JPH04121264A - 車両用液圧式制動装置のエア抜き方法 - Google Patents

車両用液圧式制動装置のエア抜き方法

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JPH04121264A
JPH04121264A JP23945290A JP23945290A JPH04121264A JP H04121264 A JPH04121264 A JP H04121264A JP 23945290 A JP23945290 A JP 23945290A JP 23945290 A JP23945290 A JP 23945290A JP H04121264 A JPH04121264 A JP H04121264A
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JP
Japan
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reservoir
wheel
brake
asr
control unit
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JP23945290A
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Inventor
Seiichi Ishizeki
清一 石関
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車両用液圧式制動装置のエア抜き方法に関する
ものである。
従来の技術 マスタシリンダと車輪ブレーキ装置とを接続するブレー
キ管路に配設された液圧制御弁と、該液圧制御弁の制御
によりブレーキ液圧を低下する際、上記車輪ブレーキ装
置から上記液圧制御弁を介して排出されるブレーキ液を
貯えるリザーバと、該リザーバのブレーキ液を加圧し供
給管路を介して上記車輪ブレーキ装置側に供給する液圧
ポンプと、上記供給管路に配設され該供給管路の液連通
を遮断可能な第1の弁装置と、上記液圧ポンプとマスタ
シリンダとを接続する戻し管路および上記リザーバとマ
スタシリンダ側リザーバとを接続する低圧管路の双方に
配設され、通常ブレーキ時および制動スリップ制御時は
両リザーバ間を遮断すると共に液圧ポンプからマスタシ
リンダ側への液連通を許容し、駆動スリップ制御時は上
記両リザーバを液連通すると共に液圧ポンプとマスタシ
リンダとの間を遮断する第2の弁装置とからなり、制動
スリップ制御と駆動スリップ制御との双方の制御を行い
得るようにした車両用液圧式制動装置は既に開発され公
開されている(例えば特開平1−278872号公報参
照)。
発明が解決しようとする課題 車両用液圧式制動回路のエア抜き方法としてはマスタシ
リンダ側のリザーバに真空引きのガンを取付け、リザー
バからマスタシリンダを介してホイールシリンダに至る
管路中を真空にした後に液圧ポンプを使ってブレーキ液
を低圧圧送する方法等が一般に用いられるが、上記のよ
うな制動スリップ制御と駆動スリップ制御との双方の制
御を行い得るようにした車両用液圧式制動装置では各車
輪毎に設けられている液圧制御弁と第1および第2の弁
装置とによりどうしてもブレーキ液の供給や真空引きの
できない区域が発生する。このような区域に対しては予
めブレーキ液を閉じ込めておくような方式が一般に用い
られるが、かなりの手数がかかるものとなる。
本発明は、制動スリップ制御と駆動スリップ制御との双
方の制御を行い得るようにした車両用液圧式制動装置に
おいて、作業者に対するブレーキペダルの踏込指令およ
び踏込中止指令と重両用液圧式制動装置のコントロール
ユニットに対する各種制御弁の作動指令をプログラム制
御することにより真空引き装置等を必要とせずオンボー
