JPH04122673A - 液圧転写方法並びにその装置 - Google Patents

液圧転写方法並びにその装置

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JPH04122673A
JPH04122673A JP2242870A JP24287090A JPH04122673A JP H04122673 A JPH04122673 A JP H04122673A JP 2242870 A JP2242870 A JP 2242870A JP 24287090 A JP24287090 A JP 24287090A JP H04122673 A JPH04122673 A JP H04122673A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) 〈産業上の利用分野〉 本発明は液圧を利用して被転写体に所望のパターンを転
写する液圧転写装置に関し、特に被転写体の形状に応じ
て定まる液体入射時または液体中での被転写体の傾きを
調整する液圧転写方法並びにその装置に関する。
〈発明の背景〉 近年、三次曲面に印刷を行なう方法として。
いわゆる曲面印刷の技術が開発され、既にこの技術を適
用した自動車部品、室内装飾品等が市場に出回っている
。ここでこの技術について簡単に説明すると、転写した
パターンを予め水溶性フィルムに印刷しておき、このフ
ィルムを液体に浮べた状態で液面上方から被転写体の形
状によって決められた傾きで被転写体の全部又は一部を
液面下に押し下げ、水圧によりパターンを被転写体に密
着させながら転写するというものである、ところでこの
技術を用いるにあた大量生産を目的として、既に被転写
体へのバーンの転写を自動化した印刷装置が開発されい
る(特開昭58−31754号公報を参照しかし乍ら、
この従来の装置では、被転写体角度は被転写体の取り付
けられる治具が印刷:置に取り付けられる時に決定され
、その復印1途中ではこの角度を変更することができな
い。
そのため、例えば被転写体の形状が複雑であて、どのよ
うな角度にしてもいずれかの箇所゛被転写体と転写膜と
の間に空気が入ってしま場合などには、装置自体にこの
空気を抜くた2の工夫がなく、そのため被転写体自身に
一部?気の抜は孔を開けて対応するしがながった。
また従来機では被転写体の取り付けられたン具を印刷装
置の供給部に手で取り付けており、更に被転写体の液面
への入射角もすべて同じ1度に調節されていた。しがし
乍ら、この種のE副製品は高級であることも起因して少
量多品ネであることが多く、従来の印刷装置では形状G
異なる被転写体毎に機械を停止して、取り付は部の調節
を行なわなければならなかった。
(開発を試みた技術的事項〉 本発明はこのような背景に鑑みなされたものであって、
印刷途中での被転写体の角度の調整ができるようにして
複雑な形状を有する被転写体にも奇麗な印刷ができるよ
うにし、しかも傾斜角の設定の異なる複数種の被転写体
が −台の液圧転写装置により印刷処理できるようにし
て、印刷効率の向上と少量多品種の生産体制に対応でき
るようにした液圧転写方法並びにその装置の開発を試み
たものである。
(発明の構成及 (目的達成の手段〉 即ち本出願に係る第一の発明たる液圧転写方法は、液面
上に転写膜を浮べた転写槽に対して被転写体保持装置に
保持された被転写体の一部または全部を浸漬し、液圧に
より前記転写膜のパターンを被転写体に転写する方法に
おいて被転写体の一部または全部が液体に浸漬中に被転
写体の傾斜角を調節することを特徴としてhるものであ
る。
また本出願に係る第二の発明たる液圧転写を置は、液面
上に転写膜を浮べた転写槽に対し1被転写体保持装置に
保持された被転写体の一部または全部を浸漬し、液圧に
より前記転写膜qパターンを被転写体に転写する装置に
おいて前記被転写体保持装置には被転写体の傾斜角調節
構造を設けたことを特徴として成るものである。
更に本出願に係る第三の発明たる液圧転写装置は、前記
