JPH04119049U - 上下昇降式懸吊籠の昇降ガイド機構 - Google Patents

上下昇降式懸吊籠の昇降ガイド機構

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JPH04119049U
JPH04119049U JP3032391U JP3032391U JPH04119049U JP H04119049 U JPH04119049 U JP H04119049U JP 3032391 U JP3032391 U JP 3032391U JP 3032391 U JP3032391 U JP 3032391U JP H04119049 U JPH04119049 U JP H04119049U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築物壁面のガラス窓や壁パネル等の清掃、
点検補修等に用いられる上下昇降式懸吊籠において、騒
音、振動の発生や構成部材に摩耗の生じるおそれを少な
くすることを目的とする。 【構成】 上下昇降式懸吊籠の籠本体1の壁面2と対面
する側の上下方向に、一面が開口した断面コ字形で、そ
の開口縁に一対の縁部5、5を有して、この縁部5、5
間を開口条6とした長尺なガイド杆3を、その開口条6
側を壁面2側に向けて設けるとともに、壁面2側には上
下方向に、軸部11の一端にこの軸部11の外周側にガイド
杆3の一対の縁部5、5内側とその反対側内側の一方又
は双方に接合可能な球体14をその両面から突出させて軸
部11の軸心を中心としたほぼ同一円周上にこの軸心から
ほぼ同一角度をあけて、二箇以上、回転可能に保持させ
た円板部13を有する係合金具7を、そのガイド杆3に常
時二箇所以上、係合可能な間隔をあけて設けた構成とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高層建築物の壁面、とりわけガラス窓の清掃、点検補修等に必要な 上下昇降式懸吊籠において、騒音、振動の発生や構成部材に摩耗の生じるおそれ が少なく、又昇降時に籠と壁面が所要の間隔に保持されて、各種作業を安定させ 、更には風により、又まれには地震による建築物の揺れにより、籠が壁面から飛 ばされたり、壁面に激突することのない上下昇降式懸吊籠の昇降ガイド機構に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来の建築物壁面のガラス窓や壁パネル等の清掃、点検補修等に用いられる上 下昇降式懸吊籠の昇降ガイド機構としては、例えば図5に示される態様のものが ある。これは、一般に上下昇降式懸吊籠の籠本体aから支持腕bを介してガイド 部材cを出し、その先端に左右並びに前後ガイド用車輪を設けるとともに、建築 物の壁面dには上下方向に、一面が開口した断面コ字形で、その開口縁に相対向 した一対の縁部を有する前記車輪を転動可能に内装するガイドレールe…を、そ のガイド部材cを挿通させる開口条f側を壁面d表面側に向けて設けたものであ る。尚、図5中gはガラス窓、hは横方向移動可能に設けた上下昇降駆動手段、 iは上下昇降駆動手段hから垂下されて、その端部が籠本体aに取付けられた懸 吊用索条、jは運転制御用電線を示している。これの簡易なものでは、左右又は 前後ガイド用車輪だけを設けて、これをガイドレールeに転動可能に内装させた り、又はこれを単にガイドレールeに係合させる態様のものもある。又、こうし た昇降ガイド機構では、建築物の意匠上、ガイドレールeが図5上部に示すよう に連続できない場合、その下部に示すように部分的にガイドレールe' 、e''を 設けるとともに、籠側のガイド部材cのガイドレールe…内に挿入される先端側 の上下長さを長くして車輪を多数取付け、ガイド部材cの先端側が常時ガイドレ ールe…に内装されるようにしたものもある。
