JPH0414899Y2 - - Google Patents

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JPH0414899Y2
JPH0414899Y2 JP1986063605U JP6360586U JPH0414899Y2 JP H0414899 Y2 JPH0414899 Y2 JP H0414899Y2 JP 1986063605 U JP1986063605 U JP 1986063605U JP 6360586 U JP6360586 U JP 6360586U JP H0414899 Y2 JPH0414899 Y2 JP H0414899Y2
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primary
coil
mounting leg
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primary coil
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動2輪車や自動車等各種車両用の
イグニツシヨンコイルに係り、特にその一次コイ
ル用端子の有利な取付構造に関する。
[従来の技術] イグニツシヨンコイルは一般的にプラスチツク
のコイルケース内にコア及び一次並びに二次コイ
ルを嵌装し、これらをコイルケース内に充填した
絶縁・防水性の樹脂によつて埋設一体化してなる
ものである。このとき一次コイルの巻き線端末と
接続する一次端子が、その一部を樹脂外へ突出す
るよう配設される。なお、一次端子には一次コイ
ルの巻き線端末が接続され、ハンダ付けされる。
[考案が解決しようとする課題] ところで上記の例において、一次端子は樹脂の
固化によつて不動に固定される。したがつて、樹
脂をコイルケース内へ注入するときは、その一次
端子を正確に位置決めしておかなければならな
い。また、樹脂を注入固化するまでの間、一次端
子を傾いたりすることのないよう不動に支持して
いることが必要であつた。したがつて、樹脂を注
入して充填する固定は熟練と慎重な作業が要求さ
れ、そのために作業性を現状以上に向上すること
が難しい工程であつた。
また、車両用のイグニツシヨンコイルのように
振動の激しい場所に長期使用した場合、一次端子
の取付部にガタがあると一次コイルとの接続不良
等が生じるおそれがあるため、一次端子の取付ガ
タを無くして耐久性を向上がさせること望まれ
る。
さらに、一次端子を一次コイルボビンへ取付る
ときに破損等した場合、一次コイルのボビンと分
離して一次端子だけを廃棄できるよう、一次端子
を一次コイルボビンへ着脱自在に取付可能である
ことが望まれる。
また、イグニツシヨンコイルの全体寸法をでき
るだけコンパクトにでき、かつ一次端子の肉厚が
比較的大きくても取付可能にする一次端子の取付
構造が望まれる。
そこで本考案は、一次端子の有利な取付構造を
提供することにより、樹脂の充填工程における作
業性の向上を図り、同時に上記諸問題の解決を目
的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案に係るイグニ
ツシヨンコイルは、コイルケース内にコア、一次
コイル及び二次コイルを嵌装し、前記一次コイル
から一次端子を延出させてなる車両用のイグニツ
シヨンコイルにおいて、一次端子の一端部側をコ
アと同程度以内の長さでコイルケースから延出さ
せ、他端側に前記一次コイルのボビンと一体に設
けられた筒状の弾性取付部へ圧入により取付けら
れる取付脚部を設け、前記弾性取付部は一側部に
設けられた割り溝により弾性変形可能であり、か
つ圧入された取付脚部の一端部側を一端開口部か
ら他端開口側へ貫通可能で取付脚部の横幅よりも
若干幅狭な中空部を有し、この中空部を囲む部分
は圧入された取付脚部の周囲を密接して弾性的に
抱持可能であるとともに、弾性取付部内を貫通し
て突出した取付脚部の一端部に一次コイルの巻き
線の端末を接続したことを特徴とする。
[考案の作用] 弾性取付部は筒状であつて側部に割り溝を有す
る。そこで、一次端子を筒部に圧入すると割り溝
の存在によつて弾性取付部が容易に弾性変形し、
一次端子を筒部内に収容する。次いで、弾性取付
部の復元弾性によつて一次端子は弾性取付部に対
して取付けられる。また、弾性取付部は一次コイ
ルボビンと一体のため、一次コイルボビンに対し
て一次端子が正確に位置決めされる。そこで樹脂
の充填工程においても、一次端子は傾いたりする
ことなく不動のまま支持される。
また、弾性取付部を弾性変形させつつ、その中
空部内へ圧入された取付脚部は周囲へ弾性部材の
中空部を囲む部分が密接することにより、一次端
子がガタなしで弾性的に支持可能になるため、自
動車のエンジンルームのように振動の激しい場所
に長期間使用しても、一次端子と一次コイルとの
接続不良等を生じにくくなる。
