JP4371762B2 - 交換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主軸に着脱可能に装着されたチャックを交換するための交換装置に関する。
従来から、工作機械の主軸に着脱可能に装着されたワーク用チャックの交換は、作業者自らの手によって行われていた。具体的には、主軸に装着されたチャックを手で支えながら取り外して台車に乗せ、その台車をチャック置き場まで移動させ、台車に載置されたチャックをチャック置き場に降ろす。そして、チャック置き場に載置されている交換用チャックを台車に乗せ、台車を工作機械まで移動させ、台車からチャックを降ろして手でチャックを支えながら交換する。この方法では、作業者が重量物であるチャックを直接持ち運んだり、支えたりするために、作業者への負担が大きかった。
そこで、作業者の負担を軽減するため、特にチャックの取付・取外しの際の負担を軽減するために、工場内に設置されたクレーン(例えば天井吊り下げ式クレーン、ガントリークレーン)によっても行われている。具体的には、主軸に装着されたチャックをクレーンで支えながら取り外して、チャック置き場まで移動させ、チャック置き場に降ろす。そして、チャック置き場に載置されている交換用チャックをクレーンで吊り上げて、工作機械まで移動させ、クレーンでチャックを支えながら交換する。
一方、従来から主軸に着脱可能に装着された工具を交換するための交換装置はよく知られており(例えば、特許文献1)、この装置を参考にワーク用チャックの交換をするための交換装置を提案することも可能である。この特許文献1に記載された交換装置においては、本体フレーム31の上部には複数の工具38をストックする工具マガジン51と、その工具マガジン51と所定の工具交換位置との間で工具38を出し入れする第1搬送アーム94とが設けられている。スピンドル37と工具交換位置との間で工具38の交換を行う工具交換アーム141が、本体フレーム31の前部に設けられている。さらに、本体フレーム31の上部には、工具交換位置に取り出された工具38を加工スペース39を避けてスピンドル37の可動範囲よりも前方の工具差し替え位置P1へ移動させる第2搬送アーム117が設けられている。しかしながらこのように構成された交換装置においては、ドリルなど比較的小型の工具が交換対象となっている。
特開平8−229766号公報(第4〜7頁、第1〜13図)
上述したクレーンを使用したチャック交換方法によれば、作業者の負担は軽減するものの、工作機械の配置に対応させてクレーンを設置するとなると、設備が大掛かりとなり、その費用も上昇するという問題があった。また、主軸が上方からカバーに覆われている工作機械もあり、この機械においてはカバーが邪魔となってクレーンを使用するチャック交換方法を適用することができないという問題があった。
また、特許文献1に記載の交換装置においては、ドリルなど比較的小型の工具が交換対象となっており、この工具より大型かつ重いワーク用チャックなどを交換対象とする場合には、第1および第2搬送アーム94,117、工具交換アーム141などの各構成部材の大型化、高剛性化のため装置自体が大型化するという問題があった。
本発明は、上述した各問題を解消するためになされたもので、設備費の上昇および装置の大型化を招くことなく、作業者への負担を軽減する交換装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、工作機械内部に備えられ水平方向に延設された主軸の装着部に着脱可能に装着されるとともに円筒部分を有するチャックを交換するための交換装置において、チャックが搭載されるパレットが上面に載置されるパレット載置台がベースに取り付けられ、パレットを上面に保持したパレット保持部材をパレット載置台と主軸の装着部との間で往復動させるとともに位置決め固定する移動機構がベースに取り付けられ、パレットの上面には、一対の保持部材が設けられ、各保持部材は断面楔形状に形成され、それらの傾斜面が対向するように配置され、それら傾斜面に当接されてチャックの円筒部分が保持され、移動機構は、ベース上に上下方向に摺動可能に取り付けられたY軸スライドと、水平方向に延在するX軸方向に摺動可能に取り付けられたアームとを少なくとも備えてなり、該アームにパレット保持部材が組み付けられ、保持部材は、アームの延在方向に対して直交方向に延設されており、移動機構は、装着部にチャックを装着する際には、チャックを装着部に嵌着させる位置までパレット保持部材を移動させ、装着部に装着されているチャックを取り外す際には、装着されているチャックの直下位置までパレット保持部材を移動させることである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、一対の保持部材は、チャックの大きさに合わせて位置を調整することができることである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1または請求項2において、パレット保持部材とパレットは、ピンと係合孔との係合によって位置決め固定されていることである。