【0003】 又、欧米では、図6に示すように籠本体aの建築物の壁面dと対面する側の上 下方向に、一面が開口した断面コ字形で、その開口縁に相対向した一対の縁部を 有する長尺なガイド杆kを、その開口条l側を壁面d側に向けて設けるとともに 、壁面d側には上下方向に、図7に示すように軸部mの一端にそれより大径の円 板部nを有する係合金具oをこの軸部mを、このガイド杆kに常時二箇所以上、 係合可能な間隔をあけて取付けて設けた昇降ガイド機構が実施されている。尚、 図中gはガラス窓、pは懸吊用索条を示している。そして、こうした昇降ガイド 機構では、付加的に昇降時に籠と壁面dを所要の間隔に保持するために、籠本体 aに壁面dに沿って転動する転動ローラqを設けるとともに、反力用索条uを籠 本体aを挿通させて上下に緊張状態で張渡す場合もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そして、前者に示す昇降ガイド機構は、車輪がガイドレールe…に内装されて いる場合、昇降時に籠と壁面dが所要の間隔に保持されて最も安定し、安全性が 高く、人が乗って作業する有人籠方式だけでなく、無人の自動籠方式にも多く採 用され、又騒音、振動の発生や構成部材に摩耗の生じるおそれが少なく、好まし い態様のものである。ところが、ガイドレールe…の総延長距離が長くなり、し かも車輪を内装させるためにその断面も大きくなる。又、車輪がガイドレールe …に内装されずに、単に係合しているだけのときには、そのガイドレールe…の 断面は相対的に小さくなるが、車輪の脱落のおそれが別に生じる。更に、ガイド レールe…が図5に示すように壁面dの構成部材となる場合には、その継手の防 水機構に高い技術が必要となり、施工費が割高になる問題点がある。又、建築物 に横に連続したガラス面がある場合には、意匠上好ましい態様のものとは言えな い。
【0005】 又、後者に示す昇降ガイド機構では、係合金具oは小さく、しかも取付位置は 点状になるため、取付け部分の防水機構も簡単で、施工費は割安になるものの、 車輪によりガイドレールに係合するものではないから、昇降時に籠本体aに水平 方向の力が負荷されると、ガイド杆kと係合金具oの間に摩擦力が発生して、騒 音、振動の発生や構成部材に摩耗が生じるおそれがある。そして、この摩擦力を 幾らかでも減少させるために、籠本体aに転動ローラqや反力用索条rを設けた 場合、図6に示すように建築物の壁面dに段差があるときには、段差に応じて転 動ローラqの出し入れを行う等の複雑な装置が別途必要となる。又、ガラス窓g 上を転動ローラqが転動するような場合には、危険が伴う。更に、反力用索条r の張力の水平分布も建築物が高くなると急激に小さくなる等の問題もある。別に 、摩擦力を幾らかでも減少させるために、ガイド杆kの内部に摩擦係数の小さな 素材、例えば四弗化エチレン樹脂等の層を設けることも考えられるが、ガイド杆 kを構成する素材に折曲前に設けたのでは剥離の問題があり、又折曲後にこうし た層を設けるのは幅の狭い開口条l部分から作業を行う関係上、面倒である。そ して、こうした昇降ガイド機構は、前者と逆の方式、即ち籠側にガイドレール、 建築物の壁面側にこれに係合する係合金具を設ける方式と均等で、従来、当然考 えだされたものと判断されるのであるが、騒音、振動の発生の面から、又構成部 材に摩耗が生じる面から、今まで我が国では採用されておらず、問題が残ること を示唆している。
【0006】 このような従来の問題点に鑑みて考案されたのが本考案に係る上下昇降式懸吊 籠の昇降ガイド機構であって、建築物の壁面側に総延長距離が長くなるとともに 、継手の防水機構に高い技術を要して施工費が割高になり、更には意匠上好まし くないガイドレールを設けることなく、騒音、振動の発生や構成部材に摩耗の生 じるおそれが少ない態様のものを構成することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
