JP2008105158A - 立形工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な製造ラインのレイアウトに対応することができる立形工作機械を提供する。
【解決手段】コラム12に、主軸22に装着される切削工具TがワークWを加工する加工位置に対向するように開口部12aを形成し、当該開口部12aの両側部におけるコラム12の左脚部12b及び右脚部12cに、主軸22に装着される切削工具Tと工具マガジン25に収納される他の切削工具Tとを自動交換する自動工具交換装置24を設けるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、切削工具を鉛直軸回りに回転駆動させてワークを加工する立形工作機械に関する。
ワークにドリル加工やフライス加工等を行うマシニングセンタは、工作機械の代表的なものである。一般に、このような工作機械には、一台の機械で様々な加工を行うことから、多数の切削工具を収納する工具マガジンと切削工具を装着する主軸との間で自動的に工具交換を行う自動工具交換装置が設けられている。
また、上記工作機械は、横形のものと、立形のものとに区別される。横形工作機は切削工具を水平軸回りに回転駆動させてワークを加工するものである。一方、立形工作機械は、切削工具を鉛直軸回りに回転駆動させてワークを加工するものである。このうち、従来の立形工作機械は、例えば、特許文献1に開示されている。
実用新案登録第2503499号公報
工作機械に中には、自動化の要求から、ワークを自動交換する自動ワーク交換装置を備えたものが提供されている。これにより、多数のワークを収納するワークストッカと、工作機械の加工位置との間で、加工済みワークと未加工ワークとを自動的に交換することができ、段取り時間の短縮を図っている。
しかしながら、従来の工作機械では、自動ワーク交換装置は横形工作機械には適用されていたが、立形工作機械には適用されていなかった。横形工作機械では、ワークを工具(主軸)軸心と直交する鉛直取付面に取り付けるため、ワークの切屑はワーク加工面から自然と下方に落下する。この結果、ワークの鉛直取付面には切屑が堆積することがないので、自動交換する次のワークを鉛直に取り付けることができる。一方、立形工作機械では、ワークを工具(主軸)軸心と直交する水平取付面に取り付けるため、ワークの切屑はワーク加工面やその周囲に堆積することになる。この結果、ワークを自動交換しようとすると、その切屑が水平取付面に堆積するおそれがあり、自動交換する次のワークを水平に取り付けることができない。従って、立形工作機械に自動ワーク交換装置を適用することは困難とされていた。
近年、様々な製品において小型化が図られており、この製品を構成する各部品にも小型化が要求されている。従って、工作機械で加工するその製品の部品であるワークも小さくなる。このように、加工するワークが小さくなると、切屑が小さくなると共に、その量も少なくなり、立形工作機械の水平取付面への切屑堆積量や、その周辺への切屑の飛散量も低減する。これにより、それらの切屑をエアー装置等により十分に排除することができることになり、立形工作機械にも自動ワーク交換装置を設けたいという要求が高まっている。
そこで、上記特許文献1に開示されるような立形工作機械に、自動ワーク交換装置を設けようとする場合には、加工位置に対して、工具交換とワーク交換とを同じ方向から行うことは困難であり、更に、自動工具交換装置は立形工作機械に固定されているため、自動ワーク交換装置及びそのワーク交換経路の設置位置は限定されてしまう。この結果、部品の製造ラインによっては、複数の立形工作機械を設置するものや、これに加えて、例えば、放電加工機のような加工機械を並設するものがあり、立形工作機械において自動ワーク交換装置及びそのワーク交換経路の設置位置が限定されてしまうと、製造ラインのレイアウトが複雑になるおそれがある。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、様々な製造ラインのレイアウトに対応することができる立形工作機械を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る立形工作機械は、
支柱部材に工具を鉛直軸回りに回転駆動させる主軸を備えた立形工作機械であって、
前記支柱部材に、前記主軸に装着される前記工具がワークを加工する加工位置に対向するように開口部を形成し、
前記開口部の両側部における前記支柱部材に、前記主軸に装着される前記工具と他の工具とを自動交換する自動工具交換装置を取り外し可能に設ける
