JPH04122647A - 液圧転写装置への被転写体の自動移載装置 - Google Patents

液圧転写装置への被転写体の自動移載装置

Info

Publication number
JPH04122647A
JPH04122647A JP24286990A JP24286990A JPH04122647A JP H04122647 A JPH04122647 A JP H04122647A JP 24286990 A JP24286990 A JP 24286990A JP 24286990 A JP24286990 A JP 24286990A JP H04122647 A JPH04122647 A JP H04122647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
automatic
transferred
conveyor
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24286990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2905934B2 (ja
Inventor
Koji Yamada
宏治 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIYUUBITSUKU KK
Original Assignee
KIYUUBITSUKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KIYUUBITSUKU KK filed Critical KIYUUBITSUKU KK
Priority to JP24286990A priority Critical patent/JP2905934B2/ja
Publication of JPH04122647A publication Critical patent/JPH04122647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2905934B2 publication Critical patent/JP2905934B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) 〈産業上の利用分野〉 本発明は液圧を利用して被転写体に所望のパターンを転
写する液圧転写装置に対し、被転写体を自動的に供給し
、あるいは液圧転写装置から被転写体を自動的に排出す
る構造に関する。
〈発明の背景〉 近年、三次曲面に印刷を行なう方法として。
いわゆる曲面印刷の技術が開発され、既にこの技術を適
用した自動車部品、室内装飾品等が珪場に出回っている
。ここてこの技術について簡単に説明すると、転写すべ
きパターンを予めE[刷した水溶性フィルムを用意し、
このフィルムを液体に浮べた状態とする一方、液面上方
から被転写体の形状によって決められた傾きで被転写体
の全部又は一部を液面下に押し下げ、水圧によりパター
ンを被転写体に密着させながら転写するというものであ
る。ところでこの技術を用いるにあたり、大量生産を目
的として、既に被転写体へのパターンの転写を自動化し
た印刷装置が開発されている(特開昭58−31754
号公報を参照)。しかし乍らこの印刷装置では、被転写
体を液面下に一定の角度で浸す必要があるため、被転写
体を一定角度傾けた状態で供給コンベアから移送する必
要がある。また逆に印刷装置から排出コンベアに被転写
体を移送する場合にも、被転写体を排出コンベアの傾き
に合わせて移送する必要がある。そのため通常の移送装
置をそのまま適用することはできず、印刷装置への被転
写体の供給と印刷装置からの被転写体の排出は自動化が
なされることなく未だ人手によるところが多いのが現状
であった。
〈開発を試みた技術的事項〉 本発明はこのような背景に鑑みなされたものであって、
被転写体の印刷装置への供給と被転写体の印刷装置から
の排出の自動化を図った液圧転写装置への被転写体の自
動移載装置の開発を試みたものである。
(発明の構成) 〈目的達成の手段〉 即ち本出願に係る第一の発明たる液圧転写装置への被転
