JPH04124465U - 可動磁石式計器の端子構造 - Google Patents

可動磁石式計器の端子構造

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JPH04124465U
JPH04124465U JP3915191U JP3915191U JPH04124465U JP H04124465 U JPH04124465 U JP H04124465U JP 3915191 U JP3915191 U JP 3915191U JP 3915191 U JP3915191 U JP 3915191U JP H04124465 U JPH04124465 U JP H04124465U
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JP
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terminal
bobbin
plate surface
circuit board
printed circuit
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Application number
JP3915191U
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Inventor
博行 鈴木
Original Assignee
日本精機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変化に伴う端子へのストレスを端子自体
が吸収可能にする。 【構成】 磁石12を内蔵したボビン11にコイル15を巻回
するとともに、このボビン11の外周面に一体形成した端
子取付部16に端子20を圧入し、この端子20の少なくとも
一方の端部側をプリント基板21に電気的に接続するよう
にした可動磁石式計器において、前記端子20を板状に形
成するとともに、塑性変形部分20Aを基準として一方側
の板面20Bと他方側の板面20Cとを直交方向に塑性変形
させる。 【効果】 端子20へストレスが加わっても端子20自体の
弾性により、直交方向にストレスが吸収可能であるた
め、接続部分の損傷等をなくし、導通不良を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等の車両に装備される可動磁石式計器に関するもので、特に 可動磁石式計器の端子構造に関するものである。
【0002】 一般にこの種の計器は、実開昭63-153174 号公報等で開示されており、これは 図6に示すように合成樹脂製のボビン1内に磁石2を設け、この磁石2に指針軸 3を固定し、この指針軸3を前記ボビン1の上部中央に突設された筒部4から挿 出し、前記ボビン1にコイル5を交差状に巻回すとともに、前記ボビン1の周側 部に一体形成され、端子取付部6を有した脚部7と、この脚部7と前記端子取付 部6との間にケース挿入溝8を設け、このケース挿入溝8に地磁気などの外乱要 因を遮断するシールドケース9を挿入して、端子取付部6をシールドケース9の 外方に位置させ、この端子取付部6に細長い円柱状の端子ピン10を上方から圧入 して貫設し、この端子ピン10の上端部分にコイル5の末端5Aを巻き付けて半田 付けしている。そして前記端子ピン10とプリント基板11との接続の際は、プリン ト基板11に設けた透孔11Aに前記端子ピン10の下端を挿通し、プリント基板11下 方から前記脚部7にねじ12を螺着した後、プリント基板11下面の回路パターン11 Bと前記端子ピン10とを半田付けすることにより、可動磁石式計器をプリント基 板11と電気的に接続しており、前記コイル5に流れる電流量に応じて発生する合 成磁界により前記磁石2を角度運動させるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この種の計器がおかれる状況によって、例えば、自然的な温度変化 あるいはこの種の計器を照明するため内蔵される光源(図示しない)の発熱など によって温度変化が生じた場合、ボビン1とプリント基板11との材質的な熱膨張 率の差によってボビン1側とプリント基板11側との相対的な寸法差が生じ、これ によってプリント基板11の透孔11A位置にずれが生じ、端子ピン10がストレスを 受けることがある。このとき、端子ピン10自体の強度があるため、プリント基板 11と端子ピン10との接続部分に負加が加わり、半田付けした部分がひび割れを起 こし、導通不良を発生させてしまうというおそれがあった。
【0004】 また、この点を考慮して例えば前記端子を板状に形成することも考えられるが 、この場合、長手方向に対して幅広な部分は、ストレス吸収が可能であるが、こ れに対して幅狭な部分は強度的に強いため、ストレス吸収には限界があるという 問題がある。
【0005】 本考案は、上述の問題点を解決するもので、熱膨張率の差からくる端子へのス トレスを端子自体が吸収可能な構造とすることによって、半田付け部分のひび割 れを防止し、これに起因する導通不良を防ぐことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の問題点を解決するため、合成樹脂製のボビン内に指針軸を取 り付けた磁石を設け、このボビンにコイルを巻回するとともに、外周面に端子取 付部を一体に突設し、この端子取付部に端子を圧入して固定し、この端子の上端 側に前記コイルを電気的に接続するとともに、端子の少なくとも一方の端部側を プリント基板に電気的に接続するようにした可動磁石式計器において、前記端子 を板状に形成するとともに、この端子の板面部分の一方側板面と他方側板面とを ほぼ直交方向に塑性変形させたことによって構成される。
【0007】
【実施例】
