JPH04125216U - ロボツトハンド - Google Patents

ロボツトハンド

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JPH04125216U
JPH04125216U JP4014091U JP4014091U JPH04125216U JP H04125216 U JPH04125216 U JP H04125216U JP 4014091 U JP4014091 U JP 4014091U JP 4014091 U JP4014091 U JP 4014091U JP H04125216 U JPH04125216 U JP H04125216U
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swing
swing arm
swinging
arm
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JP4014091U
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正純 福島
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村田機械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーン倉庫等において、好適に使用し得る
塵埃の発生の少ないロボットハンドを提供することにあ
る。 【構成】 第1揺動アーム61A、61B及び第2揺動
アーム64A、Bを伸ばしたり・折り曲げたりして、物
品保持具67によって物品を移載する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はロボットハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種ロボットハンドとして以下の如きものは知られている。即ち、昇降 台と、この昇降台に摺動機構を介して水平摺動自在に設けられたスライドフォー クとを有するものは知られている。
【0003】
【従来技術の欠点】
前記従来のロボットハンドには以下の如き欠点があった。即ち、スライドフォ ークが昇降台に水平摺動自在に設けられているため、即ち、スライドフォークが 摺動機構を介して昇降台に設けられていたため、摺動機構の摺接部分からの塵埃 の発生が多く、半導体ウエハ等の塵埃を嫌う物品を収納・保管するクリーン倉庫 等においての使用には適さないという欠点があった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】
この考案は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。 この考案は、昇降台と、この昇降台に設けられた左右一対の柱と、これら柱の 上端対向部側に、軸心を左右方向に向けた枢軸を介して相互に逆方向に連動揺動 するようにして揺動自在に設けられた上下一対の第1揺動アームと、これら上下 一対の第1揺動アームの自由端対向部側に軸心を左右方向に向けた枢軸を介して 揺動自在に設けられた上下一対の第2揺動アームと、これら上下の第2揺動アー ムの自由端対向部側に枢着・連結された連結リンクと、これら連結リンクの対向 部側に取り付けられた物品保持具と、前記第1揺動アームの揺動に連動して第2 揺動アームを第1揺動アームの揺動角の2倍だけ第1揺動アームと逆に揺動させ る揺動制御装置とを有しており、前記第1揺動アームの枢着点間の長さと第2揺 動アームの枢着点間の長さとが等しくなされ、また、連結リンクの枢着点間の長 さと上下の第1揺動アームの、柱側枢着点間の長さとが等しくなされているもの である。
【0005】
【考案の作用】
この考案は以下の如き作用をなすものである。 第1揺動アーム及び第2揺動アームを伸ばしたり・折り曲げたりして、物品保 持具によって物品を移載することが出来る。
【0006】
【実施例】
以下にこの考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。なお、この明細書に おいて、前とは図1紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図1左側を、右と は同右側をいう。
