JP4444987B2 - 壁面作業用仮設ガイド装置 - Google Patents

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Description

この発明は壁面作業用仮設ガイド装置に関し、作業用ゴンドラなどの昇降体で壁面に沿って吊り下げられ昇降しながら作業を行う場合のゆれなどを防止できるようにしたもので、簡単に仮設できるとともに、安定して作業を行うことができるようにしたもので、特に既設のガイドレールなどが設置してないマンションなどの集合住宅での作業に好適なものである。
建築物などにおける窓清掃や外壁面の保守点検作業などを効率的に行う場合に、仮設足場を設置して作業を行うのに替え、建築物の上部から吊りロープを垂下して設け、この吊りロープを介して、いわゆるゴンドラと称する有人作業用ケージを昇降可能に吊り下げて仮設し、この作業用ケージに作業者が搭乗して作業を行うようにする仮設ゴンドラ装置を用いることが行なわれている。
このような仮設ゴンドラ装置による作業では、作業用ケージが吊りロープで吊り下げられるため揺れが生じ、壁面に対する作業に伴う反力により揺れが助長され、作業がやり難い。
そこで、高層ビルなどでは、予めビルを構築する際に壁面にガイドレールを設置しておき、作業用ケージに設けたガイドローラをガイドレールに沿って転動させて昇降することで揺れを防止することが行なわれる場合も多いが、中低層ビルやマンションなどの集合住宅では、ガイドレールが設置されていない場合も多く、例えば特許文献1に開示されているような壁面に吸着させる真空吸着パッドなどを用いて仮設ゴンドラ装置の有人作業ケージとワイヤロープなどで連結することで、揺れを防止することが行なわれている。
実開平5―30338号公報
ところが、建築物の壁面に吸着させる真空吸着パッドを用いて作業用ケージのゆれを防止する場合には、これらの間を連結するワイヤロープを長くすると、作業用ケージの揺れを有効に防止しすることができなくなり、このワイヤロープを短くして揺れを防止しやすくしたり、特許文献1のようにアーム機構とすると、真空吸着パッドを吸着させた状態で作業できる範囲が限定され、たびたび真空吸着パッドの盛り替えをしなければならず、作業効率が悪いという問題がある。
この発明は、上記従来技術が有する課題に鑑みてなされたもので、ガイドレールを簡単に仮設して揺れを防止しながら作業することができる壁面作業用ガイド装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するためこの発明の請求項1にかかる壁面作業用ガイド装置は、壁面と、壁面に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体と、昇降体をガイドする仮設ガイドレールと、仮設ガイドレールに沿ってガイドするガイド部材とからなる昇降体をガイドする壁面作業用仮設ガイド装置であって、前記仮設ガイドレールを固定しまたは上下方向にスライド可能に支持するレール固定部を備える壁面固定部材を前記壁面に間隔をあけて直線上に複数固定するとともに、少なくとも上端部に配設される前記壁面固定部材に前記仮設ガイドレールの上端部を支持するレール支持部材を設ける一方、前記昇降体に前記仮設ガイドレールに沿って転動しガイドするガイドローラを設けて前記ガイド部材を構成し、前記ガイドローラを、前記仮設ガイドレールを両側から挟んで転動する少なくとも2個1対で構成するとともに、1対のガイドローラを前記仮設ガイドレールのレール幅より広い間隔で取り付けかつ1対のガイドローラを前記ガイドレールのレール面と直交する揺動軸回りに揺動可能とし当該仮設ガイドレールに装着したのち揺動して挟持可能に構成したことを特徴とするものである。
この壁面作業用仮設ガイド装置によれば、壁面と、壁面に吊り下げられ沿って少なくとも昇降する昇降体と、昇降体をガイドする仮設ガイドレールと、仮設ガイドレールに沿ってガイドするガイド部材とからなる昇降体をガイドする壁面作業用仮設ガイド装置であって、前記仮設ガイドレールを固定しまたは上下方向にスライド可能に支持するレール固定部を備える壁面固定部材を前記壁面に間隔をあけて直線上に複数固定するとともに、少なくとも上端部に配設される前記壁面固定部材に前記仮設ガイドレールの上端部を支持するレール支持部材を設ける一方、前記昇降体に前記仮設ガイドレールに沿って転動しガイドするガイドローラを設けて前記ガイド部材を構成し、前記ガイドローラを、前記仮設ガイドレールを両側から挟んで転動する少なくとも2個1対で構成するとともに、1対のガイドローラを前記仮設ガイドレールのレール幅より広い間隔で取り付けかつ1対のガイドローラを前記ガイドレールのレール面と直交する揺動軸回りに揺動可能とし当該仮設ガイドレールに装着したのち揺動して挟持可能に構成しており、壁面に直線上に固定した壁面固定部材のレール固定部に仮設ガイドレールを昇降体で吊り下げて装着しながらスライドさせ、上端部を壁面固定部材のレール支持部材に支持させるとともに、レール固定部で固定することでガイドレールを簡単に設置でき、このガイドレールに沿って転動するように昇降体のガイドローラを装着することで、仮設ガイドレールにガイドされて揺れを防止しでき、安定した状態で昇降体から作業できるようになる。
また、前記ガイドローラを、前記仮設ガイドレールを両側から挟んで転動する少なくとも2個1対で構成するとともに、1対のガイドローラを前記仮設ガイドレールのレール幅より広い間隔で取り付けかつ1対のガイドローラを前記ガイドレールのレール面と直交する揺動軸回りに揺動可能とし当該仮設ガイドレールに装着したのち揺動して挟持可能に構成しており、1対のガイドローラを仮設ガイドレールに装着して揺動して挟むようにすることで、簡単にガイドローラを仮設ガイドレールに装着してガイドできるようになる。
また、この発明の請求項2にかかる壁面作業用ガイド装置は、壁面と、壁面に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体と、昇降体をガイドする仮設ガイドレールと、仮設ガイドレールに沿ってガイドするガイド部材とからなる昇降体をガイドする壁面作業用仮設ガイド装置であって、前記仮設ガイドレールを固定しまたは上下方向にスライド可能に支持するレール固定部を備える壁面固定部材を前記壁面に間隔をあけて直線上に複数固定するとともに、少なくとも上端部に配設される前記壁面固定部材に前記仮設ガイドレールの上端部を支持するレール支持部材を設ける一方、前記昇降体に前記仮設ガイドレールに沿って転動しガイドするガイドローラをガイドローラ取付部材の上下に設け、このガイドローラ取付部材の中央部を壁面と平行な水平軸回りに回動可能かつ壁面に直交する垂直軸回りに回動可能に前記昇降体に取り付けてガイドする前記ガイド部材を設けて構成したこと特徴とするものである。
この壁面作業用仮設ガイド装置によれば、壁面と、壁面に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体と、昇降体をガイドする仮設ガイドレールと、仮設ガイドレールに沿ってガイドするガイド部材とからなる昇降体をガイドする壁面作業用仮設ガイド装置であって、前記仮設ガイドレールを固定しまたは上下方向にスライド可能に支持するレール固定部を備える壁面固定部材を前記壁面に間隔をあけて直線上に複数固定するとともに、少なくとも上端部に配設される前記壁面固定部材に前記仮設ガイドレールの上端部を支持するレール支持部材を設ける一方、前記昇降体に前記仮設ガイドレールに沿って転動しガイドするガイドローラをガイドローラ取付部材の上下に設け、このガイドローラ取付部材の中央部を壁面と平行な水平軸回りに回動可能かつ壁面に直交する垂直軸回りに回動可能に前記昇降体に取り付けてガイドする前記ガイド部材を設けて構成してあり、壁面に直線上に固定した壁面固定部材のレール固定部に仮設ガイドレールを昇降体で吊り下げて装着しながらスライドさせ、上端部を壁面固定部材のレール支持部材に支持させるとともに、レール固定部で固定することでガイドレールを簡単に設置でき、このガイドレールに沿って転動するように昇降体のガイドローラを装着することで、仮設ガイドレールにガイドされて揺れを防止しでき、安定した状態で昇降体から作業できるようになる。
また、前記ガイドローラをガイドローラ取付部材の上下に設け、このガイドローラ取付部材の中央部を壁面と平行な水平軸回りに回動可能かつ壁面に直交する垂直軸回りに回動可能に前記昇降体に取り付けてガイドするようにしており、ガイドローラと昇降体との接近離反方向の揺れを防止しながらこれらの間の姿勢変化を許容するようにしている。
