JP2542844B2 - 皮膜特性の改良されたハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents
皮膜特性の改良されたハロゲン化銀写真感光材料Info
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- G03C1/005—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
- G03C1/06—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な界面活性剤を含有するハロゲン化銀
写真感光材料に関するものであり、更に詳しくは、ハジ
キ、ムラ等の発生がなく、低粘度で均一に塗布すること
ができるばかりでなく、添加剤特にポリマーラテックス
に対する良好な分散剤となり、かつすり傷耐性が向上し
た新規な界面活性剤を含有するハロゲン化銀写真感光材
料に関する。
写真感光材料に関するものであり、更に詳しくは、ハジ
キ、ムラ等の発生がなく、低粘度で均一に塗布すること
ができるばかりでなく、添加剤特にポリマーラテックス
に対する良好な分散剤となり、かつすり傷耐性が向上し
た新規な界面活性剤を含有するハロゲン化銀写真感光材
料に関する。
一般に写真感光材料は、写真用支持体上に親水性コロ
イドを含む写真構成層が複数設けられている。それらの
写真構成層は、下塗層、中間層、感光層、表面保護層等
の種々の機能を有し、従って写真感光材料を製造するに
当たっては、しばしば、支持体上にゼラチン等の親水性
コロイドを含む複数の異った写真構成層を同時に重層塗
布することがあり、この際、塗布液は、これをハジキ等
の塗布故障などを起すことなく均一に、かつ高速で、薄
層塗布することが必要とされる。この要求を満足するた
めに、従来から界面活性剤を塗布液に添加することが試
みられ、このような界面活性剤としては多くの化合物が
知られており、例えば特公昭45−5331、同59−50969、
特開昭51−3219、ベルギー特許708347、同723690等にそ
の一部が記載されている。また、カプラー、紫外線吸収
剤、蛍光増白剤等の疎水性写真添加剤の有機溶媒あるい
はアクリル酸エステル等の疎水性合成高分子等(以下ポ
リマーラテックスという。)を分散物として含む親水性
コロイド液を塗布する場合にも、分散剤として界面活性
剤は必要不可欠である。
イドを含む写真構成層が複数設けられている。それらの
写真構成層は、下塗層、中間層、感光層、表面保護層等
の種々の機能を有し、従って写真感光材料を製造するに
当たっては、しばしば、支持体上にゼラチン等の親水性
コロイドを含む複数の異った写真構成層を同時に重層塗
布することがあり、この際、塗布液は、これをハジキ等
の塗布故障などを起すことなく均一に、かつ高速で、薄
層塗布することが必要とされる。この要求を満足するた
めに、従来から界面活性剤を塗布液に添加することが試
みられ、このような界面活性剤としては多くの化合物が
知られており、例えば特公昭45−5331、同59−50969、
特開昭51−3219、ベルギー特許708347、同723690等にそ
の一部が記載されている。また、カプラー、紫外線吸収
剤、蛍光増白剤等の疎水性写真添加剤の有機溶媒あるい
はアクリル酸エステル等の疎水性合成高分子等(以下ポ
リマーラテックスという。)を分散物として含む親水性
コロイド液を塗布する場合にも、分散剤として界面活性
剤は必要不可欠である。
しかし写真感光材料に用いられる界面活性剤は写真感
度、カブリ、階調などの写真特性や、現像進行の速さな
どの迅速処理性を必要とする良好な現像処理性(すなわ
ち、フィルム面に対するヌレが良好であること及び泡の
付着がないこと等)に悪影響を及ぼさないことが必要で
あるが、従来用いられている界面活性剤の多くは、親水
性コロイド液を均一に塗布する場合ヌレの点で好ましく
なく、また写真添加剤のための分散剤として界面活性剤
を用いる場合には、泡、ハジキ等の発生が多く、粘度が
高く好ましくない。特にポリマーラテックスを親水性コ
ロイド層に添加して皮膜物性を改良する場合には、親水
性コロイド層の引掻き強度、寸法安定性、柔軟性等を考
慮する必要があり、例えば米国特許第2,852,386号、特
公昭57−9051号、特開昭57−200031号等に、その一例が
開示されているが、ポリマーラテックスはゼラチン中で
凝集が生じやすく、分散安定性ひいては塗布性への影響
が常に懸念され、充分満足のゆくものではなかった。し
たがって、界面活性剤を写真塗布液に添加した場合、写
真塗布液の均一な塗布が得られないばかりでなく、現像
時に現像ムラが発生するなど好ましいものではなく、そ
の改善が要望されている。
度、カブリ、階調などの写真特性や、現像進行の速さな
どの迅速処理性を必要とする良好な現像処理性(すなわ
ち、フィルム面に対するヌレが良好であること及び泡の
付着がないこと等)に悪影響を及ぼさないことが必要で
あるが、従来用いられている界面活性剤の多くは、親水
性コロイド液を均一に塗布する場合ヌレの点で好ましく
なく、また写真添加剤のための分散剤として界面活性剤
を用いる場合には、泡、ハジキ等の発生が多く、粘度が
高く好ましくない。特にポリマーラテックスを親水性コ
ロイド層に添加して皮膜物性を改良する場合には、親水
性コロイド層の引掻き強度、寸法安定性、柔軟性等を考
慮する必要があり、例えば米国特許第2,852,386号、特
公昭57−9051号、特開昭57−200031号等に、その一例が
開示されているが、ポリマーラテックスはゼラチン中で
凝集が生じやすく、分散安定性ひいては塗布性への影響
が常に懸念され、充分満足のゆくものではなかった。し
たがって、界面活性剤を写真塗布液に添加した場合、写
真塗布液の均一な塗布が得られないばかりでなく、現像
時に現像ムラが発生するなど好ましいものではなく、そ
の改善が要望されている。
そこで、本発明者等は、前述の問題点について考慮し
つつ、界面活性剤の研究を行った結果、ある種の置換基
を導入した新規な界面活性剤を用いることによって写真
特性に悪影響を与えないで前記問題点を解決することが
できることを発見した。したがって、本発明は、該知見
に基ずいて、完成されたものである。
つつ、界面活性剤の研究を行った結果、ある種の置換基
を導入した新規な界面活性剤を用いることによって写真
特性に悪影響を与えないで前記問題点を解決することが
