JPH04118079A - 耐熱塗装ステンレス鋼板及びその製造方法 - Google Patents

耐熱塗装ステンレス鋼板及びその製造方法

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JPH04118079A
JPH04118079A JP23746890A JP23746890A JPH04118079A JP H04118079 A JPH04118079 A JP H04118079A JP 23746890 A JP23746890 A JP 23746890A JP 23746890 A JP23746890 A JP 23746890A JP H04118079 A JPH04118079 A JP H04118079A
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JP
Japan
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heat
stainless steel
resistant
coating
resin
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JP23746890A
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Inventor
Sadaichi Suzuki
貞一 鈴木
Hiroki Katsuyama
勝山 広樹
Shingo Okamoto
信吾 岡本
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は新規な耐熱塗装ステンレス鋼板及びその製造方
法に関するものである。さらに詳しくいえば、本発明は
、常用の耐熱温度が260℃程度の耐熱性を何するとと
もに、優れた塗膜密着性、加工性及び耐食性を有し、例
えば自動車やバイツの77ラー、エンジンまわりなどの
耐熱用途に好適な耐熱塗装ステンレス鋼板、及び前記の
特性に加えて、さらに優れた非粘着性を有し、例えばベ
ークウェア、オーブン天板、加熱プレートなどの食品加
熱加工用具に好適な耐熱塗装ステンレス鋼板、並びにこ
れらの耐熱塗装ステンレス鋼板を効率よく製造する方法
に関すφものである。
【従来の技術】
従来、ステンレス鋼板に、遮R塗装ラインで塗装を施し
たいわゆるプレコート板は、耐食性及び耐候性に優れる
とともに、良好な色調を有することから、現在屋根やm
璧などの外装建材、家電製品などに幅広く用いられてい
る。この塗装ステンレス鋼板は、前記用途に用いる場合
、プレス加工などの加工処理が施されるため、従来その
加工性が菫視される傾向にあり、したがって、その塗料
としては、下塗には圧倒的にエボキン樹脂系塗料が、ま
た上塗にはアクリル樹脂系、ポリエステル樹脂系、塩化
ビニルプラスチゾル系、二フッ化ビニル樹脂系、シリコ
ンポリエステル樹脂系などの塗料が用いられている。 ところで、塗膜の耐熱性は一次的に硬化した塗膜のTg
(ガラス転移温度)によって左右され、7g以上の温度
では塗膜の機械的性質が低下するとともに、iii膜に
対するガスや水の透過性が大幅に増加することが知られ
ている。現在塗装ステンレス鋼板の上塗に使用されてい
る前記塗料は、その塗膜のTgが、例えばアクリル樹脂
系塗料30〜60℃、ポリエステル樹脂系塗料30〜5
0℃、塩化ビニルプラスチゾル系塗料30〜40℃、二
フフ化ビニル樹脂系塗料60〜70℃、シリコンポリエ
ステル樹脂系塗料50〜70℃である。 このような塗料で塗装されたステンレス鋼板においては
、連続耐熱温度はせいぜい高くとも120〜130℃程
度にすぎず、高温域での使用では塗膜性能が劣化するの
を免れない。 一方、耐熱性や難燃性に優れた樹脂として熱可塑性ポリ
エーテルスルホン系樹脂が知られているが、この樹脂は
金属などの表面に塗膜形成した場合、密着性が悪いとい
う欠点を有しており、したがって、この欠点を改良する
ために、例えば被塗面を脱脂後、サンドブラスト加工を
行うなどの方法が試みられている。しかしながら、この
ような方法は工程が煩雑であって、コスト高になるのを
免れず、その改善が望まれていた。 他方、金属が空気中で高ゐにさらされると、高温酸化さ
れて腐食するため、この腐食から金属を守るのに、耐熱
塗料、主としてシリコーン樹脂系耐熱塗料が用いられて
いる。そして、このような耐I!l塗料は、金属層に対
する密着性は良好であるものの、折り曲げ加工などの加
