JPH04126193U - 電子時計の電池接点構造 - Google Patents

電子時計の電池接点構造

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Publication number
JPH04126193U
JPH04126193U JP3203691U JP3203691U JPH04126193U JP H04126193 U JPH04126193 U JP H04126193U JP 3203691 U JP3203691 U JP 3203691U JP 3203691 U JP3203691 U JP 3203691U JP H04126193 U JPH04126193 U JP H04126193U
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JP
Japan
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battery
circuit
negative
pattern
contact structure
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Pending
Application number
JP3203691U
Other languages
English (en)
Inventor
昭彦 丸山
Original Assignee
セイコーエプソン株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by セイコーエプソン株式会社 filed Critical セイコーエプソン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】部品点数を削減し、さらに、導通信頼性の高い
電子時計の電池接点構造を実現することを目的とする。 【構成】合成樹脂材より成る地板の電池保持部に、弾性
部を形成し、その上部に、直接回路マイナスパターンを
介して電池を載置することにより、電池マイナス缶と、
マイナスパターンの導通をとる電子時計の電池接点構
造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子時計における電池部の接点構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来技術における電子時計の電池部構造を示す要部断面図である。1 は時計体の基枠であるところの地板であり、その一部に電池保持部である凹部を 有している。また、地板1には、電池近傍に金属より成るねじピンクが打ち込み 固定されている。5は、電池マイナス端子であり、ねじピン7の近傍に形成され た地板ダボにより案内され、位置決めがされている。さらに、マイナス端子5の 上部には、マイナスパターンが形成された回路ブロック4が載置されており、回 路押え板3を介して、ねじ8により、締結固定され、マイナス端子5と回路ブロ ック4のマイナスパターンとの導通がとられている。また、マイナス端子5の弾 性ばね部が、地板電池保持部に配置されており、上部に電池2を載置することに より、電池マイナス極との導通をとるものである。さらに、電池2側面から、回 路押え板3に形成されたばね部により押圧することにより、電池の飛び出しを防 止するとともに、プラス導通を行なうものである。また、マイナス端子5と、電 池プラス缶とのショートを防止するため、絶縁板6を配置している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の電池接点構造は、電池のマイナス導通用として、専用のマイナ ス端子を保有する構造である。この構造の場合、マイナス端子を保持するため、 案内用の地板ダボ及び、回路との導通のために、ねじピン及び、ねじが必要とな り、その部品数を増加するとともに、加工工数、コストのアップに直接につなが るものである。また、マイナス端子とプラス電位部材とのショート、たとえば、 ねじピン、電池プラス缶、回路のマイナス以外のパタートとのショートを防止す ることが絶対条件であり、マイナス端子自体、及び、その周辺のプラス電位部材 の位置精度を極めて向上させる必要がある。その加工精度向上のため、さらにコ ストアップの要因になる欠点も有している。さらに、マイナス端子を専用部用と 使用し、ねじピン,ねじなども使用するため、平面,断面方向ともに、そのムー ブメントサイズを大きくすることになる。また、マイナス端子自体も、プレス成 形するため、加工時におけるスプリングバック等の影響により、曲げ高さにも大 なるバラツキを生じ、電池導通への信頼性が乏しくなる。この信頼性向上のため 、マイナス端子への金メッキが通常となっているが、これもコストアップの要因 となる。
【0004】 そこで、本考案の目的は、電池接点構造において、部品点数を削減した、ロー コスト構造を実現し、さらに、導通の信頼性を向上した電池接点構造が提供でき 、従来の問題を解決するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の電子時計の電池接点構造は、電源であるところの電池、該電池を保持 する部分を有する合成樹脂材より成る地板、回路基板と回路パターン、水晶振動 子、ICチップより構成され、発振回路、分周回路、駆動回路等を有する回路ブ ロックを具備してなる電子時計において、前記地板の電池保持部に一体で形成さ れた弾性部を有し、前記弾性部の上部に回路ブロックに形成されたパターンを介 して、前記電池を載置し、電池と回路パターンの導通をとることを特徴とする。
【0006】
【実施例】
図1は、本考案の実施例の電池部断面であり、図2は、本考案の実施例の電池 部平面図である。
【0007】 1は、時計体の基枠であるところの地板であり、合成樹脂材より形成されてい る。また前記地板1には、平面的に略電池外径と等しい径をもった電池保持部を 有している。さらに、電池保持部には、電池外径端より、中央に向かった地板一 体の弾性体が1bの状態で形成されている。