さらに、この発明の請求項3にかかる壁面作業用ガイド装置は、請求項1記載の構成に加え、前記ガイドローラをガイドローラ取付部材の上下に設け、このガイドローラ取付部材の中央部を壁面と平行な水平軸回りに回動可能かつ壁面に直交する垂直軸回りに回動可能に前記昇降体に取り付けてガイドすることを特徴とするものである。
この壁面作業用仮設ガイド装置によれば、前記ガイドローラをガイドローラ取付部材の上下に設け、このガイドローラ取付部材の中央部を壁面と平行な水平軸回りに回動可能かつ壁面に直交する垂直軸回りに回動可能に前記昇降体に取り付けてガイドするようにしており、ガイドローラと昇降体との接近離反方向の揺れを防止しながらこれらの間の姿勢変化を許容するようにしている。
また、この発明の請求項4にかかる壁面作業用ガイド装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記昇降体に、前記仮設ガイドレールを吊り下げて前記レール固定部に沿ってスライド昇降させるガイドレール吊下げアームを設けたことを特徴とするものである。
この壁面作業用仮設ガイド装置によれば、前記昇降体に、前記仮設ガイドレールを吊り下げて前記レール固定部に沿ってスライド昇降させるガイドレール吊下げアームを設けており、このガイドレール吊り下げアームによって仮設ガイドレールを昇降させる場合の支持が簡単にできるようになる。
さらに、この発明の請求項5にかかる壁面作業用ガイド装置は、請求項4記載の構成に加え、前記ガイドレール吊下げアームを、前記昇降体内に収納可能な折り畳み構造として構成したことを特徴とするものである。
この壁面作業用仮設ガイド装置によれば、前記ガイドレール吊下げアームを、前記昇降体内に収納可能な折り畳み構造として構成しており、仮設ガイドレールの設置や盛り替え(移設)の場合以外にガイドレール吊下げアームを折り畳むことで、昇降体からの作業の邪魔にならず、効率良く作業できるようになる。
また、この発明の請求項6にかかる壁面作業用ガイド装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の構成に加え、前記レール固定部の上下に前記仮設ガイドレールの挿入をガイドするロート状のガイド部を形成してなることを特徴とするものである。
この壁面作業用仮設ガイド装置によれば、前記レール固定部の上下に前記仮設ガイドレールの挿入をガイドするロート状のガイド部を形成してあり、これにより、仮設ガイドレールを吊上げて上昇させて設置する場合や下降させて移設する場合に容易にレール固定部に挿入スライドさせることができ、仮設作業が容易にできるようになる。
さらに、この発明の請求項7にかかる壁面作業用ガイドレール装置は、壁面と、壁面に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体と、昇降体をガイドする仮設ガイドレールと、仮設ガイドレールに沿ってガイドするガイド部材とからなる昇降体をガイドする壁面作業用仮設ガイド装置であって、前記仮設ガイドレールを、前記昇降体に間隔をあけて昇降方向に設置する一方、前記仮設ガイドレールを上下方向にスライド可能に支持するレール支持部材を前記壁面に複数設けて前記ガイド部材を構成し、前記仮設ガイドレールを、前記昇降体に水平方向の移動と鉛直軸回りの回動との2つの自由度を付与して取り付けたことを特徴とするものである。
この壁面作業用仮設ガイド装置によれば、壁面と、壁面に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体と、昇降体をガイドする仮設ガイドレールと、仮設ガイドレールに沿ってガイドするガイド部材とからなる昇降体をガイドする壁面作業用仮設ガイド装置であって、前記仮設ガイドレールを、前記昇降体に間隔をあけて昇降方向に設置する一方、前記仮設ガイドレールを上下方向にスライド可能に支持するレール支持部材を前記壁面に複数設けて前記ガイド部材を構成し、前記仮設ガイドレールを、前記昇降体に水平方向の移動と鉛直軸回りの回動との2つの自由度を付与して取り付けた構成としており、昇降体に仮設ガイドレールを設け、壁面に仮設ガイドレールをスライド可能に支持するレール支持部材を設けてガイド部材とすることで、壁面にレール支持部材を設けるだけで昇降体をガイドできるようになり、揺れを防止して安定した状態で昇降体から作業できるようになる。
また、前記仮設ガイドレールを、前記昇降体に水平方向の移動と鉛直軸回りの回動との2つの自由度を付与して取り付けた構成としており、レール支持部材の取り付け状態によらずスムーズに昇降してガイドできるようになる。
また、この発明の請求項8にかかる壁面作業用ガイドレール装置は、請求項7記載の構成に加え、前記レール支持部材を、前記昇降体の前記仮設ガイドレールの少なくとも上下2箇所を同時に支持しえる間隔に設置してなることを特徴とするものである。
この壁面作業用仮設ガイド装置によれば、前記レール支持部材を、前記昇降体の前記仮設ガイドレールの少なくとも上下2箇所を同時に支持しえる間隔に設置するようにしており、昇降体の仮設ガイドレールの上下2箇所をレール支持部材で支持することで、昇降位置によらずガイドでき、安定した状態で作業できるようになる。
さらに、この発明の請求項9にかかる壁面作業用ガイドレール装置は、請求項7または8記載の構成に加え、前記レール支持部材を、上下端部に大径の円すいガイド部を備えるとともに、前記昇降体との対向部に前記仮設ガイドレールを挿通し得るガイド溝部を設けて構成したことを特徴とするものである。
この壁面作業用仮設ガイド装置によれば、前記レール支持部材を、上下端部に大径の円すいガイド部を備えるとともに、前記昇降体との対向部に前記仮設ガイドレールを挿通し得るガイド溝部を設けて構成しており、円すいガイド部によってレール支持部材の乗り移りがスムーズにでき、ガイド溝部で昇降体を円滑に通過させるようにしている。
さらに、この発明の請求項10にかかる壁面作業用ガイドレール装置は、請求項7〜9のいずれかに記載の構成に加え、前記仮設ガイドレールの前記昇降体より下方の突出部を伸縮収納可能に構成したことを特徴とするものである。
この壁面作業用仮設ガイド装置によれば、前記仮設ガイドレールの前記昇降体より下方の突出部を伸縮収納可能に構成しており、仮設ガイドレールに昇降体から下方に突き出す部分があってもその影響を受けずに下降させて作業できるようになる。
この発明の請求項1にかかる壁面作業用ガイド装置によれば、この壁面作業用仮設ガイド装置によれば、壁面と、壁面に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体と、昇降体をガイドする仮設ガイドレールと、仮設ガイドレールに沿ってガイドするガイド部材とからなる昇降体をガイドする壁面作業用仮設ガイド装置であって、前記仮設ガイドレールを固定しまたは上下方向にスライド可能に支持するレール固定部を備える壁面固定部材を前記壁面に間隔をあけて直線上に複数固定するとともに、少なくとも上端部に配設される前記壁面固定部材に前記仮設ガイドレールの上端部を支持するレール支持部材を設ける一方、前記昇降体に前記仮設ガイドレールに沿って転動しガイドするガイドローラを設けて前記ガイド部材を構成し、前記ガイドローラを、前記仮設ガイドレールを両側から挟んで転動する少なくとも2個1対で構成するとともに、1対のガイドローラを前記仮設ガイドレールのレール幅より広い間隔で取り付けかつ1対のガイドローラを前記ガイドレールのレール面と直交する揺動軸回りに揺動可能とし当該仮設ガイドレールに装着したのち揺動して挟持可能に構成したので、壁面に直線上に固定した壁面固定部材のレール固定部に仮設ガイドレールを昇降体で吊り下げて装着しながらスライドさせ、上端部を壁面固定部材のレール支持部材に支持させるとともに、レール固定部で固定することでガイドレールを簡単に設置することができ、このガイドレールに沿って転動するように昇降体のガイドローラを装着することで、仮設ガイドレールにガイドされて揺れを防止することができ、安定した状態で昇降体から作業することができる。
また、前記ガイドローラを、前記仮設ガイドレールを両側から挟んで転動する少なくとも2個1対で構成するとともに、1対のガイドローラを前記仮設ガイドレールのレール幅より広い間隔で取り付けかつ1対のガイドローラを前記ガイドレールのレール面と直交する揺動軸回りに揺動可能とし当該仮設ガイドレールに装着したのち揺動して挟持可能に構成したので、1対のガイドローラを仮設ガイドレールに装着して揺動して挟むようにすることで、簡単にガイドローラを仮設ガイドレールに装着してガイドすることができる。
