JPH0412173Y2 - - Google Patents

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JPH0412173Y2
JPH0412173Y2 JP7247186U JP7247186U JPH0412173Y2 JP H0412173 Y2 JPH0412173 Y2 JP H0412173Y2 JP 7247186 U JP7247186 U JP 7247186U JP 7247186 U JP7247186 U JP 7247186U JP H0412173 Y2 JPH0412173 Y2 JP H0412173Y2
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ridge
cover
roof
upper frame
frame
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、一般家屋やビルの明り採り用屋根
部、通路、体育館、プール、温室等の採光を目的
とする屋外建造物など、すなわちスカイライトに
おける棟部構造に関する。
〔考案の背景〕 この種のスカイライトは、近年、建築の多様化
に伴つて、汎用される傾向にある。しかるに、前
述したように、種々の用途があり、その用途に応
じて、あるいは施主の希望に応じて、その都度屋
根角度を変える必要が多い。しかし、その度に棟
部に専用部材を用意するのでは、コストが高くな
り、可能な限り、部材の共用化を図ることが望ま
れる。
他方では、棟部の構造は、それが比較的、目立
つ個所なので、納まりが重要な要素であり、また
気・水密を図る点でも重要である。
そこで、本考案の目的は、屋根角度の変更に関
係なく、棟部を構成する部材を共用化でき、もつ
て経済的となるとともに、見映えならびに気・水
密性に優れた棟部構造を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための本考案透光板を有
する一対の傾斜屋根が棟部において寄せ合せられ
るものであつて:棟材と、これに対して各屋根の
傾斜角度が所望範囲内で選定自在として接合され
る各屋根の上枠と、前記棟材および各接合部を覆
つて前記棟材に取付けられる棟カバーと、前記上
枠に取付けられ、先端が棟カバーの内周面に当接
し、雨水の浸入を防止するシールカバーとを備
え;少くとも、屋根の傾斜角度選定範囲内の接合
部範囲域において棟材の外面が円形をなし、かつ
シールカバーが当接する棟カバーの内周面が上枠
とともに移動するシールカバー先端の移動範囲に
おいて棟材と同心円状の円弧をなしていることを
特徴とするものである。
〔作用〕
本考案では、棟材に屋根がその上枠を介して接
合される。しかるに、棟材の上枠接合面は外面円
形とされているので、その円形部分のどの範囲に
おいても上枠を棟材に対して突合せ接合でき、要
望に応じて部材を共用しながら屋根角度を変更で
き、経済的であるし、納まりにも優れる。
また、従来にあつては上枠と棟材との接合部か
らシーリングを行つても雨水が内部に浸入する虞
れを完全に解消できない。さらに、棟材と上枠と
の接合部が露出していると、外観的に体裁が悪
い。そこで、本考案に従つて、棟材および接合部
を覆う棟カバーやシールカバーを設けると、それ
らが隠れ外観が向上するとともに、接合部が棟カ
バーによつて上方から覆われることによつて、雨
水が接合部に当ることがなく、接合部からスカイ
ライト内への浸入も防止でき、角度変えも自由に
行える。
〔実施例〕
以下本考案を図示する実施例によつてさらに詳
説する。
本考案に係るスカイライトの全体形状は、たと
えば第6図〜第8図のように、寄せ棟状となつて
いる。勿論、切妻形式であつてもよい。
このスカイライトの構造材は、第3図および第
4図に示すように、H形鋼等の縦材1,1を山形
に突き合せた状態で対地固定するとともに、横方
向(第3図紙面を貫く方向)に隣接するまたはい
くつか飛びの縦材1,1間に跨つて胴縁としての
C形鋼からなる横材2,2……がアングル材3を
介して設けられている。
かかる構造材1,2に対して、第1A図および
第5図に示されるように、それぞれ長手通しの縦
受材10A、ならびにその一部切欠部を通つて同
様に長手通しの横受材20Aがそれぞれ固定され
ている。また、縦受材10Aに対向して長手通し
の縦押え材10Bが配され、これによつてガラス
等の透光板30に対する縦枠10を構成してい
る。さらに、横受材20Aに対向して、縦押え材
10B間に配される横押え材20Bが設けられ、
これによつて透光板30に対する横枠20を構成
している。
上記縦受材10Aは、第5図のように、縦枠1
に対してボルト31固定された取付材32に、特
殊ボルト33を介して固定されている。また、横
受材20Aは、第1A図のように、横材2に対し
て、支持板部34a付ボルト34がナツト35に
よつて固定されるとともにそのボルト34の支持
板部34aに特殊ボルト36を介して固定されて
いる。
他方で、採光用透光板30は、縦方向について
は、その上下の縦押え材10Bおよび縦受材10
Aによつて縁取りされ、横方向については、その
上下の横押え材20Bおよび横受材20Aによつ
て縁取りされ、結果的に縦枠10および横枠20
によつて枠組みされている。
ただし、屋根A,Bの最上端においては、スカ
イライトの長手方向に通して略U字状の上枠40
A,40Bによつて縁取りされている。Pa,Pb,
Pcはパツキン、Sはシール材である。
一方、第1A図に詳細に示されているように、
上記屋根A,Bは、それらの上枠40A,40B
を介して、長手通しの円筒形棟材50に突合せ接
合されている。棟材50は、構造材としての鉄骨
に対して固定されている。すなわち、縦材1に、
取付板51、横補材52、アングル53、および
