JP5584871B2 - 仮設ガイドレールの取付金具 - Google Patents

仮設ガイドレールの取付金具 Download PDF

Info

Publication number
JP5584871B2
JP5584871B2 JP2009181294A JP2009181294A JP5584871B2 JP 5584871 B2 JP5584871 B2 JP 5584871B2 JP 2009181294 A JP2009181294 A JP 2009181294A JP 2009181294 A JP2009181294 A JP 2009181294A JP 5584871 B2 JP5584871 B2 JP 5584871B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall surface
mounting bracket
fixing
guide rail
temporary guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009181294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011032067A (ja
Inventor
宏 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Bisoh Co Ltd
Original Assignee
Nihon Bisoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Bisoh Co Ltd filed Critical Nihon Bisoh Co Ltd
Priority to JP2009181294A priority Critical patent/JP5584871B2/ja
Publication of JP2011032067A publication Critical patent/JP2011032067A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5584871B2 publication Critical patent/JP5584871B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は仮設ガイドレールの取付金具に関し、作業用ゴンドラなどの昇降体で壁面に沿って昇降しながら作業を行う場合のゆれなどを防止する仮設ガイドレールを、アンカーボルトと鉄筋などとの干渉を防止したり、ジャッキベースが傾斜部分などで傾くことがあってもこれらの影響を受けずに直線上に簡単に仮設できるようにしたもので、特に既設のガイドレールなどが設置してないマンションなどの集合住宅での作業に好適なものである。
建築物などにおける窓清掃や外壁面の保守点検作業などを効率的に行う場合に、仮設足場を設置して作業を行うのに替え、建築物の上部から吊りロープを垂下して設け、この吊りロープを介して、いわゆるゴンドラと称する有人作業用ケージなどの昇降体を昇降可能に吊り下げて仮設し、この作業用ケージに作業者が搭乗して作業を行うようにする仮設ゴンドラ装置を用いることが行なわれている。
このような仮設ゴンドラ装置による作業では、昇降体である作業用ケージが吊りロープで吊り下げられるため揺れが生じ、壁面に対する作業に伴う反力により揺れが助長され、作業がやり難い。
そこで、高層ビルなどでは、予めビルを構築する際に壁面にガイドレールを設置しておき、作業用ケージに設けたガイドローラをガイドレールに沿って転動させて昇降することで揺れを防止することが行なわれる場合も多いが、中低層ビルやマンションなどの集合住宅では、ガイドレールが設置されていない場合も多く、例えば特許文献1に開示されているような壁面に吸着させる真空吸着パッドなどを用いて仮設ゴンドラ装置の昇降体である有人作業ケージとワイヤロープなどで連結することで、揺れを防止することが行なわれている。
実開平5―30338号公報
ところが、建築物の壁面に吸着させる真空吸着パッドを用いて作業用ケージのゆれを防止する場合には、これらの間を連結するワイヤロープを長くすると、作業用ケージの揺れを有効に防止することができなくなり、このワイヤロープを短くして揺れを防止しやすくしたり、特許文献1のようにアーム機構とすると、真空吸着パッドを吸着させた状態で作業できる範囲が限定され、たびたび真空吸着パッドの盛り替えをしなければならず、作業効率が悪い。