できることを発見した。したがって、本発明は、該知見
に基ずいて、完成されたものである。
従って、本発明の第1の目的は写真感度、カブリ、階
調、現像進行の速さなどの写真特性に実質的に悪影響を
与えない低粘度の塗布助剤または親油性写真添加剤の分
散剤を含むハロゲン化銀感光材料を提供することにあ
る。
調、現像進行の速さなどの写真特性に実質的に悪影響を
与えない低粘度の塗布助剤または親油性写真添加剤の分
散剤を含むハロゲン化銀感光材料を提供することにあ
る。
本発明の第2の目的は、親水性コロイド中でポリマー
ラテックスが凝集することなく均一に塗布され、しかも
引掻き強度、寸法安定性、柔軟性等の皮膜物性が改良さ
れたハロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
ラテックスが凝集することなく均一に塗布され、しかも
引掻き強度、寸法安定性、柔軟性等の皮膜物性が改良さ
れたハロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
本発明の第3の目的は、支持体上にバインダー等の親
水性コロイドからなる親水性コロイド層が均一に塗布さ
れたハロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
水性コロイドからなる親水性コロイド層が均一に塗布さ
れたハロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
本発明の上記目的は、支持体上に少なくとも一層の写
真構成層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、
前記写真構成層のいずれか少なくとも一層に、ポリマー
ラテックスと、下記一般式(I),(II),(III)で
示される界面活性剤を少なくとも1種含有するととも
に、前記ポリマーラテックスは、少なくともアクリル酸
エステルまたはメタクリル酸エステルをモノマー成分と
して重合して得られるものであるハロゲン化銀写真感光
材料によって達成される。
真構成層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、
前記写真構成層のいずれか少なくとも一層に、ポリマー
ラテックスと、下記一般式(I),(II),(III)で
示される界面活性剤を少なくとも1種含有するととも
に、前記ポリマーラテックスは、少なくともアクリル酸
エステルまたはメタクリル酸エステルをモノマー成分と
して重合して得られるものであるハロゲン化銀写真感光
材料によって達成される。
一般式(I) 但し上記一般式(I)において、R,R1は水素、炭素数
1〜20のアルキル基もしくはアルケニル基、ヒドロキシ
アルキル基もしくはヒドロキシアルケニル基、R2は−OR
3もしくは−NHR3、Mは水素、カチオンもしくはR
4(R3,R4はR,R1と同義)、n=1〜4の整数である。
1〜20のアルキル基もしくはアルケニル基、ヒドロキシ
アルキル基もしくはヒドロキシアルケニル基、R2は−OR
3もしくは−NHR3、Mは水素、カチオンもしくはR
4(R3,R4はR,R1と同義)、n=1〜4の整数である。
一般式(II) 一般式(III) 但し上記一般式(II),(III)において、R5は炭素
数4〜22のアルキル基もしくはアルケニル基、R7,R8,
R9は炭素数1〜6のアルキル基、アラルキル基もしくは
アルキルスルホン酸基、R6は−OM(Mは水素、もしくは
カチオン),−NH2もしくは炭素数1〜6のアルコキシ
基、Xはアニオンである。
数4〜22のアルキル基もしくはアルケニル基、R7,R8,
R9は炭素数1〜6のアルキル基、アラルキル基もしくは
アルキルスルホン酸基、R6は−OM(Mは水素、もしくは
カチオン),−NH2もしくは炭素数1〜6のアルコキシ
基、Xはアニオンである。
本発明で用いる界面活性剤の具体例を、以下の化合物
No.1〜No.12に列挙する。なお本発明は、これら化合物
に限定されるものではない。
No.1〜No.12に列挙する。なお本発明は、これら化合物
に限定されるものではない。
なお、本発明で用いる上記一般式(I),(II),
(III)で表わされる化合物は、種々の方法で合成でき
る。例えば特開昭59−176377号公報、同61−85354号公
報、同61−183362号公報等に開示の方法で合成される。
(III)で表わされる化合物は、種々の方法で合成でき
る。例えば特開昭59−176377号公報、同61−85354号公
報、同61−183362号公報等に開示の方法で合成される。
本発明で用いる界面活性剤は各種写真用塗布液1kg当
たり0.01〜50gの範囲で添加しうるが、通常は0.05〜5g
が適当である。添加法としては、メタノールもしくは他
の水と混合しうる溶媒に溶かして溶液として添加するの
が好ましい。
たり0.01〜50gの範囲で添加しうるが、通常は0.05〜5g
が適当である。添加法としては、メタノールもしくは他
の水と混合しうる溶媒に溶かして溶液として添加するの
が好ましい。
本発明で用いる界面活性剤は、本発明のハロゲン化銀
写真感光材料を構成する写真構成層である下塗層、中間
層、感光層、表面保護層等のいずれの親水性コロイド層
の塗布液に添加されてもよく、その親水性コロイド層が
感光性層であると、非感光性層であるとを問わない。
写真感光材料を構成する写真構成層である下塗層、中間
層、感光層、表面保護層等のいずれの親水性コロイド層
の塗布液に添加されてもよく、その親水性コロイド層が
感光性層であると、非感光性層であるとを問わない。
本発明で用いる界面活性剤は、写真感光材料中にカプ
ラー、アルキルハイドロキノン類、紫外線吸収剤、増感
色素などの親油性物質を含有させる場合の分散剤として
有用である。
ラー、アルキルハイドロキノン類、紫外線吸収剤、増感
色素などの親油性物質を含有させる場合の分散剤として
有用である。
親油性物質は高沸点の水難溶性有機溶媒に溶解して得
られる溶液を、本発明の界面活性剤の存在下に親水性コ
ロイド水溶液中に微細かつ安定に分散させ、これを直接
塗布液として用いるか、それをさらに写真乳剤等の塗布
液に添加して用いることができる。
られる溶液を、本発明の界面活性剤の存在下に親水性コ
ロイド水溶液中に微細かつ安定に分散させ、これを直接
塗布液として用いるか、それをさらに写真乳剤等の塗布
液に添加して用いることができる。
本発明で用いる界面活性剤は写真乳剤に多量に添加し
