JP2000117889A - フッ素樹脂被覆金属板 - Google Patents

フッ素樹脂被覆金属板

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JP2000117889A
JP2000117889A JP29069998A JP29069998A JP2000117889A JP 2000117889 A JP2000117889 A JP 2000117889A JP 29069998 A JP29069998 A JP 29069998A JP 29069998 A JP29069998 A JP 29069998A JP 2000117889 A JP2000117889 A JP 2000117889A
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fluororesin
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colored resin
resin layer
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Application number
JP29069998A
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English (en)
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Kunihiko Eguchi
邦彦 江口
Hidetsugu Fujisawa
英嗣 藤沢
Yasuhei Sakamoto
安平 坂本
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JFE Steel Corp
Kawatetsu Galvanizing Co Ltd
Original Assignee
Kawatetsu Galvanizing Co Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属板と被覆層特に着色樹脂層との密着性に優
れ、過酷な条件下で長期間使用したり成形加工を加えて
も金属と被覆層との剥離、着色樹脂層の亀裂などによる
外観低下および錆の発生などの問題を生じにくいフッ素
樹脂被覆金属板の提供。 【解決手段】金属板1の少なくとも一方の面1a上に、
着色樹脂層2と、該着色樹脂層2の表面に透明な接着剤
層3を介して設けられたフッ素樹脂層4とを有し、前記
着色樹脂層2の厚みが10μm未満であるとともに前記
フッ素樹脂層4がパーフルオロ型フッ素樹脂からなるフ
ッ素樹脂被覆金属板。金属板1と着色樹脂層2との間
に、プライマー層5を有していてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、意匠面を有するフ
ッ素樹脂被覆金属板に関し、さらに詳しくは加工を施し
ても、また過酷な環境下で使用しても被覆層の密着性に
優れ、長期間に亘り優れた耐食性および意匠性を保持す
ることができ、内外装の各種建材用途、厨房関連用途、
電気電子関連用途に好適に利用できるフッ素樹脂被覆金
属板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より化粧板、外装板などに用いられ
る金属板の表面、特に着色、印刷などの意匠が施された
金属板表面には、意匠面を保護し、かつ耐食性を付与す
るための樹脂層が設けられている。この樹脂層は、意匠
性を損なわない程度の透明性に加え、用途に応じて種々
の特性が要求されるが、たとえば金属板が厨房等で利用
される場合には、耐熱性、不燃性、耐疵付性、耐汚染性
などが要求され、屋根材あるいは壁材などの建築外装材
として利用される場合には、さらに耐候性なども要求さ
れる。ところでもし上記樹脂層を、耐食性、耐汚染性、
