JP2002087180A - サイレンサー - Google Patents

サイレンサー

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JP2002087180A
JP2002087180A JP2000278501A JP2000278501A JP2002087180A JP 2002087180 A JP2002087180 A JP 2002087180A JP 2000278501 A JP2000278501 A JP 2000278501A JP 2000278501 A JP2000278501 A JP 2000278501A JP 2002087180 A JP2002087180 A JP 2002087180A
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JP
Japan
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silencer
sound absorbing
absorbing material
sound
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Application number
JP2000278501A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Sugita
良之 杉田
Kiyohito Morimoto
清仁 森本
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PURAMAKKU KK
Toyota Motor Corp
Original Assignee
PURAMAKKU KK
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイレンサーの被覆材により吸音材に対する
水の侵入を確実に防ぎ、またこの被覆材に対する泥など
の異物の付着も防止して遮音機能を長期間にわたって維
持する。 【解決手段】 遮音効果を得ようとする対象部材に装着
されるサイレンサーであって、前記対象部材(例えばエ
ンジンアンダーカバー10)に結合された吸音材22の
表面が被覆材24によって覆われている。そしてこの被
覆材24は、基材24aの表面に通気性を有する防水フ
ィルム24bが貼り付けられた構造となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車に
おいてエンジン音やそれに関連する各種の騒音を遮音す
るために使用されるサイレンサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサイレンサーは、ガラス
ウールやコットンフェルトを用いた吸音材を不織布から
なる被覆材で覆った構造の独立した単一製品となってい
る。また前記吸音材が水を吸い込んで、その遮音機能が
低下するのを避けるために、前記被覆材に対して防水ス
プレーなどによる撥水処理が行われる。そしてこのサイ
レンサーは、例えばエンジンアンダーカバーの所定個所
にクリップなどを用いて装着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記の被覆材に
対する撥水処理の防水機能は寿命が短く、短期間で前記
吸音材が水を吸い込む状態になってしまう。とくにエン
ジンアンダーカバーのサイレンサーは路面に近い個所
(路面から20〜30cmの個所)に設けらられるため、冠水
の頻度が高い。結果としてエンジンアンダーカバー用の
サイレンサーは、短期間で吸音材が水を含んでしまい、
その遮音機能が低下する。また従来のサイレンサーは独
立した製品であることから、例えばエンジンアンダーカ
バーに対して複数個のクリップなどによって装着する作
業を要し、かつコストアップを招くことにもなる。
【0004】本発明は前記課題を解決しようとするもの
で、その一つの目的は、サイレンサーの被覆材により吸
音材に対する水の侵入を確実に防ぎ、またこの被覆材に
対する泥などの異物の付着も防止して遮音機能を長期間
にわたって維持することである。本発明の他の一つの目
的は、サイレンサーをエンジンアンダーカバーなどの対
象部材に装着するためだけの工程をなくし、作業性の向
上とコストの低減とを図ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためのもので、請求項1記載の発明は、遮音効果を
得ようとする対象部材に装着されるサイレンサーであっ
て、前記対象部材に結合された吸音材の表面が被覆材に
よって覆われている。そしてこの被覆材は、基材の表面
に通気性を有する防水フィルムが貼り付けられた構造と
なっている。このように前記吸音材を、通気性および防
水性を併せもつ前記被覆材で覆った構成により、吸音材
が水を吸い込むおそれが解消され、かつ前記の防水フィ
ルムによって被覆材の表面に異物が付着することも防止
できる。したがってサイレンサーによる遮音機能が長期
間にわたって維持される。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載のサ
イレンサーであって、前記吸音材と被覆材とが一体成形
されているとともに、この成形時に前記吸音材が前記対
象部材に結合されている。この場合には、サイレンサー
を対象部材に装着する専用の工程をなくして作業性を向
上させるとともに、この対象物に対する吸音材の結合性
がよく、また結合のための部品が不要になることからコ
ストも低減される。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載のサ
イレンサーであって、前記対象部材に突起があり、この
突起が前記吸音材の成形時にその内部に包み込まれて対
象部材と吸音材との結合機能を果たすように構成されて
いる。前記対象物の突起により、吸音材と対象物との結
合力をより高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は遮音効果を得ようとする対象部材としての
エンジンアンダーカバー10を表した外観斜視図、図2
は図1のII−II矢視方向の断面図である。このエンジン
アンダーカバー10は、周知のように自動車のボデーに
対してエンジンの下方を覆うように組み付けられる。こ
のアンダーカバー10における所定の個所に、エンジン
ルーム内で生じる各種の騒音を吸収するシート状のサイ