た場合でも、写真特性に対する悪影響は全く認められな
かった。また本発明で用いる界面活性剤は他のアニオ
ン、カチオン、ノニオン、両性タイプの界面活性剤と併
用することもできる。
た場合でも、写真特性に対する悪影響は全く認められな
かった。また本発明で用いる界面活性剤は他のアニオ
ン、カチオン、ノニオン、両性タイプの界面活性剤と併
用することもできる。
この場合、これらの界面活性剤は複数の親水性コロイ
ド層のうち同じ層でもよく、また別々の層に添加しても
よい。併用しうる他の界面活性剤としては、例えば小田
良平、寺村一広著[界面活性剤の合成と其応用](槙書
店1964年版)に記載されているようなものである。
ド層のうち同じ層でもよく、また別々の層に添加しても
よい。併用しうる他の界面活性剤としては、例えば小田
良平、寺村一広著[界面活性剤の合成と其応用](槙書
店1964年版)に記載されているようなものである。
本発明で用いる界面活性剤は、写真分野で一般に使用
される種々の親水性コロイド塗布組成中に添加して用い
られる。このような親水性コロイドとしては、最も代表
的なゼラチンのほかセルロース誘導体、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミドの
ような合成ポリマー等の単独または混合物が挙げられ
る。
される種々の親水性コロイド塗布組成中に添加して用い
られる。このような親水性コロイドとしては、最も代表
的なゼラチンのほかセルロース誘導体、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミドの
ような合成ポリマー等の単独または混合物が挙げられ
る。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料で用いる界面活性
剤は、ポリマーラテックスと共に親水性コロイド中に存
在せしめられる。このようなポリマーラテックスは種々
の乳化重合法、溶液重合法または塊状重合法で得たポリ
マーを再分散することにより容易に製造することができ
る。これらの重合法のうち、乳化重合法が好ましい。
剤は、ポリマーラテックスと共に親水性コロイド中に存
在せしめられる。このようなポリマーラテックスは種々
の乳化重合法、溶液重合法または塊状重合法で得たポリ
マーを再分散することにより容易に製造することができ
る。これらの重合法のうち、乳化重合法が好ましい。
この乳化重合法においては、反応温度が20〜180℃が
よく、より好ましくは40〜100℃で、水と、水に対して1
0〜50重量%の疎水性ビニルモノマーと、該モノマーに
対して0.05〜5重量%の重合開始剤と0.1〜20重量%の
乳化剤を用いて行うことができる。
よく、より好ましくは40〜100℃で、水と、水に対して1
0〜50重量%の疎水性ビニルモノマーと、該モノマーに
対して0.05〜5重量%の重合開始剤と0.1〜20重量%の
乳化剤を用いて行うことができる。
この際、本発明で用いる界面活性剤を分散安定剤とし
て存在させることができ、また目的に応じて重合開始
剤、濃度、反応温度、反応時間等を幅広く、かつ任意に
変更できる。
て存在させることができ、また目的に応じて重合開始
剤、濃度、反応温度、反応時間等を幅広く、かつ任意に
変更できる。
重合の際に本発明で用いる界面活性剤を存在させると
きは、写真用塗布液中に添加される本発明で用いる界面
活性剤量の1部または全部を用いることができる。
きは、写真用塗布液中に添加される本発明で用いる界面
活性剤量の1部または全部を用いることができる。
乳化剤は一般に使用しなくても合成できるが、得られ
るポリマーラテックスの経時安定性、親水性コロイドと
の相溶性等から用いることが好ましい。
るポリマーラテックスの経時安定性、親水性コロイドと
の相溶性等から用いることが好ましい。
本発明で用いるポリマーラテックスの重合に際して
は、本発明で用いる界面活性剤に代えて、または併用し
て他のアニオン性、カチオン性、両性、ノニオン性の界
面活性剤や、水溶性ポリマー等の乳化剤を用いることが
できる。
は、本発明で用いる界面活性剤に代えて、または併用し
て他のアニオン性、カチオン性、両性、ノニオン性の界
面活性剤や、水溶性ポリマー等の乳化剤を用いることが
できる。
本発明で用いるポリマーラテックスの重合法に用いら
れる重合開始剤としては、例えば過硫酸カリウム、過硫
酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩類、4,
4′−アゾビス−4−シアノ吉草酸ナトリウム、2,2′−
アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩類等の水溶性
アゾ化合物、過酸化水素を用いることができる。
れる重合開始剤としては、例えば過硫酸カリウム、過硫
酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩類、4,
4′−アゾビス−4−シアノ吉草酸ナトリウム、2,2′−
アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩類等の水溶性
アゾ化合物、過酸化水素を用いることができる。
本発明で用いるポリマーラテックスの分子量は2,000
〜1,000,000が好ましく、より好ましくは5,000〜500,00
0である。粒径は0.01〜1μmが好ましく、より好まし
くは0.01〜0.5μmである。
〜1,000,000が好ましく、より好ましくは5,000〜500,00
0である。粒径は0.01〜1μmが好ましく、より好まし
くは0.01〜0.5μmである。
ポリマーラテックスを得るために用いられるモノマー
成分としては、少なくともアクリル酸エステル、または
メタクリル酸エステルをモノマー成分としているもので
あれば特に制限されない。
成分としては、少なくともアクリル酸エステル、または
メタクリル酸エステルをモノマー成分としているもので
あれば特に制限されない。
本発明で用いるポリマーラテックスは、親水性コロイ
ドに対し80重量%以下が好ましく、より好ましくは5重
量%以上であり、その塗布量は親水性コロイド層1m2当
たり約0.01〜5.0gが好ましく、より好ましくは0.1〜1.0
gである。
ドに対し80重量%以下が好ましく、より好ましくは5重
量%以上であり、その塗布量は親水性コロイド層1m2当