また、この発明の請求項2にかかる壁面作業用ガイド装置によれば、壁面と、壁面に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体と、昇降体をガイドする仮設ガイドレールと、仮設ガイドレールに沿ってガイドするガイド部材とからなる昇降体をガイドする壁面作業用仮設ガイド装置であって、前記仮設ガイドレールを固定しまたは上下方向にスライド可能に支持するレール固定部を備える壁面固定部材を前記壁面に間隔をあけて直線上に複数固定するとともに、少なくとも上端部に配設される前記壁面固定部材に前記仮設ガイドレールの上端部を支持するレール支持部材を設ける一方、前記昇降体に前記仮設ガイドレールに沿って転動しガイドするガイドローラをガイドローラ取付部材の上下に設け、このガイドローラ取付部材の中央部を壁面と平行な水平軸回りに回動可能かつ壁面に直交する垂直軸回りに回動可能に前記昇降体に取り付けてガイドする前記ガイド部材を設けて構成したので、壁面に直線上に固定した壁面固定部材のレール固定部に仮設ガイドレールを昇降体で吊り下げて装着しながらスライドさせ、上端部を壁面固定部材のレール支持部材に支持させるとともに、レール固定部で固定することでガイドレールを簡単に設置することができ、このガイドレールに沿って転動するように昇降体のガイドローラを装着することで、仮設ガイドレールにガイドされて揺れを防止しでき、安定した状態で昇降体から作業することができるようになる。
また、前記ガイドローラをガイドローラ取付部材の上下に設け、このガイドローラ取付部材の中央部を壁面と平行な水平軸回りに回動可能かつ壁面に直交する垂直軸回りに回動可能に前記昇降体に取り付けてガイドするようにしたので、ガイドローラと昇降体との接近離反方向の揺れを防止しながらこれらの間の姿勢変化を許容することができる。
さらに、この発明の請求項3にかかる壁面作業用ガイド装置によれば、前記ガイドローラをガイドローラ取付部材の上下に設け、このガイドローラ取付部材の中央部を壁面と平行な水平軸回りに回動可能かつ壁面に直交する垂直軸回りに回動可能に前記昇降体に取り付けてガイドするようにしたので、ガイドローラと昇降体との接近離反方向の揺れを防止しながらこれらの間の姿勢変化を許容することができる。
また、この発明の請求項4にかかる壁面作業用ガイド装置によれば、前記昇降体に、前記仮設ガイドレールを吊り下げて前記レール固定部に沿ってスライド昇降させるガイドレール吊下げアームを設けたので、このガイドレール吊り下げアームによって仮設ガイドレールを昇降させる場合の支持を簡単に行うことができる。
さらに、この発明の請求項5にかかる壁面作業用ガイド装置によれば、前記ガイドレール吊下げアームを、前記昇降体内に収納可能な折り畳み構造として構成したので、仮設ガイドレールの設置や盛り替え(移設)の場合以外にガイドレール吊下げアームを折り畳むことで、昇降体からの作業の邪魔にならず、効率良く作業することができる。
また、この発明の請求項6にかかる壁面作業用ガイド装置によれば、前記レール固定部の上下に前記仮設ガイドレールの挿入をガイドするロート状のガイド部を形成したので、これにより、仮設ガイドレールを吊上げて上昇させて設置する場合や下降させて移設する場合に容易にレール固定部に挿入スライドさせることができ、仮設作業を容易に行うことができる。
さらに、この発明の請求項7にかかる壁面作業用ガイドレール装置によれば、壁面と、壁面に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体と、昇降体をガイドする仮設ガイドレールと、仮設ガイドレールに沿ってガイドするガイド部材とからなる昇降体をガイドする壁面作業用仮設ガイド装置であって、前記仮設ガイドレールを、前記昇降体に間隔をあけて昇降方向に設置する一方、前記仮設ガイドレールを上下方向にスライド可能に支持するレール支持部材を前記壁面に複数設けて前記ガイド部材を構成し、前記仮設ガイドレールを、前記昇降体に水平方向の移動と鉛直軸回りの回動との2つの自由度を付与して取り付けた構成としたので、昇降体に仮設ガイドレールを設け、壁面に仮設ガイドレールをスライド可能に支持するレール支持部材を設けてガイド部材とすることで、壁面にレール支持部材を設けるだけで昇降体をガイドすることができ、揺れを防止して安定した状態で昇降体から作業することができる。
また、前記仮設ガイドレールを、前記昇降体に水平方向の移動と鉛直軸回りの回動との2つの自由度を付与して取り付けた構成としたので、レール支持部材の取り付け状態によらずスムーズに昇降してガイドすることができる。
また、この発明の請求項8にかかる壁面作業用ガイドレール装置によれば、前記レール支持部材を、前記昇降体の前記仮設ガイドレールの少なくとも上下2箇所を同時に支持しえる間隔に設置するようにしたので、昇降体の仮設ガイドレールの上下2箇所をレール支持部材で支持することで、昇降位置によらずガイドすることができ、安定した状態で作業することができる。
さらに、この発明の請求項9にかかる壁面作業用ガイドレール装置によれば、前記レール支持部材を、上下端部に大径の円すいガイド部を備えるとともに、前記昇降体との対向部に前記仮設ガイドレールを挿通し得るガイド溝部を設けて構成したので、円すいガイド部によってレール支持部材の乗り移りをスムーズに行うことができ、ガイド溝部で昇降体を円滑に通過させることができる。
また、この発明の請求項10にかかる壁面作業用ガイドレール装置によれば、前記仮設ガイドレールを、前記昇降体に自由度を付与して取り付けたので、レール支持部材の取り付け状態によらずスムーズに昇降してガイドすることができる。
さらに、この発明の請求項10にかかる壁面作業用ガイドレール装置によれば、前記仮設ガイドレールの前記昇降体より下方の突出部を伸縮収納可能に構成したので、仮設ガイドレールに昇降体から下方に突き出す部分があってもその影響を受けずに下降させて作業することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図5はこの発明の壁面作業用ガイド装置を有人作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にかかり、図1は全体の概略側面図、図2は全体の概略正面図、図3は拡大した概略側面図、図4はガイドレール吊り上げアーム部分の概略正面図、図5はガイドローラ及び壁面固定部材の概略説明図である。
この壁面作業用ガイド装置10は、例えば図1および図2に示すように、建築物1の屋上2などの上部から吊下げたワイヤロープ3を介して作業用ケージ4を昇降させ、作業用ケージ4内から外壁の清掃や保守、あるいは窓の清掃など壁面5に対する作業を行うゴンドラ装置6において、作業用ケージ4などの昇降体の揺れを防止するためのものであり、壁面5の作業用ケージ4の1箇所での作業範囲に、たとえば2本のガイドレール11を仮設するとともに、作業用ケージ4に設けた左右1対のガイドローラ12を仮設したガイドレール11に装着(図示例では、各ガイドレールに上下二組のガイドローラを装着してある。)して昇降させ、壁面に対する左右および前後の揺れを防止するようガイドする。
なお、この壁面作業用ガイド装置10では、屋上から垂下するワイヤロープ3の支持を台車式支持装置7で行い、作業用ケージ4内にエンドレス方式の巻上機8を設けて昇降させるゴンドラ装置6に適用した場合を図示したが、この形式のゴンドラ装置に限らず、屋上側にドラム方式など巻上機を備えて昇降するものや台車式に替え、固定式の支持装置でワイヤロープを支持するものなどにも適用でき、昇降体も有人作業用のケージに限らず、自動作業装置などであっても良い(自動作業装置では、ガイドレールの仮設の際に有人作業ケージを必要とする)。
この壁面作業用ガイド装置10では、作業対象となる壁面5に仮設ガイドレール11を固定して仮設するため壁面固定部材13が使用される。
この壁面固定部材13は、建築物1の壁面5側の固定に利用できる部分の形状に合わせた壁面固定部14と、ガイドレール11を直接支持し固定するレール固定部15とで構成され、ここでは、図3に示すようなH型鋼9の下端フランジ部9aを利用して壁面固定部14をボルト・ナットで固定するが、これに限らず、例えばベランダのフレームなどの形状に対応したものなどをボルト・ナットやアンカーボルトで固定するものを用意する。
この壁面固定部材13の壁面固定部14は、図3に側面状態を、図5に平面状態を示すように、固定されるH型鋼9の下端フランジ部9aの下面に当てる水平部14aを備え、この水平部14aの外側の端部に下方に突き出す垂直部14bが設けられてL字状とされ、垂直部14bと反対の水平部14aの内側の端部にT字状の当て部材14cが取り付けられて下端フランジ部9aを水平部14a上でコ字状に囲むことができるようになっている。そして、この壁面固定部14の垂直部14bに沿ってレール吊下げ支柱部と兼用される当て金具14dが下端フランジ部7aの幅に対応した間隔で外側に配置されてボルト・ナット14eで締め付けることができるようにしてある。
