JPH04119542A - 光磁気記録媒体カートリッジ - Google Patents

光磁気記録媒体カートリッジ

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JPH04119542A
JPH04119542A JP2238328A JP23832890A JPH04119542A JP H04119542 A JPH04119542 A JP H04119542A JP 2238328 A JP2238328 A JP 2238328A JP 23832890 A JP23832890 A JP 23832890A JP H04119542 A JPH04119542 A JP H04119542A
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layer
recording
medium
magnetization
magnetic field
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Hirokazu Ishii
裕和 石井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、「記録磁界を変調することな(レーザービー
ムの強度だけを記録すべき2値化情報に従い変調するこ
とによりオーバーライトが可能なディスク状光磁気記録
媒体」が収納された光磁気記録媒体カートリッジの改良
に関する。
〔従来の技術〕
最近、高密度、大容量、高いアクセス速度、並びに高い
記録及び再生速度を含めた種々の要求を満足する光学的
記録再生方法、それに使用される記録装置、再生装置及
び記録媒体を開発しようとする努力が成されている。
広範囲な光学的記録再生方法の中で、光磁気記録再生方
法は、情報を記録した後、消去することができ、消去し
た後、再び新たな情報を記録することが繰り返し可能で
あるというユニークな利点のために、最も大きな魅力に
濡ちている。
この光磁気記録再生方法で使用される記録媒体は、記録
層として1層又は多層の垂直磁化膜(perpendi
cular magnetic 1ayer or 1
ayers)を有する。この磁化膜は、例えばアモルフ
ァスのGdPeやGdCo、 GdPeCo、 TbP
e、 TbCo、 TbFeCoなどからなる。記録層
は一般に同心円状又はらせん状のトラックを成しており
、このトラックの上に情報が記録される。ここで、本明
細書ては、膜面に対し「上向き(upward) J又
は「下向き(downward) Jの何れか一方を、
「A向き」、他方を「逆A向き」と定義する。記録すべ
き情報は、予め2値化されており、この情報か「A向き
」の磁化を有するビット(B1)と、「逆A向き」の磁
化を有するビット(B、)の2つの信号で記録される。
これらのビットB+、Boは、デジタル信号の1.0の
何れか一方と他方にそれぞれ相当する。しかし、一般に
は記録されるトラックの磁化は、記録前に強力な外部磁
場を印加することによって「逆A向き」に揃えられる。
この処理は初期化 (initialize)と呼ばれる。その上でトラッ
クに「A向き」の磁化を育するビット(B1)を形成す
る。情報は、このビット(B1)の有無及び/又はビッ
ト長によって記録される。尚、ビットは、最近では「マ
ーク」と称される。
ビット形成の原理 ビットの形成に於いては、レーサーの特徴即ち空間的時
間的に素晴らしい凝集性(coherence)か有利
に使用され、レーザー光の波長によって決定される回折
限界とほとんど同じ位に小さいスポットにビームか絞り
込まれる。絞り込まれた光はトラック表面に照射され、
記録再生層に直径か1μm以下のビットを形成すること
により情報か記録される。光学的記録においては、理論
的に約10” ビット/a+fまでの記録密度を達成す
ることかできる。何故ならば、レーザビームはその波長
とほとんど同じ位に小さい直径を有するスポットにまで
凝縮(concentrate)することが出来るから
である。
第2図に示すように、光磁気記録においては、レーザー
ビーム(L)を記録層(1)の上に絞りこみ、それを加
熱する。その間、初期化された向きとは反対の向きの記
録磁界(Hb)を加熱された部分に外部から印加する。
そうすると局部的に加熱された部分の保磁力Hc(co
ersivity) 、は減少し記録磁界(Hb)より
小さくなる。その結果、その部分の磁化は、記録磁界(
Hb)の向きに並ぶ。こうして逆に磁化されたビットが
形成される。
フェロ磁性材料とフェリ磁性材料では、磁化及びHeの
温度依存性が異なる。フェロ磁性材料はキュリー点付近
で減少するHeを有し、この現象に基づいて記録が実行
される。従って、Tc書込み(キュリー点書込み〉と引
用される。
他方、フェリ磁性材料はキュリー点より低い補償温度(
compensation temperature)
を有しており、そこでは磁化(M)はゼロになる。逆に
この温度付近でHcが非常に大きくなり5、その温度か
ら外れるとHeが急激に低下する。この低下したHcは