たり約0.01〜5.0gが好ましく、より好ましくは0.1〜1.0
gである。
本発明の写真感光材料の親水性コロイド層を形成する
のに用いる親水性コロイドとしては、最も代表的なゼラ
チンのほかにセルロース誘導体、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミドのよう
な合成ポリマー等の単独または混合物が挙げられる。こ
のような親水性コロイド中には、さらにポリアルキルア
クリレートまたはポリアルキルメタクリレート等のよう
な水不溶性ポリマーが分散されてもよい。
のに用いる親水性コロイドとしては、最も代表的なゼラ
チンのほかにセルロース誘導体、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミドのよう
な合成ポリマー等の単独または混合物が挙げられる。こ
のような親水性コロイド中には、さらにポリアルキルア
クリレートまたはポリアルキルメタクリレート等のよう
な水不溶性ポリマーが分散されてもよい。
本発明の写真感光材料には、塩化銀、臭化銀、沃化
銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀等、通常の写真感
光材料において用いられるハロゲン化銀が用いられる。
銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀等、通常の写真感
光材料において用いられるハロゲン化銀が用いられる。
またハロゲン化銀写真乳剤のほか、あらかじめ光や還
元性物質、貴金属塩などによって表面がかぶらされたハ
ロゲン化銀粒子をもつ直接ポジ型写真乳剤、或は表面現
像によってポジ像を与える内部潜像型写真乳剤を用いる
こともできる。
元性物質、貴金属塩などによって表面がかぶらされたハ
ロゲン化銀粒子をもつ直接ポジ型写真乳剤、或は表面現
像によってポジ像を与える内部潜像型写真乳剤を用いる
こともできる。
ハロゲン化銀乳剤は、常法によって硫黄化合物、セレ
ン化合物、貴金属化合物等による化学増感、増感色素に
よる分光増感がなされていてもよい。
ン化合物、貴金属化合物等による化学増感、増感色素に
よる分光増感がなされていてもよい。
本発明に係わる写真構成層を形成するために用いられ
る塗布液は、クロム明ばん、酢酸クロム等のような無機
硬膜剤、ホルムアルデヒド、ムコクロム酸、活性ハロゲ
ン化合物、活性ビニル化合物、エチレンイミド化合物等
のような有機硬膜剤等種々の写真用硬膜剤を含んでいて
もよい。
る塗布液は、クロム明ばん、酢酸クロム等のような無機
硬膜剤、ホルムアルデヒド、ムコクロム酸、活性ハロゲ
ン化合物、活性ビニル化合物、エチレンイミド化合物等
のような有機硬膜剤等種々の写真用硬膜剤を含んでいて
もよい。
本発明の写真感光材料はアザインデン系化合物、フェ
ニルメルカプトテトラゾール等の種々の乳剤安定剤、カ
ブリ防止剤等を含んでもよい。また、その他、写真感光
材料を得るに必要とされる種々の添加剤、例えばシリコ
ーン、含弗素化合物、脂肪酸エステル等の表面改質洗
剤、カラー感光材料に於る各種のカラーカプラー、フィ
ルター染料、イラジエーション防止染料等の染料、可塑
剤等を含有することができる。
ニルメルカプトテトラゾール等の種々の乳剤安定剤、カ
ブリ防止剤等を含んでもよい。また、その他、写真感光
材料を得るに必要とされる種々の添加剤、例えばシリコ
ーン、含弗素化合物、脂肪酸エステル等の表面改質洗
剤、カラー感光材料に於る各種のカラーカプラー、フィ
ルター染料、イラジエーション防止染料等の染料、可塑
剤等を含有することができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料としては、通常の
白黒ハロゲン化銀写真感光材料(例えば、X−ray用白
黒感材、印刷用白黒感材等)、通常の多層カラー写真感
光材料(例えば、カラーリバーサルフィルム、カラーネ
ガティブフィルム、カラーポジティブフィルム等)等、
種々の写真感光材料を挙げることができる。
白黒ハロゲン化銀写真感光材料(例えば、X−ray用白
黒感材、印刷用白黒感材等)、通常の多層カラー写真感
光材料(例えば、カラーリバーサルフィルム、カラーネ
ガティブフィルム、カラーポジティブフィルム等)等、
種々の写真感光材料を挙げることができる。
これらの写真感光材料の支持体には、繊維素エステ
ル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等
のプラスチックフィルム、紙またはガラス等が用いられ
る。
ル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等
のプラスチックフィルム、紙またはガラス等が用いられ
る。
本発明で言う写真構成層とは、感光性層、非感光性層
を含む表現である。感光性層は具体的には、例えばハロ
ゲン化銀乳剤層等であり、非感光性層は具体的には、例
えば下地層、中間層、保護層、ハレーション防止層等で
ある。そして本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、支
持体と、この支持体の少なくとも一方の面に少なくとも
一層の感光性層とからなっていて、非感光性層は通常適
宜設けられている。
を含む表現である。感光性層は具体的には、例えばハロ
ゲン化銀乳剤層等であり、非感光性層は具体的には、例
えば下地層、中間層、保護層、ハレーション防止層等で
ある。そして本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、支
持体と、この支持体の少なくとも一方の面に少なくとも
一層の感光性層とからなっていて、非感光性層は通常適
宜設けられている。
以下に実施例を示し本発明を更に具体的に説明する
が、これは一例であって、本発明は、これに限定される
ものではない。なお%は特に規定がない場合すべて重量
%である。
が、これは一例であって、本発明は、これに限定される
ものではない。なお%は特に規定がない場合すべて重量
%である。
実施例1 ゼラチン6%と沃臭化銀(沃化銀1.5モル%)6%を
含む高感度硬調乳剤をつくった。この写真乳剤にドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.01g、また例示化合
物2及び5を乳剤1kgあたり0.01〜0.5gの範囲で含まれ
るように2%水溶液として添加して、添加量の異る試料
