JPH06115000A - プライマー組成物及びそれを用いた樹脂積層金属板 - Google Patents

プライマー組成物及びそれを用いた樹脂積層金属板

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JPH06115000A
JPH06115000A JP26192592A JP26192592A JPH06115000A JP H06115000 A JPH06115000 A JP H06115000A JP 26192592 A JP26192592 A JP 26192592A JP 26192592 A JP26192592 A JP 26192592A JP H06115000 A JPH06115000 A JP H06115000A
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JP
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resin
metal plate
film
resin film
primer composition
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Application number
JP26192592A
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English (en)
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Ikuo Mimura
育夫 三村
Yasuharu Habasaki
康晴 幅崎
Susumu Ishida
進 石田
Naotake Osaki
直武 大崎
Norimitsu Ebata
範充 江端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂フィルムを金属板に熱融着により積
層する上で、両者の密着性、耐熱性、耐酸性及び耐アル
カリ性に優れたプライマー組成物、及び加工、施工上の
制約がなく、樹脂フィルムと金属表面に十分な接着強度
を有し、耐熱性、耐候性、耐酸性、耐アルカリ性、加工
適性、後皮膜処理適性等の特性に優れた樹脂積層金属板
を提供すること。 【構成】 本発明は、フルオロオレフィン系樹脂に5〜
50重量%のエポキシ樹脂を変性してなる含フッ素プラ
イマー組成物、及び金属板の表面に上記記載の含フッ素
プライマーを介して合成樹脂フィルムを融着させて該金
属板に積層させたものであること特徴とする樹脂積層金
属板である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プライマー組成物及び
それを用いた樹脂積層金属板に関するものであり、詳し
くは、金属面に合成樹脂フィルムを熱融着する際の優れ
たプライマー(又は下塗り)組成物、及び該プライマー
組成物を用いた特殊な外装材、建築材料等として好適な
樹脂積層金属板に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近、
樹脂と金属との両方の密着に優れ、熱、紫外線、酸、ア
ルカリ、塩水や湿気などに侵されにくい樹脂積層金属板
の提供が特殊外装材をはじめとした建築材料が、電気、
電子、化学産業等の産業分野で強く望まれている。従来
から、亜鉛メッキ鋼板やアルミニウム板に接着剤を介し
て合成樹脂フィルムを貼付してなる樹脂積層板が外装
材、建築材料として用いられている。特に、屋外での長
期の使用条件においてはフッ素系樹脂等を積層した金属
板が多く用いられている。
【0003】しかしながら、上記接着剤を用いた樹脂フ
ィルム貼付金属板を、曲げ、絞りなどの機械加工を施し
た場合、長期使用後に加工部分からのフィルムの剥離や
膨れを生じるという問題があった。また、上記積層金属
板を、例えば、陽極酸化皮膜や化成皮膜などの後皮膜処
理を施す場合には、皮膜処理工程において、切断端面か
ら接着剤層が浸食されてフィルムの剥離や膨れを生じる
という問題があり、上記積層物を切断・加工後に防食を
目的として、これら後皮膜処理をすることができなかっ
た。また、上記の端面からの接着剤層の浸食によるフィ
ルムの剥離や膨れという問題が、実使用時においても発
生しやすく、加工・施工上の制約が大きかった。従っ
て、合成フィルムと金属板を接着剤を介して積層するに
は問題があった。
【0004】外装材、建築材料等として用いる場合、金
属表面に直接印刷を施すとき、印刷層の耐候性等が著し
く劣ることを考慮して、高融点合成樹脂フィルム等を熱
融着して金属板に積層することは製造上問題があった。
特に、フッ素系樹脂フィルム等の合成樹脂は融点が高い
ため、これらのフィルムを熱融着した時には印刷層が変
色したり、金属表面に融着したフィルムの耐熱性、耐候
性、耐酸性及び耐アルカリ性等が劣化する等の課題があ
った。また、これらの変色等を防止するためにより低い
温度でフッ素系樹脂フィルム等の高融点合成樹脂を熱融
着する方法も考えられるが、この方法ではフィルムが金
属表面に十分密着せず、耐熱性、耐候性、耐酸性、耐ア
ルカリ性等が劣り、フィルムの剥離、膨れを生じたりす
るという課題があった。
【0005】また、新たな分野として、ハイテク或いは
病院等のクリーンルーム等を電磁波、紫外線、その他の
もの等から保護する目的の壁材が求められているが、こ
の場合、耐電磁波性、耐紫外線を有し、しかも化粧板と
しての加工性に優れた壁材等が求めされている。しかし
ながら、未だこのような機能を充分に備えた外装材は得
られていなかった。従って、本発明の目的は、合成樹脂
フィルムを金属面に熱融着により積層する上で、両者の
密着性を充分発揮し、耐熱性、耐酸性及び耐アルカリ性
に優れたプライマー組成物を提供することにある。本発
明の目的はまた、加工、施工上の制約がなく、樹脂フィ
ルムと金属表面に十分な接着強度を有し、耐熱性、耐候
性、耐酸性、耐アルカリ性、加工適性、後皮膜処理適性
等の特性に優れた樹脂積層金属板を提供することにあ
る。本発明の目的はまた、耐電磁波性、耐紫外線を有
し、しかも化粧板としての加工性に優れた壁材等として
用いることができる樹脂積層金属板を提供することにあ