さらに、一次端子を弾性取付部へ圧入するとき
折れる等の不都合があつても、弾性取付部の弾性
変形を利用して着脱自在に支持されている一次端
子だけを交換することができ、一次コイルのボビ
ンを廃棄しないで済む。しかも、取付脚部の肉厚
が比較的大きくなつても弾性取付部で支持可能で
あり、取付脚部の肉厚バラ付きを許容する。
そのうえ、一次端子をコアよりも長く延出させ
ないので、全体の寸法がコンパクトになる。
[実施例] 第1図乃至第2図に本考案の一実施例である自
動2輪車や自動車用等のイグニツシヨンコイルを
示す。このイグニツシヨンコイルは有底で一方に
開口部を設けた樹脂製のコイルケース1を有す
る。コイルケース1の中央部には鉄芯からなるコ
ア2がコイルケース1と一体に固定されている。
コア2の周囲には一次コイルボビン3が嵌合さ
れ、その周囲には一次コイル4が巻回されてい
る。一次コイルボビン3の端部には一次端子5及
び6が取付けられている。一次端子5及び6の一
端部はコア2の長さ方向に平行してコイルケース
1から外方へ延出しているが、各々コア2の長さ
と同程度になつている。また、一次コイル4の周
囲には二次コイルボビン7が嵌合され、これに二
次コイル8が巻回されている。二次コイル8の外
側にはその両端にブラケツト9が固定され、これ
にハイテンシヨンターミナル10が取付けられて
いる。また、ハイテンシヨンターミナル10には
コイルケース1の側壁部近くにニードル11が接
続されている。ニードル11近くのコイルケース
1には周囲にネジ切りされた取付部12が設けら
れ、これにハイテンシヨンコード13を圧入して
ニードル11と接続一体化されている。さらに、
取付部12はシール14を介してネジ切りされた
カバー15のネジ込みにより防水固定される。な
お、コイルケース1の内部空間16にはエポキシ
樹脂などからなる防水絶縁を目的とした樹脂が充
填される。但し、第1図は樹脂の充填前段階の状
態を示す。
第2図は一次端子6の取付方法を示す。この一
次端子6は略T字形をなし、ケース外方へ延出す
る電源側タブ17と、この一端でほぼ直交する方
向に折返し形成された取付脚部18とからなる。
取付脚部18の両端には切り込みが形成された巻
き線端末の固定部19,20が設けられている。
この一次端子6は一次コイルボビン3に形成され
た弾性取付部21に嵌合固定されている。また、
弾性取付部21は一次コイルボビン3と一体に形
成された角筒状部分であり、上面に割り溝22が
形成されている。取付脚部18を弾性取付部21
の中空部に嵌合するとき、割り溝22の存在によ
り弾性取付部21が弾性変形してこれを収容可能
となつている。弾性取付部21の中空部はその一
端開口部から他端開口部側へ取付脚部18の一端
を圧入により貫通させて突出可能であり、かつ取
付脚部18の横幅(短尺側寸法)よりも若干幅狭
である。この中空部を囲む部分は圧入された取付
脚部18の周囲に密接して弾性的に取付脚部18
を抱持可能である。なお、一次端子5の構造も全
く同様であり、同様に取付けられる。
そこでこの一次端子6を取付ける場合を説明す
る。まず第2図に示すように、取付脚部18が一
次コイルボビン3と一体になつている弾性取付部
21の中空部部分に圧入される。すると割り溝2
2によつて弾性取付部21が弾性変形して、取付
脚部18が中空部内へ圧入され、次いで弾性取付
部21の復元弾性によつて支持される。その後、
固定部19及び20へ一次コイルの巻き線終端部
及び二次コイルの巻き線開始端部が巻き付けら
れ、さらにハンダ付けによつて固定される。な
お、一次端子5についても殆ど一次端子6の場合
と同様なので説明を省略する。但し、一次端子5
には一次コイルの巻き線開始端部のみが接続され
ている。
このようにすると、一次端子5及び6をワンタ
ツチで一次コイルボビン3の弾性取付部21へ取
付けでき、しかも正確に位置決めされて取付けら
れるので、その後の樹脂充填工程においても傾く
ようなことがなく、作業性が著しく向上する。
そのうえ、一次端子5及び6は弾性取付部21
によつて弾性的に抱持されるので、車両のエンジ
ンルームのような激しい振動場所で長期間使用し
てもガタ付きにくくなり、一次コイルの巻き線終
端部との接続不良が生じにくくなり耐久性が向上
する。
さらに、一次端子5及び6は弾性取付部21に
対して着脱自在であるから、取付時に折れる等の
不都合が生じた場合、一次端子5及び6だけを交
換すれば足り、一次コイルボビン3までも一緒に
廃棄する必要がないので経済的である。
また、一次端子5及び6を取付けるとき弾性取
付部21側を弾性変形させるため、取付脚部18
の肉厚が比較的大きくなつても取付可能であり、
かつ取付脚部18の肉厚管理を比較的ラフにでき
る利点がある。
そのうえ、コイルケース1から延出する一次端
子5及び6の一端部の長さをそれぞれコア2の長
さ程度とし、コア2を越えないようにしたので、
イグニツシヨンコイル全体をコンパクトにでき
る。