要件に加えて前記傾斜角調節構造は複数の被転写体保持
装置に各々設けられ、且ら各傾斜角調節構造はそれぞれ
独立して作動することを特徴として成るものである。
これら発明によって前記目的を達成しようとするもので
ある。
〈発明の作用〉 本発明では、被転写体Bが比較的複雑な形状の場合に、
入射角のままでは奇麗な転写が行なえない部分があると
きに、傾斜角を変えることでその部分にががる水圧を変
えたり、あるいは水中での傾斜角の変化にょる揺動効果
により奇麗な転写を行なえるようになる。
また本発明たる液圧転写装置では、被転写体保持装置に
設けた被転写体の傾斜角調節構造が、被転写体を保持し
た状態で被転写体に応じた適宜の傾斜角に調節され、そ
の傾斜角で転写膜が浮べられた液面に入射する。
更に複数の被転写体保持装置に各々傾斜角調節構造を設
け、且つ各傾斜角調節構造がそれぞれ独立して作動する
構造とすれば、複数種の被転写体を各々の被転写体に応
じた傾斜角に設定することができる。
〈実施例〉 以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明する
。符号1は本発明を適用した液圧転写ラインであって、
このものは液圧転写装置2と、そ9側方に連続的に配置
される供給コンベア3、連絡コンベア4、排出コンベア
5と、連絡コンベア4の上方に設けられ液圧転写装置2
の側方に位置する自動供給装置6、自動排出装置7とを
具えて成る。ます液圧転写装置2について説明する。こ
のものは転写槽1oと、その上方に位置する転写コンベ
ア11と、転写膜供給装置12とを具えて成る。転写槽
loの内部には一例として水Aを入れてあり、この水A
は転写槽lOの外部に配設した水循環路12aに設けた
循環ポンプ13により、例えば第1.2図中左から右へ
向けて流動させられるとともに水循環路12aの途中に
設けた温調槽14で水が加熱され、転写槽10内の水A
が一定の温度、例えば約25〜30°Cに保たれる。因
みに転写槽10内の水を流動させる理由は、水面の転写
膜Fを被転写体とともに移動させることにより転写のず
れをなくすためであり、また転写槽10内の水Aを一定
温度に保つ理由は、転写膜Fが水を吸収する際の膨潤状
態を良好なものとするためである。尚、液面の流動を均
一化するため転写槽10内には整流板15を設けるとと
もに、水面の両端には転写膜Fの端部が転写槽lOの壁
面に貼り付いて転写膜Fの流動が阻害されないように、
液面と同じ速度で進行するチェーン16を設ける。ここ
で転写膜Fについて説明すると、このものはゼラチン、
アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール等の水溶
性フィルムに対して、転写すべきパターンを構成するイ
ンクを印刷しであるものである。尚、水溶性フィルムに
は多色印刷をする関係上、塗膜は乾燥状態にする必要が
あり、そのため転写膜Fの使用時には転写膜Fに活性剤
を作用させて粘着性を付与した状態で使用する。また転
写膜Fの受入れ側には水中に気泡発生装置17を設け、
更にその上方には転写膜Fに臨むように送風装置18を
設ける。因みにこれらの装置は転写膜Fのしわを伸ばす
ためのものである。即ち転写膜供給装置12から供給さ
れる転写膜Fは水と接すると、そのベースである水溶性
フィルムが軟化、膨潤して四方に延展するが、その院生
じるしわを下から気泡で広げ、更に送風装置18がら風
を送ってしわ伸ばすようにするのである。
次に転写コンベア11はテンションプーリ19a、従動
プーリ19b、駆動プーリ19cに対して両側にチェー
ン20を並行に張設して成るものである。尚、この転写
コンベア11のうち、チェーン20が水面に向がって進
行する部分、即ち従動プーリ19bと駆動プーリ19c
との間を下降部23と定義し、チェーン20が液面から
上方に向かって進行する部分、即ちテンションプーリ1
9aと駆動プーリ19cとの間を上昇部24と定義する
。このような転写コンベア11に対しては、被転写体保