る。本発明の目的はまた、樹脂フィルムと金属表面に十
分な強度で密着させることができ、耐熱性、耐候性、耐
酸性、耐アルカリ性、加工適性、後皮膜処理適性等の特
性を向上させ、印刷層の変色を防止することができる樹
脂積層金属板の製造法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、フルオロオレ
フィン系樹脂に5〜50重量%のエポキシ樹脂を変性し
てなる含フッ素プライマー組成物を提供することにより
上記目的を達成したものである。上記フルオロオレフィ
ン系樹脂は、少なくとも1種類以上の活性水素を含有し
てなるフルオロオレフィン・ビニルエーテル共重合物で
あることが望ましい。また、組成物に用いられるフルオ
ロオレフィン系樹脂の融点は、160℃以上であること
が望ましく、フルオロオレフィン系樹脂のフッ素含有量
は、30〜40重量%であることが望ましい。上記含フ
ッ素プライマー組成物は、金属表面に融着積層される合
成樹脂フィルムとの密着性に優れ、樹脂と金属板との積
層強度を高める作用がある。また耐熱性に優れ、合成樹
脂フィルムの融着積層時に着色剤等の変成を抑え、着色
剤層、金属表面或いはプライマー層に印刷される印刷層
を充分に保護しうる。更に、上記含フッ素プライマー組
成物は、耐熱性、耐酸性及び耐アルカリ性に優れ、それ
を用いた積層金属板の切断・加工後もその切断部の腐食
原因とならず、加工、施工上の制約をその積層金属板に
与えない。。
【0007】本発明はまた、金属板の表面に上記含フッ
素プライマー組成物を介して合成樹脂フィルムを融着さ
せて該金属板に積層させたものであることを特徴とする
樹脂積層金属板を提供することにより上記目的を達成し
たものである。また、本発明は、合成樹脂フィルムが融
点160℃以上の高融点フッ素系樹脂フィルムであるこ
とがよい。更に、本発明は、金属板として、アルミニウ
ム系、鉄系、ステンレス系の群から選ばれる金属板を用
いることができる。上記樹脂積層金属板は、上述のよう
に含フッ素プライマー組成物を用いているため、その加
工、施工上の制約はなく、また、高融点合成樹脂フィル
ムの融着積層が可能であり、高融点合成樹脂フィルムの
場合は、耐熱性、耐候性、耐酸性、耐アルアリ性、加工
適性、後皮膜処理適性等の特性に優れている。
【0008】本発明は、上記金属板の厚みが30乃至4
000μmで、上記合成樹脂フィルムが融点160℃以
上の高融点フッ素系樹脂フィルムである上記樹脂積層金
属板であって、該積層金属板が可撓性のシート状物で塑
性変形可能であることを特徴する樹脂積層金属板を提供
することにより上記目的を達成したものである。また、
上記樹脂積層金属の裏面に、接着剤層及び剥離性基材層
を設けて実用性を高めることができる。上記可撓性樹脂
積層金属板は、上述の樹脂積層金属板の優れた特性、即
ち耐熱性、耐候性、耐酸性、耐アルアリ性、加工適性、
後皮膜処理適性等の特性に優れる他に、全体として可撓
性があり、金属板の厚みが薄いため、エンボス処理を施
して化粧板とするとができ、耐電磁波性、耐紫外線の機
能を持たせた壁材等とすることができる。
【0009】本発明は、上記樹脂積層金属板(可撓性樹
脂積層金属板を含む。)の製造法において、上記金属板
の表面に上記含フッ素プライマー組成物を介して合成樹
脂フィルムを貼付した後、合成樹脂フィルムの融点温度
−10℃から熱分解温度−10℃の加熱温度条件で融着
してなることを特徴とする樹脂積層金属板の製造法を提
供することにより上記目的を達成したものである。上記
製造法では、上述のプライマーの作用と相まって、比較
的低い合成樹脂フィルムの融点での積層が可能であり、
また印刷層に変色を与えるおそれがすくない。
【0010】以下、本発明に係るプライマー組成物及び
それを用いた樹脂積層金属板について詳述する。本発明
に係る含フッ素プライマー組成物は、フルオロオレフィ
ン系樹脂に5〜50重量%のエポキシ樹脂を変性するこ
とにより得られる。エポキシ樹脂の変性率が5%未満で
は、金属に対する密着が低下し、また50重量%を越え
て用いる場合は合成樹脂フィルム、特にフッ素系樹脂フ
ィルムに対する密着性や耐食性などの低下を来すため好
ましくない。
【0011】フルオロオレフィン系樹脂は、テトラフル
オロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ビニリデ
ンフルオライド、パーフルオロアルコキシエチレン等の
フッ素原子及び不飽和炭化水素を含む単量体の重合物、
或いはこれらの共重合体、更にはその他の不飽和炭化水
素を含む単量体又はプレポリマーとの共重合体である。
フルオロオレフィン系樹脂は、該樹脂中にフルオロオレ
フィンからなる成分含有量が40〜60モル%、特に4
8〜55モル%であることが望ましく、またフルオロオ
レフィン系樹脂の全体に占めるフッ素含有量は30〜4
0重量%であることが望ましい。上記範囲を下回ると、
プライマー組成物の耐食性が充分でなく、また上記範囲
を超えると金属との密着性が悪くなる。
【0012】フルオロオレフィン系樹脂は、プライマー
組成物と共に用いられる後述の合成樹脂フィルムよりも
融点が低いものが好ましく、その融点が通常100〜2
60℃のものが好ましく、150〜240℃のものがよ
り好ましい。上記融点範囲にあるフルオロオレフィン系
樹脂を主成分としてエポキシ樹脂で変性した含フッ素プ
ライマー組成物は、合成樹脂フィルムをその溶融点より
も低い温度で金属表面に密着した状態で融着することが
でき、従来の合成樹脂フィルムの熱融着による種々の悪
影響をなくして、その積層物の耐熱性、耐候性、耐酸
性、耐アルカリ性などを高めることができ、更には、印
刷に用いるインキ組成物の変色を防止してカラフルな印
刷を精度よく表現することができる。
【0013】フルオロオレフィン系樹脂は、少なくとも
1種類以上の活性水素を含有してなる樹脂であることが
望ましく、特にフルオロオレフィン・ビニルエーテル共
重合体であることが好ましい。このような樹脂は、後述
の変性エポキシ樹脂との反応性や相溶性を改善するから
である。活性水素含有基としては、カルボン酸基、アミ
ノ基、アミド基、メルカプト基及び水酸基が好ましく、
その中でも、カルボン酸基とアミノ基が好ましい。これ