ドで簡便にエア抜き作業を行う方法を提供しようとする
ものである。
課題を解決するための手段 本発明は、液圧制御弁とABS/ASR用リザーバと液
圧ポンプとを主要素とするABS用(制動スリー7ブ制
御用)アクチュエータと切換制御弁と切換弁とからなる
ASR用(駆動制御用)アクチュエータと、上記両アク
チュエータを制御するコントロールユニットとを有する
車両用液圧式制動装置において、該車両用液圧式制動装
置のエア抜きプログラムを上記コントロールユニットに
内蔵し、エア抜き作業開始の信号入力に基き該コントロ
ールユニットは、作業者にブレーキペダルの踏込みを指
示する踏込指令とブレーキペダル踏込み中止を指示する
踏込中止指令とを交互に複数回繰り返し発すると共に、
該指令に基く作業者のブレーキペダル踏込みおよびブレ
ーキペダル踏込み中止を検知し、ブレーキペダル踏込時
は踏込後項定時間たってから車輪ブレーキ装置に供給さ
れた液圧をABS/ASR用リザーバに貯えるよう液圧
制御弁を切換える指令を発し、ブレーキペダルの踏込み
を中止するとABS/ASR用リザーバに貯えられた液
圧がマスタシリンダ側のリザーバに押出されてその間の
管路のエア抜きが行われ、ブレーキペダル踏込中止を検
出してから所定時間後にマスタシリンダと車輪ブレーキ
装置とを連通させるよう液圧制御弁を切換える指令を発
し、次のブレーキペダルの踏込みに備えるという手順を
繰返すプログラムでエア抜きを行うことを第1の特徴と
し、上記コントロールユニットは、エア抜きプログラム
を内蔵せず該コントロールユニットにインタフェースを
介して接続されるセレクトモニタに上記エア抜きプログ
ラムを内蔵したことを第2の特徴とするものである。
作用 上記により車両のラインオフ時および車両整備時におい
てブレーキ液注入のさいに必要とされるエア抜き作業を
、真空引き装置等の補助装置を用いることなく極めて簡
便に行うことができる。
実施例 以下本発明の実施例を附図を参照して説明する。
第1図において、■はタンデム式のマスタシリンダ、2
は該マスタシリンダ1にブレーキ液を供給するリザーバ
、3は上記マスタシリンダ1にマスタパック等の倍力装
置を介して連結されたブレーキペダルで、該ブレーキペ
ダル3を踏み込むことにより倍力装置を介してマスタシ
リンダ1が作動し、一方のクロス配管Aから左前輪ブレ
ーキ装置4aおよび右後輪ブレーキ装置5aのホイール
シリンダに液圧が供給されると共に、他方のクロス配管
Bから右前輪ブレーキ装置6aおよび左後輪ブレーキ装
置7aのホイールシリンダに液圧が供給されブレーキが
かかるようになっている。
上記両クロス配管AおよびBには各車輪別の制動液圧制
御を行うABS用アクチュエータ(アンチスキッドブレ
ーキ用アクチュエータ)8が介装され該ABS用アクチ
ュエータ8は左前輪4.右後輪5の車輪速度センサ4b
、5bおよび右前輪6.左後輪7の車輪速度センサ6b
、7bの各車輪速度信号に基き液圧の加圧、保持、減圧
信号を発するコントロールユニット9の該加圧、保持、
減圧信号により制御されるようになっている。
上記ABS用アクチュエータ8は、各車輪別にマスタシ
リンダ1から各車輪の車輪ブレーキ装置に至る液圧配管
に介装されソレノイドへの通電量がゼロのときa位置と
なりマスタシリンダから車輪ブレーキ装置に至る液圧配
管を連通させ、ソレノイドへの通電量が定格電流の繕の
ときb位置となり上記マスタシリンダから車輪ブレーキ
装置に至る液圧配管を遮断し、ソレノイドへの通電量が
定格電流のときC位置となり上記マスタシリンダから車
輪ブレーキ装置に至る液圧配管を遮断すると共に車輪ブ
レーキ装置からマスタシリンダ側に通じるクロス配管系
別のバイパス配管を連通させる4個の3位置式液圧制御
弁8a、8a、8a、8aと、該4個の3位置式液圧制
御弁8a、8a、8a、8aのそれぞれに並列に設けら
