JPH0412278Y2 - - Google Patents

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JPH0412278Y2
JPH0412278Y2 JP7325386U JP7325386U JPH0412278Y2 JP H0412278 Y2 JPH0412278 Y2 JP H0412278Y2 JP 7325386 U JP7325386 U JP 7325386U JP 7325386 U JP7325386 U JP 7325386U JP H0412278 Y2 JPH0412278 Y2 JP H0412278Y2
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ball valve
valve
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auxiliary cylinder
upstream
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JP7325386U
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Description

【考案の詳細な説明】 (利用分野及び考案の概要) 本考案は過流出防止弁、特に、過流出状態にお
いて作動する球弁をバネにより上流側に付勢した
過流出防止弁に関するものであり、ガス回路が過
流出状態になつた時点から球弁が作動するまでに
一定の時間遅れが生じるようにして、過流出防止
弁の下流側にガスガバナと電磁弁を組み合わせた
器具を接続した場合における器具始動時の過流出
防止弁の作動を防止するものである。
(従来技術及びその問題点) 球弁2を筒状の主体1内に収容して、この球弁
を主体の下流端に形成した弁座口11に対向すべ
く支持し、この支持手段と球弁2との間にバネ3
装着し、この球弁2を常時上流側に付勢したもの
として、すでに、実開昭60−51372号に開示のも
のを提案している。(第4図参照) この従来のものでは、球弁2は、第5図のよう
に、一対のU字状の枠体の横桟51,51を十字
状にかみ合わせて支持枠5を形成し、これを主体
1の上流端に嵌着し、球弁2と前記支持枠5の中
央部に突設した突片52との間にバネ3を介装す
る。これにより、球弁2が前記横桟51,51の
両端に延長させた支持桟53,53の先端に当接
した状態で支持される。
このものでは、球弁2がバネ3により常時上流
側に付勢されていることから、この主体1の取付
姿勢のいかんにかかわらず、通常状態において、
球弁2が支持桟53に当接した状態、すなわち、
球弁2が弁座口11の上流側に一定間隔を置いて
位置することとなり、例えば、ガス流路が下向き
の流路にも使用できる。
ところが、この従来のものでは、球弁2が作動
を開始してから、これが、弁座口11に嵌入する
までの動作が瞬間的に行なわれる。従つて、下流
側に電磁弁とガスガバナを組み合わせた器具を接
続した場合、この電磁弁が開弁した瞬間に、一時
的な過流出状態が生じて、この間に過流出防止弁
が作動してしまう不都合がある。
これは、主体1内の流量が球弁2の作動流量に
達すると、直ちに、この球弁2が動作を開始する
からである。
(技術的課題) 本考案は、このような、主体1内に設けた支持
手段と球弁2との間にバネ3を介装して、このバ
ネ3により球弁2を常時上流側に付勢した形式の
過流出防止弁において、下流側に接続した器具内
の電磁弁等の急開閉弁が開弁しても、この時に生
じる一時的な過流出状態によつては、球弁2が弁
座口11に嵌入しないようにするため、主体1内
が球弁2の作動流量に達した時点から遅れて球弁
2が動作を開始するようにすることをその技術的
課題とする。
(手段) 上記技術的課題を解決するために講じた本考案
の技術的手段は、『下流端が球弁2の外周部の上
流側に位置し且上流端の底部にオリフイス61を
開口させた補助筒6を、主体1内にて軸線方向の
摺動可能となるように内接させ、前記補助筒6の
摺動範囲を一定に設定すると共に前記補助筒をバ
ネ4により上流側に付勢し、補助筒6がその摺動
域の最下流側に位置したときにこの補助筒6に対
する球弁2の外周間隙によつて設定されるガス量
を球弁2の作動流量に設定すると共に、補助筒6
がその摺動域の最上流側に位置したときに前記オ
リフイス61によつて設定される主体1内の最大
ガス量を前記作動流量に略一致させた』ことであ
る。
(作用) 本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。
定常状態では、球弁2及び補助筒6は、それぞ
れに対応させたバネによつて主体1内において最
上流側に位置されており、このとき、補助筒6の
下流端開放部は球弁2から上流側に離れて位置す
る。従つて、この球弁2の外周間隙によつて設定
される最大流量は球弁2の作動流量以上の値にな
つている。一方、この補助筒6の底部に形成した
オリフイス61の大きさは球弁2の作動流量に略
一致したものとなつている。
従つて、この状態で過流出状態となると、主体
1内の流路において最も絞られた箇所はオリフイ
ス61の部分となり、先ず、補助筒6がこのとき