【0007】 図1及び図2に示すごとく、クリーン倉庫1(詳細は後述する。)の前方上方 にガイドレール131が長手方向を左右方向に向けるようにして設けられ、この ガイドレール131に沿って走行台車132がリニアーモーター(図示略)等の 走行駆動装置によって走行自在となされている。
【0008】 図4に示すごとく、前記走行台車132の荷台133には、走行方向に下り傾 斜した傾斜荷台面156及びストッパー157を有する荷載置台158が設けら れている。この荷載置台158に多数の半導体ウエハ161が上下方向に収納さ れたキャリア160が載置されるようになされている。
【0009】 図2、図3及び図4に示すごとく、前記キャリア160は、上端に一対の張り 出し片162を有している。そして、このキャリア160は、出し入れ口側が走 行台車132の走行方向後方を向くようにして、且つ、張り出し片162が走行 台車132の走行方向を基準として両側に位置するようにして、荷載置台158 に載置されるものである。
【0010】 図2、図3、図4及び図5に示すごとく、クリーン倉庫1の頂壁2に、走行台 車132が停止ステーション170に停止すると、その荷台133上のキャリア 160を、クリーン倉庫1の、頂壁2に形成された搬入口3に移載するトランス ファーロボット171が設置されている。
【0011】 前記トランスファーロボット171は、搬入口3の前後方向(図2の左右方向 )中心と荷台133の幅方向中心とを結ぶ中間において、クリーン倉庫1の頂壁 2に立設された固定ガイド筒172を有しており、この固定ガイド筒172に、 それとは相対回転しないようにして、昇降筒体173が昇降自在に設けられ、こ の昇降筒体173は流体圧シリンダ174によって昇降するようになされている 。前記昇降筒体173に正逆回転自在なモーター178によって回転させられる 回転軸177が回転自在に嵌められ、この回転軸177に水平旋回アーム179 が取り付けられている。このような構成によって、水平旋回アーム179は、昇 降筒体173の昇降によって昇降すると共に、回転軸177の回転によって水平 旋回(なお、ここで水平旋回とは水平揺動をも含むものである。)、具体的には 180度の往復揺動をするようになされている。前記水平旋回アーム179の自 由端に、正逆回転自在なモーター181によって回転駆動させられる回転軸18 2が軸心を上下方向に向けるようにして、回転自在に設けられ、この回転軸18 2の下端に物品保持具183が取り付けられている。前記物品保持具183は、 一対の支承片184を有している。これら支承片184は作動装置70によって 相互に近接・離隔自在となされている(図5参照)。前記支承片184には、キ ャリア160の張り出し片162を支承する傾斜支承面及び前後一対のガイド突 起を有する物品支承台185が設けられている。前記物品支承台185の上方空 間は張り出し片162挿入空間となされている。
【0012】 上記のごとき構成によって以下のごとき作用がなされる。 物品保持具183がガイドレール131の上方であって、その物品支承台18 5が走行台車132上のキャリア160の張り出し片162より下方に位置する ような状態で、且つ支承片184が相互に離隔した状態で、待機していると、キ ャリア160が載った走行台車132が走行して来て、停止ステーション170 に停止する。その後、支承片184が相互に接近して、物品支承台185をキャ リア160の張り出し片162の真下に位置させる。
【0013】 然る後、水平旋回アーム179が上昇することによって、物品支承台185が 張り出し片162を持ち上げて、究極的にキャリア160を持ち上げる。その後 、水平旋回アーム179が図3において180度反時計方向に水平揺動すること によって、走行台車132に載っていたキャリア160がクリーン倉庫1の搬入 口3に移動させられる。
【0014】 それと同時に、モーター181が回転して、走行台車132に載っていたキャ リア160が270度時計方向に回転させられる。即ち、走行台車132上にお いて、進行方向を向いていたキャリア160の面が搬入口3側において固定ガイ ド筒172側に向くようになされるものである。要するに、キャリア160の向 きを、走行台車132上にあるときと、クリーン倉庫1の搬入口3にあるときと において、変更し得るようになされている。