レンサー20を装着し、騒音が車外あるいは車内に洩れ
るのを低減するための遮音機能を果たしている。
【0009】図3(a)は図2の一部を拡大して表した
断面図、図3(b)は図3(a)の一部をさらに拡大し
て表した断面図である。この図面からも明らかなように
前記サイレンサー20は、前記アンダーカバー10に結
合された吸音材22の表面が被覆材24によって覆われ
た構造になっている。この吸音材22は例えばウレタン
フォームを発泡成形したもので、吸音(遮音)機能に優
れている。
【0010】一方、前記被覆材24は、図3(b)で示
すように不織布を用いた基材24aの表面に、コロナ放
電加工により微小の通気孔があけられたポリエチレン製
の防水フィルム24bをラミネート加工したものであ
る。したがって被覆材24は通気性(透湿性)および防
水性を併せもっている。
【0011】前記エンジンアンダーカバー10には複数
の補強リブ12があり、これらの補強リブ12とは別に
前記サイレンサー20が装着される個所において複数個
の突起14が形成されている。これらの突起14は図3
(a)で示すようにフィン形状をしている。
【0012】前記サイレンサー20の成形は、エンジン
アンダーカバー10に吸音材22の樹脂素材を載せ、そ
の上に前記被覆材24を被せた状態で吸音材22を発泡
させる。これりより、吸音材22と被覆材24とが一体
的に接合されるとともに、吸音材22がエンジンアンダ
ーカバー10に結合される。また吸音材22の発泡成形
時において、その内部に前記の各突起14が包み込ま
れ、エンジンアンダーカバー10に対する吸音材22
(つまりサイレンサー20)の結合機能が高められる。
【0013】このようにサイレンサー20を成形するた
めの吸音材22と被覆材24との一体成形と同時に、ア
ンダーカバー10と吸音材22とが結合されるので、従
来のように独立した単一製品のサイレンサーをエンジン
アンダーカバーに装着するのと違って、この装着のため
の作業工程が不要となる。なお図4で示すように、吸音
材22の発泡成形においてエンジンアンダーカバー10
の前記補強リブ12をサイレンサー20の形状規制部材
(見切り部材)として利用してもよい。
【0014】図5は前記突起14の各種形状例を表した
断面図である。図5(a)で示す鈎型の突起14Aは、
エンジンアンダーカバー10に切り目を入れて起こした
ものである。この場合、突起14Aの跡に残ったアンダ
ーカバー10の開口部に発泡ウレタンフォームが入り込
むことで、このアンダーカバー10と吸音材22との結
合強度が一層高められる。
【0015】図5(b)で示すアンカー形状の突起14
Bは、この突起14Bの空間部分に発泡ウレタンフォー
ムが入り込むことで、前記の結合強度をより高める働き
をする。また図5(c)では、アンダーカバー10とは
別部材を前もってアンダーカバー10の孔に差し込むこ
とにより、突起14Cを構成している。この突起14C
は前記の突起14Bと同じアンカー形状で、この突起1
4Bと同様の働きをする。
【0016】このように前記のサイレンサー20は、吸
音材22を覆っている被覆材24がその基材24aの表
面に通気性を有する防水フィルム24bを貼り付けた構
造であることから、アンダーカバー10の冠水などによ
っても吸音材22に水が浸透することがなく、しかも被
覆材24の表面に泥などが付着することも少ない。した
がってサイレンサー20の遮音機能が長期間にわたって
維持される。
【0017】以上は本発明の好ましい実施の形態を図面
に関連して説明したが、この実施の形態は本発明の趣旨
から逸脱しない範囲で容易に変更または変形できるもの
である。例えば本実施の形態では、サイレンサー20の
吸音材22と被覆材24とをこの吸音材22の発泡成形
と同時に一体成形する例について説明したが、吸音材2
2の材質によってはその成形と同時に被覆材24と一体
化することが困難な場合がある。このような場合には、
成形後の吸音材22の表面に被覆材24を接着などの適
宜手段で被せつければよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイレンサーを装着したエンジンアンダーカバ
ーの外観斜視図。
【図2】図1のII−II矢視方向の断面図。
【図3】図2の一部を拡大して表した断面図。
【図4】エンジンアンダーカバーの補強リブをサイレン
サーの形状規制に利用した場合の断面図。
【図5】エンジンアンダーカバーにおける突起の各種形
状例を表した断面図。
【符号の説明】
10 エンジンアンダーカバー(対象部材) 20 サイレンサー 22 吸音材 24 被覆材 24a 基材 24b 防水フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B62D 25/20 G10K 11/16 C (72)発明者 森本 清仁 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D003 AA07 AA11 BB01 CA13 DA03 3D023 BA02 BA03 BB16 BB29 BD21 BE04 BE06 BE31 3G004 DA15 FA03 FA08 3G024 AA71 FA05 HA13 HA17 5D061 AA06 AA26 DD03 DD06 DD07 DD11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮音効果を得ようとする対象部材に装着
    されるサイレンサーであって、前記対象部材に結合され
    た吸音材の表面が被覆材によって覆われているととも
    に、この被覆材は、基材の表面に通気性を有する防水フ
    ィルムが貼り付けられた構造となっているサイレンサ
    ー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサイレンサーであって、
    前記吸音材と被覆材とが一体成形されているとともに、
    この成形時に前記吸音材が前記対象部材に結合されてい
    るサイレンサー。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のサイレンサーであって、
    前記対象部材に突起があり、この突起が前記吸音材の成
    形時にその内部に包み込まれて対象部材と吸音材との結
    合機能を果たすように構成されているサイレンサー。
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