ら活性水素の導入方法としては、単量体に予め活性水素
を含有した化合物を用いたり、フルオロオレフィンの共
重合を行なった後に得られた共重合体に上記活性水素を
導入する方法が可能である。また、フルオロオレフィン
系樹脂に用いられる、不飽和炭化水素を有するその他の
単量体又はプレポリマーとしては、例えば、特開昭55
−25411号公報に記載された、アルキルビニルエー
テル及びシクロヘキシルビニルエーテルなどを挙げるこ
とができる。アルキルビニルエーテルのアルキル基の数
は、2〜6のものが好ましく、上記アルキルビニルエー
テルと上記シクロヘキシルビニルエーテルとのモル比は
1/9〜9/1のものが好ましい。
【0014】具体的なフルオロオレフィン系樹脂として
は、特開昭55−25411号公報に記載された共重合
体の成分にヒドロキシアルキルビニルエーテル或いはグ
リシジルエーテルを添加した特開昭57−34107号
公報に記載されてものも好ましい。この場合のフルオロ
オレフィンの含有量も、40〜60モル%が好ましく、
また、上記各成分及び添加剤の含有量、固有粘度は、同
公報に記載された範囲に調整されたものが好ましい。ま
た、特開昭62−288666号公報に記載されたパー
フルオロオレフィンとシクロヘキシル環及び水酸基を有
するビニルエーテル系モノマーとの共重合体、特開昭6
3−54469号公報に記載されたフルオロオレフィン
と他の共単量体との共重合体(例えば、カルボン酸含有
共重合体)、特開昭63−110265号公報に記載さ
れたパーフルオロオレフィンと水酸基含有アルキルビニ
ルエーテル(このうち少なくとも第2級の水酸基を含有
するものが10モル%を含む)等との共重合体も好まし
い。
【0015】またフルオロオレフィン系樹脂は、上記の
他にパーフルオロビニルエーテル、アルコキシシリイル
基を含有するビニルエーテル(イソシアネート基を有す
るアルコキシシランとヘキシルビニルエーテルとの反応
によって得られる)、フルオロアルキルビニルエーテル
(例えば、、2,2,3,3−テトラフルオロプロピ
ル)、及び官能基として水酸基、グリシジル基、アミノ
基、カルボン酸基を有するビニルエーテルが好ましい。
このようなフルオロオレフィン系樹脂は、1種以上の活
性水素の含有基となり、エポキシ樹脂との反応性が良
く、所定の溶剤に溶解し易いため好ましく、これに粘度
調整剤、無機充填剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安
定剤、顔料等の通常用いられる添加剤を添加して調整を
することができる。
【0016】エポキシ樹脂としては、グリシジルエーテ
ルタイプ、グリシジルエステルタイプ、グリシジルアミ
ンタイプ、線状脂肪族エポキサイドタイプ及び脂環式エ
ポキサイドを用いることができる。エポキシ樹脂は、単
量体やそれらの単量体が数個重合した重合物(プレポリ
マー)の形態で供給される。グリシジルエーテルタイプ
のエポキシ樹脂としては、ビスフェノール−A−エピク
ロルヒドリン樹脂、ビスフェノール−F樹脂、ノボラッ
ク型エポキシ樹脂等を用いることができる。また、上記
エポキシ樹脂の一部をフッ素原子や臭素原子と置換した
ハロゲン化エポキシ樹脂も用いることができる。更に、
これらエポキシ樹脂は、触媒、硬化剤や促進剤を添加す
ることが可能である。用いる触媒としては、エポキシ樹
脂ハンドブック(日刊工業新聞発行)135頁から23
8頁に示される化合物を用いることができる。
【0017】フルオロオレフィン系樹脂をエポキシ樹脂
で変性する方法としては、重合で生成したフルオロオレ
フィン系樹脂とエポキシ樹脂とを混合する方法、トリフ
ェニルフォスフィンなどの硬化促進剤を加えた後、フル
オロオレフィン系樹脂に含有される活性水素とエポキシ
基とを反応させる方法、及びフルオロオレフィン系樹脂
と前記エポキシ樹脂との共重合などの方法が採用可能で
ある。
【0018】フッ素系樹脂の溶剤としては、例えば、ト
ルエン、キシレン、ベンゼン等の炭化水素類溶剤、アセ
トン、メチルイソプロピルケトン、メチルエチルケトン
等のケトン類溶剤、エチルアセテート、ブチルアセテー
ト、カルビトールアセテート等のエステル類溶剤、トリ
クレン等の塩素系溶剤が好ましい。上記粘度調整剤とし
ては、例えば、コロイダルシリカ、硫酸バリウム、炭酸
カルシウム等が好ましく、上記無機充填剤としては、例
えば、、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム等が好
ましく、上記紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフ
ェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート
系、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛等の微粉末が好まし
い。その他の酸化防止剤、光安定剤、顔料としては従来
公知のものを用いることができる。また、上記含フッ素
プライマー組成物を用いて、上記樹脂フィルムを上記金
属に貼着する場合には、上記含フッ素プライマー組成物
をそのまま用いることもできるが、必要に応じて架橋剤
を添加してその溶融粘度を増加させて貼着時に上記樹脂
フィルムの皺が発生しないようにすることが好ましい。
【0019】次に、本発明に係る樹脂積層金属板につい
て詳述する。図1に示す如く、本発明に係る樹脂積層金
属板1は、金属板2の表面に上記含フッ素プライマー組
成物3を介して合成樹脂フィルム4を融着させて該金属
板2に積層させたものである。金属板2は、その素材に
特に制限されることはなく、外装材、その他の建築材料
等として用いられる金属で、例えば、アルミニウム、ア
ルミニウム合金、鉄、鉄合金、オーステナイト、フェラ
イト、マルテンサイト等のステンレス、銅、銅合金、チ
タン系合金等があり、また、この金属は、通常、板状、
コイル状、押出し形材状、線状、バイプ状にして用いら
れる。また、鉄系金属の鋼板の中には、圧延鋼板、メッ
キ鋼板、亜鉛メッキ鋼板、アルミメッキ鋼板、アルミ亜
鉛メッキ鋼板等の鋼板類、板等がある。
【0020】金属板2は、その表面を表面処理して上記
フッ素系樹脂等の合成樹脂フィルムが密着しやすいよう
にしたものが好ましい。この表面処理としては、例え
