JPH04118839U - 車両用成形天井 - Google Patents

車両用成形天井

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JPH04118839U
JPH04118839U JP3180891U JP3180891U JPH04118839U JP H04118839 U JPH04118839 U JP H04118839U JP 3180891 U JP3180891 U JP 3180891U JP 3180891 U JP3180891 U JP 3180891U JP H04118839 U JPH04118839 U JP H04118839U
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ceiling
ceiling base
back side
molded
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JP3180891U
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原 勝 則 宮
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池田物産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天井基材の背面側にバックフィルムを配設
し、ルーフパネル側への空気の流れを遮断することによ
り表皮材の小孔に対応する部分の汚れを防止する。表皮
材の外観及び感触の悪化を防止すると共に、成形天井の
吸音効果を増大させる。 【構成】 天井基材12に吸音用の小孔13を多数形成
する。天井基材12の背面側にバックフィルム19を配
設する。天井基材12の背面側とバックフィルム19と
の間にルーフパネル21に取付けられるべきインシュレ
ータ23を積層する。インシュレータ23の吸音特性を
成形天井11の吸音作用に利用し、吸音効果を向上させ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用成形天井に関し、更に詳細に説明すると、天井基材と、該天井 基材の表面側に接合された表皮材とを備え、前記天井基材に適宜の間隔で多数の 吸音用の小孔が穿設され、前記天井基材の背面側にバックフィルムが配設された 車両用成形天井に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両等の成形天井はフェルト層や段ボール材及び合成樹脂材等から 形成された天井基材と、この天井基材の表面側に接合された表皮材とから形成さ れている。 図3に示す如く、従来の成形天井1の天井基材2に適宜の間隔で多数の吸音用 の小孔3が穿設され、これらの吸音用の小孔3を被覆する状態で表皮材5が接合 されている。前記表皮材5は布材、パンチング穴加工された合成樹脂材等からな る表面側の表皮6と、この表皮6の裏面側に接合された通気性を有する発泡体シ ート等からなる緩衝材7とから形成されている。またルーフパネル8にはフェル ト等から形成されたインシュレータ9が接合され車室外からの騒音の侵入を阻止 し、且つ遮熱性を保持している。更に、前記天井基材2の背面側にはバックフィ ルム10が接合され、車両等の車室内よりルーフパネル8側への空気の流れを遮 断し、表皮材5の表面の前記小孔3と対向する部分の空気流による汚れを防止す るようになされている。 前記天井基材2に形成された小孔3は直径が5mm、間隔が30mm前後のもので 、且つ天井基材2の厚さを3mmとすると1000サイクル付近の音波の吸音効果 があることが知られている(実公昭56−52124号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の天井基材2に形成される小孔3は直径が5mm程度と小さいため吸音効果 を向上させることができず、またこの小孔3の直径を大きくした場合には吸音効 果を向上させることはできるが、小孔3の部分と対向する表皮材5が部分的に垂 れ下がったり、非接着状態であるのでベコツキが発生したり、表皮材5に触れた 場合に小孔3が判別され、外観や感触を悪化させるものであった。 また前記天井基材2の背面側にバックフィルム10を接合した場合にはルーフ パネル8側への空気の流れを遮断することができても吸音効果を向上させること ができない欠点を有していた。 本考案の目的は、天井基材の背面側にバックフィルムを配設した場合にも成形 天井の吸音作用、及び車両天井の遮熱性を阻害する虞れがなく、然も表皮材の部 分的な垂れ下がりやベコツキを発生させる虞れがなく、ルーフパネル側への空気 の流れを遮断することができ、吸音効果を著しく向上させることのできる車両用 成形天井を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述せる課題に鑑みてなされたもので、天井基材と、該天井基材の表 面側に接合された表皮材とを備え、前記天井基材に適宜の間隔で多数の吸音用の 小孔が穿設され、前記天井基材の背面側にバックフィルムが配設された車両用成 形天井において、前記天井基材の背面側と前記バックフィルムとの間にルーフパ ネルに取付けられるべきインシュレータが積層されていることを特徴とする。
【0005】
【作用】