これにより、壁面固定部14の当て部材14cで下端フランジ部9aの奥側を挟んで囲むようにし、下端フランジ部9aの外側に当て金具14dを垂直部14bにボルト・ナット14eで締め付けることで、壁面5のH型鋼9に壁面固定部14を挟んで固定することができる。
なお、当て金具14dにレール吊下げ支柱部14fを一体として設けて兼用する場合には、後述するように、仮設するガイドレール11の上端部を吊下げて支持するための支柱とすることができ、少なくともガイドレール11の上端部に対応する壁面固定部14に設けてあれば良く、他の部分では、支柱状でなくとも下端フランジ部9aに当てることができる長さがあれば良い。一方、図示例のように、全ての壁面固定部14にレール吊り下げ支柱部14fを設けることで、設置場所に応じてレール吊下げ支柱部14fの有無を選び出すことなく、同一構造のものを使用して設置することができ、特に後述する移設の際に都合が良い。
このような壁面固定部14の下端部の当て金具14dであるレール吊下げ支柱部14fにレール固定部15が設けられ、2つ割りの固定片15a,15aで仮設ガイドレール11を左右から挟んで壁面5と平行で水平な締付けボルト・ナット15bで締付けて固定でき、ナットを緩めた状態では、ガイドレール11を上下にスライドさせることができるようにしてある。この締付けボルト・ナット15bのボルトには、脱落を防止するピン用の孔15cが形成してあり、2つ割りの固定片15a、15aを間隔をあけて保持できるようにしてある。
このレール固定部15では、仮設ガイドレール11としてH型材を用い、先端フランジ部11aの左右両側を走行ガイド部分とし、後端フランジ部11bとウエブ部11cの後端部とを挟んで固定することから、そのH型の断面形状に対応してそれぞれの固定片15a,15aに凹部が形成され、この凹部の上下にロート状のガイド部15dが形成してある。
これにより、ガイドレール11をレール固定部15の間隔をあけた状態の固定片15a,15aの間に上下から簡単に挿入することができる。
次に、作業用ケージ4に設けられるガイドローラ12は、図3に側面状態を、図5に平面状態および一部の分解状態をそれぞれ示すように、2個一組の溝付きのガイドローラ12a,12aがローラ取付金具12bにガイドレール11のレール幅(H型材のフランジ11a,11cの幅)Dより広い間隔D1で取り付けられている。そして、2個一組のガイドローラ12a、12aは上下に二組配置され、このためローラ取付金具12bは、ガイドローラ取付部材12cの上下に取り付けた取付軸12dにそれぞれ取付ブッシュ12eを介して揺動可能に取り付けられ、2個一組のそれぞれのガイドローラ12a,12aを45度揺動させて固定できるように、取付軸12dおよび取付ブッシュ12eにピン孔12fが形成してある。
これにより、2個一組のそれぞれのガイドローラ12a,12aを水平に位置させて間隔をD1とした状態から45度揺動させると、2つのガイドローラ12a,12aの溝でガイドレール11を両側から挟むようになり、この状態でピン孔12fにピンを入れて固定することで、ガイドローラ12がガイドレール11に嵌合された状態で上下方向に沿って転動でき、左右および接近離反方向にはガイドできるようになる。
そして、ガイドローラ12が上下に設けられたガイドローラ取付部材12cは、上下方向に配置され、その中央部が、図3に示すように、壁面5と平行で水平な水平軸12gを介して回動可能に第1連結部材12hが取り付けられ、この第1連結部材12hの基端部に壁面5に垂直な垂直軸12iを介して第2連結部材12jが連結され、この第2連結部材12jの基端部に壁面5に垂直な垂直軸12kを介して作業用ケージ4の前面に取り付けられる。
これにより、上下二組のガイドローラ12a,12aと作業用ケージ4とは、壁面5に対する間隔を一定に保持しながら水平軸12gおよび2本の垂直軸12i、12kで壁面5に対する2軸回りの回動を許容することができる。
さらに、この壁面作業用ガイド装置10では、作業用ケージ4の前面にガイドレール吊下げアーム16が設けられ、その下端固定部16aにガイドローラ取付部材12cの垂直軸12kが取り付けてある。
このガイドレール吊下げアーム16は、図3に側面状態を、図4に正面状態をそれぞれ示すように、折り畳み可能に構成されてガイドレールの仮設作業時以外の作業に支障がないようにしてある。
このガイドレール吊下げアーム16は、作業用ケージ4の前面に固定される下端固定部16aの上端部に壁面5と平行に回動する第1アーム16bが取り付けられ、この第1アーム16bの上端部に壁面5に向かって突き出すように回動する第2アーム16cを取り付けて構成してあり、使用状態を保持するため第1アーム16bおよび第2アーム16cの基端部に回動を規制して固定する固定ピン用のピン孔16d、16dが形成してあり、固定ピンを挿入できるようにしてある。
そして、第2アーム16cの上端部にチェーンフック17が取り付けてあり、ガイドレール11の上端に取り付けられるシャックル11aに引っ掛けて支持できるようにしてある。
次に、このように構成した壁面作業用ガイド装置10の設置方法について説明する。
この壁面作業用ガイド装置10を設置する前に、ガイド対象となるゴンドラ装置6を設置しておく。ゴンドラ装置6としては、例えば図1および図2に示すように、建築物1の屋上2に台車式支持装置7を設置し、この台車式支持装置7を介して吊下げたワイヤロープ3を、作業用ケージ4に搭載したエンドレスワインダで構成した巻上機8に巻きかけて昇降可能とする。
一方、左右2本のガイドレール11を仮設するため、まず、壁面5に予め墨だしを行ってそれぞれのガイドレール11の縦方向の位置を定める。
こののち、建築物1の壁面5の墨出しで定めた位置で壁面固定部材13の壁面固定部14にレール固定部15を取り付けた状態とし、それぞれの固定すべきH型鋼9の下端フランジ部9aを挟むように壁面固定部14を当ててボルト・ナット14eで締め付けて上下方向の一区分の作業範囲に必要個数固定する。
この状態では、各壁面固定部材13には、壁面固定部14にレール吊下げ支柱部14fが取り付けられ、その下端部にレール固定部15が取り付けられている。
そして、作業用ケージ4にガイドレール吊下げアーム16を前面の左右に取り付けることで、ガイドローラ12を左右のガイドレール取付部材12cの上下に取り付け、4組のガイドローラ12a、12aでガイドできるようにする。
この後、作業用ケージ4に取り付けたガイドレール吊下げアーム16を使用状態として二つのピン孔16dにそれぞれ固定ピンを挿入し、上端の第2アーム16cに取り付けたチェーンフック17を地上に用意したガイドレール11の上端のシャックル11aに掛けて吊り上げることができるようにする。
次いで、作業用ゴンドラ4を上昇させながら必要に応じてガイドレール11を連結部材11bを両側から当ててボルト・ナットで締め付けて連結して行くとともに、ガイドレール11の上端を壁面5に取り付けたレール固定部15の固定片15a、15aの間に挿入しながら仮設すべき上端位置まで上昇する。
このとき、レール固定部15の固定片15a,15aの間隔をあけた状態(ボルトにナットは取り付けた状態でピンで押えた状態)でロート状のガイド部15dを利用して仮設ガイドレール11を吊り上げながら簡単に固定片15a,15aの間に挿入することができる。
そして、最上端のガイドレール11のシャックル11aに予め別に取り付けておいたチェーンフック18を壁面5の最上端の壁面固定部材13のレール吊下げ支柱部14fに引っ掛けて荷重を支持できるようにした後、作業用ケージ4を僅かに下降してガイドレール吊下げアーム16のチェーンフック17をわたませて取り外し、ガイドレール11の荷重を壁面固定部材13に移し替える。
この後、作業用ケージ4を下降させながら各レール固定部15の固定片15a,15aを締付けボルト・ナット15bで締め付けることで、ガイドレール11を壁面5に固定した状態とする。
こうして2本のガイドレール11を一区画分の作業範囲に仮設した後、作業用ケージ4に取り付けた4組のガイドローラ12a、12aを45度揺動させてガイドレール11の両側を挟むように嵌合して装着し、ピン用の孔15cにピンを挿入することで、ガイドローラ12の装着が完了する。
さらに、ガイドレール吊下げアーム16を2箇所のピンを抜いて折り畳むことで、作業の支障にならないようにする。
このようにしてガイドレール11を簡単に壁面5に仮設し、ガイドローラ12を装着してガイドすることができ、作業用ケージ4のゆれを抑えることができるとともに、壁面5に対して行う作業の反力を支持することもでき、安定した状態で作業することができる。
こうして、上下の一区画分の作業範囲に対する作業が完了した後、ガイドレール11を下方の次の作業範囲に移設する。