写体の自動移載装置は、液面上に転写膜を浮べた転写槽
と、前記液面下に被転写体の一部または全部を一定の傾
きで下降浸漬する下降部及びその後被転写体を液面上に
上昇させる上昇部を有する転写コンベアとを具える液圧
転写装置に対して、前記下降部近傍に被転写体を供給す
るための供給コンベアを設け、一方前記上昇部近傍には
被転写体を次工程へ送るための排出コンベアを設けて成
る一連の液圧転写ラインにおいて、前記供給コンベアか
ら前記転写コンベアへ被転写体を移送する自動供給装置
または前記転写コンベアから前記排出コンベアへ被転写
体を移送する自動排出装置のいずれが一方又は双方を設
けたことを特徴として成るものである。
また本出願に係る第二の発明たる液圧転写装置への被転
写体の自動移載装置は、前記要件に加えて前記自動供給
装置または前記自動排出装置は、回動構造とY軸移送構
造とX軸移送構造とを具えて成ることを特徴として成る
ものである。
更に本出願に係る第三の発明たる液圧転写装置への被転
写体の自動移載装置は、前記要件に加えて前記自動供給
装置または前記自動排出装置は、Y軸移送構造とX軸移
送構造とZ軸移送構造とを具えて成ることを特徴として
成るものである。
更に本出願に係る第四の発明たる液圧転写装置への被転
写体の自動移載装置は、前記要件に加えて前記自動供給
装置または前記自動排出装置は、被転写体の反転構造を
具えて成ることを特徴として成るものである。
これら発明によって前記目的を達成しようとするもので
ある。
〈発明の作用〉 本発明では供給コンベア上の被転写体が移送装置に保持
され、回動動作、Y軸、Y軸、Z軸方向への移送動作に
まり液圧転写装置へ自動的に移送される。
また移送された被転写体は転写処理がなされたのち、再
び移送装置により保持され1回動動作、X軸、Y軸、Z
軸方向への移送動作により排出コンベア側に自動的に排
出される。
〈実施例〉 以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明する
。符号1は本発明を適用した液圧転写ラインであって、
このものは液圧転写装置2と、その側方に連続的に配置
される供給コンペア3、連絡コンベア4.排出コンベア
5と、連絡コンベア4の上方に設けられ液圧転写装置2
の側方に位置する自動供給装置6.自動排出装置7とを
具えて成る。ます液圧転写装置2について説明する。こ
のものは転写槽10と、その上方に位置する転写コンベ
ア11と、転写膜供給装置12とを具えて成る。転写槽
10の内部には一例として水Aを入れてあり、この水A
は転写槽10の外部に配設した水循環路12aに設けた
循環ポンプ13により1例えば第1.2図中左から右へ
向けて流動させられるとともに、水循環路12aの途中
に設けた温調槽14で水が加熱され、転写槽10内の水
Aが一定の温度、例えば約25〜30°Cに保たれる。
因みに転写槽10内の水を流動させる理由は、水面の転
写膜Fを被転写体とともに移動させることにより、転写
のずれをなくすためであり、また転写槽10内の水Aを
一定温度に保つ理由は、転写膜Fが水を吸収する際の膨
潤状態を良好なものとするためである。尚、液面の流動
を均一化するため転写槽10内には整流板15を設ける
とともに、水面の両端には転写膜Fの端部が転写槽10
の壁面に貼り付いて転写膜Fの流動が阻害されないよう
に、液面と同じ速度で進行するチェーン16を設ける。
ここで転写膜Fについて説明すると、このものはゼラチ
ン、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール等の
水溶性フィルムに対して、転写すべきパターンを構成す
るインクを印刷しであるものである。尚、水溶性フィル
ムには多色印刷をする関係上、塗膜は乾燥状態にする必
要があり、そのため転写膜Fの使用時には転写膜Fに活
性剤を作用させて粘着性を付与した状態で使用する。ま
た転写膜Fの受入れ側には水中に気泡発生装置17を設
け、更にその上方には転写膜Fに臨むように送風装置1
8を設ける。因みにこれらの装置は転写膜Fのしわを伸
ばすためのものである。即ち転写膜供給装置12から供
給される転写膜Fは水と接すると、そのベースである水