こうした目的を達成するため、本考案の請求項1では、建築物壁面のガラス窓 や壁パネル等の清掃、点検補修等に用いられる上下昇降式懸吊籠の籠本体の壁面 と対面する側の上下方向に、一面が開口した断面コ字形で、その開口縁に相対向 した一対の縁部を有して、この縁部間を開口条とした長尺なガイド杆を、その開 口条側を壁面側に向けて設けるとともに、壁面側には上下方向に、軸部の一端に それより大径の円板部を有し、しかもこの円板部の軸部の外周側に球体をその両 面から突出させて軸部の軸心を中心としたほぼ同一円周上にこの軸心からほぼ同 一角度をあけて二箇以上、回転可能に保持させた係合金具をこの軸部を、そのガ イド杆に常時二箇所以上、係合可能な間隔をあけるとともに、その球体の内、少 なくとも二箇はほぼ水平方向に向けて取付けて設け、更には係合金具の軸部をガ イド杆の開口条に挿通させ、且つ円板部をその球体の内、少なくとも水平方向に 向けた二箇を一対の縁部内側にそれぞれ接合可能にしてガイド杆に摺動可能に内 装させた上下昇降式懸吊籠の昇降ガイド機構を構成した。又、請求項2では、別 に、建築物壁面のガラス窓や壁パネル等の清掃、点検補修等に用いられる上下昇 降式懸吊籠の籠本体の壁面と対面する側の上下方向に、一面が開口した断面コ字 形で、その開口縁に相対向した一対の縁部を有して、この縁部間を開口条とした 長尺なガイド杆を、その開口条側を壁面側に向けて設けるとともに、壁面側には 上下方向に、軸部の一端にそれより大径の円板部を有し、しかもこの円板部の軸 部の外周側に球体をその両面から突出させて軸部の軸心を中心としたほぼ同一円 周上にこの軸心からほぼ同一角度をあけて三箇以上、回転可能に保持させた係合 金具を、この軸部を円板部を回転可能にして、そのガイド杆に常時二箇所以上、 係合可能な間隔をあけて取付けて設け、更には係合金具の軸部をガイド杆の開口 条に挿通させ、且つ円板部をその球体の内、少なくとも二箇が常時一対の縁部内 側にそれぞれ係止可能にしてガイド杆に転動可能に内装させた上下昇降式懸吊籠 の昇降ガイド機構を構成した。
【0008】
【作用】
而して、こうした上下昇降式懸吊籠の昇降ガイド機構では、籠側に設けたガイ ド杆に建築物の壁面側に設けた係合金具が上下二箇所以上、係合しているから、 昇降時に籠と壁面が所要の間隔に保持される。又、籠の昇降時には、ガイド杆の 縁部内側とその反対側内側の一方又は双方に係合金具の円板部に回転可能に保持 された球体が、又それに直交した一対の内側の一方又は双方には係合金具の円板 部の外周面が接合するだけであるから、騒音、振動の発生や構成部材に摩耗の生 じるおそれが少ないのである。
【0009】
【実施例】
本考案に係る上下昇降式懸吊籠の昇降ガイド機構の詳細を更に添付の図面に基 づき説明する。
【0010】 図1中、1は建築物の壁面2のガラス窓や壁パネル等の清掃、点検補修等に用 いられる無人の自動籠方式の上下昇降式懸吊籠の籠本体である。この籠本体1の 壁面2と対面する側の上下方向には、図中3として示す籠本体1の上部両側にそ の端部を枢着した支持腕4の他方の端部に枢着させて一対の長尺なガイド杆を設 けている。このガイド杆3は、図2、図3、図4に示すように一面が開口した断 面コ字形で、その開口縁に相対向した一対の縁部5、5を有して、この縁部5、 5間を後述する係合金具の軸部を挿通させる開口条6とするとともに、内部を係 合金具の円板部の転動空間とするものであって、金属板を屈曲させて形成したも のである。又、その両端部はその断面形状を大きくして、図2に示すように周囲 に膨出させるとともに、その縁部5も図示したように傾斜状又は円弧状に切欠し て、後述する係合金具の軸部の受入れが円滑に行えるにしている。
【0011】 又、建築物の壁面2側には、図中7として示すガイド杆3に係合する係合金具 を設けている。尚、図中8はガラス窓を示しているが、この係合金具7は横方向 に配設した窓枠9の上下同位置に設けた軸受10に図3に示すようにその軸部11一 端の軸支部12を回転可能に軸支させて設けたものである。そして、この係合金具 7の軸部11の他端にはそれより大径の円板部13を有し、しかもこの円板部13の軸 部11の外周側には球体14を図3に示すようにその両面から突出させて軸部11の軸 心を中心としたほぼ同一円周上にこの軸心からほぼ90°の間隔をあけて四箇、 回転可能に保持させている。図示した実施例では、係合金具7はその軸部11一端 の軸支部12はそれより大径に形成するとともに、軸部11他端に設けたそれや軸支 部12より大径の単位円板部15に他の単位円板部16を重ね合わせてボルト17、18で 取付けることで、四箇の球体14を回転可能に保持させている。