ば、機械的処理、化学的処理がある。上記機械的処理と
しては、サンドブラスト処理、バフ研磨処理、ワイヤー
ブラシ処理、バレル処理、スチールウール研磨処理があ
り、上記化学的処理としては、例えば、溶融、電解、共
析メッキによるメッキ処理、クロメート・リン酸塩・ク
ロム酸塩・シュウ酸塩による化成膜処理、化成エッチン
グ処理、電解エッチング処理、陽極酸化皮膜処理があ
る。また、上記金属がアルミニウムの場合には、電気エ
ッチング処理、化成エッチング処理、薬剤脱脂、溶剤脱
脂、陽極酸化被膜処理(アルマイト)、クロメート処理
を施したものが好ましい。金属板2の厚みは、その材質
にもよるが好ましくは30〜4000μm、特に50〜
2500μmであることが好ましい。金属板2の厚みが
上記範囲内にあると、図2に示す如く、樹脂積層金属1
を容易に塑性変形することができる。このため、樹脂の
優れた密着追従性と相まって樹脂を積層した状態でエン
ボス加工10(印刻)ができ、優れた化粧板或いは可撓
性の有る壁紙とすることができる。
【0021】金属板2面に形成されるプライマー層3
は、上述したプライマー組成物が用いられる。従って、
樹脂積層金属板1は、その加工、施工上の制約はなく、
また、高融点合成樹脂フィルムの融着積層が可能であ
り、高融点合成樹脂フィルム、特に後述のフッ素系樹脂
フィルムでは、樹脂フィルムと金属表面に十分な接着強
度を有し、耐熱性、耐候性、耐酸性、耐アルアリ性、加
工適性、後皮膜処理適性等の特性に優れている。
【0022】合成樹脂フィルム4は、プライマー層3と
融着させて積層される。樹脂としては、フッ素系樹脂、
アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリエーテルサルフィ
ン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂等が挙げられ、特に高融点樹脂としてフッ素系樹脂
が好ましい。この場合の樹脂の融点は、一般に160℃
〜330℃、特に200℃〜310℃の高融点樹脂が望
ましい。合成樹脂フィルム4の厚さは、10〜500μ
mが好ましく、30〜100μmがより好ましく、フィ
ルムは、必要に応じてコロナ放電、紫外線処理、化学エ
ッチング処理、オゾン処理等を施して表面の濡れ性を高
めたもの、あるいはエンボス処理を施したものが好まし
い。樹脂フィルムとしては、単層、複数層いずれであっ
てもよい。
【0023】上記フッ素系樹脂フィルムを形成するフッ
素系樹脂としては、エチレンテトラフルオロエチレン、
クロロトリフルオロエチレン、エチレンクロロトリフル
オロエチレン、パーフルオロアルコキシエチレン、ビニ
リデンフルオライド、ビニルフルオライド、テトラフル
オロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン等の重合体、
これらから適宜選択された複数を組み合わせて得られる
共重合体、及び上記重合体または上記共重合体と従来公
知の他の樹脂との混合物が好ましい。フッ素系樹脂は、
樹脂中フッ素含有量が35〜76重量%、特に55〜7
6重量%であることが好ましく、上記範囲内の合成樹脂
フィルムを用いた樹脂積層金属板1は、耐熱性、耐候
性、耐酸性、耐アルアリ性、加工適性、後皮膜処理適性
等に問題が生じない。また、フッ素系樹脂の融点は上述
したように200℃〜310℃が望ましく、充分な耐熱
性が得られる。また、合成樹脂フィルムの素材には、有
機顔料、無機顔料、体質顔料などの着色剤によって着色
することが可能であり、その添加量としては、50%未
満が例示可能である。また、これらの顔料の中でも耐熱
性顔料が望ましく、耐熱性顔料としては、少なくとも1
60℃以上、特に好ましくは200℃以上の耐熱性を有
するものが望ましく、表1のもの等が挙げられる。
【0024】
【表1】
【0025】更に、図1(b) に示す如く、プライマー組
成物層3と合成樹脂フィルム層4の間に単独の着色剤層
5を設けてもよい。このような着色剤層5は印刷層であ
ってもよく、また上記着色剤の他に、紫外線吸収剤、光
安定剤、酸化防止剤、粘着付与剤金属フレーク等を有し
ていてもよい。尚、図1(b) においては、着色剤層5を
組成物層3とフィルム層4の間に設けたが、金属板2と
組成物層3の間に設けることもできる。また、着色剤層
5の耐熱変成着色剤として、前記フッ素樹脂系フィルム
に用いられる着色剤やメタリック顔料、パール顔料等が
望ましい。
【0026】また、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止
剤、粘着付与剤金属フレーク等を添加することができ、
紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、ベンゾ
フェノン系、シアノアクリレート系のものが好ましく、
中でも、ベンゾトリアゾール系のものが効果の持続性か
ら好ましい。光安定剤としてはヒンダードアミン系のも
のが効果的で好ましい。また、紫外線吸収剤と光安定剤
を併用するのが更に好ましい。
【0027】本発明の樹脂積層金属板は、上記金属板2
の表面に上記含フッ素プライマー組成物3を介して合成
樹脂フィルム4を貼付(又は圧着)した後、合成樹脂フ
ィルム4の融点温度−10℃から熱分解温度−10℃の
加熱温度条件で融着(なまし処理)して製造することが
望ましい。また、フィルム4の貼付に際しては、金属板
2を予備加熱することが望ましく、その予備加熱温度は
50℃〜200℃であることが望ましい。上記製造法で
は、上述のプライマーの作用と相まって、比較的低い合
成樹脂フィルムの融点での積層が可能であり、印刷層或
いは上記着色剤層に変色を与え難い。従って、合成樹脂
フィルム4がフッ素系樹脂であれば、150℃〜320
℃の範囲で融着することができる。
【0028】本発明の樹脂積層金属板は、その裏面に、
接着剤層及び剥離性基材層を設けて実用性を高めること
ができる。接着剤層は、特に制限されるものではない
が、使用形態からいって有機高分子系感圧接着剤及び有
機高分子系感熱接着剤が好適に使用され、例えば、アク
リル系樹脂、フッ素系樹脂、天然もしくは合成ゴム系樹
脂、ウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリオレフィ
ン系樹脂、ポリウレタン系樹脂等があり、中でもアクリ
ル系樹脂、シリコーン系樹脂が好ましい。剥離性基材層
は、本発明品を被着体に貼付し使用する際、上記接着層
より剥離し捨てるものである。従って、本発明品の使用
前には接着層に安定して密着しており、使用時には手な
どで容易に剥離できるものであれば何でも使用できる
が、特に表面が平滑なものが本発明品の鮮映性を向上さ
せる上で好ましい。
【0029】接着剤層のアクリル系樹脂としては、例え
ば、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、
n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、n
−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレ
ート、n−オクチルアクリレート、2−メチルブチルア
クリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、シアノアクリレート等
のアクリル酸エステル系樹脂及びエチルメタアクリレー
ト、メチルメタアクリレート、n−プロピルメタアクリ
レート、n−ブチルメタアクリレート、イソブチルメタ
アクリレート、n−ヘキシルメタアクリレート、2−エ
チルヘキシルメタアクリレート、n−オクチルメタアク
リレート、n−オクチルメタアクリレート、2−メチル
ブチルメタアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタア
クリレート、ヒドロキシプロピルメタアクリレート等の
メタアクリル酸エステル系樹脂である。また、上記アク
リル酸系化合物からなる共重合体及び上記アクリル系化
合物と酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエス
テル及びスチレン等からなる共重合体等がある。これら
共重合体を形成するアクリル系化合物としては、エチル
アクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート及
びアクリル酸が好ましく、特にエチルアクリレート及び
ブチルアクリレートが好ましい。
【0030】天然もしくは合成ゴム系樹脂としては、例
えば、クロロプレンゴム系、ウレタンゴム系、ニトリル
ゴム系、シリコーンゴム系、ブチルゴム系及び各種の天
然ゴム系樹脂を用いることができる。上記接着剤層の厚
みは、特に制限されるものではないが、一般的には5〜
500μm、好ましくは10〜300μm、更に好まし
くは20〜100μmである。また、接着剤層には耐候
性、耐熱性、接着力、隠蔽力を改善するための種々の添
加剤や着色剤を添加することができる。具体的には、上
述した着色剤や紫外線吸収剤等である。
【0031】剥離性基材層は、シリコーン系樹脂コート
又は/且つフッ素系樹脂コート等による易剥離処理をし
た紙、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリイミド、ポ
リエチレン等の基材層であることが好ましく、更にシリ
コーン系樹脂コート又は/かつフッ素樹脂コートをした
紙またはポリエステル、またはポリプロピレン系基材で
あることが好ましい。また特に紙の場合は両面又は片面
にポリエチレンコート又はクレイコートされているもの
がよく、スーパーカレンダー処理がされているものが平
滑性向上の点で特に好ましい。上記剥離性基材層の接着
層からの剥離力は特に制限をうけないが、一般には室温
において毎分300mmの速さで180度剥離を行なった
場合、0.5〜100g/cm2 、好ましくは1〜50g
/cm2 である。弱過ぎると使用前に剥がれ易く、強過ぎ
ると使用時作業性が悪くなる傾向にある。
【0032】上記剥離性基材層の厚みは特に制限を受け
ないが、一般的には、10〜1000μm、好ましくは
20〜500μm、更に好ましくは30〜300μmで
あり、薄すぎても、厚すぎても作業性が低下する傾向が
ある。本発明の接着剤層及び剥離性基材層の特に好まし
い製造方法としては、接着剤層は、金属層の上に直接形
成してもよいが、一般的には予め剥離性基材層に塗工、
乾燥しておいてから金属層と貼り合わせることによって
得られる。又、予め剥離基材層上に形成しておいた接着
剤層を使用するときまで保護する目的で、より軽剥離形
の剥離性基材層を接着剤層の上に貼り合わせておくこと
ができる。
【0033】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例を以下に説明
する。但し、本発明は下記の各実施例に制限されるもの
はない。 (実施例1) 〔金属板〕金属基材として、図1に示すように厚さを
2.0mmのA5052P系のアルミニウム圧延板2を
2000mm×1000mmの大きさに裁断したものを用意
した。そして、このアルミニウム圧延板2の片面をサン
ドブラスト処理して平均凹凸度10〜20μmの粗面を
形成した後、このアルミニウム圧延板2を50℃の10
%苛性ソーダ水溶液に2分間浸漬し、更に、20℃の8
%硝酸水溶液に2分間浸漬した後、アルミニウム圧延板
2を水洗した。更に、このアルミニウム圧延板2を、ク
ロメート処理(アルクロム7/3、日本パーカライジン
グ製)2Aを施した後、イオン交換水で水洗した。 〔合成樹脂フィルム〕下記特性を有するテトラフルオロ
エチレン−エチレン共重合体(ETFE)及び酸化チタ
ンを二軸混練押出機により溶融混練した後、一軸押出機
を用いて加熱溶融押出法で成形して、酸化チタン含有量
8重量%、厚さ50μmの無孔質の白色フィルムを用意
し、このフィルムにコロナ放電処理を行い、ぬれ指数3
8ダイン/cmの表面処理を行なった。 (合成樹脂の特性) ・テトラフルオロエチレン/エチレンのモル比;53/
47 ・流動開始温度;280℃(融点270℃) ・熱分解開始温度;350℃ ・297℃におけるメルトフローインデックス;4.0
【0034】〔プライマー組成物〕下記特性を有するル
ミフロンLF−650(旭硝子(株)製、固形分50重
量%)100重量部とエポキシ樹脂として下記特性を有
するエピコート828(油化シェルエポキシ社製)10