溶性フィルムが軟化、膨潤して四方に延展するが、その
院生じるしわを下から気泡で広げ、更に送風装置18が
ら風を送ってしわ伸ばすようにするのである。
次に転写コンベア11はテンションプーリ19a、従動
プーリ19b、駆動プーリ19cに対して両側にチェー
ン20を並行に張設して成るものである。尚、この転写
コンベア11のうち、チェーン20が水面に向がって進
行する部分、即ち従動プーリ19bと駆動プーリ19c
との間を下降部23と定義し、チェーン20が液面から
上方に向かって進行する部分、即ちテンションプーリ1
9aと駆動プーリ19cとの間を上昇部24と定義する
。このような転写コンベア11に対しては、被転写体保
持装置25が一定間隔毎に設けられる。この被転写体保
持装置25は、第3.4図に示すように転写コンベア1
1における両側のチェーン20の間に設けたスライド杆
26に対しスライド自在な支持フレーム27が設けられ
、更にこの支持フレーム27に対して被転写体Bの傾斜
角調節構造たる二次角調整機構28を介してL字状の回
動フレーム29が接続し、この回動フレーム29にチャ
ック装置30を設けたものである。まず二次角調整機構
28について説明する。この二次角調整機構28は、被
転写体Bを転写槽10内に浸けて転写膜Fからの転写を
行なう際に、被転写体Bの進行方向の左右の傾きである
二次角θ2を決定するためのものであって、このものは
支持フレーム27側に固定されるウオームホイール28
aと、回動フレーム29に固定されるモータM1の出力
軸に設けたウオームギア28bとが互いに噛み合うこと
により構成され、モータM、が駆動することにまり回動
フレーム29が支持フレーム27に対して左右に回動す
るようになっている。尚、二次角の設定には電気的に角
度を読み取る近接センサを適用するが、この他にも機械
的、光学的に読み取る方法をとってもよい。因みに被転
写体保持装置25に二次角調整機構28を設けることに
より、例えば被転写体Bが水面下にあるときでも被転写
体Bの二次角θ2を変更することができる。そのため被
転写体Bが比較的複雑な形状の場合でも、水中での二次
角θ2の変更により、被転写体Bと転写膜Fとの間の空
気を抜くことができるため奇麗な転写を行なうことがで
きる。また二次角調整機構28は個々の被転写体保持装
置25に設けられるから、個々の二次角調整機構28を
別々に操作できるようにしておけば、二次角θ2を変え
る必要がある多種類の被転写体Bを一台の液圧転写装置
2で転写することができる。またチャック装置30は、
自動供給装置6から供給される被転写体Bの取り付けら
れた治具Pの一部をチャッキングするためのものである
。このものは第3図に示すように、四カ所に7字状に切
り欠かれた受入れ部31を形成したチャック保持部材3
2に対し、各受入れ部31の外側に鉤状のチャックフィ
ンガ33を回動自在に取り付けて成る。またチャック保
持部材32の回りには、中央に雌ネジ部34aを形成し
、端部側が前記チャックフィンガ33の回動支点の下部
に回動自在に接続されるコの字状のチャック駆動杆34
が設けられ、−カチャック保持部材32の内側には雄ネ
ジを形成した出力軸35を有するモータM2が固定され
、このモータM2の出力軸35がチャック保持部材32
を貫いてチャック駆動杆34における雌ネジ部34aと
螺合する。因みにこのような構造をとることにより、モ
ータM2の駆動によりチャック駆動杆34をスライドさ
せ、チャックフィンガ33を回動させてチャック操作を
行なうのである。このような被転写体保持装置25の上
部には断面がチャンネル状の案内レール40が設けられ
、この案内レール40には支持フレーム27の上部に形
成する案内ローラ27aがスライド自在に支持される。
尚、この案内レール40は、第2図に示すように被転写
体Bの受は取り側と排出側とで、それぞれ自動供給装置
6、自動排出装置7側に屈曲し、被転写体Bの受は取り
と排出を容易にしている。また被転写体Bの大きさに応
じて被転写体Bが転写槽10の中央にくるように調整す
るため案内レール40の一部が屈曲自在となっている。
尚、チャック装置30は転写膜Fの残滓やそれに付着し
ているインク等により汚れるため、この汚れをとるため