[考案の効果] 本考案は一次端子を一次コイルボビンと一体の
弾性取付部に対して取付けるので、ワンタツチで
一次端子を一次コイルボビンに取付けることがで
きる。しかもこのとき、一次端子は一次コイルボ
ビンに対して正確に位置決めされる。さらにその
後の樹脂充填工程においても、一次端子は一次コ
イルボビンに対して不動であるから、特別に慎重
な作業や熟練を不要とするので、樹脂の充填工程
における作業性を著しく向上できる。そのうえ、
一次端子の取付けが一定となるので、製品の歩留
りも向上できる。
また、一次コイルのボビンへ一次端子をガタな
しで弾性的に支持可能になるため、自動車のエン
ジンルームのように振動の激しい場所に長期間使
用しても、一次端子と一次コイルとの接続不良等
を生じにくくなり、耐久性を向上できる。
そのうえ、一次端子を弾性取付部へ圧入すると
き折れる等の不都合があつても、着脱自在である
からこれを交換することができ、一次コイルのボ
ビンを廃棄しないで済み、製造上有利になる。
しかも、取付脚部の肉厚が比較的大きくなつて
も弾性取付部で支持可能であり、かつ取付脚部の
肉厚管理を比較的ラフにできる利点がある。
さらに、一次端子をコアよりも長く延出させな
いので、全体の寸法をコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第2図は本考案の実施例であり、第
1図は一部を切欠いて示す断面図、第2図は要部
の分解斜視図である。 符号の説明、1……コイルケース、2……コ
ア、3……一次コイルボビン、4……一次コイ
ル、5,6……一次端子、7……二次コイルボビ
ン、8……二次コイル、17……電源側タブ、1
8……取付脚部、21……弾性取付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルケース内にコア、一次コイル及び二次コ
    イルを嵌装し、前記一次コイルから一次端子を延
    出させてなる車両用のイグニツシヨンコイルにお
    いて、一次端子の一端部側をコアと同程度以内の
    長さでコイルケースから延出させ、他端側に前記
    一次コイルのボビンと一体に設けられた筒状の弾
    性取付部へ圧入により取付けられる取付脚部を設
    け、前記弾性取付部は一側部に設けられた割り溝
    により弾性変形可能であり、かつ圧入された取付
    脚部の一端部側を一端開口部から他端開口側へ貫
    通可能で取付脚部の横幅よりも若干幅狭な中空部
    を有し、この中空部を囲む部分は圧入された取付
    脚部の周囲を密接して弾性的に抱持可能であると
    ともに、弾性取付部内を貫通して突出した取付脚
    部の一端部に一次コイルの巻き線の端末を接続し
    たことを特徴とするイグニツシヨンコイル。
JP1986063605U 1986-04-27 1986-04-27 Expired JPH0414899Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986063605U JPH0414899Y2 (ja) 1986-04-27 1986-04-27

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JP1986063605U JPH0414899Y2 (ja) 1986-04-27 1986-04-27

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JPS62177015U JPS62177015U (ja) 1987-11-10
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0749778Y2 (ja) * 1988-11-17 1995-11-13 東洋電装株式会社 イグニッションコイル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5110327A (ja) * 1974-07-15 1976-01-27 Dc Pack Co Ltd

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50115520U (ja) * 1974-03-07 1975-09-20

Patent Citations (1)

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JPS5110327A (ja) * 1974-07-15 1976-01-27 Dc Pack Co Ltd

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JPS62177015U (ja) 1987-11-10

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