重量部及びトリフェニルフォスフィン0.18重量部を
120℃、60分間反応させてエポキシ変性フッ素樹脂
を得た。この時の酸価は、反応開始時が2.7、反応終
了時が0.2であった(ヨード滴定法による)。この反
応生成物100重量部に対して、ジアミノジフェニルス
ルフォン3.5重量部及び3フッ化ホウ素−ノルマルブ
チルエーテル錯体0.0016重量部を加えてプライマ
ー組成物を調整した。 (フルオロオレフィン系樹脂の特性) ・クロロトリフルオロエチレン:エチルビニルエーテ
ル:ヒドロキシブチル=42:42:16(核磁気共鳴
スペクトルによる組成比) ・酸化:2.7 ・水酸基価:28 (エポキシ樹脂の特性) ・エポキシ当量:190 ・核体数:1.14 ・粘度(25℃):16ポイズ 〔樹脂積層金属板の製造〕ワイヤーバーを用いて、上記
プライマー組成物を上記アルミニウム圧延板2のクロメ
ート処理面2Aに塗布して100℃で10分間乾燥し、
厚さ10μmのプライマー層3(図1(a) 参照)を得
た。然る後、このアルミニウム圧延板2を180℃で1
0分間加熱処理(予熱処理)した後、上記合成樹脂フィ
ルムをコロナ放電処理面を内側にして一対のシリコンロ
ールを用いて上記プライマー層3に圧着してフッ素系樹
脂フィルム層4(図1(a) 参照)を形成した。次いで、
このフッ素樹脂フィルム積層アルミニウム圧延板1を2
60℃で10分間加熱処理(なまし処理)して本発明品
1を得た。
【0035】(実施例2) 〔金属板〕実施例1と同様である。 〔合成樹脂フィルム〕実施例1と同様である。 〔プライマー組成物〕実施例1と同様のルミフロンLF
−650(旭硝子(株)製)100重量部に対して、下
記特性を有するエピコート152(油化シェルエポキシ
社製)5重量部、ジアミノジフェニルスルフォン(チバ
ガイギー社製)1.75重量部及び3フッ化ホウ素−ノ
ルマルブチルエーテル錯体0.075重量部を加えてプ
ライマー組成物とした。 (エポキシ樹脂の特性) ・エポキシ当量:175 ・粘度(25℃):16ポイズ 〔樹脂積層金属板の製造〕上記金属板、樹脂フィルム及
びプライマー組成物を用いて実施例1と同じ方法で本発
明品2を得た。
【0036】(実施例3) 〔金属板〕金属板としてJIS G4305に規定され
る厚さ0.5mmのステンレス鋼板SUS430を100
0mm×500mmの大きさに裁断したものを用意した。そ
して、このステンレス鋼板の片面にサンドブラスト処理
を行なって平均凹凸度10〜20μmの粗面を形成した
後、脱脂剤(グランダクリーナー26M:ミリオン化学
(株)社製)を用いて表面を脱脂処理し、さらに、スケ
ール除去剤(トリオーナー900A:ミリオン化学
(株)社製)を用いて表面に形成した酸化物層を除去し
た。しかる後、化成皮膜剤(グランダー4701:ミリ
オン化学(株)社製)を用いて上記粗面に化成皮膜層を
形成させた。 〔合成樹脂フィルム〕テトラフルオロエチレン−ヘキサ
フルオロオレフィン共重合体(FEP:比率エチレン/
プロピレンモル比1/1、融点270℃)及び5重量%
の二酸化チタンを二軸混練押出機により溶融混練した
後、一軸押出機を用いて加熱溶融押出法で厚さ50μm
の無孔質の白色フィルムを作成した。更に、この白色フ
ィルムの表面をナトリウム−ナフタレン錯体(テトラエ
ッチA、潤工社製)を用いて表面処理を行なった。 〔プライマー組成物〕下記特性を有するルミフロンLF
−554(旭硝子(株)製)100重量部に対して、実
施例2と同様のエピコート152(油化シェルエポキシ
社製)4重量部、ジアミノジフェニルスルフォン(チバ
ガイギー社製)1.4重量部、及び3フッ化ホウ素−ノ
ルマルブチルエーテル錯体0.06重量部を加えてプラ
イマー組成物とした。 (フルオロオレフィン系樹脂の特性) ・クロロトリフルオロエチレン:エチルビニルエーテ
ル:ヒドロキシブチル=50:20:30(核磁気共鳴
スペクトルによる組成比) ・酸化:2.0 ・水酸基価:21 〔樹脂積層金属板の製造〕上記金属板、樹脂フィルム及
びプライマー組成物を用いて実施例1と同じ方法で本発
明品3を得た。
【0037】(実施例4) 〔金属板〕実施例2と同様である。 〔合成樹脂フィルム〕実施例2と同様である。 〔プライマー組成物〕攪拌装置、滴下ロート、還流冷却
器付きの反応器中にフッ素化ビスフェノールA340g
(旭硝子(株)製、ビスフェノールAF)とエピクロル
ヒドリン840gとを120℃で加熱還流させながら4
0重量%の苛性ソーダ水溶液200gを3時間かけて滴
下させながら反応を行なった。この際、エピクロルヒド
リンと水との共沸混合物を凝縮分離させながらエピクロ
ルヒドリン層のみを反応器に戻しながら反応を行なっ
た。反応終了後、トルエン及び水で食塩及びアルカリを
除去し、その後、トルエンを減圧で除去してフッ素化エ
ポキシ樹脂を作成した。上記方法で作成したエポキシ樹
脂6重量部をルミフロンLF650(旭硝子(株)製)
100重量部に加え、さらに、架橋剤としてジアミノジ
フェニルスルフォン2重量部及び3フッ化ホウ素−ノル
マルブチルエーテル錯体0.08重量部を加えてプライ
マー組成物とした。 〔樹脂積層金属板の製造〕上記金属板、樹脂フィルム及
びプライマー組成物を用いて実施例1と同じ方法で本発
明品4を得た。
【0038】(実施例5) 〔金属板〕実施例2と同様である。 〔合成樹脂フィルム〕実施例2と同様である。 〔プライマー組成物〕フルオロオレフィン共重合体(L
F650)100重量部に対して、エピクロルヒドリン
0.5重量部を加えて温度条件120℃で30分間反応
させた後、過剰のエピクロルヒドリン及び反応副生物を
除去してグリシジルエーテル化フルオロオレフィン共重
合体を得た。このグリシジルエーテル化フルオロオレフ
ィン共重合体100重量部に対して、エピコート152
を3.2重量部、ジアミノジフェニルスルフォン1.7
5重量部及び3フッ化ホウ素−ノルマルブチルエーテル
錯体0.075重量部を加えてプライマー組成物とし
た。 〔樹脂積層金属板の製造〕上記金属板、樹脂フィルム及
びプライマー組成物を用いて実施例1と同じ方法で本発
明品5を得た。
【0039】(実施例6) 〔金属板〕実施例1と同様である。 〔合成樹脂フィルム〕実施例1と同様である。 〔プライマー組成物〕実施例1と同様である。 〔樹脂積層金属板の製造〕実施例1においてなまし処理