の清掃装置36が設けられる。また転写コンベア11は
、被転写体Bの形状に応じて角度調節シリンダ37及び
角度調節スクリュー37aにより回動軸38を中心に下
降部23の角度を変更できるようになっているとともに
、転写コンベアll自体が上下前後に移動できるように
なっている。
次に転写膜供給装置12について説明するとこのものは
転写膜Fがロール状に巻回された原反ロール41と、転
写膜Fに印刷されたインク−を活性化するための活性化
溶剤を貯留する溶剤タンク42とを具えて成り、原反ロ
ール41から繰り出された転写膜Fが、途中溶剤タンク
42内の活性化溶剤で活性化されたのち、転写膜10内
へ連続供給されるように適宜送りローラ43が設けられ
るものである。尚、本実施例では転写膜Fを溶剤タンク
42内の活性化溶剤で活性化する方法をとるが、転写膜
Fが転写槽10内の水Aに着水後、浮遊中に転写膜Fに
溶剤または接着剤を散布するという方法や、転写膜Fを
構成する水溶性フィルムが完全に水に溶解し、転写パタ
ーンのインクが浮遊時に被転写体Bを水没させる方法を
とることもできる。以上のような構造を有する液圧転写
装置2の近傍には、供給コンベア3、連絡コンベア4及
び排出コンベア5が配置される。供給コンベア3は、被
転写体Bを治具Pの上側に取り付けた状態で液圧転写装
置2の側方へ搬送するためのものであって、その端部付
近には後述する自動供給装置6へ被転写体Bを移す際に
、被転写体Bを一時的に静止させて位置決めを行なうた
めに光電管44と押し込みシリンダ44a及び位置決め
板44bが設けられる。即ち光電管44は、被転写体B
を検知して一時的に供給コンベア3の進行を止めて位置
決めを行ない、また押し込みシリンダ44a及び位置決
め板44bは、被転写体Bの横方向から押し込みシリン
ダ44aにおけるロッドを被転写体Bに押し当てて、被
転写体Bを位置決め板44bに当接させることにより位
置決めをするものである。尚、これら位置決めのための
装置は、転写コンベア11の前後の移動にともない、そ
の分だけ移動できるようになっている。尚、供給コンベ
ア3の途中の上方には静電気除去装置45が設けられる
。また排出コンベア5は、逆に液圧転写装置2で転写処
理された被転写体Bを治具Pに取り付けたまま次工程へ
排出するためのものである。更に連絡コンベア4は、例
えば不良品の被転写体Bが供給コンベア3上に流れた場
合に、液圧転写装置2へ移送することなく、そのまま別
に設けた不良品排出経路へ流すために設けられるもので
ある。次に本発明の特徴的構成要素である自動供給装置
6及び自動排出装置7について説明する。自動供給装置
6は、第1.5図に示すように被転写体Bが取り付けら
れる治具Pの把持装置49を具え、この把持装置49の
向きを変えながら、しかも転写コンベア11に設けたチ
ャック装置30に対して被転写体Bを移送するための回
動構造50.Y軸移送構造51、X軸移送構造52及び
反転構造53を具えて成るものである。尚ここで一次角
θ、とは、被転写体Bを転写槽10内に浸けて転写膜F
からめ転写を行なう際に、水平面に対して被転写体Bが
進行する方向の傾きをいう。またX軸とは水平面上にお
いて前記回動軸38方向の成分をいい、Y軸とは水平面
上において前記チェーンの進行方向の成分をいい、Z軸
とは高さ方向をいうものと定義する。まず回動構造50
について説明する。連絡コンベア4を挟んで液圧転写装
置2の反対側には、転写コンベア11における回動軸3
8を軸とする二本の回動アーム54が設けられ、この回
動アーム54には回動シリンダ55のシリンダロッド5
5aが接続する。回動構造50はこのような構造を有す
るものであって、回動シリンダ55の伸縮にまり回動ア
ーム54が回動してこの時点で実質的に被転写体Bの一
次角θ、が設定される。尚、このような−次角θ1の設
定は、まず転写コンベア11に一次角θ1の設定指令が
なされ1回動アーム54はこの転写コンベア11の傾き
にならうように回動するようにしてもよい。また尚1回
動操作にあたっては、第6図に示すように回動シリンダ
55の代りに回動アーム54の端部にワイヤWを接続し
て、このワイヤWを引き揚げるようにしてもよい。また