【0015】 その後、水平旋回アーム179が下降することによって、クリーン倉庫1の搬 入口3の位置まで上昇している後述の昇降台46の荷載置台48に降ろされる。 そして、水平旋回アーム179が下降して物品支承台185が張り出し片162 から外れると、支承片184が相互に離隔して、張り出し片162の下側への移 動を許容する状態となる。その後、水平旋回アーム179は、上昇・図3におい ての180度時計方向の揺動・下降という動作を行なって、元の位置に戻る。な お、物品保持具183は270度反時計方向に回転させられる。そして、水平旋 回アーム179が元の位置に戻るまでに、空の走行台車132は走行を開始して いる。
【0016】 なお、キャリア160を持ち上げたり降ろしたりする位置において、水平旋回 アーム179の長手方向に、物品保持具183の一対の支承片184が並ぶ状態 となるようにすれば、物品支承台185が張り出し片162の下方に位置する状 態とした後、水平旋回アーム179の揺動によって、支承片184をキャリア1 60の張り出し片162より抜くことができるので、支承片184を固定のもの とすることも出来る。
【0017】 図2に示すごとく、クリーン倉庫1の搬入口3と平面から見て重なるようにし て、クリーン倉庫1内に搬入用の昇降台46が公知の昇降装置47によって昇降 自在に設けられている。前記昇降台46には傾斜荷台面及びストッパーを有する 荷載置台48が設けられている。
【0018】 上記のごとき構成によって以下のごとき作用がなされる。 前記したごとく、水平旋回アーム179によって走行台車132に載せられて いたキャリア160は、搬入口3の位置まで上昇している昇降台46の荷載置台 48に移載される。その後、水平旋回アーム179が元の位置に戻った後、昇降 台46が下降することによって、キャリア160はクリーン倉庫1内に搬入され る。その後、後述するロボットハンド56によってキャリア160は取り出され る。
【0019】 図6及び図7に示すごとく、クリーン倉庫1は、頂壁2に形成された搬入口3 、右壁4に形成された2つの搬出口5及び前後壁下部に設けられた外気取入口1 4等の所定の開口を除いて密閉室となされている。 前記クリーン倉庫1の床6の上方に間隙7をあけるようにして水平壁8が設け られ、この水平壁8の前後方向中央に左右方向に長い開口9が形成されている。 また、前側の水平壁8の前端部及び後側の水平壁8の後端部には開口10が形成 されている。前記水平壁8の直ぐ下に空気通路11を画するようにして囲い壁体 12が設けられている。前記水平壁8の、開口9の縁部とクリーン倉庫1の床6 との間に、垂直な仕切フィルター13が渡されている。
【0020】 前記水平壁8の上方に、前後方向に所定間隔をあけて前後一対のラック装置1 5が設けられている。なお、ラック装置15は、前記昇降台46の移動軌跡内に は突出せず、また、後述の搬出装置101の作動を邪魔しないようになされると 共に、搬出装置101上のキャリア160とも衝突・干渉しないようになされて いる。
【0021】 前記ラック装置15は上下・左右に多数の物品収納棚16を有しており、これ ら前後の物品収納棚16の物品出し入れ口17は相互に対向している。なお、水 平壁8は物品収納棚としても使用される。前記物品収納棚16各々及び水平壁8 の物品収納棚部分には、前側に向かって下り傾斜した傾斜荷台面及びその前端の ストッパーを有する荷載置台18が設けられている。
【0022】 前記クリーン倉庫1の前後壁に沿って、中央側に向かって開口した空気噴出口 20を有する空気ダクト19が形成されている。前記空気噴出口20にはフィル ター21が設けられている。上記の構成を更に具体的に説明すれば、フィルター 21をクリーン倉庫1の前後壁との間に空気通路を形成するようにして、水平壁 8に立設したものである。
【0023】 前記クリーン倉庫1の下部に、ファン22が、吸い込み口23を間隙7に位置 させるようにして、且つ、空気噴出口24を囲い壁体12に形成された開口に接 続させるようにして、設けられている。
