JPH0122169Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［技術分野］ 本考案は、車両のライセンスプレートを照明す
る車両用ライセンスランプに関するものである。

［従来技術］ 第６図に示すようにベース１とライセンスレン
ズ２を組合せてバルブ収納スペースを形成し、こ
のスペース内にウエツジバルブ３が位置するよう
ワンタツチソケツトホルダー４を前記ライセンス
レンズ２に取付け、ウエツジバルブ３の点灯時に
その発光を下方に放射してライセンスプレートを
照明するようにしている。

この場合、ベース１にはライセンスレンズ２の
フツク２Ａを係止する切欠き１Ａとレンズ嵌合溝
１Ｂを設けておき、最終的にレンズ完成品（レン
ズにバルブ付コードを組付けたもの）を取付ける
ものとする。この取付けの前に、ワンタツチソケ
ツトホルダー４に端子付のコード５を挿通して端
子をワンタツチホルダー４に固定しソケツト付コ
ードとする。これにウエツジバルブ３を装着して
バルブ付コードとし、更にこれをライセンスレン
ズ２に固定してレンズ完成品とする。このレンズ
完成品を前述したようにベース１に取付けるが、
その場合、ベース１のレンズ嵌合溝１Ｂにガスケ
ツト６を介在させる。

しかし、このような構造では、ウエツジバルブ
３の保持に端子やワンタツチソケツトホルダー４
を必要とするため、部品点数が多くなる上、ソケ
ツト付コードの作製、バルブ付コードの作製、レ
ンズの完成品の組立てなど組立工程が多くなり、
多くの作業時間を必要とする。

［考案の目的］ 本考案の目的は、構成部品数が少なく、組付作
業性が良好な車両用ライセンスランプを提供する
ことにある。

［考案の概要］ 本考案は、レンズ嵌合溝と係止用の切欠きを設
けたベースに、端子付コード、ウエツジバルブな
どが組付けられたライセンスレンズを係合させ
て、ベースとレンズの間のスペースにウエツジバ
ルブを装着するようにした車両用ライセンスラン
プにおいて、シールガスケツトに溶着された端子
付コードと、ソケツトボデイ用に前記ライセンス
レンズに同時形成により設けられた端子挿入孔を
有する枠部と、前記端子挿通孔に前記端子付コー
ドの端子を挿通しかつフツクにより固定されたソ
ゲツト部と、前記ソケツト部に挿着したウエツジ
バルブとから構成されたことを特徴とするもので
ある。

［実施例］ 第１図〜第５図は本考案の一実施例を示すもの
で、１１はベース、１２はライセンスレンズ、１
３はウエツジバルブ、１４は端子付コード、１５
はシールガスケツト、１６はガスケツトである。
前記ベース１１にはフツク係止用の切欠き１１Ａ
とレンズ嵌合溝１１Ｂが形成されており、溝１１
Ｂに前記ガスケツトが配置されている。

一方、前記レンズ１２には前記ベース１１の切
欠き１１Ａと係合するフツク１２Ａが形成されて
おり、このフツク１２Ａを切欠き１１Ａに係止さ
せるとともに、先端をレンズ嵌合溝１１Ｂに嵌入
させることにより、ベース１１とレンズ１２を一
体化しその間にバルブ収納スペースを形成してい
る。また、前記レンズ１２にはソケツト、ボデイ
としての枠部１２Ｂが同時成形されるとともに、
その枠部内に端子挿通孔１２Ｃが形成されており
（第４図）、この孔１２Ｃに前記端子付コード１４
の端子１４Ａが挿通されている。端子１４Ａの部
分には第４図に示すように切起こしによりフツク
１４Ｂとストツパー１４Ｃが形成されており、フ
ツク１４Ｂがレンズ１２内に入ると、レンズ１２
をフツク１４Ｂとストツパー１４Ｃで挟持する状
態となる。コード１４には第２図に示すように予
めシールガスケツト１５を取付け、コード貫通部
１５Ａを高周波加熱によつて溶着してあり、端子
１４Ａがソケツト部に固定された状態ではソケツ
ト部のレンズ１２外側部はシールガスケツト１５
により被われている。

このソケツト部にウエツジバルブ１３を挿着す
るとレンズ完成品となる（第５図）。そのフツク
１２Ａがベース１１の切欠き１１Ａに係止され、
レンズ先端が溝１１Ｂに嵌入するようにレンズ完
成品をベース１１に取付ければ、ライセンスラン
プの組立てが完了する。

なお、１２Ｄは水抜き穴である。

［効果］ 以上詳述した本考案に係る車両用ライセンスラ
ンプは、ライセンスレンズにソケツトボデイとし
ての枠部を同時成形すると共に、その枠部内に端
子挿通孔を設け、この孔に端子付コードの端子を
挿通、固定してソケツト部としたので、ウエツジ
バルブの保持に要する部品の数が少なくなり、構
成が簡略化される。また、端子付コードのライセ
ンスレンズへの取付け（端子の挿通、フツクによ
る固定）、ソケツト部へのバルブの装着の２工程
でウエツジバルブの装着が完了するため、組付工
数が減少するとともに、端子付コードの組付けを
外側からの圧入によつて行えるので、コードの挿
入が不要となつて、組付作業性が良好となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る車両用ライセンスランプ
の一実施例を示す断面図、第２図は同実施例にお
ける端子付コードの斜視図、第３図及び第４図は
同実施例におけるソケツト部の斜視図及び第１図
でのＡ方向よりの断面図、第５図は同実施例にお
けるレンズ完成品の斜視図、第６図は従来例を示
す断面図である。 １１……ベース、１１Ａ……フツク係止用の切
欠き、１１Ｂ……レンズ嵌合溝、１２……ライセ
ンスレンズ、１２Ａ……フツク、１２Ｂ……枠
部、１２Ｃ……端子挿通孔、１３……ウエツジバ
ルブ、１４……端子付コード、１４Ａ……端子、
１４……フツク、１４Ｃ……ストツパー、１５…
…シールガスケツト、１６……ガスケツト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. レンズ嵌合溝と係止用の切欠きを設けたベース
   に、端子付コード、ウエツジバルブなどが組付け
   られたライセンスレンズを係合させて、ベースと
   レンズの間のスペースにウエツジバルブを装着す
   るようにした車両用ライセンスランプにおいて、
   シールガスケツトに溶着された端子付コードと、
   ソケツトボデイ用に前記ライセンスレンズに同時
   成形により設けられた端子挿入孔を有する枠部
   と、前記端子挿通孔に前記端子付コードの端子を
   挿通しかつフツクにより固定されたソケツト部
   と、前記ソケツト部に挿着したウエツジバルブと
   から構成されたことを特徴とする車両用ライセン
   スランプ。