JP4165370B2 - 工作機械 - Google Patents

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本発明は、研削盤、マシニングセンタ、旋盤等の各種の工作機械に関するものである。
研削盤、マシニングセンタ、旋盤等の各種の工作機械としては、ワークを支持するワーク台と、砥石、フライス、バイト等の加工用刃物を支持する刃物台と、ワーク台を搭載するワーク台搭載部、及び、刃物台を搭載する刃物台搭載部を有するベッドとを備えるものがある。このような工作機械では、上記ベッドにより基台部分が構成されており、据え付けに際しては、レベリングブロックやアジャスターボルト等の適宜の支持装置によって、据付面上にベッドが水平な状態で支持される。ここで、従来の工作機械では、4つ以上の支持装置によって、ベッドが4点以上で支持されるのが通常である。なお、特に大型の工作機械では、10個以上の支持装置によって、ベッドが10点以上で支持されることもある。
上記の背景技術は、一般的になされている事項であり、本願出願人は、出願時において、この背景技術が記載された文献を特に知見していない。
従来の工作機械では、ベッドの下面が4点以上の多数の支持点にて支持されるため、据付面に据え付けるに際して、ベッドを水平な状態とする所謂「水準出し」を行う場合に、多数の支持点毎に支持装置の高さを個別に調節しなければならず、煩雑で長時間の据付作業を余儀なくされていた。
ここで、3点支持により物品を水平に支持することができることから、工作機械においても、ベッドを3点支持することで、支持装置による支持点を少なくして、据付作業の簡略化及び時間短縮を図ることが単に考えられる。しかしながら、単純に3点支持することとするだけでは、ベッドを安定的に支持することはできない。何故ならば、工作機械の中には、刃物台を移動させてワークの加工を行うものもあり、このような工作機械においては、ベッドを単純に3点支持したとしても、刃物台の移動により、工作機械全体の重心の位置が、3点支持の各支持点により形成された三角形の内側から外れてしまう場合があるからである。このことは、特に、平面視にてワーク台に対する方向とは直交する方向に刃物台が移動する工作機械、中でも、刃物台が、加工用刃物を回転駆動するためにモータ等の駆動装置を有するものである工作機械や、複数の刃物台を備えた工作機械等、ワーク台側よりも刃物台側の重量が大きく、刃物台の移動により重心の位置が大きく変化する工作機械において顕著に生じる。
本発明は、上記実状を鑑みてなされたものであり、刃物台が移動する工作機械であっても、3点支持によりベッドを水平に安定的に支持することができる工作機械の提供を課題とする。
上記課題を解決するために本発明の採った主要な手段は、
「ワークを支持するワーク台と、
加工用刃物を支持する刃物台と、
前記ワーク台を搭載するワーク台搭載部、及び、前記刃物台を平面視にてワーク台に対する方向とは直交する方向に移動自在に搭載する刃物台搭載部を有するベッドと、
前記ワーク台搭載部の下面の1点、及び、前記刃物台搭載部の下面における刃物台の移動方向に離間する2点の計3点の支持点にて前記ベッドを据付面に水平に支持する3つの支持装置と
を備えることを特徴とする工作機械」
である。
このよう構成された工作機械では、3つの支持装置による3点支持によってベッドが水平に支持されるため、3つの支持装置といった少ない支持装置について、個別に高さ調節を行うことで、据え付けに際しての水準出しを行えばよいことになる。従って、上記の工作機械によれば、据付作業の簡略化及び時間短縮を図ることができる。
また、3点支持によりベッドが水平に支持されることから、工作機械全体の重心は、当然、3点支持の各支持点で形成された三角形の内側に位置する。ここで、3点支持の各支持点が、ワーク台搭載部の下面の1点、及び、刃物台搭載部の下面における刃物台の移動方向に離間する2点であるため、刃物台の移動により工作機械全体の重心が移動したとしても、この重心の位置は、上記三角形の領域内から外れ難くなる。従って、上記の工作機械によれば、刃物台が移動する工作機械であっても、3点支持によりベッドを水平に安定的に支持することができる。
上述した手段において、