れ車輪ブレーキ装置側の制動液圧がマスタシリンダ側の
制動液圧より高いとき通となる4個の逆止弁8b、8b
8b、8bと、上記クロス配管系別のバイパス配管□に
介装され車輪ブレーキ装置側の制動液圧がマスタシリン
ダ側の制動液圧より高いとき通となるクロス配管系別の
2(11合計4個の逆止弁8c、8c、8c、8cと、
該クロス配管の2個の逆止弁8c 、8c間のバイパス
配管に介装され上記3位置式液圧制御弁8aが上記バイ
パス配管を連通させるC側に切り換わったとき各車輪ブ
レーキ装置内に貯留されたブレーキ液をマスタシリンダ
側に戻す液圧ポンプ8dと、シリンダと該シリンダに嵌
装されるピストンと該ピストンの附勢スプリングとを備
え車輪ブレーキ装置側より液圧ボンダ8dに至るバイパ
ス配管に介装された2個のABS/ASR用リザーバa
eすseと、上記液圧ポンプ8dよりマスタシリンダ側
に至るバイパス配管に直列に介装された2個のブレーキ
液圧の脈動を防止するためのダンパ用アキュムレータ8
f、8f[よび2個のオリフィス8g、8gとから構成
されている・ 10a、10bは上記両方のクロス配管AおよびBの後
輪ブレーキ装置5aおよび7aへの配管中に介装された
ブロボーショニングバルブで、該ブロポーショニングバ
ルブ10a。
lObによりブレーキペダル3を踏み込んだ場合前輪側
の制動液圧に対し後輪側の制動液圧はある点よりその増
大の割合が低くなるよう制御され、前輪がロックされた
とき後輪がまだロックされない状態となるよう構成され
、制動時の後輪ロックによる不規旋転(尻振り現象)を
防止するようになっている。
11は上記両方のクロス配管AおよびBの駆動輪である
前輪4,6の車輪ブレーキ装置4a、6aへの配管中に
介装されたASR用アクチュエータ(駆動スリップ制御
用アクチュエータ)で、該ASR用アグアクチエータは
車輪に設置した車輪速度センサ4b〜7bの発する車輪
の回転状況を示す信号により車輪の空転状況を評価し信
号を発するコントロール二二一7ト9からの該信号によ
りマスタシリンダ1から駆動輪である左前輪4.右前輪
6の車輪ブレーキ装置4a、6aに至る液圧配管を遮断
すると共に、該遮断によりABS用アクチュエータ8の
一方のABS/ASR用リザーバ8eをリターン配管C
を介してリザーバ2に連通させるよう構成されている。
上記ASR用アクチュエータ11は、各クロス配管別に
マスタシリンダlから駆動輪である左前輪4の車輪ブレ
ーキ装置4aおよび右前輪6の車輪ブレーキ装置6aに
至る液圧配管に介装されアクセルペダルが踏み込まれず
車輪が空転していないとコントロールユニット9が評価
しているときはソレノイドへ通電されず6位置となりマ
スタシリンダ1から左前輪4.右前輪6の車輪ブレーキ
装置4a、6aに至る液圧配管を連通させ、アクセルペ
ダルが踏み込まれ車輪が空転しているとコントロールユ
ニット9が評価するとソレノイドへ通電され8位置とな
り上記マスタシリンダ1から左前輪4.右前輪6の車輪
ブレーキ装置4a、6aに至る液圧配管を遮断すると共
に上記左前輪4.右前輪6の車輪ブレーキ装置4a、6
aを、該車輪ブレーキ装置4a、6aからの液圧が所定
値以上となったとき開となる圧力制御弁11bを介して
リザーバ2に通じる切換制御弁11a、llaと、上記
ASR用アクチュエータ8のABS/ASR用リザーバ
8e、8eのうちいずれか一方例えばクロス配管B側の
ABS/ASR用リザーバ8eと上記リターン配管Cと
の間に介装され該クロス配管B側の左後輪7の車輪ブレ
ーキ装置7aに加わるブレーキ液圧で作動し、該ブレー
キ液圧が加えられていないとき上記ABS/ASR用リ
ザーバ8eからリターン配管Cに至る液通路を連通させ
、ブレーキ液圧が加えられたとき該液通路を遮断する切
換弁11cとから構成されている。
上記において、ブレーキペダル3が踏み込まれた制動時