耐熱性、非粘着性、不燃性、耐薬品性、耐候性などの諸
特性に優れたフッ素樹脂で形成すれば、上記の諸要求を
一挙に満たすことができる。
【0003】ところがフッ素樹脂は接着性に劣るという
問題点がある。このため金属板の意匠面をフッ素樹脂で
被覆する際には、通常、フッ素樹脂層フィルムを接着剤
で金属板意匠面に貼付けており、すなわち被覆層は一般
的に、金属板表面の着色樹脂層(意匠層)/接着剤層/
フッ素樹脂層の構成を有している。たとえば特開平7−
60899号公報、特開平7−299884号公報、特
開平7−304131号公報、特開平9−123349
号公報、特開平10−123349号公報、特開平8−
174757号公報などには、このような層構成を有す
るフッ素樹脂被覆金属板が開示されている。
【0004】上記のようなフッ素樹脂被覆金属板では、
金属面に化成処理を施したり、金属板と着色樹脂層との
間にプライマー層を設けたり、フッ素樹脂層の接着面を
表面処理することにより層間の接着性(密着性)が高め
られることも知られている。また、たとえば上記特開平
7−60899号公報などには、密着性、耐変色性に優
れたフッ素樹脂被覆ラミネート鋼板を得るために、特定
の接着剤を用いるとともに、フッ素樹脂としてエチレン
−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)を用い
ることも提案されている。
【0005】しかしながら従来のフッ素樹脂被覆金属板
は、上記した種々の方法により密着性が向上されている
とはいえ充分とはいえず、たとえば厨房のレンジ回り化
粧板あるいは直射日光に晒される外壁、屋根材などとし
て過酷な環境下で使用されたり、また曲げ加工などの成
形加工が加えられた場合には、着色樹脂層と金属面での
界面剥離あるいは着色樹脂層の亀裂を生じることがあ
り、さらにはフッ素樹脂層が剥離し、錆を発生すること
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術に鑑みてなされたものであり、金属板と被覆
層、特に着色樹脂層との密着性に優れ、過酷な条件下で
長期間使用したり成形加工を加えても金属と被覆層との
剥離、着色樹脂層の亀裂などによる外観低下および錆の
発生などの問題を生じにくいフッ素樹脂被覆金属板を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、着色樹脂層
およびフッ素樹脂層を有するフッ素樹脂被覆金属板につ
いて鋭意検討したところ、着色樹脂層の剥離、亀裂は、
フッ素樹脂層の被覆により着色樹脂層に残留応力および
収縮力が作用するためであると推察し、フッ素樹脂を被
覆する際には、従来技術においては何ら考慮されていな
かった着色樹脂層の厚みを限定する必要があるという知
見を得た。そして着色樹脂層の厚みを10μm未満とす
ると同時に、フッ素樹脂層をパーフルオロ型のフッ素樹
脂で形成することによって、前記した剥離、亀裂などの
問題点も解決することができることを見出して本発明を
完成するに至った。
【0008】すなわち本発明に係るフッ素樹脂被覆金属
板は、金属板1の少なくとも一方の面1a上に、着色樹
脂層2と、該着色樹脂層2の表面に透明な接着剤層3を
介して設けられたフッ素樹脂層4とを有し、前記着色樹
脂層2の厚みが10μm未満であるとともに前記フッ素
樹脂層4がパーフルオロ型フッ素樹脂からなることを特
徴としている。
【0009】上記フッ素樹脂被覆金属板は、金属板1と
着色樹脂層2との間に、プライマー層5を有していても
よい。また上記着色樹脂層2および/またはフッ素樹脂
層4は、接着剤層3に接する面に印刷層6を有していて
もよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフッ素樹脂被
覆金属板を具体的に説明する。図1に、本発明に係るフ
ッ素樹脂被覆金属板の一態様例を部分断面図で示す。図