「前記ベッドの下面の部位であって、前記各支持装置による3点の支持点で形成された三角形の内側の部位を支持する補助支持装置を備えることを特徴とする工作機械」
としてもよい。
また、上述した手段において、
「前記ワーク台搭載部の下面の部位であって、前記各支持装置による3点の支持点で形成された三角形の外側の部位を支持する補助支持装置を備えることを特徴とする工作機械」
としてもよい。
ベッドの剛性を十分に確保したとしても、ベッド全体においては、支持装置によって支持された部位とは別の部位に歪みが生じる場合がある。特に、工作機械の停止状態では歪みが僅かであったとしても、工作機械の稼働状態では歪みが大きくなることがある。また、ベッド全体において、支持装置によって支持された部位から離れた部位では、工作機械の稼働時に、微小で高周波な振動、所謂「ビビリ」、が生じることもある。このようなビビリが生じると、加工品位が低下することになる。よって、ビビリが生じることは、是非とも防止しなければならない。
そこで、上記各構成の通り、ベッドの水準出しのために用いる3つの支持装置の他に、この支持装置とは別途の補助支持装置を備えることとすれば、この補助支持装置によってベッドの適宜の部位を支持することで、ベッドの歪みを矯正したり、稼働時に生じるベッドのビビリを抑制したりすることが可能となる。従って、上記各構成の工作機械によれば、ベッド全体において歪みが小さくなるように、また、稼働時にベッドにビビリが生じ難いように、工作機械全体を据付面に据え付けることができる。
特に、支持装置による3点支持の各支持点にて形成される三角形の内側の部位を、1つ或は2つ以上の補助支持装置によって、1点或は2点以上にて支持することとすれば、ベッドにおける大きな歪みが生じ易い部位である工作機械全体の重心部分に対応する部位について、歪みを小さくすることができる。一方、ワーク台搭載部の下面の部位であって、上記三角形の外側の部位を、1つ或は2つ以上の補助支持装置によって、1点或は2点以上にて支持することとすれば、ベッドにおける大きなビビリが生じ易い部位である支持装置による支持点から離れた部位について、ビビリを生じ難くすることができる。
なお、補助支持装置は、ベッドの剛性を補うために単に補助的に用いられるものであり、ベッドの水準出しに大きく寄与することのないものである。よって、工作機械を据付面上に据え付けるに際しては、上述した3つの支持装置により水準出しを行って、工作機械を据え付けることができ、補助支持装置を設けたとしても、水準出しの良好な作業性を大きく損ねることはない。
また、補助支持装置は、ベッドの適宜の部位を補助的に支持するものであることから、本願発明では、補助支持装置として、ベッド全体を水平に支持するための支持装置よりも、許容荷重の小さな小型のもの、或は、許容荷重の小さな簡略な構造のものを用いる
上述した手段において、
「前記ベッドは、ハニカム構造のリブを有するものとして構成されていることを特徴とする工作機械」
としてもよい。
ここで、ハニカム構造とは、代表的に、複数の六角形を縦横に連設した構造を例示できるが、これに限らず、三角形、四角形、或は、五角形以上の多角形を縦横に連設した構造であってもよい。また、ハニカム構造とは、格子状の構造、すなわち、直交する縦横の2方向の線分のみからなる構造を除くものであり、3方向以上の線分からなる構造、換言すれば、互いに交差する少なくとも3つの平面により立体の内部が構成された構造、とも言える。よって、複数の四角形を縦横に連設してハニカム構造とする場合には、前記四角形を平行四辺形として、複数の平行四辺形を互い違いに連設したり、前記四角形を台形として、複数の台形を互い違いに連設した構造とすればよい。
ハニカム構造のリブによれば、同一質量の構造体において、リブを備えないものや、格子状のリブを備えるものに比して、剛性を向上させることができる。よって、上記のように構成された工作機械では、ハニカム構造のリブによって、ベッド自体の十分な剛性を確保し易くなる。従って、上記構成の工作機械によれば、3点支持といった少ない支持点にてベッドを水平に支持したとしても、ベッド全体において、歪みを生じ難くすることができる。また、ベッド自体の十分な剛性が確保されることから、上述した補助支持装置を省略したり、或は、たとえ補助支持装置を用いるとしても、この補助支持装置の数を削減したりすることができる、といった利点を得ることができる。