には、マスタシリンダ1に発生しだ液圧は両クロス配管
A、Bおよびアクセルペダルが踏み込まれず車輪が空転
していないためd位置にある切換制御弁11a、lla
を介して左右前後の全車輪の車輪ブレーキ装置に導入さ
れブレーキ力を発生するが、このとき切換弁LlcはA
BS/ASR用リザーバ8eからリザーバ2に連通ずる
液通路を遮断しているので上記ABS/ASR用リザー
バ8eにはリザーバ2からブレーキ液が流入することは
なく、アンチスキッド作動時において減圧不能となるこ
とはない、路面摩擦係数の低い路面上における制動時の
ロックは車輪速度センサの車輪速度信号に基き制動液圧
の減圧、保持、加圧信号を発するコントロールユニット
9の該減圧、保持。
加圧信号により制御されるABS用アクチュエータ8の
作動により防止される。
又図示しないアクセルペダルが踏み込まれた駆動時には
、駆動力による駆動輪の空転状況を評価して信号を出力
するコントロール二二一7ト9からの該信号により、切
換制御弁11a。
11aはそれぞれC位置となりマスタシリンダ1から左
前輪4.右前輪6の車輪ブレーキ装置4a、6aに至る
液圧配管を遮断すると共に、上記左前輪4.右前輪の車
輪ブレーキ装置4a、6aを圧力制御弁1 l b、 
 リターン配管Cを介してリザーバ2に連通させ、切換
弁11cはABS用アクチュエータ8(7)ABS/A
SR用リザーバ8e、8eを上記リターン配管Cに連通
させるので、液圧ポンプ8dの作動によりリザーバ2か
らリターン配管C1通となった切換弁11 c 、AB
S/ASR用リザーバ8e 、 Be 、逆止弁8c、
8cを介して液圧ポンプ8dに吸い込まれたブレーキ液
はブレーキ液圧が与えられ逆止弁8c 、8c、ダンパ
用アキュムレータ8f、8f、オリフィス8g。
8gおよび駆動輪である左前輪4.右前輪6が過回転で
あることを検知した車輪速度センサ4b、6bの車輪速
度信号に基きコントロールユニット9から発せられる信
号によりa位置にある3位置式液圧制御弁8a、8aを
介して左前輪4.右前輪6の車輪ブレーキ装置4a。
6aに加えられ制動力が発生し駆動スリップを防止する
。該制動力により車輪速度が低下すると該低下した車輪
速度を検知した車輪速度センサ4b、6bの車輪速度信
号に基きコントロール二二一、ト9から発せられる信号
により制動液圧の保持、減圧、加圧等の諸制御が行われ
駆動スリップを発生させない限度内において最大限の駆
動力を発生させるが、上記減圧制御が行われているとき
液圧ポンプ8dの作動により駆動輪である左前輪4.右
前輪6の車輪ブレーキ装置4a、6aからC位置にある
3位置式液圧制御弁8a、8a、ABS/ASR用リザ
ーバ8e 、Be、一方の逆止弁8c、8cを介して該
液圧ポンプ8dに吸い込まれたブレーキ液は液圧を与え
られ、他方の逆止弁8c、8c、ダンパ用アキュムレー
タBf、8f、オリフィス8g、8g、C位置にある切
換制御弁11a。
11a、圧力制御弁11bを介してリザーバ2に戻され
るようになっている。
本発明は、上記のようなコントロールユニットからの指
令に基き制動スリー2プ制御と駆動スリップ制御との双
方の制御を行い得るようにした車両用液圧式制動装置を
備えた車両において、ラインオフ時或は車両整備時にお
いてブレーキ液注入に際し必要とされるエア抜き作業を
行うエア抜きプログラムを上記コントロールユニット9
に内蔵し、該コントロールユニット9にエア抜き開始信
号が入力されたとき、コントロールユニット9が該エア
抜きプログラムの手順に従い、作業者への指令と上記液
圧制御弁、切換弁等の作動をシーケンシャルに組み合わ
せることにより真空引き装置等の特殊な補助装置を用い
ることなしにブレーキ液圧経路のエア抜きを行い得るよ
うにしたものである。
il[Nにおいて、12はコントロールユニット9を内
蔵したエア抜きプログラム中で作業者に行わせるブレー