1に示される態様のフッ素樹脂被覆金属板は、金属板1
の少なくとも一方の面1a上に、着色樹脂層2と、該着
色樹脂層2の表面に透明な接着剤層3を介して設けられ
たフッ素樹脂層4とを有している。
【0011】金属板 金属板1の材質は特に限定されない。たとえば冷延鋼
板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、銅板、チタン合
金板などの各種金属板が例示される。金属板の形状も、
切り板シート状、コイル状などいずれであってもよい。
金属板は公知の方法によりめっきされていてもよく、め
っき金属板としてたとえば亜鉛めっき鋼板、亜鉛−アル
ミニウム合金めっき鋼板、アルミニウムめっき鋼板など
が挙げられる。金属板は前処理が施されていてもよい。
前処理としては、たとえば酸洗、薬剤脱脂、アルカリ脱
脂などの清浄処理、サンドブラスト処理、バフ研磨処
理、ワイヤーブラシ処理、バレル処理、スチールウール
研磨処理などの機械的処理、電解エッチング処理などの
活性化処理、クロメート系処理、リン酸塩系処理、リン
酸亜鉛系処理などの化成処理が挙げられる。上記のよう
な金属板の厚みも特に限定されない。金属板の種類、そ
の形状、厚みなどはフッ素樹脂被覆金属板の用途に応じ
て選択すればよい。
【0012】着色樹脂層 金属板1の少なくとも一方の面1a上には、金属板に意
匠性を付与する着色樹脂層2が形成されている。着色樹
脂層2は、金属面1a上に直接積層されてもよくあるい
は後述するようにプライマー層5を介して積層されても
よい。着色樹脂層は、樹脂成分および着色剤を含む着色
樹脂で形成される。この着色樹脂としては、公知の塗料
を特に限定することなく使用することができ、たとえば
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、
フッ素樹脂などを主成分とする塗料を使用することがで
きる。これらのうちでもポリエステル樹脂を含む塗料が
好ましく用いられる。
【0013】また着色剤は、カーボンブラック、酸化
鉄、酸化チタンなどの公知の着色顔料、アルミフレーク
などの光輝性顔料、ストロンチウムクロメートなどの防
錆顔料、染料などのいずれでもよく、特に限定されな
い。また着色樹脂層2は、さらに塗膜の光沢や性能の調
整を目的として慣用されている塗料用添加剤、たとえば
シリカ、合成シリカ、マイカ、タルク、アルミナ、セラ
ミック、シリカバルーン、ガラスビーズなどのフィラ
ー、炭酸カルシウムなどの体質顔料を含んでいてもよ
い。着色樹脂層2中の着色剤量は、金属面を隠蔽し、意
匠性を付与しうる範囲であればよいが、着色剤、フィラ
ー、体質顔料などの添加成分の配合量は着色樹脂層2の
性質、ひいてはフッ素樹脂被覆金属板の性能に影響を与
える。着色樹脂層2中の添加成分量は、合計で最大でも
70重量%未満に抑えることが好ましい。添加成分量が
70重量%以上になると、着色樹脂層が脆性化しやすく
なり、最終的に得られるフッ素樹脂被覆金属板の密着
性、耐食性などの諸性能が低下することがある。着色樹
脂層2中の添加成分量は、より具体的には合計で5〜5
0重量%程度であることが望ましい。着色剤量は、色な
どによって異なるが、通常添加成分中で10〜100重
量%であり、着色樹脂層2中で0.5〜50重量%程度
である。着色樹脂層2は、金属面1a上あるいは必要に
応じて設けられるプライマー層5上に、塗料を塗装し、
乾燥、焼き付けることによって形成することができる。
【0014】加工後の着色樹脂層の残留応力を小さくし
て、加工後の密着性を向上させるため、着色樹脂層2の
引張破断伸び率EB は5%以上であることが好ましい。
さらに好ましくは10%以上である。引張破断伸び率を
高める方法としては、前述の如く着色樹脂層2の厚みを
規定することが最も効果が大きく重要であるが、これに
加えて、着色樹脂層2を構成する樹脂成分のガラス転移
