JP2003181981A - フッ素系樹脂フィルム被覆金属板及びその製造方法 - Google Patents

フッ素系樹脂フィルム被覆金属板及びその製造方法

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JP2003181981A
JP2003181981A JP2001389077A JP2001389077A JP2003181981A JP 2003181981 A JP2003181981 A JP 2003181981A JP 2001389077 A JP2001389077 A JP 2001389077A JP 2001389077 A JP2001389077 A JP 2001389077A JP 2003181981 A JP2003181981 A JP 2003181981A
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Ichiro Araki
一郎 荒木
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    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷で図柄や模様などのデザインを表現して
鮮明で美麗な高級感を有すると共に、フッ素系樹脂塗装
金属板が有するような長期耐久性を併せ持ち、さらに製
造工程を簡略化した安価なフッ素フィルム被覆金属板及
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 化成処理を施した金属板表面に、接着剤
層を介して、単層もしくは複層のフィルムであって少な
くとも表面層が顔料を含有し、その表面側に部分的に印
刷インキ層が形成されているフッ素系樹脂フィルムを積
層したフッ素系樹脂フィルム被覆金属板であり、印刷イ
ンキ層は、インキ用バインダー樹脂組成中にポリフッ化
ビニリデン樹脂(A)と、フッ化ビニリデンと他のフッ
素モノマーを共重合してなる溶剤可溶な熱可塑型フッ素
共重合体樹脂(B)とを併用してなるグラビアインキを
用いることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図柄印刷等の意匠
性を付与したフッ素系樹脂フィルムで被覆した、耐候
性、密着性、加工性及び耐食性に優れたフッ素系樹脂フ
ィルム被覆金属板及びその製造方法に関する。尚、本発
明で用いる樹脂組成物の組成の単位は、特にことわらな
い限り質量基準で表す。
【0002】
【従来の技術】鋼板表面にフッ素系樹脂被覆層を形成し
たフッ素系樹脂被覆金属板は、フッ素系樹脂の優れた耐
候性、耐食性、耐薬品性、加工性、耐熱性等により内外
装建材、器物等に広く使用されている。これら被覆層と
して使用されているフッ素系樹脂としては、ポリフッ化
ビニル(PVF)樹脂、エチレン−テトラフルオロエチ
レン共重合体(ETFE)樹脂、4フッ化エチレン−パ
ーフルオロアルコキシエチレン共重合体(PFA)樹
脂、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)樹脂等が知られ
ている。
【0003】フッ素系樹脂被覆金属板としては、フッ素
系樹脂を溶媒に分散させたフッ素系樹脂塗料を下地金属
板上に塗布した後、焼き付けてフッ素系樹脂被覆層を形
成したフッ素系樹脂塗装金属板、フッ素系樹脂フィルム
を下地金属上に接着剤を介して接着する、あるいは接着
剤を介さずに熱融着するフッ素系樹脂フィルム被覆金属
板がある。また、フッ素系樹脂塗装金属板において、図
柄印刷等の意匠性を付与しようとした場合、従来は金属
板に化成処理、プライマー層を介して塗装された着色フ
ッ素系樹脂層の表面にフッ素系樹脂をベースとするイン
キをグラビアオフセット方式で印刷し、さらにその上に
着色顔料を含まないクリヤー塗料を塗装して製造された
プリントフッ素系樹脂塗装鋼板が広く知られている。
【0004】しかしながら、金属板にグラビアオフセッ
ト方式で印刷を施す方式ではハーフトーン印刷が困難で
あり、鮮明で美麗な高級感を有する装飾効果が得られな
かった。また、フッ素系樹脂フィルム被覆金属板として
は、特開平7−304131号公報に示されるように金
属板上にプライマー層を介して着色樹脂塗膜層を塗布形
成し、その上に印刷を行った後接着剤を使用してフッ素
系樹脂フィルムを貼り付けフィルム被覆金属板を得る方