、比較的弱い記録磁界(Hb)によって打ち負かされる
。つまり、記録が可能になる。この記録プロセスはTo
。、、 書込み(補償点書込み)と呼ばれる。
もっとも、キュリー点又はその近辺、及び補償温度の近
辺にこだわる必要はない。要するに、室温より高い所定
の温度に於いて、低下したHcを有する磁性材料に対し
、その低下したHeを打ち負かせる記録磁界(Hb )
を印加すれば、記録は可能である。
再生の原理: 第3図は、光磁気効果に基づく情報再生の原理を示す。
光は、光路に垂直な平面上で全ての方向に通常は発散し
ている電磁場ベクトルを有する電磁波である。光が直線
偏光(L、)に変換され、そして記録層(1)に照射さ
れたとき、光はその表面で反射されるか又は記録層(1
)を透過する。
このとき、偏光面は磁化(M)の向きに従って回転する
。この現象は、磁気カー(Kerr)効果又は磁気ファ
ラデー(Faraday)効果と呼ばれる。
例えば、もし反射光の偏光面か「A向き」磁化に対して
θに反回転するとすると、「逆A向き」磁化に対しては
一〇R度回転する。従って、光アナライザー(偏光子)
の軸を一θに度傾けた面に垂直にセットしておくと、「
逆A向き」に磁化されたビットCB。)から反射された
光はアナライザーを透過することかできない。それに対
して[A向きJに磁化されたビット(B1)から反射さ
れた光は、 (sin2θk)2を乗じた分がアナライ
ザーを透過し、ディテクター(光電変換手段)に捕獲さ
れる。その結果、「A向き」に磁化されたビット(B1
)は「逆A向き」に磁化されたビット(Bo)よりも明
るく見え、ディテクターに於いて強い電気信号を発生さ
せる。このディテクターからの電気信号は、記録された
情報に従って変調されるので、情報が再生されるのであ
る。
ところで、記録ずみの媒体を再使用するには、(i)媒
体を再び初期化装置で初期化するか、又は(1i)記録
装置に記録ヘットと同様な消去ヘッドを併設するか、又
は(市)予め、前段処理として記録装置又は消去装置を
用いて記録ずみ情報を消去する必要かある。
従って、光磁気記録方式では、これまで、記録ずみ情報
の有無にかかわらず新たな情報をその場で記録できるオ
ーバーライトは、不可能とされていた。
もっとも、もし記録磁界HbO向きを必要に応じて「A
向き」と「逆A向き」との間に自由に変えることができ
れば、オーバーライトか可能になる。しかしながら、記
録磁界HbO向きを、高速度で変えることは不可能であ
る。例えば、記録磁界Hb印加手段か永久磁石である場
合には、磁石の向きを機械的に反転させる必要かある。
しかし、磁石の向きを高速で反転させることは、無理で
ある。記録磁界Hb印加手段か電磁石である場合にも、
大容量の電流の向きをそのように高速で変えることは不
可能である。
そのため、先に、記録磁界Hbを○N、OFFせずに又
は記録磁界HbO向きを変えずに、レーザービームの強
度だけを記録すべき2値化情報に従い変調することによ
り、オーバーライト可能な光磁気記録媒体と記録装置と
記録方法が発明された(特開昭62−175948号)
。 以下、この発明を「基本発明」と引用する。
〔基本発明の説明〕
基本発明てば、垂直磁化可能な磁性薄膜を記録層とする
第1層と垂直磁化可能な磁性薄膜を記録補助層とする第
2層の少なくとも2層を積層した多層光磁気記録媒体を
使用する。場合により、第1層と第2層との間に働く交
換結合力σ1を低減するために眉間に交換結合力調整層
(例えば非磁性層)を挿入したり、第2層の隣接して交
換結合力σ宥低減層(第3層や第4層)を設けてもよい
そして、情報を「A向き」磁化を存するビットとrtA
向き」磁化を有するビットで第1層(場合により第2層
にも)に記録するのである。
この媒体は、第2層が初期補助磁界Hini  印加手
段によって、その磁化の向きを「A向き」に揃えること
ができ、しかも、そのとき、第1層は、磁化の向きは反
転せず、更に、−旦[A向き」に掬えられた第2層の磁
化の向きは、第1層からの交換結合力を受けても反転せ
ず、逆に第1層の磁化の向きは、「A向き」に揃えられ
た第2層からの交換結合力を受けても反転しない。
そして、第2層は、第1層に比へて低い保磁力Hcと高
いキュリー点Tcを持つ。
基本発明の記録方法によれば、記録媒体は、記録に先立
ち、初期補助磁界Hini、印加手段により第2層の磁
化の向きが「A向き」に揃えられる。
この行為を本明細書では特別に「初期化」という。
その上で、2値化情報に従い、パルス変調されたレーザ
ービームが媒体に照射される。レーザービームの強度は
、高ルベルと低レベルがあり、これはパルスの高レベル
と低レベルに相当する。尚、この低レベルは、再生時に
媒体を照射する非常な低レベル0よりも高い。
ビームが照射された部分の媒体に、向きも強度も変調さ
れない記録磁界Hbが作用する。Hbは、ビームの照射
された部分(スポット領域)と同じ位の寸法に絞ること
はできず、磁界Hbが作用する領域は、スポット領域に
比べれば、ずっと大きい。
低レベルのビームか照射されると、前のヒツトの磁化の
向きに無関係に第1層の磁化の向きか、EA向き」又は