【0024】 前記空気通路11には空気噴出口24と開口10とを画するようにして、フィ ルター25が収納されている。また、前記外気取入口14にもフィルター26が 取り付けられている。このような構成によって、吸い込み口23から吸引された 空気は、空気噴出口24、空気通路11、開口10、空気ダクト19、フィルタ ー21を経て物品収納棚16の物品収納空間等に向かって噴出され、その空気は ラック装置15間の間隙(クリーン倉庫1の前後方向中央)を上から下に向かっ て流れ仕切フィルター13を経て再びファン22の吸い込み口23に吸引される 。また、外気取入口14からも所要量の外気が吸い込み口23に吸引される。な お、ファン22を2つ以上設けるようにしてもよい。空気通路11を構成するク リーン倉庫1の側壁にフィルター25の交換のための開口27が形成され、この 開口27は通常は閉塞され、フィルター25交換のときにのみ開かれるようにな されている。
【0025】 前記水平壁8間の中央の開口9の下方に位置するようにして左右方向に長い前 後一対のケーシング31が配され、これらケーシング31は上部に左右方向に長 いスリット32を有している。前記ケーシング31内には左右方向に長いガイド レール33が設けられ、これらガイドレール33にスタッカークレーン37の走 行台車38が左右動自在に案内され、この走行台車38は図示略の駆動装置によ って左右に摺動するようになされている。
【0026】 前記走行台車38に筒状のマスト40が立設され、このマスト40に中空状の 昇降台41が、マスト40内に収納されたタイミングベルト等を含む昇降装置4 2によって、昇降自在となされている。
【0027】 図8、図9、図10及び図11に示すごとく、前記中空状の昇降台41に物品 移載装置である、以下に詳述するロボットハンド56が設けられている。 前記ロボットハンド56は前記中空状の昇降台41の内部に、作動装置57に よって相互に近接・離隔自在に設けられた左右一対の左右動ブロック58を有し ており、これら左右動ブロック58に中空状の柱59が立設され、これら柱59 は昇降台41に形成されたスリットを通じて上方に突出している。
【0028】 前記柱59の上端に軸心を左右方向に向けた枢軸60Aが回転自在に設けられ 、これら枢軸60Aに、柱59の内側(対向部側)に位置するようにして下側の 中空状の第1揺動アーム61Aの基部が固定され、これら第1揺動アーム61A の自由端に、軸心を左右方向に向けた枢軸63Aが回転自在に設けられ、これら 枢軸63Aに、第1揺動アーム61Aの内側に位置するようにして中空状の第2 揺動アーム64Aの基部が固定されている。
【0029】 前記柱59の上端に枢軸60Aの真上に位置するようにして枢軸60Bが回転 自在に設けられ、これら枢軸60Bに、柱59の内側(対向部側)に位置するよ うにして上側の中空状の第1揺動アーム61Bの基部が固定され、これら第1揺 動アーム61Bの自由端に、軸心を左右方向に向けた枢軸63Bが回転自在に設 けられ、これら枢軸63Bに、第1揺動アーム61Bの内側に位置するようにし て中空状の第2揺動アーム64Bの基部が固定されている。
【0030】 前記下側の第2揺動アーム64Aの自由端と上側の第2揺動アーム64Bの自 由端とに枢軸89A・枢軸89Bを介して連結リンク88が渡されている。
【0031】 前記枢軸60Aと枢軸63Aとの距離、枢軸63Aと枢軸89Aとの距離、枢 軸60Bと枢軸63Bとの距離及び枢軸63Bと枢軸89Bとの距離は全て等し くなされている。 また、枢軸60Aと枢軸60Bとの距離及び枢軸89Aと枢軸89Bとの距離 は等しくなされている。
【0032】 前記連結リンク88の高さ方向中央に物品保持具67が固定され、これら物品 保持具67は相互に対向する物品支承片68を有しており、これら物品支承片6 8が水平となるように物品保持具67が連結リンク88に固定されている。前記 物品支承片68に、前記キャリア160の張り出し片162を支承する傾斜支承 面及び前後一対のガイド突起を有する物品支承台69が設けられている。
【0033】 前記ロボットハンド56は第1揺動アーム61Aの揺動に連動して、第2揺動 アーム64A、第1揺動アーム61B及び第2揺動アーム64Bを所定の向きに するための揺動制御装置72を有している。 前記揺動制御装置72は、柱59の下部を串刺し状にして、柱59の左右動を 許容するようにして、中空状の昇降台41の内部に回転自在に設けられたスプラ インを有する回転軸73を有しており、この回転軸73は正逆回転自在なモータ ー74によって回転させられるようになされている。前記回転軸73には、各柱 59に回転自在に設けられたホイール76がスプライン連結され、このホイール 76と対となるようにして枢軸60Aにホイール77が嵌め止められ、このホイ ール77とホイール76とにチェーン等からなるエンドレス帯78が掛け渡され ている。