なお、上下の作業範囲の全長にわたってガイドレール11を仮設するようにしても良く、この場合には、下方への移設の必要はない。
この場合には、それぞれの壁面固定部材13のレール固定部15の固定片15a,15aの締付けボルト・ナット15bを緩めるとともに、作業用ケージ4の折り畳んであるガイドレール吊下げアーム16を組み立てて2箇所に固定用のピンを挿入し、ガイドレール11の最上端部まで上昇し、ガイドレール11の上端のシャックル11aに作業用ケージ4側のチェーンフック17を引っ掛けてさらに僅かに上昇し、壁面固定部材13側のチェーンフック18をたわませて外すことで、ガイドレール11の荷重を作業用ケージ4で支持するようにする。
こののち、作業用ケージ4を下降させるとともに、ガイドレール11をレール固定部15部分をスライドさせながら下降させ、次の仮設位置の最上端の壁面固定部材13にガイドレール11のチェーンフック18を引っ掛け、作業用ケージ4を僅かに下降してガイドレール11の荷重を壁面5側に移し替え、作業用ケージ4側のチェーンフック17を緩めて取り外す。
この後、それぞれのレール固定部15の固定片15a,15aを締付けボルト・ナット15bで締め付けて固定することで移設が完了する。
なお、ガイドレール11の移設に必要な壁面固定部材13は、予め取り付けておくようにしたり、移設の際に取り付けるようにする場合のいずれでも良い。
さらに、ガイドレール吊下げアーム16を2箇所のピンを抜いて折り畳むことで、作業の支障にならないようにする。
この移設の場合には、4組のガイドローラ12は移設中も装着した状態のままで良く、ガイドローラ12によっても安定した状態でガイドレール11を下降させることができる。
こうしてガイドレール11を次の作業範囲に簡単に移設することができ、作業用ケージ4のゆれを抑えることができるとともに、壁面5に対して行う作業の反力を支持することもでき、安定した状態で作業することができる。
なお、この壁面作業用ガイド装置10およびその設置方法では、壁面5にある、固定できる部分の形状に対応した壁面固定部14を用意することで、どのような壁面5にも簡単に固定してレール固定部15を取り付けることができ、特に壁面5に利用できる部分がなければアンカーボルトを用いて固定してレール固定部15を取り付けるようにすれば良い。
また、ガイド対象として自動作業機などの昇降体をガイドする場合には、ガイドローラを昇降体である自動作業機に取り付けるようにし、ガイドレール吊下げアーム16を作業用ケージ4に取り付けて作業用ケージ4を用いて壁面固定部材13の壁面5への取り付けなどのガイドレール11の仮設作業を行うようにすれば良い。
次ぎに、この発明の壁面作業用仮設ガイド装置の他の一実施の形態について、図6〜図9により詳細に説明する。
この壁面作業用仮設ガイド装置20では、図6および図7に示すように、仮設ガイドレール21とガイド部材24との配置を逆にしており、仮設ガイドレール21を昇降体である作業用ケージ4に取り付ける一方、壁面5には、仮設ガイドレール21を上下にスライド可能に支持するガイド部材を構成するレール支持部材24を上下に一定間隔で固定し、少なくとも上下2ヵ所のレール支持部材24で仮設ガイドレール21を支持することで、昇降体である作業用ケージ4の揺れなどを防止できるようにする。
作業用ケージ4に固定する仮設ガイドレール21は、固定用ガイドレール21A,連結用ガイドレール21B,上下端の端部用ガイドレール21Cを連結して構成され、金属製の円筒状とされ、例えば外径が40mm程度のアルミパイプが用いられる。固定用ガイドレール21Aは、その側面に矩形の薄い取り付け板21aが軸方向に沿って配置されて溶接してある。この固定用ガイドレール21Aの取り付け板21aには、作業用ケージ4の手すりに固定する固定金具22が上下2箇所に配置され、固定金具22の一端部の連結板22aが長孔を介して位置調整可能にボルト21bで締め付けてある。
この固定金具22の他端部には、手すりに上方から被せることができるように2つのL字状の板を組み合わせて下方に開口したコ字状の固定部22bが構成され、開口部下端を塞ぐようにボルト22cを挿通して手すりに固定できるようにしてあり、この固定部22bの上端部の2枚の板と連結板22aとの間も長孔を介して位置調整可能にボルト22dで連結してある。このような固定金具22により、作業用ケージ4の手すりの大きさや上下の間隔などが異なる場合にも位置調整だけで対応できるようにしてある。
また、作業用ケージ4に固定する仮設ガイドレール21としては、壁面5に取り付けるガイド部材を構成するレール支持部材24に、少なくとも上下2箇所同時にガイドさせる必要があり、例えば建築物の各階に対応してガイド部材を取り付ける場合には、仮設ガイドレール21は、少なくとも2階分の長さを確保する必要がある。
このため、固定用ガイドレール21Aの両端部に連結用ガイドレール21Bが連結される。この連結用ガイドレール21Bは、図8に示すように、固定用ガイドレール21Aと同一の外径の金属パイプで構成され、上下側壁のパイプ端から所定位置に連結用孔21cが対向して形成してあり、同一仕様の連結用孔21cは固定用ガイドレール21Aの上下側壁のパイプ端から所定位置と端部用ガイドレール21Cの基端側壁のパイプ端から所定位置にも形成してある。
また、連結用ガイドレール21Bには、上下側面に突き出してワイヤ連結用の孔があけられたブラケット21dが溶接してあり、同一仕様のブラケット21dが固定用ガイドレール21Aの上下側面と端部用ガイドレール21Cの基端側面に取り付けてある。
さらに、端部用ガイドレール21Cには、円すい状のキャップ21eが取り付けてあり、先端部に水抜き用の孔が形成してある。
これら固定用ガイドレール21A,連結用ガイドレール21B,端部用ガイドレール21Cの隣接する2つの連結用孔21cを用いて連結するため、連結具23が用いられる。
この連結具23は、図8に示すように、横断面形状が略台形状の2つの連結片23aを底面部分を背中合わせにして構成され、各連結片23aの上下の外側面に連結用孔21cに嵌合される突起部23bが形成され、一方の連結片23aの中間部にねじが形成されて段付きボルト23cがねじ込まれ、他方の連結片23aとナットで締め付けて回転できるようになっている。
したがって、連結具23を連結すべき上下2本の仮設ガイドレール21内に位置させ、段付きボルト23cを回転して背中合わせの2つの連結片23aを離反させて押し広げるようにして上下の突起部23bをそれぞれの仮設ガイドレール21の連結用孔21cに嵌合して締め付けることで、直線状に連結することができる。そして、連結された仮設ガイドレール21の上下端部に、端部用ガイドレール21Cを連結することで、上下端部に円すい状のキャップ21eが配置され、レール支持部材24にスムーズに挿通してガイドできるようにする。
さらに、連結された仮設ガイドレール21同士のブラケット21dのワイヤ連結用の孔に落下防止用ワイヤ23dが連結され、万一の仮設ガイドレール21の落下を防止して安全性を確保する。
このような仮設ガイドレール21は昇降体である作業用ケージ4の左右に2本平行に取り付けられる。
このような2本の仮設ガイドレール21をガイドするため、壁面5に取り付けられるガイド部材を構成するレール支持部材24は、図9に示すように、2つの円すいガイド部24a同士を上下に連結して両端が大径で中央部が仮設ガイドレール21の外径より大きい小径とされて仮設ガイドレール21がスムーズに通過できるようにしてある。また、これら円すいガイド部24aの昇降体である作業用ケージ4と対向する側面に、上下方向に沿ってガイド溝部24bが設けてあり、このガイド溝24bも中央部が仮設ガイドレール21の取り付け板21aの板厚より広い幅とされ、上下端はさらに広い幅とされ、取り付け板21aがガイドされ、スムーズに通過できるようにしてある。そして、このガイド溝部24bと対角位置の外側面に固定用の固定板24cがガイド溝部24bと平行に溶接などで取り付けられてレール支持部材24が構成される。
このレール支持部材24は、すでに説明した仮設ガイドレール11を壁面に仮設固定するための壁面固定部材13を用いて仮設され、壁面固定部14の当て金具14dにレール支持部材24の固定板24cをボルト・ナット24dで締め付けて取り付ける。
このレール支持部材24を取り付けた壁面固定部材13は、例えば壁面5の各階に配置されたH型鋼9を壁面固定部14で挟むようにしてボルト・ナット14eで仮設固定される。
このように構成した壁面作業用ガイド装置20を有人作業用の作業用ケージに適用してガイドする場合には、すでに説明した壁面作業用ガイド装置10の場合と同様に、ガイド対象となるゴンドラ装置6を設置し、建築物1の屋上2から吊下げたワイヤロープ3を、作業用ケージ4に搭載したエンドレスワインダで構成した巻上機8に巻きかけて昇降可能とする。