「逆A向き」の何れか一方のビットが形成される。
そして、高レベルのビームか照射されると、前のビット
の磁化の向きに無関係に第1層の磁化の向きか、他方の
ビットか形成される。
これでオーバーライトが完了する。
基本発明では、レーザービームは、記録すべき情報に従
いパルス状に変調される。しかし、このこと自身は、従
来の光磁気記録でも行われており、記録すべき2値化情
報に従いビーム強度をパルス状に変調する手段は既知の
手段である。例えば、THE  BELL  SYST
EM  TEC)INICAL  JOURNAL。
Vol、 62(1983)、 1923−1936に
詳しく説明されている。従って、ビーム強度の必要な高
レベルと低レベルが与えられれば、従来の変調手段を一
部修正するだけで容易に入手できる。当業者にとって、
そのような修正は、ビーム強度の高レベルと低レベルが
与えられれば、容易であろう。
基本発明に於いて特徴的なことの1つは、ビーム強度の
高レベルと低レベルである。即ち、ビーム強度が高レベ
ルの時に、記録磁界Hbにより記録補助層(第2層)の
rA向き」磁化を「逆A向きjに反転(reverse
)させ、この第2層の「逆A向き」磁化によって記録層
(第1層)に「逆A向き」磁化〔又は「A向き」磁化〕
を有するビットを形成する。ビーム強度が低レベルの時
は、第2層のrA向き」磁化によって第1層に「A向き
」磁化〔又は「逆A向き」磁化〕を有するビットを形成
する。
なお、本明細書では、 000 (又は△Δ△〕という表現は、先に〔〕の外の
OOOを読んだときには、以下のOOO〔又はΔ△△〕
のときにも、〔〕の外のOOOを読むことにする。それ
に対して先にOOOを読まずに〔〕内の△△△の方を選
択して読んだときには、以下のOOO〔又は△Δ△ゴの
ときにもOOOを読まずに〔ゴ内の△△△を読むものと
する。
すでに知られているように、記録をしない時にも、例え
ば媒体における所定の記録場所をアクセスするためにレ
ーザービームを非常な低レベル0で点灯することがある
。また、レーザービームを再生に兼用するときには、非
常な低レベル0の強度でレーザービームを点灯させるこ
とがある。本発明においても、レーザービームの強度を
この非常な低レベル0にすることもある。しかし、ビッ
トを形成するときの低レベルは、この非常な低レベル0
よりも高い。従って、例えば、基本発明におけるレーザ
ービームの出力波形は、次の通りになる。
ビーム強度 ↑ 値化情報の例   111001111000なお、基
本発明の詳細な説明記されていないが、基本発明では、
記録用のビームは、1本ではなく近接した2本のビーム
を用いて、先行ビームを原則として変調しない低レベル
のレーザービーム(消去用)とし、後行ビームを情報に
従い変調する高レベルのレーザービーム(書込用)とし
てもよい。この場合、後行ビームは、高レベルと基底レ
ベル(低レベルと同−又はそれより低いレベルてあり、 出力かセロでもよい) との間でパルス 変調される。
この場合の出力波形は次の通りであ る。
先行ビーム 後行ビーム ビーム強度 小 値化情報の例 基本発明で使用される媒体は、 第1実施態様と 第2実施態様とに大別される。
いずれの実施懸様 においても、 記録媒体は、 記録層 (第1層) と記 録補助層 (第2層) を含む多層構造を存する。
第1層は、室温で保磁力か高く磁化反転温度か低い記録
層である。第2層は第1層に比へ相対的に室温で保磁力
か低く磁化反転温度か高い記録補助層である。なお、第
1層と第2層ともに、それ自体多層膜から構成されてい
てもよい。場合により第1層と第2層との間に第3の層
か存在していてもよい。更に第1層と第2層との間に明
確な境界がなく、一方から徐々に他方に変わってもよい
第1実施懸様では、記録層(第1層)の保磁力をH93
、記録補助層(第2層)のそれをF(C2、第1層のキ
ュリー点をT。I、第2層のそれをT。2、室温をTア
、低レベルのレーザービームを照射した時の記録媒体の
温度をTL、高レベルのレーサービームを照射した時の
それをTH1第1層か受する結合磁界をH。l、第2層
か受ける結合磁界をHD2とした場合、記録媒体は、下
記の式1を満足し、そして室温で式2〜5を満足するも
のである。
TR0T。1夕T+、<T。2処T、  −式IHc+
> HC’2+  HDI+HD2       式2
He l > HD l   −−−m−−−−式3H
C2>HD2 −          式4HC2+H
D2 < ’l旧n+、  l  <E(’cl±Ho
’t   式5上記式中、符号「z」は、等しいか又は
ほぼ等しい(±20°C位)ことを表す。また上記式中
、複合上、;については、上段か後述する A (antiparallel)タイプの媒体の場合
てJす、下段は後述するP (parallel)タイ
プの媒体の場合である。なお、フェロ磁性体媒体はPタ
イプに属する。
つまり、保磁力と温度との関係をグラフで表すと、次の
如くなる。細線は第1層のそれを、太線は第2層のそれ
を表す。
保磁力 □ TL       T□ 従って、この記録媒体に室温で外部手段例えば初期補助