法がある。しかしこの方法では、接着剤自体の耐久性が
他と比べ劣ると共に、表面フッ素系樹脂フィルムが透明
なため、紫外線が接着剤層まで直接到達し劣化を引き起
こすため、膨れが発生したりフィルム層が剥離する等、
屋外での長期耐久性が保持できない問題点がある。
【0005】また、特開平11−34225号公報に示
されるように、フッ素系樹脂フィルムの裏面側に予めフ
ッ素系樹脂グラビアインキで印刷を施し、該フッ素系樹
脂フィルムの裏面側を、予め金属板の表面に形成された
着色フッ素系樹脂層と熱融着して、フッ素系樹脂被覆金
属板を得る方法が提案されている。この方法では、意匠
性にすぐれ長期の耐久性を有するフッ素系樹脂被覆金属
板が得られるが、その構成として高価なフッ素系塗料、
フッ素系樹脂フィルム及びフッ素系インキが必須であ
り、又その製造工程も複雑で多岐に渡るため、その生産
コストが高価となり、その用途が限定されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、かか
る問題を解決したフッ素系樹脂フィルム被覆金属板を提
供することにあり、即ち、印刷で図柄や模様などのデザ
インを表現して鮮明で美麗な高級感を有すると共に、フ
ッ素系樹脂塗装金属板が有するような長期耐久性を併せ
持ち、さらに製造工程を簡略化した安価なフッ素フィル
ム被覆金属板及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、優れた長
期耐候性を有し、且つ、意匠性、密着性に優れたフッ素
系樹脂フィルム被覆金属板を得るべく鋭意検討した結
果、本発明に到達した。
【0008】即ち本発明は、化成処理を施した金属板表
面に、接着剤層を介して、単層もしくは複層のフィルム
であって少なくとも表面層が顔料を含有し、その表面側
に部分的に印刷インキ層が形成されているフッ素系樹脂
フィルムを積層したフッ素系樹脂フィルム被覆金属板で
あり、印刷インキ層は、インキ用バインダー樹脂組成中
にポリフッ化ビニリデン樹脂(A)と、フッ化ビニリデ
ンと他のフッ素モノマーを共重合してなる溶剤可溶な熱
可塑型フッ素共重合体樹脂(B)とを併用してなるグラ
ビアインキを用いることが好ましい。又、本発明は、前
記のフッ素系樹脂フィルム被覆金属板の製造方法であっ
て、化成処理を施した金属板表面に、熱硬化型の接着剤
を塗布して、加熱炉にて熱硬化させた後に、その面に前
記フッ素系樹脂フィルムを圧着する方法が好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる金属板は、特
に限定されるものではないが、例えば、冷延鋼板、亜鉛
めっき鋼板、亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板、アル
ミニウムめっき鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板
等の各種の金属板を使用することができる。また、金属
板の板厚についても特に限定されるものではないが、例
えば、0.23〜2.5mmのものを用いることができ
る。
【0010】これらの金属板は、化成処理層を形成する
前に、金属板と被覆物の密着性を高めるために必要に応
じ、金属板の表面に付着している油状物、異物、酸化物
等を洗浄除去する為に、例えば脱脂方法としては有機溶
剤、アルカリ性溶液、酸性溶液、界面活性剤等により脱
脂、洗浄しても良いが、この方法に限定されるものでは
ない。又、使用目的に応じて、ブラッシング等の物理的
手段による表面粗化方法、又はエッチング等の電気化学
的手段による表面粗化方法により表面を粗化すること
で、フッ素系樹脂フィルムとの接着に用いる接着剤層と
の接着力を向上させることができる。
【0011】又、得られたフッ素系樹脂フィルム被覆金
属を、後工程で折曲げ加工のような過酷な処理を行う場
合は、化成処理のみでは十分な密着性が得られないこと
が有り、この対策として表面調整処理が施されることが
ある。ここで行われる表面調整の目的は金属板表面の濡
れ性の向上やエッチングによるアンカー効果の向上を狙
ったもので、一般に表面調整処理は亜鉛めっき鋼板や亜
鉛−アルミニウム合金めっき鋼板等に適用されることが
多い。この場合、表面調整処理では金属板の表面に亜鉛
より貴な金属であるニッケルやコバルトで置換めっきす
るものである。また、表面調整剤には酸とアルカリの2
タイプがあり、金属板の種類によって使い分けられる。