一方、ガイドレールを壁面に仮設しようとすると、ガイドレールを取り付ける金具を固定するためのアンカーボルトが鉄筋と干渉し、所定の位置に打ち込むことができず、打ち込むことができる場所を探す必要があるなど簡単にガイドレールを設置することができないという問題がある。また、アンカーボルトに替え、ねじジャッキなどで壁面の一部を挟んで金具を固定する場合には、階段部分など壁面の一部が傾斜していると、金具も傾斜して固定され、傾斜の影響でガイドレールを所定の位置に簡単に設置することができないという問題もある。
この発明は、上記従来技術が有する課題に鑑みてなされたもので、アンカーボルトと鉄筋などとが干渉したり、ジャッキベースが傾斜部分などで傾いても直線上にガイドレールを簡単に仮設して揺れを防止しながら作業することができる仮設ガイドレールの取付金具を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、この発明の請求項1にかかる仮設ガイドレールの取付金具は、壁面に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体を前記壁面に平行かつ鉛直にガイドする仮設ガイドレールの取付金具であって、前記壁面に取り付ける壁面固定部材に位置調整部を介して前記壁面と平行な面上で位置調整可能に取り付けられる取付金具基板と、この取付金具基板に垂直に突き出して固設される金具固定軸部材と、この金具固定軸部材に回動位置を調整して取り付けられて固定されるとともに、前記仮設ガイドレールを挟んで固定するレール固定部材とからなり、複数の前記壁面固定部材の配設位置にかかわらず前記壁面と平行な面上で位置調整された前記取付金具基板を介して前記金具固定軸部材を所望の鉛直線上に配設し、前記金具固定軸部材に固定される複数の前記レール固定部材を前記金具固定軸部材周りの回動で位置調整し、前記仮設ガイドレールを直線上に配設して締め付けて固定可能に構成してなることを特徴とするものである。
この発明の請求項2にかかる仮設ガイドレールの取付金具は、請求項1記載の構成に加え、前記壁面固定部材が、壁面に打ち込まれるアンカー部材または壁面の一部を挟んで固定されるジャッキベースであることを特徴とするものである。
この発明の請求項3にかかる仮設ガイドレールの取付金具は、請求項1または2記載の構成に加え、前記取付金具基板に設けられる位置調整部を、長孔または複数の取付孔で構成してなることを特徴とするものである。
この発明の請求項1にかかる仮設ガイドレールの取付金具によれば、壁面に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体を前記壁面に平行かつ鉛直にガイドする仮設ガイドレールの取付金具であって、前記壁面に取り付ける壁面固定部材に位置調整部を介して前記壁面と平行な面上で位置調整可能に取り付けられる取付金具基板と、この取付金具基板に垂直に突き出して固設される金具固定軸部材と、この金具固定軸部材に回動位置を調整して取り付けられて固定されるとともに、前記仮設ガイドレールを挟んで固定するレール固定部材とからなり、複数の前記壁面固定部材の配設位置にかかわらず前記壁面と平行な面上で位置調整された前記取付金具基板を介して前記金具固定軸部材を所望の鉛直線上に配設し、前記金具固定軸部材に固定される複数の前記レール固定部材を前記金具固定軸部材周りの回動で位置調整し、前記仮設ガイドレールを直線上に配設して締め付けて固定可能に構成してなるので、壁面固定部材を打ち込む場合に鉄筋などと干渉したり、壁面固定部材が傾斜部分で傾く場合でも取付金具基板を位置調整部で位置を調整して取り付けることができ、この取付金具基板を介してレール固定部材を固定することおよびこの取付金具基板の金具固定軸部材に回動可能にレール固定部材を取り付けることで、複数のレール固定部材に仮設ガイドレールを直線上に取り付けることができ、この仮設ガイドレールで揺れを防止しながら作業することができる。
この発明の請求項2にかかる仮設ガイドレールの取付金具によれば、前記壁面固定部材が、壁面に打ち込まれるアンカー部材または壁面の一部を挟んで固定されるジャッキベースであるので、アンカー部材の打ち込み位置のずれなどやジャッキベースの傾きなどがあっても複数の取付金具基板を位置調整して取り付けることができ、この取付金具基板の金具固定軸部材にレール固定部材を介して仮設ガイドレールを取り付けることで、この仮設ガイドレールを直線上に取り付けて揺れを防止しながら作業することができる。
この発明の請求項3にかかる仮設ガイドレールの取付金具によれば、前記取付金具基板に設けられる位置調整部を、長孔または複数の取付孔で構成してなるので、位置調整部としての長孔や複数の取付孔によって簡単に取付位置を調整して取付金具基板を取り付けることができ、この取付金具基板の金具固定軸部材にレール固定部材を介して仮設ガイドレールを取り付けることで、この仮設ガイドレールを直線上に取り付けることができ、この仮設ガイドレールで揺れを防止しながら作業することができる。