一方、左右2本のガイドレール21をガイドするレール支持部材24を仮設するため、まず、壁面5に予め墨だしを行ってそれぞれのガイドレール11に対応する縦方向の位置を定める。
こののち、建築物1の壁面5の墨出しで定めた位置に、壁面固定部材13の壁面固定部14にレール支持部材24を取り付けた状態とし、各階のそれぞれの固定すべきH型鋼9の下端フランジ部9aを挟むように壁面固定部14を当ててボルト・ナット14eで締め付けて作業対象となる建築物1の上下方向の作業範囲全体に2列仮設して固定する。
一方、作業用ケージ4に仮設ガイドレール21を取り付けるため、固定用ガイドレール21Aの上下に必要本数の連結用ガイドレール21Bを連結するとともに、上下端に端部用ガイドレール21Cを連結し、連結具23の段付きボルト23cを回転して突起部23bを連結用孔21cに嵌合して連結した後、上下に隣接する各仮設ガイドレール21のブラケット21d間に落下防止用ワイヤ23dを連結しておく。
こうして同時に上下2箇所をレール支持部材24でガイドできる長さとした仮設ガイドレール21は、中間部に位置する固定用ガイドレール21Aの側面の取り付け板21aと、作業用ケージ4の手すりにボルト22cで固定部22bを介して取り付けた固定金具22の連結板22aとをボルト21bで締め付けて連結することで取り付け、2本の平行な仮設ガイドレール21が作業用ケージ4の壁面5側に位置するようにする。
このとき、作業用ケージ4の昇降位置に応じて、作業用ケージ4の位置から届くレール支持部材24の円すいガイド部24aに仮設ガイドレール21を挿通した状態にしておく。
例えば作業用ケージ4の最下降位置が地上の場合には、作業用ケージ4の手すりへの固定金具23の固定を開放しておき、作業用ケージ4から下方に突き出す仮設ガイドレール21が地上と干渉しない位置まで上昇した後、固定金具23を作業用ケージ4の手すりに取り付けるようにする。
また、作業用ケージ4を地面まで下降する場合には、同様に、固定金具23と作業用ケージ4の手すりとの連結を開放した後に下降し接地するようにする。
こうして、作業用ケージ4に仮設ガイドレール21を2本取り付け、壁面5の全作業範囲に予めレール支持部材24を壁面固定部材13で固定しておくことで、仮設ガイドレール21がいずれの昇降位置においても同時に上下2ヶ所のレール支持部材24で支持されることになり、円すいガイド部24a同士の中間部で仮設ガイドレール21の動きが規制され、壁面5と平行な左右方向および接近離反方向の揺れを抑えることができ、作業にともなう反力なども有効に支持することができる。
また、レール支持部材24の上下が大径の円すいガイド部24aとしてあるので、仮設ガイドレール21の乗り移りが容易にできるとともに、仮設ガイドレール21自体の端部にキャップ21eを取り付けて先細としてあるので、一層スムーズに乗り移ることができる。そして、仮設ガイドレール21の取り付け板21aやブラケット21dもレール支持部材24のガイド溝部24bによってスムーズに通過することができる。
さらに、このような壁面作業用ガイド装置20によれば、壁面5へのレール支持部材24の取り付けと作業用ケージ4への仮設ガイドレール21の取付けを完了することで、作業を開始することができ、作業開始後の仮設ガイドレールやレール支持部材の盛り替えなどの作業が必要なく、しかも部品点数も少なく装置全体を安価に構成することができるとともに、効率的に作業することができる。
次に、この発明のさらに他の一実施の形態について、図10により説明するが、既に説明した上記実施の形態と同一部分には、同一記号を記し、重複する説明は省略する。
この壁面作業用ガイド装置20Aでは、壁面作業用ガイド装置20の円すいガイド部24aを備えたレール支持部材24に替え、2つのガイドローラ25aを備えたレール支持部材25としたものである。
このレール支持部材25では、仮設ガイドレール21を両側から挟むようにして転動しながら支持するほぼ半円状の溝つきのガイドローラ25aが水平方向に並べられ、仮設ガイドレール21の取付け板21aが通過できる間隔をあけて固定板25bに回転可能に取り付けて構成してある。そして、固定板25bを壁面固定部材13の壁面固定部14の当て金具14dにボルト25cで取り付けることで、壁面5に仮設される。
なお、他の構成は、すでに説明した壁面作業用ガイド装置20と同一である。
また、設置方法およびガイド方法も摺動式とローラ式の違いがあるものの、同一の工程で設置し、ガイドすることができる。
この壁面作業用ガイド装置20Aによれば、仮設ガイドレール21が2つのガイドローラ25aでガイドされるので、作業用ケージ4が昇降する場合の抵抗が少なく、一層スムーズに昇降させて作業することができるほか、すでに説明した壁面作業用ガイド装置20と同一の作用効果を奏する。
次に、仮設ガイドレールの異なる実施の形態について、図11により説明する。
上記の仮設ガイドレール21では、下端部に連結される連結用ガイドレール21Bや端部ガイドレール21Cに替えて使用するもので、作業用ケージ4を地上まで下降しようとすると、作業用ケージ4の下方に突き出している仮設ガイドレール21が邪魔になり、固定金具22部分で作業用ケージ4から切り離すようにする必要があるが、この伸縮式ガイドレール26では、伸縮して収納できるように構成してある。
この伸縮式ガイドレール26は、複数の径の異なる複数本の円筒状のレール部材26aで構成して多重円筒状に収納することで縮めることができるようにし、伸長位置では、係止できるように各レール部材26aの上端にフランジ部26bを形成するとともに、下端にリング状の係止部26cを形成する。
そして、自動的に伸長させるため、例えば下端部に重り26dを取り付けたり、あるいはスプリング26eをレール部材26aの内部に介装して伸長方向に付勢するように取り付ける。
このような伸縮式ガイドレール26を作業用ケージ4の下方に突き出して連結しておくことで、作業用ケージ4を下降して伸縮式ガイドレール26の先端が地上に接触すると、レール部材26aが下方から次第に相対的に縮むように収納され、支障なく地上まで下降することができる。また、上昇すると、重り26dあるいはスプリング26eでレール部材26aが自動的に伸長され、常時2ヶ所のレール支持部材24でガイドされる状態として作業を行うことができる。
次に、仮設ガイドレールを、昇降体を構成する作業用ケージに自由度を持って取り付ける実施の形態について、図12により説明する。
上記の壁面作業用ガイド装置20,20Aでは、昇降体を構成する作業用ケージ4に仮設ガイドレール21を固定金具22で取り付けているのに対し、可動取付金具27を用いることで、仮設ガイドレール21と作業用ケージ4とが自由度を持って連結し、仮設ガイドレール21とレール支持部材24,25との芯ずれを調整可能とする。
この可動取付金具27は、例えば図12(a)に示すように、手すりの上面および外側面を囲むL字状の固定板27aと、内側面に当てるコ字状の当て板27bの連結部分とで下方が開口するように配置し、開口をボルト27cで締め付けるとともに、固定板27aと当て板27bの上部の重なり部をボルト27dで締め付けることで、固定金具22と同様にして手すりに締め付けて固定される。そして、当て板27bの先端部の上下の板の外側に可動板27eの上下の板が配置され、可動板27eの上下の板に長孔27fが形成されて当て板27bの上下の板と段付きボルト27gで取り付けてあり、長孔27fの範囲で、当て板27bの上下の板に沿って移動でき、可動板27eの上下の板の間に仮設ガイドレール21の取り付け板21aとボルト21bで連結する連結板27hが溶接などで取り付けてある。
したがって、可動取付金具27の可動板27eに形成する長孔27fを壁面5に平行な水平方向とすることで、2本の仮設ガイドレール21の間隔を変えるように調整でき、仮設ガイドレール21とレール支持部材24,25との芯ずれを調整することが可能となる。
さらに、可動取付金具27Aとして、例えば図12(b)に示すように、当て板27bの先端部にヒンジ板27iを段付きボルト27jで回動可能に取り付け、このヒンジ板27iの他端に可動板27eを段付きボルト27gで回動可能に取り付けてある。そして、可動板27eに仮設ガイドレール21の取り付け板21aとボルト21bで連結する連結板27hが溶接などで取り付けてある。
したがって、この可動取付金具27Aでは、当て板27bと可動板27eとの間に、両端部がそれぞれ段付きボルト27g、27jで鉛直軸回りに回動可能なヒンジ板27iが設けてあるので、作業用ケージ4との距離および2本の仮設ガイドレール21の間隔を調整することができ、仮設ガイドレール21とレール支持部材24,25との芯ずれを調整することが可能となる。