持装置25が一定間隔毎に設けられる。この被転写体保
持装置25は、第3.4図に示すように転写コンベア1
1における両側のチェーン20の間に設けたスライド杆
26に対しスライド自在な支持フレーム27が設けられ
、更にこの支持フレーム27に対して被転写体Bの傾斜
角調節構造たる二次角調整機構28を介してL字状の回
動フレーム29が接続し、二〇回動フレーム29にチャ
ック装置30を設けたものである。まず二次角調整機構
28について説明する。この二次角調整機構28は、被
転写体Bを転写槽10内に浸けて転写膜Fからの転写を
行なう際に、被転写体Bの進行方向の左右の傾きである
二次角θ2を決定するためのものであって、このものは
支持フレーム27側に固定されるウオームホイール28
aと1回動フレーム29に固定されるモータM、の出力
軸に設けたウオームギア28bとが互いに噛み合うこと
により構成され、モータM1が駆動することにまり回動
フレーム29が支持フレーム27に対して左右に回動す
るようになっている。尚、二次角の設定には電気的に角
度を読み取る近接センサを適用するが、この他にも機械
的、光学的に読み取る方法をとってもよい、因みに被転
写体保持装置25に二次角調整機構28を設けることに
より、例えば被転写体Bが水面下にあるときでも被転写
体Bの二次角θ2を変更することができる。そのため被
転写体Bが比較的複雑な形状の場合でも、水中での二次
角θ2の変更により、被転写体Bと転写膜Fとの間の空
気を抜くことができるた♂奇麗な転写を行なうことがで
きる。また二次μ調整機構28は個々の被転写体保持装
置25に設けられるから、個々の二次角調整機構28を
別々に操作できるようにしておけば、二次角θを変える
必要がある多種類の被転写体Bを一部の液圧転写装置2
で転写することができる。またチャック装置30は、自
動供給装置6から供給される被転写体Bの取り付けられ
た治具Pの一部をチャッキングするためのものである。
このものは第3図に示すように、四カ所にV字牲に切り
欠かれた受入れ部31を形成したチャック保持部材32
に対し、各受入れ部31の外側に鉤状のチャックフィン
ガ33を回動自在に耳ヌり付けて成る。またチャック保
持部材32の回りには、中央に雌ネジ部34aを形成し
、端部側が前記チャックフィンガ330回動支点の下部
に回動自在に接続されるコの字状のチャック駆動杆34
が設けられ、一方チャック保持部材32の内側には雄ネ
ジを形成した出方軸35を有するモータM2が固定され
、このモータM2の出力軸35がチャック保持部材32
を貫いてチャック駆動杆34における雌ネジ部34aと
鯉合する。因みにこのような構造をとることにより、モ
ータM2の駆動によりチャック駆動杆34をスライドさ
せ、チャックフィンガ33を回動させてチャック操作を
行なうのである。このような被転写体保持装置25の上
部には断面がチャンネル状の案内レール40が設けられ
、この案内レール40には支持フレーム27の上部に形
成する案内ローラ27aがスライド自在に支持される。
尚、この案内レール40は、第2図に示すように被転写
体Bの受は取り側と排出側とで、それぞれ自動供給装置
6、自動排出装置7側に屈曲し、被転写体Bの受は取り
と排出を容易にしている。また被転写体Bの大きさに応
じて被転写体Bが転写槽10の中央にくるように調整す
るため案内レール40の一部が屈曲自在となっている。
尚、チャック装置30は転写膜Fの残滓やそれに付着し
ているインク等により汚れるため、この汚れをとるため
の清掃装置36が設けられる。また転写コンベア11は
被転写体Bの形状に応じて角度調節シリンダ37及び角
度調節スクリュー37aにまり回動軸38を中心に下降
部23の角度を変更できるようになっているとともに、
転写コンベア11自体が上下前後に移動できるようにな
っている。
次に転写膜供給装置12について説明するとこのものは
転写膜Fがロール状に巻回された原反ロール41と、転
写膜Fに印刷されたインクを活性化するための活性化溶