磁界(Hini、)を印加すると、式5によれば、記録
層(第1層)の磁化の向きは反転せずに記録補助層(第
2層)の磁化のみか反転する。そこで、記録前に媒体に
初期補助磁界(Hini、)を印加すると、第2層のみ
を「A向き」□ここでは「A向き」を便宜的に本明細書
紙面において上向きの矢9で示し、「逆A向き」を下向
きの矢8て示す     に磁化させることかできる。
そして、Hini、かゼロになっても、式4により、第
2層の磁化?は再反転せずにそのまま保持される。
外部手段により第2層のみが、記録直前まで「A向き」
合に磁化されている状態を概念的に表すと、次のように
なる。
ここで、第1層における磁化の向き0は、それまでに記
録されていた情報を表わす。以下の説明においては、向
きに関係かないので、以下Xで示す。
ここにおいて、高レベルのレーザービームを照射して媒
体温度をT、に上昇させる。すると、T、はキュリー点
TC+より高温度なので記録層(第1層)の磁化は消失
してしまう。更にT8はキュリー点Tex付近なので記
録補助層(第2層)の磁化も全く又はほぼ消失する。こ
こで、媒体の種類に応じて「A向き」又は「逆A向き」
の記録磁界(Hb)を印加する。記録磁界(Hb)は、
媒体自身からの浮遊磁界でもよい。説明を簡単にするた
めに「逆A向き」の記録磁界Hbを印加したとする。媒
体は移動しているので、照射された部分は、レーザービ
ームから直ぐに遠ざかり、冷却される。Hbの存在下で
、媒体の温度が低下すると、第2層の磁化は、Hbに従
い、反転されて「逆A向き」の磁化となる(状態28)
そして、さらに放冷が進み、媒体温度がT c +より
少し下がると、再び第1層の磁化が現れる。その場合、
磁気的結合(交換結合)力のために、第1層の磁化の向
きは、第2層の磁化の向きの影響を受ける。その結果、
媒体に応じて8(Pタイプの媒体の場合)又は合 (Aタイプの媒体の場合) が生じる。
この高レベルのレーザービームによる状態の変化をここ
では高温サイクルと呼ぶことにする。
次に、低レベルのレーザービームを照射して媒体温度を
TLに上昇させる。TLはキュリー点TCI付近なので
第1層の磁化は全く又はほぼ消失してしまうが、キュリ
ー点TBよりは低温であるので第2層の磁化は消失しな
い。
ここでは、記録磁界(Hb)は、不要であるが、高 速度(短時間)てHbをON、OFFすることは不可能
である。従って、止むを得ず高温サイクルのときのまま
になっている。
しかし、Hc2はまだ大きいままなので、Hbによって
第2層の磁化が反転することはない。媒体は移動してい
るので、照射された部分は、レーザービームから直ぐに
遠ざかり、冷却される。冷却か進むと、再び第1層の磁
化が現れる。現れる磁化の向きは、磁気的結合力のため
に第2層の磁化の向きの影響を受ける。その結果、媒体
によって9(Pタイプの場合)又は8(Aタイプの場合
)の磁化が出現する。この磁化は室温でも変わらない。
この低レベルのレーザービームによる状態の変化をここ
では低温サイクルと呼ぶことにする。
以上、説明したように、第1層の磁化の向きかどうてあ
れ、高温サイクルと低温サイクルとによって、互いに反
対向きの磁化合又は8を有するピットが形成される。つ
まり、レーザービームを情報に従い高レベル(高温サイ
クル)と低レベル(低温サイクル)との間でパルス状に
変調することによりオーバーライトか可能となる。
Pタイプ媒体の場合 (室温での状態) (室温での状態) (室温での状態) (室温での状態) これまでの説明は、第1層、第2層ともに室温とキュリ
ー点との間に補償温度T cowj  かない磁性体組
成について説明した。しかし、補償温度Tゆ。1.か存
在する場合には、それを越えると■磁化の向きが反転す
ることと■A、Pタイプか逆になるのて、説明はそれた
け複雑になる。この場合、記録磁界Hbの向きも、室温
で考えた場合、前頁の説明の向き↓と逆になる。つまり
、「初期化」のときに揃えられた第2層の磁化の向き↑
と同じ向きのHbを印加する。
記録媒体は一般にディスク状であり、記録時、媒体は回
転される。そのため、記録された部分(ビット)は、1
回転する間に再び外部手段例えばHini、の作用を受
け、その結果、第2層の磁化は元の「A向き」9に揃え
られる。しかし、室温では、第2層の磁化の影響か第1
層に及ぶことはなく、そのため記録された情報は保持さ
れる。
そこで、第1層に直線偏光を照射すれば、その反射光に
は情報か含まれているので、従来の光磁気記録媒体と同
様に情報か再生される。なお、第1層と第2層の組成設
計によっては、再生前に再生磁界H1を印加することに
より、元の「A向き」今に揃えられた第2層に第1層の
情報を転写させる方法や、再生磁界H1を印加せずとも
Hini  の影響かなくなるや否や第2層に第1層の
情報か自然転写されるものかあるので、この場合には、
第2層から情報を再生してもよい。
このような記録層(第1層)及び記録補助層(第2層)
を構成する垂直磁化膜は、■補償温度を有せずキュリー
点を存するフェロ磁性体及びフェリ磁性体、並びに■補
償温度、キュリー点の双方を有するフェリ磁性体の非晶