【0034】 前記柱59の上端に、枢軸60Aと同軸となるようにして、且つ第1揺動アー ム61A内部に位置するようにして、固定ホイール80Aが固定されている。こ の固定ホイール80Aと対となるようにして、枢軸63Aにホイール81Aが嵌 め止められ、このホイール81Aと固定ホイール80Aとにチェーン等からなる エンドレス帯82Aが掛け渡されている。
【0035】 前記固定ホイール80Aとホイール85Aとは同じ大きさとなされ、ホイール 81A及び固定ホイール84Aは、固定ホイール80Aの2分の1の大きさとな されている。
【0036】 上記のごとき構成によって、第1揺動アーム61Aが所定角度θ揺動すると、 この第1揺動アーム61Aに対して第2揺動アーム64Aが逆方向に2θ揺動す るようになされている。
【0037】 前記下側の第1揺動アーム61Aの枢軸60Aと上側の第1揺動アーム61B の枢軸60Bとは、両者が逆方向に同一角度回転するように、同一の大きさの歯 車90A、歯車90Bによって、動力連結されている。
【0038】 前記上側の第1揺動アーム61Bが所定角度θ揺動すると、この第1揺動アー ム61Bに対して第2揺動アーム64Bが逆方向に2θ揺動するように、下側の 第1揺動アーム61Aと第2揺動アーム61Aとに設けられた動力伝達機構と同 様のものが設けられている(図示略)。なお、前記動力伝達機構は、上側又は下 側のいずれか一方にあればよい。
【0039】 上記のごとき構成によって以下のごとき作用がなされる。 第1揺動アーム61A、61B及び第2揺動アーム64A、64Bを伸ばして 、物品支承片68の物品支承台69をキャリア160の張り出し片162の下方 に位置させた後、今まで相互に離隔していた柱59を相互に近寄らせて物品支承 台69をキャリア160の張り出し片162の真下に位置させる。その後、昇降 台41を上昇させて物品支承台69によって張り出し片162を支承した後、第 1揺動アーム61A、61B及び第2揺動アーム64A、64Bを折りたたんで 垂直状態とすることによって、キャリア160を昇降台41に持ち込むことが出 来、また前記と逆の作動によって、キャリア160を昇降台41から降ろすこと が出来る。要するに、このロボットハンド56によって、昇降台46からキャリ ア160を取りだしたり、物品収納棚16にキャリア160を収納したり、そこ から 搬出したりすることが出来る。
【0040】 前記下側の第2揺動アーム64Aの基部端に相互に対向するアーム91が設け られ、これらアーム91の一方に断面が円形でない突起92が設けられ、同他方 に突起92が整合・嵌合する凹所93が形成されている。そして、柱59(第2 揺動アーム64A)が相互に接近してキャリア160を持ち上げる設定位置に移 動した状態において、前記突起92が凹所93に完全に嵌入するようになされ、 この状態になったことを検知する、左右動ブロック58によって作動されるリミ ットスイッチ等の検知器94が昇降台41等に設けられている(図10参照)。 そして、柱59(第2揺動アーム64A)を相互に接近させる方向に作動装置5 7が駆動した後、前記検知器94がON状態となると作動装置57が停止するよ うになされ、他方、所定時間後までに検知器94がON状態とならないと、即ち 、突起92がアーム91端に突き当たって柱59(第2揺動アーム64A)が相 互に接近しないと、ロボットハンド56等が停止すると共に警報が発せられるよ うになされている。前記突起92は、柱59(第2揺動アーム64A)が相互に 離隔した際において、凹所93から完全に抜け出すようになされている。
【0041】 図12、図13、図14及び図15に示すごとく、前記クリーン倉庫1の各搬 出口5に対応するようにして搬出装置101がクリーン倉庫1内に設けられてい る。
【0042】 前記搬出装置101の、クリーン倉庫1の左右方向(搬出装置101の物品搬 送方向)に長い平面形状矩形の基枠102は中空状となされており、この基枠1 02内に位置するようにして、基枠102の底壁に、長手方向を搬送方向に向け たガイドレール103が設けられ、このガイドレール103に中空部を有するス ライダ104が摺動自在に設けられ、このスライダ104に垂直回転軸106が 回転自在に設けられ、この垂直回転軸106の上端は、スライダ104から上方 に突出すると共に、基枠102の頂壁に形成された搬送方向に長いスリット10 7を通じて、基枠102の上部に露出している。
