JPH04125035U - トランスフアプレス機械のフイードバー受台 - Google Patents

トランスフアプレス機械のフイードバー受台

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JPH04125035U
JPH04125035U JP3566191U JP3566191U JPH04125035U JP H04125035 U JPH04125035 U JP H04125035U JP 3566191 U JP3566191 U JP 3566191U JP 3566191 U JP3566191 U JP 3566191U JP H04125035 U JPH04125035 U JP H04125035U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ムービングボルスターからの突出量が少ない
にもかかわらす、金型交換時にフィードバーが十分に退
避することができ、かつ、作業の邪魔にならないトラン
スファプレス機械のフィードバー受台とする。 【構成】 トランスファプレス機械Mのムービングボル
スター10の側面に、ブラケット20を介して支持手段2を
設け、その上部には、支持手段2の下部ガイドブロック
26に、摺動自在な下部ガイドロッド30を有する第1のス
ライド手段3を設ける。この第1のスライド手段3に
は、スライド手段3の上部ガイドロッド33に摺動自在な
上部ガイドブロック40を有する第2のスライド手段4を
設け、これにより2段式の摺動構造となる。フィードバ
ー11の持ち出しバー11A は、このような第2のスライド
手段4のフィードバー載せ板41上に取付けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトランスファプレス機械のフィードバー受台に係り、金型交換位置に 移動したムービングボルスター上の金型を交換する際に利用できる。
【0002】
【背景技術】
従来のトランスファプレス機械のフィードバー受台としては、図8,9に示さ れるようなものが知られている。 すなわち、トランスファプレス機械Mのムービングボルスター81にブラケット 82を介して支柱83が取付けられており、この支柱83にガイド部材84が設けられて いる。このガイド部材84には、スライド部材85が水平面内で矢印F方向に摺動自 在に設けられており、さらに、このスライド部材85の一端側には、フィードバー 載せ台86上にフィードバー87の持ち出しバーが載せられている。また、スライド 部材85の他端側は、ガイド部材84を越えて延設されている。ここにおいて、この スライド部材85の長さは、ムービングボルスター81の移動時における持ち出しバ ーの加工位置Dから、金型交換位置における持ち出しバーの退避位置Eまでのス トロークを有する長さとされている。 このように構成されたフィードバー受台80では、金型交換の際には、フィード バー87の持ち出しバーを、スライド部材85とともに摺動させて加工位置Dから退 避位置Eまで移動させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のフィードバー受台80では、持ち出しバーを加工位置Dか ら退避位置Eまで移動させるストロークをスライド部材85で得なくてはならず、 必然的にスライド部材85が長くなつてしまう。その結果、持ち出しバーをDから E位置まで移動させた際、スライド部材85の前記一端側が支柱83の位置まで移動 し、図9にも示すように、スライド部材75の他端側は支柱83、および、退避位置 Eからさらに外方に大きく突出する。このため、金型交換時等に作業者が支柱83 から突出しているスライド部材85の他端側にぶつかるので、交換作業の邪魔にな っており、また、危険でもあった。
【0004】 また、スライド部材85が長くなっているので、支柱83の取付位置もムービング ボルスター81から遠く離れている。つまり、ブラケット82もムービングボルスタ ー81から長く突出しており、ムービングボルスター81がプレス機械内にあっても 、この突出したブラケット82に作業者がぶつかったりして、作業がやりずらかっ たり、また、危険でもあった。
【0005】 ここに、本考案の目的は、ムービングボルスターからの突出量が少ないにもか かわらず金型交換時にフィードバーが十分に退避することができ、かつ、作業の 邪魔にならないトランスファプレス機械のフィードバー受台を提供することにあ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ムービングボルスターに支持される持ち出しバーをプレス加工位置 から金型交換位置に案内支持するトランスファプレス機械のフィードバー受台に おいて、前記ムービングボルスターに設けられた支持手段と、この支持手段に所 定方向に摺動自在に設けられた第1のスライド手段と、この第1のスライド手段 に、第1のスライド手段と平行に摺動自在に設けられた第2のスライド手段と、 前記第1のスライド手段および第2のスライド手段を所定位置に固定する位置決 め手段とを備えてトランスファプレス機械のフィードバー受台を構成したもので ある。