点を低くする、架橋密度を低くする、着色剤を含む無機
質成分量を減らすことなどが挙げられる。
【0015】本発明では、着色樹脂層2の厚みは10μ
m未満である。本発明の被覆層構成において、着色樹脂
層2の厚みが10μm未満であることにより、フッ素樹
脂被覆金属板に加工を加えてもあるいは過酷な条件下で
の使用時にも、着色樹脂層2は亀裂あるいは金属面との
剥離を生じにくいという効果を発現する。このような効
果を発現する膜厚の最小値は金属面の隠蔽性および意匠
性の付与の面から選択されるが、特に好適な膜厚範囲は
2〜8μmであり、さらに好ましくは3〜7μmであ
る。なお膜厚が10μm以上になると、剥離、亀裂を生
じやすく、外観、耐食性などが低下する傾向がある。
【0016】接着剤層 接着剤層3は透明な接着剤で形成される。ここで透明と
は、可視光を透過することをいい、着色樹脂層2の色彩
が接着剤層3さらにはフッ素樹脂層4を通して目視で観
察できる状態をいう。上記接着剤は、透明で、着色樹脂
層2とフッ素樹脂層4とに接着性を有するものであれば
公知の接着剤を広く使用することができ、接着剤の形態
も特に規定されない。たとえば水あるいは有機溶剤を媒
体とした液状のもの、あるいはホットメルト型などが使
用できる。
【0017】具体的に、ゴム系、ウレタン系、ウレタン
−エポキシ系、ポリウレタンエラストマー系、エポキシ
系、ポリエステル系、アクリル系、シリコン系などの樹
脂成分を含む接着剤が使用可能である。これらのうちで
も前記着色樹脂層2と同種の樹脂成分を含むものが好適
であり、具体的にポリエステル系樹脂成分を含む接着剤
が最適である。また樹脂成分のガラス転移点Tgが0〜
30℃であるものが好ましい。Tgが0℃未満の場合に
は接着剤層の凝集力が不足することがあり、一方30℃
を超える場合には接着剤層が脆性化して割れやすくなる
傾向があるためである。
【0018】また接着剤は架橋性であることが好まし
い。具体的に接着剤は、メラミン系、イソシアネート
系、エポキシ系、アミン系、過酸化物系などの架橋剤を
含んでいてもよく、あるいは自己架橋性官能基を有する
樹脂成分を含んでいてもよい。また紫外線などの光ある
いは電子線などによる架橋形態を利用してもよい。
【0019】接着剤層3の厚みは特に規定されないが、
0.5〜15μmであることが好ましく、特に2〜10
μmであることが好ましい。このような厚みであると、
通常、透明で充分な接着力が得られる。なお接着剤層が
15μmを超える厚みになると、透明性が損なわれるこ
とがあり、また最終的に得られるフッ素樹脂被覆金属板
の加工性が低下することがある。
【0020】フッ素樹脂層 本発明では、上記接着剤層3を介して被覆層の最表層に
フッ素樹脂層4が設けられるが、このフッ素樹脂層4
は、パーフルオロ型フッ素樹脂で形成される。パーフル
オロ型フッ素樹脂は、エーテル結合などの酸素結合を有
していてもよいが、重合単位中の炭素に水素原子が結合
していないフッ素樹脂をいい、具体的には、ポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレ
ン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(P
FA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体(FEP)などである。
【0021】フッ素樹脂層を有さない一般的な着色樹脂
被覆金属板の場合は、着色樹脂層が製品の最表層となる
ため、着色樹脂層の硬度、光沢、色調、耐食性などの諸
性能を満足するために、樹脂のガラス転移点や架橋密度
を高めたり、着色剤以外の無機質成分を配合したり、着
色樹脂層および後述のプライマー層を厚くするなどの措
置を講ずる必要が多々有る。しかしながら、本発明のフ
ッ素樹脂被覆金属板においては、最表層がパーフルオロ
型フッ素樹脂であることに由来して、前述の措置が不要
となる。