温度を300℃で3分間加熱処理した以外は、上記金属
板、樹脂フィルム及びプライマー組成物を実施例1と同
様に用いて本発明品6を得た。
【0040】(実施例7) 〔金属板〕実施例3と同様である。 〔合成樹脂フィルム〕実施例3と同様である。 〔プライマー組成物〕実施例3と同様である。 〔樹脂積層金属板の製造〕実施例3においてなまし処理
温度を300℃で3分間加熱処理した以外は、上記金属
板、樹脂フィルム及びプライマー組成物を実施例3と同
様に用いて本発明品7を得た。
【0041】(実施例8) 〔金属板〕実施例3と同様である。 〔合成樹脂フィルム〕実施例1と同様である。 〔プライマー組成物〕実施例3と同様である。 〔樹脂積層金属板の製造〕実施例3においてなまし処理
温度を300℃で3分間加熱処理した以外は、上記金属
板、樹脂フィルム及びプライマー組成物を実施例と同様
に用いて本発明品8を得た。
【0042】(比較例1)本比較例では、接着剤として
市販のウレタン系接着剤(品名タケネートA310:武
田薬品社製)100重量部にウレタン系架橋剤(品名タ
ケネートA10:武田薬品社製)を10重量部添加し、
また、なまし温度と予熱温度をそれぞれ120℃の条件
にした以外は実施例1と同一の条件で本比較品1を作製
した。 (比較例2)本比較例では、下記表1に示すように比較
例1におけるウレタン系接着剤に代えて市販のアクリル
系接着剤(品名ポリメントNK350:(株)日本触媒
製)を用いた以外は比較例1と同一の条件で本比較品2
を作製した。
【0043】(実施例9)本実施例では、実施例3で作
製した白色樹脂フィルム積層ステンレス板と粘着ライナ
ーとを一対のゴムロールを用い、軽剥離タイプ剥離基材
をはぎ取りながら貼り合わせて、アクリル系粘着剤積層
構造物(発明品9)を得た。 <粘着ライナーの調製>溶剤型アクリル系粘着剤(ニッ
セツPE.121、日本カーバイド工業(株)製)10
0重量部に紫外線吸収剤(シーソープ704、白石カル
シウム(株)製)1.4重量部、光安定剤(チヌピン6
22LD、チバガイギー製)0.7重量部、溶剤ターシ
ャリーブタノール10重量部及びトルエン20重量部、
架橋剤(コロネートEH、日本ポリウレタン(株)製)
0.1 重量部を十分混合攪拌し、厚さ75μの重剥離タイ
プのPET系剥離性基材(セラピールBM−2、東洋メ
タライジング(株)製)の上にドライ厚が40μになる
よう塗工し100℃10分の乾燥後、軽剥離タイプの厚
さ25μのPETフィルム(セラピールBK、東洋メタ
ライジング(株)製)を張り合わせ粘着ライナーを得
た。 (実施例10)本実施例では実施例3で作成した白色樹
脂フィルム積層ステンレス板上にホットメルトコーター
(サンセイ理工(株)製)を用いてホットメルト接着剤
(東洋紡(株)製、バイロンGM400)を厚さ100
μmの条件で塗布して本発明品10を作成した。
【0044】(実施例11) 〔金属板〕金属板として幅270mmのコイル状ステン
レス箔(日本ステンレス社製SUS304、厚さ50μ
m)を用意した。そして、50℃5分間の条件で脱脂処
理を行った後、スケール除去剤(トリオーナー900
A:ミリオン化学(株)社製)を用いて室温10分間の
条件で表面に形成した酸化物層を除去した。しかる後、
化成皮膜剤(グランダー4701:ミリオン化学(株)
社製)を用いて上記ステンレス箔表面に化成皮膜層を連
続的に形成させた。 〔合成樹脂フィルム〕厚さ40μmの透明エチレン−テ
トラフルオロエチレン共重合樹脂フィルム(旭硝子株式
会社製 COP−55AX)をぬれ指数を38ダイン/
cmにコロナ放電処理したものを作製した。 〔プライマー組成物〕実施例3で作製したプライマー組
成物の固形分100重量部に対し50重量部の鉄黒(バ
イエル社製 バイフェロックス303T)を加えた黒色
プライマーとした。 〔着色剤層〕ルミフロンF650の固形分100重量部
に対して10重量部のアルミニウムフレーク(東洋アル
ミニウム工業製、MG1000)を加えた調整したメタ
リック調着色剤とした。 〔樹脂積層金属板の製造〕上記金属板、樹脂フィルム、
プライマー組成物、着色剤を用い、該金属板面にプライ
マー組成物を乾燥後の厚さ5μmで塗工した後、着色剤
を乾燥後の厚さ15μmで塗布し、次に、処理金属板と
上記樹脂フィルムを圧着した後、300℃2分間の条件
で熱融着処理を行い本発明品11を得た。本発明品11
は、容易に塑性変形可能であり、エンボス加工による細
かい模様が容易にできた。
【0045】次いで、上記各本発明品及び各比較品につ
いて下記の性能試験A〜Eを行なってフッ素系樹脂フィ
ルムの金属表面に対する密着性能を検討し、それぞれの
試験結果及び評価を示した。その結果を表2に示した。 〔試験A〕本試験は接着強度を観る試験で、フィルム幅
25mmで180度方向に300mm/分の速度で金属表面
からフィルムを剥離した時の接着強度を観察してその強
度を判定した。 〔試験B〕本試験は試験片の曲げ試験で、幅50mmの試
験片を図3に示すように180度IT曲げした後のフィ
ルムの剥離状態及びフィルムのクラック状態を観て、そ
の状態を以下の判定基準で判定し、その結果を下記表1
に示した。 ◎;フィルム被膜にクラックがなく、10%塩酸中に浸
漬して耐酸性テストを行なっても、ガスの発生がなく、
また、基材金属にもクラックが発生していない。 ○;基材金属のクラックによる皺がフィルムに発生する
が、耐酸性テストではガスが発生せず、フィルム被膜に
もクラックがない。 △:目視判定ではフィルム被膜にクラックはないが、耐
酸性テストではガスの発生がある。 ×;目視判定でフィルム被膜に明確なクラックが認めら
れる。
【0046】〔試験C〕本試験は、陽極酸化皮膜適性を
観る試験で、65mm×50mmの試験片について3%の苛
性ソーダ水溶液を用いて脱脂処理を行なった後、1%硝
酸水溶液で中和処理し、然る後、15%硫酸水溶液中で
この試験片を電流密度1A/dm2 、直流電圧12Vの
条件下で20分間陽極酸化処理を行なった後、更にこの
試験片を沸騰水中で30分間煮沸し、処理後の試験片に
おけるフィルムの剥離状態、膨れ状態を観察してその状
態を判定した。 〔試験D〕本試験はキャス耐食性試験で、JIS H8
681に従って、塩化ナトリウム5%、塩化第二銅0.
