JP2001187356A - 管状体表面への塗布膜形成装置とその塗布膜形成方法 - Google Patents

管状体表面への塗布膜形成装置とその塗布膜形成方法

Info

Publication number
JP2001187356A
JP2001187356A JP37518199A JP37518199A JP2001187356A JP 2001187356 A JP2001187356 A JP 2001187356A JP 37518199 A JP37518199 A JP 37518199A JP 37518199 A JP37518199 A JP 37518199A JP 2001187356 A JP2001187356 A JP 2001187356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
roll
work
work roll
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37518199A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Sakai
良幸 酒井
Mitsuhiro Ide
光廣 井出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP37518199A priority Critical patent/JP2001187356A/ja
Publication of JP2001187356A publication Critical patent/JP2001187356A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、塗布対象となる管状体のワークロー
ルに塗布される塗布膜の厚さの精度の向上と生産性の向
上を図ることができる管状体表面への塗布膜形成装置と
その塗布膜形成方法を提供することを最も主要な特徴と
する。 【解決手段】ワークロール2を塗工位置に搬送するイン
デックステーブル3と、塗工ユニット4のコーティング
ロール16を待機位置と、塗工位置のワークロール2に
接近させ、コーティングロール16の表面の塗布液をワ
ークロール2に塗布してワークロール2の表面に塗布膜
42を形成する作業位置とに移動させ、かつワークロー
ル2に塗布された塗布液の糸引き現象を防止できる程度
の高速度でコーティングロール16を瞬時にワークロー
ル2から引き離して離脱位置方向に移動させる塗工ユニ
ット4の移動機構5とを設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管状体表面に精密
な塗布膜を連続的に形成させる管状体表面への塗布膜形
成装置とその塗布膜形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばレーザープリンターのド
ラムなどの管状体の表面に感光体材料の塗布膜を塗布す
る管状体表面への塗布膜形成装置として例えば、特開平
3−21373号公報に示されている装置がある。ここ
では、感光液の塗布対象となるドラムなどの管状体を縦
に配置した状態で、この管状体を取り囲んで配置される
塗布ヘッドが設けられている。そして、管状体に感光液
を塗布する作業時には塗布ヘッドから管状体側に感光液
を流出させている状態で、管状体を引き上げることによ
り、管状体の外周面全体に感光液を塗布するようになっ
ている。
【0003】また、水槽内に収容された感光液中に感光
液の塗布対象となるドラムなどの管状体を浸漬させたの
ち、この管状体を感光液中から取出すことにより管状体
の外周面全体に感光液を塗布する浸漬塗布方式もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−21373号公報に示されている装置では感光液の
塗布対象となるドラムなどの管状体を縦に配置した状態
でセットする構成になっているので、管状体の表面に塗
布された感光液が下方向に垂れ落ち易い問題がある。そ
のため、管状体の表面全体に塗布膜を均一に塗布させる
ことが難しいので、管状体の外周面に塗布された塗布膜
の厚さなどを高精度に管理することが難しい問題があ
る。
【0005】また、浸漬塗布方式によってレーザープリ
ンターのドラムのような管状体の表面に感光液の塗布膜
を塗布する場合には管状体の外周面に塗布された塗布膜
の厚さなどを高精度に管理することが難しいうえ、生産
性にも問題がある。
【0006】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、特にレーザープリンタ用ドラムなどの
塗布対象となる管状体のワークロールに塗布される塗布
膜の厚さの精度の向上と生産性の向上を図ることができ
る管状体表面への塗布膜形成装置とその塗布膜形成方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、管状
体のワークロールを略水平方向に延設された回転中心線
を中心に回転可能に支持するワークロール支持部と、こ
のワークロール支持部で支持された前記ワークロールを
所定の方向に回転駆動する駆動手段と、前記ワークロー
ルを塗布膜の塗布作業を行う所定の塗工位置に搬送する
搬送手段とを備えたワークロール供給手段と、このワー
クロール供給手段で前記塗工位置に供給される前記ワー
クロールに対して前記ワークロールの回転方向と同方向
に回転駆動された状態で接離可能に接近する方向に移動
されるコーティングロールと、このコーティングロール
と同方向に回転駆動される状態で前記コーティングロー
ルに接近する方向に移動されるメタリングロールと、前
記ワークロールの表面に塗布する塗布液を前記コーティ
ングロールに供給する塗布液供給手段とを備えた塗工ユ
ニットと、前記コーティングロールを前記ワークロール
の塗工位置から離れた待機位置と、前記塗工位置の前記
ワークロールに接近させ、前記コーティングロールの表
面の塗布液を前記ワークロールに塗布して前記ワークロ
ールの表面に塗布膜を形成する作業位置とに移動させ、
かつ前記ワークロールに塗布された塗布液の糸引き現象
を防止できる程度の高速度で前記コーティングロールを
瞬時に前記ワークロールから引き離して前記作業位置か
ら外れた離脱位置方向に移動させる前記塗工ユニットの
移動機構とを具備したことを特徴とする管状体表面への
塗布膜形成装置である。
【0008】そして、本請求項1の発明では、管状体表
