JPH04118549U - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JPH04118549U
JPH04118549U JP2264891U JP2264891U JPH04118549U JP H04118549 U JPH04118549 U JP H04118549U JP 2264891 U JP2264891 U JP 2264891U JP 2264891 U JP2264891 U JP 2264891U JP H04118549 U JPH04118549 U JP H04118549U
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JP
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spool
case
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contact piece
electromagnetic relay
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JP2264891U
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富夫 小笠原
宗生 仲田
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オムロン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐振動性,耐衝撃性に優れた安価な電磁継電
器を提供することを目的とする。 【構成】 ベース1とスプール3との間に位置する接触
片12の一部に、前記スプール3を前記ケース2の天井
面側に押し上げて圧接させる弾性支持部17を形成した
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、耐振動性,耐衝撃性に優れた電磁継電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電磁継電器は、耐振動性,耐衝撃性を高めるため、スプールに可動接触 片,固定接触片等を一体化するとともに、前記スプールをケースの天井面とベー スの上面とで挟持している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記電磁継電器では、前記スプール,ケースおよびベースに高 い寸法精度が要求されることになる。すなわち、前記スプールの高さ寸法が前記 前記ケースの天井面とベースの上面とで挾持する間隔よりも小さい場合にはがた つきが生じ、また、大きい場合にはケースを被せることができないという問題が 発生する。このため、前記スプール等を成形する金型にも高い精度が要求される ことになり、製造コストがかかるという問題点があった。 本考案は前記問題点に鑑み、安価に耐振動性,耐衝撃性に優れた電磁継電器を 提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するため、ベースにケースを嵌合して形成した内部空 間内に、接触片を組み付けたスプールにコイルを巻回した電磁石部を収納,固定 する電磁継電器において、前記ベースと前記スプールとの間に位置する接触片の 一部に、前記スプールを前記ケースの天井面側に押し上げて圧接させる弾性支持 部を形成したものである。
【0005】
【作用】
本考案によれば、前記弾性支持部が、ケースの天井面とベースの上面との対向 面間の距離に多少の誤差があっても、前記電磁石部を前記ケースの天井面側に押 し上げ、圧接させることになる。
【0006】
【実施例】
次に、本考案に係る電磁継電器の一実施例について添付図面を参照して説明す る。 この電磁継電器は、図1および図2に示すように、ベース1に電磁石部2を取 り付け、ケース23を被せたものである。 前記電磁石部2は、鉄芯5にスプール3を介してコイル6を巻回したもので、 前記スプール3の下方側の鍔部3bには、下面に凹溝4が形成されている。この 凹溝4には、断面略L字形のヨーク7の水平部が位置し、前記鉄芯5の下端部に かしめ固定されている。また、前記ヨーク7の垂直部は、前記鉄芯5の上端部( 磁極面)に接離可能に対向する可動鉄片8を回動自在に支持している。 前記スプール3の下方側の鍔部3bには、一対のコイル端子9(一方は図示せ ず)が一体化されており、コイル6の引出線が巻き付けられている。また、前記 スプール3の両端鍔部3a,3bには、一対の固定接触片10,10が一体化さ れ、各固定接触片10,10の上端部に設けた固定接点11a,11bは、前記 スプール3の上方側の鍔部3aに形成した空間内で上下方向に対向している。 前記スプール3の下面、ヨーク7の背面および可動鉄片8の上面には、断面略 コ字形の可動接触片12がかしめ固定され、この可動接触片12は前記可動鉄片 8を図1中のヨーク7の垂直先端部を支点として反時計回り方向に付勢し、可動 接点15を上方側の固定接点11aに当接させている。そして、前記電磁石部2 の励磁に基づき、可動鉄片8が鉄芯5の磁極面に吸引されて時計回り方向に回動 することにより、前記可動接点15が下方側の固定接点11bに切り替わる。
