JPH04121755U - 電子部品用リードフレームの構造 - Google Patents

電子部品用リードフレームの構造

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JPH04121755U
JPH04121755U JP2752891U JP2752891U JPH04121755U JP H04121755 U JPH04121755 U JP H04121755U JP 2752891 U JP2752891 U JP 2752891U JP 2752891 U JP2752891 U JP 2752891U JP H04121755 U JPH04121755 U JP H04121755U
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保一 近藤
泰 ▲苧▼畑
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ローム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品用のリードフレーム10に対して合
成樹脂製のモールド部15を成形するときにおいて、各
リード端子13の間の部位に合成樹脂のバリが発生する
ことを防止する。 【構成】 前記各リード端子13の間に一体的に造形し
た堰き止め部材14の先端を、前記モールド部15の外
周面に接するように延長する一方、前記堰き止め部材1
4のうち前記リード端子13に対して連続する部分に、
リード端子13の長手側縁に沿って延びるスリット17
又は切り線を、当該堰き止め部材14の先端に微小長さ
の連続部18を残して刻設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トランジスターやIC等の電子部品のうち、半導体チップの部分を 、熱硬化性合成樹脂製のモールド部にてパッケージした電子部品の製造に際して 使用するリードフレームの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体チップの部分を熱硬化性合成樹脂製のモールド部にてパッケージ するようにした電子部品の製造に際して使用するリードフレーム構造は、例えば 、特開昭58−43552号公報に記載され、且つ、図7〜図9に示すように、 リードフレーム1に半導体チップを搭載するアイランド部2を一体的に造形する と共に、このアイランド部2に向かって延びる複数本のリード端子3を一体的に 造形し、この各リード端子3の相互間に堰き止め部材(ダムバー)4を一体的に 造形することにより、合成樹脂製モールド部5の成形に際して溶融状態の合成樹 脂を、この各堰き止め部材4にて堰き止めるように構成する一方、この各堰き止 め部材4を、前記モールド部5の成形後において、図8及び図9に二点鎖線で示 すように、リードフレーム1の下面側に配設した受け刃(図示せず)に向かって 上下動するポンチ6によって打ち抜き切除するように構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この従来のものは、前記堰き止め部材(ダムバー)4を、前記モール ド部5の成形後においてポンチ6にて打ち抜き切除するもので、前記堰き止め部 材4のうちモールド部5側の端部をモールド部5に対して近接した構成にすると 、この堰き止め部材4をポンチ6にて打ち抜切除することができず、従って、前 記堰き止め部材4は、前記モールド部5の外周面から適宜寸法(S)だけ離れた 部位に設けるように構成しなければならないから、前記モールド部5の成形に際 しては、このモールド部5の外周面と前記堰き止め部材4との間の隙間にも溶融 合成樹脂が進入することにより、前記各リード端子3の間の部位に、合成樹脂の バリ5aが必然的に発生することになる。
【0004】 従って、従来のものでは、 .前記モールド部5の成形後において、各リード端子3の間の部位に発生する バリ5aを除去するようにしなければならず、このバリ5aの除去に多大の手数 を必要とするから、コストが大幅にアップする。 .前記各堰き止め部材4を、ポンチ6によって打ち抜き切除するに際して、こ のポンチ6が、前記合成樹脂のバリ5aに掛かることにより、換言すると、前記 合成樹脂のバリ5aの一部を、前記ポンチ6にて切断することにより、当該ポン チ6の磨耗が増大するから、ポンチ6の耐久性が著しく低下する。 と言う問題があった。
【0005】 本考案は、モールド部の成形に際して、各リード端子の間の部位に合成樹脂の バリが発生することがないようにしたリードフレームを提供することを技術的課 題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を達成するため本考案は、合成樹脂製のモールド部にてパッケ ージされる半導体チップに対する複数本のリード端子の間に、前記モールド部の 成形に際して溶融合成樹脂を堰き止めるための堰き止め部材を一体的に造形して 成るリードフレームにおいて、前記堰き止め部材のうち前記モールド部側の端部 を、当該端部が前記モールド部の外周面に接するように延長する一方、前記堰き 止め部材のうちリード端子に対して連続する部分に、リード端子の長手側縁に沿 って延びるスリット又は切り線を、当該堰き止め部材のうちモールド部側の端部 に微小長さの連続部を残して刻設すると言う構成にした。
【0007】
【作用】
このように、堰き止め部材のうちモールド部側の端部を、モールド部の外周面 に接するように延長する構成にしたことにより、モールド部の成形に際して、各 リード端子の間の部分に、合成樹脂のバリが発生することを確実に防止できるの である。
【0008】 一方、前記堰き止め部材のうちリード端子に対して連続する部分に、リード端 子の長手側縁に沿って延びるスリット又は切り線を、当該堰き止め部材のうちモ ールド部側の端部に微小長さの連続部を残して刻設したことにより、この堰き止 め部材のうちモールド部から離れた部分を、ポンチ等によって押圧することで、 その先端における微小長さの連続部が千切れることになるから、前記堰き止め部 材のうちモールド部側の端部を、モールド部の外周面に接するように構成したも のでありながら、当該堰き止め部材を、リード端子の間より打ち抜き切除するこ とが簡単にできるのである。
【0009】
【考案の効果】
従って、本考案によると、モールド部の成形に際して、各リード端子の間の部 位に合成樹脂のバリが発生することがないから、前記モールド部の成形後におい て、各リード端子間のバリを除去する工程を省略することができて、コストを大 幅に低減できるのであり、しかも、前記各リード端子間における堰き止め部材を 打ち抜き切除するためのポンチ等の磨耗が少なくなるから、その耐久性を著しく 向上できる効果を有する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面(図1〜図6)について説明する。 図1〜図3は、第1の実施例を示し、この図において符号10は、金属板製の リードフレームを示し、該リードフレーム10には、半導体チップ11を搭載す るためのアイランド部12が一体的に造形されていると共に、前記アイランド部 12に向かって延びる複数本のリード端子13が一体的に造形されている。