面への塗布膜形成作業時にはワークロール供給手段のワ
ークロール支持部で略水平方向に延設された回転中心線
を中心に回転可能に支持された管状体のワークロールを
所定の方向に回転駆動させた状態で、塗布膜の塗布作業
を行う所定の塗工位置に搬送する。さらに、ワークロー
ルの回転方向と同方向に回転駆動されるコーティングロ
ールが塗工位置から離れた待機位置に保持されている状
態で、塗布液供給手段からコーティングロールに塗布液
を供給する。このとき、コーティングロールの表面の塗
布液をコーティングロールの回転にともないコーティン
グロールとメタリングロールとの間の隙間に通すことに
より、コーティングロールの表面に塗布されている塗布
液の量を調整する。その後、コーティングロールを塗工
位置のワークロール方向に移動させ、ワークロールの回
転方向と同方向に回転しているコーティングロールをワ
ークロールに接近させることにより、コーティングロー
ルの表面の塗布液をワークロールに塗布してワークロー
ルの表面全体に塗布膜を形成する。さらに、塗布膜の形
成後、ワークロールに塗布された塗布液の糸引き現象を
防止できる程度の高速度でコーティングロールを瞬時に
ワークロールから引き離して作業位置から外れた離脱位
置方向に移動させるようにしたものである。
【0009】請求項2の発明は、前記ワークロール供給
手段は、複数のワークロール支持部と、各ワークロール
支持部で支持された前記ワークロールをそれぞれ所定の
方向に回転駆動する駆動手段と、前記塗布作業位置での
前記ワークロールへの塗布作業の進行状況に応じて塗布
作業済の前記ワークロールと塗布作業前の前記ワークロ
ールとを順次、入れ替える状態で、前記ワークロールを
前記塗布作業位置に搬送する搬送手段とを備えたインデ
ックステーブルであることを特徴とする請求項1に記載
の管状体表面への塗布膜形成装置である。
【0010】そして、本請求項2の発明では、請求項1
のワークロール供給手段を複数のワークロールを保持す
るインデックステーブルによって形成し、塗布作業位置
でのワークロールへの塗布作業の進行状況に応じて塗布
作業済のワークロールと塗布作業前のワークロールとを
順次、入れ替える状態で、ワークロールを塗布作業位置
に搬送するようにしたものである。
【0011】請求項3の発明は、前記塗工ユニットは、
前記コーティングロールの下面側に前記塗布液供給手段
が配置され、かつ前記塗布液供給手段から前記コーティ
ングロールの表面に供給された塗布液の移動方向で、前
記塗工位置と前記塗布液供給手段との間の任意の位置に
前記メタリングロールが配置されていることを特徴とす
る請求項1に記載の管状体表面への塗布膜形成装置であ
る。
【0012】そして、本請求項3の発明では、請求項1
の塗工ユニットの動作時にはコーティングロールがワー
クロールの回転方向と同方向に回転駆動される。このと
き、コーティングロールの下面側の塗布液供給手段から
コーティングロールの表面に塗布液が供給される。そし
て、コーティングロールの表面の塗布液はコーティング
ロールの回転にともないメタリングロールとコーティン
グロールとの間の隙間を通る際に適宜の量に絞られた状
態で、塗工位置に供給されるようにしたものである。
【0013】請求項4の発明は、前記塗工ユニットは、
前記コーティングロールと前記メタリングロールとの間
の隙間を調整して前記塗工位置に供給される前記塗布液
の供給量を調整する供給液量調整手段を有することを特
徴とする請求項1に記載の管状体表面への塗布膜形成装
置である。
【0014】そして、本請求項4の発明では、請求項1
の塗工ユニットの動作時には供給液量調整手段によって
コーティングロールとメタリングロールとの間の隙間を
調整して塗工位置に供給される塗布液の供給量を調整す
るようにしたものである。
【0015】請求項5の発明は、前記塗工ユニットの移
動機構は、前記コーティングロールを前記塗工位置の下
方に配置された待機位置から前記作業位置まで移動させ
る状態で前記塗工ユニットを上昇させる上昇駆動手段
と、前記作業位置の前記コーティングロールを前記ワー
クロールから引き離す方向に前記ワークロールに塗布さ
れた塗布液の糸引き現象を防止できる4G以上の加速度
程度の高速度で横方向および下方向の少なくとも一方に
移動させる離脱方向駆動手段とを備えていることを特徴
とする請求項3に記載の管状体表面への塗布膜形成装置
である。
【0016】そして、本請求項5の発明では、請求項3
の塗工ユニットの移動機構の動作時には上昇駆動手段に
よってコーティングロールを塗工位置の下方の待機位置
から作業位置まで移動させる状態で塗工ユニットを上昇
させる。また、作業位置のコーティングロールをワーク
ロールから引き離す方向に移動させる場合には離脱方向
駆動手段によってワークロールから横方向および下方向
の少なくとも一方向にワークロールに塗布された塗布液
の糸引き現象を防止できる4G以上の加速度程度の高速
度で移動させるようにしたものである。
【0017】請求項6の発明は、ワークロール支持部で
略水平方向に延設された回転中心線を中心に回転可能に
支持された管状体のワークロールを所定の方向に回転駆
動する状態で、塗布膜の塗布作業を行う所定の塗工位置
に搬送するワークロール供給工程と、前記塗工位置の前
記ワークロールに対して前記ワークロールの回転方向と
同方向に回転駆動されるコーティングロールが前記塗工
位置から離れた待機位置に保持されている状態で、前記
コーティングロールに塗布液を供給する塗布液供給工程
と、前記コーティングロールの表面に塗布液が供給され
たのち、前記コーティングロールと同方向に回転駆動さ
れ、前記コーティングロールに対して近接位置で保持さ
れているメタリングロールとの間の隙間に前記コーティ
ングロールの表面の塗布液を通すことにより前記コーテ
ィングロールの表面に塗布されている塗布液の量を調整
する塗布液量調整工程と、その後、前記コーティングロ
ールを前記塗工位置の前記ワークロール方向に移動さ
せ、前記ワークロールの回転方向と同方向に回転してい
る前記コーティングロールを前記ワークロールに接近さ
せることにより、前記コーティングロールの表面の塗布
液を前記ワークロールに塗布して前記ワークロールの表
面全体に塗布膜を形成する塗布膜形成工程と、前記ワー
クロールの表面全体に塗布液を略均一に塗布させたの
ち、前記ワークロールに塗布された塗布液の糸引き現象
を防止できる程度の高速度で前記コーティングロールを
瞬時に前記ワークロールから引き離して前記作業位置か