【0022】フッ素樹脂は一般的に、耐食性、耐汚染
性、耐熱性、非粘着性、不燃性、耐薬品性、耐候性、加
工性などの諸特性に優れているが、本発明では、このよ
うなフッ素樹脂のうちでも特にパーフルオロフッ素樹脂
を用いることにより、特に加工時のすべり性を高め、加
工後にも密着性を低下させないという効果を得ている。
すなわち加工時のすべり性が優れるので着色樹脂層2に
与える残留応力、収縮力によるダメージを低減でき、加
工後にも優れた密着性を保持することができる。
【0023】フッ素樹脂層の厚みは、通常5〜100μ
mであることが好ましく、特に10〜30μmであるこ
とが好ましい。なお厚みが5μm未満の場合には、耐食
性や耐汚染性などの性能が不十分となることがあり、一
方、厚みが100μmを超える場合には、諸特性が飽和
し、経済的に不利となるほか、最終的に得られるフッ素
樹脂被覆金属板の加工性が低下したり、長期間の使用環
境下においてフッ素樹脂層の伸縮に由来して着色樹脂層
に大きな応力を与えてしまい、密着性や耐食性の低下を
招くことがあるためである。
【0024】フッ素樹脂層4の形成方法は、予めフィル
ム状に加工したフッ素樹脂を接着剤層3を介して着色樹
脂層2上に積層することが最も簡便で好適な方法である
が、これに限定されるものではなく、フッ素樹脂を媒体
に分散あるいは溶解して塗装する方法、フッ素樹脂をホ
ットメルト化して積層する方法、粉体状フッ素樹脂を塗
装し加熱する方法などいかなる手段を用いてもよい。
【0025】上記フッ素樹脂フィルムを用いる場合に
は、接着剤層との密着性を高めるために、該フィルムの
接着面を予め表面改質することが望ましい。表面改質方
法としては、コロナ放電処理、プラズマ放電処理、スパ
ッタエッチング処理、火災処理、オゾン処理、電離活性
線処理などの乾式処理、化学薬品処理などの湿式処理を
利用することができる。また本発明の効果を損なわない
範囲であれば、フッ素樹脂分子中に官能基を導入した
り、他の極性樹脂とポリマーブレンドすることも接着性
を向上させる面では有効である。
【0026】また上記フッ素樹脂フィルムは、単層体、
多層体のいずれであってもよい。多層体である場合に
は、最終的に得られるフッ素樹脂被覆金属板の最表層が
フッ素樹脂であればよく、接着剤層と接着する面が他の
樹脂によって構成されていてもよい。上記のようなフッ
素樹脂層4は、下地の着色樹脂層2の色彩が接着剤層3
を介して目視で観察できる程度に透明であればよく、意
匠性を損なわない範囲であれば若干着色されていてもよ
く、あるいは意匠性を付与する目的で着色されていても
よい。
【0027】本発明に係るフッ素樹脂被覆金属板は、上
記金属板1と着色樹脂層2との間に、プライマー層5を
有していてもよく、このような態様を図2に示す。図2
中、プライマー層5を除く構成は図1と同様であり、図
1と同一符号の構成部分の説明は略す。
【0028】プライマー層5は、金属板1と着色樹脂層
2との密着性、耐食性を向上させるために必要に応じて
設けられる。プライマーとしては、エボキシ樹脂あるい
はポリエステル樹脂を主成分とする公知のプライマーを
特に限定することなく使用することができる。またプラ
イマー層5には、必要に応じて、ストロンチウムクロメ
ートなどの防錆顔料、その他のクロム酸化合物を含ませ
てもよい。プライマー層の好適な膜厚は通常0.5〜5
μmであり、さらに好ましくは0.5〜3μmである。
【0029】プライマー層5を設ける場合には、着色樹
脂層2とプライマー層5とを合わせた膜厚が12μm未
満となるようにすることが望ましい。なお合計膜厚が1
2μm以上になると、剥離、亀裂を生じやすく、外観、
耐食性などが低下する傾向がある。さらに好ましい合計
膜厚は10μm未満である。
【0030】本発明に係るフッ素樹脂被覆金属板は、着
色樹脂層2表面および/またはフッ素樹脂層表面4に、
図柄模様および文字などの印刷層6を有していてもよ
