JPH0125392Y2 - - Google Patents

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JPH0125392Y2
JPH0125392Y2 JP1982157201U JP15720182U JPH0125392Y2 JP H0125392 Y2 JPH0125392 Y2 JP H0125392Y2 JP 1982157201 U JP1982157201 U JP 1982157201U JP 15720182 U JP15720182 U JP 15720182U JP H0125392 Y2 JPH0125392 Y2 JP H0125392Y2
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JP
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capacitor
spool
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yoke
armature
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JP1982157201U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はターンシグナルを出すために使用する
車両用のコンデンサ式フラツシヤーの改良構造に
関するものである。
従来のコンデンサ式フラツシヤーの構成例は実
公昭56−32345号公報に示されているように、合
成樹脂を成形加工した平板状絶縁基板(端子板)
に対して円筒状のコンデンサを横に寝かせて置
き、外部に伸びるターミナル板の一方を該基板に
固着する傍ら、該ターミナル板の内部引込部で前
記コンデンサの外周を巻回することによりバイン
ドして固着する構成とし、更に上記の如く巻回さ
れたターミナル板の上壁面にリレー部のL字型ヨ
ークの背面部を接合して全体構造を一体化してい
る。
このような従来構造に、最近の技術開発によつ
て軽量小型化されたコンデンサを採用すると、該
コンデンサとターミナル板の上部に比較的重量大
でかつ可動部を有するリレー部を搭載する形状と
なるため、ターミナル板と絶縁板との固着強度を
大きくする必要が生じる結果として構成部品の大
形化を余儀なくされて比較的コスト高となり、更
に構造的に重心が絶縁基板上より離れる位置とな
り比較的車両振動の影響をリレー部が受け易いと
いう欠点があつた。
本考案は上記の問題点に鑑み、小型で車両の振
動によつて故障することがなく、かつ、組付け易
いコンデンサ式フラツシヤーを提供することを目
的とする。
そのために本考案は、ケース24内部にリレー
部とコンデンサ17とが収納されたコンデンサ式
フラツシヤーにおいて、前記リレー部のスプール
14の上下各フランジのより長く延出した方向の
側面に前記コンデンサの外周を把持する溝14
c,14dを形成し、該溝内に前記コンデンサ1
7を挿入して固定したものである。
以下本考案の実施例について説明する。第1図
から第9図は本考案の第1実施例を示すものであ
る。
第1図は電気回路図であり、その電気的な作動
は実公昭56−32345と同一である。1はバツテリ、
2は入力用接続端子、3は電流コイル、4は常閉
接点、5は出力用接続端子、6は切替スイツチ、
7,8,9,10は車載のターンシグナルランプ
群、11は電圧コイル、12はコンデンサ、13
は抵抗、Gは発電装置、Fはフラツシヤ全体を示
す。
このような電気回路を具現する本考案の第1の
実施例について構造を具体的に説明すると、第2
図ないし第7図において14は合成樹脂で成形加
工したスプールで第7図に示すように該スプール
14の下方14aが入力用接続端子2を保持する
端子板を兼ねており、上方には固定接点保持部1
4bを一体に有している。
また更に第2図のヨーク16の右側においてス
プール14の上下各々にU字溝となる堀込部14
c,14dを形成してコンデンサ17を第2ない
し第4図に示すように前記U字溝14c,14d
で挾持し固定するように配設してある。
また特に該U字溝14c,14dの端子板14
a側14cにおいては第4図の如くコンデンサ1
7の底部17aの外径寸法に対して圧入関係とな