【0011】 また、前記各リード端子13の間の部分、及び各リード端子13のうち最も外 側に位置するリード端子13とリードフレーム10におけるサイドフレーム20 ,21との間には、合成樹脂製モールド部15の成形に際して溶融合成樹脂を堰 き止めるための適宜幅寸法Wの堰き止め部材(ダムバー)14が、各々一体的に 造形されている。
【0012】 そして、前記各リード端子13の相互間、及びこのリード端子13と両サイド フレーム20,21との間における各堰き止め部材14を、当該堰き止め部材1 4のうち前記モールド部15側の端部が前記モールド部15の外周面15aに対 して接する状態まで延長する一方、この各堰き止め部材14のうちその両側のリ ード端子13及び両サイドフレーム20,21に対して連続する部分に、リード 端子13の長手側縁に沿って延びるスリット17を、当該堰き止め部材14にお ける幅方向の左右両端部に微小長さt1 ,t2 の連続部18,19(スリット無 しの部分)を残して刻設する。
【0013】 このように、各堰き止め部材14を、当該堰き止め部材14のうちモールド部 15側の端部がモールド部15の外周面15aに接するように延長したことによ り、モールド部15の成形に際して、各リード端子13の相互間の部分、及びリ ード端子13と両サイドフレーム20,21との間の部分に、合成樹脂のバリが 発生することを確実に防止できるのである。
【0014】 一方、前記各堰き止め部材14のうちその両側のリード端子13及びサイドフ レーム20,21に対して連続する部分に、リード端子13の長手側縁に沿って 延びるスリット17を、当該堰き止め部材14における幅方向の左右両端部に微 小長さt1 ,t2 の連続部18,19を残して刻設したことにより、この各堰き 止め部材14のうちモールド部15から離れた部分を、図2及び図3に二点鎖線 で示すように、ポンチ16等によって下向きに押圧することにより、当該堰き止 め部材14の幅方向の左右両端部における微小長さt1 ,t2 の連続部18,1 9が千切れることになるから、前記各堰き止め部材14のうちモールド部15側 の端部をモールド部15の外周面に接するように構成したものでありながら、当 該各堰き止め部材14を、至極簡単に打ち抜き切除することができる。
【0015】 図4〜図6は、第2の実施例を示すものである。 この第2の実施例は、各堰き止め部材14を、前記第1の実施例のように適宜 幅寸法Wに構成することなく、リードフレーム10における両サイドフレーム2 0,21の間を連結する連結バー22から一体的に延びる形態の堰き止め部材1 4′に構成したものである。
【0016】 この場合においても、前記各堰き止め部材14′を、当該堰き止め部材14′ のうちモールド部15側の端部が前記モールド部15の外周面15aに対して接 する状態まで延長する一方、この各堰き止め部材14′のうちその両側のリード 端子13及び両サイドフレーム20,21に対して連続する部分に、リード端子 13の長手側縁に沿って延びるスリット17を、当該堰き止め部材14′のうち モールド部15側の端部に微小長さt1 の連続部18(スリット無しの部分)を 残して刻設するのである。
【0017】 これにより、前記モールド部15の成形に際して、各リード端子の相互間の部 分、及びリード端子13と両サイドフレーム20,21との間の部分に、合成樹 脂のバリが発生することを防止できる一方、前記各堰き止め部材14′のうちモ ールド部15から離れた部分を、図5及び図6に二点鎖線で示すように、ポンチ 16′等によって下向きに押圧することにより、当該堰き止め部材14′の端部 における微小長さt1 の連続部18が千切れて、各堰き止め部材14′は、二点 鎖線で示すように下向きに折り曲げられることになるから、前記各堰き止め部材 14′を、そのモールド部15側の端部がモールド部15の外周面に接するよう に延長したものでありながら、当該各堰き止め部材14′を至極簡単に打ち抜き 切除することができるのである。
【0018】 なお、前記両実施例は、各堰き止め部材14,14′に、リード端子13の長 手側縁に沿って延びるスリット17を刻設する場合を示したが、本考案は、この スリット17に代えて、切り線をリード端子13の長手側縁に沿って延びる刻設 するように構成しても良いことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示すリードフレームの
平面図である。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】図1の要部を示す拡大斜視図である。
【図4】本考案の第2の実施例を示すリードフレームの
平面図である。
【図5】図4のV−V視拡大断面図である。
【図6】図4の要部を示す拡大斜視図である。
【図7】従来のリードフレームの平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII視拡大断面図である。
【図9】図7の要部を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 リードフレーム 11 半導体チップ 12 アイランド部 13 リード端子 14,14′ 堰き止め部材 15 モールド部 16,16′ ポンチ 17 スリット 18,19 連続部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製のモールド部にてパッケージさ
    れる半導体チップに対する複数本のリード端子の間に、
    前記モールド部の成形に際して溶融合成樹脂を堰き止め
    るための堰き止め部材を一体的に造形して成るリードフ
    レームにおいて、前記堰き止め部材のうち前記モールド
    部側の端部を、当該端部が前記モールド部の外周面に接
    するように延長する一方、前記堰き止め部材のうちリー
    ド端子に対して連続する部分に、リード端子の長手側縁
    に沿って延びるスリット又は切り線を、当該堰き止め部
    材のうちモールド部側の端部に微小長さの連続部を残し
    て刻設したことを特徴とする電子部品用リードフレーム
    の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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