この発明の仮設ガイドレールの取付金具の一実施の形態にかかる壁面作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した全体の概略側面図である。 この発明の仮設ガイドレールの取付金具の一実施の形態にかかる壁面作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した全体の概略正面図である。 この発明の仮設ガイドレールの取付金具の一実施の形態にかかる壁面作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した拡大した概略側面図および概略平面図である。 この発明の仮設ガイドレールの取付金具の一実施の形態にかかる壁面作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した概略斜視図および仮設ガイドレールの設置状態の説明である。 この発明の仮設ガイドレールの取付金具の他の一実施の形態にかかる壁面作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した拡大した概略側面図および概略平面図である。 この発明の仮設ガイドレールの取付金具の他の一実施の形態にかかる壁面作業用の作業ケージを備えるゴンドラ装置に適用した仮設ガイドレールの設置状態の説明である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細を説明する。
この仮設ガイドレールの取付金具20は、例えば図1および図2に示す壁面作業用のゴンドラ装置10でのガイドレール11を壁面に固定するためのものであり、壁面に取り付ける壁面固定部材としてアンカーボルトを用いる場合の鉄筋との干渉を防止できるようにしたり、壁面固定部材として壁面の一部を挟んで固定するジャッキベースを傾斜部分に取り付ける場合のジャッキベースの傾斜の影響を受けずにガイドレール11を固定できるようにするものである。
壁面作業用のゴンドラ装置10では、建築物1の屋上2などの上部から吊下げたワイヤロープ3を介して昇降体である作業用ケージ4を昇降させ、作業用ケージ4内から外壁の清掃や保守、あるいは窓の清掃など壁面5に対する作業を行う場合において、作業用ケージ4などの昇降体の揺れを防止する必要があり、壁面5の作業用ケージ4の1箇所での作業範囲に、たとえば2本のガイドレール11を仮設するとともに、作業用ケージ4に設けた左右1対のガイドローラ12を仮設したガイドレール11に装着(図示例では、各ガイドレールに上下二組のガイドローラを装着してある。)して昇降させ、壁面に対する左右および前後の揺れを防止するようガイドする。
なお、この壁面作業用のゴンドラ装置10では、屋上から垂下するワイヤロープ3の支持をカウンタウエイト6を備えた台車式支持装置7で行い、作業用ケージ4内にエンドレス方式の巻上機8を設けて昇降させるように構成した場合を図示したが、この形式のゴンドラ装置に限らず、屋上側にドラム方式など巻上機を備えて昇降するものや台車式に替え、固定式の支持装置でワイヤロープを支持するものなどにも適用でき、昇降体も有人作業用のケージに限らず、自動作業装置などであっても良い(自動作業装置では、ガイドレールの仮設の際に有人作業ケージを必要とする)。
この壁面作業用ゴンドラ装置10での作業対象となる壁面5への仮設ガイドレール11の固定のための取付金具20は、図3および図4に示すように、取付金具基板21を備えており、この取付金具基板21を壁面に固定するため壁面固定部材22が使用され、例えばアンカーボルトや後述するジャッキベースなどが用いられる。
取付金具20の取付金具基板21は、矩形の金属板で構成され、長手方向両端部に長手方向に沿う長孔23a,23aが形成されて位置調整部23を構成しており、アンカーボルト22a,22aに挿通して固定する場合に固定位置を調整できるようにしてある。そして、この取付金具基板21の長手方向中心部には、金具固定軸部材24を構成する金具取付ボルトが裏面から貫通して垂直に突出すように配置され、座ぐり部により裏表面と面一となるように溶接・仕上げで固設してある。
この取付金具基板21に位置調整部23を設けることにより、図4(b)に示すように、既設の建築物1の壁面5の場合のように、鉄筋とアンカーボルト22aが干渉するため斜め上方にずらして打ち込む必要があっても位置調整部23の長孔23a,23aによって取付金具基板21の長手方向中心部の金具取付ボルト24を所定位置L(アンカーボルトをずらさない場合と同一の位置、あるいは仮設ガイドレール11を直線上に配置するための位置)に設定することができる。
