JPH04120421U - 芝刈機の昇降装置 - Google Patents

芝刈機の昇降装置

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JPH04120421U
JPH04120421U JP2454691U JP2454691U JPH04120421U JP H04120421 U JPH04120421 U JP H04120421U JP 2454691 U JP2454691 U JP 2454691U JP 2454691 U JP2454691 U JP 2454691U JP H04120421 U JPH04120421 U JP H04120421U
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JP
Japan
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mower
arm
lift arm
link
lift
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Pending
Application number
JP2454691U
Other languages
English (en)
Inventor
敏昭 加川
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミッドマウント型の芝刈機における作業時の
モアの変位融通量を拡大させる。 【構成】 三点リンク機構のロアリンクにワイヤ連動さ
れた操作片9と右アーム8とを固定した支軸7に左アー
ム8を遊嵌してリフトアーム5を構成し、操作片9の上
面と左アーム8の下面とを接当させることにより、リン
ク4が上昇する方向ではロアリンクの駆動力が左アーム
8に作用し、かつ、リンク4が下降する方向ではロアリ
ンクの駆動力が左アーム8に作用しない一方向伝達機構
Aを構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、所謂ミッドマウント型の芝刈機に係り、詳しくは、走行機体の下腹 部に配置されたモアを昇降可能に吊設するリンク機構を、一端が走行機体に、か つ、他端がモアに夫々枢支連結される左右一対のリンクと、走行機体に揺動自在 に設けられるリフトアームと、このリフトアームとリンクとを連動連結するリフ トロッドとから構成するとともに、リフトアームを駆動揺動する駆動機構を設け てある芝刈機の昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の芝刈機の昇降装置は、実開平1−172326号公報に示されたもの のように、リフトロッドとリフトアームとを長孔とピンとによって枢支連結して いた。これは、リフトアームに対して左右のリフトロッドが各別に相対上下移動 できる構造とすることにより、モアを接地させての芝刈り作業時に、該モアが芝 面の凹凸や左右傾斜に追従できて良好な芝刈り状態が得られるようにするための 工夫であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来技術では、リフトロッドの長孔による上下の融通によってモアをリフ トアームに対して自由に変位できるようにしてあるが、機体の下腹部にモアを吊 設する形式では、狭い床下空間にモア及びその吊設機構を配設する構造上、上下 向き姿勢のリフトロッドをあまり高く持ち上げることができないので、その長孔 の上下寸法は機体の床下下面との接当を考慮した値に設定されることになる。 ところが、様々な形状の芝地での芝刈り作業を行うにあたり、もっとモアの変 位自由度を大きくしたい要望が高まってきたのであるが、上記技術ではそれ以上 長孔の上下幅を大きくすることが困難であり、改善の余地が残されていた。 本考案は、ミッドマウント型の芝刈機における作業時のモアの変位融通量を拡 大させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的のために本考案は、冒頭に記載した芝刈機の昇降装置において、駆動 機構とリフトアームとを、リンクが上昇する方向では駆動機構の駆動揺動力がリ フトアームに作用し、かつ、リンクが下降する方向では駆動機構の駆動揺動力が リフトアームに作用しない接当式の一方向伝達機構を介して連動させてあること を特徴構成とする。
【0005】
【作用】
前記構成による昇降装置では、一方向伝達機構を介して駆動機構とリフトアー ムとを連動してあるので、モアを持ち上げる場合には駆動機構の操作によって強 制的に駆動上昇操作できるとともに、モアを下ろす場合でも駆動機構の操作によ って自重下降操作できる。 そして、一方向伝達機構は接当式であるため、モアが上昇する方向にはリフト アームが自由に揺動変位できる状態となり、もって、従来同様にモアが芝面の凹 凸や左右傾斜に追従できるようになる。 ところで、従来の技術ではモアの上下方向の変位量は長孔の長さで決まってし まうものであるから、作業中におけるモアの機体に対する高さ状況の如何に拘ら ずその変位量は一定となっている。これに対し、本考案では、駆動機構に対する リフトアームの上昇方向の変位にはその一方向伝達機構中での規制が無いので、 例えば、機体の床下下面に接当規制部を設けておくと、リフトアームの姿勢状況 、すなわち、モアの機体に対する高さ状況によって、リフトアームの前記接当規 制部に接当するまでの上方への揺動移動量が変化することになる。 つまり、作業中におけるモアの機体に対する高さが低くなるに従って、該モア が上方へ自由に変位できる融通量も大きくなり、結果、機体に対して最も上昇し た状態でのモアの自由変位量が従来と同じであっても、それよりもモアが低位と なる高さでの前記自由変位量は、全て本考案による構成の場合の方が従来構成よ りも大となろので、トータルとしてのモアの自由変位量を増大することができる のである。
【0006】