剤を貯留する溶剤タンク42とを具えて成り、原反ロー
ル41から繰り出された転写膜Fが、途中溶剤タンク4
2内の活性化溶剤で活性化されたのち5転写膜10内へ
連続供給されるように適宜送りローラ43が設けられる
ものである。尚、本実施例では転写膜Fを溶剤タンク4
2内の活性化溶剤で活性化する方法をとるが、転写膜F
が転写槽10内の水Aに着水後、浮遊中に転写膜Fに溶
剤または接着剤を散布するという方法や、転写膜Fを構
成する水溶性フィルムが完全に水に溶解し、転写パター
ンのインクが浮遊時に被転写体Bを水没させる方法をと
ることもできる。以上のような構造を有する液圧転写装
置2の近傍には、供給コンベア3.連絡コンベア4及び
排出コンベア5が配置される。供給コンベア3は被転写
体Bを治具Pの上側に取り付けた状態で液圧転写装置2
の側方へ搬送するためのものであって、その端部付近に
は後述する自動供給装置6へ被転写体Bを移す際に、被
転写体Bを一時的に静止させて位置決めを行なうために
光電管44と押し込みシリンダ44a及び位置決め板4
4bが設けられる。即ち光電管44は、被転写体Bを検
知して一時的に供給コンベア3の進行を止めて位置決め
を行ない、また押し込みシリンダ44a及び位置決め板
44bは、被転写体Bの横方向から押し込みシリンダ4
4aにおけるロッドを被転写体Bに押し当てて、被転写
体Bを位置決め板44bに当接させることにより位置決
めをするものである。尚、これら位置決めのための装置
は、転写コンベア11の前後の移動にともない、その分
だけ移動できるようになっている。尚、供給コンベア3
の途中の上方には静電気除去装置45が設けられる。ま
た排出コンベア5は、逆に液圧転写装置2で転写処理さ
れた被転写体Bを治具Pに取り付けたまま次工程へ排出
するためのものである。更に連絡コンベア4は1例えば
不良品の被転写体Bが供給コンベア3上に流れた場合に
、液圧転写装置2へ移送することなく、そのまま別に設
けた不良品排出経路へ流すために設けられるものである
。次に自動供給装置6及び自動排出装置7について説明
する。自動供給装置6は、第1.5図に示すように被転
写体Bが取り付けられる治具Pの把持装置49を具え、
この把持装置49の向きを変えながら、しかも転写コン
ベアl】に設けたチャック装置30に対して被転写体B
を移送するための回動構造50、Y軸移送構造51、X
軸移送構造52及び反転構造53を具えて成るものであ
る。尚ここで一成用θ1とは、被転写体Bを転写槽10
内に浸けて転写膜Fがらの転写を行なう際に、水平面に
対して被転写体Bが進行する方向の傾きをいう。またY
軸とは水平面上において前記回動軸38方向の成分をい
い、Y軸とは水平面上において前記チェーンの進行方向
の成分をいい、Z軸とは高さ方向をいうものと定義する
。ます回動構造50について説明する。連絡コンベア4
を挟んで液圧転写装置2の反対側には、転写コンベア1
1における回動軸38を軸とする二本の回動アーム54
が設けられ、この回動アーム54には回動シリンダ55
のシリンダロッド55aが接続する。回動構造50はこ
のような構造を有するものであって、回動シリンダ55
の伸縮にまり回動アーム54が回動してこの時点で実質
的に被転写体Bの一成用θ1が設定される。尚、このよ
うな−成用θlの設定は、まず転写コンベア11に一成
用θ1の設定指令がなされ1回動アーム54はこの転写
コンベア11の傾きにならうように回動するようにして
もよい。また尚1回動操作にあたっては、第6図に示す
ように回動シリンダ550代りに回動アーム54の端部
にワイヤWを接続して、このワイヤWを引き揚げるよう
にしてもよい。また、本実施例では被転写体Bの一成用
θ1は、実質的に自動供給装置6における回動構造50
が回動することによりその時点でほぼ定まるようにした
が、二次角θ2同様、転写コンベア11側に治具Pが保
持された後に一成用θ、が決定されるようにしてもよい
。即ちこのようにする場合には、被転写体Bの傾斜角調
節構造たる一次角の設定機構を被転写体保持装置25に