このような取付金具基板21の所定位置に設置される金具固定軸部材24には、仮設ガイドレール11を両側から挟んで固定するレール固定部材25を介して、例えばH型鋼で構成したガイドレール11の基端フランジ部11aを両側から挟んで固定するとともに、先端フランジ部11bをガイドレールとして、ガイドローラ12が転動するできるようにする。
このレール固定部材25は、互いに逆向きのF字状の1対の固定ブロック25a,25bで構成され、一方の固定ブロック25aには、金具固定軸部材を構成する金具取付ボルト24を挿通する固定用孔26aを備える固定部26が基端部に形成され、中間部には、固定用孔26と直交して互いを締め付けて連結する雌ねじが形成された上下2つの連結用孔27aを備える対向部27が形成され、先端部には、V字状の凹部が形成されてガイドレール11の基端フランジ部11aの一方の側面部が装着できるレール装着部28が形成してある。これと対応するレール固定ブロック25bには、基端部には、固定部26に当てられる当接部29が形成され、中間部には、互いを締め付けて連結する雌ねじが形成された上下2つの連結用孔27aを備える対向部27が形成され、先端部には、V字状の凹部が形成されてガイドレール11の基端フランジ部11aの一方の側面部が装着できるレール装着部28が形成してある。
このような仮設ガイドレールの取付金具20では、建築物1の壁面5に、ガイドレール11を設置すべき所定位置Lに対応して重りを付けた糸を垂らすこと等でけがいた後、壁面固定部材22であるアンカーボルト22aを打ち込んで、取付金具基板21の位置調整部23の長孔23aを介して取付金具基板21の金具固定軸部材24が所定位置Lに対応するようにアンカーボルト22aで固定する。
このとき、アンカーボルト22aが壁面5内の鉄筋と干渉する場合には、干渉しない位置に打ち込み、アンカーボルト22aをずらした分だけ位置調整部23の長孔23aで取付位置を調整し、金具固定軸部材24が所定位置Lに対応する位置となるようにする。
こうして複数の取付金具基板21を、例えば建築物1の各階に対応させるなど、一定間隔などで取り付け、金具固定軸部材24が一直線上に配置されるようにする。
この後、レール固定部材25のレール固定ブロック25aの固定用孔26aを介して金具固定軸部材24にレール固定ブロック25aを緩く締め付けて固定する。そして、このレール固定ブロック25aにレール固定ブロック25bを対向させ、連結用孔27a,27aに先端部に雄ねじが形成された2本の連結用ボルト27bをねじ込んで互いを緩く連結しておく。このとき、連結用ボルト27bには、先端部にのみ雄ねじが形成してあり、レール固定ブロック25a,25bの両方の連結用孔27a,27aに雌ねじが形成してあるので、レール固定ブロック25bの連結を解放した状態でも連結用ボルト27bがレール固定ブロック25aから抜け落ちることが防止される。
こうして一直線上に複数のレール固定部材25が配置された状態で、仮設ガイドレール11を1対のレール固定ブロック25a、25bのレール装着部28,28間に通すようにした後、各レール固定部材25の連結用ボルト27bを締め付けるとともに、金具固定軸部材24への締め付けを行って仮設ガイドレール11の取り付けが完了する。このとき、レール固定部材25が金具固定軸部材24に対して回動可能となっていることからレール固定部材25の水平軸周りの回動が可能であり、向きを調整することができる。
次に、昇降体である作業用ケージ4に設けられるガイドローラ12は、図3に側面状態を示すように、2個一組の溝付きのガイドローラ12a,12aがローラ取付金具12bにガイドレール11のレール幅(H型材のフランジ11a,11bの幅)より広い間隔で取り付けられている。そして、2個一組のガイドローラ12a、12aは上下に二組配置され、このためローラ取付金具12bは、ガイドローラ取付部材12cの上下に取り付けた取付軸12dにそれぞれ取付ブッシュ12eを介して揺動可能に取り付けられ、2個一組のそれぞれのガイドローラ12a,12aを45度揺動させて固定できるように、取付軸12dおよび取付ブッシュ12eにピン孔が形成してある。
これにより、2個一組のそれぞれのガイドローラ12a,12aを水平に位置させて間隔を広くした状態から45度揺動させると、2つのガイドローラ12a,12aの溝でガイドレール11を両側から挟むようになり、この状態でピン孔にピンを入れて固定することで、ガイドローラ12がガイドレール11に嵌合された状態で上下方向に沿って転動でき、左右および接近離反方向にはガイドできるようになる。