キペダル踏込作動のガイド信号となる点灯、消灯作動を
行うウォニングランプ、13はブレーキペダルの踏込み
を検出するブレーキペダルスイッチで、上記コントロー
ルユニット9のエア抜きプログラムは図示しない専用の
呼び出しスイッチの操作酸は他のプログラム呼出し用と
共用の押しボタンスイッチの符号化された信号入力によ
り始動するよう構成されている。
次にコントロールユニット9に内蔵されたエア抜きプロ
グラムの各種指令の手順を第2図のタイムチャートを参
照して箇条書きに説明する。
■ エア抜きプログラム専用の呼び出しスイッチ或は共
用の押しボタンスイッチの符号化された信号入力により
コントロールユニット9に内蔵されたエア抜きプログラ
ムが始動するとウオーニングランプ12は直ちに点灯す
る。
■ 該ウオーニングランプ12の点灯に基き作業者がブ
レーキペダル3を踏込むとブレーキペダルスイッチ13
は直ちにオンとなり。
一方マスタシリンダ内の液圧はブレーキペダル系の遊び
の分だけ遅れて立上り、該マスタシリンダとd位置にあ
る切換制御弁11aおよびa位置にある液圧制御弁8a
を介して通となっているホイールシリンダ内の液圧も上
記マスタシリンダ内の圧力と同期して立上る。
■ 上記ブレーキペダルスイッチ13がオンとなってか
らホイールシリンダ内の液圧が一定値に達するまでに必
要な第1の所定時間t1(例えば1秒)経過するとコン
トロールユニットからの出力信号によりa位置にある液
圧制御弁8aをC位置に切換え、ホイールシリンダとA
BS/ASR用リザーバ8eとの間を通とするので、ホ
イールシリンダ内の液圧はABS/ASR用リザーバ8
eの附勢スプリングをたわませて該ABS/ASR用リ
ザー八8eすの液へを上昇させる。
に)上記液圧制御弁8aをC位置に切換えてからABS
/ASR用リザーバ8e内の液圧が一定値に達するまで
に必要な第2の所定時間t2 (例えば4秒)経過する
とウオーニングランプ12が消灯する。
■ 上記ウオーニングランプの消灯に基き作業者はブレ
ーキペダル3の踏込みを中止する。
■ ブレーキペダル3の踏込みを中止しマスタシリンダ
内の液圧が下降しゼロ近傍になるとクロス配管B内の液
圧により断となっていた切換弁lieが通に切換わり、
ABS/ASR用リザーバ8eから通となった切換弁1
1C,リターン配管Cを介してマスタシリンダ側のリザ
ーバ2に至る管路を通とする。
■ 上記ブレーキペダル3の踏込みを中止してからAB
S/ASR用リザーバ8e内の液圧が該ABS/ASR
用リザーバ8eの附勢スプリングのたわみにより通とな
った切換弁lie、リターン配管Cを通ってマスタシリ
ンダ側のリザーバ2に排出するのに必要な第3の所定時
間1+  (例えば1秒間)経過するとコントロールユ
ニットからの出力信号により液圧制御弁8aをa位置と
すると共にウオーニングランプ12を再点灯させる。
■ 該ウオーニングランプ12の再点灯により上記第■
ステップから第■ステップに至る手順を繰返すことによ
り作業者のブレーキペダルを踏込みに始まるエア抜き作
業の第2サイクルを実行することができ、上記エア抜き
サイクルを10数回繰返すことによりABS/ASR用
リザーバ8eから通となった切換弁11c、リターン配
管Cを介してマスタシリンダ側のリザーバ2に至る管路
のエア抜きを完全に行うことができる。
尚上記実施例では、ブレーキ液圧経路のエア抜きプログ
ラムをコントロールユニット9に内蔵した例を述へたが
、該コントロールユニット9にインタフェースを介して
接続され車載用各種機器の点検、調整等を行うセレクト
モニタ14に内蔵させてもよいことは勿論である。
発明の効果 上記のように本発明によれば、液圧制御弁とABS/A
SR用リザーバと液圧ポンプとを主要素とするABS用
(制動スリップ制御用)アクチュエータと、切換制御弁
と切換弁とからなるASR用(駆動制御用)アクチュエ