【0012】 又、図1に示した建築物の上面等には、従来と同様、こうした籠本体1を昇降 させるための横方向移動可能な図示しない上下昇降駆動手段が設けられている。 図中19はこの上下昇降手段から垂下され、その端部が籠本体1に取付けられた懸 吊用索条、20は運転制御用電線を示している。
【0013】 そして、ガイド杆3は、このような係合金具7に常時二箇所、係合可能な長さ に形成されている。又、逆から言えば係合金具7は、そのガイド杆3に常時二箇 所以上、係合可能な間隔をあけて壁面2側に設けられるものである。このように して、建築物の壁面2側に設けた係合金具7の軸部11を籠本体1側に設けたガイ ド杆3の開口条6に挿通させるとともに、円板部13の球体14を一対の縁部5、5 内側とその反対側内側の一方又は双方に接合させ、且つ円板部13をガイド杆3に 転動可能に内装させることで、懸吊籠が建築物の壁面2に対して所要の間隔を持 って上下動できるようになっている。ここで、係合金具7の球体14はその内、少 なくとも二箇が常時ガイド杆3の一対の縁部5、5内側にそれぞれ係止可能にな るように、それを設ける円周の半径と縁部5の大きさ関係が設定されている。
【0014】 而して、こうした上下昇降式懸吊籠の昇降ガイド機構では、籠側に設けたガイ ド杆3に建築物の壁面2側に設けた係合金具7が上下二箇所以上、係合している から、昇降時に籠と壁面2が所要の間隔に保持され、壁面2、とりわけガラス窓 8の清掃、点検補修等の各種作業を安定させ、しかも風により、又まれには地震 による建築物の揺れにより、籠が壁面2から飛ばされたり、壁面2に激突して籠 本体1やガラス窓8を破損することもないのである。又、籠の昇降時には、ガイ ド杆3の縁部5内側とその反対側内側の一方又は双方に係合金具7の円板部13に 回転可能に保持された球体14が、又それに直交した一対の内側の一方又は双方に は係合金具7の円板部13の外周面が接合するだけであるから、騒音、振動の発生 や構成部材に摩耗の生じるおそれが少ないのである。
【0015】 図示した実施例にかかわらず、こうした昇降ガイド機構を人が乗って作業する 有人籠方式の上下昇降式懸吊籠に適用しり、籠本体1の下部両側にも支持腕4を 設けたり、又は支持腕4を設けることなく籠本体1に直接ガイド杆3を設けるの を妨げるものではない。又、係合金具7の円板部13に設ける球体14は、軸部11の 軸心を中心としたほぼ同一円周上にこの軸心からほぼ120°の間隔をあけて三 箇、又ほぼ同一角度をあけて五箇以上、回転可能に保持させることも可能である 。このときにも又、球体14の内、少なくとも二箇が常時一対の縁部5、5内側に それぞれ係止可能になるように、それを設ける円周の半径と縁部5の大きさ関係 が設定されるものである。更に、円板部13を軸部11に対して回転可能に設け、こ の軸部11を壁面2側に固定的に設けたり、又は軸部11と円板部13をそれぞれ独自 に回転可能に設けることもできる。
【0016】 又、軸部11の一端に固定的な円板部13を有する係合金具7を建築物の壁面2側 に固定的に設けることもできる。このとき、球体14は円板部13の軸部11の外周側 に軸部11の軸心を中心としたほぼ同一円周上にこの軸心からほぼ180°の間隔 をあけて二箇、回転可能に保持させ、この球体14をほぼ水平方向に向けて係合金 具7を取付け、この二箇の球体14をガイド杆3の一対の縁部5、5内側にそれぞ れ接合可能にするものである。この球体14は三箇以上、設けることも可能である 。
【0017】
【考案の効果】
このような本考案に係る上下昇降式懸吊籠の昇降ガイド機構では、建築物の壁 面側に総延長距離が長くなるとともに、継手の防水機構に高い技術を要して施工 費が割高になり、更には意匠上好ましくないガイドレールを設けることなく、昇 降時に籠と壁面が所要の間隔に保持される態様のものを、騒音、振動の発生や構 成部材に摩耗の生じるおそれを少なくして構成できる。又、建築物の壁面側に設 ける係合金具は点状に設けるものであるから、建築物に横に連続したガラス窓が ある場合や建築物の壁面に段差がある場合にも、このガラス窓や段差が昇降動作 の支障になるおそれもないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る昇降ガイド機構を適用した上下昇
