JPH04126604U - 車両用灯具のレンズ取付構造 - Google Patents

車両用灯具のレンズ取付構造

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JPH04126604U
JPH04126604U JP4138591U JP4138591U JPH04126604U JP H04126604 U JPH04126604 U JP H04126604U JP 4138591 U JP4138591 U JP 4138591U JP 4138591 U JP4138591 U JP 4138591U JP H04126604 U JPH04126604 U JP H04126604U
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JP
Japan
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lens
connecting plate
boss
fitting groove
resin connecting
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Application number
JP4138591U
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English (en)
Inventor
明洋 井脇
Original Assignee
スタンレー電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のハウジングの周縁に設けられたレンズ
嵌着溝とレンズに設けられたレンズ脚部とでシール構造
が形成され、これに加えて固定構造が形成される車両用
灯具のレンズ取付構造においては、シール構造と固定構
造とが干渉し、シール性能が低下して車両用灯具の寿命
を短縮する問題点の解決を図る。 【構成】 固定構造をレンズ嵌着溝21の側壁21aか
ら外側に突出するボス22と、該ボス22に嵌合する係
着部4aが設けられ小面積に形成された略板状の樹脂連
結板4と、レンズ3に形成され前記連接板4と突接する
溶接部34とで成り、ボス22に樹脂連結板4を係着さ
せた状態で、この樹脂連結板4とレンズ3の溶接部34
とを溶着させる車両用灯具のレンズ取付構造としたこと
で、シール構造と固定構造とを分離して干渉を避け、課
題を解決するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばリヤコンビネーションランプなど車両用灯具に関するもので あり、詳細にはこの車両用灯具のハウジングとレンズとの取付構造に係るもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用灯具90におけるハウジング91とレンズ92との取付構造の例 を示すものが図6であり、ハウジング91の周縁にはレンズ嵌着溝91aが設け られ、これに対するレンズ92にはレンズ脚部92aが設けられてシール構造が 形成されるものであり、前記レンズ嵌着溝91aにはホットメルトと称される熱 可塑性樹脂93が溶融した状態で注入され、この状態でレンズ脚部92aをレン ズ嵌着溝91aに挿入することで防水を目的としたシールが行われるものとなっ ている。
【0003】 ここで、前記熱可塑性樹脂93による接着力のみではハウジング91とレンズ 92との取付強度に不足を生ずるものとなるので、固定構造として前記レンズ嵌 着溝91aの底面から螺子94でレンズ92(レンズ脚部92a)を螺着固定し て行うものとされている。 尚、前記レンズ92には、自動車の車体(図示せず)と整合させるための整合 部92bが通常には前記レンズ脚部92aの更に外周側に延長されて形成される ものと成っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の固定構造では、前記螺子94が既に固化状態と なった熱可塑性樹脂93を貫通するものとなるので、この熱可塑性樹脂93にク ラックなどを生じさせ、その結果として耐水性能が低下して車両用灯具90の寿 命を短縮する問題点を生ずるものとなり、この点の解決が課題とされるものとな っていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記した従来の課題を解決するための具体的手段として、ハウジング の周縁に設けられたレンズ嵌着溝とレンズに設けられたレンズ脚部とでシール構 造が形成され、該シール構造と重複或は近接して固定構造が形成される車両用灯 具のレンズ取付構造において、前記固定構造は前記レンズ嵌着溝の側壁から適宜 位置の適宜数で外側に突出するボスと、該ボスに嵌合する係着部が設けられ比較 的に小面積に形成された略板状の樹脂連結板と、前記レンズに形成され前記連接 板と突接する溶接部とで成り、前記ボスに前記樹脂連結板を係着させた状態で、 この樹脂連結板と前記レンズの前記溶接部とを溶着させることを特徴とする車両 用灯具のレンズ取付構造を提供することで、課題を解決するものである。
【0006】
【実施例】
つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。 図1、図2に符号1で示すものは本考案に係る車両用灯具であり、この車両用 灯具1のハウジング2の開口部の周縁にはレンズ嵌着溝21が設けられ、一方の レンズ3にはレンズ脚部31が設けられてシール構造とされ、加えて前記レンズ 脚部31の更に外周側には整合部32が設けられているものである点は従来例の ものと同様である。