以上、詳細に説明したように、この発明の壁面作業用ガイド装置10によれば、壁面5に間隔をあけて直線上に固定され仮設ガイドレール11を固定しまたは上下方向にスライド可能に支持するレール固定部15を備える複数の壁面固定部材13と、少なくとも上端部に配設される壁面固定部材13に設けられ仮設ガイドレール11の上端部を支持するレール支持部材14fと、壁面5に沿って昇降する昇降体4に設けられ仮設ガイドレール11に沿って転動しガイドするガイドローラ12とを備えたので、壁面5に直線上に固定した壁面固定部材13のレール固定部15に仮設ガイドレール11を昇降体4で吊り下げて装着しながらスライドさせ、上端部を壁面固定部材13のレール支持部材14fに支持させるとともに、レール固定部15で固定することでガイドレール11を簡単に設置することができ、このガイドレール11に沿って転動するように昇降体4のガイドローラ12を装着することで、仮設ガイドレール11にガイドされて揺れを防止することができ、安定した状態で昇降体4から作業することができる。
また、この発明の壁面作業用ガイド装置10によれば、ガイドローラ12を、仮設ガイドレール11を両側から挟んで転動する少なくとも2個1対のガイドローラ12a,12aで構成するとともに、1対のガイドローラ12a,12aを仮設ガイドレール11のレール幅Dより広い間隔D1で取り付けかつ1対のガイドローラ12a,12aをガイドレール11のレール面と直交する揺動軸12dの回りに揺動可能とし仮設ガイドレール11に装着したのち揺動して挟持可能に構成したので、1対のガイドローラ12a,12aを仮設ガイドレール11に装着して揺動して挟むようにすることで、簡単にガイドローラ12a,12aを仮設ガイドレール11に装着してガイドすることができる。
さらに、この発明の壁面作業用ガイド装置10によれば、ガイドローラ12をガイドローラ取付部材12cの上下に設け、このガイドローラ取付部材12cの中央部を壁面と平行な水平軸12gの回りに回動可能かつ壁面5に直交する垂直軸12i,12kの回りに回動可能に昇降体4に取り付けてガイドするようにしたので、ガイドローラ12と昇降体4との接近離反方向の揺れを防止しながら昇
降体4の水平姿勢変化及びガイドレール11,11の取付間隔を許容することができる。
また、この発明の壁面作業用ガイド装置10によれば、昇降体4に、仮設ガイドレール11を吊り下げてレール固定部15に沿ってスライド昇降させるガイドレール吊下げアーム16を設けたので、このガイドレール吊り下げアーム16によって仮設ガイドレール11を昇降させる場合の支持を簡単に行うことができる。
さらに、この発明の壁面作業用ガイド装置10によれば、ガイドレール吊下げアーム16を、昇降体4内に収納可能な折り畳み構造として下端固定部16a,第1アーム16bおよび第2アーム16cとで構成したので、仮設ガイドレール11の設置や盛り替え(移設)の場合以外にガイドレール吊下げアーム16を折り畳むことで、昇降体4からの作業の邪魔にならず、効率良く作業することができる。
また、この発明の壁面作業用ガイド装置10によれば、レール固定部15の上下に仮設ガイドレール11の挿入をガイドするロート状のガイド部15dを形成したので、これにより、仮設ガイドレール11を吊上げて上昇させて設置する場合や下降させて移設する場合に容易にレール固定部15に挿入スライドさせることができ、仮設作業を容易に行うことができる。
さらに、この壁面作業用ガイドレール11の設置方法によれば、昇降体4が沿って昇降する壁面5に昇降体4の昇降をガイドするガイドローラ12用の仮設ガイドレール11を設置する際に、壁面5に間隔をあけて直線上に仮設ガイドレール11を固定しまたは上下方向にスライド可能に支持するレール固定部15を備える壁面固定部材13を複数固定し、昇降体4で仮設ガイドレール11の上端を吊り下げて上昇しながらレール固定部15に挿入スライドさせて装着するとともに、必要に応じて仮設ガイドレール11を連結延長する一方、少なくとも上端部に配設される壁面固定部材13に設けられたレール支持部材14fに仮設ガイドレール11の上端部を吊り替えて支持させた後、壁面固定部材13のレール固定部15で仮設ガイドレール11を固定して設置するようにしたので、壁面5に直線上にレール固定部15を備えた壁面固定部材13を固定し、仮設ガイドレール11を昇降体4で吊り下げて上昇ながら装着してスライドさせ、上端部を壁面固定部材13のレール支持部材14fに支持させるとともに、レール固定部14fで固定することでガイドレール11を簡単に設置することができ、このガイドレール11に沿って転動するように昇降体4のガイドローラ12を装着することで、仮設ガイドレール11にガイドされて揺れを防止することができ、安定した状態で昇降体4から作業をおこなうことができる。
また、この壁面作業用ガイドレール11の設置方法によれば、仮設ガイドレール11を吊り下げて上昇した後、あるいは仮設ガイドレール11をレール固定部15に固定して設置した後に、昇降体4に設けたガイドローラ12で仮設ガイドレール11を両側から挟んで転動してガイドするようにしたので、仮設したガイドレール11に昇降体4のガイドローラ12を両側から挟むようにすることで、簡単に仮設ガイドレール11に装着してガイドさせることができる。
さらに、この壁面作業用ガイドレール11の設置方法によれば、仮設ガイドレール11を固定しているレール固定部15で仮設ガイドレール11をスライド可能にした後、昇降体4でガイドレール11を吊り下げて吊り替え、この昇降体4を下降させるとともに仮設ガイドレール11をスライド下降させて予め壁面5に固定しておいた壁面固定部材13のレール固定部15に挿入しながらスライドさせて装着し、下降移設した仮設ガイドレール11の上端部をレール支持部材14fに吊り替えて支持させた後、レール固定部15で仮設ガイドレール11を固定設置するようにしたので、仮設ガイドレール11を下方に移設する場合にもレール固定部15を緩めて昇降体4に吊り替えて下降させてスライドすることで、移設する壁面5に固定したレール固定部15に固定設置して簡単に移設することができる。
また、この壁面作業用ガイドレール11の設置方法によれば、昇降体4に、仮設ガイドレール11の昇降および吊り替えを行う吊下げアーム16を設けて仮設ガイドレール11の設置および移設を行うようにしたので、ガイドレール吊り下げアーム16で吊り下げることで簡単に仮設したり、移設することができる。
さらに、この発明の壁面作業用ガイドレール装置20,20Aによれば、仮設ガイドレール21を、昇降体4に間隔をあけて昇降方向に設置する一方、仮設ガイドレール21を上下方向にスライド可能に支持するレール支持部材24,25を壁面5に複数設けてガイド部材を構成したので、壁面5にレール支持部材24,25を設けるだけで昇降体4の仮設ガイドレール21をガイドすることができ、揺れを防止して安定した状態で昇降体4から作業することができる。
また、この発明の壁面作業用ガイドレール装置20,20Aによれば、レール支持部材24,25を、昇降体4の仮設ガイドレール21の少なくとも上下2箇所を同時に支持しえる間隔に設置するようにしたので、昇降体4の昇降位置によらずガイドすることができ、安定した状態で作業することができる。
さらに、この発明の壁面作業用ガイドレール装置20によれば、レール支持部材24を、上下端部に大径の円すいガイド部24aを備えるとともに、昇降体4との対向部に仮設ガイドレール21を挿通し得るガイド溝部24bを設けて構成したので、円すいガイド部24aによってレール支持部材24の乗り移りをスムーズに行うことができ、ガイド溝部24bで昇降体4を円滑に通過させることができる。
また、この発明の壁面作業用ガイドレール装置20,20Aによれば、仮設ガイドレール21を、昇降体4に可動取付金具27,27Aを介して取り付けて自由度を付与したので、レール支持部材24,25の取り付け状態によらずスムーズに昇降してガイドすることができる。
さらに、この発明の壁面作業用ガイドレール装置20,20Aによれば、伸縮式ガイドレール26で昇降体4より下方の突出部を伸縮収納可能に構成したので、仮設ガイドレール21に昇降体4から下方に突き出す部分があってもその影響を受けずに下降させて作業することができる。