、本実施例では被転写体Bの一次角θ、は、実質的に自
動供給装置6における回動構造50が回動することによ
りその時点でほぼ定まるようにしたが、二次角θ2同様
、転写コンベア11側に治具Pが保持された後に一次角
θ1が決定されるようにしてもよい。即ちこのようにす
る場合には、被転写体Bの傾斜角調節構造たる一次角の
設定機構を被転写体保持装置25に設けるのである。因
みにこのようにすれば前記二次角θ2の変更とともに、
水面下での被転写体Bの一次角θ1を変更でき、被転写
体Bが比較的複雑な形状の場合でも、被転写体Bと転写
膜Fとの間の空気抜きに寄与したり、被転写体Bの揺動
効果による奇麗な転写を行なうことかできる。また二次
角θ2同様、個々の被転写体保持装置25について一次
角を設定できるようにしておけば、被転写体Bの種類を
変える場合のライン切り換え時には転写コンベア11自
体の傾斜角を変える必要がないため迅速な切り替えが行
なえるとともに、更には一次角θ1を変える必要がある
多種類の被転写体Bを一台の液圧転写装置2で転写する
ことができる。
またこのような思想は一次角θ1及び二次角θ2だけで
なく、例えば第8図に示すようにZ軸方向を軸とする被
転写体Bの水平面での回転角(以下水平回転角θ3とい
う)にも適用できる。
即ち従来の液圧転写装置2では、−次角θ、と二次角θ
2との設定により被転写体Bと転写膜Fとの間に空気が
溜まらないようにしていたが、例えば被転写体Bの横方
向に寸法が大きいため転写槽10に入りきらない場合に
は、被転写体Bを水平面上で回転させる必要もあり、こ
のような場合に被転写体Bの傾斜角調節構造により水平
回転角θ3を設定する必要があるのである。
また水中で水平回転角θ3を変更することにより、前記
−成用θ1と二次角θ2の水中での変更同様、より奇麗
な転写を行なうことができる。
尚、被転写体Bの一成用θ0.二次角θ2及び水平回転
角θ3を合わせた被転写体Bの総合的な傾きを被転写体
Bの傾斜角θと定義する。このような被転写体Bの傾斜
角θの決定には、ユニバーサルジヨイント等を適用して
一成用θ1、二次角θ2及び水平回転角θ3を一度に設
定できる機構としてもよい。次にY軸移送構造51につ
いて説明すると、二本の回動アーム54にはそれぞれ下
部にレール部54aが形成され、このレール部54aに
は摺動自在にスライド板58が設けられる。そしてこの
スライド板58の中央上部には二つの雌ネジブロック5
9が形成され、モータM3を具えたスクリューシャフト
60がこの雌ネジブロック59と螺合して設けられ、一
方スライド板58の下面側には二本の保持ブロック61
が固定され、この保持ブロック61に対して前記回動ア
ーム54と直交するようにスライドシャフト56が摺動
自在に設けられる。Y軸移送構造51はこのような構造
を有するものであって、モータM:、を駆動することに
よりスライドシャフト56が回動アーム54におけるレ
ール部54a上をX軸方向に移動できるのである。次に
X軸移送構造52について説明する。まず保持ブロック
61の中央にはスライドシャフト56と平行してスクリ
ューシャフト62が設けられ、このスクリューシャフト
62には、内側にスクリューシャフト62と螺合する雌
ネジが形成されるスライド従動ギア63が設けられ、こ
のスライド従動ギア63に対してモータM4の出力軸に
設けたスライド駆動ギア64が噛み合う。またスライド
シャフト56及びスクリューシャフト62の一端部側に
は係止板65が設けられ、この係止板65の両端部にス
ライドシャフト56の端部が固定され、一方その中央に
はスクリューシャフト62の端部が固定して接続される
。X軸移送構造52はこのような構造を有するものであ
って、モータM4の駆動によるスライド従動ギア630
回転によりスクリューシャフト62がスライドすること
により、これに伴ってスライドシャフト56がX軸方向
に移動できるのである。次に反転構造53について説明
すると、前記係止板65には雄ネジ部67が形成され、
この雄ネジ部67に対して把持装置49が回転自在に保
持される。この把持装置49は、1字形をした回転板6
8の一方の面の各端部にエアーチャック方式の把持具6
9を具え、他方の面には、内側にベアリング70を具え