を作成した。更に前記化合物2を含む乳剤には、ポリエ
チルアクリレートラテックス150g(固形分20重量%)を
添加した。これらの乳剤を、下塗り層をもった三酢酸セ
ルロース支持体にそれぞれ塗布し乾燥した。
含む高感度硬調乳剤をつくった。この写真乳剤にドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.01g、また例示化合
物2及び5を乳剤1kgあたり0.01〜0.5gの範囲で含まれ
るように2%水溶液として添加して、添加量の異る試料
を作成した。更に前記化合物2を含む乳剤には、ポリエ
チルアクリレートラテックス150g(固形分20重量%)を
添加した。これらの乳剤を、下塗り層をもった三酢酸セ
ルロース支持体にそれぞれ塗布し乾燥した。
第1表に示すように例示化合物5の添加によって、ハ
ジキ数が減少し、0.25g/乳剤kgの添加量では零になるこ
とがわかる。また例示化合物2を添加すると、添加量の
増加に伴い、ポリマーラテックスを含有していてもハジ
キ数が非常に減少し0.25%/乳剤kgで零になることがわ
かる。
ジキ数が減少し、0.25g/乳剤kgの添加量では零になるこ
とがわかる。また例示化合物2を添加すると、添加量の
増加に伴い、ポリマーラテックスを含有していてもハジ
キ数が非常に減少し0.25%/乳剤kgで零になることがわ
かる。
そして、更に高感度硬調乳剤であっても、カブリの発
生もないか、またはきわめて少ない良好な写真特性を有
する感光材料を得ることができた。
生もないか、またはきわめて少ない良好な写真特性を有
する感光材料を得ることができた。
実施例2 両面に下引き層を有するポリエチレンテレフタレート
支持体の一方の側に、予め水溶性マゼンタ染料、ゼラチ
ン及び後記の処方(1)でつくったエチルアクリレート
重合体を含むハレーション防止層を塗布しておく。一方
4.5重量%のゼラチンと9.5モル%の臭化銀、80モル%の
塩化銀及び0.5モル%の沃化銀を含む熟成済みの硬調ハ
ロゲン化銀乳剤に、3−カルボキシメチル−5−[2−
(3−エチル−チアゾリニデン)エチリデン]ローダニ
ン、4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラザインデン、ム
コクロル酸、エチレンオキサイド基50個を含むポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル及びN(γ−ジエチ
ルアミノプロピル)−N′−フェニル尿素を各々通常用
いられる量添加した後2等分し、第1の部分はさらに4
等分して各々に下記処方(1)乃至(4)によって調整
されたエチルアクリレート重合体の分散分を、乳剤1kg
に対して200ml加え、よく攪拌混合した。残りの部分に
は、分散物を添加しない。各部分の乳剤を、前記支持体
のハレーション防止層とは反対側の面に、100m2当たり5
5±5mgの銀が含まれるような割合で塗布した。
支持体の一方の側に、予め水溶性マゼンタ染料、ゼラチ
ン及び後記の処方(1)でつくったエチルアクリレート
重合体を含むハレーション防止層を塗布しておく。一方
4.5重量%のゼラチンと9.5モル%の臭化銀、80モル%の
塩化銀及び0.5モル%の沃化銀を含む熟成済みの硬調ハ
ロゲン化銀乳剤に、3−カルボキシメチル−5−[2−
(3−エチル−チアゾリニデン)エチリデン]ローダニ
ン、4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラザインデン、ム
コクロル酸、エチレンオキサイド基50個を含むポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル及びN(γ−ジエチ
ルアミノプロピル)−N′−フェニル尿素を各々通常用
いられる量添加した後2等分し、第1の部分はさらに4
等分して各々に下記処方(1)乃至(4)によって調整
されたエチルアクリレート重合体の分散分を、乳剤1kg
に対して200ml加え、よく攪拌混合した。残りの部分に
は、分散物を添加しない。各部分の乳剤を、前記支持体
のハレーション防止層とは反対側の面に、100m2当たり5
5±5mgの銀が含まれるような割合で塗布した。
処方(1) 蒸留水12lにエチルアクリレート3kgと、分散剤として
本発明の例示化合物2の100gと、例示化合物1の2gを加
え500〜800rpmで攪拌し、乳化せしめる。次いで重合開
始剤の過硫酸カリ0.15gを加え、攪拌しながら、加熱し9
0〜100℃に保つ。反応を6時間続ければ、完全に重合が
終了する。若干の残留をモノマーを除くため1時間水蒸
気蒸留を行えば、目的とした安定なエチルアクリレート
重合体水性分散液が得られる。尚、これらの分散液中の
固体ビニル重合体の粒子の大きさは、約0.02〜0.1μm
で殆どが0.05μm程度に揃った球状粒子であった。
本発明の例示化合物2の100gと、例示化合物1の2gを加
え500〜800rpmで攪拌し、乳化せしめる。次いで重合開
始剤の過硫酸カリ0.15gを加え、攪拌しながら、加熱し9
0〜100℃に保つ。反応を6時間続ければ、完全に重合が
終了する。若干の残留をモノマーを除くため1時間水蒸
気蒸留を行えば、目的とした安定なエチルアクリレート
重合体水性分散液が得られる。尚、これらの分散液中の
固体ビニル重合体の粒子の大きさは、約0.02〜0.1μm
で殆どが0.05μm程度に揃った球状粒子であった。
処方(2) 処方(1)における例示化合物2の代りに、下記に示
すアニオン性界面活性剤(a)を用い、同様に調整し
た。
すアニオン性界面活性剤(a)を用い、同様に調整し
た。
処方(3) 例示化合物2の代りに、下記のアニオン性界面活性剤
(b)を用い、処方(1)に準じた。
(b)を用い、処方(1)に準じた。
処方(4) 例示化合物2の代りにドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム(SDSと略す)を用い、処方(1)に準じた。
トリウム(SDSと略す)を用い、処方(1)に準じた。
塗布された各乳剤層の上に、さらに6%ゼラチン水溶
液に例示化合物4,上記界面活性剤(a),(b)及びSD
Sを、それぞれ1kgゼラチン水溶液に対して100mgを加え
た塗布液を、第2表に示すような組合せで乾燥膜厚で1
μmになるように塗布して、保護層とした。
液に例示化合物4,上記界面活性剤(a),(b)及びSD
Sを、それぞれ1kgゼラチン水溶液に対して100mgを加え