工性能に劣るために、通常成形された後に塗装するいわ
ゆるボストコート法が採用されている。しかしながら、
このポストコート法は、工場塗装ラインで生産する場合
には、塗布品の貯蔵場所に大きなスペースが必要である
という欠点を有し、まt;塗装時における塗料及び溶剤
のロスなど、省エネルギー及び省資源の面からも、密着
性及び折り曲げ加工性に優れI;耐熱塗装ステンレス鋼
板用被覆材が望まれていた。 また、従来、鋼板の!i1膜密着性や耐食性を向上させ
る方法として、反応型クロメート処理や電解クロメート
処理が知られている(特開昭61−193842号公報
、特開昭61−137534号公報)。しかしながら、
反応型クロメート処理は亜鉛の溶解反応を必要とし、亜
鉛メツキ鋼板などには適用しうるが、ステンレス鋼板に
は適さないし、電解クロメート処理は電気化学的に鋼板
表面上にクロムを析出させることから、電解槽などの特
別な装置を必要とする上、プレコート鋼板のような高速
かつiI!続生産lこは適さないなどの問題があった。 [発明が解決しようとする課題] 本発明は、常用の耐熱温度が260°C程度の耐熱性を
有するとともに、優れた塗膜密着性、加工性及び耐食性
を有し、例えば自動車やバイクの77ラー、エンジンま
わりなどの耐熱用途に好適な耐熱塗装ステンレス鋼板、
及び前記特性に加えて、さらに優れた非粘着性を有し、
例えばベークウェア、オープン天板、加熱プレートなど
の食品加熱加工用具に好適な耐熱塗装ステンレス鋼板、
並びにこれらの耐熱塗装ステンレス鋼板を効率よく製造
する方法を提供することを目的としてなされたものであ
る。 [課題を解決するI;めの手段] 本発明者らは前記目的を達成するために鋭意研究を重ね
た結果、ステンレス鋼板表面に、塗布型クロメート処理
によって、クロム付着量が特定の範囲にあるクロメート
被膜を形成させたのち、この上に熱可塑性ポリエーテル
スルホン系樹脂を主成分とする塗膜を形成させることに
より、自動車やバイツのマフラー、エンジンまわりなど
の耐熱用途に好適な物性を有する耐熱塗装ステンレス鋼
板が得られること、また、前記塗膜として熱可塑性ポリ
エーテルスルホン系樹脂と四フッ化エチレン樹脂とを主
成分とする塗膜を形成させることにより、ベータウェア
、オーブン天板、加熱プレートなどの食品加熱加工用具
に好適な物性を有する耐熱塗装ステンレス鋼板が得られ
ることを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成す
るに至った。 すなわち、本発明は、ステンレス鋼板表面に、クロム付
着量lO〜100B/nt”のクロメート被膜、及び熱
可塑性ポリエーテルスルホン系樹脂を主成分とする塗膜
又は熱可塑性ポリエーテルスルホン系樹脂と四フッ化エ
チレン樹脂とを主成分とする塗膜を順次設けて成る耐熱
塗装ステンレス鋼板を提供するものである。 本発明に従えば、前記耐熱塗装ステンレス鋼板は、ステ
ンレス鋼板表面に、塗布型クロメート処理により、クロ
ム付着量がlO〜100履y/ m ”になるようにク
ロメート被膜を形成させ、次いでその上に熱可塑性ポリ
エーテルスルホン系樹脂を主成分とする耐熱塗装材又は
熱可塑性ポリエーテルスルホン系樹脂と四フッ化エチレ
ン樹脂とを主成分とする耐熱塗装材を塗装し、焼付硬化
させることにより、製造することができる。 以下、本発明の詳細な説明する。 本発明においては、ステンレス鋼板表面に、まずクロム
付着量が10〜1100II/m”の範囲にあるクロメ
ート被膜を形成させることが必要である。このクロメー
ト被膜の形成は、ステンレス鋼板に対する塗膜密着性、
耐食性及び加工性を向上させるためのもので、クロム付
着量が10 mg/ m ”未満では十分な塗膜密着性
及び耐食性が得られないし、10 (Jag/m”を超
えると加工性が低下する傾向がみられる。 該クロメート被膜の形成には、従来公知の種々の手段を
用いることができるが、本発明方法においては、塗布型
クロメート処理が用いられる。この塗布型クロメート処
理は、六価クロムと三価クロムとを含有するクロメート
処理液をスプレー法やロールコータ−法などによりステ
ンレス鋼板表面に塗布したのち、常温乾燥又は加熱乾燥
させて、三価クロム化合物及び六価クロム化合物の脱水
縮合に続く高分子化により、クロメート被膜を形成させ
るものである。 該塗布型クロメート処理は、ロールコータ−やフローコ
ーターなどの一般の塗装機により塗装することができ、
かつ短時間での乾燥処理が可能なため、既存の鋼板用連
続塗装ラインを利用して前処理しうるという利点がある