ータと、上記両アクチュエータを制御するコントロール
ユニットとを有する車両用液圧式制動装置において、該
車両用液圧式制動装置のエア抜きプログラムを上記コン
トロールユニットに内蔵し、エア抜き作業開始の信号入
力に基き該コントロールユニットは、作業者にブレーキ
ペダルの踏込みを指示する踏込指令とブレーキペダル踏
込み中止を指示する踏込中止指令とを交互に複数回繰り
返し発すると共に、該指令に基く作業者のブレーキペダ
ル踏込みおよびブレーキペダル踏込み中止を検知し、ブ
レーキペダル踏込時は踏込後所定時間たってから車輪ブ
レーキ装置に供給された液圧をABS/ASR用リザー
バに貯えるよう液圧制御弁を切換える指令を発し、ブレ
ーキペダルの踏込みを中止するとAB S/A S R
用すザーへに貯えられた液圧がマスタシリンダ側のリザ
ーバに押出されてその間の管路のエア抜きが行われ、ブ
レーキペダル踏込中止を検出してから所定時間後にマス
タシリンダと車輪ブレーキ装置とを連通させるよう液圧
制御弁を切換える指令を発し、次のブレーキペダルの踏
込みに備えるという手順を繰返すプログラムでエア抜き
を行うことにより車両のラインオフ時および車両整fi
詩においてブレーキ液住人のさいに必要とされるエア抜
き作業を、真空引き装置等の補助装置を用いることなく
オンボードでいつでもどこでも簡便に実施でき整備上の
メリットが大なる等多大なる効果をもたらし得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す車両用液正式制動装置の
配管および配線系統図、第2図は第1図装置の作動態様
を示すタイムチャートである。 1・・・マスタシリンダ、2・・・リザーバ 3・・・
ブレーキペダル、4.6・・・前輪、5,7・・・後輪
、8・・・ABS用アクチュエータ、8a・・・液圧制
御弁、8 e−A B S / A S R用リザーバ
、9・・・コントロールユニット、10a、10b・−
・プロボーショニングバルブ、11・・・ASR用アク
チュエータ、lla・・・切換制御弁、llb・・・圧
力制御弁、llc・・・切換弁、12・・・ウオーニン
グランプ、13・・・ブレーキペダルスイッチ。 14・・・セレクトモニタ、A、B・・・クロス配管、
C・・・リターン配管。 以   上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、マスタシリンダから各車輪の車輪ブレーキ装置
    に至る液圧配管中に介装され車輪速度センサからの車輪
    速度信号に基き信号を発するコントロールユニットの該
    信号により上記車輪ブレーキ装置へ供給される制動液圧
    を制御する液圧制御弁と、シリンダと該シリンダに嵌装
    されるピストンと該ピストンの附勢スプリングとを備え
    上記液圧制御弁の作動により車輪ブレーキ装置の制動液
    圧を低下させるとき該車輪ブレーキ装置から排出される
    ブレーキ液を貯えるABS/ASR用リザーバと、該A
    BS/ASR用リザーバ内のブレーキ 液を加圧し上記液圧制御弁の上流側に供給する液圧ポン
    プとを主要素とするABS用アクチュエータと、マスタ
    シリンダから駆動輪の車輪ブレーキ装置に至る液圧配管
    中に介装され、車輪に設置した車輪速度センサの信号に
    より車輪の空転状況を検知評価して信号を発するコント
    ロールユニットの該信号によりマスタシリンダと前記A
    BS用アクチュエータの液圧制御弁との間を遮断すると
    共に該液圧制御弁の上流側を液圧が所定値以上となった
    とき開となる圧力制御弁を介してマスタシリンダにブレ
    ーキ液を供給するリザーバに連通させる切換制御弁と、
    上記ABS/ASR用リザーバと上記リザーバとの間に
    介装され従動輪の車輪ブレーキ装置に加えられる制動液