ら外れた離脱位置方向に移動させる前記塗工ユニットの
移動工程とを具備したことを特徴とする管状体表面への
塗布膜形成方法である。
【0018】そして、本請求項6の発明では、管状体表
面への塗布膜形成作業時には、ワークロール支持部で略
水平方向に延設された回転中心線を中心に回転可能に支
持された管状体のワークロールを所定の方向に回転駆動
する状態で、塗布膜の塗布作業を行う所定の塗工位置に
搬送する(ワークロール供給工程)。さらに、塗工位置
のワークロールに対してワークロールの回転方向と同方
向に回転駆動されるコーティングロールが塗工位置から
離れた待機位置に保持されている状態で、コーティング
ロールに塗布液を供給する(塗布液供給工程)。また、
コーティングロールの表面に塗布液が供給されたのち、
コーティングロールと同方向に回転駆動され、コーティ
ングロールに対して近接位置で保持されているメタリン
グロールとの間の隙間にコーティングロールの表面の塗
布液を通すことによりコーティングロールの表面に塗布
されている塗布液の量を調整する(塗布液量調整工
程)。続いて、コーティングロールを塗工位置のワーク
ロール方向に移動させ、ワークロールの回転方向と同方
向に回転しているコーティングロールをワークロールに
接近させることにより、コーティングロールの表面の塗
布液をワークロールに塗布してワークロールの表面全体
に塗布膜を形成する(塗布膜形成工程)。また、ワーク
ロールの表面全体に塗布液を略均一に塗布させたのち、
ワークロールに塗布された塗布液の糸引き現象を防止で
きる程度の高速度でコーティングロールを瞬時にワーク
ロールから引き離して作業位置から外れた離脱位置方向
に移動させる(塗工ユニットの移動工程)ようにしたも
のである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面を参照して説明する。図1は例えば、レーザープ
リンターのドラムなどの管状体の表面に感光体材料など
の塗布膜を塗布する本実施の形態の管状体表面への塗布
膜形成装置1の概略構成を示すものである。この塗布膜
形成装置1には塗布膜の塗布対象となるドラムなどの管
状体であるワークロール2を塗工位置に供給するインデ
ックステーブル(ワークロール供給手段)3と、塗工位
置のワークロール2の表面全体に塗布液を略均一に塗布
させる塗工作業を行う塗工ユニット4と、この塗工ユニ
ット4の移動機構5とが設けられている。なお、ワーク
ロール2は例えば外径30φ×内径28φ×全長が24
0〜400mm程度である。
【0020】また、図2は本実施の形態の塗布膜形成装
置1におけるインデックステーブル3および塗工ユニッ
ト4の要部構成を示すものである。ここで、インデック
ステーブル3にはワークロール2を両側から挟む状態に
配置される一対のテーブル本体3aが設けられている。
なお、図2中には同図中で左側のテーブル本体3aが示
されている。さらに、図2中で右側の図示しないテーブ
ル本体も左側のテーブル本体3aと同様の構成になって
いるので、ここではその説明を省略する。
【0021】このテーブル本体3aには複数、本実施の
形態では6つのワークロール支持部6が周方向に沿って
等間隔で配設されている。このワークロール支持部6に
はテーブル本体3aに回転自在に支持された支軸7が設
けられている。
【0022】この支軸7の一端部にはワークロール2と
の係合部8が配設されている。この係合部8にはワーク
ロール2の一端部が係脱可能に係合されている。さら
に、このワークロール2の他端部はインデックステーブ
ル3の他方(図2中で右側)の図示しないテーブル本体
の各ワークロール支持部6の支軸7の係合部8に同様に
係脱可能に係合されている。そして、6つのワークロー
ル2は左右のテーブル本体3aの各ワークロール支持部
6によって両側から挟む状態でそれぞれ保持されてい
る。
【0023】さらに、テーブル本体3aの支軸7の他端
部には小歯車9が固定されている。この小歯車9はテー
ブル本体3aの軸心部に配設された軸受部10に回転自
在に軸支された大歯車11に噛合されている。
【0024】また、大歯車11は図示しない駆動源によ
って駆動されるワーク自転用のベルトプーリ(駆動手
段)12から伝達される駆動力によって回転駆動される
ようになっている。そして、この大歯車11の回転にと
もない各ワークロール支持部6の小歯車9がそれぞれ同
方向に回転駆動されるようになっている。これにより、
各ワークロール支持部6が所定の回転方向に自転し、各
ワークロール支持部6で支持されているワークロール2
が図5に示すように略水平方向に延設された回転中心線
O1を中心に所定の回転方向、例えば図5中で反時計回
り方向に自転される状態でそれぞれ回転駆動される6軸
自転のインデックステーブル3が構成されている。
【0025】また、インデックステーブル3にはインデ
ックステーブルタレットモータ(搬送手段)13が連結
されている。そして、このインデックステーブルタレッ
トモータ13によってインデックステーブル3が図5中
に示すようにその中心線O2を中心に所定の回転方向、
例えば図5中で反時計回り方向に回転駆動され、このイ
ンデックステーブル3の回転動作にともない塗布作業位
置でのワークロール2への塗布作業の進行状況に応じて
塗布作業済のワークロール2と塗布作業前のワークロー
ル2とを順次、入れ替える状態で、ワークロール2を塗
布作業位置に搬送するようになっている。ここで、イン
デックステーブル3には図示しない前段の移載機でワー
ク供給コンベアから塗布作業前のワークロール2が2本
づつ供給されるようになっている。さらに、塗布作業済
のワークロール2は2本づつインデックステーブル3か
ら後段の移載機で後続乾燥コンベアへ排出されるように
なっている。
【0026】また、図3は本実施の形態の塗布膜形成装
置1における塗工ユニット4およびその移動機構5を示
す縦断面図である。ここで、塗工ユニット4にはこの塗
工ユニット4のユニット本体14の下部に塗工作業用の
塗布液が貯留されるドレンポット15が配設されてい
る。
【0027】さらに、ドレンポット15の上方にはコー
ティングロール(Cロール)16と、メタリングロール
(Mロール)17とが配設されている。ここで、コーテ
ィングロール16はインデックステーブル3で塗工位置
に供給されるワークロール2に対してワークロール2の
回転方向と同方向に回転駆動された状態で接離可能に接
近する方向に移動される回転円筒体によって形成されて
いる。また、メタリングロール17はこのコーティング