上、省エネルギー、省スペース、廃水処理不用などの特
徴を有している。 このような塗布型クロメート処理を行うことにより、ス
テンレス鋼板と塗膜との密着性を向上させうるとともに
、加工性や耐食性などの塗膜性能も向上させることがで
きる。 塗布型クロメート処理液としては、例えばバルクロムR
282、パルトップR1401,ジンクロムR1402
、同R1415、同DS1300A、パルコートDS1
320 [いずれも日本、<−カーライジング(株)製
、商品名1などが市販されており、入手可能である。 また、塗布型クロメート処理液の塗布方法としては、例
えばロールコータ−法、スプレー法、フローコーター法
、ディッピング法、バーコーター法など、−紋型な塗装
方法を用いることができるが、これらの中で特にロール
コータ−法及びスプレー法が好適である。!!I布され
たクロメート処理液は均質な被膜を形成させるために、
速やかに熱風乾燥するのが望ましく、例えば130〜1
50°Cの温度において、lO〜20秒程度熱程度燥す
るのが一般的である。 本発明においては、このようにして、ステンレス鋼板表
面にクロメート被膜を形成させたのち、この上に耐熱塗
膜を形成させる。この耐熱塗膜の形成には、熱可塑性ポ
リエーテルスルホン系樹脂を主成分とする耐l!!塗装
材又は熱可塑性ポリエーテルスルホン系樹脂と四フッ化
エチレン樹脂とを主成分とする耐l!!塗装材が用いら
れる。 該熱可塑性ポリエーテルスルホン系樹脂としては、式 で表される繰り返し単位から成る樹脂が用いられる。二
〇熟可塑性ポリエーテルスルホン系樹脂は、公知の方法
(英国特許明細書第1136766号、同第11530
35号、同第1153528号、同第1177183号
、同第1234301号、同第1234381号、同第
1298821号)によって製造することができる。該
熱可塑性ポリエーテルスルホン系樹脂としては、例えば
ピクトレックスPE53600F、3600G。 4100F、  4100G、  4800P、  4
800G、  5200P、  5200G、  50
03G(IC1社製、商品名)などが市販されてお′す
、入手可能である。 これらの熱可塑性ポリエーテルスルポン系樹脂を主成分
とする塗膜は常用の耐熱温度が260℃程度の耐熱性を
有している。 一方、四7ン化ユチレン樹脂は、式 で表される繰り返し単位から成る化学的に極めて不活性
なフッ素樹脂で、広い温度使用範囲、非粘着性、低摩擦
特性を有している。したがって、この四7ン化エチレン
樹脂と前記熱可塑性ポリエーテルスルホン系樹脂とを主
成分とする塗膜は、常用の耐熱温度が260℃程度の耐
熱性を有するとともに、コゲ付きが生じにくく、かつ汚
れ落としが簡単であるという、いわゆる非粘着性(離型
性)を有し、食品加熱加工用具に好適な塗装ステンレス
鋼板を供することができる。 このような四フッ化エチレン樹脂としては、例えばフル
オンルブリカント[旭アイシーアイ70ロホリマーズ(
株)製、商品名]、ホスタフ0ン(ヘキスト社製、商品
名)、ルブロン[ダイキン工業(株)製、商品名]など
が市販されており、入手可能である。 前記熱可塑性ポリエーテルスルホン系樹脂と四フッ化エ
チレン樹脂との配合割合については、熱可塑性ポリエー
テルスルホン系樹脂100重量部量対して、四フッ化エ
チレン樹脂が好ましくは0.1−100重量部、より好
ましくは1〜50重量部の割合で用いられる。該四フッ
化エチレン樹脂の配合量が0.1重量部未満では十分な
非粘着性が得られないし、100重量部を超えると折り
曲げ加工性が低下する傾向がみられる。 本発明において用いられる耐熱塗装材は、前記熱可塑性
ポリエーテルスルホン系樹脂、又はこのものと四フッ化
エチレン樹脂とを主成分とするものであるが、所望に応
じ顔料などの着色剤を含有してもよい。該着色剤は良好
な耐熱性を有することが必要で、このようなものとして
は、例えばケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、
ノリ力などのケイ素化合物、ストロンチウムクロメ−]
・、ジンククロメート、酸化クロムなどのクロム系防錆
顔料、900−1100°C程度の温度で熱処理して得
られる複合酸化化合物から成る焼成顔料、さらにはアル
ミニウム粉末やグラファイトなどが挙げられる。 これらの着色剤は、樹脂成分100重量部に対し、通常
0−100tji部、好ましくは10〜60重量部の割
合で用いられる。この量が100重量部を超えると折り