【考案の効果】
従って、モアの吊設構造を接当式の一方向伝達機構を介して構成する工夫によ り、機体床下部の地上高さを高くするといった大幅な構造変更を伴うことなくモ アの自由変位量を増大でき、より部分的な凹凸や傾斜のきつい芝地に対応可能と いった具合に、モアの変位自由度を大きくしたい要望に応えられる昇降装置を提 供できた。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図3にミッドマウント型芝刈機が示されている。この芝刈機はトラクタ機体を 利用したものであり、モアMを吊設するリンク機構1を機体後部の三点リンク機 構2(その昇降シリンダも含む)を駆動機構として昇降駆動操作する構成を採っ ている。 リンク機構1は、一端が前記走行機体3に、かつ、他端が前記モアMに夫々枢 支連結された左右一対のリンク4,4を設けた四連リンク構造に構成するととも に、走行機体3に左右軸心P周りで揺動自在にリフトアーム5を設け、このリフ トアーム5と左右の後部リンク4とをリフトロッド6,6で連動連結して構成さ れている。
【0008】 図1、図2に示すように、リフトアーム5は、機体フレーム10に回動自在に 支持される支軸7、左右のアーム8,8、及び操作片9で構成され、右側のアー ム8は固着状態で、かつ、操作片9は係止状態で夫々支軸7に一体化され、左側 のアーム8は相対回動自在に支軸7に外嵌支持してある。操作片9と前述した三 点リンク機構2のロアリンク2aとは、それらに亘って架設したワイヤ12によ って連動連結してあり、かつ、左アーム8は、操作片9に取付けられたボルトと ナットによる間隔調節装置11を介して該操作片9と接当する状態で配置してあ り、これら左アーム8と操作片、及び間隔調節装置11とによって、接当式の一 方向伝達機構Aを構成してある。 つまり、右アーム8は操作片9と一体で揺動するのであるが、左アーム8は操 作片9に対して上方には自由に揺動できるようにしてあるとともに、間隔調節装 置11の調節によって、左右のアーム8,8の相対ズレを矯正したり、あるいは 、傾斜地での芝刈り作業を行い易くするために、予め左右のアーム8,8の高さ を変えてモアに左右方向の傾斜角を与えておくといったことが可能である。
【0009】 次に、リンク機構1の作用を説明すれば、芝刈り作業時には三点リンク機構2 を下ろしてモアMを下降させ、間隔調節装置11のボルトと左アーム8とに間隙 を設けた状態で三点リンク機構2を停止させる。すると、この状態では左アーム 8は支軸7、すなわち右アーム8に対して上下どちらの方向にも揺動可能となり 、モアMは左右方向の地面傾斜に追従して左右傾斜できるとともに、上下方向に 対しては、ワイヤ12の弛みによって左右アーム8,8共に変位することができ るのである。左アーム8については、所定範囲内ではワイヤ12とは無関係に上 下変位可能である。
【0010】 尚、図1に示すように、リフトアーム5の揺動下限を行うストッパ13を、右 アーム8に作用する状態で設けてあるとともに、そのストッパ13を機体3側に 設けた下限調節板15とのピン14連結操作によって位置変更できる構成として 、下限位置の選択を可能にしてある。
【0011】 〔別実施例〕 右アーム8についても左アーム8同様に支軸7に対して回動自在とする一方向 伝達機構Aに構成し、左右の操作片9,9とは別に設けた支軸7に固定の操作片 と三点リンク機構2とを連動させる構成でも良い。この場合では左右のアーム8 ,8は共に支軸7に対して自由に上昇揺動できるから、ワイヤ12に代えてロッ ドを使用することがし易い。 駆動機構2を油圧シリンダや電動モータ等で構成するものでも良い。また、本 考案による昇降装置は、例えば自由ローリング式の植付装置を持った田植機とい った他の作業機にも理論上適用可能である。
【0012】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記す が、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】モアの吊設構造を示す側面図
【図2】一方向調節機構を示す斜視図
【図3】芝刈機の全体側面図
【符号の説明】
1 リンク機構 2 駆動機構 3 走行機体 4 リンク 5 リフトアーム 6 リフトロッド A 一方向伝達機構 M モア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(3)の下腹部に配置されたモ
    ア(M)を昇降可能に吊設するリンク機構(1)を、一
    端が前記走行機体(3)に、かつ、他端が前記モア
    (M)に夫々枢支連結される左右一対のリンク(4),
    (4)と、前記走行機体(3)に揺動自在に設けられる
    リフトアーム(5)と、このリフトアーム(5)と前記
    リンク(4),(4)とを連動連結するリフトロッド
    (6),(6)とから構成するとともに、前記リフトア
    ーム(5)を駆動揺動する駆動機構(2)を設けてある
    芝刈機の昇降装置であって、前記駆動機構(2)と前記
    リフトアーム(5)とを、前記リンク(4)が上昇する
    方向では前記駆動機構(2)の駆動揺動力が前記リフト
    アーム(5)に作用し、かつ、前記リンク(4)が下降
    する方向では前記駆動機構(2)の駆動揺動力が前記リ
    フトアーム(5)に作用しない接当式の一方向伝達機構
    (A)を介して連動させてある芝刈機の昇降装置。
JP2454691U 1991-04-15 1991-04-15 芝刈機の昇降装置 Pending JPH04120421U (ja)

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JPH04120421U true JPH04120421U (ja) 1992-10-28

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