ロール16と同方向に回転駆動される状態でコーティン
グロール16に接近する方向に移動される回転円筒体に
よって形成されている。なお、これらのコーティングロ
ール16およびメタリングロール17の回転円筒体はワ
ークロール2よりも大径に設定されている。
【0028】また、図4は塗工ユニット4のコーティン
グロール16およびメタリングロール17の駆動機構を
示すものである。ここで、コーティングロール16の回
転軸16aの両端部は図2に示すようにユニット本体1
4に固定された軸受部18にそれぞれ回転自在に軸支さ
れている。さらに、このコーティングロール16の回転
軸16aの一端側には自在継手19を介してコーティン
グロール16の駆動用モータ20が連結されている。そ
して、このモータ20によってコーティングロール16
がワークロール2の回転方向と同方向に回転駆動される
ようになっている。
【0029】また、メタリングロール17の回転軸17
aの両端部も同様にユニット本体14に固定された軸受
部21にそれぞれ回転自在に軸支されている。さらに、
このメタリングロール17の回転軸17aの一端側にも
自在継手22を介してメタリングロール17の駆動用モ
ータ23が連結されている。そして、このモータ23に
よってメタリングロール17がコーティングロール16
の回転方向と同方向に回転駆動されるようになってい
る。
【0030】さらに、塗工ユニット4には、コーティン
グロール16の下方にワークロール2の表面に塗布する
塗布液をコーティングロール16に供給する給液ノズル
(塗布液供給手段)24が配設されている。この給液ノ
ズル24には図示しない塗布液の供給手段から塗布液を
供給する供給パイプ25が連結されている。
【0031】また、塗工ユニット4には、メタリングロ
ール17をコーティングロール16と接離する方向に動
かすメタリングロール移動機構(供給液量調整手段)2
6が設けられている。このメタリングロール移動機構2
6には駆動源となるACサーボモータ27が設けられて
いる。そして、このACサーボモータ27の駆動力によ
ってメタリングロール17をコーティングロール16と
接離する方向に動かしてコーティングロール16とメタ
リングロール17との間の隙間を調整することにより、
塗工位置に供給される塗布液の供給量を調整するように
なっている。
【0032】なお、メタリングロール17は給液ノズル
24からコーティングロール16の表面に供給された塗
布液の移動方向(コーティングロール16の回転方向)
で、塗工位置と給液ノズル24との間の任意の位置に配
置されている。
【0033】また、塗工ユニット4の移動機構5には、
横方向急速離脱機構28と、下方向急速離脱機構29と
が設けられている。ここで、横方向急速離脱機構28に
は横方向急速離脱用ACサーボモータ30と、自在継手
31と、スラスト受32と、ボールねじ33とが設けら
れている。さらに、塗工ユニット4のユニット本体14
にはボールねじ33が螺挿されるねじ穴部34を備えた
連結部材35が固定されている。そして、横方向急速離
脱用ACサーボモータ30によってボールねじ33が回
転駆動された際に、このボールねじ33の回転動作に連
動して連結部材35がボールねじ33の中心線方向(横
方向)に進退駆動されるようになっている。
【0034】また、下方向急速離脱機構29には下方向
急速離脱用ACサーボモータ36が設けられている。こ
こで、塗布膜形成装置1の基台1aには塗工ユニット4
のユニット本体14を水平方向に延設された回動軸37
を中心に回動自在に軸支する支持フレーム38が設けら
れている。そして、下方向急速離脱用ACサーボモータ
36によって支持フレーム38が回動軸37を中心に回
動駆動されるようになっている。
【0035】また、本実施の形態では横方向急速離脱機
構28と、下方向急速離脱機構29との組み合わせによ
ってコーティングロール16をワークロール2の塗工位
置から離れた待機位置と、塗工位置のワークロール2に
接近させ、コーティングロール16の表面の塗布液をワ
ークロール2に塗布してワークロール2の表面に塗布膜
42(図10参照)を形成する作業位置とに移動させる
とともに、ワークロール2に塗布された塗布液の糸引き
現象を防止できる程度の高速度(例えば4G以上の加速
度)でコーティングロール16を瞬時にワークロール2
から引き離して作業位置から外れた離脱位置方向に移動
させる離脱方向駆動手段が構成されている。
【0036】なお、塗工ユニット4の移動機構5の離脱
方向駆動手段は、横方向急速離脱機構28と、下方向急
速離脱機構29のうちのいずれか一方によって作業位置
のコーティングロール16をワークロール2から引き離
す方向にワークロール2に塗布された塗布液の糸引き現
象を防止できる4G以上の加速度程度の高速度で横方向
および下方向の少なくとも一方に移動させる構成にして
もよい。
【0037】また、図5は本実施の形態の塗布膜形成装
置1のコントローラ39の接続状態を示すものである。
このコントローラ39にはコーティングロール16の駆
動用モータ20と、メタリングロール17の駆動用モー
タ23と、メタリングロール移動機構26のACサーボ
モータ27と、横方向急速離脱機構28の横方向急速離
脱用ACサーボモータ30と、下方向急速離脱機構29
の下方向急速離脱用ACサーボモータ36とがそれぞれ
接続されている。そして、このコントローラ39によっ
て塗布膜形成装置1の動作が制御されるようになってい
る。なお、図3中で、参照符号40はワークロール2の
幅寸法に応じてコーティングロール16の表面に供給さ
れる塗布液の幅方向の供給範囲を規制する幅規制ドクタ
ー、41は全幅ドクターである。
【0038】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の塗布膜形成装置1の使用時にはコントロ
ーラ39によって塗布膜形成装置1の動作が図7のフロ
ーチャートにしたがって制御される。なお、図6はこの
ときの塗工ユニット4の移動動作状態を説明するための
説明図である。
【0039】まず、インデックステーブル3に塗布対象
となるドラムなどの管状体であるワークロール2が2本
づつ供給される。そして、最初に塗工作業が行われるワ
ークロール2が塗工位置にセットされるワークロール供
給工程が行われる(ステップS1)。なお、インデック
ステーブル3に供給されたワークロール2は図5に示す
ように略水平方向に延設された回転中心線O1を中心に
所定の回転方向、例えば図5中で反時計回り方向に自転