そして、ガイドローラ12が上下に設けられたガイドローラ取付部材12cは、上下方向に配置され、その中央部が、図3に示すように、壁面5と平行で水平な水平軸12gを介して回動可能に第1連結部材12hが取り付けられ、この第1連結部材12hの基端部に壁面5に垂直な垂直軸12iを介して第2連結部材12jが連結され、この第2連結部材12jの基端部に壁面5に垂直な垂直軸12kを介して作業用ケージ4の前面に取り付けられる。
これにより、上下二組のガイドローラ12a,12aと昇降体である作業用ケージ4とは、壁面5に対する間隔を一定に保持しながら水平軸12gおよび2本の垂直軸12i、12kで壁面5に対する2軸回りの回動を許容することができる。
したがって、この仮設ガイドレールの取付金具20によれば、壁面5に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体である作業用ケージ4をガイドする仮設ガイドレール11の取付金具20で、壁面5に取り付ける壁面固定部材22に位置調整部23を介して位置調整可能に取り付けられる取付金具基板21と、この取付金具基板21に垂直に突き出して固設される金具固定軸部材24と、この金具固定軸部材24に回動可能に取り付けられるとともに、仮設ガイドレール11を挟んで固定するレール固定部材25とからなり、複数の壁面固定部材22の配設位置にかかわらず金具固定軸部材24に固定される複数のレール固定部材25を位置調整部23と金具固定軸部材24の軸周りの回動とで直線上に配設可能に構成してあるので、壁面固定部材22を打ち込む場合に鉄筋などと干渉する場合でも壁面固定部材22をずらして取付金具基板21の位置調整部23で位置を調整して取付金具基板21を取り付けることができ、この取付金具基板21を介してレール固定部材25を固定することおよびこの取付金具基板21の金具固定軸部材24に回動可能にレール固定部材25を取り付けることで、複数のレール固定部材25に仮設ガイドレール11を直線上に取り付けることができ、この仮設ガイドレール11で揺れを防止しながら作業することができる。
また、この仮設ガイドレールの取付金具20によれば、壁面固定部材22を、壁面5に打ち込まれるアンカー部材22aとしてあるので、アンカー部材22aの打ち込み位置のずれなどがあっても複数の取付金具基板21を位置調整して取り付けることができ、この取付金具基板21の金具固定軸部材24にレール固定部材25を介して仮設ガイドレール11を取り付けることで、この仮設ガイドレール11を直線上に取り付けて揺れを防止しながら作業することができる。
さらに、この仮設ガイドレールの取付金具20によれば、取付金具基板21に設けられる位置調整部23を、長孔23aで構成したので、位置調整部23としての長孔23aによって簡単に取付位置を調整して取付金具基板21を取り付けることができ、この取付金具基板21の金具固定軸部材24にレール固定部材25を介して仮設ガイドレール11を取り付けることで、この仮設ガイドレール11を直線上に取り付けることができ、この仮設ガイドレール11で揺れを防止しながら作業することができる。
次に、この発明の他の実施の形態について、図4および図5に基づいて説明する。
この仮設ガイドレールの取付金具30では、壁面5の取り付けに用いる壁面固定部材31を、アンカーボルトに代え、壁面5の一部を挟んで固定するジャッキベース31aを用いて構成したものである。なお、すでに説明した仮設ガイドレールの取付金具20と同一部分には、同一記号を記し、説明は省略する。
この壁面固定部材31を構成するジャッキベース31aは、建築物1の壁面5に沿って配置される支柱部32と、建築物1の壁面5側の固定に利用できる部分5aの形状に合わせた壁面係止部33と、建築物1の壁面5側の固定に利用できる部分5aを挟むねじジャッキ部34とで構成される。
この取付金具30の壁面固定部材31を構成する支柱部32は、横断面がコ字状の金属材で構成され、開口部を壁面側に配置するとともに、両側面に位置調整部23を構成する複数の取付孔23bが水平に貫通して形成してある。
この支柱部32の上端部には、壁面係止部33が壁面5側に突出すように溶接して固設してあり、ねじジャッキ部34は、支柱部32の外側に沿ってスライドするスライド部34aを介して溶接してあり、スライド部34aを取付孔23bを利用して固定することで、位置を調整でき、壁面係止部33とねじジャッキ部34の当て板34bとの間隔を変えることができ、ハンドル部34cを回すことで、締め付けることができるようになっている。
この仮設ガイドレールの取付金具30では、取付金具基板35が平板状の取付金具基板21と異なり、壁面固定部材31の支柱部32の前面および両側面を覆うコ字状とされ、前面の中心部に金具固定軸部材24を構成する金具取付ボルトが前方に突き出して溶接してあり、両側面部には、位置調整部23の複数の取付孔23bの2つを利用して固定する貫通孔が形成され、2本のボルト・ナットで固定するようにしてある。