ことを特徴とする。
本発明に係る立形工作機械によれば、機械の前後左右からワークを自動交換させることができるので、様々な製造ラインのレイアウトに対応することができる。
以下、本発明に係る立形工作機械について図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係る立形工作機械の概略斜視図、図2は立形工作機械間に自動ワーク交換装置を接続したときの平面図、図3は立形工作機械に開口部を介して自動ワーク交換装置を接続したときの平面図、図4は立形工作機械と加工機とを備えた製造ラインのレイアウトの平面図である。
図1に示す立形工作機械1はマシニングセンタの機能を有しており、例えば、ドリル、フェイスミル、エンドミル、タップ等の切削工具Tを用いて、ワークWに穴あけ加工、平面加工、溝加工、タップ加工等を行うものである。
図1に示すように、立形工作機械1の下部にはベッド11が設けられており、このベッド11上には門型をなすコラム(支柱部材)12が立設している。門型のコラム12は、その下方の左右方向(以下、X軸方向と記す)略中央部において開口する開口部12aと、この開口部12aの開口により形成される左脚部12b及び右脚部12cとを有している。
コラム12の前面には、X軸方向に延設するガイド13,14を介してサドル18が支持されている。即ち、サドル18はコラム12に対してX軸方向に往復移動可能となっている。
更に、サドル18の前面には、鉛直方向(以下、Z軸方向と記す)に延設するガイド19を介して主軸頭20が昇降可能に支持されている。即ち、主軸頭20はサドル18に対してZ軸方向に往復移動可能となっている。
主軸頭20の下面には、主軸22が鉛直軸回りに回転可能に支持されている。主軸22は図示しない駆動装置に接続されており、その先端において切削工具Tを着脱可能とする。従って、駆動装置を駆動することにより、主軸22に装着される切削工具Tは鉛直軸回りに回転駆動される。
コラム12の左脚部12b及び右脚部12cの前面には、架台23を介して自動工具交換装置24が設けられている。自動工具交換装置24は、回転軸心が主軸22の軸心と平行になるように配置される工具マガジン25と、この工具マガジン25を割り出し回転させる割り出し用モータ26とから構成されている。即ち、自動工具交換装置24においては、割り出し用モータ26を駆動することにより、工具マガジン25に収納されるいずれかの切削工具Tを工具交換位置に割り出し可能となっている。
コラム12の前面側のベッド11上には、前後方向(以下、Y軸方向と記す)に延設するガイド27を介してテーブル28がスライド可能に支持されている。テーブル28上にはワークWがコラム12の開口部12aに対向するように着脱可能に取り付けられている。即ち、テーブル28はベッド11に対してY方向に往復移動可能となっている。
従って、ワークWを立形工作機械1で加工する場合には、先ず、テーブル28に取り付けたワークWを加工位置に移動させる。次いで、主軸22を駆動回転させながらX軸方向及びZ軸方向に移動させることにより、切削工具TによってワークWに所望の形状が加工される。
そして、次加工がある場合には、主軸22をX軸方向に移動させることにより、切削工具Tを左脚部12b側、または、右脚部12c側のいずれか一方の自動工具交換装置24の工具交換位置へ移動させる。このとき、選択される一方の自動工具交換装置24においては、割り出し用モータ26が駆動され、空の工具マガジン25が割り出されている。これにより、主軸22が工具交換位置へ移動すると、主軸22に装着される切削工具Tは取り外されて当該空の工具マガジン25に把持される。
次いで、主軸22は、一方の自動工具交換装置24において新たに割り出された次の切削工具Tを装着するか、または、他方の自動工具交換装置24の工具交換位置へ移動して割り出された次の切削工具Tを装着する。そして、次の切削工具Tを装着した主軸22を加工位置に移動し、主軸22を駆動回転させながらX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向に移動させることにより、切削工具TによってワークWに新たな所望の形状が加工される。
次に、図2,3を用いて自動ワーク交換装置の立形工作機械1への接続方法について説明する。なお、自動ワーク交換装置については周知であるので、その構成の詳細説明は省略する。また、自動ワーク交換装置の構成は下記のものに限定されることはなく、他の型式の自動ワーク交換装置を用いても、本発明に係る立形工作機械1に適用することができる。