曲げ加工性が低下する傾向がみられる。 前記熱可塑性ポリエーテルスルホン系樹脂を主成分とす
る耐熱塗装材としては、例えばサーモプレカラーNo5
200 [日本油脂(株)製、商品名]などが、また熱
可塑性ポリエーテルスルホン系樹脂と四フッ化エチレン
樹脂とを主成分とする耐熱塗装材としては、例えばサー
モブレカラーN。 6200 [日本油脂(株)製、商品名1などが市販さ
れており、入手可能である。 これらの耐熱塗装材は、形成する塗膜の厚さが、耐熱性
、耐食性、加工性などの点から、通常5〜30μmの範
囲となるように塗装される。塗装方法としてはロールコ
ータ−法や70−コーター法が一般に用いられるが、も
ちろんこれらに限定されるものではない。また、焼付硬
化条件としては、例えば乾燥炉内の風速が5〜20m/
minの場合は、雰囲気温度300〜400℃で1〜2
分程度、乾燥炉内の風速が0.3〜5m/minの場合
には、雰囲気温度300〜400℃で2〜5分程度とす
るのが一般的である。 このようにして得られた本発明の耐熱塗装ステンレス鋼
板は、その塗膜が熱可塑性ポリエーテルスルホン系樹脂
を主成分とする場合、常用の耐熱温度が260°C程度
の耐熱性を有するとともに、塗膜密着性、加工性及び耐
食性に優れ、例えば自動車やバイクのマフラー、エンジ
ンまわりなどの耐熱用途に好適に用いられる。また、塗
膜が熱可塑性ポリエーテルスルホン系樹脂と四フフ化エ
チレン樹脂とを主成分とする場合、常用の耐熱温度が2
60°C程度の耐熱性を有するとともに、非粘着性、塗
膜密着性、加工性及び耐食性に優れ、例えばベータウェ
ア、オーブン天板、加熱プレートなどの食品加熱加工用
具に好適に用いられる。 [実施例] 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。 なお、塗装ステンレス鋼板の性質は次のようにして工率
価しIこ。 (1)密着性 (イ)ゴバン目テープ剥離 塗装面にカッターで100個のゴバン目を切り、611
#押し出し後、押し出し部をセロテープ剥離試験し、密
着性を目視判定する。 (ロ)衝撃テープ剥離 塗装面にカッターで100@のゴバン 目を切り、Du Pea1式衝撃試験器(JISK−5
400(1990) 8.3.2デュポン式による)で
、500gのおもりを50CI11の高さから落下させ
た後、変形部分にセロテープ剥離試験を行い、密着性を
目視判定する。 (2)折り曲げ加工性 塗装面を万力で折り曲げ、折り曲げ部をセロテープにて
剥離試験を行い、試験後の状態を目視観察し、次の判定
基準に従って折り曲げ加工性を評価した。 O:非常に良好 O:良好 Δ:やや不良 X:不良 x×:非常に悪い (3)耐熱性 200℃で1000時間熱処理後の塗膜の外観の変化を
目視観察し、次の判定基準に従って耐熱性を評価した。 @:非常に良好 O:良好 Δ:やや不良 ×:不良 ××:非常に悪い 製造例1 耐熱塗料(1)の製造 熱可塑性ポリエーテルスルホン系樹脂「ピクトレックス
PES−4100PJ  (IC1社製、商品名)30
[[量部を、N−メチル−2−ピロリドン701i量部
に溶解し、固形分濃度30重量%の溶液を調製したのち
、これを用いて以下の配合で耐熱塗料(1)を製造した
。 PE5−4100Pの30を量%溶液 60f[量部 レジミックスRL−4”   0.5重量部ダイピロキ
サイドカラー#9550” 9.0重量部 N−メチル−2−ピロリドン 30.5重量部 注 l)三井東圧化学(株)製、商品名 アクリル系レベリング剤 2)大日精化工業(株)製、商品名 鋼−鉄−マンガン複合酸化物系顔料 前記成分を混合し、ボールミルで顔料分散粒度が10μ
m以下になるまで分散を行った。 製造例2 耐熱塗料(rl)の製造 製造例1と同様にして、以下の配合により耐熱塗料(U
)を製造した。 PES−3600Pの30重量%溶液 60重量部 レジミックスRL−40,5重量部 ダイピロキサイドカラー#91]0 3ゝ5.0重量部 PTFE ”         4.0重量部N−メチ
ル−2−ピロリドン 30.5重量部 3)大ロ精化工業(株)製、商品名 チタン−バリウム−ニッケル複合酸化物系顔料 4)四フッ化エチレン樹脂 ホスタフ0ンTF9205 (ヘキスト社製、商品名) PTFEを除いた前記成分を混合し、ボールミルで顔料
分散粒度が10μm以下になるまで分散を行ったのち、
さらにPTFEを加えてデイシルバーにて30分間分散
を行った。 実施例1 表面清浄した0、3mmX 100s+mX 200a
tsのステンレス鋼板(SUS316)に、塗布型クロ