【0043】 前記垂直回転軸106の上端に水平回転台108が固定されている。また、垂 直回転軸106にはピニオン109が嵌め止められ、このピニオン109に噛み 合うラック110が、その長手方向を搬送方向と直交させるようにして、スライ ダ104に水平摺動自在に設けられている。なお、前記ラック110は、スライ ダ104を左右方向に貫通している。
【0044】 前記ラック110の図12の下側端が垂直ピン111を介してチェーン等から なるエンドレス帯112に枢着され、このエンドレス帯112が基枠102に軸 心を上下方向に向けるようにして回転自在に設けられた4個のホイール113に 掛け渡されている。なお、ホイール113のいずれかが正逆回転自在なモーター (図示略)によって、回転させられるようになされている。 なお、ラック110とエンドレス帯112及びホイール113とは衝突・干渉 しないように上下にずれており、また、スライダ104は搬入端及び搬出端にお いてエンドレス帯112と衝突・干渉しないような形状となされている。 前記水平回転台108の上面には、傾斜荷台面及びストッパーを有する荷載置 台115が設けられている(図14参照)。
【0045】 上記のごとき構成によって以下のごとき作用をなす。 水平回転台108が搬入端(図12の左側)に至ると水平回転台108に、前 記ロボットハンド56によってキャリア160が移載される。なお、水平回転台 108が搬入端に至った状態において、垂直ピン11の設けられたエンドレス帯 112の部分は図12の下側にある。 水平回転台108に2個のキャリア160が載せられるとエンドレス帯112 が図12の矢印116の方向に駆動させられ、その結果、ラック110ひいては それと搬送方向に遊びのないスライダ104(水平回転台108)が搬出端側に 摺動させられる。
【0046】 そして、図15に示すごとく、垂直ピン111の設けられたエンドレス帯11 2の部分が搬出端の、図15の下側のホイール113から離れ、搬送方向と直交 する方向にのみ移動するようになると、水平回転台108の移動は停止する。他 方、垂直ピン111が設けられたエンドレス帯112の部分が搬出端の、図15 の下側のホイール113に掛かる位置まで移動すると、それ以降は、エンドレス 帯112の駆動に伴って垂直ピン111が徐々に図15の上側に移動することと なるので、ラック110がスライダ104に対して図15の上側に移動し、その 結果、ピニオン109(水平回転台108)が水平回転させられることになる。 そして、水平回転台108が、90度水平回転した位置まで来るとエンドレス帯 112の駆動を停止させる。なお、エンドレス帯112の駆動の停止時期は、水 平回転台108の回転角度を基準にして、ホイール113の大きさやピニオン1 09の大きさを考慮して、定められる。
【0047】 被搬送物によっては、スタッカークレーン37の昇降台41に柱59を立設固 定するよにしてもよい。
【0048】
【考案の効果】 この考案は、前記した如き構成によって、以下の如き効果を奏するものである 。 第1揺動アーム及び第2揺動アームを伸ばしたり・折り曲げたりして、物品 保持具によって物品を移載することが出来るので、即ち、従来と相違して水平摺 動部分を有しないので、塵埃の発生が少なくクリーン倉庫等において好適に使用 し得るものである。 柱の対向部側に第1揺動アームが設けられ、第1揺動アームの対向部側に第 2揺動アームが設けられ、第2揺動アームの対向部側に連結リンクが枢着され、 連結リンクの対向部側に物品保持具取り付けられ、前記第1揺動アームの枢着点 間の長さと第2揺動アームの枢着点間の長さとが等しくなされ、また、連結リン クの枢着点間の長さと上下の第1揺動アームの、柱側枢着点間の長さとが等しく なされていて、前後いずれの方向にも物品保持具を突出させることが出来るので 、物品の移載の自由度が高い。 物品保持具を、上下の揺動アームによって支持するので、重い物品でも確実 に保持することが出来る。特に、第1揺動アーム及び第2揺動アームを上下対で 設けると共に夫々の第2揺動アーム自由端を連結することで、揺動制御装置の駆 動誤差による左右両側の物品保持具における上下方向の相対的な位置ずれを補完 出来、物品の水平保持状態を確保出来る。