される状態でそれぞれ回転駆動される。
【0040】また、塗布膜形成装置1の運転開始時には
図8に示すように塗工ユニット4が待機位置(図6中の
A位置)にセットされる。このとき、コーティングロー
ル16は塗工位置のワークロール2の下方に離れた状態
で保持される。この状態で、メタリングロール移動機構
26のACサーボモータ27が駆動され、メタリングロ
ール17をコーティングロール16と接離する方向に動
かしてコーティングロール16とメタリングロール17
との間の隙間が調整される(ステップS2)。これによ
り、塗工位置に供給される塗布液の供給量が調整され
る。
【0041】続いて、次のステップS3ではコーティン
グロール16が駆動用モータ20によって、さらにメタ
リングロール17が駆動用モータ23によってそれぞれ
回転駆動される。このとき、コーティングロール16は
ワークロール2の回転方向と同方向、すなわち図5に示
すように略水平方向に延設された回転中心線O3を中心
に所定の回転方向、例えば図5中で反時計回り方向に回
転駆動される。また、メタリングロール17はコーティ
ングロール16と同方向、すなわち図5に示すように略
水平方向に延設された回転中心線O4を中心に所定の回
転方向、例えば図5中で反時計回り方向に回転駆動され
る。
【0042】この状態で、コーティングロール16の下
面側の給液ノズル24からコーティングロールの表面に
塗布液が供給される(塗布液供給工程)。そして、コー
ティングロール16の表面の塗布液はコーティングロー
ル16の回転にともないメタリングロール17とコーテ
ィングロール16との間の隙間を通る際に適宜の量に絞
られて計量された状態(塗布液量調整工程)で、塗工位
置側(コーティングロール16の上面側)に供給され
る。このとき、メタリングロール17とコーティングロ
ール16との間の隙間部分ではメタリングロール17と
コーティングロール16とが相対的に逆方向に回転して
いるので、余分な塗布液はメタリングロール17の表面
に付着した状態で搬送され、ドレンポット15内に滴下
される。
【0043】その後、次のステップS4では塗工ユニッ
ト4が待機位置から塗工位置(図6中のB位置)に移動
される。このとき、横方向急速離脱機構28の横方向急
速離脱用ACサーボモータ30と、下方向急速離脱機構
29の下方向急速離脱用ACサーボモータ36とがそれ
ぞれ駆動され、図9に示すようにコーティングロール1
6が塗工位置のワークロール2に近接された作業位置ま
で移動される。
【0044】また、次のステップS5では塗工ユニット
4が塗工位置に移動したか否かが判断される。このステ
ップS5で塗工ユニット4が塗工位置に移動したと判断
されない場合にはステップS4に戻される。
【0045】ステップS5で、塗工ユニット4が塗工位
置に移動したと判断された場合には次のステップS6で
タイマーが動作される。そして、塗工ユニット4が塗工
位置に移動した状態では図10に示すようにコーティン
グロール16の表面の塗布液がワークロール2に塗布さ
れてワークロール2の表面全体に塗布膜42が形成され
る作業が行われる(塗布膜形成工程)。
【0046】さらに、次のステップS7ではコーティン
グロール16が塗工位置のワークロール2に近接され、
ワークロール2の表面全体に塗布膜42が形成される作
業が行われている状態で設定時間t=1秒が経過したか
否かが判断される。
【0047】そして、ステップS7で設定時間t=1秒
が経過し、ワークロール2の表面全体に塗布膜42を形
成する作業が終了したと判断された場合(図6中のC位
置)には次のステップS8に進む。なお、ステップS7
で設定時間t=1秒が経過したと判断されない場合には
ステップS6に戻される。
【0048】また、ステップS8では塗工ユニット4を
作業位置から外れた離脱位置(図6中のD位置)方向に
移動させる動作が行われる(塗工ユニット4の移動工
程)。ここでは、横方向急速離脱機構28の横方向急速
離脱用ACサーボモータ30と、下方向急速離脱機構2
9の下方向急速離脱用ACサーボモータ36とがそれぞ
れ駆動され、コーティングロール16がワークロール2
から離れる横方向および下方向にそれぞれ移動される。
このとき、コーティングロール16がワークロール2か
ら離れる速度が遅い場合には図11に示すようにコーテ
ィングロール16の移動にともないワークロール2に塗
布された塗布液がコーティングロール16に繋がった状
態で糸状に引き伸ばされる、いわゆる塗布液の糸引き現
象が発生する。そのため、本実施の形態では塗布膜42
の形成後、ワークロール2に塗布された塗布液の糸引き
現象を防止できる4G以上の加速度程度の高速度でコー
ティングロール16を瞬時にワークロール2から引き離
して作業位置から外れた離脱位置方向に移動させるよう
にしている。なお、塗工ユニット4は離脱位置(図6中
のD位置)から再び待機位置(図6中のA位置)に戻さ
れる。
【0049】また、次のステップS9ではインデックス
テーブル3が回転され、次の塗工作業が行われるワーク
ロール2が塗工位置にセットされる(ステップS1
0)。その後、ステップS4に戻り、以後はこのステッ
プS4からステップS10の各作業が繰返される。
【0050】そして、インデックステーブル3の回転動
作にともない塗布作業位置でのワークロール2への塗布
膜42の塗布作業の進行状況に応じて塗布作業済のワー
クロール2と塗布作業前のワークロール2とを順次、入
れ替える状態で、ワークロール2が塗工位置に搬送され
る。ここで、インデックステーブル3には図示しない前
段の移載機でワーク供給コンベアから塗布作業前のワー
クロール2が2本づつ供給され、塗布作業済のワークロ
ール2は2本づつインデックステーブル3から後段の移
載機で後続乾燥コンベアへ排出される。
【0051】なお、コントローラ39によって制御され
る塗工ユニット4を塗工位置に移動した際の位置決め
や、ワークロール2とコーティングロール16とのギャ
ップの位置決め(横移動、縦移動)などは接近方法、離
脱方法が液の粘度に対して対応できるようにプログラム
制御が行なえるように設定されている。
【0052】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では横方向急速離
脱機構28と、下方向急速離脱機構29との組み合わせ
によって塗工ユニット4のコーティングロール16をワ
ークロール2の塗工位置から離れた待機位置と、塗工位
置のワークロール2に接近させ、コーティングロール1