メート処理剤ジンクロムR1415A(日本パーカーラ
イジング(株)製、商品名)をロールコータ−で塗装し
たのち、ただちに150℃で15秒間熱風乾燥を行い、
クロメート被膜処理を行った。 このときのクロム付着量は3〜100mg/m2であっ
た。 次に、製造例1で得られた耐熱塗料(1)をロールコー
タ−で塗装し、400°Cで2分間焼付硬化させて、耐
熱塗装ステンレス鋼板を作成した。 このものの耐l!!塗膜の膜厚は12μmであった。 この耐熱塗装ステンレス鋼板の性能を第1表に示す。 比較例1 実施例1において、塗布型クロメート処理を行わなかっ
たこと以外は、実施例1と同様にして耐熱塗装ステンレ
ス鋼板を作成した。このものの性能を第1表に示す。 実施例2 実施例1において、耐熱塗料(1)の代わりに製造例2
で得られた耐熱塗料(n)を用いた以外は、実施例1と
同様にして耐熱塗装ステンレス鋼板を作成した。このも
のの性能を第1表に示す。 比較例2 実施例2において、塗布型クロメート処理を行わなかっ
たこと以外は、実施例2と同様にして耐熱塗装ステンレ
ス鋼板を作成した。このものの性能を第1表に示す。 第1表から、実施例1及び2では優れた密着性及び加工
性を示すが、比較例1及び2では十分な密着性が得られ
ず、かつ加工性が悪いことが分かる。 〔発明の効果j 本発明の耐熱塗装ステンレス鋼板は、ステンレス鋼板表
面に、クロメート被膜、及び熱可塑性ポリエーテルスル
ホン系樹脂を主成分とする塗膜又は熱可塑性ポリエーテ
ルスルホン系樹脂と四フク化エチレン樹脂とを主成分と
する塗膜を順次設けて成るものであって、前者の熱可塑
性ポリエーテルスルホン系樹脂を主成分とする塗膜を有
するものは、常用の耐熱温度が260℃程度の耐熱性を
有するとともに、塗膜密着性、加工性及び耐食性に優れ
ており、例えば自動車やバイクの77ラーエンジンまわ
りなどの耐熱用途に好適に用いられ、一方、後者の熱可
塑性ポリエーテルスルホン系樹脂と四フッ化エチレン樹
脂とを主成分とする塗膜を有するものは、前記特性に加
えて、さらに非粘着性にも優れており、例えばベータウ
ェア、オーブン天板、加熱プレートなどの食品加熱加工
用具に好適に用いられる。 また、該クロメート被膜を塗布型クロメート処理によっ
て形成させることにより、電解クロメート処理と異なり
、本発明の耐熱塗装ステンレス鋼板の高速かつ連続生産
を容易に行うことができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ステンレス鋼板表面に、クロム付着量10〜100
    mg/m^2のクロメート被膜及び熱可塑性ポリエーテ
    ルスルホン系樹脂を主成分とする塗膜を順次設けて成る
    耐熱塗装ステンレス鋼板。 2 ステンレス鋼板表面に、塗布型クロメート処理によ
    り、クロム付着量が10〜100mg/m^2になるよ
    うにクロメート被膜を形成させ、次いでその上に熱可塑
    性ポリエーテルスルホン系樹脂を主成分とする耐熱塗装
    材を塗装し、焼付硬化させることを特徴とする請求項1
    記載の耐熱塗装ステンレス鋼板の製造方法。 3 ステンレス鋼板表面に、クロム付着量10〜100
    mg/m^2のクロメート被膜及び熱可塑性ポリエーテ
    ルスルホン系樹脂と四フッ化エチレン樹脂とを主成分と
    する塗膜を順次設けて成る耐熱塗装ステンレス鋼板。 4 ステンレス鋼板表面に、塗布型クロメート処理によ
    り、クロム付着量が10〜100mg/m^2になるよ
    うにクロメート被膜を形成させ、次いでその上に熱可塑
    性ポリエーテルスルホン系樹脂と四フッ化エチレン樹脂
    とを主成分とする耐熱塗装材を塗装し、焼付硬化させる
    ことを特徴とする請求項3記載の耐熱塗装ステンレス鋼
    板の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009184329A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corp カラークリヤ塗装ステンレス鋼板およびその製造方法
JP2013233816A (ja) * 2013-07-30 2013-11-21 Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corp カラークリヤ塗装ステンレス鋼板およびその製造方法

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