本考案に依れば、天井基材の背面側とバックフィルムとの間にルーフパネルに 取付けられるべきインシュレータが積層されているので、インシュレータの吸音 特性、及び遮熱特性を効率よく利用することができ、またインシュレータの背面 側にはバックフィルムが配設されているので、ルーフパネル側への空気の流れを 遮断することができ、表皮材の表面の前記天井基材の小孔と対向する部分の表皮 の空気流による汚れを防止することができ、また表皮材の垂れ下がりやベコツキ が発生せず、外観や感触を損なうことがなく、吸音効果を著しく向上させること ができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案に係る車両用成形天井を図面を参照して詳述する。 図1及び図2には本考案の一実施例の概略が夫々示されており、この成形天井 11は天井基材12と、この天井基材12の表面側に接合された表皮材15とを 備えている。 前記天井基材12は非通気性のレジンボード、レジンフェルト、段ボール等か ら形成され、この天井基材12には適宜の間隔で多数の吸音用の小孔13が穿設 されている。前記小孔13の直径は5〜10mmに形成されている。 前記表皮材15は表面側の表皮16と、この表皮16の裏面側に接合されたウ レタンフォーム等からなる緩衝材17とから形成され、前記表皮16は布材等か らなる通気性を有する表皮が好ましいが、パンチング穴加工を施した合成樹脂シ ートを用いてもよい。また緩衝材17も通気性を有するものが好ましいが、非通 気性の緩衝材17に針穴の如き小孔を形成してもよい。 前記天井基材12と表皮材15との間に不織布や繊維等を網状に形成したネッ ト材等を挿入接合することにより、表皮材15の垂れ下がりを抑えた状態で前記 小孔13の大きさを直径10mm以上と大きくすることができる。
【0007】 前記天井基材12の背面側にはバックフィルム19が配設されていると共に、 天井基材12の背面側とバックフィルム19との間にルーフパネル21の内側に 取付けられるべきインシュレータ23が積層されている。前記バックフィルム1 9はPE、PP、PVC等の合成樹脂フィルムより形成され、またインシュレー タ23は厚さ10mm程度のフェルトから形成されている。 前記天井基材12の表面側と表皮材15とは、天井基材12または表皮材15 側に塗布した接着材またはホットメルトシートにより接合される。また天井基材 12の背面側とインシュレータ23とは前記接合手段により接合してもよいが、 天井基材12の両端部12aとバックフィルム19の両端部19aとを接合する ことにより天井基材12とバックフィルム19との間に挾持させるものであって もよい。 図2には小孔13のピッチが20mm、直径8mmの天井基材12を用いた本考案 に係わる成形天井の周波数に対する吸音率が示されており、横軸NRは従来技術 の成形天井の吸音率を示すものである。図2より明らかな如く周波数800〜2 000Hzの吸音率が従来の成形天井に較べて著しく高くなっている。
【0008】
【考案の効果】
以上が本考案に係る車両用成形天井の一実施例の構成であるが、斯る構成に依 れば、天井基材の背面側とバックフィルムとの間にルーフパネルに取付けられる べきインシュレータが積層されているので、インシュレータの吸音特性、及び遮 熱特性を効率よく利用することができ、またインシュレータの背面側にはバック フィルムが配設されているので、ルーフパネル側への空気の流れを遮断すること ができ、表皮材の表面の前記天井基材の小孔と対向する部分の表皮の空気流によ る汚れを防止することができ、また表皮材の垂れ下がりやベコツキが発生せず、 外観や感触を損なうことがなく、吸音効果を著しく向上させることのできる車両 用成形天井を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用成形天井の断面図。
【図2】成形天井の周波数に対する吸音率を示す図。
【図3】従来の成形天井の断面図。
【符号の説明】
11 成形天井 12 天井基材 13 小孔 15 表皮材 16 表皮 17 緩衝材 19 バックフィルム 21 ルーフパネル 23 インシュレータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井基材と、該天井基材の表面側に接合
    された表皮材とを備え、前記天井基材に適宜の間隔で多
    数の吸音用の小孔が穿設され、前記天井基材の背面側に
    バックフィルムが配設された車両用成形天井において、
    前記天井基材の背面側と前記バックフィルムとの間にル
    ーフパネルに取付けられるべきインシュレータが積層さ
    れていることを特徴とする車両用成形天井。
JP1991031808U 1991-04-09 1991-04-09 車両用成形天井 Expired - Lifetime JP2542339Y2 (ja)

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JP2542339Y2 JP2542339Y2 (ja) 1997-07-23

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003237492A (ja) * 2002-02-13 2003-08-27 Nissan Motor Co Ltd 車両用内装材
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JP2542339Y2 (ja) 1997-07-23

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