質或いは結晶質からなる群から選択される。
以上の説明は、磁化反転温度としてキュリー点を利用し
た第1実施懸様の説明である。それに対して第2実施態
様は室温より高い所定の温度に於いて低下したHcを利
用するものである。第2実施態様は、第1実施態様に於
けるTCIの代わりに記録層(第1層)か記録補助層(
第2層)に磁気結合される温度T S lを使用し、T
c2の代わりに第2層かHbて反転する温度T 31を
使用すれば、第1実施態様と同様に説明される。
第2実施態様では、第1層の保磁力をH61、第2層の
それをH62、第1層が第2層に磁気的に結合される温
度をTllとし、第2層の磁化がHbて反転する温度を
T3□、室温をT1、低レベルのレーザービームを照射
した時の媒体の温度をT。
、高レベルのレーザービームを照射した時のそれをT8
、第1層か受ける結合磁界をH。11第2層が受ける結
合磁界をH。2とした場合、記録媒体は、下記式6を満
足し、かつ室温で式7〜IOを満足するものである。
TR<T114TL <Th 2bTH−−−−−−一
式6%式% Hc + > Ho +  ”””””’−””−一”
”””””””−式8He 2 > HD 2 −=−
−−−−−−−式9HC2+、HD!<  旧劇、  
 < Hc r±HD 1−−−−−式10上記式中、
複合上、;については、上段か後述するA (anti
parallel)タイプの媒体の場合であり、下段は
後述するP (paraLlel)タイプの媒体の場合
である。
第2実施懸様では、高温T。のとき、第2層の磁化は消
失していないか、十分に弱い。第1層の磁化は消失して
いるか、又は十分に弱い。第1層、第2層ともに十分に
弱い磁化を残留していても、記録磁界Hb↓か十分に大
きく、Hb↓が第2層及び場合により第1層の磁化−の
向きをHb↓に従わせる。、 この後、■直ちに又は■レーザービームの照射か無くな
って放冷か進み、媒体温度かTHより下かった時又は■
Hbから遠ざかった時、第2層かσ1を介して第1層に
影響を及はして第1層の向きを安定な向きに従わせる。
その結果、状態3Hとなる。前の記録状態でビットの第
1層の磁化か安定な向きにあるときは、変化しない。
(Pタイプ)    (Aタイプ)− 他方、低温T、のとき、第1層、第2層共に磁化を消失
していないか、第1層のそれは十分に弱い。
この場合、ビットには2種類ある。
Pタイプを 例にとって説明する。
右側の状態2L’2では、第1層と第2層との間に磁壁
(−て示す)か生じており、やや不安定(準安定)な状
態である。つまり、第1層の磁化の向きは、Hbの影響
より大きな第2層からの交換結合力σ1の影響を受ける
。但し、第2層は、十分な磁化を有するのて、磁化がH
bによって反転することはない。
そのため、第1層の磁化か消失するキュリー点Tc+ま
で温度を高めることなく、第1層の温度かある程度高ま
って、保磁力Hc +が低下すれば、第1層の磁化は、
安定な向きに向く。つまり、状態2L −1となる。
左側の状態2L’   >は、そのままである。
その結果、 Hb ↓に無関係に状態3L となる。
以上の説明は、第1層、第2層ともに室温とキュリー点
との間に補償温度T ease  かない磁性体組成に
ついて説明した。しかし、補償温度T e a□が存在
する場合には、それを越えると■磁化の向きか反転する
ことと■A、Pタイプか逆になるので、説明はそれだけ
複雑になる。また、記録磁界Hbの向きも、室温で考え
た場合の向きと逆になる。
第1、第2実施態様ともに、記録層(第1層)、記録補
助M(第2層)か遷移金属(例えばFeCo)−重希土
類金属(例えばGd、 Tb、 DYその他)合金組成
から選択された非晶質フェリ磁性体である記録媒体が好
ましい。
第1層と第2層の双方とも、遷移金属 (transition metal)−重希土類金属
(heavy rareearth  metal)合
金組成から選択された場合には、各合金としての外部に
現れる磁化の向き及び大きさは、合金内部の遷移金属原
子(以下、TMと略す)のスピン(spin)の向き及
び大きさと重希土類金属原子(以下、REと略す)のス
ピンの向き及び大きさとの関係で決まる。例えばTMの
スピンの向き及び大きさを点線のベクトル:゛で表わし
、REのスピンのそれを実線のベクトル↑で表し、合金
全体の磁化の向き及び大きさを二重実線のベクトル?で
表す。このとき、ベクトル合はベクトル宇とベクトルT
との和として表わされる。ただし、合金の中ではTMス
ピンとREスピンとの相互作用のためにベクトル′:と
ベクトル↑とは、向きか必ず逆になっている。従って、
;と↑との和或いは↓と′iとの和は、両者の強度が等
しいとき、合金のベクトルはゼロ(つまり、外部に現れ
る磁化の大きさはゼロ)になる。このセロになるときの
合金組成は補償組成(compensationcom
position )と呼ばれる。それ以外の組成のと
きには、合金は両スピンの強度差に等しい強度を有し、
いずれか大きい方のベクトルの向きに等しい向きを有す
るベクトル(9又は8)を有する。
このベクトルの磁化が外部に現れる。例えば↑は9とな