るようにU字溝14cの上縁部両側に突堤部14
eがスプール14と一体に設けてありコンデンサ
17の保持固定に供している。
又、スプール14の上方側においてはU字溝1
4dの深さh(第4図)がコンデンサ17の長手
方向で押さえ込むように定める(つまりU字溝1
4c,14d間でコンデンサ17を軸方向に圧縮
するように挾持する)と共にコンデンサ17の上
部外径部17bときつく嵌合するようにU字溝1
4dの幅(第4図上下方向幅)が決定されてい
る。
スプール14の巻線部14fには同芯上に電圧
コイル11と電流コイル3とが巻装され第2図な
いし第6図に示すように、それぞれの引き出しは
第1図の電気回路を構成するように、電流コイル
3の一端3aはスプール14の端子板14aに固
着された入力用接続端子2の接続部2aに接続さ
れ、又、スプール14の巻枠板上に固着された固
定接点板18の接続部18a,18bには電流コ
イル3の他端3bと電圧コイル11の一端の夫々
が接続されている。又、中継端子板19の接続部
19aには電圧コイル11の他端が接続されてい
る。
リレー部について説明すれば、コアー21の下
端においてヨーク16と出力用接続端子5とがス
プール14に一体的に固着されてコアー21のか
しめ部21aの端子5への圧接によりヨーク16
と端子5とは電気的にも接続されている。
また端子5の固着に際してはスプール14の端
子板14aの外面部に形成した橋部14hと端子
板14aとの間の隙間14h1(第7図)に端子
5を挿入することにより出力用接続端子5の引張
りによる変形が生じない構成としてある。
次にリレー部の可動片を第8図に示して説明す
る。鉄板よりなるアーマチユア22とスプリング
23とがアーマチユア22に一体に設けた凸部2
2bにて固着されて可動片を形成しており、スプ
リング23の先端側に可動接点4aが接合されて
いる。
アーマチユア22は、かしめ部となる凸部22
bを除くところのスプリング23との対向面がス
プリング23の裏面と密着しないよう成形してあ
り、アーマチユア22の先端部22aには接点4
aの裏面に対向する接点支持部22cが設けてあ
る。
第8図に示したリレーの可動部22,23は、
第2図ないし第3図に示すようにヨーク16の上
端部16aに設けた凸部16a1をスプリング2
3の固定孔23a内に挿入してかしめて固着さ
れ、アーマチユア22の尾凸部22dはヨーク1
6に設けられた角孔部16bと遊嵌合しており、
これによりアーマチユア22はヨーク16と磁気
的結合をしている。
スプリング23の反可動側は逆U字形状に折曲
げてヨーク16の上端部16aを越えるように配
設されており、その後端部23bが第3図の如く
コンデンサ17と抵抗13のリード線17c,1
3aを夫々圧入接続するソケツト部を形成してい
る。
また、ヨーク16の上端部16aとスプリング
23の固定孔23aの接合部は、リレー可動片の
支点に近似するのでヨーク16の上端部16aを
微少角度だけ治具にて折曲することによりリレー
の作動レベルを調整する。
リレー部の固定接点4bは第9図に示す固定接
点板18に接合され、該固定接点板18はスプー
ル14の巻枠上に設けた固定接点保持部14bの
スリツト内に挿入されている。該固定接点保持部
14bは固定接点板18を挾持するように橋型形
状としてある。
ケース24はスプール14の端子板14aと嵌
合されて一体化され、フツク部24a(第4図)
により保持される。ケース24の内側にはコンデ
ンサ押圧板24bが2ケ所設けてあり、ケース2
4を端子板14aに嵌合した時に、コンデンサ1
7がリレーのスプール14側に圧接されるように
してある。
第2図に示すようにコンデンサ17をスプール
14のU字溝14c,14dに搭載する姿勢をコ
ンデンサ17のU字溝14c側がU字溝14d側
よりもケース24の外側に位置するように傾斜さ
せることにより、コンデンサ押圧板24bによる
コンデンサ17の保持を確実にしてある。
又、ケース24には取付用ゴムバンド25が挿
入され保持されるブラケツト部24cが一体成形
されている。
上記構成においてコンデンサ17、抵抗13は
一般に市販されているものを使用でき安価で組付
けも容易である。
また第2図ないし第4図に示したようにコンデ
ンサ17をスプール14の上下対向するU字溝1