なお、このような取付金具基板35の金具固定軸部材24に取り付けて仮設ガイドレール11を挟んで固定するレール固定部材25は、既に説明したものがそのまま用いられる。
このように構成した仮設ガイドレールの取付金具30では、壁面固定部材31を建築物の壁面5の一部で挟んで固定に利用できる部分5a、例えばベランダの手摺の下部の壁面や階段の手摺下部の壁面に、支柱部32に取付けた壁面係止部33を壁面5aの上端面および裏面に係止するとともに、支柱部32に取り付けたねじジャッキ部34の当て板部34bを壁面5a下面に当てるように配置した後、ハンドル部34cを操作してねじジャッキ部34で締め付けて固定する。
このとき、ジャッキベース31aを取り付ける壁面5aが、例えば、図6にレール固定部材を省略して示すように、階段の手摺下部のように傾斜している場合、仮設ガイドレール11を設置すべき所定位置Lに対してジャッキベース31aが傾いた状態で締め付けられるが、ジャッキベース31aの締付位置と取付金具基板35を位置調整部23の複数の取付孔23bによる位置調整とで傾斜の影響を受けることなく、金具固定軸部材24を所定位置Lに対応して設置することができ、この金具固定軸部材24にレール固定部材25を固定することで、仮設ガイドレール11を鉛直に設置することができる。
この仮設ガイドレールの取付金具30を用いる仮設ガイドレール11の壁面5の一部5aへの設置手順は、アンカーボルトの打ち込みに替え、ジャッキベースを用いて締め付ければ良く、その後の手順の説明は省略する。
この仮設ガイドレールの取付金具30によっても、壁面固定部材31が傾斜部分5aで傾く場合でも取付金具基板35を位置調整部23で位置を調整して取り付けることができ、この取付金具基板35を介してレール固定部材25を固定することおよびこの取付金具基板35の金具固定軸部材24に回動可能にレール固定部材25を取り付けることで、複数のレール固定部材25に仮設ガイドレール11を直線上に取り付けることができ、この仮設ガイドレール11で揺れを防止しながら作業することができる。
また、この仮設ガイドレールの取付金具30によれば、壁面固定部材31を壁面5の一部5aを挟んで固定されるジャッキベース31aとしたので、ジャッキベース31aに傾きなどがあっても複数の取付金具基板35を位置調整して取り付けることができ、この取付金具基板35の金具固定軸部材24にレール固定部材25を介して仮設ガイドレール11を取り付けることで、この仮設ガイドレール11を直線上に取り付けて揺れを防止しながら作業することができる。
さらに、この仮設ガイドレールの取付金具30によれば、取付金具基板35を位置調整部23の複数の取付孔23bに取り付ける構成としてあるので、位置調整部23としての複数の取付孔23bによって簡単に取付位置を調整して取付金具基板35を取り付けることができ、この取付金具基板35の金具固定軸部材24にレール固定部材25を介して仮設ガイドレール11を取り付けることで、この仮設ガイドレール11を直線上に取り付けることができ、この仮設ガイドレール11で揺れを防止しながら作業することができる。
1 建築物
2 屋上
3 ワイヤロープ
4 作業用ケージ(昇降体)
5 壁面
5a 固定利用部
6 カウンタウエイト
7 台車式支持装置
8 巻上機
10 壁面作業用のゴンドラ装置
11 仮設ガイドレール
12 ガイドローラ
12a ガイドローラ
12b ローラ取付金具
12c ガイドローラ取付部材
12d 取付軸
12e 取付ブッシュ
12g 水平軸
12h 第1連結部材
12i 垂直軸
12j 第2連結部材
12k 垂直軸
20 仮設ガイドレールの取付金具
21 取付金具基板
22 壁面固定部材
22a アンカーボルト
23 位置調整部
23a 長孔
23b 複数の取付孔
24 金具固定軸部材
25 レール固定部材
25a レール固定ブロック
25b レール固定ブロック
26 固定部
26a 固定用孔
27 対向部
27a 連結用孔
27b 連結用ボルト
28 レール装着部
29 当接部
30 仮設ガイドレールの取付金具
31 壁面固定部材
31a ジャッキベース
32 支柱部
33 壁面係止部
34 ねじジャッキ部
34a スライド部
34b 当て板部
34c ハンドル部
35 取付金具基板
L 所定位置

Claims (3)

  1. 壁面に沿って吊り下げられ少なくとも昇降する昇降体を前記壁面に平行かつ鉛直にガイドする仮設ガイドレールの取付金具であって、