【0012】化成処理層は、金属板の耐食性を向上させ
ると共に金属板に対する接着剤層の密着性を高めること
を目的として設けるもので、リン酸鉄、リン酸亜鉛等の
リン酸塩処理や反応型クロメート、電解型クロメート、
塗布型クロメート等によるクロメート処理により化成皮
膜を形成する。また最近は性能や管理の容易さ、公害問
題等からクロメート処理が採用されることが多い。なお
クロメート処理にもクロム酸とシリカを含有する系、ク
ロム酸とシリカとリン酸を含有する系、クロム酸とシリ
カとアクリル樹脂を含有する系等種々のものがあるが、
これらの特定の方法に限定されるものではない。
【0013】接着剤層は、エポキシ樹脂、ポリエステル
樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂又はエポキシウレタ
ン共重合樹脂等一般的な接着剤を使用することができる
が、熱硬化型の接着剤を用いることが好ましい。これ
は、表面側に印刷したフッ素系樹脂フィルムを、表面化
成処理した金属板にラミネートする時に、接着剤を硬化
させる為に加えられる熱と圧力によって、印刷インキ層
とフッ素系樹脂フィルム表面との接着力がより増すの
で、熱硬化型の接着剤の方が、本発明の製造プロセスに
適している。
【0014】フッ素系樹脂フィルム等と比較して耐候性
の劣る前記の接着剤を用いても、十分な耐候性を有する
フッ素系フィルム被覆金属板が得られるのは、後述する
ようにフッ素系樹脂フィルムの少なくとも表面層が顔料
を含有していることにより紫外線が遮断されるため、接
着剤自身の劣化が抑制されることによっている。一方
で、接着剤中に必要に応じてクロム酸ストロンチウム、
クロム酸亜鉛、クロム酸バリウム、クロム酸カルシウム
等の防錆顔料を添加することで、金属板の錆に対する耐
性を向上させることが出来る。
【0015】この接着剤をロール塗装等の方法で、前記
の金属板に塗布して加熱乾燥することにより好ましくは
3〜10μm、更に好ましくは4〜8μmの乾燥皮膜厚
の接着剤層を形成する。接着剤層の厚さが3μm未満で
は耐食性が悪くなり、10μmを越えると密着性が低下
する。
【0016】本発明で使用されるフッ素系樹脂フィルム
に用いられるフッ素系樹脂としては、例えばポリフッ化
ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロ
トリフルオロエチレン、ポリヘキサフルオロプロピレ
ン、ポリフッ化ビニルのホモポリマーおよび共重合体が
挙げられる。共重合体としては、例えばフッ化ビニリデ
ン−テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレ
ン系共重合体、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロ
ピレン系共重合体、エチレン−テトラフルオロエチレン
系共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロ
プロピレン系共重合体、パーフルオロ(アルキルビニル
エーテル)−テトラフルオロエチレン系共重合体、等が
挙げられる。
【0017】フッ素系樹脂には接着性等の他の性能を付
与、および経済性の観点からフッ素系樹脂と相溶性のあ
る樹脂を混合して用いることが出来る。例えばポリフッ
化ビニリデンと相溶性のある樹脂としてはメタクリル酸
エステル系樹脂が挙げられる。メタクリル酸エステル系
樹脂とはメタクリル酸メチル(MMA)のホモポリマー又は
メタクリル酸メチルと共重合可能な単量体との共重合体
及びポリメタクリル酸メチルとアクリル系ゴムとのブレ
ンド物等をいう。共重合可能な単量体としては炭素数2
〜4のメタクリル酸エステル、アクリル酸ブチルをはじ
めとする炭素数1〜8のアクリル酸エステル、スチレ
ン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、アクリル
酸、その他のエチレン性不飽和モノマー等がある。
【0018】本発明のフッ素系樹脂フィルム層は単層で
も複層でも良いが、表面側の印刷層との接着性と、裏面
側の接着層との接着性のいずれも十分に確保するには、
表面層と裏面層からなる2層のものが好適である。単層
フィルムもしくは複層フィルムの表面層のフッ素系樹脂
は、フッ化ビニリデン系樹脂、または前記のフッ化ビニ
リデン系樹脂とメタクリル酸エステル系樹脂からなる組