連結するためのボルト54,55,56を介して
固定されている。
この棟材50の外形面に対応して、上枠40
A,40Bの対向面は、円形に凹陥しており、そ
れらの突合せ接合部が第1B図にみられるように
防水用シート40A3、例えばブチルゴムシート
を介して止めネジ41によつて連結されている。
また、棟材50の上方にはこれを覆つて同芯状
に半円状の棟カバー60が配され、これはその取
付足片61が棟材50の係止部50aに係止され
ることによつて取付けられている。棟カバー60
の両側縁は、上枠40A,40Bの棟材50に対
する接合部より外方に位置しており、棟カバー6
0に直接降つた雨水を各接合部に当てないように
している。しかしながら、風に煽られて接合部に
浸入する雨水も考えられるので、上枠40A,4
0Bの外表面には第1B図の拡大図にもみられる
ように先端が棟カバー60の内周面に当接するシ
ールカバー62A,62Bが取付けられている。
シールカバー62A,62Bは、弾性をもつた金
属例えばアルミニウムから成るもので、先端に棟
カバー60の内周面に当接するパツキン62A
1,62B1を保持し、また上枠40A,40B
との取付けのため、中間部に鉤状係合部62A
2,62B2、後端に折曲した脚62A3,62
B3をそれぞれ有している。そして脚62A3,
62B3は上枠40A,40Bのクリツプ部40
A1,40B1に挿入され、鉤状係合部62A
2,62B2は上枠40A,40Bの鉤状係止部
40A2,40B2に係止されている。棟カバー
60の内周面は上枠40A,40Bの角度変更に
応じられるよう上枠40A,40Bの移動範囲す
なわちシールカバー先端の移動範囲において、棟
材50と同心円状の円弧をなしている。このよう
な構成により雨水の浸入が防止されるが、万一浸
入した場合、その雨水を排出するため、図示され
てはいないが鉤状係合部62A2,62B2の長
手方向に部分的に切欠きが設けられている。従つ
て万一浸入した雨水は上記切欠きから更に脚62
A3,62B3とクリツプ部40A1,40B1
とのメタルタツクで生じた隙間より外部へ排出さ
れ、内部に滞ることがない。
なお、棟カバーは、第1A図仮想線で示すよう
に、頂部が山形の棟カバー60′であつてもよい。
ところで、屋根の傾斜角度を変える場合、第2
図に示すように、棟材50の外面が円形で、上枠
40A,40Bの突合せ面が円形に凹陥している
ので、止めネジ41の止め個所を変えるだけで、
部材の増加や変更もなしに、たとえば26°〜45°の
傾斜角度範囲内において、屋根傾斜角度をその都
度、任意に選定できる。
なお、棟材50は中実であつてもよく、また上
記角度範囲外であれば外形が円形でなくともよ
い。
更に、本考案は第9図にみられるように上枠4
0Aの一部を回転支点40A4にもつ開閉窓部7
0を備える屋根Aにも応用することができる。
〔考案の効果〕
以上の通り、本考案によれば、部材の変更等な
しに屋根の傾斜角度を変更でき経済的であるとと
もに、外観および気・水密性に優れたものとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本考案の第8図IA−IA線に沿う棟
部構造の断面図、第1B図はシールカバー部分の
拡大断面図、第2図はその屋根傾斜角度変更状態
断面図、第3図は構造材の側断面図、第4図はそ
の平面図、第5図は第8図のV−V線に沿う断面
図、第6図はスカイライトの要部斜視図、第7図
は正面図、第8図は平面図、第9図は開閉窓部を
設けた屋根の断面図である。 1……縦材(主鉄骨)、2……横材(胴縁、鉄
骨)、10……縦枠、10A……縦受材、10B
……縦押え材、20……横枠、20A……横受
材、20B……横押え材、30……透光板、40
A,40B……上枠、41……止めネジ、50…
…棟材、60,60′……棟カバー、62A,6
2B……シールカバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 透光板を有する一対の傾斜屋根が棟部において
    寄せ合せられるものであつて; 棟材と、これに対して各屋根の傾斜角度が所望
    範囲内で選定自在として接合される各屋根の上枠
    と、前記棟材および各接合部を覆つて前記棟材に
    取付けられる棟カバーと、前記上枠に取付けら
    れ、先端が棟カバーの内周面に当接し、雨水の浸
    入を防止するシールカバーとを備え; 少くとも、屋根の傾斜角度選定範囲内の接合部
    範囲域において棟材の外面が円形をなし、かつシ
    ールカバーが当接する棟カバーの内周面が上枠と
    ともに移動するシールカバー先端の移動範囲にお
    いて棟材と同心円状の円弧をなしていることを特
    徴とするスカイライトの棟部構造。
JP7247186U 1986-05-14 1986-05-14 Expired JPH0412173Y2 (ja)

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JP7247186U JPH0412173Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

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JP7247186U JPH0412173Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

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JPS62187015U JPS62187015U (ja) 1987-11-28
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