り、↑:は8となる。
ある合金組成のTMスピンとREスピンの各ベクトルの
強度が、どちらか一方が大きいとき、その合金組成は、
強度の大きい方のスピン名をとってOOリッチ例えばR
Eリッチであると呼ばれる。
第1層と第2層の両方について、7Mリッチな組゛成と
REリンチな組成とに分けられる。従って、縦軸座標に
第1層の組成を横軸座標に第2層の組成をとると、基本
発明の媒体全体としては、種類を次の4象限に分類する
ことかできる。先に述へたPタイプは■象限と■象限に
属するものであり、Aタイプは■象限と■象限に属する
ものである。
REリッチ(第1層) ↑ TMリッチ(第1層) 〔縦検座標の交点は、両層の補償組成を表す。
〕 一方、 温度変化に対する保磁力の変化を見ると、キュリー点(
保磁力上口の温度)に達する前に保磁力か一旦無限大に
増加してまた降下すると言う特性を持つ合金組成かある
。この無限大のときに相当する温度は補償温度(Tゆ。
□ )と呼はれる。
補償温度は、TMリッチの合金組成においては、室温か
らキュリー点の間には存在しない。室温より下にある補
償温度は、光磁気記録においては無意味であるので、こ
の明細書て補償温度とは室温からキュリー点の間に存在
するものを言うことにする。
第1層と第2層の補償温度の存無について分類すると、
媒体は4つのタイプに分類される。第■象限の媒体は、
4つ全部のタイプが含まれる。4つのタイプについて、
「保磁力と温度との関係を表すグラフ」を書くと、次の
通りになる。なお、細線は第1Nのそれてあり、太線は
第2層のそれである。
タイプ1 保磁力 タイプ2 保磁力 タイプ3 保磁力 タイプ4 保磁力 ↑ ここて、記録層(第1層)と記録補助層(第2層)の両
方についてREリッチかTM’Jッチかで分け、かつ補
償温度を持つか持たないかて分けると、記録媒体は次の
9クラスに分類される。
第  1  表 第 表 (続き) ところで、基本発明の媒体は、オーバーライトを行なう
のに初期補助磁界Hini、を必要とし、そのため初期
補助磁界Hini、印加手段を備えた特別な記録装置を
必要とする問題点かあった。つまり、通常の非オーバー
ライト型の記録装置では、記録できない問題点かあった
他方、従来、ディスク状媒体(オーバーライト不可のも
の)をほこりや破損又は傷の危険から保護するため、カ
ートリッジに収納することか提案されているか、仮に基
本発明のディスク状媒体をカートリッジに収納すると、
記録装置に備えられたHini、印加手段から遠のき、
そのためHini、印加手段例えば永久磁石又は電磁石
が大型化するという第2の問題点か発生した。
そこで、先に、オーバーライト可能なディスク状光磁気
記録媒体をカートリッジに収納し、かつ、前記初期補助
磁界Hini、印加手段をカートリッジに内蔵させたカ
ートリッジか発明された(特開昭64−46247号)
カートリッジに収納されるHini、印加手段は、永久
磁石でも電磁石でもよいか、前者か好ましい。
また、Hini  印加手段は、記録磁界Hb印加手段
と兼用していてもよく(基本発明の実施例1.2.8及
び特願昭61−294499号=特開昭6314844
6号参照)、更に1旧 からHbへと続く連続磁界印加
手段でもよい(特願昭62−120642号=特開昭6
3−285740号参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
最近、媒体の記憶容量に対する要求が高まり、片面タイ
プの媒体を接着剤で2枚貼り合わせた両面タイプの光磁
気記録媒体が開発されている。
オーバーライト可能な媒体にあっても、この両面タイプ
が要求され、開発された。
そこで、本発明者は、この両面タイプを旧ni。
印加手段が内蔵されたカートリッジに収納してカートリ
ッジを試作した。以下、両面タイプの一方の側の媒体を
A媒体、他方をB媒体と呼ぶことにする。
しかしながら、このカートリッジは、A媒体の記録再生
は良好にできるものの、B媒体の再生が不能であること
が判明した。これが、本発明が解決しようとする課題で
ある。
〔課題を解決するための手段] そこで、本発明者はこの再生不能の原因を究明した結果
、再生信号(電気信号)が反転していることが判明した
。つまり、7A向き」のヒツトと「逆A向き」のビット
とを逆に再生していた訳である。
そこで、この原因を更に追求したところ、初期補助磁界
旧劇、印加手段としての永久磁石か1個しかないので、
A媒体の第2層か初期化される磁化の向きと、B媒体の
第2層か初期化される磁化の向きとが同一であり、その
ため、常に一方の側から照射される再生時のレーサービ
ームの入射に対する第1層のビットの磁化の向きかA媒
体とB媒体で逆になることが判明した。
そこで、鋭意研究した結果、レーサービーム(記録と再
生に兼用・但し強度は異なる)の入射に対する「初期化
された第2層の磁化の向きJがA媒体とB媒体で同一に
するようにすれば、上述の問題が解決されること、その
ためには、それぞれの媒体に専用のHini、印加手段
としての永久磁石を設け、この2つの磁石の磁界の向き
を互いに逆にすればよいことを見出し、本発明を成すに
至った。