    圧により作動し該制動液圧が加えられないときABS/
    ASR用リザーバとリザーバを 連通させ制動液圧が加えられたときABS/ASR用リ
    ザーバとリザーバの間を遮断する切換弁とからなるAS
    R用アクチュエータとを有する液圧式制動装置において
    、エア抜きプログラムを上記コントロールユニットに 内蔵し、該コントロールユニットにエア抜きを開始させ
    る信号を入力したとき、該コントロールユニットがブレ
    ーキペダル踏込指令を発すると共に、該ブレーキペダル
    踏込指令 に基く作業者のブレーキペダルの踏込みを検知したとき
    から第1の所定時間経過後コントロールユニットからの
    信号により液圧制御弁を切換えて車輪ブレーキ装置に供
    給された液圧をABS/ASR用リザーバに貯え、上記
    液圧制御弁を切換えてから第2の所定時間経過後にブレ
    ーキペダル踏込中止指令を発し、それに基き作業者がブ
    レーキペダルの踏込みを中止するとABS/ASR用リ
    ザーバと マスタシリンダ側のリザーバとの間に介装された切換弁
    が通となり、ABS/ASR用リザーバに貯えられた液
    圧を該ABS/ASR用リザーバの附勢スプリングにて
    押出すことによりABS/ASR用リザーバから切換弁
    を介してマスタシリンダ側のリザーバに至る管路のエア
    抜きを行い、コントロールユニットが上記作業者のブレ
    ーキペダルの踏込中止を検知したときから第3の所定時
    間経過後コントロールユニットからの信号により液圧制
    御弁を切換えてマスタシリンダを車輪ブレーキ装置に連
    通させると共にブレーキペダル踏込指令を発し、該ブレ
    ーキペダル踏込指令に基き上記と同じ手順によるエア抜
    きを複数回行わせることを特徴とする車両用液圧式制動
    装置のエア抜き方法。
  2. (2)、請求項(1)に記載の方法において、コントロ
    ールユニットは、エア抜きプログラムを 内蔵せず、該コントロールユニットにインタフェースを
    介して接続されるセレクトモニタに上記エア抜きプログ
    ラムを内蔵したことを特徴とする車両用液圧式制動装置
    のエア抜き方法。
JP23945290A 1990-09-10 1990-09-10 車両用液圧式制動装置のエア抜き方法 Pending JPH04121264A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997006042A1 (de) * 1995-08-05 1997-02-20 Itt Automotive Europe Gmbh Verfahren zur entlüftung einer schlupfgeregelten, hydraulischen zweikreisbremsanlage für kraftfahrzeuge und vorrichtung zur durchführung dieses verfahrens
JPH11241734A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Isuzu Motors Ltd クラッチ自動制御車両
JP2004538209A (ja) * 2001-08-03 2004-12-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 液圧式の車両ブレーキ装置をガス抜きするための方法
CN102717896A (zh) * 2012-03-26 2012-10-10 中国商用飞机有限责任公司 飞机刹车系统的放气试验装置

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