降式懸吊籠を建築物に上下動可能に配設した状態を示す
斜視図
【図2】ガイド杆の一部を示す斜視図
【図3】この昇降ガイド機構を示す横断平面図
【図4】同じく縦断正面図
【図5】従来の上下昇降式懸吊籠を示す斜視図
【図6】従来の他の上下昇降式懸吊籠を示す斜視図
【図7】これの係合金具を示す斜視図
【符号の説明】
1 籠本体 a 籠本体 2 壁面 b 支持腕 3 ガイド杆 c ガイド部材 4 支持腕 d 壁面 5 縁部 e ガイドレール 6 開口条 f 開口条 7 係合金具 g ガラス窓 8 ガラス窓 h 上下昇降駆動手段 9 窓枠 i 懸吊用索条 10 軸受 j 運転制御用電線 11 軸部 k ガイド杆 12 軸支部 l 開口条 13 円板部 m 軸部 14 球体 n 円板部 15 単位円板部 o 係合金具 16 単位円板部 p 懸吊用索条 17 ボルト q 転動ローラ 18 ボルト r 反力用索条 19 懸吊用索条 20 運転制御用電線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物壁面のガラス窓や壁パネル等の清
    掃、点検補修等に用いられる上下昇降式懸吊籠の籠本体
    の壁面と対面する側の上下方向に、一面が開口した断面
    コ字形で、その開口縁に相対向した一対の縁部を有し
    て、この縁部間を開口条とした長尺なガイド杆を、その
    開口条側を壁面側に向けて設けるとともに、壁面側には
    上下方向に、軸部の一端にそれより大径の円板部を有
    し、しかもこの円板部の軸部の外周側に球体をその両面
    から突出させて軸部の軸心を中心としたほぼ同一円周上
    にこの軸心からほぼ同一角度をあけて二箇以上、回転可
    能に保持させた係合金具をこの軸部を、そのガイド杆に
    常時二箇所以上、係合可能な間隔をあけるとともに、そ
    の球体の内、少なくとも二箇はほぼ水平方向に向けて取
    付けて設け、更には係合金具の軸部をガイド杆の開口条
    に挿通させ、且つ円板部をその球体の内、少なくとも水
    平方向に向けた二箇を一対の縁部内側にそれぞれ接合可
    能にしてガイド杆に摺動可能に内装させた上下昇降式懸
    吊籠の昇降ガイド機構。
  2. 【請求項2】 建築物壁面のガラス窓や壁パネル等の清
    掃、点検補修等に用いられる上下昇降式懸吊籠の籠本体
    の壁面と対面する側の上下方向に、一面が開口した断面
    コ字形で、その開口縁に相対向した一対の縁部を有し
    て、この縁部間を開口条とした長尺なガイド杆を、その
    開口条側を壁面側に向けて設けるとともに、壁面側には
    上下方向に、軸部の一端にそれより大径の円板部を有
    し、しかもこの円板部の軸部の外周側に球体をその両面
    から突出させて軸部の軸心を中心としたほぼ同一円周上
    にこの軸心からほぼ同一角度をあけて三箇以上、回転可
    能に保持させた係合金具を、この軸部を円板部を回転可
    能にして、そのガイド杆に常時二箇所以上、係合可能な
    間隔をあけて取付けて設け、更には係合金具の軸部をガ
    イド杆の開口条に挿通させ、且つ円板部をその球体の
    内、少なくとも二箇が常時一対の縁部内側にそれぞれ係
    止可能にしてガイド杆に転動可能に内装させた上下昇降
    式懸吊籠の昇降ガイド機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115535796A (zh) * 2020-11-09 2022-12-30 湖南大举信息科技有限公司 用于多轿厢智能电梯系统切轨运行的双向切轨设计方法
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