つまり、本発明は、両面タイプのオーバーライト可能な
光磁気記録媒体を収納した光磁気記録媒体カートリッジ
に於いて、そのカートリッジに磁界の向きが互いに逆の
2個の初期補助磁界Hini。
印加手段(永久磁石)を内蔵させたものである。
〔作用〕
本発明のカートリッジでは、A媒体とB媒体とは初期化
された第2層の磁化の向きが逆であるが、使用時に記録
装置に挿入すると、レーザービームの入射方向は常に一
定であるため、レーザービームの入射に対する第2層の
磁化の向きは同一となる。
そのため、A媒体でもB媒体でも、同しように記録再生
が可能となる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
〔実施例−−−カートリッジ〕
第1図は、本実施例のカートリッジの一部切り欠き概略
斜視図である。
オーバーライト可能な光磁気記録媒体20は、所定寸法
のカートリッジ本体11に回転可能に軸支されている。
その軸は、直接又は間接にカートリッジ外部に露出した
カプラーに連結しており、このカプラーを記録装置側の
カプラーと連結させることにより、記録装置の回転手段
21からの回転力をその軸に伝えることができ、その回
転力で媒体を回転させることができる。
なお、場合により、回転手段21もカートリッジ本体1
1に内蔵させてもよい。
一方、Hini、印加手段22および26は、ここでは
断面がコの字形の永久磁石でできており、コの字形が媒
体を挟み込んでいる。Hini、印加手段22はA媒体
用であり、旧ni、印加手段26はB媒体用である。い
ずれの手段も強度が40000eであるが、磁界の向き
はA媒体を上にしたとき(つまり、レーザービームがA
媒体の第1層に入射する向きにしたとき)、22は「A
向き−I↑、26は「逆A向き」↓で、ディスク状媒体
20の記録領域の半径方向の全域をカバーしている。尚
、印加手段22および26は、いずれも固定されている
カートリッジ本体11の一部には、窓11a(窓の代わ
りに開閉可能又は開閉不能の開口部でもよい)がカート
リッジ本体11の表面(A面)と裏面(B面)の両方に
設けられており、ここを通してレーザービームが媒体に
照射される。また、照射部分には、記録装置に設置され
た記録磁界Hb印加手段25からのHbが印加される。
ここで使用された媒体は、先に説明した媒体の1種であ
り、次のように製作された。
〔媒体の製造方法〕
表面に例えば深さ1100人、ピッチ1.6μmの溝か
同心円状に多数形成された厚さ1.2mm、直径200
mmのカラス基板を用意する。他方、2元の電子ビーム
加熱真空蒸着装置を用い、下記第2表に示す蒸発源を2
個所に置く。
そして、このガラス基板を該装置のチャンバー内にセッ
トする。該装置のチャンバー内を一旦IX lO−@T
orr、 以下の真空度に排気する。その後、真空度を
1〜2 X 10−@Torr、に保持しながら、蒸着
速度約3人/秒で、蒸着を行なう。これにより基板上に
、厚さ500人のGdzzTbaFez  (注 添字
の数字は、原子%)の第1層(記録層)を形成する。続
いて、真空状態を保持したまま蒸発源を取り替える。そ
して、また蒸着を行ない、第1層の上に厚さ1000人
のTb2sFe+5CO7の第2層(記録補助層)を形
成する。第1及び第2層ともに垂直磁化膜である。
こうして、クラス3 (Pタイプ・I象限・タイプ3)
属する2層光磁気記録媒体か製造された。
この片面タイプの2層光磁気記録媒体を2枚(A媒体と
B媒体)用意し、これらを、第2層か向かい合うように
、熱硬化型接着剤にて貼り合わせることにより、両面タ
イプのオーバーライト可能なディスク状光磁気記録媒体
を製造した。
第  2  表 この媒体は、 170°C1 T。
220°C(使 用例参照) とすれば、 式・ R 〈Te6−p。
<Te 郊TL <Tcx&T++ 及び式 %式% を満足している。
また、 σ。
Ms2tz σ胃 c =6889 e 2M。
であるので、初期補助磁界Hini。
を4000 e と すれば、 オーバーライトの条件式の1つ (但し、 Hini は絶対値) Ms2tz 2M。
を満足する。
そうすれば、第1層の磁化は室温で 旧nl、によって反転されずに、第2層の磁化のみが反
転される。
更に、式 及び式: Ms2t2 を満足しているので、Hini、が取り去られても、両
層の磁化はそれぞれ保持される。
従って、Hini、 =400008の初期補助磁界を
「A向き」↑に印加し、Hb =3000eの記録磁界
を「逆A向き」↓に印加することによりオーツく一ライ
トが可能になる。
[参考例−一−−−光磁気記録装置〕 この装置は記録の他再生も可能であり、その全体構成を
第4図(概念図)に示す。但し、再生系はレーサービー
ムの除き全く省略しである。
二の装置は、基本的には、 (a)記録媒体20を回転させる回転手段21(b)レ
ーサービーム光源23 (c)記録すべき2値化情報に従(1、ビーム強度を、
(1)上向き磁化を有するビ・ントと下向き磁化を有す
るヒツトの何れか一方のビ・ソトを形成させるのに適当
な媒体温度T5を与える高レベルと、(2)他方のビ・