【0007】
【作用】
このような本考案では、金型交換に際して、まず、ムービングボルスターをト ランスファプレス機械内から金型交換位置に移動させる。金型交換位置では、位 置決め手段による第1のスライド手段および第2のスライド手段の所定位置への 固定を解除し、第2のスライド手段を第1のスライド手段に沿ってその摺動端ま で摺動させる。そして、そこからさらに、第2のスライド手段と第1のスライド 手段とを支持手段に対して摺動させる。
【0008】 このように本考案のフィードバー受台は、第2のスライド手段が第1のスライ ド手段に摺動自在とされ、さらに、第2のスライド手段と第1のスライド手段と が支持手段に対して摺動する2段式とされているので、第1,第2のスライド手 段の長さは短くても、ストロークは十分に採ることができる。従って、受台の、 ムービングボルスターからの突出量が少なくても、持ち出しバーを金型交換等の 作業の邪魔にならない所定の位置まで移動させることができ、前記目的が達成で きる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、本実施例に係るフィードバー受台1が適用されたトランスファプレス 機械Mを示す概略平面図である。まず、同図により、このトランスファプレス機 械Mの概略を述べる。 同図によれば、トランスファプレス機械Mは2本の平行なフィードバー11を備 え、これらのフィードバー11は、中央の持ち出しバー11A およびその両端側の持 ち残しバー11B とで構成されている。これらのフィードバー11には、その長手方 向に複数のフィンガ15(図2参照)が等間隔で取付けられている。
【0010】 図1に示されるように、トランスファプレス機械Mのコラム12には、2個のク ランプ装置13が取付けられており、それぞれのフィードバー11は、このクランプ 装置13でフィードバー11の長手方向に摺動自在に保持されている。フィードバー 11はこのクランプ装置13により、接近、離間および上昇、下降作動が可能とされ 、これにより、フィードバー11のフィンガ15がブランク材をクランプ、アンクラ ンプする作動およびクランプされたブランク材を上昇、下降させる作動が行われ るようになっている。
【0011】 トランスファプレス機械Mは一対のムービングボルスター10を備え、レール14 に沿って、一方のムービングボルスター10はトランスファプレス機械M内のプレ ス作業位置Aと機械M外の金型交換位置Bとの間を、もう一方のムービングボル スター10はプレス作業位置Aと金型交換位置Cとの間を往復動できるようになっ ている。なお、このプレス作業位置Aと金型交換位置B,C間との距離は等しく てもよく、また、必ずしも等しくなくてもよい。 このようなムービングボルスター10の平面の略四隅に、フィードバー11の持ち 出しバー11A が載置された前記フィードバー受台1が設けられている。
【0012】 図2および図3には、フィードバー受台1の詳細を表す側面図,正面図がそれ ぞれ示されている。 これらの図面によれば、ムービングボルスター10の走行方向(矢印F)に直交 する側面にブラケット20が固着され、このブラケット20上には、上下にプレート 21,22 をそれぞれ有する角パイプ状の支柱23が、ベースプレート24を介して固定 されている。
【0013】 支柱23の上部には、プレート21より一方方向に長めに形成された取付け板25を 介して下部ガイドブロック26が設けられている。この下部ガイドブロック26は図 3に示すように2個使用され、通常のボール軸受が用いられる。ここにおいて、 これらブラケット20,支柱23,取付け板25および下部ガイドブロック26等を含ん で、支持手段2が構成される。
【0014】 前記2個の下部ガイドブロック26,26には、2本の下部ガイドロッド30,30が 、前記ムービングボルスター10の走行方向Fに沿ってそれぞれ摺動自在に設けら れている。この2本のガイドロッド30,30は、その両端が、略正方形の側板31, 32に固定されており、この側板31,32の上部位置には、前記ガイドロッド30,30 と全く同一形状の2本の上部ガイドロッド33,33が下部ガイドロッド30,30と平 行に固定されている。 ここにおいて、これら下部ガイドロッド30,30、側板31,32および上部ガイド ロッド33,33等を含んで第1のスライド手段3が構成される。
【0015】 前記上部ガイドロッド33,33には、上部ガイドブロック40,40が側板31,32の 間でのみ摺動自在に設けられている。この上部ガイドブロック40,40は、下部ガ イドブロック26,26と全く同一のものが使用されており、フィードバー載せ板41 に取付けられている。ここにおいて、これら上部ガイドブロック40,40およびフ ィードバー載せ板41等を含んで第2のスライド手段4が構成される。 従って、この第2のスライド手段4と前述の第1のスライド手段3および支持 手段2で、フィードバー載せ板41に取付けられた持ち出しバー10A を、前期プレ ス作業位置Aにおいてプレス加工を行う際の加工位置Dから、前期金型交換位置 B,Cにおいて持ち出しバー11A を退避させる退避位置Eまでの移動が可能とさ れている。