上述の通り、本発明によれば、刃物台が移動する工作機械であっても、3点支持によりベッドを水平に安定的に支持することのできる工作機械を提供することができる。
図1に、本発明に係る工作機械100の一例を示す。この工作機械100は、ワークWを支持するワーク台20と、加工用刃物Tを支持する2つの刃物台30と、工作機械100全体の基台部分を構成するベッド10とを備えている。なお、本例では、工作機械100として、クランクシャフトのピンを研削加工する円筒研削盤の1種であるピン研削盤を示す。よって、ワーク台20は、ワークWとしてのクランクシャフトを支持すると共に、このクランクシャフトを回転駆動するものとなっている。また、刃物台30は、加工用刃物Tとしての砥石車を支持すると共に、この砥石車を回転駆動するものとなっている。
ワーク台20は、ベッド10の上面に固設されたワークテーブル21と、このワークテーブル21の上面の一端側に固設された主軸台22と、ワークテーブル21の上面の他端側に、ワークWの軸芯方向に移動自在に搭載された心押し台23とを備え、主軸台22と心押し台23との間にてワークWを支持するものである。ここで、主軸台22は、ワークWの端部を把持するチャック等のワーク支持装置、及び、このワーク支持装置を回転させるモータ等の駆動装置を備えており、ワーク台20に支持されたワークWは、主軸台22によって、軸芯周りに回転駆動される。
2つの刃物台30は、夫々、ベッド10の上面に、ワークWの軸芯方向、すなわち「Z軸方向」に移動自在に搭載された第1移動基台31と、この第1移動基台31の上面に、ワークの径方向、すなわち「X軸方向」に移動自在に搭載された第2移動基台32と、この第2移動基台32の上面に固設され、加工用刃物Tを支持すると共に回転駆動する軸頭36とを備えている。ここで、第1移動基台31は、その上面に、X軸方向に延設された一対の摺接面33を備えており、第2移動基台32は、送りネジ34及びサーボモータ35等を有してなる送り装置の駆動によって、第1移動基台31の摺接面33上にてX軸方向に移動する。
ベッド10は、ワーク台20を搭載するワーク台搭載部11と、ワーク台20に対する方向とは直交する方向であるZ軸方向に2つの刃物台30を移動自在に搭載する刃物台搭載部12とを備えている。ここで、本例の工作機械100では、手前側にワーク台20が配置され、このワーク台20と対向するように、奥側に刃物台30が配置されているため、ベッド10の手前側がワーク台搭載部11となり、ベッド10の奥側が刃物台搭載部12となっている。また、刃物台搭載部12は、その上面に、Z軸方向に延設された一対の摺接面13を備えており、2つの刃物台30の各第1移動基台31は、送りネジ14及びサーボモータ15等を有してなる送り装置の駆動によって、刃物台搭載部12の摺接面13上にてZ軸方向に移動する。よって、刃物台搭載部12の前側の摺接面13の前縁端が、ワーク台搭載部11と刃物台搭載部12との境界となっている。
ところで、ベッド10は、鋳鉄による鋳造構造、或は、鋼板を溶接してなる溶接構造となっており、内部が中空状に形成されているのであるが、十分な剛性を確保するために、図2に示すように、内部に適宜形状のリブ40を有するものとして構成されている。ここで、リブ40全体は、ベッド10の略方形状の外殻を構成する第1リブ41と、ベッド10の幅方向に延設されると共に適宜間隔で並設された複数の第2リブ42と、この第2リブ42を対称軸として夫々対称に、第2リブ42に対して略60°の角度で斜め方向に延設されると共に適宜間隔で並設された複数の第3リブ43及び複数の第4リブ44とから構成されており、リブ40全体は、ハニカム構造となっている。
具体的には、第2リブ42、第3リブ43及び第4リブ44で3辺が構成された複数の三角形が互い違いに縦横に連設されたハニカム構造(図示におけるa部分参照)となっている。また、本例では、6つの三角形により六角形が形成されているため、複数の六角形が縦横に連設されたハニカム構造(図示におけるb部分参照)として捉えることもできる。なお、本例のベッド10は、上面を構成する天板部(図示省略)と、下面を構成する底板部(図示省略)とを備えており、上述のリブ40によって、底板部の上方に天板部が支持された構造となっている。よって、各リブ40は、底板部から天板部まで、ベッド10の全高に渡って立設されており、天板部を支える支持体として機能しているが、これに限らず、適宜のリブ40については、ベッド10の全高に渡って設けられたものとせず、底板部の上面から適宜高さで立設されて、底板部の適宜部位を補強するものとしたり、天板部の下面から適宜高さで垂設されて、天板部の適宜部位を補強するものとしてもよい。また、底板部を省略して、各リブ40の下面によってベッド100の下面を構成するようにしてもよい。