ソトを形成させるのに適当な媒体温度TLを与える低レ
ベルとにパルス状に変調する手段24゜(d)記録磁界
Hb印加手段25 からなる。
記録磁界Hb印加手段25は、電磁石又(ま好ましくは
永久磁石が一般的である。場合(こよって(よ、記録磁
界Hbは記録媒体の記録トラ・ツク以外の部分からの浮
遊磁界を利用してもよく、その場合(こは、印加手段2
5は、記録媒体20の垂直磁化膜(第1及び第2@)の
うち浮遊磁界を発生する領域を指す。
ここでは、印加手段25として、Hb = 3000e
で磁界の向きが「逆A向き」 ↓の永久磁石を使用する
。この永久磁石25は、ディスク状媒体20の半径方向
の長さに相当する長さを有する棒状のものを固定して設
置する。永久磁石25は、光源23を含む記録ヘッド(
ピックアップ)と共に移動させることはしないことにす
る。その方がピックアップが軽くなり、高速アクセスか
可能になる。
なお、本記録装置は、変調する手段24のビーム強度が
特異的である点を除けば、一般の光磁気記録装置と同一
である。また、再生系の装置を付加して記録再生兼用装
置に修正してもよい。
〔使用例 −−光磁気記録〕
参考例の光磁気記録装置(第4図参照)を使用して光磁
気記録を実施する。まず、実施例のカドリッジ10をA
面を上にして光磁気記録装置にセットし、カートリッジ
内に収納された記録媒体を回転手段21て8.5m/秒
の一定線速度で回転させる。
そして、A媒体に対し、レーザービームを照射する。こ
のビームは、手段24により高レベル時 8.9 +r
+W (on disk)、低レベル時: 6.6 m
W (ondisk)の出力がでるように調整されてい
る。そしてビームは、手段24により情報に従いノくル
ス状に変調される。ここでは、記録すべき情報を周波数
5MHzの信号とした。従って、ビームを周波数5MH
zで変調させながら媒体に照射した。これにより、5M
Hzの信号が記録されたはずである。
そこで、この光磁気記録装置で再生すると、C/N比は
51dBであり、記録されていることが確かめられた。
次に媒体の既に記録した領域に、今度は周波数2MHz
の信号を新たな情報として記録した。この情報を同様に
再生すると、C/N比= 54dBで新たな情報が再生
された。エラー発生率は、lo−5〜10′−″であっ
た。このとき、5MHzの信号(前の情報)は全く現れ
なかった。
この結果、オーバーライトが可能であることが判った。
なお、この条件では、媒体の温度は、高レベル時: T
、 =220°C1低レベル時: TL =170°C
に達する。
次にこカートリッジ10を反転させてB面を上にして光
磁気記録装置にセットし、同様にオーバーライトを試み
たところ、全く同様の結果を得た。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明のカートリッジは、片面タイプに比
べて記憶容量が倍になり、 A面(A媒体)、B面(B
媒体)の両方に記録でき、どちらの面でもそのまま従来
の非オーバーライト型の記録(再生)装置で記録できて
、かつ再生が両面とも可能である。
また、記録媒体をカートリッジに収納したので、記録媒
体をほこりや破損又は傷の危険から保護される。Hin
i、印加手段をカートリッジ内に配置したので、Hin
i、印加手段か記録媒体に近接しており、従って、Hi
ni、印加手段を大型化しな(てよい利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例にかかるカートリッジの一部
切り欠き概略斜視図である。 第2図は、光磁気記録方式の記録原理を説明する概念図
である。 第3図は、光磁気記録方式の再生原理を説明する概念図
である。 第4図は、従来の光磁気記録装置の主要部を説明する概
念図である。 p 1 ・ 11−・ 1a 21−・・ 22・・ 〔主要部分の符号の説明〕 レーサービーム 直線偏光 「A向き」磁化を有するビット ・−「逆A向きJ磁化を有するビット ・記録層(第1層) 一基板 カートリッジ ・カートリッジ本体(ハウジング) レーザービーム入射用の窓 オーバーライト可能な光磁気記録媒体 記録媒体を回転させる回転手段 初期補助磁界Hini、印加手段 レーザービーム光源 ・記録すべき2値化情報に従い、ビーム強度を、(1)
rA向き」磁化を有するビット又は「逆A向き」磁化を
有するビットの何れか一方を形成するのに適当な温度を
媒体に与える高レベルと、(2)他方のビットを形成す
るのに適当な温度を媒体に与える低レベルとの間でパル
ス状に変調する手段 記録磁界Hb印加手段 初期補助磁界旧ni、印加手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 両面タイプのオーバーライト可能なディスク状の光磁気
    記録媒体が収納された光磁気記録媒体カートリッジに於
    いて、 磁界の向きが互いに逆の2個の初期補助磁界Hini.
    印加手段が内蔵されていることを特徴とするカートリッ
    ジ。
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