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至請求項3の何れか一項において、移動機構は、Y軸スライド上に水平方向に延在するZ軸方向に摺動可能に取り付けられたZ軸スライドをさらに備えたことである。
請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項4において、アームは互いに平行に隣接されて一体的に組み付けられた第1および第2レールから構成され、第1レールはZ軸スライド上に摺動可能に取り付けられ、第2レールにはパレット保持部材が摺動可能に取り付けられたことである。
請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至請求項5の何れか一項において、ベースは台車上に設けられたことである。
請求項7に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至請求項6の何れか一項において、パレット載置台に、主軸に装着される前のチャックが搭載されたパレットを載置する装着前置き場を設けるとともに、主軸から取り外されたチャックが搭載されたパレットを載置する取り外し後置き場を設けたことである。
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、工作機械内部に備えられ水平方向に延設された主軸の装着部に着脱可能に装着されるとともに円筒部分を有するチャックを取り外す際には、作業者は、パレット保持部材をチャックの直下(直下位置)まで移動させ当接させて位置決め固定し、チャックをパレット保持部材によって下方から支持しながら主軸から取り外す。さらに、チャックが搭載されたパレットを上面に保持したパレット保持部材をパレット載置台まで移動させ載置する。その後、作業者は、パレット載置台のチャックを新しいものに乗せ替える。そして、主軸にチャックを装着する際には、新しいチャックが搭載されたパレット保持部材を主軸の装着部まで移動させ(チャックを装着部に嵌着させる位置まで移動させ)チャックを主軸に嵌着させその位置に位置決め固定し、チャックをパレット保持部材によって下方から支持しながら主軸に取り付ける。したがって、主軸に装着されたチャックを取り外す際、および主軸にチャックを装着する際のいずれの場合にも、チャックがパレット保持部材によって下方から支持されるので、作業者の負担を軽減することができる。
また、移動機構は、ベース上に上下方向に摺動可能に取り付けられたY軸スライドと、水平方向に延在するX軸方向に摺動可能に取り付けられたアームとを少なくとも備えてなり、該アームにパレット保持部材が組み付けられているので、簡単な構成にてパレット保持部材を確実に所定の位置に位置固定することができる。
さらに、パレットの上面には、一対の保持部材が設けられ、各保持部材は断面楔形状に形成され、それらの傾斜面が対向するように配置され、それら傾斜面に当接されてチャックが保持される。保持部材は、アームの延在方向に対して直交方向に延設されている。
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、一対の保持部材は、チャックの大きさに合わせて位置を調整することができる。
上記のように構成した請求項3に係る発明においては、パレット保持部材とパレットは、ピンと係合孔との係合によって位置決め固定されている。

上記のように構成した請求項4に係る発明においては、移動機構は、Y軸スライド上に水平方向に延在するZ軸方向に摺動可能に取り付けられたZ軸スライドをさらに備えたので、簡単な構成にてパレット保持部材を確実に所定の位置に位置固定することができる。
上記のように構成した請求項5に係る発明においては、アームは互いに平行に隣接されて一体的に組み付けられた第1および第2レールから構成され、第1レールはZ軸スライド上に摺動可能に取り付けられ、第2レールにはパレット保持部材が摺動可能に取り付けられているので、装置自体を大型化することなくパレット保持部材の可動領域を広く確保することができる。