成物が好適である。その表面層の樹脂組成は、樹脂量の
合計100部に対してフッ化ビニリデン系樹脂が50〜
100部、メタクリル酸エステル系樹脂が0〜50部が
好ましく、より好ましくはフッ化ビニリデン系樹脂が6
0〜100部、メタクリル酸エステル系樹脂が0〜40
部であり、更に好ましくはフッ化ビニリデン系樹脂が6
0〜95部、メタクリル酸エステル系樹脂が5〜40部
である。フッ化ビニリデン系樹脂が50部未満の場合
は、優れた耐候性、耐大気汚染性及び耐薬品性等が発現
できないとともに、フッ素系樹脂インキとの密着性が悪
くなる場合がある。
【0019】本発明において2層以上のフッ素系樹脂フ
ィルムを用いるとき、その 裏面層はメタクリル酸エス
テル系樹脂、若しくはメタクリル酸エステル系樹脂とフ
ッ素系樹脂とからなり、好ましくはメタクリル酸エステ
ル系樹脂とフッ化ビニリデン系樹脂とからなり、その樹
脂組成は、樹脂量の合計100部に対してフッ化ビニリ
デン系樹脂5〜50部が好適である。フッ化ビニリデン
系樹脂の含有量が5部未満では表面層との層間接着性が
下がり、また50部を越えると接着剤層との接着力が低
下してしまう場合がある。また本発明の複層フィルムに
おいては、表面層と裏面層の間にその中間的な樹脂組成
の中間層を設けることも出来る。
【0020】本発明のフッ素系樹脂フィルムには、下地
の接着剤層の紫外線による劣化防止するために顔料を添
加し着色することが必要である。
【0021】フッ素系樹脂フィルムに使用する顔料は、
十分な隠蔽性が維持される範囲において特に限定される
ものではなく、無機系顔料、有機顔料、真珠顔料等使用
できる。特に耐候性の点から無機系顔料が好適であり、
例えば2種類以上の金属酸化物が焼成により新しい結晶
構造を形成し、結晶場分裂により発色すると言われてい
る複合酸化物系無機顔料を主な有色顔料として使用でき
る。現在使用されている主な複合酸化物系無機顔料に
は、TiO2・Sb2O3・BaO・NiOCr2O3・を主成分とするルチ
ル型やブリデライト型結晶のチタンイエロー系、ZnO・F
e2O3・Cr2O3を主成分とするスピネル型結晶の亜鉛−鉄
系ブラウン、CoO・Al2O3・Cr2O3を主成分とするスピネ
ル型結晶のコバルトブルー系、TiO2・CoO・NiO・ZnOを
主成分とするグリーン系、CuO・Cr2O3やCuO・Fe2O3・Mn
2O3を成分とするスピネル型のブラック系、CoOやMn2O3
からなるバイオレット系等がある。そしてこれらの有色
顔料とともにルチル型酸化チタン、亜鉛華、炭酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、カーボンブラックその他の無機顔
料が使用できる。
【0022】フッ素系樹脂フィルムにおける顔料の添加
量は、樹脂100部に対し1〜100部、好ましくは1
〜50部である。1部以下では、前記の紫外線遮蔽の効
果が十分でなく、100部を超えて添加した場合、フッ
素系樹脂への分散性が著しく低下し外観不良を引き起こ
すとともに、フィルムの強度自体が低下する。
【0023】また本発明のフッ素系樹脂フィルムには、
必要に応じて紫外線吸収剤、安定化剤、酸化防止剤、艶
消し剤、充填材および加工助剤等の各種添加剤を添加す
ることができる。
【0024】前記の顔料の添加量が少ない場合などに、
紫外線吸収剤を併用して添加する場合がある。紫外線吸
収剤としては、フッ素系樹脂フィルムに使用する樹脂と
相溶性のあるものであれば良く、例えばベンゾトリアゾ
ール系、オキザリックアシッド系、ベンゾフェノン系、
ヒンダードアミン系及びその他多くの種類のものが使用
できる。又、製造工程およびフィルムとして使用する際
の揮散を最小限にするためには、前記吸収剤のうち、分
子量が300以上の高分子量タイプの紫外線吸収剤を用
いる事が好ましい。
【0025】紫外線吸収剤の添加量は、一般的には樹脂
100部に対し0.1〜15部であり、更に好ましくは
0.5〜10部である。0.1部未満では紫外線吸収能
力が乏しく、紫外線による劣化の改善効果は小さい。ま
た15部を超えて添加しても効果は変わらないばかり
か、分散不良の原因となる他、コストも高くなる。
【0026】本発明のフッ素系樹脂フィルムの膜厚は、
接着剤層および金属板の保護であることから、20〜2
00μmの範囲であり、好ましくは25〜100μmで
ある。20μm未満ではフィルム自体の強度が低下する
とともに、十分な耐候性能が得られない。一方で200