26%、氷酢酸0.1%でpH3.0のキャス試験液を
1SO型試験器(スガ試験機(株)製)を用いて浸食試
験を行なった。これには、70mm×200mmの試験片の
下部に図4に示すように長さ70mmのクロスカットをナ
イフで入れた後、キャス試験を250時間行い、(a)
非クロスカット部分の膨れや腐食状態をJIS H86
81に示されたレイティング番号で示し、(b)アクロ
スカット部分の片側浸食幅を記録して浸食程度によって
判定した。
【0047】〔試験E〕本試験は、耐候性を観るW.
O.M試験で、JIS A1415に従ってサンシャイ
ンウェザオメーターを用いてブラックパネル温度63±
3℃の条件で5000時間、試験後の光沢、色調、剥離
状態を観察してその状態を判定した。 ◎;保存試験片に比べ、表面劣化や光沢の低下がなく、
色調の変化も僅かである。 ○;色差ΔEが5未満であるが、光沢低下が少ない。 △;色差ΔEが5以上、10未満であり、光沢低下が認
められる。 ×;色差ΔEが10以上であり、試験片表面の白色化や
劣化が明瞭である。 〔試験F〕本試験は、加工部の密着性を観る試験で、幅
50mm、ながさ65mmの試験片を図5(a) 、(b) に示す
ように長さ40mmのクロスカットをナイフで入れた後、
エリクセン試験機(東京試験機製作所製)を用いて、直
径20mmの鋼球を押し込んで深さ9mmの絞り加工を行な
う。この試験片を24時間煮沸した後に、絞り加工後の
クロスカット部分のフィルムの剥離や膨れの状態を観察
して判定を行なう。 ◎;フィルムの剥離や膨れがなく、変化がない。 ○;クロスカット部のフィルムの剥離はないが、カット
部の切口が広がっている。 △;クロスカット部に0.5mm以内の剥離を生じる。 ×;クロスカット部に0.5mmをこえる剥離を生じる。 XX;煮沸以前にフィルムの剥離を生じる。
【0048】〔試験G〕本試験は同じく加工部に密着性
を観る試験で、幅50mm、長さ65mmの試験片を図6
(a) 、(b) に示すように、幅5mmの平行な切り込みをナ
イフで入れた後、エリクセン試験機を用いて、直径20
mmの鋼球を押し込んで深さ9mmの絞り加工を行なう。こ
の試験片を24時間煮沸した後に、切り込み部分のフィ
ルムをピールして剥離の有無や、剥離の程度を観察して
判定を行なう。 ◎;フィルムが起き上がらず、ピール不能である。 ○;ピールの長さが3mm以内である。 △;ピールが絞り部分にとどまり、平面部はピール不能
である。 ×;平面部までピールできる。 XX;煮沸以前にフィルムの剥離を生じる。 〔試験H〕本試験は、機械加工部の陽極酸化皮膜適性を
観る試験で、図4に示される試験片を作成した後、試験
Cと同じ方法で、陽極酸化皮膜処理を行い、試験Fと同
じ判定基準で判定を行なう。下記表2に示す結果によれ
ば、本発明品1〜8はいずれも接着強度が強く、耐熱
性、耐候性、耐酸性、耐アルカリ性に優れ、アルマイト
などの表面処理が可能になるのに対し、比較品1、2は
曲げ特性では合格しているものの、他の耐熱性、耐候
性、耐酸性、耐アルカリ性では劣っていることが判る。
【0049】
【表2】
【0050】
【発明の効果】本発明のプライマー組成物は、合成樹脂
フィルムを金属板に熱融着により積層する上での両者の
密着性に優れ、また耐熱性、耐酸性及び耐アルカリ性に
優れている。また、本発明の樹脂積層金属板は、加工、
施工上の制約がなく、樹脂フィルムと金属表面に十分な
接着強度を有し、耐熱性、耐候性、耐酸性、耐アルカリ
性、加工適性、後皮膜処理適性等の特性に優れている。
また、耐電磁波性、耐紫外線を有し、しかも化粧板とし
ての加工性に優れた壁材等となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 及び(b) は本発明の樹脂積層金属板の断面
構造を拡大して示す断面図である。
【図2】本発明の樹脂積層金属板にエンボス加工を施し
た平面図である。
【図3】本発明の樹脂積層金属の曲げ試験の試験片を示
す側面図である。
【図4】本発明の樹脂積層金属のキャス耐久性試験の試
験片を示す平面図である。
【図5】(a) 及び(b) は本発明の樹脂積層金属の加工部
に密着性を観る試験の試験片を示す平面図及び側面図で
ある。
【図6】(a) 及び(b) は本発明の樹脂積層金属の加工部
に密着性を観る別の試験の試験片を示す平面図及び側面
図である。
【符号の説明】
1 樹脂積層金板 2 金属板 2A 金属板処理層 3 プライマー組成物層 4 合成樹脂フィルム層 5 着色剤層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルオロオレフィン系樹脂に5〜50重
    量%のエポキシ樹脂を変性してなる含フッ素プライマー
    組成物。
  2. 【請求項2】 金属板の表面に上記請求項1記載の含フ
    ッ素プライマー組成物を介して合成樹脂フィルムを融着
    させて該金属板に積層させたものであること特徴とする
    樹脂積層金属板。
  3. 【請求項3】 上記合成樹脂フィルムが融点160℃以
    上の高融点フッ素系樹脂フィルムであることを特徴とす
    る請求項2記載の樹脂積層金属板。
  4. 【請求項4】 上記金属板の厚みが30乃至4000μ
    mで、上記合成樹脂フィルムが融点160℃以上の高融
    点フッ素系樹脂フィルムである上記請求項2記載の樹脂
    積層金属板であって、該積層物が可撓性のシート状物で
    塑性変形による印刻可能であることを特徴する樹脂積層
    金属板。
  5. 【請求項5】 上記請求項2又は3記載の樹脂積層金属
    板の製造法において、上記金属板の表面に上記含フッ素
    プライマー組成物を介して合成樹脂フィルムを貼付した
    後、合成樹脂フィルムの融点温度−10℃から熱分解温
    度−10℃の加熱温度条件で融着してなることを特徴と
    する樹脂積層金属板の製造法。
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