    前記壁面に取り付ける壁面固定部材に位置調整部を介して前記壁面と平行な面上で位置調整可能に取り付けられる取付金具基板と、この取付金具基板に垂直に突き出して固設される金具固定軸部材と、この金具固定軸部材に回動位置を調整して取り付けられて固定されるとともに、前記仮設ガイドレールを挟んで固定するレール固定部材とからなり、
    複数の前記壁面固定部材の配設位置にかかわらず前記壁面と平行な面上で位置調整された前記取付金具基板を介して前記金具固定軸部材を所望の鉛直線上に配設し、前記金具固定軸部材に固定される複数の前記レール固定部材を前記金具固定軸部材周りの回動で位置調整し、前記仮設ガイドレールを直線上に配設して締め付けて固定可能に構成してなることを特徴とする仮設ガイドレールの取付金具。
  2. 前記壁面固定部材が、壁面に打ち込まれるアンカー部材または壁面の一部を挟んで固定されるジャッキベースであることを特徴とする請求項1記載の仮設ガイドレールの取付金具。
  3. 前記取付金具基板に設けられる位置調整部を、長孔または複数の取付孔で構成してなることを特徴とする請求項1または2記載の仮設ガイドレールの取付金具。
JP2009181294A 2009-08-04 2009-08-04 仮設ガイドレールの取付金具 Active JP5584871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009181294A JP5584871B2 (ja) 2009-08-04 2009-08-04 仮設ガイドレールの取付金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009181294A JP5584871B2 (ja) 2009-08-04 2009-08-04 仮設ガイドレールの取付金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011032067A JP2011032067A (ja) 2011-02-17
JP5584871B2 true JP5584871B2 (ja) 2014-09-10

Family

ID=43761522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009181294A Active JP5584871B2 (ja) 2009-08-04 2009-08-04 仮設ガイドレールの取付金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5584871B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019190156A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 工研ゴンドラ株式会社 移動体用ガイドレール及びガイドレールシステム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6407062B2 (ja) * 2015-02-27 2018-10-17 サンセイ株式会社 ゴンドラ用ガイドレールの取付金具および同取付構造
CN105584916B (zh) * 2016-02-14 2017-11-14 徐建福 用于大型智慧城市工业建筑电梯应急安全的支撑装置
CN108979116A (zh) * 2018-07-26 2018-12-11 中船第九设计研究院工程有限公司 一种加固加高型吊篮连接系统
KR101964172B1 (ko) * 2018-08-14 2019-04-02 씨에스건설 (주) 철로 고정장치

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57199262U (ja) * 1981-06-15 1982-12-17
JPH06239560A (ja) * 1993-02-16 1994-08-30 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd ガイドレール支持装置
JP3543246B2 (ja) * 1996-11-05 2004-07-14 清水建設株式会社 仮設養生体
JP3179045B2 (ja) * 1997-04-18 2001-06-25 鹿島建設株式会社 作業足場による壁工事方法
JPH11343729A (ja) * 1998-06-01 1999-12-14 Takenaka Komuten Co Ltd スライド上昇型吊り足場
JP2000063060A (ja) * 1998-08-21 2000-02-29 Hitachi Building Systems Co Ltd 工事用エレベータ