た塗布液を、第2表に示すような組合せで乾燥膜厚で1
μmになるように塗布して、保護層とした。
これら各試料フィルムに、タングステン光源を用い
て、各試料片面積の1/2には150線マゼンタコンタクトス
クリーンを通して、残り1/2にはスクリーンを通さない
で、光楔露光したのち、第3表に示す現像液I及びIIを
用い、現像温度25℃、現像時間2分で現像処理した。
て、各試料片面積の1/2には150線マゼンタコンタクトス
クリーンを通して、残り1/2にはスクリーンを通さない
で、光楔露光したのち、第3表に示す現像液I及びIIを
用い、現像温度25℃、現像時間2分で現像処理した。
なお各試料のラテックスの安定性、感度、網点品質及
び引掻き強度を、以下のようにして測定した。
び引掻き強度を、以下のようにして測定した。
(感度):光学密度1.5+カブリの露光量の逆数(コン
トロールを100とし、それに対する相対感度で表示) (ラテックスの安定性):KNO3をポリマーラテックス40
ml中に0.29g及び0.5g添加し、3時間放置後の凝集状態
を評価(視覚判定) A:変化なし B:白濁 C:凝固物あり D:スラリー状 (網点品質):倍率100の光学顕微鏡を用いて50%網点
を観察し、視覚的にA〜Dに級別した。
トロールを100とし、それに対する相対感度で表示) (ラテックスの安定性):KNO3をポリマーラテックス40
ml中に0.29g及び0.5g添加し、3時間放置後の凝集状態
を評価(視覚判定) A:変化なし B:白濁 C:凝固物あり D:スラリー状 (網点品質):倍率100の光学顕微鏡を用いて50%網点
を観察し、視覚的にA〜Dに級別した。
A:優秀 B:実用上許容できる C:劣る D:非常に劣る (引掻き強度) 前記処理工程で現像、定着、水洗したのち、水洗水に
浸漬したまま重量をかけた金属計で膜表面を引掻いて、
傷のつく最低の金属計の重量(引掻き強度)を求めた。
浸漬したまま重量をかけた金属計で膜表面を引掻いて、
傷のつく最低の金属計の重量(引掻き強度)を求めた。
第4表から明らかな如く、例示化合物4または例示化
合物2,4とポリマーラテックスを含有する感光材料は、
共にイオン強度の異なる現像液(I)及び(II)のいず
れにおいてもほぼ同一感度(100〜101,98〜99)であっ
た。この事から、現像液への保存性が小さいことが判
る。また網点品質も、共にAランクと良好であった。本
発明に係る例示化合物2を用いて乳化重合させたポリマ
ーラテックスは、電解質の存在下でAランクと安定であ
り、かつそれを添加したことにより70gという優れた引
掻き強度を得ることができ、しかも感度変化は殆どな
い。これに対して比較試料は、ポリマーラテックスの安
定性がB〜Dと劣り、リス型現像の網点品質もB〜Dと
劣っていた。また引掻き強度も53〜57gと小さかった。
合物2,4とポリマーラテックスを含有する感光材料は、
共にイオン強度の異なる現像液(I)及び(II)のいず
れにおいてもほぼ同一感度(100〜101,98〜99)であっ
た。この事から、現像液への保存性が小さいことが判
る。また網点品質も、共にAランクと良好であった。本
発明に係る例示化合物2を用いて乳化重合させたポリマ
ーラテックスは、電解質の存在下でAランクと安定であ
り、かつそれを添加したことにより70gという優れた引
掻き強度を得ることができ、しかも感度変化は殆どな
い。これに対して比較試料は、ポリマーラテックスの安
定性がB〜Dと劣り、リス型現像の網点品質もB〜Dと
劣っていた。また引掻き強度も53〜57gと小さかった。
実施例2 トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に
示すような組成の各層を順次支持体側から形成して多層
カラー写真感光材料を作製した。カプラー、紫外線吸収
剤は、例示化合物2の界面活性剤で分散した。
示すような組成の各層を順次支持体側から形成して多層
カラー写真感光材料を作製した。カプラー、紫外線吸収
剤は、例示化合物2の界面活性剤で分散した。
第1層;ハレーション防止層(HC−1) 黒色コロイド銀を含むゼラチン層。
ゼラチン2.2g/m2 第2層;中間層(I.L.) カプラー、紫外線吸収剤は例示化合物2の界面活性剤で
分散した。
分散した。
2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノンの乳化分散物を
含むゼラチン層。
含むゼラチン層。
ゼラチン1.2g/m2 第3層;低感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層 (RL−1) 平均粒径()0.45μm、AgI 6モル%を含むAgBrIから
なる 単分散コアシェル乳剤(乳剤I)…… 銀塗布量1.8g/m2 増感色素I…… 銀1モルに対して6×10-5モル 増感色素II…… 銀1モルに対して1.0×10-5モル シアンカプラー(C−1)…… 銀1モルに対して0.06モル カラードシアンカプラー(CC−1)…… 銀1モルに対して0.003モル DIR化合物(D−1)…… 銀1モルに対して0.0015モル DIR化合物(D−2)…… 銀1モルに対して0.002モル ゼラチン1.4g/m2 第4層;高感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層 (RH−1) 平均粒径()0.5μm、AgI7.0モル%を含むAgBrIから
なる 単分散コアシェル乳剤(乳剤II)…… 銀塗布量1.3/m2 増感色素I…… 銀1モルに対して3×10-5モル 増感色素II…… 銀1モルに対して1.0×10-5モル シアンカプラー(C−1)…… 銀1モルに対して0.02モル カラードシアンカプラー(CC−1)…… 銀1モルに対して0.0015モル DIR化合物(D−2)…… 銀1モルに対して0.001モル ゼラチン1.0g/m2 第5層;中間層(I.L.) 第2層と同じ、ゼラチン層。
なる 単分散コアシェル乳剤(乳剤I)…… 銀塗布量1.8g/m2 増感色素I…… 銀1モルに対して6×10-5モル 増感色素II…… 銀1モルに対して1.0×10-5モル シアンカプラー(C−1)…… 銀1モルに対して0.06モル カラードシアンカプラー(CC−1)…… 銀1モルに対して0.003モル DIR化合物(D−1)…… 銀1モルに対して0.0015モル DIR化合物(D−2)…… 銀1モルに対して0.002モル ゼラチン1.4g/m2 第4層;高感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層 (RH−1) 平均粒径()0.5μm、AgI7.0モル%を含むAgBrIから