μmを越えても耐候性能への効果は変わらないばかりか
コストが高くなってしまう。
【0027】次に、フッ素系樹脂フィルムへの印刷に用
いるグラビアインキは、バインダー樹脂、溶剤、顔料、
その他の添加剤を含有したものである。バインダー樹脂
は、長期耐候性を考慮しフッ素系樹脂及びアクリル系樹
脂からなる。好ましくはバインダー樹脂固形分中におけ
るフッ素系樹脂50〜95部、アクリル系樹脂5〜50
部からなり、更に好ましくはフッ素系樹脂組成中におい
てポリフッ化ビニリデン樹脂(A)70〜90部と、フ
ッ化ビニリデンと他のフッ素系モノマーと共重合して得
られる溶剤に可溶な熱可塑性型フッ素系共重合体樹脂
(B)10〜30部との併用である。ポリフッ化ビニリ
デン樹脂(A)単独でもグラビア印刷をすることは可能
であるが、ポリフッ化ビニリデン樹脂(A)が90部を
越えると、インキの転移性に劣り、鮮明な図柄や模様が
得られないことが有り、又、インキの溶融特性が低下す
るためフッ素系樹脂フィルムとの接着不良が起きやす
い。また、溶剤に可溶なフッ素系樹脂共重合体樹脂
(B)が30部を超えると、溶剤に対する耐性が低下す
る傾向にあり、被覆金属板の補修作業等において印刷柄
が滲んだり、溶解したりする可能性がある。
【0028】溶剤に可溶な熱可塑性フッ素系樹脂共重合
体樹脂(B)としては、例えばフッ化ビニリデン−テト
ラフルオロエチレン共重合樹脂、フッ化ビニリデン−テ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重
合樹脂等が使用できるが、高温で湿潤な環境での耐久性
や、耐沸騰水性能を満たすといった観点から、それらの
融点が105℃以上であることが好ましい。
【0029】これを着色する顔料の濃度は印刷インキの
固形分中の0〜80部の間で任意にとれる。なお、これ
以上の顔料濃度とした場合には、湿潤環境下等において
印刷インキ層の凝集破壊が生じやすくなる。
【0030】本印刷インキに含有するフッ素系樹脂及び
アクリル樹脂は熱可塑性である。これは印刷されたフッ
素系樹脂フィルムを金属板に接着する際に熱がかかりイ
ンキが加熱溶融するため、硬化成分が含まれていると反
応が進行してインキとフッ素系樹脂フィルム間の接着不
良を起こす原因となるためである。
【0031】これらのインキを用いて、通常のグラビア
印刷により、前記のフッ素系樹脂フィルムの表面に、鮮
明で美麗な図柄や模様等を印刷することができるが、こ
の方法だけに限定されるものではない。
【0032】以下、本発明のフッ素系樹脂フィルム被覆
金属板の製造方法について述べる。本発明のフッ素系樹
脂フィルム被覆金属板は、図1に示すごとく金属板
(5)上に前記のような化成処理を行い、その化成処理
層(4)の表面に接着剤を塗布し接着層(3)を形成す
る。接着剤として熱硬化型接着剤を用いる場合は、加熱
炉にて焼き付け硬化させ、その直後にラミネーターロー
ルにて表面に予め表面に印刷されたフッ素系樹脂フィル
ムと圧着し、フッ素系樹脂フィルム層(2)及び印刷イ
ンキ層(1)を形成する。この工程は、単に接着剤層
(3)とフッ素系樹脂フィルム層(4)の接着の為の工
程ではなく、フッ素系樹脂フィルム層(2)と印刷イン
キ層(1)の両者の表面の樹脂を、瞬間的に溶融させ圧
着することにより、これらの層間の十分な接着を得る為
の工程でもある。その目的から、このラミネート時の金
属板の表面温度は、用いられているフッ素系樹脂フィル
ムの融点以上、分解温度以下にすることが好ましい。
【0033】フィルム被着面の温度がフッ素系樹脂の融
点未満の場合、フィルム表面の熱溶融が十分でないこと
により、接着剤の種類によっては、接着性に悪影響を及
ぼす場合がある。又、分解温度より高い場合には、フッ
素系樹脂の分解を生じることがあるので好ましくない。
【0034】前記のように、本発明の方法によって得ら
れたフッ素系樹脂フィルム被覆金属板は、長期の耐候性
に優れており、その表面に印刷して形成した図柄等も、
長期間その意匠性を保持することができるが、その表面
に物理的な摩擦が加わるような用途や、特に汚れ付着が
著しく汚れ防止機能やセルフクリーニング性が必要な用
途においては、その表面をセラミックコートや光酸化触
媒コーティング、各種親水化コーティング、帯電防止コ
ーティング等の一般的に用いられるトップコートを施し
て用いる事により、長期の耐摩耗性、耐汚染性等をより
一層確保することもできる。
【0035】
【実施例】以下実施例および比較例にて本説明をさらに