【0007】 前記可動接触片12は、図3に示すように、導電性薄板を断面略コ字形に折り 曲げたもので、対向する一方の水平部13には、中心に貫通孔14が設けられる とともに、先端縁部の中央から可動接点15が延在している。 一方、対向する他方の水平部16には略H字形のスリットが設けられ、対向し て突出する部分がそれぞれ図中上方側に所定角度曲げ起こされて弾性支持部17 ,17となるとともに、弾性支持部17,17間に切り抜かれた部分が上方に略 直角に折り曲げられて端子部18となっている。 また、前記両水平部13,16間を接続する垂直部19には、幅方向2箇所に 貫通孔20,20が設けられ、前記水平部13との間は四角孔21により両端2 箇所で接続されている。 このような構成の可動接触片12は、図4に示すように、導電性帯状薄板22 を、順次、プレス加工により打ち抜いた後、前述のような形状に折り曲げること により形成される。したがって、前記導電性帯状薄板22の幅寸法を、前記端子 部18の長さ寸法だけ短くすることができるので、その分、材料の削減が可能と なる。 前記ケース23は、天井面の中央部の両側に一対の突起24,24をそれぞれ 対向して有している。
【0008】 前記構成の電磁継電器では、ベース1の下面からコイル端子9等の各端子が突 出するように、コイル端子9等を一体化したスプール3をベース1に取り付ける と、前記ベース1の上面とスプール3の下面との間に可動接触片12の弾性支持 部17,17が位置決めされる。 この状態で前記ベース1にケース23を嵌合すると、ケース23の天井面に形 成した突起24がスプール2の上面に当接し、前記弾性支持部17,17のばね 力に抗してスプール3の下面はベース1の上面側に押し付けられることになる。
【0009】 つまり、スプール3の高さ寸法を、ベース1にケース23を嵌合した場合にお けるベース1の上面とケース23の天井面に設けた突起24の端面との間隔寸法 よりも若干小さく設定し、その差を前記弾性支持部17,17のたわみ量で吸収 するようにしているので、スプール3の高さ寸法を精度良く加工する必要がない 。 しかも、このようにして組み立てた状態では、前記スプール3は、前記弾性支 持部17,17によってケース23の天井面の突起24に圧接された状態となり 、振動等によってもずれたりすることがない。
【0010】 なお、本実施例では、可動接触片12を略コ字形にするようにしたが、略L字 形等にしてもよく、要は、ベース1とスプール3との間に位置する平面部があれ ばよい。 また、前記弾性支持部17,17は可動接触片12に設けるようにしたが、固 定接触片10の下部をクランク状に折り曲げて、この部分に設けるようにしても 構わない。
【0011】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る電磁継電器よれば、接触片に弾 性支持部を形成し、この弾性支持部によりスプールをケースの天井面側に圧接す るようにしたので、スプール等の仕上がり寸法にばらつきが生じても、確実にス プールをケースの天井面側に圧接して固定することができる。この結果、前記ス プール等の寸法精度を上げる必要がなくなり、部品加工に高い寸法精度が要求さ れることがなくなるので、これらの製作コストを低減できる。 しかも、前記弾性支持部は、接触片の一部を切り起こして形成しているので、 簡単でしかも安価に製作できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電磁継電器の正面断面図である。
【図2】 図1の側面断面図である。
【図3】 可動接触片の斜視図である。
【図4】 可動接触片加工用の帯状薄板の正面図であ
る。
【符号の説明】
1…ベース、3…スプール、10…固定接触片、12…
可動接触片、17…弾性支持部、23…ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースにケースを嵌合して形成した内部
    空間内に、接触片を組み付けたスプールにコイルを巻回
    した電磁石部を収納,固定する電磁継電器において、前
    記ベースと前記スプールとの間に位置する接触片の一部
    に、前記スプールを前記ケースの天井面側に押し上げて
    圧接させる弾性支持部を形成したことを特徴とする電磁
    継電器。
JP1991022648U 1991-04-08 1991-04-08 電磁継電器 Expired - Lifetime JP2543903Y2 (ja)

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JPH04118549U true JPH04118549U (ja) 1992-10-23
JP2543903Y2 JP2543903Y2 (ja) 1997-08-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53121153A (en) * 1977-03-30 1978-10-23 Meisei Electric Co Ltd Electromagnetic relay

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53121153A (en) * 1977-03-30 1978-10-23 Meisei Electric Co Ltd Electromagnetic relay

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JP2543903Y2 (ja) 1997-08-13

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