図2に示すように、自動ワーク交換装置2を2台の立形工作機械1間に配置する。このとき、自動ワーク交換装置2の左側に配置される立形工作機械1には、左脚部12bに自動工具交換装置24が取り付けられており、自動ワーク交換装置2の右側に配置される立形工作機械1には、右脚部12cに自動工具交換装置24が取り付けられている。
自動ワーク交換装置2は、上面に複数のワークWを保持する本体2aと、この本体2aに支持される伸縮可能なアーム部2bとから構成されている。そして、このアーム部2bの先端はワークWを交換可能に取り付けることができる。
これにより、自動ワーク交換装置2は、左側に配置される立形工作機械1にその右側方からアーム部2bを伸長させて、テーブル28との間で加工済みワークWと未加工ワークWとを自動交換する一方、右側に配置される立形工作機械1にその左側方からアーム部2bを伸長させて、テーブル28との間で加工済みワークWと未加工ワークWとを自動交換することができる。
また、図3に示すように、自動ワーク交換装置2を立形工作機械1の後面側に配置する。このとき、立形工作機械1においては、切削工具Tの数量等に応じて、自動工具交換装置24を左脚部12b及び右脚部12cの両方に取り付けてもよく、また、いずれか一方に取り付けてもよい。これにより、立形工作機械1の後面側に配置される自動ワーク交換装置2は、当該立形工作機械1におけるコラム12の開口部12aを介してアーム部2bを伸長させて、テーブル28との間で加工済みワークWと未加工ワークWとを自動交換することができる。
なお、自動ワーク交換装置2を立形工作機械1の前面側に配置して、待機位置に移動したテーブル28との間で加工済みワークWと未加工ワークWとを自動交換するようにしても構わない。
従って、立形工作機械1の前後左右のどの方向からも自動ワーク交換装置2を接続することができる。これにより、例えば、立形工作機械1で加工するワークWが、射出成形用金型等の部品を放電加工するときの電極部品である場合には、図4に示すように、図2,3の接続方法に加えて、複数の放電加工機3を並設することができる。
図4に示すようなレイアウト構成においては、2台の立形工作機械1によりワーク(電極部品)Wが加工されると共に、2台の自動ワーク交換装置2により加工済みワークWと未加工ワークWとが自動交換される。そして、立形工作機1の後面側に配置される自動ワーク交換装置2が各放電加工機3に自走することで、加工済みワークWが当該各放電加工機3に供給される。各放電加工機3においては、供給されたワークWを用いて放電加工を行う。これにより、他の加工機械との複合システムのレイアウトにも容易に対応することができる。
従って、本発明に係る立形工作機械によれば、コラム12に主軸22装着される切削工具TがワークWを加工する加工位置に対向するように開口部12aを形成し、当該開口部12aの両側部におけるコラム12の左脚部12b及び右脚部12cに、主軸22に装着される切削工具Tと工具マガジン25に収納される他の切削工具Tとを自動交換する自動工具交換装置24を設けることにより、立形工作機械1の前後左右から自動ワーク交換装置2によるワークWの自動交換を行うことができるので、工具交換経路とワーク交換経路とが接触することがない。この結果、様々な製造ラインのレイアウトに対応することができる。
多数のパレットを効率よく交換する自動パレット交換装置に適用可能である。
本発明の一実施例に係る立形工作機械の概略斜視図である。 本発明の一実施例に係る立形工作機械間に自動ワーク交換装置を接続したときの平面図である。 本発明の一実施例に係る立形工作機械に開口部を介して自動ワーク交換装置を接続したときの平面図である。 立形工作機械と加工機とを備えた製造ラインのレイアウトの平面図である。
符号の説明
1 立形工作機械
2 自動ワーク交換装置
3 放電加工機
11 ベッド
12 コラム
12a 開口部
12b 左脚部
12c 右脚部
18 サドル
20 主軸頭
22 主軸
23 架台
24 自動工具交換装置
28 テーブル
W ワーク
T 切削工具

Claims (1)

  1. 支柱部材に工具を鉛直軸回りに回転駆動させる主軸を備えた立形工作機械であって、
    前記支柱部材に、前記主軸に装着される前記工具がワークを加工する加工位置に対向するように開口部を形成し、
    前記開口部の両側部における前記支柱部材に、前記主軸に装着される前記工具と他の工具とを自動交換する自動工具交換装置を取り外し可能に設ける
    ことを特徴とする立形工作機械。
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