ところで、工作機械100を所望の据付面に据え付ける際には、ベッド100を適宜の支持装置によって支持して、ベッド100の水準出しを行うのであるが、この工作機械100では、夫々軸頭36を有する2つの刃物台30を搭載する刃物台搭載部12側が、ワーク台搭載部11側よりも重量が大きく、刃物台搭載部12側に、工作機械100全体の重心が位置する。しかも、各刃物台30がZ軸方向であるベッド100の幅方向に移動するため、工作機械100全体の重心の位置は、稼働時に、ベッド10の幅方向に大きく移動する。よって、ベッド10の下面において、ワーク台搭載部11の下面における中央部分の1点、及び、刃物台搭載部12の下面における両側部分の2点の計3点の支持点S1(図示における黒丸印部分)を、図3に示すような3つの支持装置50によって支持して、ベッド10の水準出しを行うこととしてある。なお、支持装置50の詳細については後述する。
また、3つの支持装置50によってベッド10の水準出しを行い、これにより工作機械100を据え付けることはできるのであるが、ベッド10に生じる歪みを矯正したり、稼働時に生じるベッド10のビビリを防止したりするために、ベッド10を補助支持装置(図示省略)によっても支持することとしてある。具体的には、水準出しのための3つの支持点S1で形成される三角形の内側の部位であって、刃物台搭載部12の下面の部位、特に、工作機械100全体の重心の位置と略同一となる部位、の1点、及び、上記三角形の外側の部位であって、ワーク台搭載部11の下面における支持点S1の両側の2点の計3点の補助支持点S2(図示における白丸印部分)を、補助支持装置によって支持することとしてある。
なお、補助支持装置は、補助的なものであるため、上述したベッド10の水準出しを行うための支持装置50と同様な構造ではあるが、この支持装置50によりも許容荷重の小さな小型のものを採用している。また、支持装置50及び補助支持装置によって支持する部位は、ベッド10の下面におけるリブ40の交差部分の下側としてあり、支持点S1及び補助支持点S2の周辺の部位において、ベッド10に歪みが生じ難くしてある。特に、
支持装置50や補助支持装置によって支持する支持点を、リブ40の交差部分の中心線上に配置することで、ベッド10における上記中心線周りの曲げモーメントの発生を抑制することができ、これにより、天板部の撓みや歪みを抑制することができる。
次に、図3に基づいて、支持装置50の詳細を説明する。この支持装置50は、基台部51と、この基台部51に回動自在に装着された調節ネジ54と、この調節ネジ54を回動させる操作部55と、上面がテーパ−面とされ、調節ネジ54に螺合されると共に、基台部51に、水平方向に移動自在に収容された下ブロック52と、下面がテーパ−面とされ、下ブロック52の上面に載置されるようにして、基台部51に、鉛直方向に移動自在に収容された上ブロック53とを備えるものである。ここで、本例の支持装置50では、上ブロック53の両側に設けられた凸部53aが、基台部51に設けられた溝部51aに装着されることで、上ブロック53の基台部51に対する水平方向の移動が阻止されている。よって、上ブロック53は、下ブロック52の水平方向の移動に伴なって、下ブロック52の上面のテーパ−面に相対的に沿って移動することで、鉛直方向にのみ移動するものとなっている。また、この支持装置50は、操作部55の操作により調節ネジ54を回動操作して下ブロック52を水平方向に移動させ、これにより上ブロック53を上下動させて上ブロック53の上面の高さを調節するものであり、所謂「レベリングブロック」として構成されている。このような支持装置50によれば、高さを細密に調節できることから、ベッド10の水準出しを高精度で行うことができる。また、補助支持装置としても、支持装置50と同様な構造のレベリングブロックを採用している。よって、このような補助支持装置によれば、ベッド10の歪みの矯正やビビリの発生の防止を適確に行うことができる。