【0007】 しかしながら、本考案により前記した固定構造は、前記ハウジング2のレンズ 嵌着溝21の外側壁21aに適宜位置かつ適宜個数で前記レンズ脚部31のレン ズ嵌着溝21への挿着方向と略直角となる外側に向けて突出するように設けられ たボス22と、このボス22に嵌着する例えば孔状とした係着部4aが設けられ 比較的に小面積であり略板状とされた樹脂連結板4と、前記レンズ3の整合部3 2に例えばリブ状に設けられ前記ボス22に嵌着された樹脂連結板4の端面と突 接するように設けられた溶接部33とで構成されている。
【0008】 上記のように構成された固定構造でハウジング2とレンズ3との固定を行うと きには、前記ハウジング2のレンズ嵌着溝21に熱可塑性樹脂5を注入し、レン ズ脚部31を挿入する工程において、予めに前記ボス22に樹脂連結板4を係着 部4aで嵌着しておく、この状態でハウジング2とレンズ3との係着が行われる と前記樹脂連結板4は端部でレンズ3の溶接部33と突接した状態となるので、 前記熱可塑性樹脂5の固化後に前記樹脂連結板4とレンズ3とを超音波で溶着を 行えば、前記ハウジング2とレンズ3とは樹脂連結板4を介して固定されるもの となる。
【0009】 このとき、本考案により樹脂連結板4を採用したことによる作用及び効果は、 第一には、例えば耐熱性の向上のためガラス繊維などが添加され極めて溶着性が 劣るものとなっているハウジング2に直接にレンズ3を溶着することを避け、素 材の選択が自在な樹脂連結板4を介することで確実な固定が行えるものとするも のであり、第二には、前記樹脂連結板4を比較的に小面積に設定したことで重量 などによる超音波の吸収を減じ比較的に小出力の溶接器で確実な溶着が行えるも のとするのである。
【0010】 また、上記の構成としてハウジング2とレンズ3とを固定したことにより、前 記熱可塑性樹脂5に対しては螺子の貫通など何等の固化後の加工が行われないも のとなり、これによりクラックなどを生じさせることなくなりシール性能を向上 させるものとなる。
【0011】 図3、図4に示すものは本考案の別な実施例であり、前の実施例が前記レンズ 3の整合部32の前面側にリブ状とした溶接部33を設けていたのに対して、こ の実施例では前記整合部32の端面をもって溶接部34とするものであり、これ に対応するために前記樹脂連結板4には略L字状に溶接受部41が形成され、こ の溶接受部41と前記レンズ3の溶接部34を突接させ溶着を行うものであり、 前の実施例と比較して溶着部分がレンズ3の背面側に位置するものとなり外観が 向上する効果を有するものである。
【0012】 また、図5に示すものは本考案の更に別な実施例であり、前の何れの実施例も 樹脂連結板4に設ける係着部4aを孔状のものとしていたが、この実施例では係 着部4bは前記レンズ3側に向かい開口する切欠状としたものであり、このよう にすることで前記したレンズ嵌着溝21とレンズ脚部31との挿着工程で予めに 樹脂連結板4をボス22に嵌着しておく必要はなくなり、超音波溶接を行う時点 で嵌め込めば良いものとなるので、前記したレンズ嵌着溝21とレンズ脚部31 との挿着工程の簡素化が図れるものとなる。
【0013】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案により、レンズ嵌着溝の側壁から外側に突出する ボスと、このボスに嵌合する係着部が設けられた略板状の樹脂連結板と、レンズ に形成され前記連接板と突接する溶接部とで成る固定構造としたことで、ハウジ ングとレンズとのシールを行うシール構造と、ハウジングとレンズとの固定を行 う固定構造とを完全に分離したものとして、固定を行うための工程によりシール 構造に欠陥を生ずるのを防止して、もって吸湿などによる寿命の短縮を防止して 、この種の車両用灯具の性能の向上に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用灯具のレンズ取付構造の
一実施例を示す斜視図である。
【図2】 図1のA―A線に沿う断面図である。
【図3】 同じく本考案の別な実施例を示す斜視図であ
る。
【図4】 図3のB―B線に沿う断面図である。
【図5】 同じく本考案の更に別な実施例を示す斜視図
である。
【図6】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……車両用灯具 2……ハウジング 21……レンズ嵌着溝、21a……外側壁、22……ボ
ス 3……レンズ 31……レンズ脚部、32……整合部、33、34……
溶接部 4……樹脂連結板 4a、4b……係着部、41……溶接受部 5……熱可塑性樹脂

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの周縁に設けられたレンズ嵌
    着溝とレンズに設けられたレンズ脚部とでシール構造が
    形成され、該シール構造と重複或は近接して固定構造が
    形成される車両用灯具のレンズ取付構造において、前記
    固定構造は前記レンズ嵌着溝の側壁から適宜位置の適宜
    数で外側に突出するボスと、該ボスに嵌合する係着部が
    設けられ比較的に小面積に形成された略板状の樹脂連結
    板と、前記レンズに形成され前記連接板と突接する溶接
    部とで成り、前記ボスに前記樹脂連結板を係着させた状
    態で、この樹脂連結板と前記レンズの前記溶接部とを溶
    着させることを特徴とする車両用灯具のレンズ取付構
    造。
JP4138591U 1991-05-08 1991-05-08 車両用灯具のレンズ取付構造 Pending JPH04126604U (ja)

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