詳細に説明する。但し本発明は以下の説明に限定される
ものではない。 (実施例1〜5) 溶融亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛−5
%アルミニウム合金めっき鋼板、溶融亜鉛−55%アル
ミニウム合金めっき鋼板又はアルミニウム板上に化成処
理を施した後、熱硬化型接着剤を膜厚5μmに塗布し、
続いて加熱炉にて230℃で加熱硬化させ、ついで予め
表面側にフッ素系樹脂グラビアインキで3色刷りした着
色フッ素系樹脂フィルムをラミネーターロールで接着
し、ラミネート金属板を得た。表1に金属板及び化成処
理及び接着剤の種類を、表2にフッ素系樹脂インキの組
成、表3にフッ素系樹脂フィルムの組成を示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】表2において、フッ素系樹脂(A)PVDFは
ポリフッ化ビニリデン樹脂、フッ素系樹脂(B)VDF-TF
E-HFPはフッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロピレン共重合樹脂を示す。フッ素系
樹脂とアクリル樹脂の合計100部に対し70部の顔料
を添加した。
【0039】
【表3】
【0040】表3中に示す各々の樹脂等の種類を示す略
号の内容は以下の通りである。 ・PVDF−ポリフッ化ビニリデン樹脂 C:アウジモント社製 ヘイラーMP D:アトフィナ社製 カイナー E:呉羽化学社製 KFポリマー ・PMMA−アクリル樹脂 F:三菱レイヨン社製 ハイペット G:三菱レイヨン社製 アクリペット ・顔料 H:ルチル型酸化チタンを主成分とし、各種
無機顔料、複合酸化物系顔料により調色された混合顔料 I:ルチル型酸化チタンとCo・Ni・Zn・Ti酸化物を主成
分とするグリーン系複合酸化物系顔料を主成分とし、各
種無機顔料、複合酸化物系顔料により調色された混合顔
料 ・紫外線吸収剤 J:旭電化社製 LA−31
【0041】(比較例1) 溶融亜鉛めっき鋼板に、化
成処理を施した後、熱硬化型接着剤を膜厚5μmに塗布
し、続いて加熱炉にて230℃で加熱硬化させ、ついで
予め表面側にフッ素系樹脂グラビアインキで3色刷りし
た透明フッ素系樹脂フィルムをラミネーターロールで接
着し、ラミネート金属板を得た。金属板、化成処理、接
着剤及びフッ素系樹脂インキの組成は全て実施例1と同
様に実施した。前記の透明フッ素系樹脂フィルムの組成
を表4に示す。
【0042】
【表4】
【0043】(比較例2) 溶融亜鉛−5%アルミニウ
ム合金めっき鋼板に、化成処理を施した後、熱硬化型接
着剤を膜厚5μmに塗布し、続いて加熱炉にて230℃
で加熱硬化させ、ついでその上面に、比較例1と同じ透
明フッ素系樹脂フィルムの裏面側にフッ素系樹脂グラビ
アインキで3色刷りしたフィルムを、ラミネーターロー
ルで接着し、被覆金属板を得た。金属板、化成処理、接
着剤及びフッ素系樹脂インキの組成は、全て実施例3と
同様に実施した。
【0044】(比較例3) 溶融亜鉛−55%アルミニ
ウム合金めっき鋼板に、化成処理を施した後、ポリエス
テル樹脂プライマーを塗布し焼き付け乾燥し5μmのプ
ライマー層を形成し、この上に着色着色顔料を配合した
ポリエステル樹脂塗料を塗布し焼き付け乾燥する事によ
り15μm厚の着色樹脂塗装膜を形成し、さらにこの上
にポリエステル系接着剤を塗布し焼き付けすることによ
り透明の接着剤層を形成し、この接着剤層上に、予め表
面側にフッ素系樹脂グラビアインキで3色刷りした比較
例1と同じ透明フッ素系樹脂フィルムをラミネーターロ
ールで接着し、ラミネート金属板を得た。金属板、化成
処理及びフッ素系樹脂インキの組成は全て実施例4と同
様に実施した。
【0045】得られた各種ラミネート金属板の性能評価
を、後述する試験項目と試験方法によって実施した。こ
の試験結果を表5に示す。また、生産性の比較として各
種ラミネート金属板を作製する際に金属板の加熱工程
(焼き付け乾燥工程)が何度必要であったかを比較し
た。本比較も合わせて表5に示す。
【0046】(試験項目と試験方法) 1) 皮膜密着性試験 各種ラミネート金属板の表面に、カッターナイフを用い
素地に達するまで5mm角の井桁状の傷を入れ、次いで井
桁の中心にエリクセン試験機で6mmの張出を行い、井桁
張出部のフィルム剥離状態を観察した。 判定:◎ 剥離なし ○ 井桁の角の一部が剥離 △ 井桁の1/3が剥離 × 井桁の1/2以上が剥離 2) 耐食性試験 各種ラミネート金属板を150mm×60mmの大きさに調整し