のガスの流れによつて下流側に移動される。この
移動によつて球弁2の外周部に補助筒6の下流端
開放部が位置することとなり、このとき、球弁2
と補助筒6との間の間隙によつて設定されるガス
量は、球弁2の作動流量となる。この時点で球弁
2が作動して主体1内の流路を遮断する。
その後、補助筒6は、バネ4によつて初期位置
に復帰され、過流出状態が解消されると、バネ3
によつて球弁2が初期位置に復帰される。
このように、過流出状態になると、先ず最初に
補助筒6が作動して、その後に球弁2が作動する
こととなる。このように、過流出状態になつた
後、球弁2が作動するまでの間に、補助筒6の作
動の所要時間だけの遅れが生じる。
(効果) 本考案は上記構成であるから、次の特有の効果
を有する。
過流出状態においては、補助筒6の動作の所要
時間だけ、球弁2の作動の遅れが生じることとな
るから、急開閉弁を具備する器具を過流出防止弁
の下流側に接続した場合にも、この急開閉弁の開
弁時に生じる一時的な過流出状態によつては主体
1内が遮断されることはない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図〜第3図に基い
て説明する。
第1図に示す実施例のものでは、球弁2を支持
するために従来と同様の支持枠5が採用され、こ
の支持枠5は、第2図の如く、横桟51の中央に
設けた突片52に軸杆54が連設され、これが、
主体1の所定位置に嵌着固定される。このため、
横桟51の両端部には、突起55が設けられ、こ
れが対応位置に設けた凹溝に嵌入係合している。
他方、球弁2には上記軸杆54を遊嵌させる穴部
21が形成され、この穴部21の開口端の周縁に
はバネ3の一端係合する係合溝22が形成されて
いる。
次に、補助筒6は第3図のような構成で、底壁
にオリフイス61が開口し、胴部には横桟51の
両端部を貫通させる軸線方向の一対の長孔62,
62がその直径線上に開口し、さらに、上端部
(下流端部)の一定範囲は、主体1の下流部に形
成した段部12との間に介装されるバネ4を外嵌
させるため、その外径が小径部となつている。
前記のように構成した補助筒6の長孔62,6
2に横桟51の両端を貫通させるようにして組み
合わせ、係合溝22と突片52の基部に形成した
係合凹部56との貫にバネ3を介装し、この組み
立て体をバネ4を補助筒6の小径部に外嵌させる
ようにして主体1内に組み込むと、第1図の如
く、過流出防止弁が完成する。
この完成状態において、支持枠5と主体1と
は、突起55とこれが嵌入する凹溝との係合によ
り、嵌着一体化され、横桟51の両端の軸線方向
寸法と長孔62の長さとの差により補助筒6が支
持枠5に対して一定範囲摺動可能となる。
尚、この実施例では、山形の一枚の板状の枠に
よつて支持枠5を構成したが、これを、従来例と
同様に二枚の枠によつて支持枠5を形成するよう
にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図、第2図は支持
枠5の斜視図、第3図は補助筒6の斜視図、第4
図、第5図は従来例の説明図であり、図中、1…
…主体、2……球弁、3……バネ、4……バネ、
5……支持枠、6……補助筒、61……オリフイ
ス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主体1内の弁座口11の上流側に設けた球弁2
    をバネ3により上流側に付勢すると共に、主体1
    内に設けた支持手段により球弁2を前記弁座口1
    1から一定距離離れた位置に支持し、主体1内の
    流量が所定の作動流量値になつた時点で前記球弁
    2が前記バネ3の付勢力に抗して作動して弁座口
    11に嵌入する形式の過流出防止弁において、下
    流端が球弁2の外周部の上流側に位置し且上流端
    の底部にオリフイス61を開口させた補助筒6
    を、主体1内にて軸線方向の摺動可能となるよう
    に内接させ、前記補助筒6の摺動範囲を一定に設
    定すると共に前記補助筒をバネ4により上流側に
    付勢し、補助筒6がその摺動域の最下流側に位置
    したときにこの補助筒6に対する球弁2の外周間
    隙によつて設定されるガス量を球弁2の作動流量
    に設定すると共に、補助筒6がその摺動域の最上
    流側に位置したときに前記オリフイス61によつ
    て設定される主体1内の最大ガス量を前記作動流
    量に略一致させた過流出防止弁。
JP7325386U 1986-05-14 1986-05-14 Expired JPH0412278Y2 (ja)

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JP7325386U JPH0412278Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

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JPS62184267U JPS62184267U (ja) 1987-11-24
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