図1〜図2は、本考案の第一の実施例を示しており、合成樹脂製のボビン11内 に磁石12を設け、この磁石12に指針軸13を固定し、この指針軸13を前記ボビン1 に指針軸13を固定し、この指針軸13を前記ボビン1の上部中央に突設された筒部 14から挿出し、前記ボビン11にコイル15を交差状に巻回している。 また前記ボビン11の周側部には、端子取付部16を有した脚部17を形成し、この 脚部17と前記端子取付部16との間にはケース挿入溝18を設け、このケース挿入溝 18に金属製材量からなるシールドケース19を挿入して地磁気などの外乱要因を遮 断するようにしており、この場合、端子取付部16は前記シールドケース19の外方 に位置するよう構成し、この実施例では、端子20を板状に形成しており、端子20 が温度変化によるストレスを吸収可能に、この端子20を実装した際、露出する前 記端子取付部16と前記プリント基板21に形成した透孔21Aとの間の前記端子20の 板面部分を端子20の塑性変形部分を基準にして一方側の板面20Bと他方側の板面 20Cとをほぼ直交するようねじって塑性変形させて設けて設けている。この実施 例では端子20の上端部分にコイル15の末端15Aを巻き付けて半田付けするととも に、この端子20の下端部分は前記プリント基板21に形成した前記透孔21Aに挿通 し、プリント基板21下面の回路パターン21Bと半田付けし、半田面22を設けるこ とにより電気的に接続し、そして前記コイル15に流れる電流量に応じて発生する 合成磁界により前記磁石12を角度運動させるよう構成している。 なお、23はねじであり、このねじ23によて前記ボビン11の脚部17と前記プリン ト基板21とを回し締め固定することによってプリント基板21上にボビン11を固定 している。
【0008】 上述の構成により、計器を構成する部品、例えば、ボビン1とプリント基板21 が温度変化により、それぞれの材質の熱膨張率の差から寸法にずれが生じ、この ずれによって端子20にストレスが加わったとしても、この端子20の板面部分を塑 性変形部分20Aを基準に一方側の板面20Bと他方側の20Cとがほぼ直交するよう ねじった構造とすることで図2中、矢印A,B両方向に弾性変形を可能にし、こ の端子20の弾性によりストレスを吸収することによって、端子20とプリント基板 21下面の回路パターン21Bとを接続する半田面22部分のひび割れ等の損傷を防止 し、この部分の損傷に起因する導通不良を防ぐことができる。
【0009】 図3から図4は、本考案の第2の実施例を示しており、前述した第1実施例と 同様の箇所には同符号を付して詳しい説明は省略するが、この実施例では、ボビ ン11に巻回されたコイル15とプリント基板21との端子20を介した電気的接続を組 み付け作業性を考慮して、プリント基板21上にコネクタ24を設け、このコネクタ 24に前記端子20の下端部分を挿入することにより、端子20と前記コネクタ24内に 設けられた接触端子24Aとが通電するよう構成されている。
【0010】 また、この実施例では前記端子20の板面部分を塑性変形部分20Aを基準として 一方側の板面20Bと他方側の板面20Cとを直交方向に折曲して塑性変形させた構 造としており、これにより、図4中、矢印A,B両方向への弾性変形が可能とな り、前述実施例とほぼ同等の効果を得ることができる。
【0011】 図5は、前述実施例の変形例を示しており、端子20を塑性変形させた板面20C の中央部分を略だ円状に欠除して除去部25を設けている。 これによって前述実施例とほぼ同等の効果を得ることができるとともに、除去 部25を設けたことで端子20の弾性変形の度合いを高めるようにしている。 なお、弾性変形の度合いを高める前記透孔25は、端子20の板面20Bに設けても 良く、あるいは塑性変形部分20Aに設けて塑性変形をより容易にすることも可能 であり、適宜設定可能である。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、合成樹脂製のボビン内に指針軸を取り付けた磁石を設け、このボビ ンにコイルを巻回するとともに、このボビンの外周面に端子取付部を一体に突設 し、この端子取付部に端子を圧入して固定し、この端子に前記コイルを電気的に 接続するとともに、端子の少なくとも一方の端部側をプリント基板に電気的に接 続するようにした可動磁石式計器において、前記端子を板状に形成するとともに 、この端子の板面部分の一方側板面と他方側板面とをほぼ直交方向に塑性変形さ せたことによって、温度変化による構成部品の寸法誤差に起因する前記端子への ストレスを解消させ、ボビンとプリント板との接続部分の損傷等の導通不良を防 止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】同上実施例における要部の斜視図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す断面図である。
【図4】同上実施例における要部の斜視図である。
【図5】本考案の要部の変形例を示す斜視図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ボビン 12 磁石 13 指針軸 14 筒部 15 コイル 15A 末端 16 端子取付部 17 脚部 18 ケース挿入溝 19 シールドケース 20 端子 20A 塑性変形部分 20B, 20C 板面 21 プリント基板 21A 透孔 21B 回路パターン 22 半田面 23 ねじ 24 コネクタ 24A 接触端子 25 除去部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製のボビン内に指針軸を取り付
    けた磁石を設け、このボビンにコイルを巻回するととも
    に、このボビンの外周面に端子取付部を一体に突設し、
    この端子取付部に端子を圧入して固定し、この端子に前
    記コイルを電気的に接続するとともに、端子の少なくと
    も一方の端部側をプリント基板に電気的に接続するよう
    にした可動磁石式計器において、前記端子を板状に形成
    するとともに、この端子の板面部分の一方側板面と他方
    側板面とをほぼ直交方向に塑性変形させたことを特徴と
    する可動磁石式計器の端子構造。
JP3915191U 1991-04-26 1991-04-26 可動磁石式計器の端子構造 Pending JPH04124465U (ja)

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