JP3896298B2 (ja) * 2002-03-18 2007-03-22 三井住友建設株式会社 工事用ゴンドラとそれを用いる工事方法
JP2006299559A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Tokyu Construction Co Ltd セルフクライミング足場およびそれを用いたセルフクライミング方法
JP5574185B2 (ja) * 2011-03-17 2014-08-20 株式会社ダイフク パネル設置構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019190156A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 工研ゴンドラ株式会社 移動体用ガイドレール及びガイドレールシステム
JP7082260B2 (ja) 2018-04-26 2022-06-08 工研ゴンドラ株式会社 移動体用ガイドレール及びガイドレールシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011032067A (ja) 2011-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8813432B2 (en) Construction apparatus
CA2747061C (en) A method for mounting facade elements on a multi-storey building
JP5584871B2 (ja) 仮設ガイドレールの取付金具
CN109563709B (zh) 用于竖井安装的倾斜索具装置
US11365095B2 (en) Method and an arrangement for installing elevator guide rails into an elevator shaft
JP2007099515A (ja) エレベータケージの支持手段をエレベータケージおよびエレベータ昇降路に取り付ける方法
JP4391649B2 (ja) エレベータの巻上機支持装置
CN114945531A (zh) 用于将装配框架引入竖井中的移动式传送设备及方法
JPH05178561A (ja) エレベータのガイドレール付設方法
EP1647512B1 (en) Working scaffold system of elevator
AU2014274654B2 (en) A method for mounting facade elements on a multi-storey building
JP2008115683A (ja) 壁面作業用仮設ガイド装置およびその設置方法
JPH0754491A (ja) 建物の外装カーテンウォール組立装置
KR100641465B1 (ko) 엘리베이터의 작업 발판 장치
CN216471692U (zh) 安全装置
JP7449218B2 (ja) ガイドレール及びエレベーター
JP4914030B2 (ja) 機械室レスエレベーター
JP4886292B2 (ja) エレベータ据え付け工事における親綱の保持構造
JP2008195487A (ja) エレベータの綱止機構の吊り下げ治具
JP4442462B2 (ja) エレベータ装置
JPH0741746Y2 (ja) エレベ−タの据付装置
JP5137013B2 (ja) ライズアップ工法によるエレベータ
JPH04251084A (ja) 昇降路内機器据付装置
JP2006044843A (ja) 昇降路用作業台足場
WO2022152381A1 (en) A method, an arrangement and a transport apparatus for transporting elevator guide rails in a shaft

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120801

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20130204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140624

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5584871

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250