【0016】 図2に示すように、フィードバー載せ板41の前記支柱23側の端部には、上下方 向に貫通穴41A が明けられている。これに対して、取付け板25にはこの貫通穴41 A に対応する貫通穴25A が明けられており、これらの貫通穴41A,25A には位置決 めピン50が貫通可能とされている。この位置決めピン50は、抜け止め用の頭部50 A を有するとともに、載せ板41側から差し込まれ、その先端は取付け板25を貫通 してさらに下方に延出される所定長さに形成されている。
【0017】 前記貫通穴41A,25A の位置は、位置決めピン50を、載せ板41側から取付け板25 側に差し込んだ際、第1のスライド手段3と第2のスライド手段4とが固定され 、フィードバー11が前記加工位置Dに位置するように明けられている。また、こ の貫通穴41A,25A の位置は、位置決めピン50を取り外して、第2のスライド手段 4を第1のスライド手段3に対して摺動端まで摺動させた後で、位置決めピン50 を載せ板41側から差し込んだ際、ピン50が前記側板32の外側の面に当接可能とさ れ、これにより、第1のスライド手段3と第2のスライド手段4とが固定され、 フィードバー11が前記退避位置Eに位置するように明けられている。
【0018】 前記第1のスライド手段3および第2のスライド手段4の前記退避位置Eへの 固定は、前述した位置決めピン50と側板32の外側面との当接係合の他、図4に示 すようなストッパ機構54も合わせて用いられる。 すなわち、ボールプランジャ53が、図2,3にも示すように取付け板25の、位 置決めピン50に干渉しない位置の端部に上下方向にねじ込まれて取付けられてお り、このボールプランジャ53は、ばね51の付勢力により軸線方向に出没自在にボ ール52を有している。また、ボールプランジャ53の下端部には、すり割り53A が 形成されており、このすり割り53A にドライバー等を係合させて回し、ボールプ ランジャ53の突出量を調整できるようになっている。
【0019】 これに対して、前記第1のスライド手段3の側板31の下面には係合穴31A が形 成されており、第1のスライド手段3が前記加工位置Dから退避位置Eに摺動す る際、係合穴31A が前記ボールプランジャ53のボール52と係合可能とされている 。ここにおいて、このボール52等を備えたボールプランジャ53と止め穴31A とで ストッパ機構54が構成され、さらにこのストッパ機構54と位置決めピン50とで位 置決め手段5が構成される。
【0020】 前記支持手段2の支柱23内には、図2に示すように、リミットスイッチ60が取 付けられている。このリミットスイッチ60の接触部は、支柱23の一側面に明けら れた開口穴から突出しており、第2のスライド手段4のフィードバー載せ板41と 支持手段2の取付け板25とに貫通して差し込まれた位置決めピン50に当接可能と されている。従って、リミットスイッチ60の接触部と位置決めピン50とが当接す ることで、持ち出しバー11A が前記加工位置Dにあるか否かの確認が可能とされ ている。ここにおいて、このリミットスイッチ60と位置決めピン50とで位置確認 手段6が構成される。 そして、これら支持手段2と、第1,第2のスライド手段3,4と、位置決め 手段5と、位置確認手段6等を備えてトランスファプレス機械Mのフィードバー 受台1が構成されている。
【0021】 次に、本実施例の作用を述べる。 トランスファプレス機械M内で所定のプレス作業が終了し、そのプレス作業に 使用された金型と、次工程のプレス作業用の金型との交換をする場合、ムービン グボルスター10がプレス機械M内のリフト機構等により、上昇され、レール14に 沿って金型交換位置BまたはCの位置に移動される。 ムービングボルスター10が所定位置に移動されたら、作業者は金型交換に先立 って2本のフィードバー11の持ち出しバー11A をそれぞれ退避させる。この際、 まず、フィードバー載せ板41と支持手段2の取付け板25を連通している位置決ピ ン50を取り外し、次いで持ち出しバー11A 等を引っ張り、上部ガイドブロック40 を上部ガイドロッド33に沿って第1のスライド手段3の他方側の側板32に当接す るまで移動させる。
【0022】 上部ガイドブロック40が前記側板32に当接したら、引き続き持ち出しバー11A を引っ張る。そうすると、第1のスライド手段3の下部ガイドロッド30が、支持 手段2の下部ガイドブロック26に沿って摺動し、持ち出しバー11A ともども前記 退避位置Eに向かって移動する。この際、側板31の下面が取付け板25に螺合され ているボールプランジャ53のボール52を押圧するが、第1のスライド手段3の移 動に連れて、ばね51付勢されたボール52が係合穴31A に係合し、第1のスライド 手段3が支持手段2に固定されるとともに、持ち出しバー11A 等は退避位置Eに 位置している。