た反転従動ギア71を固定して成り5反転従動ギア71
が係止板65側を向くようにして前記雄ネジ部67に対
して回転自在に設けられるのである。また反転従動ギア
71にはモータM5の出力軸に設けた反転駆動ギア72
が噛み合う。反転構造53は以上のような構造を有する
ものであって、モータM5の駆動により反転従動ギア7
1を回転させ、これに伴い把持装置49全体を反転する
ことができるのである。尚1把持具69による治具Pの
把持状態は、第7図に示すように三つの把持具69で治
具Pの側部をチャックするようにする。
また反転構造53は、自動供給装置6に設ける他に、供
給コンベア3上に設けるようにしてもよい。
以上は自動供給装置6についての説明であるが、自動排
出装置7は、いわば自動供給装置6と反対の操作を行な
うものであり、その構造については自動供給装置6と同
様であるのでその説明については省略する。
本発明たる液圧転写装置への被転写体の自動移載装置は
以上のような構造を有するものであって、以下液圧転写
ライン1における被転写体Bの流れについて説明する。
まず第7図に示すように、−例として四つの被転写体B
が、板バネ状の係止具で治具Pの上側に固定された状態
で供給コンベア3上を移送される。治具Pが位置決め板
44bの位置にくると、治具Pはその位置で一旦停止し
、その間に回動アーム54が回動することにより把持装
置49が治具Pの側方に位置するようになる。この状態
で把持具69て治具Pを掴んだ後、回動アーム54が水
平面から一成用θ1だけ上方へ回動して被転写体Bの一
成用θ、を決定するとともに、回転板68が反転して被
転写体Bが治具Pの下側に固定される状態となる。次に
このような状態で、スライド板58が回動アーム54に
おけるレール部54a上をY軸に沿って排出コンベア5
側へ移動しながら転写コンベア11におけるチェーン2
0の進行スピードと同調するとともに、スライドシャフ
ト56がY軸に沿って液圧転写装置2側へ移動する。そ
して 治具Pの一部が被転写体保持装置25における受
入れ部31内にチャッキングされ、同時に把持具69の
把持状態が解除されることにより、液圧転写装置2への
被転写体Bの供給がなされることとなる。尚チャッキン
グ時及び排出の際のチャッキング解除時には、回動フレ
ーム29は治具Pの受入れのため水平状態になっている
。また一つの治具Pが液圧転写装置2へ移送された後は
、自動供給装置6は次の治具Pを移送するため供給コン
ベア3側へ戻り、上述の操作を繰り返す。尚。
次の治具Pが被転写体保持装置25側にチャッキングさ
れるタイミングは チャッキングの際の揺れにより転写
のずれを生じないように、前の被転写体Bが水中に没入
した後とする。また被転写体保持装置25に保持された
治具Pが転写コンベア11における下降部23を下降す
る途中では、モータM1の駆動による回動フし−ム29
の回動により二次角θ2が決定される。
更にこの下降途中では、案内ローラ27aが案内し−ル
40に案内されることにより治具Pが転写槽10のほぼ
中央に位置するようになる。
一方、液圧転写装置2では転写膜供給装置12から転写
膜Fが水面上に供給され、転写膜Fが水を吸収して軟化
膨潤し、四方に延展する。転写膜Fを構成するインクの
粘着性と水溶性フィルムの延展度が適当となった頃、水
面上方から治具Pに取り付けられた被転写体Bが転写膜
Fを押し下げるように水没し、その際水圧により転写膜
Fのインクが被転写体Pの凹凸に従って密着し被膜状に
覆うようになる。このようにして転写が行なわれた後、
治具Pに取り付けられた被転写体Bは転写コンベア11
における上昇部24に到り、自動排出装置7によって前
記自動供給装置6とほぼ逆の作業で排出コンベア5側へ
移送される。尚、被転写体Bはその後排出コンベア5に
より乾燥工程、トップコート等の仕上げ塗装工程、乾燥
工程を経て製品となる。
以上の実施例では、自動供給装置6又は自動排出装置7
は、回動構造50、Y軸移送構造51、X軸移送構造5
2及び反転構造53から構成され、特にZ軸方向は回動
構造50の回動操作により決定されるものであるが、第
9図に示すようにX軸移送構造たるX軸スライドユニッ
ト73、Y軸移送構造たるX軸スライドユニット74.