た試験片を用い、JIS Z2371に規定された塩水噴霧試験
機に投入し4000時間試験を行った後の錆およびブリスタ
ー発生状態を評価した。 判定:◎ 極僅かな錆/ブリスターの発生 ○ 軽微な錆/ブリスターの発生 △ 明らかな錆/ブリスターの発生 × 著しい錆/ブリスターの発生 3) 促進耐候性試験 各種ラミネート金属板を150mm×60mmの大きさに調整し
た試験片を用い、デューサイクルウエザーメーター試験
機に投入し4000時間試験を行った。この試験の評価とし
て、色調変化:試験後の試験片の表面の色調変化を目
視にて確認 皮膜密着性劣化評価:試験後の表面にカ
ッターナイフを用いて素地に達する傷を×印に入れ、×
印部をテープ剥離することにより評価を実施した。
【0047】
【表5】
【0048】
【発明の効果】本発明により、金属板とフッ素系樹脂フ
ィルムが十分に接着されていて、長期の耐候性を有する
フッ素系樹脂フィルム被覆金属板であり、鮮明で美麗な
図柄や模様有した意匠性の高いフィルム被覆金属板を、
比較的簡略な製造工程にて得ることができ、内外装建
材、器物等に幅広く使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本的なフッ素樹脂フィルム被覆金
属板の断面図である。
【符号の説明】
1. 印刷インキ層 2. フッ素系樹脂フィルム層 3. 接着剤層 4. 化成処理層 5. 金属板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 9:00 B29L 9:00 Fターム(参考) 4F100 AB01A AK01D AK17B AK17C AK17D AK19D AL01D AL05D BA03 BA04 BA07 BA10C CA13C CB00 EC182 EH461 EJ172 EJ422 EJ68A GB07 HB31D JB01 JB02 JB16D JJ03 JL01 JL09 4F211 AA16 AD03 AD08 AG02 AG03 TA03 TC02 TH27 TN24 TN44 TQ03 4J039 AD04 BE01 EA34 EA43 EA48 FA02 GA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化成処理を施した金属板表面に、接着剤
    層を介して、単層もしくは複層のフィルムであって少な
    くとも表面層が顔料を含有し、その表面側に部分的に印
    刷インキ層が形成されているフッ素系樹脂フィルムを積
    層したフッ素系樹脂フィルム被覆金属板。
  2. 【請求項2】 印刷インキ層が、インキ用バインダー樹
    脂組成中にポリフッ化ビニリデン樹脂(A)と、フッ化
    ビニリデンと他のフッ素モノマーを共重合してなる溶剤
    可溶な熱可塑型フッ素共重合体樹脂(B)とを併用して
    なるグラビアインキである請求項1に記載のフッ素系樹
    脂フィルム被覆金属板。
  3. 【請求項3】 化成処理を施した金属板表面に接着剤を
    塗布し、その上に、単層もしくは複層のフィルムであっ
    て少なくとも表面層が顔料を含有し、その表面側に部分
    的に請求項2に記載されたグラビアインキを用いて印刷
    インキ層が形成されているフッ素系樹脂フィルムを積層
    することを特徴とするフッ素系樹脂フィルム被覆金属板
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記接着剤が熱硬化型接着剤であり、塗
    布後に加熱炉にて焼き付け硬化させた後にフッ素系樹脂
    フィルムを圧着し積層することを特徴とする請求項3に
    記載のフッ素系樹脂フィルム被覆金属板の製造方法。
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WO2016124691A1 (en) * 2015-02-06 2016-08-11 Tata Steel Uk Limited Method for providing a thermoset coating with a surface pattern and/or texture

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