【0023】 次いで、抜き取ってある位置決ピン50をフィードバー載せ板41から第1のスラ イド手段3の側板32の外側面に沿って差し込み、持ち出しバー11A 等をその位置 に固定する。このように、2本の持ち出しバー11A をそれぞれ退避位置Eに移動 させた状態で所定の金型交換を行う。必要に応じて交換された金型に対応する持 ち出しバー11A も交換される。
【0024】 このように、次工程用の金型がムービングボルスター10上に取付けられ、必要 に応じて持ち出しバー11A も交換されたら、前述と逆の動作により持ち出しバー 11A 等を再び加工位置Dに移動させる。 すなわち、持ち出しバー11A や第1のスライド手段3等を退避位置Eに固定し ている位置決ピン50を引き抜いて、持ち出しバー11A 等を押してやれば、ボール プランジャ53のボール52と係合穴31A との係合が外れ、さらに押すことでこれら 持ち出しバー11A 等は、前述のように、それぞれのガイドブロックとガイドロッ ド等の係合により、加工位置Dまでスムーズに移動する。
【0025】 次いで、その位置で位置決ピン50を、フィードバー載せ板41と支持手段2の取 付け板25とに貫通させて持ち出しバー11A 等を加工位置Dに固定する。これによ り、位置決ピン50とリミットスイッチ60の接触部とが接触し、持ち出しバー11A が加工位置Dに正確に位置していることが確認される。 このように、2本の持ち出しバー11A がそれぞれ加工位置Dに固定された状態 で、ムービングボルスター10は次のプレス作業まで待機している。この時、プレ ス機械Mでは別のムービングボルスター10に固定された金型による所定のプレス 作業が行われており、そのプレス作業が終了したら前述のように、このムービン グボルスター10と待機しているボルスター10とを交換し、以後、前述と同様の動 作が繰り返される。
【0026】 前述のような本実施例によれば、次のような効果がある。 すなわち、本実施例の受台1は、第2のスライド手段4は第1のスライド手段 3に対して、第1のスライド手段3は支持手段2に対してそれぞれ摺動する2段 式のスライド構造となっているので、ガイドロッド30,33 等は短くても十分なス トロークを得ることができる。そのため、支持手段2の支柱23をムービングボル スター10の近い位置に取付けることができ、また、受台1の支柱23からの突出量 を小さくすることができるので、作業者が受台1の突出部にぶつかることもなく 、金型交換の邪魔にもならないし、安全であるという効果がある。
【0027】 また、ムービングボルスター10からの受台1の突出量が少なくなったので、ム ービングボルスター10がトランスファプレス機械Mのプレス作業位置Aに位置さ れていても作業者の移動等の邪魔にならず、効率のよい作業が行われることにな る。さらに、フィードバー11の持ち出しバー11A を加工位置Dと退避位置Eとに 固定するには、位置決めピン50を抜き差しするだけでよく、構造も操作も簡単で ある。 また、持ち出しバー11A が加工位置Dに位置している際は、位置決めピン50と リミットスイッチ60とが係合しているので、常に正確な位置を確認することがで きる。
【0028】 なお、本考案は前述の実施例に限定されるものではなく、次に示すような変形 等を含むものである。 すなわち、前記実施例では第2のスライド手段4と第1のスライド手段3との 係合は、それぞれ2個のガイドブロック40,40 とガイドロッド33,33 との係合で 行われているが、例えば、上下に一つづつのガイドブロックとガイドロッドとを 設けるものであってもよい。この場合、ガイドロッドが丸棒であるときは、キー 等によるガイドブロックの回り止めを設けることが必要である。
【0029】 また、前記実施例では第2のスライド手段4と第1のスライド手段3との係合 は、ボール軸受機構を用いているが、これに限らず例えば、略四角形状のリニア 機構のガイドとレールとの係合でもよい。
【0030】 また、図5に示すようなフィードバー受台70の構造としてもよい。同図はフィ ードバー受台70の正面図であり、それによれば、前記実施例の支柱23に該当する 支柱71のプレート72上に固定された取付け板73に、略T字状のガイドレール74が 固着されている。このガイドレール74には、第1のスライド手段3であるスライ ドブロック75が紙面直交方向に摺動自在に係合しており、さらに、このスライド ブロック75の上部には、略工字状の第2のスライド手段4であるスライドレール 76が、スライドブロック75に対して摺動自在に係合している。フィードバーの持 ち出しバー11A は、このスライドレール76の上部に取付られている。このように 構成すれば、構造が簡単であり、部品点数を削減できるという効果がある。