【0008】 4は、回路ブロックであり、発振源であるところの水晶振動子及び、発振回路 、分周回路、駆動回路を有したICチップ(図示せず)が実装されている。前記 回路ブロック4は、フレキシブルな材質より形成された基板に、銅箔等の薄肉金 属パターン4aが接着形成されている。
【0009】 前記回路ブロック4は、電池部においては、マイナスパターンが形成されてお り、また、回路基板が、電池2の外径より、中心に向かって一定量突出しており 、さらに、その先端に、前記マイナスパターンが、略電池中心部に向かって、オ ーバーハングしている。
【0010】 地板1の弾性体部1bの上部には、前記回路基板より、オーバーハング形成し たマイナスパターンが載置されており、上部より、電源であるところのボタン型 電池2を組み込むことにより、前記地板1の弾性体1bが、1aの状態に、弾性 変形し、前記マイナスパターンを、サンドイッチし、前記電池1を押圧している 。この状態において、前記地板1の弾性体部1bの1aへの変形によるばね力に より、前記電池2のマイナス缶と前記マイナスパターンの接触圧を確保するもの である。
【0011】 また、前記回路基板の、電池外径より、中心に向かった突出部は、電池組み込 み時において、電池2のプラス缶の低面アール部にそって変形し、マイナスパタ ーンと、プラス缶の絶縁を行なっているものである。
【0012】 3は、回路ブロック4の上部に載置された金属材より成る回路押え板であり、 電池部においては、電池2の外径と、略等しい径を持った。電池保持部がプレス 成形されており、電池の平面的な案内を行なっている。また、前記回路押え板3 の電池保持部に対向する位置に、電池側面より押圧できる、翼状の弾性部3aを 有しており、電池の飛び出しを防止することにより、地板1の弾性体部1aの電 池組み込み状態におけるばね力を確実に得るものである。
【0013】 以上のように本考案は、金属材より成るマイナス端子を廃止し、合成樹脂材の 地板に一体形成された弾性部の上部に、直接マイナスパターンを介して、電池を 組み込むことにより、前記地板弾性部のばね力により、マイナス導通をとるもの である。
【0014】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、マイナス端子を廃止し、地板に一体形成さ れた弾性部により、直接、回路マイナスパターンと、電池マイナス缶との接触導 通をとることにより、マイナス端子は、もちろんのこと、従来、マイナス端子を 固定していた、ねじ及び、ねじピンを廃止でき、部品点数の削減、組立工数の低 減など、ローコストムーブメント実現に大きな効果をもたらすものである。さら に、ムーブメントサイズも、部品削減により、小型・薄型化が可能となり、デザ インバラエティーを豊富にすることができる効果も有している。
【0015】 また、従来のマイナス端子を使った構造においては、プラス電位部材とのショ ート防止のため、パターン位置精度等、マイナス端子周辺部材の加工精度を向上 させる必要があったが、マイナス端子を廃止したことにより、この危険性が皆無 となり、信頼性の高いムーブメントが提供できるものである。さらに、弾性部を 地板と一体化し、合成樹脂材より形成するため、その加工法である射出成形の場 合、寸法が安定しており、従来の金属材のマイナス端子におけるスプリングバッ ク等の接触圧に直接影響する寸法のバラツキを低減でき、さらに信頼性の高い構 造が提供できるものである。
【0016】 また、本考案によれば、回路基板を、電池プラス缶とマイナスパターンの絶縁 部材に共用しており、この点からも部品削減の効果が得られる。また、回路パタ ーンには、従来より金メッキを施すのは通例であり、このパターンを直接、電池 マイナス缶に押圧することにより、金メッキをしたマイナス端子の従来構造と同 様の導通信頼性が確保できるものである。
【0017】 以上のように本考案は多大な効果をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す、電池部断面図。
【図2】本考案の実施例を示す、電池部平面図。
【図3】従来例を示す、電池部断面図。
【符号の説明】
1 地板 2 電池 3 回路押え板 4 回路ブロック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源であるところの電池、該電池を保持す
    る部分を有する合成樹脂材より成る地板、回路基板と回
    路パターン、水晶振動子、ICチップより構成され、発
    振回路、分周回路、駆動回路等を有する回路ブロックを
    具備してなる電子時計において、前記地板の電池保持部
    に一体で形成された弾性部を有し、前記弾性部の上部に
    回路ブロックに形成されたパターンを介して、前記電池
    を載置し、電池と回路パターンの導通をとることを特徴
    とする電子時計の電池接点構造。
JP3203691U 1991-05-09 1991-05-09 電子時計の電池接点構造 Pending JPH04126193U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3203691U JPH04126193U (ja) 1991-05-09 1991-05-09 電子時計の電池接点構造

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JP3203691U JPH04126193U (ja) 1991-05-09 1991-05-09 電子時計の電池接点構造

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JPH04126193U true JPH04126193U (ja) 1992-11-17

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JP3203691U Pending JPH04126193U (ja) 1991-05-09 1991-05-09 電子時計の電池接点構造

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JP (1) JPH04126193U (ja)

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