合に際して用いる乳化剤は、写真乳剤に使用するの
を考慮すると、全く使用しないか、使用写真乳剤に影響
の少ないものを用いるべきであるが本発明の効果を損わ
ない程度の乳化剤を使用しても良い。また重合に際して
用いる重合開始剤は、ラジカル重合開始剤が良く、特に
水溶性ラジカル重合開始剤が好ましい。
本発明に係るラテックスは、そのままもしくは水に分
散させて写真構成層に添加することができる。ラテック
スの添加量は写真層に使用している親水性コロイド、例
えば乾燥状態のゼラチン100重量部に対して10〜60重量
部添加する。
本発明に係る親水性コロイドは、ゼラチン、ゼラチン
誘導体、例えばアセチル化ゼラチン、フタル化ゼラチ
ン、コハク化ゼラチン等、親水性ポリマー(例えばポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等)等が挙げ
られる。
添加できる写真層は保護層、ハロゲン化銀乳剤層、中
間層、バツクコート層のいずれでもよく、二層以上に添
加してもよい。また、使用できる乳剤は臭化銀、塩化
銀、沃化銀またはこれらの混晶のハロゲン化銀のいずれ
であってもよく、高感度乳剤、低感度乳剤のいずれもよ
い。
なお、これらの乳剤は化学増感、光学増感がなされて
いてもよく、その他の添加剤、例えば安定剤、延展剤、
帯電防止剤、高沸点有機溶剤、カプラー等が添加されて
いてもよい。
本発明が適用されるハロゲン化銀写真感光材料として
は、撮影用白黒感材、X−ray用白黒感材、印刷用白黒
感材等の白黒感材、カラーリバーサルフイルム、カラー
ネガフイルム、カラーポジフイルム等の多層カラー感光
材料等が挙げられる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を合成例、実施例により更に説明する
が、本発明はこれら合成例、実施例に限定されるもので
はない。
合成例1 撹拌器、温度計、滴下ロート、窒素導入管、還流冷却
器をつけた四つ口フラスコに、純水270c.c.を入れ、70
℃に加熱し、還流冷却器を水冷し窒素ガスを窒素導入管
から四つ口フラスコ内に窒素ガスを30分間導入した。つ
いで上述の条件下に、重合開始剤として過硫酸カリウム
を5mmol/加え、前述した化合物(1)を0.03g加え、
ついでスチレン40g、ブチルアクリレート40gよりなる重
合性不飽和化合物80gを30分かけて滴下ロートより滴下
し、その後12時間かけて重合させて重合体(ラテツクス
合成例1という)を得た。
合成例2 第1表のラテツクス合成例No.2〜No.12については、
ラテツクス合成例1と重合性不飽和化合物の種類、配合
量、親水性基とラジカルが連鎖し易い基を一分子中に少
なくとも一個有する化合物の種類、重合開始剤の種類、
重合条件(温度、時間)のうちの少なくとも一つが合成
例1と異なる以外は、ラテツクス合成例1と同様にして
重合し、11種類の重合体を得た。
実施例 下引きをした厚さ100μmのポリエチレンテレフタレ
ート支持体上に、処方(1)の材料を塗布銀量5.0g/
m2、乾燥厚さ5.5μmとなるように塗布し、乾燥してハ
ロゲン化銀乳剤層を形成し、この上に処方(2)の材料
を乾燥厚さ0.8μmとなるように塗布し、乾燥して保護
層を形成し、さらに上記支持体の反対側の面に処方
(3)の材料を乾燥厚さ5.0μmとなるように塗布し、
乾燥してバツク層を形成して試料Aを得た。なお試料A
の上記各層中のラテツクス添加量は、第2表試料A欄の
とおりであった。
処方(1) ゼラチン:塗布銀量5.0g/m2のとき、乾燥厚さ5.5μmと
なる量 塩沃臭化銀(Cl:80mol%、Br:19.5mol%、I:0.5mol%)
5.0g/m2 塩化金酸 0.1mg/m2 ラテツクス:ラテツクス合成例1で得たもの 2.0g/m2 増感色素:3−アリル−5−〔2−(1−エチル)−4−
メチル−2−テトラゾリン−5−インデン−エチリデ
ン〕ローダニン 6mg/m2 カブリ防止剤:4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a−7
−テトラザインデン 40mg/m2 界面活性剤:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム40
mg/m2 硬化剤:2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−8−トリアジ
ンナトリウム 60mg/m2 処方(2) ゼラチン:乾燥厚が0.8μmとなる量 マツト剤:平均粒子径4μmのシリカ粒子 50mg/m2 界面活性剤:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム30
mg/m2 硬化剤:2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−S−トリアジ
ンナトリウム塩 10mg/m2 ラテツクス:試料A,C,E,Fはラテツクスなし、試料Bは
ラテツクス合成例2で得たものを使用、試料Dはラテツ
クス合成例5で得たものを使用。添加量はそれぞれ0.5g
/m2 処方(3) ゼラチン:乾燥厚が5.0μmとなる量 マット剤:平均粒子径3.0〜4.0μmのポリメチルメタク
リレート 50mg/m2 ラテツクス:ラテツクス合成例1で得たもの 2.0g/m2 界面活性剤:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム40