6の表面の塗布液をワークロール2に塗布してワークロ
ール2の表面に塗布膜42を形成する作業位置とに移動
させるとともに、ワークロール2に塗布された塗布液の
糸引き現象を防止できる程度の高速度(例えば4G以上
の加速度)でコーティングロール16を瞬時にワークロ
ール2から引き離して作業位置から外れた離脱位置方向
に移動させる離脱方向駆動手段が構成されている。そし
て、ワークロール2に塗布膜42を形成したのち、ワー
クロール2に塗布された塗布液の糸引き現象を防止でき
る4G以上の加速度程度の高速度でコーティングロール
16を瞬時にワークロール2から引き離して作業位置か
ら外れた離脱位置方向に移動させるようにしたので、ワ
ークロール2に塗布された塗布液の糸引き現象によって
ワークロール2の表面の塗布膜42の厚さが不均一にな
ることを防止することができる。そのため、特にレーザ
ープリンタ用ドラムなどの塗布対象となる管状体のワー
クロール2に塗布される塗布膜42の厚さの精度を向上
させ、より高精度の塗布膜42を形成することができ
る。
【0053】さらに、本実施の形態では複数のワークロ
ール2を保持するインデックステーブル3を設け、塗工
位置でのワークロール2への塗布作業の進行状況に応じ
て塗布作業済のワークロール2と塗布作業前のワークロ
ール2とを順次、入れ替える状態で、ワークロール2を
塗工位置に搬送するようにしたので、生産性の向上を図
ることができる。
【0054】また、図12および図13は本発明の第2
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の
実施の形態(図1乃至図11参照)の塗布膜形成装置1
の構成を次の通り変更したものである。
【0055】すなわち、本実施の形態では塗工ユニット
4のコーティングロール16をワークロール2の塗工位
置から離れた図12に示す待機位置と、図13に示すよ
うに塗工位置のワークロール2に接近させ、コーティン
グロール16の表面の塗布液をワークロール2に瞬間的
に塗布してワークロール2の表面に塗布膜42を形成す
る作業位置とに移動させる切換え動作を5秒間隔のサイ
クルで行う構成にしたものである。
【0056】そこで、本実施の形態ではワークロール2
の表面に塗布膜42を形成する際に、ワークロール2が
360°以上に過回転することを防止することができる
ので、ワークロール2に塗布される塗布膜42の厚さの
精度を一層、向上させ、より高精度の塗布膜42を形成
することができる。
【0057】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。
【0058】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、管状体のワー
クロールを略水平方向に延設された回転中心線を中心に
回転可能に支持するワークロール支持部を設けるととも
に、塗工ユニットのコーティングロールをワークロール
の塗工位置から離れた待機位置と、塗工位置のワークロ
ールに接近させ、コーティングロールの表面の塗布液を
ワークロールに塗布してワークロールの表面に塗布膜を
形成する作業位置とに移動させ、かつワークロールに塗
布された塗布液の糸引き現象を防止できる程度の高速度
でコーティングロールを瞬時にワークロールから引き離
して作業位置から外れた離脱位置方向に移動させる塗工
ユニットの移動機構を設けたので、塗布膜の形成後、ワ
ークロールに塗布された塗布液の糸引き現象を防止でき
る。そのため、特にレーザープリンタ用ドラムなどの塗
布対象となる管状体のワークロールに塗布される塗布膜
の厚さの精度の向上と生産性の向上を図ることができ
る。
【0059】請求項2の発明によれば、請求項1のワー
クロール供給手段を複数のワークロールを保持するイン
デックステーブルによって形成したので、塗布作業位置
でのワークロールへの塗布作業の進行状況に応じて塗布
作業済のワークロールと塗布作業前のワークロールとを
順次、入れ替える状態で、ワークロールを塗布作業位置
に搬送することができ、生産性の向上を図ることができ
る。
【0060】請求項3の発明によれば、請求項1の塗工
ユニットの動作時にコーティングロールがワークロール
の回転方向と同方向に回転駆動され、コーティングロー
ルの下面側の塗布液供給手段からコーティングロールの
表面に供給される塗布液がコーティングロールの回転に
ともないメタリングロールとコーティングロールとの間
の隙間を通る際に適宜の量に絞られた状態で、塗工位置
に供給されるようにしたので、ワークロールに塗布され
る塗布膜の厚さの精度の向上を図ることができる。
【0061】請求項4の発明によれば、請求項1の塗工
ユニットの動作時に供給液量調整手段によってコーティ
ングロールとメタリングロールとの間の隙間を調整して
塗工位置に供給される塗布液の供給量を調整するように
したので、ワークロールに塗布される塗布膜の厚さの精
度の向上を図ることができる。
【0062】請求項5の発明によれば、請求項3の塗工
ユニットの移動機構の動作時には上昇駆動手段によって
コーティングロールを塗工位置の下方の待機位置から作
業位置まで移動させる状態で塗工ユニットを上昇させ、
作業位置のコーティングロールをワークロールから引き
離す方向に移動させる場合には離脱方向駆動手段によっ
てワークロールから横方向および下方向の少なくとも一
方向にワークロールに塗布された塗布液の糸引き現象を
防止できる4G以上の加速度程度の高速度で移動させる
ようにしたので、ワークロールに塗布される塗布膜の厚
さの精度の向上と生産性の向上を図ることができる。
【0063】請求項6の発明によれば、請求項1の装置
と同様にワークロールに塗布される塗布膜を成形するこ
とができるので、特にレーザープリンタ用ドラムなどの
塗布対象となる管状体のワークロールに塗布される塗布
膜の厚さの精度の向上と生産性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の管状体表面への
塗布膜形成装置の構成を示す側面図。
【図2】 第1の実施の形態の塗布膜形成装置における
インデックステーブル3および塗工ユニット4の要部構
成を示す縦断面図。
【図3】 第1の実施の形態の塗布膜形成装置における
塗工ユニットおよびその移動機構の要部構成を示す縦断
面図。
【図4】 第1の実施の形態の塗布膜形成装置における
塗工ユニットの平面図。
【図5】 第1の実施の形態の塗布膜形成装置全体の概
略構成図。