設けるのである。因みにこのようにすれば前記二次角θ
2の変更とともに、水面下での被転写体Bの一成用θ1
を変更でき、被転写体Bが比較的複雑な形状の場合でも
、被転写体Bと転写膜Fとの間の空気抜きに寄与したり
、被転写体Bの揺動効果による奇麗な転写を行なうこと
ができる。また二次角θ2同様、個々の被転写体保持装
置25について一次角を設定できるようにしておけば、
被転写体Bの種類を変える場合のライン切り換え時には
転写コンベア11自体の傾斜角を変える必要がないため
迅速な切り替えが行なえるとともに、更には一成用θ、
を変える必要がある多種類の被転写体Bを一台の液圧転
写装置2で転写することができる。またこのような思想
は一成用θ、及び二次角θ2だけでなく1例えば第8図
に示すように2軸方向を軸とする被転写体Bの水平面で
の回転角(以下水平回転角θ3という)にも適用できる
。即ち従来の液圧転写装置2では成用θ1と二次角θ2
との設定により被転写体Bと転写膜Fとの間に空気が溜
まらないようにしていたが、例えば被転写体Bの横方向
に寸法が大きいため転写槽10に入りきらない場合には
、被転写体Bを水平面上で回転させる必要もありこのよ
うな場合に被転写体Bの傾斜角調節構造により水平回転
角θ3を設定する必要があるのである。また水中で水平
回転角θ3を変更することにより、前記−成用θ、と二
次角θ2の水中での変更同様、より奇麗な転写を行なう
ことができる。尚、被転写体Bの一成用θ1.二成用θ
2及び水平回転角θ3を合わせた被転写体Bの総合的な
傾きを被転写体Bの傾斜角θと定義する。このような被
転写体Bの傾斜角θの決定には、ユニバーサルジヨイン
ト等を適用して一成用θ6、二次角θ2及び水平回転角
θ3を一度に設定できる機構としてもよい。次にY軸移
送構造51について説明すると、二本の回動アーム54
には、それぞれ下部にレール部54aが形成され、この
レール部54aには摺動自在にスライド板58が設けら
れる。そしてこのスライド板58の中央上部には二つの
雌ネジブロック59が形成され、モータM3を具えたス
クリューシャフト60がこの雌ネジブロック59と螺合
して設けられ、一方スライド板58の下面側には二本の
保持ブロック61が固定され、この保持ブロック61に
対して前記回動アーム54と直交するようにスライドシ
ャフト56が摺動自在に設けられる。Y軸移送構造51
はこのような構造を有するものであって モータM3を
駆動することによりスライドシャフト56が回動アーム
54におけるレール部54a上をY軸方向に移動できる
のである。次にX軸移送構造52について説明する。ま
ず保持ブロック61の中央にはスライドシャフト56と
平行してスクリューシャフト62が設けられ、このスク
リューシャフト62には、内側にスクリューシャフト6
2と螺合する雌ネジが形成されるスライド従動ギア63
が設けられ、このスライド従動ギア63に対してモータ
M4の出力軸に設けたスライド駆動ギア64が噛み合う
。またスライドシャフト56及びスクリューシャフト6
2の一端部側には係止板65が設けられ、この係止板6
50両端部にスライドシャフト56の端部が固定され、
一方その中央にはスクリューシャフト62の端部が固定
して接続される。X軸移送構造52はこのような構造を
有するものであって、モータM4の駆動によるスライド
従動ギア630回転によりスクリューシャフト62がス
ライドすることにより、これに伴ってスライドシャフト
56がX軸方向に移動できるのである。
次に反転構造53について説明すると、前記係止板65
には雄ネジ部67が形成され、この雄ネジ部67に対し
て把持装置49が回転自在に保持される。この把持装置
49は、丁字形をした回転板68の一方の面の各端部に
エアーチャック方式の把持具69を具え、他方の面には
、内側にベアリング70を具えた反転従動ギア71を固
定して成り、反転従動ギア71が係止板65側を向くよ
うにして前記雄ネジ部67に対して回転自在に設けられ