なる 単分散コアシェル乳剤(乳剤II)…… 銀塗布量1.3/m2 増感色素I…… 銀1モルに対して3×10-5モル 増感色素II…… 銀1モルに対して1.0×10-5モル シアンカプラー(C−1)…… 銀1モルに対して0.02モル カラードシアンカプラー(CC−1)…… 銀1モルに対して0.0015モル DIR化合物(D−2)…… 銀1モルに対して0.001モル ゼラチン1.0g/m2 第5層;中間層(I.L.) 第2層と同じ、ゼラチン層。
ゼラチン1.0g/m2 第6層;低感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層 (GL−1) 乳剤−I……塗布銀量1.5g/m2 増感色素III…… 銀1モルに対して2.5×10-5モル 増感色素IV…… 銀1モルに対して1.2×10-5モル マゼンタカプラー(M−1)…… 銀1モルに対して0.05モル カラードマゼンタカプラー(CM−1)…… 銀1モルに対して0.009モル DIR化合物(D−1)…… 銀1モルに対して0.0010モル DIR化合物(D−3)…… 銀1モルに対して0.0030モル ゼラチン2.0g/m2 第7層;高感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層 (GH−1) 乳剤−II……塗布銀量1.4g/m2 増感色素III…… 銀1モルに対して1.5×10-5モル 増感色素IV…… 銀1モルに対して1.0×10-5モル マゼンタカプラー(M−1)…… 銀1モルに対して0.020モル カラードマゼンタカプラー(CM−1)…… 銀1モルに対して0.002モル DIR化合物(D−3)…… 銀1モルに対して0.0010モル ゼラチン1.8g/m2 第8層;イエローフィルター層(YC−1) 黄色コロイド銀と2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノ
ンの乳化分散物とを含むゼラチン層。
ンの乳化分散物とを含むゼラチン層。
ゼラチン1.5g/m2 第9層;低感度青感性ハロゲン化銀乳剤層 (BL−1) 平均粒径0.48μm、AgI 6モル%を含むAgBrIからなる 単分散コアシェル乳剤(乳剤III)…… 銀塗布量0.9/m2 増感色素V…… 銀1モルに対して1.3×10-5モル イエローカプラー(Y−1)…… 銀1モルに対して0.29モル ゼラチン1.9g/m2 第10層;高感度青感性ハロゲン化銀乳剤層 (BH−1) 平均粒径0.8μm、AgI 15モル%を含むAgBrIからなる 単分散コアシェル乳剤(乳剤IV)…… 銀塗布量0.5g/m2 増感色素V…… 銀1モルに対して1.0×10-5モル イエローカプラー(Y−1)…… 銀1モルに対して0.08モル DIR化合物(D−2)…… 銀1モルに対して0.0015モル ゼラチン1.6g/m2 第11層;第1保護層(Pro−1) 沃臭化銀(AgI 15モル%平均粒径0.07μm)……銀塗布
量0.5g/m2 紫外線吸収剤UV−1、UV−2を含むゼラチン層。
量0.5g/m2 紫外線吸収剤UV−1、UV−2を含むゼラチン層。
ゼラチン1.2g/m2 第12層;第2保護層(Pro−2) ポリメチルメタクリレート粒子(直径1.5μm) エチルメタクリレート:メチルメタクリレート:メタク
リル酸の共重合体粒子 (平均粒径2.5μm) 及びホルマリンスカベンジャー (HS−1)を含むゼラチン層 ゼラチン1.2g/m2 尚各層には上記組成物の他に、ゼラチン硬化剤(H−
1)やポリエチレンアクリレートラテックス、界面活性
剤を添加した。
リル酸の共重合体粒子 (平均粒径2.5μm) 及びホルマリンスカベンジャー (HS−1)を含むゼラチン層 ゼラチン1.2g/m2 尚各層には上記組成物の他に、ゼラチン硬化剤(H−
1)やポリエチレンアクリレートラテックス、界面活性
剤を添加した。
前記各層に含まれる化合物は下記の通りである。
得られた試料は、乳剤層の塗布面が全く平滑で、ハジ
キ、ムラがなく満足すべき結果であった。これを白色光
でウェッジ露光し、下記の現像処理を行ったところ、良
好な発色が得られた。そしてカブリ0.02、感度100と良
好であった。
キ、ムラがなく満足すべき結果であった。これを白色光
でウェッジ露光し、下記の現像処理を行ったところ、良
好な発色が得られた。そしてカブリ0.02、感度100と良
好であった。
これに対してドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ(SD
S)を用いた比較試料は、カブリ0.03、感度100と劣って
いた。
S)を用いた比較試料は、カブリ0.03、感度100と劣って
いた。
処理工程(38℃) 発色現像 3分15秒 漂 白 6分30秒 水 洗 3分15秒 定 着 6分30秒 水 洗 3分15秒 安定化 1分30秒 乾 燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通り
である。
である。
〈発色現像液〉 〈漂白液〉 〈定着液〉 〈安定液〉 〔発明の効果〕 本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、新規な界面活
性剤の添加により低速塗布は勿論のこと高速塗布(70m/
分以上)においても極めて均一な親水性コロイド層の塗
膜が形成される。即ち塗布ムラや塗膜のハジキが生じな
い。また写真特性に悪影響を及ぼさない。更に本発明の
界面活性剤とポリマーラテックスを含有する写真感光材
料においても、塗布ムラや塗膜のハジキが生じないと共
に写真品質、特に塗膜物性に対して悪影響を及ぼさず、
例えば印刷用感光材料の網点品質を劣化させない。
性剤の添加により低速塗布は勿論のこと高速塗布(70m/
分以上)においても極めて均一な親水性コロイド層の塗
膜が形成される。即ち塗布ムラや塗膜のハジキが生じな
い。また写真特性に悪影響を及ぼさない。更に本発明の
界面活性剤とポリマーラテックスを含有する写真感光材
料においても、塗布ムラや塗膜のハジキが生じないと共
に写真品質、特に塗膜物性に対して悪影響を及ぼさず、
例えば印刷用感光材料の網点品質を劣化させない。
カラー写真乳剤に本発明の界面活性剤を使用した場合