Z軸移送構造たる2軸スライドユニツト75及び反転構
造53を組み合わせて成るX、Y、Y軸をすべて直交座
標形とする三次元ロボットタイプの自動移送装置76と
することもてきる。この自動移送装置76はY軸方向に
スライドできるようになっていて、液圧転写装置2に対
する被転写体Bの自動供給と自動排出とを、この一つの
自動移送装置76により行なうようにしたものである。
尚5本発明では、このように−台の装置が被転写体Bの
自動供給と自動排出とを行なう場合を含むものである。
(発明の効果) 本発明では、従来手作業によって行なわれていた供給コ
ンベア3から液圧転写装置2への被転写体Bの移送及び
液圧転写装置2から排出コンベア5への移送を自動化し
たから、人件費の削減による製品のコストダウンや製品
の効率的な生産を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の被転写体の自動移載装置を具えだ液圧
転写装置を示す正面図、第2図は同上平面図、第3図は
被転写体保持装置に被転写体を搭載した治具を供給する
状態並びに供給コンベア上を流れてくる治具の前後方向
の位置決め手法を示す説明図、第4図は被転写体保持装
置の縦断側面図、第5図は自動供給装置におけるY軸移
送構造、X軸移送構造、反転構造を分解して示す斜視図
、第6図は回動アームの他の駆動機構を示す説明図、第
7図は被転写体を搭載した治具並びに把持装置による把
持位置を示す斜視図、第8図は被転写体の種々の方向の
傾斜角を示す骨格的斜視図、第9図は三次元ロボットタ
イプの自動移送装置を適用した液圧転写装置を示す斜視
図である。 液圧転写ライン 液圧転写装置 供給コンベア 連絡コンベア 排出コンベア 自動供給装置 自動排出装置 転写槽 転写コンベア 12;転写膜供給装置 12a;水循環路 13;循環ポンプ 14・温調槽 15;整流板 16・チェーン 17;気泡発生装置 18;送風装置 19a;テンションプーリ 19b;従動プーリ 19C;駆動プーリ 20・チェーン 23;下降部 24;上昇部 25;被転写体保持装置 26・スライド杆 27;支持フレーム 27a;案内ローラ 28;二次角調整機構 28a;ウオームホイール 28b;ウオームギア 29;回動フレーム 30、チャック装置 31;受入れ部 32;チャック保持部材 33;チャックフィンガ 34;チャック駆動杆 34a;雌ネジ部 35;出力軸 36;清掃装置 37;角度調節シリンダ 37a;角度調節スクリュー 38;回動軸 40・案内レール 41;原反ロール 42;溶剤タンク 43・送りローラ 44・光電管 44a;押し込みシリンダ 44b;位置決め板 45;静電気除去装置 49;把持装置 50;−成用設定構造 51;Y軸移送構造 52;X軸移送構造 53;反転構造 54;回動アーム 54a;レール部 55;回動シリンダ 55a;シリンダロッド 56・スライドシャフト 58・スライド板 59;雌ネジブロック 60・スクリューシャフト 61・保持ブロック 62・スクリューシャフト 63・スライド従動ギア 64・スライド駆動ギア 65;係止板 67;雄ネジ部 68;回転板 69;把持具 70;ベアリング 71:従動ギア 72;駆動ギア 73;X軸スライドユニット 74;X軸スライドユニット 75;X軸スライドユニット 76;自動移送装置 A;水 B;被転写体 F;転写膜 M 1. M 2、M3.M4、M 5 +モータP;
治具 W;ワイヤ 0;傾斜角 θ、;−次角 0成用二次角 θ3;水平回転角 第6図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液面上に転写膜を浮べた転写槽と、前記液面下に
    被転写体の一部または全部を一定の傾きで下降浸漬する
    下降部及びその後被転写体を液面上に上昇させる上昇部
    を有する転写コンベアとを具える液圧転写装置に対して
    、前記下降部近傍に被転写体を供給するための供給コン
    ベアを設け、一方前記上昇部近傍には被転写体を次工程
    へ送るための排出コンベアを設けて成る一連の液圧転写
    ラインにおいて、前記供給コンベアから前記転写コンベ
    アへ被転写体を移送する自動供給装置または前記転写コ
    ンベアから前記排出コンベアへ被転写体を移送する自動
    排出装置のいずれか一方又は双方を設けたことを特徴と
    する液圧転写装置への被転写体の自動移載装置。
  2. (2)前記自動供給装置または前記自動排出装置は、回
    動構造とY軸移送構造とX軸移送構造とを具えて成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の液圧転写装置への被転写
    体の自動移載装置。
  3. (3)前記自動供給装置または前記自動排出装置は、Y
    軸移送構造とX軸移送構造とZ軸移送構造とを具えて成
    ることを特徴とする請求項1記載の液圧転写装置への被
    転写体の自動移載装置。
  4. (4)前記自動供給装置または前記自動排出装置は、被
    転写体の反転構造を具えて成ることを特徴とする請求項
    1記載の液圧転写装置への被転写体の自動移載装置。
JP24286990A 1990-09-13 1990-09-13 液圧転写装置への被転写体の自動移載装置 Expired - Fee Related JP2905934B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24286990A JP2905934B2 (ja) 1990-09-13 1990-09-13 液圧転写装置への被転写体の自動移載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24286990A JP2905934B2 (ja) 1990-09-13 1990-09-13 液圧転写装置への被転写体の自動移載装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04122647A true JPH04122647A (ja) 1992-04-23