4c,14dに圧入収容固定し、抵抗13のリー
ド線13aを入力用接続端子2のソケツト部2b
と、該ソケツト部2bの上に配したスプリング2
3の後端部23bに設けた溝23b1とに同時に
圧入して固着し、コンデンサ17の口出し線17
cも前記溝23b1に併設したスプリング23の
後端部23bに形成された溝23b2,19bに
圧入固着したので、コンデンサ17と抵抗13と
は、それぞれ搭載と電気的接続とが同一方向の組
付作業で同時に行うことができる。
また、コンデンサ17は長手方向の両端部とな
る底部17aと上部外径部17bとを夫々スプー
ル14のU字溝14c,14dに確実に固着する
ように配置し、更にケース24に設けたコンデン
サ押圧板24bにより押圧されるように配置した
からフラツシヤ構造体としてリレー部とコンデン
サとを強固に一体化することができ振動や衝撃に
影響されにくく安定した性能を発揮することがで
きる。
また、リレーの可動部の構成は第8図に示すよ
うにアーマチユア22、スプリング23、接点4
aの最少部品構成としている。一方、前記スプリ
ング23は第2図ないし第6図に示したようにL
字型のヨーク16の上端部16aにおいて、スプ
リングの孔23aにヨーク16と一体の凸部16
a1を挿入してかしめることにより固着してい
る。それにより接点圧の調整が容易でソケツト部
の影響が可動部に及ぼされないところの性能的に
安定したフラツシヤとすることができる。
更に、第8図に示したアーマチユア22の先端
部22aに位置する接点支持部22cが可動接点
4aの背後面に近接して配置され第2図ないし第
7図に示したようにスプール14上に一体に設け
られた固定接点保持部14bに取り囲まれた形で
スプール14に固定接点板18を挿入組付けるこ
とにより、接点4a,4b間の間隙をバラツキが
少ない状態で決定でき、又、接点間隙部の変形も
防止できる。
またヨーク16に設けた開口部となる角孔部1
6bとアーマチユア22の尾部22dが緩嵌合し
て駆動部を形成する構成とすることによりアーマ
チユア22とヨーク16とが磁気的に強く連結さ
れ磁束が流れ易くなつて性能的に向上することは
もとより、角孔部16bを設けたことによつて、
該角孔部16bが曲げに対する弱点となり折曲調
整が容易になる。
又、アーマチユア尾部22dが角孔部16b内
に収容されたことによつてアーマチユア22の過
変位が防止され、その結果、衝撃に対する安定性
が向上する。
また、固定接点板18は第9図に示したように
平板形状であつて、該固定接点板18の中央部を
固定接点4bの接合部としている。又前記固定接
点板18の中央部はスプールの固定接点保持部1
4bのスリツト14b1内に挿入され支持されて
いる。又、前記固定接点板18の周辺両側にそれ
ぞれ電流コイル用接続片18bと電圧コイル用接
続片18aとを配している。従つて、これらの構
成により固定接点近辺の部材の部品形状が簡単で
安価とすることができる。
更にコイルの太線となる電流コイル3の端末線
と細線となる電圧コイル11の端末線11aとを
分離配置したので、細線となる電圧コイル11の
断線事故を防止できる。
又、出力用接続端子5はコアーのかしめ部21
aでかしめることによりコアー21に接合される
がスプール14と一体の橋部14hで第4図、第
5図の如く包み込んで保持するようにしたので図
示せぬ外部端子に出力用接続端子5が強く圧入さ
れ、また引張られても端子5が変形することな
く、又、かしめ部21a付近での緩み変形をも防
止でき、性能の劣化を防ぐことができる。
次に、本考案の第2実施例について説明する。
コンデンサ17の固定に際しては第10図ない
し第12図に示したように、スプール14のU字
溝14c,14dの外側に抜け止め用の突起14
gを設けることによりケース壁内側のコンデンサ
押圧板24bを廃止することも可能である。
またケース24の内壁を直接コンデンサ17の
外表面に圧接してもよい。また、スプリング後端
部23bの溝23b1,23b2,19bは直接
半田付等の接合手段に変更することも可能であ
る。
以上述べたように、本考案においては、ケース
24内部にリレー部とコンデンサ17とが収納さ
れたコンデンサ式フラツシヤーにおいて、前記リ
レー部のスプール14の上下各フランジのより長
く延出した方向の側面に前記コンデンサの外周を
把持する溝14c,14dを形成し、該溝内に前