【図6】 第1の実施の形態の塗布膜形成装置の塗工ユ
ニットの移動動作を説明するための説明図。
【図7】 第1の実施の形態の塗布膜形成装置の動作を
説明するためのフローチャート。
【図8】 第1の実施の形態の塗布膜形成装置における
塗工ユニットが待機位置で保持されている状態を示す要
部の縦断面図。
【図9】 第1の実施の形態の塗布膜形成装置における
塗工ユニットが塗工位置で保持されている状態を示す要
部の縦断面図。
【図10】 第1の実施の形態の塗布膜形成装置におけ
る塗工ユニットによる塗工作業状態を示す要部の縦断面
図。
【図11】 第1の実施の形態の塗布膜形成装置におけ
る塗工ユニットをワークロールから引き離す際の塗布液
の糸引き現象を示す要部の縦断面図。
【図12】 本発明の第2の実施の形態の塗布膜形成装
置における塗工ユニットが待機位置で保持されている状
態を示す要部の縦断面図。
【図13】 第2の実施の形態の塗布膜形成装置におけ
る塗工ユニットによる塗工作業状態を示す要部の縦断面
図。
【符号の説明】
2 ワークロール 3 インデックステーブル(ワークロール供給手段) 4 塗工ユニット 5 塗工ユニットの移動機構 6 ワークロール支持部 12 ベルトプーリ(駆動手段) 13 インデックステーブルタレットモータ(搬送手
段) 16 コーティングロール 17 メタリングロール 24 給液ノズル(塗布液供給手段) 26 メタリングロール移動機構(供給液量調整手
段) 28 横方向急速離脱機構 29 下方向急速離脱機構 39 コントローラ 42 塗布膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC21 AC86 AC88 AC93 CA47 DA15 DB02 EA05 4F040 AA06 BA14 CB12 CB18 DA02 DA12 DA20 4F042 AA03 BA05 BA08 BA25 DF03 DF04 DF28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状体のワークロールを略水平方向に延
    設された回転中心線を中心に回転可能に支持するワーク
    ロール支持部と、このワークロール支持部で支持された
    前記ワークロールを所定の方向に回転駆動する駆動手段
    と、前記ワークロールを塗布膜の塗布作業を行う所定の
    塗工位置に搬送する搬送手段とを備えたワークロール供
    給手段と、 このワークロール供給手段で前記塗工位置に供給される
    前記ワークロールに対して前記ワークロールの回転方向
    と同方向に回転駆動された状態で接離可能に接近する方
    向に移動されるコーティングロールと、このコーティン
    グロールと同方向に回転駆動される状態で前記コーティ
    ングロールに接近する方向に移動されるメタリングロー
    ルと、前記ワークロールの表面に塗布する塗布液を前記
    コーティングロールに供給する塗布液供給手段とを備え
    た塗工ユニットと、 前記コーティングロールを前記ワークロールの塗工位置
    から離れた待機位置と、前記塗工位置の前記ワークロー
    ルに接近させ、前記コーティングロールの表面の塗布液
    を前記ワークロールに塗布して前記ワークロールの表面
    に塗布膜を形成する作業位置とに移動させ、かつ前記ワ
    ークロールに塗布された塗布液の糸引き現象を防止でき
    る程度の高速度で前記コーティングロールを瞬時に前記
    ワークロールから引き離して前記作業位置から外れた離
    脱位置方向に移動させる前記塗工ユニットの移動機構と
    を具備したことを特徴とする管状体表面への塗布膜形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ワークロール供給手段は、 複数のワークロール支持部と、 各ワークロール支持部で支持された前記ワークロールを
    それぞれ所定の方向に回転駆動する駆動手段と、 前記塗布作業位置での前記ワークロールへの塗布作業の
    進行状況に応じて塗布作業済の前記ワークロールと塗布
    作業前の前記ワークロールとを順次、入れ替える状態
    で、前記ワークロールを前記塗布作業位置に搬送する搬
    送手段とを備えたインデックステーブルであることを特
    徴とする請求項1に記載の管状体表面への塗布膜形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記塗工ユニットは、前記コーティング
    ロールの下面側に前記塗布液供給手段が配置され、かつ
    前記塗布液供給手段から前記コーティングロールの表面
    に供給された塗布液の移動方向で、前記塗工位置と前記
    塗布液供給手段との間の任意の位置に前記メタリングロ
    ールが配置されていることを特徴とする請求項1に記載
    の管状体表面への塗布膜形成装置。
  4. 【請求項4】 前記塗工ユニットは、前記コーティング
    ロールと前記メタリングロールとの間の隙間を調整して
    前記塗工位置に供給される前記塗布液の供給量を調整す
    る供給液量調整手段を有することを特徴とする請求項1
    に記載の管状体表面への塗布膜形成装置。
  5. 【請求項5】 前記塗工ユニットの移動機構は、 前記コーティングロールを前記塗工位置の下方に配置さ
    れた待機位置から前記作業位置まで移動させる状態で前
    記塗工ユニットを上昇させる上昇駆動手段と、 前記作業位置の前記コーティングロールを前記ワークロ
    ールから引き離す方向に前記ワークロールに塗布された
    塗布液の糸引き現象を防止できる4G以上の加速度程度
    の高速度で横方向および下方向の少なくとも一方に移動
    させる離脱方向駆動手段とを備えていることを特徴とす
    る請求項3に記載の管状体表面への塗布膜形成装置。
  6. 【請求項6】 ワークロール支持部で略水平方向に延設
    された回転中心線を中心に回転可能に支持された管状体
    のワークロールを所定の方向に回転駆動する状態で、塗
    布膜の塗布作業を行う所定の塗工位置に搬送するワーク
    ロール供給工程と、 前記塗工位置の前記ワークロールに対して前記ワークロ
    ールの回転方向と同方向に回転駆動されるコーティング
    ロールが前記塗工位置から離れた待機位置に保持されて
    いる状態で、前記コーティングロールに塗布液を供給す