この発明の壁面作業用ガイド装置を有人作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にかかる全体の概略側面図である。 この発明の壁面作業用ガイド装置を有人作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にかかる全体の概略正面図である。 この発明の壁面作業用ガイド装置を有人作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にかかる拡大した概略側面図である。 この発明の壁面作業用ガイド装置を有人作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にガイドレール吊り上げアーム部分の概略正面図である。 この発明の壁面作業用ガイド装置を有人作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にガイドローラ及び壁面固定部材の概略説明図である。 この発明の壁面作業用ガイド装置を有人作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した他の一実施の形態にかかる全体の概略正面図である。 この発明の壁面作業用ガイド装置を有人作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した他の一実施の形態にかかる部分平面図および概略側面図である。 この発明の壁面作業用ガイド装置の一実施の形態にかかるそれぞれ仮設ガイドレールの説明図である。 この発明の壁面作業用ガイド装置の一実施の形態にかかるそれぞれレール支持部材の説明図である。 この発明の壁面作業用ガイド装置を有人作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にかかる部分平面図および概略側面図である。 この発明の壁面作業用ガイド装置の一実施の形態にガイドレールのそれぞれ説明図である。 この発明の壁面作業用ガイド装置の一実施の形態に可動取付金具のそれぞれ概略説明図である。
符号の説明
1 建築物
2 屋上
3 ワイヤロープ
4 作業用ケージ(昇降体)
5 壁面
6 ゴンドラ装置
7 台車式支持装置
8 巻上機
9 H型鋼
9a 下端フランジ部
10 壁面作業用ガイド装置
11 ガイドレール
11a シャックル
11b 連結部材
12 ガイドローラ
12a ガイドローラ
12b ローラ取付金具
12c ガイドローラ取付部材
12d 取付軸
12e 取付ブッシュ
12f ピン孔
12g 水平軸
12h 第1連結部材
12i 垂直軸
12j 第2連結部材
12k 垂直軸
13 壁面固定部材
14 壁面固定部
14a 水平部
14b 垂直部
14c 当て部材
14d 当て金具
14e ボルト・ナット
14f レール吊下げ支柱部
15 レール固定部
15a 固定片
15b 締付けボルト・ナット
15c ピン用の孔
15d ガイド部
16 ガイドレール吊下げアーム
16a 下端固定部
16b 第1アーム
16c 第2アーム
16d ピン孔
17 チェーンフック(吊下げアーム側)
18 チェーンフック(ガイドレール側)
20,20A 壁面作業用ガイド装置
21 仮設ガイドレール
21A 固定用ガイドレール
21B 連結用ガイドレール
21C 端部用ガイドレール
21a 取り付け板
21b ボルト
21c 連結用孔
21d ブラケット
21e キャップ
22 固定金具
22a 連結板
22b 固定部
22c ボルト
22d ボルト
23 連結具
23a 連結片
23b 突起部
23c 段つきボルト
23d 落下防止用ワイヤ
24 レール支持部材
24a 円すいガイド部
24b ガイド溝部
24c 固定板
24d ボルト・ナット
25 レール支持部材
25a ガイドローラ
25b 固定板
25c ボルト・ナット
26 伸縮式ガイドレール
26a レール部材
26b フランジ部
26c 係止部
26d 重り
26e スプリング
27,27A 可動取付金具
27a 固定板
27b 当て板
27c ボルト
27d ボルト
27e 可動板
27f 長孔
27g 段付きボルト
27h 連結板
27i ヒンジ板
27j 段付きボルト
D レール幅
D1 ガイドローラの幅(広幅)

Claims (10)

  1. 壁面と、壁面に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体と、昇降体をガイドする仮設ガイドレールと、仮設ガイドレールに沿ってガイドするガイド部材とからなる昇降体をガイドする壁面作業用仮設ガイド装置であって、
    前記仮設ガイドレールを固定しまたは上下方向にスライド可能に支持するレール固定部を備える壁面固定部材を前記壁面に間隔をあけて直線上に複数固定するとともに、少なくとも上端部に配設される前記壁面固定部材に前記仮設ガイドレールの上端部を支持するレール支持部材を設ける一方、
    前記昇降体に前記仮設ガイドレールに沿って転動しガイドするガイドローラを設けて前記ガイド部材を構成し、
    前記ガイドローラを、前記仮設ガイドレールを両側から挟んで転動する少なくとも2個1対で構成するとともに、1対のガイドローラを前記仮設ガイドレールのレール幅より広い間隔で取り付けかつ1対のガイドローラを前記ガイドレールのレール面と直交する揺動軸回りに揺動可能とし当該仮設ガイドレールに装着したのち揺動して挟持可能に構成したことを特徴とする壁面作業用仮設ガイド装置。
  2. 壁面と、壁面に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体と、昇降体をガイドする仮設ガイドレールと、仮設ガイドレールに沿ってガイドするガイド部材とからなる昇降体をガイドする壁面作業用仮設ガイド装置であって、
    前記仮設ガイドレールを固定しまたは上下方向にスライド可能に支持するレール固定部を備える壁面固定部材を前記壁面に間隔をあけて直線上に複数固定するとともに、少なくとも上端部に配設される前記壁面固定部材に前記仮設ガイドレールの上端部を支持するレール支持部材を設ける一方、
    前記昇降体に前記仮設ガイドレールに沿って転動しガイドするガイドローラをガイドローラ取付部材の上下に設け、このガイドローラ取付部材の中央部を壁面と平行な水平軸回りに回動可能かつ壁面に直交する垂直軸回りに回動可能に前記昇降体に取り付けてガイドする前記ガイド部材を設けて構成したこと特徴とする壁面作業用仮設ガイド装置。
  3. 前記ガイドローラをガイドローラ取付部材の上下に設け、このガイドローラ取付部材の中央部を壁面と平行な水平軸回りに回動可能かつ壁面に直交する垂直軸回りに回動可能に前記昇降体に取り付けてガイドすることを特徴とする請求項記載の壁面作業用仮設ガイド装置。
  4. 前記昇降体に、前記仮設ガイドレールを吊り下げて前記レール固定部に沿ってスライド昇降させるガイドレール吊下げアームを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の壁面作業用仮設ガイド装置。
  5. 前記ガイドレール吊下げアームを、前記昇降体内に収納可能な折り畳み構造として構成したことを特徴とする請求項4記載の壁面作業用仮設ガイド装置。
  6. 前記レール固定部の上下に前記仮設ガイドレールの挿入をガイドするロート状のガイド部を形成してなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の壁面作業用仮設ガイド装置。
  7. 壁面と、壁面に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体と、昇降体をガイドする仮設ガイドレールと、仮設ガイドレールに沿ってガイドするガイド部材とからなる昇降体をガイドする壁面作業用仮設ガイド装置であって、
    前記仮設ガイドレールを、前記昇降体に間隔をあけて昇降方向に設置する一方、
    前記仮設ガイドレールを上下方向にスライド可能に支持するレール支持部材を前記壁面に複数設けて前記ガイド部材を構成し、
    前記仮設ガイドレールを、前記昇降体に水平方向の移動と鉛直軸回りの回動との2つの自由度を付与して取り付けたことを特徴とする壁面作業用仮設ガイド装置。
  8. 前記レール支持部材を、前記昇降体の前記仮設ガイドレールの少なくとも上下2箇所を同時に支持しえる間隔に設置してなることを特徴とする請求項7記載の壁面作業用仮設ガイド装置。
  9. 前記レール支持部材を、上下端部に大径の円すいガイド部を備えるとともに、前記昇降体との対向部に前記仮設ガイドレールを挿通し得るガイド溝部を設けて構成したことを特徴とする請求項7または8記載の壁面作業用仮設ガイド装置。
  10. 前記仮設ガイドレールの前記昇降体より下方の突出部を伸縮収納可能に構成したことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の壁面作業用仮設ガイド装置。
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