記コンデンサ17を挿入して固定したから、コン
デンサがリレー部のスプールとコンパクトな大き
さに一体化され、しかも、スプールの横にコンデ
ンサが位置するため、重心も低くなり、耐振性の
優れたものが得られるという効果がある。
又、スプールの溝にコンデンサを圧入し嵌合す
ることにより組付けられるから、組付時間が短か
くてすみ、製造コストの低減を計ることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案フラツシヤーの実施例に採用し
た電気回路図、第2図ないし第9図は本考案の第
1実施例を示すものであり、第2図は一部断面立
面図、第3図は一部断面上部平面図、第4図は一
部断面右側面図、第5図は底面図、第6図は一部
断面左側面図、第7図はスプールの縦断面図、第
8図はアーマチユア部の立面図、第9図は固定接
点板の平面図である。第10図および第11図は
本考案の第2実施例を示し、第10図は一部断面
上部平面図、第11図は一部断面右側面図であ
る。 24……ケース、16,14,22,23……
リレー部をなすヨーク16とスプール14とアー
マチユア22とスプリング23、17……コンデ
ンサ、14c,14d……溝となる例えばU字
溝、24b……コンデンサ押圧板、24a……ケ
ース開口端のフツク部、13……抵抗、17c…
…コンデンサの口出し線、13a……抵抗のリー
ド線、23b,19……ターミナル部材となるス
プリングの後端部および中継端子板、23b1,
23b2,19b……切欠き溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケース24と、 コイル巻線部14fの両側に、この巻線部1
    4fに対して所定方向により長く出した平板状
    の上下フランジ部が設けられ、前記ケース24
    内に収納されて前記下フランジ部によりケース
    24の底部を覆うスプール14と、このスプー
    ル14の下フランジ部に保持されるヨーク16
    と、このヨーク16に磁気的に結合されるアー
    マチユア22と、このアーマチユア22を支持
    し、可動設定4aが設けられたスプリング23
    とを有するリレー部と、 前記ケース24内に収納されたコンデンサ1
    7とを備え、 前記スプール14の上下各フランジ部の前記
    より長く延出した方向の側面に前記コンデンサ
    の外周を把持する溝14c,14dを形成し、
    該溝内に前記コンデンサ17を挿入して固定し
    たことを特徴とするコンデンサ式フラツシヤ
    ー。 (2) 前記ケース24と一体に形成された前記コン
    デンサ17を前記溝14c,14dに押圧する
    コンデンサ押圧板24bを有することを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項に記載のコ
    ンデンサ式フラツシヤー。 (3) 前記コンデンサ17は前記スプール14の軸
    に対して傾斜して設けられており、かつ前記コ
    ンデンサのケース開口溝よりも前記コンデンサ
    のケース天井部端の方が前記スプールの軸に近
    付くように傾斜していることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項又は第2項に記載の
    コンデンサ式フラツシヤー。
JP15720182U 1982-10-19 1982-10-19 コンデンサ式フラツシヤ− Granted JPS5962052U (ja)

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JPS5962052U JPS5962052U (ja) 1984-04-23
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5716349U (ja) * 1980-07-02 1982-01-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5716349U (ja) * 1980-07-02 1982-01-27

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