【0031】 さらに、前記実施例では、位置決め手段5として位置決めピン50の他に、取付 け板25に設けたボールプランジャ53と側板31の下面の止め穴31A の係合を用いて いるが、これに限らず、ボールプランジャ53を取付け板25の反対側にも設け、同 時に側板32の下面にも止め穴を設け、両者を係合可能とさせてるようにしてもよ い。このようにすれば、第2のスライド手段4と第1のスライド手段3とを加工 位置Dに、より確実に固定できる。
【0032】 また、前記実施例では、位置決め手段5としての位置決めピン50をフィードバ ー載せ板41と取付け板25とを貫通させているが、位置決めピンを図6,7に示す ような構成としてもよい。 すなわち、同図はフィードバー11にミスグリップケーブルダクト100 が取付け られる場合を想定したものであり、前記実施例に対して位置決めピンの形状,取 付け位置およびリミットスイッチ60の取付け位置のみが異なっている。従って、 前記実施例と同一構成部には同一符号を付すとともに、その説明は省略または簡 略化する。
【0033】 図6,7に示すように、一つの上部ガイドブロック40の下部側面にブラケット 67がボルト61で固定されており、これに対応する別のブラケット62が、下部ガイ ドブロック26の上部側面に、前記ブラケット67に向き合って設けられボルト63で 固定されている。これらのブラケット67,62には、垂直方向に位置決めピン64を 挿通可能に貫通穴67A ,62A が明けられている。前記位置決めピン64は、前記ブ ラケット67,62を貫通してそこから所定寸法延出するように形成されており、前 記実施例における位置決めピン50よりはるかに短かく、ピン64の抜き差しのスト ロークSが充分に取れるように形成されている。
【0034】 前記リミットスイッチ60は図7に示されるように、前記下部ガイドブロック26 の側面にスペーサー65を介して取付けられており、その接触部が、前記位置決め ピン64に当接可能とされている。また、これらのリミットスイッチ60,スペーサ ー65,位置決めピン64等はカバー66により、保護されている。
【0035】 このような本実施例においても前記実施例と同様な作用、効果を奏することが できる他、フィードバー11にミスグリップケーブルダクト100 が取付けられる場 合でも、位置決めピン64が短く形成されているので、その抜き差しに際してダク ト100 等に干渉することがなく、ピン64の抜き差しを容易に行うことができ、従 って、第1のスライド手段3等や、第2のスライド手段4等を所定の位置に固定 することができるという効果を付加できる。
【0036】 その他、本考案の実施の際の具体的な構造および形状等は、本考案の目的を達 成できる範囲であれば他の構造等であってもよい。
【0037】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案によれば、ムービングボルスターからの突出量 が少ないにもかかわらず金型交換時にフィードバーが十分に退避することができ 、かつ、作業の邪魔にならないトランスファプレス機械のフィードバー受台を提 供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフィードバー受台が使用されたト
ランスファプレス機械の概略の平面図である。
【図2】フィードバー受台の全体側面図である。
【図3】同全体正面図で、図2におけるIII-III 矢視図
である。
【図4】フィードバー受台のストッパ機構の一部詳細図
である。
【図5】フィードバー受台の変形例の正面図である。
【図6】フィードバー受台の他の変形例の全体側面図で
ある。
【図7】同全体正面図で、図6におけるVII −VII 矢視
図である。
【図8】フィードバー受台の従来例図である。
【図9】従来のフィードバー受台が使用されたトランス
ファプレス機械の概略の平面図である。
【符号の説明】
1 トランスファプレス機械のフィードバー受台 2 支持手段 3 第1のスライド手段 4 第2のスライド手段 5 位置決め手段 6 位置確認手段 10 ムービングボルスター 11 フィードバー 11A 持ち出しバー 23 支柱 26 下部ガイドブロック 30 下部ガイドロッド 33 上部ガイドロッド 40 上部ガイドブロック 50 位置決めピン M トランスファプレス機械

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ムービングボルスターに支持される持ち
    出しバーをプレス加工位置から金型交換位置に案内支持
    するトランスファプレス機械のフィードバー受台におい
    て、前記ムービングボルスターに設けられた支持手段
    と、この支持手段に所定方向に摺動自在に設けられた第
    1のスライド手段と、この第1のスライド手段に、第1
    のスライド手段と平行に摺動自在に設けられた第2のス
    ライド手段と、前記第1のスライド手段および第2のス
    ライド手段を所定位置に固定する位置決め手段とを備え
    たことを特徴とするトランスファプレス機械のフィード
    バー受台。
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