JP2905934B2 JP2905934B2 (ja) 1999-06-14

Family

ID=17095455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24286990A Expired - Fee Related JP2905934B2 (ja) 1990-09-13 1990-09-13 液圧転写装置への被転写体の自動移載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2905934B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100431967B1 (ko) * 2001-04-30 2004-05-17 주식회사 한국큐빅 지그 조립체 및 이를 사용한 수압전사방법
CN103171271A (zh) * 2013-03-18 2013-06-26 智机科技(深圳)有限公司 自动水转印贴膜设备
CN111591021A (zh) * 2020-06-12 2020-08-28 广东易轩宇环保科技有限公司 一种可调角度的循环输送架、水转印设备及其工艺
JP2020138340A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 株式会社タイカ 液圧転写装置 並びに液圧転写用治具装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101303296B1 (ko) * 2011-08-29 2013-09-03 주식회사 화진 수압전사방법 및 수압전사 자동화시스템

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100431967B1 (ko) * 2001-04-30 2004-05-17 주식회사 한국큐빅 지그 조립체 및 이를 사용한 수압전사방법
CN103171271A (zh) * 2013-03-18 2013-06-26 智机科技(深圳)有限公司 自动水转印贴膜设备
JP2020138340A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 株式会社タイカ 液圧転写装置 並びに液圧転写用治具装置
CN111591021A (zh) * 2020-06-12 2020-08-28 广东易轩宇环保科技有限公司 一种可调角度的循环输送架、水转印设备及其工艺
CN111591021B (zh) * 2020-06-12 2024-09-17 广东易轩宇环保科技有限公司 一种可调角度的循环输送架、水转印设备及其工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP2905934B2 (ja) 1999-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4436571A (en) Printing apparatus
EP0492351B1 (en) Printing screen and method and apparatus for its manufacture
CN106827845A (zh) 一种3d曲面玻璃图案的印刷方法及装置
KR101303296B1 (ko) 수압전사방법 및 수압전사 자동화시스템
US6221171B1 (en) Method and apparatus for conveying a workpiece
KR101618810B1 (ko) 패널 양면 코팅 장치
KR20030062222A (ko) 웨이퍼 엣지 연마시스템
JPH04122647A (ja) 液圧転写装置への被転写体の自動移載装置
JPH0568923A (ja) コーテイング装置
US6070636A (en) Apparatus for applying a decoration to at least one article
JP3010238B2 (ja) 液圧転写方法並びにその装置
US7141134B2 (en) Method and apparatus for automatically transferring pattern to surface of steering wheel
US6528425B1 (en) Method and apparatus for processing substrate surface with striped ridge patterns
CN114178949B (zh) 研磨机器人装置
JPH08216073A (ja) ワーク搬入・搬出作業用ロボット
JPH0530592B2 (ja)
JP3295142B2 (ja) 水圧転写装置
JP2782498B2 (ja) 銅電解用母板の自動研磨装置
JPS6082512A (ja) 自動洗浄装置の板状ワ−ク保持搬送方法及び装置
KR19980033910A (ko) 브라운관용 패널의 연마장치 및 그 방법
JPH01264984A (ja) タイル裏面仕上機
JPH0880476A (ja) 角型基板洗浄装置
JP2001187356A (ja) 管状体表面への塗布膜形成装置とその塗布膜形成方法
JP2000281385A (ja) ガラスびんの表面処理装置
JP2004255551A (ja) 加工機における搬送方法、及び、加工機用の搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080402

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees