JP2002361139A - 軸表面への塗膜形成方法及び装置 - Google Patents
軸表面への塗膜形成方法及び装置Info
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Abstract
く、均一に、しかも簡単かつ迅速に形成することができ
るようにした軸表面への塗膜形成方法、及び装置を提供
する。 【解決手段】 一方向に定速回転させている塗布ローラ
29の外周面に、塗材30を均一な厚さで供給するとと
もに、塗布ローラ29の外周面に、塗膜を形成しようと
する円柱状の軸2を、その中心軸線回りに回転させつ
つ、塗布ローラ29と平行として、塗布ローラ29の外
周面に供給された塗材30の厚さより小さい距離だけ離
れるように接近させ、軸2が塗布ローラ29に接近後ほ
ぼ360°以上回転した後、軸2を塗布ローラ29の外
周面から離す。
Description
れる現像ローラ、帯電ローラ、給紙ローラ等のような、
円筒形の弾性発泡体ローラの中央に貫挿される、いわゆ
る芯金等の軸の表面に、接着剤等の塗膜を均一に形成す
る方法及び装置に関する。
工程においては、弾性発泡体に穿設した孔に、表面に熱
溶融性の接着剤の塗膜を形成した芯金を挿入し、その
後、上記接着剤を加熱して溶融させ、芯金と弾性発泡体
とを互いに接着した後、冷却し、その後弾性発泡体の外
形を、芯金を中心とした円筒状に機械加工して仕上げる
ことがある。
を形成する従来の方法としては、例えば、ほぼ水平とし
た芯金をその中心軸線回りに回転させつつ、液状とした
接着剤を芯金に向かって供給するノズルを、芯金の軸線
と平行に移動させるようにしたものがある。
従来の方法では、芯金の外周面に接着剤が螺旋状に付着
されていくので、塗膜の表面に螺旋状の凹凸が生じ、そ
の凹凸が、芯金を弾性発泡体の孔に挿入する際に、孔の
縁に引っかかり、芯金の挿入が不円滑になったり、接着
剤層に厚い部分と薄い部分とが生じ、芯金と弾性発泡体
との接着が不均一となり、接着むらが生じる等の問題が
ある。
な問題点に鑑み、軸の表面に、塗膜を、凹凸等が生じる
ことなく、均一に、しかも簡単かつ迅速に形成すること
ができるようにした軸表面への塗膜形成方法、及び装置
を提供することを目的としている。
題は次のようにして解決される。 (1) 軸表面への塗膜形成方法において、一方向に定速
回転させている塗布ローラの外周面に、塗材を均一な厚
さで供給するとともに、前記塗布ローラの外周面に、塗
膜を形成しようとする円柱状の軸を、その中心軸線回り
に回転させつつ、前記塗布ローラと平行として、前記塗
布ローラの外周面に供給された塗材の厚さより小さい距
離だけ離れるように接近させ、前記軸が塗布ローラに接
近後ほぼ360°以上回転した後、軸を塗布ローラの外
周面から離す。
融性の接着剤とし、塗布ローラをヒータにより加熱する
とともに、塗膜を形成しようとする軸を予熱する。
れた軸を、塗布ローラから離した後、冷却する。
て、塗膜が形成された軸を、塗布ローラから離すときの
離脱速度を、塗布ローラの外周面の周速とほぼ同じかま
たはそれより大とする。
モータにより一方向に定速回転させられるようにして、
フレームに支持された塗布ローラと、この塗布ローラの
外周面に、塗材を均一な厚さで供給する塗材供給手段
と、塗膜を形成しようとする円柱状の軸を、モータによ
り中心軸線回りに回転させつつ、前記塗布ローラと平行
として、前記塗布ローラの外周面に対して遠近移動可能
として支持するワーク支持手段と、前記軸を、前記塗布
ローラに対して、平行状態を保って、遠近移動させる移
動手段とを備えるものとする。
が、溶融した塗材を収容する塗材収容槽と、塗布ローラ
の外周面に対する間隔を調節可能として前記塗材収容槽
に取り付けられた膜厚調整ブレードとを備えるものとす
る。
布ローラの外周面の近くに加熱用のヒータを設け、かつ
塗膜を形成しようとする軸を予熱する予熱手段を設け
る。
ヒータにより加熱されるようにした熱板と、塗膜を形成
しようとする軸を、前記熱板上を転がるように移動させ
る送り手段とを備えるものとする。
て、塗膜が形成された軸を支持し、低速で搬送する間に
軸を自然冷却するコンベヤを有する冷却手段を設ける。
形成装置の一実施形態を示す。
のほぼ等高の位置に、表面に塗膜を形成しようとする多
数の軸(2)(図2参照)を収容するホッパ(3)と、予熱装
置(4)と、塗布装置(5)と、冷却装置(6)とが、左から
右に向かって並ぶようにして配設され、予熱装置(4)の
右端部から冷却装置(6)の左端部にかけての上方には、
予熱された軸(2)を、予熱装置(4)から塗布装置(5)ま
で移送するのと同時に、塗布装置(5)において塗材が塗
布された軸(2)を、冷却装置(6)まで移送する移送手段
(7)が配設され、さらに冷却装置(6)の右部の上方に
は、塗材である熱溶融性の接着剤を、加熱溶融させて塗
布装置(5)に供給するための塗材溶融タンク(8)が配設
されている。
は、右下方に向かって傾斜し、その右端と右方の側板(3
b)との間には、ホッパ(3)内に収容された多数の軸(2)
を、適時に油圧シリンダ(9)の作動により、上方に向か
って突き上げることができるようにしたプッシャー(10)
と、側板(3b)との間に、複数の軸(2)を縦方向に整列さ
せて下方に向けて案内する出口ガイド(11)とが設けられ
ている。
軸(2)の前後部を、前後1対のアーム(12)の先端部で受
止めて、油圧シリンダ(13)の作動により、右方の予熱装
置(4)に移送する送り装置(14)が設けられている。
は、送り装置(14)より1個ずつ送られてきた複数の軸
(2)を、鋸歯状の複数の受け溝(15a)により、左右方向
に等間隔をもって水平に支持する前後1対の支持板(15)
と、各支持板(15)の外側に、油圧シリンダ(16)により昇
降させられるようにして配設させられるとともに、上端
に、支持板(15)の上端における受け溝(15a)と同一ピッ
チで、かつ半ピッチ分だけ左右にずらして設けられた鋸
歯状の送りつめ(17)を有する前後1対の昇降板(18)と、
左端の前後部より右方に向かって切り込まれた前後1対
のスリット(20a)内に、前後の支持板(15)と昇降板(18)
とが収容され、かつ前後の支持板(15)に支持された複数
の軸(2)の下面に接するようにして、ほぼ水平に配設さ
れ、かつ内部に設けられたシーズヒータ等のヒータ(19)
により、各軸(2)を均一に予熱するようにしたほぼ水平
の熱板(20)とを備えている。
8)が昇降させられる毎に、送り装置(14)により送られて
きた軸(2)、及び支持板(15)の各受け溝(15a)に受止さ
れた軸(2)は、傾斜する送りつめ(17)の縁と受け溝(15
a)の縁とに沿って順次転がりつつ、受け溝(15a)の1ピ
ッチ分だけ右方に送られる。
6)、昇降板(18)等により、複数の軸(2)を、熱板(20)上
を順次右方に向けて歩進的に転がるように移動させる送
り手段(21)が形成されている。
たは高強度アルミニウム合金製のものとするのが、強
度、熱伝達、熱伝導等の点で好ましいが、その他の材料
製のものとしてもよい。
とするのが好ましく、温度の局部的なばらつきは10℃
以内に止めるのが好ましい。
持された左右方向を向くエアシリンダ(22)により、図1
に示す左限と、同じく想像線で示す右限との範囲内を左
右方向に移動させられるようにした下向きの短寸のエア
シリンダ(23)と、その下端に設けられ、かつエアシリン
ダ(23)の作動により昇降させられるようにした水平の昇
降板(24)と、昇降板(24)の左右両側部の前後に下向きに
設けられ、かつ下端に設けた開閉式の1対のフィンガー
(25)により、軸(2)の前後の端部を把持しうるようにし
た把持手段(26)とを備えている。
置(5)は、フレーム(1)に固定され、かつ塗材溶融タン
ク(8)に塗材供給管(27)を介して接続された塗材収容槽
(28)と、その前後の側壁に軸(29a)が回転自在に架設さ
れ、かつ下部が塗材収容槽(28)内に収容された溶融状態
の塗材(30)に浸漬された前後方向を向く塗布ローラ(29)
と、塗材収容槽(28)に設けられたブレード取付壁(28a)
の上端に、塗布ローラ(29)に対する左右方向の取付位置
を調節可能として取り付けられた膜厚調整ブレード(31)
と、それと同様にしてブレード取付壁(28a)の上端両側
部に、膜厚調整ブレード(31)と上下に重合するようにし
て取り付けられた塗布幅制限ブレード(32)(32)と、軸
(2)を、回転させつつ、塗布ローラ(29)と平行かつ水平
として、塗布ローラ(29)に対して遠近移動可能として支
持するワーク支持手段(33)とを備えている。
その中に収容された塗材(30)の温度を検出する温度セン
サ(34)と、その温度センサ(34)の検出温度が予め設定し
た設定温度を維持するように、塗材(30)を加熱するヒー
タ(35)と、塗材収容槽(28)内の塗材(30)の液位を検出
し、その液位が常に予め定めた範囲内に維持されるよう
に、塗材溶融タンク(8)からの塗材(30)の供給量を調節
するための液位センサ(36)とが設けられている。
から突出する塗布ローラ(29)の軸(29a)の後端部には、
スプロケット(37)が固嵌され、このスプロケット(37)
と、塗材収容槽(28)の左側方に設置されたモータ(38)の
軸に固嵌されたスプロケット(39)とには、チェーン(40)
が掛け回され、塗布ローラ(29)は、モータ(38)の作動に
より、スプロケット(37)(39)とチェーン(40)を介して、
図7における反時計回りに定速回転させられるようにな
っている。
段(33)は、塗材収容槽(28)の下方に前後方向を向くよう
にして配設され、かつ横送り装置(41)により、左右方向
に移動させられるようにしたスライドテーブル(42)と、
その前後の端部より起立する支持台(43)(43)の上部に設
けられ、軸(2)を、塗材収容槽(28)の上方において、塗
布ローラ(29)と平行かつ水平の前後方向を向くようにし
て前後から挟む芯出し軸(44)と主軸(45)と、後部の支持
台(43)に設けられ、主軸(45)を介して軸(2)を、図7に
おける時計方向に回動させるモータ(46)とを備えてい
る。
るのと同様のものでよく、主軸(45)側に、ワークである
軸(2)を把持するチャック(図示略)を設け、またエアシ
リンダ(47)(48)の作動により、互いに内方に進退させら
れて、移送手段(7)における把持手段(26)により把持さ
れた軸(2)を、前後から挾圧把持したり、離脱したりし
うるようになっている。
の下面に設けた下向き突部(42a)に穿設したねじ孔(図示
略)に螺合する左右方向を向くねじ杆(49)を、フレーム
(1)に設けたモータ(50)により正逆回転させることによ
って、スライドテーブル(42)を左右方向に移動させるこ
とができるようになっている。
の外周面と膜厚調整ブレード(31)との間隙(D1)が適切な
値となるように、膜厚調整ブレード(31)の位置を調整し
てブレード取付壁(28a)に固定するとともに、塗布幅制
限ブレード(32)を、その先端が塗布ローラ(29)の外周面
に常時摺接するようにして位置を調整した上で、ブレー
ド取付壁(28a)に固定する。
に形成しようとする塗膜の厚さ等に基づいて定めるのが
よいが、例えば、塗材(30)をEVA系の接着剤とした場
合は、30〜500μmとするのがよい。
(8)、塗材供給管(27)、塗材収容槽(28)、膜厚調整ブレ
ード(31)、塗布幅制限ブレード(32)等により、塗布ロー
ラ(29)の外周面に、塗材を均一な厚さで供給する塗材供
給手段(51)が形成されている。
方の把持手段(26)により把持されて送られてきた軸(2)
の前後の端部を支持し、それを右方に向けて低速で搬送
する間に、軸(2)を自然冷却するようにしたコンベヤ(5
2)を備えている。必要に応じて、コンベヤ(52)上に支持
された多数の軸(2)に、冷却用の空気を供給する送風機
(図示略)を設けてもよい。
面への塗膜形成方法の一実施要領について説明する。
それらに接続された制御装置により、以下の説明のよう
に作動するように、すべて自動的に制御されるようにす
るのが好ましい。
は、予め定めたサイクルタイム毎に、送り装置(14)によ
り、1個ずつ予熱装置(4)に送られる。
より送られてきた軸(2)は、送り手段(21)における昇降
手段(24)の1回の昇降毎に、支持板(15)の受け溝(15a)
に1ピッチずつ転がりつつ、歩進的に右方に送られ、そ
の間に、ヒータ(19)により設定温度、例えば195℃に
加熱された熱板(20)により、均一に加熱(予熱)される。
均一に加熱されて、支持板(15)の右端部に到達した軸
(2)は、移送手段(7)における左方の把持手段(26)によ
り前後の端部が把持されて、塗布装置(5)における所定
の位置まで移送される。
3)における芯出し軸(44)と主軸(45)とにより前後から挾
まれ、次いで移送手段(7)における把持手段(26)のフィ
ンガー(25)が開いて、移送手段(7)は原位置に復帰させ
られる。
り、図7における時計回りに、例えば200〜400rp
m の回転数で回転させられつつ、横送り装置(41)の作動
により、塗布ローラ(29)に向かって、それと平行かつ水
平状態を保って、例えば0.5m/sec の速度で右方へ移
動させられる。
動により、図7における反時計方回りに、例えば20rp
m の回転数で回転させられ、このとき、その下部が塗材
(30)内に浸漬されているので、塗材(30)が外周面に付着
し、その厚さは、膜厚調整ブレード(31)の通過時に、上
述のように設定された間隙(D1)とほぼ同一厚さに調整さ
れ、余分な塗材(30)は膜厚調整ブレード(31)により掻き
落される。また、塗布ローラ(29)の外周面の両側部に付
着した塗材(30)は、塗布幅制限ブレード(32)によりすべ
てが掻き落され、塗布ローラ(29)の外周面に付着した塗
材(30)の幅は、軸(2)の外周面における所望の塗材付着
領域に制限される。塗材(30)はEVA系の接着剤とし、
塗材収容槽(28)の温度は140℃とする。
外周面に供給された塗材(30)の厚さより小さい予め定め
た距離まで塗布ローラ(29)に接近すると、すなわち、軸
(2)と塗布ローラ(29)との間隙(D2)が、間隙(D1)より小
さい予め定めた値に到達すると、横送り装置(41)による
軸(2)の右進が停止させられる。
とし、かつ間隙(D1)を上述のように30〜500μmと
した場合、例えばD2=D1−(10〜200μm)とするの
が好ましい。
ラ(29)の外周面に付着していた塗材(30)が、転写される
ように移行して均一に付着する。
ローラ(29)の外周面の周速とは、ほぼ一致させておくの
が好ましい。それによって、軸(2)の外周面に付着する
塗材(30)の厚さが所望のものより薄くなったり(軸(2)
側が早い場合)、または塗布ローラ(29)の外周面におけ
る軸(2)の上流側に、塗材(30)のたまりが生じたり(軸
(2)側が遅い場合)するのを防止することができるから
である。
がほぼ360°以上回転したとき、横送り装置(41)が上
述と逆方向に作動し、軸(2)は、塗布ローラ(29)から離
れるように、左方に移動させられる。
脱するときの離脱速度は、塗布ローラ(29)の外周面の周
速とほぼ同じかまたはそれより大きい値、例えば2m/se
c に設定するのが好ましい。それより低速とすると、上
述の軸(2)より上流側の塗材(30)のたまりが、軸(2)の
外周面に移行し、軸(2)の外周面に、軸線方向を向く塗
材(30)の盛り上がり部が形成され、軸(2)外周の塗材(3
0)の厚さが不均一になるからである。
まで移動させられると、横送り装置(41)の作動が停止
し、次いで、移送手段(7)における左方の把持手段(26)
が予熱装置(4)における最右端の軸(2)を把持するのと
同時に、右方の把持手段(26)により、ワーク支持手段(3
3)により支持されている塗装済みの軸(2)の前後の端部
が把持され、ワーク支持手段(33)の芯出し軸(44)と主軸
(45)とが前後に開いた後、塗装済みの軸(2)は、冷却装
置(6)におけるコンベヤ(52)の左端部上に移載される。
把持された新たな軸(2)が、ワーク支持手段(33)に、上
述したのと同様にして移載され、上述したのと同様の工
程がくり返される。
ラの外周面に付着した塗材が、軸の外周面に転写される
ように移行することによって、軸の外周面に、塗膜を、
凹凸等が生じることなく、均一に、しかも簡単かつ迅速
に形成することができる。
接着剤でも、軸表面に均一に塗ることができる。
着した熱溶融性の接着剤を迅速に硬化させることができ
る。
の外周面における軸より上流側に発生した塗材のたまり
が、軸表面に移行して、軸表面に軸線方向を向く塗材の
盛り上がり部が形成されるのを防止することができる。
載の方法の発明を効果的に実施できるとともに、構造が
簡単で安価な装置を提供することができる。
の外周面に付着する塗材の厚さを自由に調節することが
できる。
載の方法の発明を効果的に実施できるとともに、軸表面
に熱溶融性の塗材を均一に塗布することができる装置を
提供することができる。
しようとする軸を、安価な手段により、連続的に、かつ
均一に予熱することができる。
載の方法の発明を効果的に実施できる安価な装置を提供
することができる。
面図である。
の縦断正面図である。
図である。
図である。
正面図である。
図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 一方向に定速回転させている塗布ローラ
の外周面に、塗材を均一な厚さで供給するとともに、前
記塗布ローラの外周面に、塗膜を形成しようとする円柱
状の軸を、その中心軸線回りに回転させつつ、前記塗布
ローラと平行として、前記塗布ローラの外周面に供給さ
れた塗材の厚さより小さい距離だけ離れるように接近さ
せ、前記軸が塗布ローラに接近後ほぼ360°以上回転
した後、軸を塗布ローラの外周面から離すことを特徴と
する軸表面への塗膜形成方法。 - 【請求項2】 塗材を、熱溶融性の接着剤とし、塗布ロ
ーラをヒータにより加熱するとともに、塗膜を形成しよ
うとする軸を予熱することを特徴とする請求項1記載の
軸表面への塗膜形成方法。 - 【請求項3】 塗膜が形成された軸を、塗布ローラから
離した後、冷却することを特徴とする請求項2記載の軸
表面への塗膜形成方法。 - 【請求項4】 塗膜が形成された軸を、塗布ローラから
離すときの離脱速度を、塗布ローラの外周面の周速とほ
ぼ同じかまたはそれより大とした請求項1〜3のいずれ
かに記載の軸表面への塗膜形成方法。 - 【請求項5】 モータにより一方向に定速回転させられ
るようにして、フレームに支持された塗布ローラと、こ
の塗布ローラの外周面に、塗材を均一な厚さで供給する
塗材供給手段と、塗膜を形成しようとする円柱状の軸
を、モータにより中心軸線回りに回転させつつ、前記塗
布ローラと平行として、前記塗布ローラの外周面に対し
て遠近移動可能として支持するワーク支持手段と、前記
軸を、前記塗布ローラに対して、平行状態を保って、遠
近移動させる移動手段とを備えることを特徴とする軸表
面への塗膜形成装置。 - 【請求項6】 塗材供給手段が、溶融した塗材を収容す
る塗材収容槽と、塗布ローラの外周面に対する間隔を調
節可能として前記塗材収容槽に取り付けられた膜厚調整
ブレードとを備えていることを特徴とする請求項5記載
の軸表面への塗膜形成装置。 - 【請求項7】 塗布ローラの外周面の近くに加熱用のヒ
ータを設け、かつ塗膜を形成しようとする軸を予熱する
予熱手段を設けたことを特徴とする請求項5または6記
載の軸表面への塗膜形成装置。 - 【請求項8】 予熱手段が、ヒータにより加熱されるよ
うにした熱板と、塗膜を形成しようとする軸を、前記熱
板上を転がるように移動させる送り手段とを備えている
ことを特徴とする請求項7記載の軸表面への塗膜形成装
置。 - 【請求項9】 塗膜が形成された軸を支持し、低速で搬
送する間に軸を自然冷却するコンベヤを有する冷却手段
を設けたことを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記
載の軸表面への塗膜形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001172558A JP4969737B2 (ja) | 2001-06-07 | 2001-06-07 | 軸表面への塗膜形成方法及び装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP4969737B2 JP4969737B2 (ja) | 2012-07-04 |
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ID=19014162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001172558A Expired - Lifetime JP4969737B2 (ja) | 2001-06-07 | 2001-06-07 | 軸表面への塗膜形成方法及び装置 |
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