なお、本例では、支持装置50及び補助支持装置として、レベリングブロックを採用しているが、これに限らず、ボルトの進退により高さ調節を行う所謂「アジャスターボルト」や、上面の高さを調節できる種々の構造のジャッキ等を採用することもできる。
以上の例では、刃物台30を、X軸方向に移動する第2移動基台32を有するものとし、固定的なワーク台20に対して軸頭36をX軸方向に移動させる構造としているが、これに限らず、ベッド10のワーク台搭載部11にワーク台20を、X軸方向に移動自在に搭載して、刃物台30に対してワーク台20をX軸方向に移動させることとしてもよい。また、ベッド10の形状としては、略方形状に限らず、略T字形、略三角形、略台形等、他の形状としてもよい。
さらに、上述した例の工作機械100では、平面視にて、手前側にワーク台20、奥側に刃物台30が配置されているため、ワーク台搭載部11と刃物台搭載部12とがベッド10の奥行き方向に並設され、刃物台搭載部12が刃物台30をベッド10の幅方向に移動自在に搭載するものとなっている。しかしながら、これに限らず、図示及び詳細な説明は省略するが、平面視にて、左右の一側にワーク台、他側に刃物台が配置された工作機械では、ワーク台搭載部と刃物台搭載部とを、ベッドの幅方向に並設されたものとし、刃物台搭載部を、刃物台をベッドの奥行き方向に移動自在に搭載するものとすればよい。ここで、刃物台搭載部は、平面視にてワーク台に対する方向とは直交する方向に刃物台を移動自在に搭載するものであればよく、水平面上にて刃物台を移動自在に搭載するものに限らず、水平面に対して傾斜する傾斜面上にて刃物台を移動自在に搭載するものであってもよい。
ところで、本発明に係る工作機械としては、ピン研削盤に限らず、その他の円筒研削盤や、マシニングセンタ、フライス盤、中ぐり盤、旋盤、ボール盤等の他の工作機械であってもよい。ここで、立て型マシニングセンタ等、ワーク台の上面がX−Y平面となっている工作機械や、横型マシニングセンタ等、ワーク台の上面がX−Z平面となっている工作機械では、ワーク台に対する方向と直交する方向の刃物台の移動方向は、X軸方向となる。
本発明に係る工作機械の一例を示す平面図である。 ベッドの横断面平面図である。 支持装置の一例を示す図であり、(a)は平面図、(b)縦断面側面図である
符号の説明
W ワーク
T 加工用刃物
S1 支持点
S2 補助支持点
10 ベッド
11 ワーク台搭載部
12 刃物台搭載部
13 摺接面
14 送りネジ
15 サーボモータ
20 ワーク台
21 ワークテーブル
22 主軸台
23 心押し台
30 刃物台
31 第1移動基台
32 第2移動基台
33 摺接面
34 送りネジ
35 サーボモータ
36 軸頭
40 リブ
41 第1リブ
42 第2リブ
43 第3リブ
44 第4リブ
50 支持装置
51 基台部
52 下ブロック
53 上ブロック
54 調節ネジ
55 操作部
100 工作機械

Claims (1)

  1. ワークを支持するワーク台と、
    加工用刃物を支持する刃物台と、
    前記ワーク台を搭載するワーク台搭載部、及び、前記刃物台を平面視にてワーク台に対する方向とは直交する方向に移動自在に搭載する刃物台搭載部を有し、ハニカム構造のリブを有するものとして構成されたベッドと、
    前記ワーク台搭載部の下面の1点、及び、前記刃物台搭載部の下面における刃物台の移動方向に離間する2点の計3点の主支持点にて前記ベッドの水準出しを行い前記ベッドを据付面に水平に支持する3つの支持装置と、
    前記支持装置よりも許容荷重が小さい補助支持装置であり、前記ベッドの下面における前記3点の主支持点で形成された三角形の内側に位置する工作機械全体の略重心の1点、及び、前記3点の主支持点で形成された三角形の外側に位置すると共に前記ワーク台搭載部の下面において主支持点の両側に位置する2点の計3点の補助支持点にて前記ベッドを据付面に支持して、前記ベッドの歪みを矯正するか、または、工作機械の稼動時に生じる前記ベッドのビビリを抑制する3つの補助支持装置と
    を備えることを特徴とする工作機械。
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