るのである。また反転従動ギア71にはモータM6の出
力軸に設けた反転駆動ギア72が噛み合う0反転構造5
3は以上のような構造を有するものであって、モータM
6の駆動により反転従動ギア71を回転させ、これに伴
い把持装置49全体を反転することができるのである。
尚、把持具69による治具Pの把持状態は、第7図に示
すように三つの把持具69で治具Pの側部をチャックす
るようにする。また反転構造53は、自動供給装置6に
設ける他に、供給コンベア3上に設けるようにしてもよ
い。
以上は自動供給装置6についての説明であるが、自動排
出装置7は、いわば自動供給装置6と反対の操作を行な
うものであり、その構造については自動供給装置6と同
様であるのでその説明については省略する。
本発明たる液圧転写方法並びに装置は以上の通りであっ
て、以下液圧転写ライン1における被転写体Bの流れに
ついて説明する。まず第7図に示すように、−例として
四つの被転写体Bが、板バネ状の係止具で治具Pの上側
に固定された状態で供給コンベア3上を移送される。治
具Pが位置決め板44bの位置にくると、治具Pはその
位置で一旦停止し、その間に回動アーム54が回動する
ことにより把持装置49が治具Pの側方に位置するよう
になる。この状態で把持具69で治具Pを掴んだ後、回
動アーム54が水平面から一成用θ1だけ上方へ回動し
て被転写体Bの一成用θ、を決定するとともに回転板6
8が反転して被転写体Bが治具Pの下側に固定される状
態となる。次にこのような状態で、スライド板58が回
動アーム54におけるレール部54a上をY軸に沿って
排出コンベア5側へ移動しながら転写コンベア11にお
けるチェーン20の進行スピードと同調するとともに、
スライドシャフト56がX軸に沿って液圧転写装置2側
へ移動する。そして、治具Pの一部が被転写体保持装置
25における受入れ部31内にチャッキングされ、同時
に把持具69の把持状態が解除されることにより、液圧
転写装置2への被転写体Bの供給がなされることとなる
。尚、チャッキング時及び排出の際のチャッキング解除
時には、回動フレーム29は治具Pの受入れ又は受渡し
のため水平状態になっている。また一つの治具Pが液圧
転写装置2へ移送された後は、自動供給装置6は次の治
具Pを移送するため供給コンベア3側へ戻り、上述の操
作を繰り返す。尚、次の治具Pが被転写体保持装置25
側にチャッキングされるタイミングは チャッキングの
際の揺れにより転写のずれを生じないように、前の被転
写体Bが水中に没入した後とする。また被転写体保持装
置25に保持された治具Pが転写コンベア11における
下降部23を下降する途中では、モータM、の駆動によ
る回動フレーム290回動により二次角θ2が決定され
る。更にこの下降途中では、案内ローラ27aが案内レ
ール40に案内されることにより治具Pが転写槽10の
ほぼ中央に位置するようになる。一方、液圧転写装置2
では転写膜供給装置12から転写膜Fが水面上に供給さ
れ、転写膜Fが水を吸収して軟化膨潤し四方に延展する
。転写膜Fを構成するインクの粘着性と水溶性フィルム
の延展塵が適当となった頃、水面上方から治具Pに取り
付けられた被転写体Bが転写膜Fを押し下げるように水
没し。
その際水圧により転写膜Fのインクが被転写体Pの凹凸
に従って密着し被膜状に覆うようになる。このようにし
て転写が行なわれた後、治具Pに取り付けられた被転写
体Bは転写コンベア11における上昇部24に到り、自
動排出装置7によって前記自動供給装置6とほぼ逆の作
業で排出コンベア5側へ移送される。尚、被転写体Bは
その後排出コンベア5により乾燥工程、トップコート等
の仕上げ塗装工程、乾燥工程を経て製品となる。
以上の実施例では、自動供給装置6又は自動排出装置7
は1回動構造50、Y軸移送構造51、X軸移送構造5
2及び反転構造53がら構成され、特にZ軸方向は回動
構造50の回動操作により決定されるものであるが、第
9図に示すようにX軸移送構造たるX軸スライドユニッ
ト73.Y軸移送構造たるX軸スライドユニット74.