mg/m2 硬化剤:2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−S−トリアジ
ンナトリウム塩 60mg/m2 染料:下記の染料(i),(ii),(iii)の1:1:1の混
合物 0.3g/m2 染料(i) 染料(ii) 染料(iii) 上記処方(1),(2),(3)中のラテツクス合成
例1で得たもののかわりに、第1表のラテツクス合成例
No.2,No.3,No.5,No.9,No.11で得たものをそれぞれ1.5〜
2.0g/m2,0〜0.5g/m2,2.0〜2.5g/m2の範囲に添加した以
外は、試料Aを作成するのと同様にして第2表の試料B
〜Fを得た。なお、試料A〜Fの乳剤層、保護層、バツ
ク層のラテツクス含有量は第2表のとおりであった。
上記6種類の試料A〜Fについて、寸度変化率、写真
特性(比感度、カブリ)、現像時の失透性、ハジキを以
下の方法でそれぞれ測定した。
寸度変化率 長さ200mmの試料の現像処理前の長さをXmm、現像処理
後の長さをYmmとすると、寸法変化率は次式で求まる。
当業界では、寸度変化率±0.01以下ならば、実用上問
題ないとされている。なお長さはピンゲージを用いて測
定した。
比感度、カブリ 小西六写真工業社製感度計KS−1型を用いて測定し
た。カブリ±0.7の濃度を与える露光量の逆数を感度と
し、第2表の試料Aの即日感度を100として比感度で示
した。
失透性 現像処理、水洗時にフイルムの透明度の低下が全くな
いものを(A)、ごく僅かに乳白色になるものを
(B)、僅かに乳白色になるものを(C)として目視で
区別した。
ハジキ 塗布面積30cm×30cm当りの個数を数えた。
なお、現像はサクラ自動現像機GQ−25Sを用い、第3
表の条件で行った。
特性測定結果を、第4表に示した。試料A〜Fは、い
ずれも寸法変化率が0.005〜0.007、比感度99〜102、カ
ブリ0.06、失透性(A)、ハジキ零と良好であった。
比較例 試料イは、前記処方(1),(3)からラテツクスを
除いたものを使用した以外は実施例の試料Aと同様に、
試料ロは前記処方(1),(3)のラテツクスのかわり
にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを用いたもの
を使用した以外は実施例の試料Aと同様に、試料ハは処
方(1),(3)のラテツクスのかわりに特公昭55−47
371号公報に記載された方法で重合したポリビニルアル
コールを保護コロイドとしたラテツクスを用いたものを
使用した以外は実施例の試料Aと同様に、また試料ニは
前記処方(1),(3)のラテツクスのかわりに特開昭
51−130217号公報に記載の方法で水溶性モノマーを用い
て重合したラテツクスを用いたものを使用した以外は実
施例の試料Aと同様にして作成した。
試料ホは、乳剤層のラテックス含有量は0.5g/m2(ゼ
ラチン100重量部に対して8重量部)とし、バック層の
ラテックス含有量を0.5g/m2(ゼラチン100重量部に対し
て8重量部)とした以外は試料Aと同様にして作成し
た。また、試料ヘは、乳剤層のラテックス含有量を4.5g
/m2(ゼラチン100重量部に対して70重量部)とし、バッ
ク層のラテックス含有量を4.5g/m2(ゼラチン100重量部
に対して67重量部)とした以外は試料Aと同様にして作
成した。
そして、これら6試料について実施例と同様にして寸
度変化率、写真特性(比感度、カブリ)、失透性、ハジ
キを測定した。測定結果は第4表のとおりであった。第
4表から試料イは寸度変化率が大きく試料ロと試料ニは
比感度、カブリが低下すると共にハジキ不良となり、試
料ハは失透性が悪くなると共にハジキ不良となり、いず
れも実用に供し得ないことがわかった。また試料ホは寸
度変化率が大きく、試料ヘは失透性の劣化が著しく、い
ずれも実用上難点があった。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、現像処理前後の寸
度変化率が小さく、かつ写真特性、写真感光材料を製造
するうえで問題のないラテツクスを親水性コロイド層に
含有させたハロゲン化銀写真感光材料が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に少なくとも1層の親水性コロイ
    ド層を含む写真構成層が形成されたハロゲン化銀写真感
    光材料において、親水性コロイド層の少なくともいずれ
    か1層が、親水性基およびラジカルが連鎖移動し易い基
    を1分子中に少なくとも1個ずつ有する化合物の存在下
    で重合性不飽和化合物を重合させて得たラテックスを含
    むものであるとともに、該ラテックスは親水性コロイド
    層を構成している親水性コロイド100重量部に対して10
    〜60重量部の範囲で添加されていることを特徴とするハ
    ロゲン化銀写真感光材料。
JP60125204A 1985-06-11 1985-06-11 ハロゲン化銀写真感光材料 Expired - Lifetime JPH081513B2 (ja)

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JPS604501A (ja) * 1983-06-21 1985-01-11 Tokuyama Soda Co Ltd ポリマ−ラテツクスの製造方法

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