も、塗布ムラや塗膜のハジキが生じないばかりでなく、
非常に鮮明な良質の色画像が得られるなど、従来にない
格別の効果を奏するものである。
も、塗布ムラや塗膜のハジキが生じないばかりでなく、
非常に鮮明な良質の色画像が得られるなど、従来にない
格別の効果を奏するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−45683(JP,A) 特開 昭53−45684(JP,A) 特開 昭59−176377(JP,A) 特開 昭61−85354(JP,A) 特開 昭61−183362(JP,A) 特開 昭50−56227(JP,A) 特開 昭57−84454(JP,A) 特開 昭61−296352(JP,A) 特開 昭61−251844(JP,A) 特開 昭61−141439(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】支持体上に少なくとも一層の写真構成層を
有するハロゲン化銀写真感光材料において、前記写真構
成層のいずれか少なくとも一層に、ポリマーラテックス
と、下記一般式(I),(II),(III)で示される界
面活性剤を少なくとも1種含有するとともに、前記ポリ
マーラテックスは、少なくともアクリル酸エステルまた
はメタクリル酸エステルをモノマー成分として重合して
得られるものであることを特徴とするハロゲン化銀写真
感光材料。 一般式(I) 但し上記一般式(I)において、R,R1は水素、炭素数1
〜20のアルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル
基もしくはヒドロキシアルケニル基、R2は−OR3もしく
は−NHR3、Mは水素、カチオンもしくはR4(R3,R4はR,
R1と同義)、n=1〜4の整数である。 一般式(II) 一般式(III) 但し上記一般式(II),(III)において、R5は炭素数
4〜22のアルキル基もしくはアルケニル基、R7,R8,R9
は炭素数1〜6のアルキル基、アラルキル基もしくはア
ルキルスルホン酸基、R6は−OM(Mは水素、もしくはカ
チオン),−NH2もしくは炭素数1〜6のアルコキシ
基、Xはアニオンである。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62085923A JP2542844B2 (ja) | 1987-04-08 | 1987-04-08 | 皮膜特性の改良されたハロゲン化銀写真感光材料 |
EP88105130A EP0285991A1 (en) | 1987-04-08 | 1988-03-29 | Silver halide photographic material |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62085923A JP2542844B2 (ja) | 1987-04-08 | 1987-04-08 | 皮膜特性の改良されたハロゲン化銀写真感光材料 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPS63250637A JPS63250637A (ja) | 1988-10-18 |
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Family
ID=13872295
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP62085923A Expired - Fee Related JP2542844B2 (ja) | 1987-04-08 | 1987-04-08 | 皮膜特性の改良されたハロゲン化銀写真感光材料 |
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EP (1) | EP0285991A1 (ja) |
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GB0203104D0 (en) * | 2002-02-11 | 2002-03-27 | Ici Plc | Surfactants and surfactant compositions |
Family Cites Families (6)
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JPS4937623A (ja) * | 1972-08-08 | 1974-04-08 | ||
JPS5345684A (en) * | 1976-10-07 | 1978-04-24 | Asahi Glass Co Ltd | Fluorinated amphoteric surfactant and preparation thereof |
JPS5345683A (en) * | 1976-10-07 | 1978-04-24 | Asahi Glass Co Ltd | Fluoroalkyl-containing amphoteric surfactant and preparation thereof |
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JPS6185354A (ja) * | 1984-10-04 | 1986-04-30 | Ajinomoto Co Inc | 新規アスパラギン酸誘導体、その製造法及びこれを活性成分とする界面活性剤 |
JPH0651847B2 (ja) * | 1985-02-08 | 1994-07-06 | 味の素株式会社 | 易分散性有機顔料 |
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- 1987-04-08 JP JP62085923A patent/JP2542844B2/ja not_active Expired - Fee Related
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- 1988-03-29 EP EP88105130A patent/EP0285991A1/en not_active Withdrawn
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