2軸移送構造たる2軸スライドユニツト75及び反転構
造53を組み合わせて成るX、Y、Y軸をすべて直交座
標形とする三次元ロボットタイプの自動移送装置76と
することもできる。この自動移送装置76はY軸方向に
スライドできるようになっていて、液圧転写装置2に対
する被転写体Bの自動供給と自動排出とを、この一つの
自動移送装置76により行なうようにしたものである。
尚、本発明では このように−台の装置が被転写体Bの
自動供給と自動排出とを行なう場合を含むものである。
(発明の効果) 本発明では、被転写体の一部または全部が液体に浸漬中
に被転写体の傾斜角を調節する方法をとるから、被転写
体Bの傾斜角の変化及びその際の揺動効果により奇麗な
転写が行なえるため、従来転写がうまく行なえなかった
形状の被転写体にも奇麗な転写が可能となり、この種の
曲面印刷の対象範囲を広げることができた。
また本発明の液圧転写装置では、被転写体保持装置25
に被転写体Bの傾斜角調節構造が個々に設けられるから
、種類の異なる被転写体Bを同時に液圧転写装置2に流
すことができ、少量多品種に一対応した効率の良い印刷
作業が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の被転写体の自動移載装置を具えた液圧
転写装置を示す正面図、第2図は同上平面図、第3図は
被転写体保持装置に被転写体を搭載した治具を供給する
状態並びに供給コンベア上を流れてくる治具の前後方向
の位置決め手法を示す説明図、第4図は被転写体保持装
置の縦断側面図、第5図は自動供給装置におけるY軸移
送構造、X軸移送構造、反転構造を分解して示す斜視図
、第6図は回動アームの他の駆動機構を示す説明図、第
7図は被転写体を搭載した治具並びに把持装置による把
持位置を示す斜視図、第8図は被転写体の種々の方向の
傾斜角を示す骨格的斜視図5第9図は三次元ロボットタ
イプの自動移送装置を適用した液圧転写装置を示す斜視
図である。 1;液圧転写ライン 2;液圧転写装置 3;供給コンベア 4;連絡コンベア 5;排出コンベア 6;自動供給装置 7;自動排出装置 10・転写槽 11°転写コンベア 12;転写膜供給装置 12a;水循環路 13;循環ポンプ 14;温調槽 15;整流板 16°チエーン 17;気泡発生装置 18;送風装置 19a;テンションプーリ 19b;従動プーリ 19C;駆動プーリ 20;チェーン 23;下降部 24;上昇部 25;被転写体保持装置 26;スライド杆 27;支持フレーム 27a;案内ローラ 28;二次角調整機構 28a;ウオームホイール 28b;ウオームギア 29;回動フレーム 30;チャック装置 31;受入れ部 32;チャック保持部材 33;チャックフィンガ 34;チャック駆動杆 34a;雌ネジ部 35;出力軸 36;清掃装置 37;角度調節シリンダ 37a;角度調節スクリュー 38;回動軸 40;案内レール 41;原反ロール 42;溶剤タンク 43;送りローラ 44;光電管 44a;押し込みシリンダ 44b;位置決め板 45;静電気除去装置 49;把持装置 50;−成用設定構造 51;Y軸移送構造 52;X軸移送構造 53;反転構造 54;回動アーム 54a;レール部 55;回動シリンダ 55a;シリンダロッド 56;スライドシャフト 58;スライド板 59;雌ネジブロック 60;スクリューシャフト 61;保持ブロック 62;スクリューシャフト 63;スライド従動ギア 64;スライド駆動ギア 65;係止板 67;雄ネジ部 68;回転板 69;把持具 70;ベアリング 71;従動ギア 72;駆動ギア 73;X軸スライドユニット 74;X軸スライドユニット 75;z軸スライドユニット 76;自動移送装置 A;水 B;被転写体 F毒転写膜 M + 、M 2、M3、M 4. M 5 +モータ
P;治具 W;ワイヤ θ:傾斜角 O7;−成用 θ2;二次角 θ3;水平回転角 第6図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液面上に転写膜を浮べた転写槽に対して被転写体
    保持装置に保持された被転写体の一部または全部を浸漬
    し、液圧により前記転写膜のパターンを被転写体に転写
    する方法において、被転写体の一部または全部が液体に
    浸漬中に被転写体の傾斜角を調節することを特徴とする
    液圧転写方法。
  2. (2)液面上に転写膜を浮べた転写槽に対して被転写体
    保持装置に保持された被転写体の一部または全部を浸漬
    し、液圧により前記転写膜のパターンを被転写体に転写
    する装置において、前記被転写体保持装置には被転写体
    の傾斜角調節構造を設けたことを特徴とする液圧転写装
    置。
  3. (3)前記傾斜角調節構造は複数の被転写体保持装置に
    各々設けられ、且つ各傾斜角調節構造はそれぞれ独立し
    て作動することを特徴とする請求項2記載の液圧転写装
    置。
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