【提出日】平成3年6月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】 上記のごとき構成によって以下のごとき作用がなされる。 第1揺動アーム61A、61B及び第2揺動アーム64A、64Bを伸ばして 、物品支承片68の物品支承台69をキャリア160の張り出し片162の下方 に位置させた後、今まで相互に離隔していた柱59を相互に近寄らせて物品支承 台69をキャリア160の張り出し片162の真下に位置させる。その後、昇降 台41を上昇させて物品支承台69によって張り出し片162を支承した後、第 1揺動アーム61A、61B及び第2揺動アーム64A、64Bを折りたたんで 垂直状態とすることによって、キャリア160を昇降台41に持ち込むことが出 来、また前記と逆の作動によって、キャリア160を昇降台41から降ろすこと が出来る。要するに、このロボットハンド56によって、昇降台46からキャリ ア160を取りだしたり、物品収納棚16にキャリア160を収納したり、そこ から搬出したりすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す正面図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図2のA部分拡大図である。
【図6】図1のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う中間省略の断面
図である。
【図8】スタッカークレーンの昇降台の部分の拡大斜視
図である。
【図9】揺動制御装置の機構を示す展開立面図である。
【図10】図8のX−X線断面図である。
【図11】図8のXI−XI線断面図である。
【図12】図6のXII−XII線拡大断面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線断面図であ
る。
【図14】図12のXIV−XIV線断面図である。
【図15】スライダが搬出端に至ったときの状態を示す
要部水平断面図である。
【符号の説明】
41 昇降台 56 ロボットハンド 59 柱 60A 枢軸 60B 枢軸 61A 第1揺動アーム 61B 第1揺動アーム 63A 枢軸 63B 枢軸 64A 第2揺動アーム 64B 第2揺動アーム 67 物品保持具 72 揺動制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66F 9/07 A 7637−3F // B65G 47/90 B 8010−3F

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降台と、この昇降台に設けられた左右
    一対の柱と、これら柱の上端対向部側に、軸心を左右方
    向に向けた枢軸を介して相互に逆方向に連動揺動するよ
    うにして揺動自在に設けられた上下一対の第1揺動アー
    ムと、これら上下一対の第1揺動アームの自由端対向部
    側に軸心を左右方向に向けた枢軸を介して揺動自在に設
    けられた上下一対の第2揺動アームと、これら上下の第
    2揺動アームの自由端対向部側に枢着・連結された連結
    リンクと、これら連結リンクの対向部側に取り付けられ
    た物品保持具と、前記第1揺動アームの揺動に連動して
    第2揺動アームを第1揺動アームの揺動角の2倍だけ第
    1揺動アームと逆に揺動させる揺動制御装置とを有して
    おり、前記第1揺動アームの枢着点間の長さと第2揺動
    アームの枢着点間の長さとが等しくなされ、また、連結
    リンクの枢着点間の長さと上下の第1揺動アームの、柱
    側枢着点間の長さとが等しくなされているロボットハン
    ド。
  2. 【請求項2】 前記柱が昇降台に相互に近接・離隔自在
    に設けられている請求項1記載のロボットハンド。
JP4014091U 1991-04-30 1991-04-30 ロボツトハンド Pending JPH04125216U (ja)

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