上記のように構成した請求項6に係る発明においては、ベースは台車上に設けられているので、主軸から取り外されたチャックは台車上のパレット載置台に乗せられる。取り外されたチャックを乗せた台車をチャック置き場まで移動させ、台車に載置されたチャックをチャック置き場に降ろす。そして、チャック置き場に載置されている交換用チャックを台車上のパレット載置台に乗せ、台車を工作機械まで移動させ、台車に載置されたチャックを主軸に取り付ける。したがって、取り外したチャックを台車に乗せたままチャック置き場に搬送し、またチャック置き場から搬送してきたチャックを他の装置に乗せ替えることなく取り付けることができるので、作業者の負担をより軽減することができる。
上記のように構成した請求項7に係る発明においては、パレット載置台に、主軸に装着される前のチャックが搭載されたパレットを載置する装着前置き場を設けるとともに、主軸から取り外されたチャックが搭載されたパレットを載置する取り外し後置き場を設けた。これにより、パレット載置台には交換用の新しいチャックと取り外されたチャックを同時に載置することができるので、作業効率を向上させることができる。
以下、本発明による交換装置の一実施の形態について図面を参照して説明する。図1は交換装置を示す平面図であり、図2は正面図であり、図3は断面側面図である。
交換装置Aは、工作機械10のワーク用主軸11の端面に設けられた装着部11aに着脱可能に装着されたチャック15a,15bを交換するためのものである。この交換装置Aは、台車20上に取り付けられたベース21を備えている。台車20の下面には、主として図2に示すように、複数(本実施の形態においては4つ)のキャスタ22が取り付けられており、工場内を移動可能である。なお、キャスタ22にはロック機構が設けられており、所定の位置に台車を位置決め固定することができる。
ベース21には、図1乃至図3に示すように、チャック15a,15bが搭載されるパレット30が上面に載置されるパレット載置台40、およびパレット30を上面に保持したパレット保持部材50をパレット載置台23と主軸11の装着部11aとの間で往復動させるとともに位置決め固定する移動機構60が取り付けられている。
パレット30は方形状に形成されており、パレット30の左右上面には、図2に示すように、チャック15a,15bを保持する保持部材31,32が長手方向(図1の左右方向)に摺動可能に位置決め固定されている。保持部材31,32は断面楔形状に形成され、それらの傾斜面が対向するように配置されている。チャック15a,15bは保持部材31,32の傾斜面に当接して保持されている。なお、保持部材31,32はチャックの大きさに合わせて位置を調整することができる。また、パレット30には、後述するパレット載置台40に設けたピン44a,44bまたは45a,45bが係合する係合孔33,34、および後述するパレット保持部材50に設けたピン54,54が係合する係合孔35,35が形成されている。
パレット載置台40は、図2に示すように、下方に開放されたコ字状に一体成形されており、天壁41と、天壁41の左右端に上端がそれぞれ接続されている左右側壁42,43とから構成されている。天壁41には、図1に示すように、後方(図1にて上方)に向けて開放された方形状の切り欠き部44,45が形成されている。両切り欠き部44,45は、後述するパレット保持部材50の保持部52より若干大きく、かつ左右両側縁にパレット30の左右両端部が架かるように設定されている。さらに、天壁41には、切り欠き部44,45の前方に落下防止壁46,47がねじ止め固定されている。これにより、パレット載置台40に載置されたパレット30上のチャック15a,15bが台車移動中に落下するのを落下防止壁46および後述するストッパ53によって防止することができる。また、両切り欠き部44,45の左右両側縁部の上面にはパレット30に形成された係合孔33,34に係合するピン44a,44bおよび45a,45bが立設されており、ピン44a,44bまたは45a,45bと係合孔33,34の係合によってパレット30がパレット載置台40上に位置決め固定される。
このようにパレット載置台40の上面には、パレット30を載置する置き場が2つ設けられている。一方は、主軸11に装着される前のチャックが搭載されたパレット30を載置する装着前置き場であり、他方は、主軸11から取り外されたチャックが搭載される空のパレット30を載置する取り外し後置き場である。
パレット保持部材50はT字状に一体成形されており、図1に示すように、取付部51と保持部52から構成されている。取付部51は後述する摺動係合部材85の上面にねじ止め固定されている。取付部51の上面にはT字状に形成されたストッパ53がねじ止め固定されており、このストッパ53によってチャック15a,15bがパレット30の後方から落下するのが防止される。また保持部52は上面にてパレット30を保持している。保持部52の上面にはパレット30に形成された係合孔35,35に係合するピン54,54が立設されており、ピン54,54と係合孔35,35の係合によってパレット30がパレット保持部材50上に位置決め固定される。