    る塗布液供給工程と、 前記コーティングロールの表面に塗布液が供給されたの
    ち、前記コーティングロールと同方向に回転駆動され、
    前記コーティングロールに対して近接位置で保持されて
    いるメタリングロールとの間の隙間に前記コーティング
    ロールの表面の塗布液を通すことにより前記コーティン
    グロールの表面に塗布されている塗布液の量を調整する
    塗布液量調整工程と、 その後、前記コーティングロールを前記塗工位置の前記
    ワークロール方向に移動させ、前記ワークロールの回転
    方向と同方向に回転している前記コーティングロールを
    前記ワークロールに接近させることにより、前記コーテ
    ィングロールの表面の塗布液を前記ワークロールに塗布
    して前記ワークロールの表面全体に塗布膜を形成する塗
    布膜形成工程と、 前記ワークロールの表面全体に塗布液を略均一に塗布さ
    せたのち、前記ワークロールに塗布された塗布液の糸引
    き現象を防止できる程度の高速度で前記コーティングロ
    ールを瞬時に前記ワークロールから引き離して前記作業
    位置から外れた離脱位置方向に移動させる前記塗工ユニ
    ットの移動工程とを具備したことを特徴とする管状体表
    面への塗布膜形成方法。
JP37518199A 1999-12-28 1999-12-28 管状体表面への塗布膜形成装置とその塗布膜形成方法 Pending JP2001187356A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37518199A JP2001187356A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 管状体表面への塗布膜形成装置とその塗布膜形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37518199A JP2001187356A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 管状体表面への塗布膜形成装置とその塗布膜形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001187356A true JP2001187356A (ja) 2001-07-10

Family

ID=18505111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37518199A Pending JP2001187356A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 管状体表面への塗布膜形成装置とその塗布膜形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001187356A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004223468A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Toshiba Mach Co Ltd 塗工装置の位置決め方法
JP2010075904A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Kurashiki Kako Co Ltd 接着剤塗布装置及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004223468A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Toshiba Mach Co Ltd 塗工装置の位置決め方法
JP2010075904A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Kurashiki Kako Co Ltd 接着剤塗布装置及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101410241A (zh) 层压设备
CN106477370A (zh) 卷筒料传送装置
JP5735047B2 (ja) 塗布装置及び塗布方法
KR100347857B1 (ko) 인쇄회로기판의 라미네이팅 방법 및 그 장치
JP2001187356A (ja) 管状体表面への塗布膜形成装置とその塗布膜形成方法
KR20160090929A (ko) 롤투롤 공정 제어 방법
JP2008221589A (ja) グラビア製版用ロボット
WO2007034993A1 (en) Apparatus and method for manufacturing a photosensitive laminated body
TW529072B (en) Lift-type substrate treatment device, and substrate treatment system with the substrate treatment device
TWI519425B (zh) 滾輪印刷設備及使用其之滾輪印刷方法
JP2007083182A (ja) 洗浄装置、及びこれを用いた板状の製品の製造方法
JP2001302050A (ja) 帯状シート材の表面処理装置
KR102256692B1 (ko) 기판 처리 시스템 및 방법
JPH0872841A (ja) ラベル貼付装置およびそれを用いたラベル貼付方法
JPH04122647A (ja) 液圧転写装置への被転写体の自動移載装置
JP2021030570A (ja) 両面同形状転写装置および両面同形状転写方法
JP2002361139A (ja) 軸表面への塗膜形成方法及び装置
JPH04122673A (ja) 液圧転写方法並びにその装置
JP4479881B2 (ja) 基板スピン処理装置及び基板スピン処理方法
JPH11239755A (ja) 流体塗布装置および流体塗布方法
JPH06335651A (ja) 帯状体の両面同時塗装方法
JP2003181354A (ja) 押出しコータ型塗布装置及び塗布方法
JP2001284788A (ja) 基板の半田付け装置
KR101710228B1 (ko) 롤 프린팅 장치 및 이를 이용한 롤 프린팅 방법
JP3083341U (ja) 電気めっき装置用ローラーアセンブリー