移動機構60は、ベース21の凸部21a上に上下方向に摺動可能に取り付けられたY軸スライド61を備えている。Y軸スライド61は、板状に形成され水平に延在されるものである。Y軸スライド61の下面には、主として図2に示すように、上下方向(Y軸方向)に延在する2本のシャフト62,62がねじ止め固定されており、これらシャフト62,62はベース21の凸部21a上面に立設された各ガイド63,63によって上下方向に摺動可能に案内されている。なお、シャフト62,62の下端部はベース21の凸部21aを貫通している。また、Y軸スライド61の下面には、ベース21の凸部21a上面に固定された軸承部材64によって回転自在に支承された送りねじ65にねじ係合するナット66が取付固定されている。送りねじ65の上端部はY軸スライド61を貫通し、下端部はベース21の凸部21aを貫通し円盤状のハンドル67が下端に同軸に取り付け固定されている。これにより、作業者がハンドル67を回転すると、送りねじ65が軸線回りに回転しY軸スライド61がY軸方向に沿って上下動する。Y軸スライドの下降端位置を図3にて2点鎖線で示している。なお、上昇端位置は図3の実線で示す位置より上方にある。
このY軸スライド61上には、Z軸スライド71が水平方向に延在する前後方向すなわちZ軸方向(図3にて左右方向)に摺動可能に取り付けられている。Z軸スライド71は、板状に形成され、Y軸スライド61の上方に平行に対向させて配置されている。Z軸スライド71の下面には、図2に示すように、Y軸スライド61上面に固定された摺動係合部材72,72に摺動可能に係合するZ軸方向に延在するレール73,73が固定されている。レール73の両端には、図3に示すように、ストッパ74,74が固定されている。これにより、Z軸スライド71はZ軸方向に沿って往復動し、前端位置を図3にて実線で示し、後端位置を2点鎖線で示している。
このZ軸スライド71上には、アーム81がZ軸方向と異なる方向に延在しかつ同一水平面にあるX軸方向に摺動可能に取り付けられている。X軸はZ軸に直交しており、図3にて紙面垂直方向である。アーム81は、主として図2に示すように、互いに平行に隣接されて一体的に組み付けられた第1および第2レール82,83から構成されている。第1レール82の上には、板部材86を介して第2レール83が取り付けられている。第1レール82は、Z軸スライド71の上面にねじ止め固定された摺動係合部材84に摺動可能に取り付けられている。これにより、アーム81をX軸方向に沿って往復動させることができる。アーム81の左端位置を図2にて実線で示し、右端位置を2点鎖線で示している。さらに、第2レール83には、パレット保持部材50が上面に固定された摺動係合部材85が摺動可能に取り付けられている。これにより、パレット保持部材50をX軸方向に沿って往復動させることができる。パレット保持部材50の左端位置を図2にて実線で示し、摺動係合部材85の右端位置を2点鎖線で示している。
次に、上述した交換装置を使用してチャックを交換する工程を図4〜図6を参照して説明する。まず作業者は、図示しないチャック置き場にて、既に主軸11に装着されているチャック15aが搭載される空のパレット30をパレット載置台40の切り欠き44上(すなわち取り外し後置き場)に載置し、チャック15aの代わりに主軸11に装着するチャック15bが搭載されたパレット30を切り欠き45上(すなわち装着前置き場)に載置する。そして、空のパレット30とチャック15bが搭載されたパレット30が載置された台車20をチャック置き場から工作機械10の近傍まで移動させる。
この状態を図4に示す。図4には、チャック15aが主軸11に装着されている状態が示され、チャック15bが交換装置Aに載置されている状態が示されている。さらに交換装置Aにおいては、空のパレット30が取り外し後置き場に載置され、チャック15bが搭載されたパレット30が装着前置き場に載置されている。アーム81はベース21上に収納されるべく縮めた状態にあり、パレット保持部材50は、取り外し置き場の切り欠き44内に保持部52が入り込み、かつ保持部52の上面がパレット30の下面に当接する位置に位置決め固定されている。
次に、作業者は、移動機構60を操作して、空のパレット30を保持したパレット保持部材50を主軸11に装着されているチャック15aの下まで移動させ、空のパレット30の保持部材31,32をチャック15aに当接させて位置決め固定する(図1、図2参照)。これにより、チャック15aがパレット保持部材50すなわち交換装置Aによって支持される。そして、チャック15aを主軸11にねじ止めしていたねじを緩めて主軸11からチャック15aを取り外す。そして、移動機構60を操作して、チャック15aが搭載されたパレット30を保持したパレット保持部材50を取り外し置き場まで移動させ、チャック15aが搭載されたパレット30を取り外し置き場に載置する(図5参照)。
続いて、作業者は、移動機構60を操作して、パレット保持部材50を取り外し置き場からチャック15bが搭載されたパレット30が載置されている装着前置き場まで移動させ、装着前置き場の切り欠き45内に保持部52が入り込み、かつ保持部52の上面がパレット30の下面に当接する位置に位置決め固定する。そして、チャック15bが搭載されたパレット30を保持したパレット保持部材50を主軸11の装着部11aまで移動させ、チャック15bを主軸11に嵌着させて、その状態にてパレット保持部材50を位置決め固定する(図1、図2参照)。これにより、チャック15bがパレット保持部材50すなわち交換装置Aによって支持される。そして、チャック15bを主軸11にねじ止めして取付固定する(図6参照)。
その後、移動機構60を操作して、空のパレット30を保持したパレット保持部材50を装着前置き場まで移動させ、空のパレット30を装着前置き場に載置する(図6参照)。そして、空のパレット30とチャック15aが搭載されたパレット30が載置された台車20を工作機械10の近傍からチャック置き場まで移動させる。その後、チャック15aをチャック置き場に戻す。
上述した説明から明らかなように、本実施の形態によれば、主軸11に装着されたチャック15aを取り外す際、および主軸11にチャック15bを装着する際のいずれの場合にも、チャック15a,15bがパレット保持部材50によって下方から支持されるので、作業者の負担を軽減することができる。また、パレット載置台40には交換用の新しいチャック15bと取り外されたチャック15aを同時に載置することができるので、作業効率を向上させることができる。
さらに、チャック置き場に載置されている交換用チャック15bを台車20上のパレット載置台40に乗せ、台車20を工作機械10まで移動させ、台車20に載置されたチャック15bを主軸11に取り付ける。一方、主軸11から取り外されたチャック15aは台車20上のパレット載置台40に乗せられ、取り外されたチャック15aを乗せた台車20をチャック置き場まで移動させ、台車20に載置されたチャック15aをチャック置き場に降ろす。したがって、取り外したチャックを台車に乗せたままチャック置き場に搬送し、またチャック置き場から搬送してきたチャックを他の装置に乗せ替えることなく取り付けることができるので、作業者の負担をより軽減することができる。
さらに、移動機構60は、ベース21上に上下方向に摺動可能に取り付けられたY軸スライド61と、このY軸スライド61上に水平方向に延在するZ軸方向に摺動可能に取り付けられたZ軸スライド71と、このZ軸スライド71上にZ軸方向と異なりかつ同一水平面にあるX軸方向に摺動可能に取り付けられたアーム81とを備えてなり、このアーム81に摺動係合部材85を介してパレット保持部材50が組み付けられているので、簡単な構成にてパレット保持部材50を確実に所定の位置に位置固定することができる。
さらに、アーム81は互いに平行に隣接されて一体的に組み付けられた第1および第2レール82,83から構成され、第1レール82はZ軸スライド71上に摺動可能に取り付けられ、第2レール83には摺動係合部材85を介してパレット保持部材50が摺動可能に取り付けられているので、装置自体を大型化することなくパレット保持部材50の可動領域を広く確保することができる。
なお、上述した実施の形態においては、パレット載置台40の上面に取り外し置き場と装着前置き場を設けるようにしたが、パレット30を一つだけ置くようにしてもよい。この場合、切り欠き44,45のどちらか一方を設けるようにすればよい。この実施の形態によれば、主軸11に装着されたチャック15aを取り外す際には、作業者は、パレット保持部材50をチャック15aの直下まで移動させ当接させて位置決め固定し、チャック15aをパレット保持部材50によって下方から支持しながら主軸11から取り外す。さらに、チャック15aが搭載されたパレット30を上面に保持したパレット保持部材50をパレット載置台40に一つだけ設けた切り欠きまで移動させ載置する。その後、作業者は、パレット載置台40のチャック15aを新しいチャック15bに乗せ替える。そして、主軸11に新しいチャック15bを装着する際には、新しいチャック15bが搭載されたパレット保持部材50を主軸11の装着部11aまで移動させチャック15bを主軸11に嵌着させその位置に位置決め固定し、チャック15bをパレット保持部材50によって下方から支持しながら主軸11に取り付ける。したがって、主軸11に装着されたチャックを取り外す際、および主軸11にチャックを装着する際のいずれの場合にも、チャックがパレット保持部材50によって下方から支持されるので、作業者の負担を軽減することができる。
また、本発明は、ワーク用主軸に装着されるチャックを交換する交換装置だけでなく、大型かつ重くかつ作業者に負担が掛かるチャックであれば、工具用主軸に装着されるチャックを交換する交換装置にも適用することができる。
本発明による交換装置の一実施の形態を示す平面図である。 図1の交換装置を示す正面図である。 図1の交換装置を示す断面側面図である。 主軸に装着されているチャックと交換装置に搭載されている新しいチャックを示す平面図である。 交換装置に搭載されている主軸から取り外されたチャックと新しいチャックを示す平面図である。 主軸に装着された新しいチャックと交換装置に搭載されている主軸から取り外されたチャックを示す平面図である。
符号の説明
10…工作機械、11…主軸、15a,15b…チャック、20…台車、21…ベース、30…パレット、31,32…保持部材、40…パレット載置台、41…天壁、42,43…左右側壁、44,45…切り欠き、50…パレット保持部材、60…移動機構、61…Y軸スライド、71…Z軸スライド、81…アーム。

Claims (7)

  1. 工作機械内部に備えられ水平方向に延設された主軸の装着部に着脱可能に装着されるとともに円筒部分を有するチャックを交換するための交換装置において、
    前記チャックが搭載されるパレットが上面に載置されるパレット載置台がベースに取り付けられ、前記パレットを上面に保持したパレット保持部材を前記パレット載置台と前記主軸の装着部との間で往復動させるとともに位置決め固定する移動機構が前記ベースに取り付けられ、
    前記パレットの上面には、一対の保持部材が設けられ、
    前記各保持部材は断面楔形状に形成され、それらの傾斜面が対向するように配置され、それら傾斜面に当接されて前記チャックの円筒部分が保持され、
    前記移動機構は、前記ベース上に上下方向に摺動可能に取り付けられたY軸スライドと、水平方向に延在するX軸方向に摺動可能に取り付けられたアームとを少なくとも備えてなり、該アームに前記パレット保持部材が組み付けられ
    前記保持部材は、前記アームの延在方向に対して直交方向に延設されており、
    前記移動機構は、前記装着部に前記チャックを装着する際には、前記チャックを前記装着部に嵌着させる位置まで前記パレット保持部材を移動させ、前記装着部に装着されている前記チャックを取り外す際には、装着されている前記チャックの直下位置まで前記パレット保持部材を移動させることを特徴とする交換装置。
  2. 請求項1において、前記一対の保持部材は、前記チャックの大きさに合わせて位置を調整することができることを特徴とする交換装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記パレット保持部材と前記パレットは、ピンと係合孔との係合によって位置決め固定されていることを特徴とする交換装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項において、前記移動機構は、前記Y軸スライド上に前記水平方向に延在するZ軸方向に摺動可能に取り付けられたZ軸スライドをさらに備えたことを特徴とする交換装置。
  5. 請求項4において、前記アームは互いに平行に隣接されて一体的に組み付けられた第1および第2レールから構成され、前記第1レールは前記Z軸スライド上に摺動可能に取り付けられ、前記第2レールには前記パレット保持部材が摺動可能に取り付けられたことを特徴とする交換装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか一項において、前記ベースは台車上に設けられたことを特徴とする交換装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか一項において、前記パレット載置台に、前記主軸に装着される前の前記チャックが搭載された前記パレットを載置する装着前置き場を設けるとともに、前記主軸から取り外された前記チャックが搭載された前記パレットを載置する取り外し後置き場を設けたことを特徴とする交換装置。
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