い。図3は、着色樹脂層2表面に印刷層6を有する態様
例であり、図4は、フッ素樹脂層表面4に、印刷層6を
有する態様例であり、図5は、着色樹脂層2表面および
フッ素樹脂層表面4に、それぞれ印刷層6を有する態様
例である。これら各図中、図1および図2と同一符号の
構成部分は、図1および図2と同様の構成である。
【0031】なお上記には、図面を参照しながらフッ素
樹脂被覆金属板の態様例を説明したが、本発明に係るフ
ッ素樹脂被覆金属板は、これら態様例のみに限定される
ものではない。本発明に係るフッ素樹脂被覆金属板の意
匠性は、着色樹脂層2のみならず、着色樹脂層2、接着
剤層3およびフッ素樹脂層4さらには印刷層6のそれぞ
れの色彩、模様を重ねることによって発現することもで
きる。また金属板の被覆層は、少なくとも金属板1の一
方の面1aに設けられていればよく、他方の面(図示せ
ず)は金属面のままでもよく、また面1aと同様の被覆
層が設けられてもよく、また上記被覆層を構成する一部
の層が設けられてもよい。
【0032】上記のように本発明に係るフッ素樹脂被覆
金属板は、金属表面に密着性に優れた被覆層を有し、剥
離、亀裂などを生じにくく、過酷な環境下での使用ある
いは加工を加えてもこのような密着性、耐食性を発現す
る。これは、着色樹脂層の厚みを限定し、かつフッ素樹
脂層を特定のフッ素樹脂で形成することにより、着色樹
脂層の機械的性質が改善され、長期間の使用環境の変化
に伴う各樹脂層特にフッ素樹脂層の残留応力および収縮
力などの応力変化あるいは成形加工時の応力変化の着色
樹脂層への影響が緩和され、着色樹脂層が破壊あるいは
剥離することなく、高い密着性を維持するものと推察さ
れる。
【0033】製造方法 次に、本発明に係るフッ素樹脂被覆金属板の製造方法の
一例を図2を参照しながら具体的に示す。まず、金属板
1の表面の油脂,ほこりなどの汚れを除去し、必要に応
じて化成処理などの前処理を施す。金属板1の少なくと
も一方の表面1aに、必要に応じてプライマー塗料を塗
装し、乾燥し、焼付けを施すことにより、造膜させ、金
属板にプライマー層5を形成する。次いでプライマー層
5上に、着色塗料を塗布し、乾燥し、焼き付けを施すこ
とにより、造膜させて、着色樹脂層2を形成する。この
着色樹脂層2上に透明な接着剤を塗布し、乾燥させ、接
着剤層3を形成する。最後に、接着剤層3を加熱などに
より軟質な状態に調整し、この上にフッ素樹脂フィルム
を貼り合わせ、一対以上のロールで圧着し、接着剤層3
とフッ素樹脂フィルムとを接着せしめ、フッ素樹脂層4
を形成する。あるいは予めフッ素樹脂フィルムに接着剤
を塗布し、接着剤面側を着色樹脂層2に貼り合わせて積
層することもできる。
【0034】上記においては、プライマー層、着色樹脂
(塗料)層および接着剤層は、それぞれ浸漬、スプレ
ー、刷毛塗り、ロールコーター、エアーナイフ、静電塗
装などの従来既知の塗装方式を利用して形成することが
できる。またフッ素樹脂フィルムの貼りあわせは、ロー
ル以外にプレス方式によって行うこともできる。
【0035】この発明におけるプライマー層、着色樹脂
層、接着剤層、フッ素樹脂層などの各層は、本発明に係
る目的を損なわない範囲において、ワックス、樹脂など
の高分子量体、無機繊維、無機充填材、金属粉末、体質
顔料などのフィラー、着色顔料、染料、インキなどの着
色剤、擦り傷防止剤、光安定剤、防かび剤、抗菌剤、酸
化防止剤、帯電防止剤、シランカップリング剤、粘着性
付与剤、反応触媒などの添加剤を必要に応じて含んでい
てもよい。また各樹脂層を形成するための塗料には、レ
ベリング剤、分散剤、はじき防止剤、色分かれ防止剤、
沈降防止剤、界面活性剤、消泡剤などを必要に応じて添
加することもできる。
【0036】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。 (実施例1)図1に示す構成のフッ素樹脂被覆金属板を
作成した。厚さ0.5mmのコイル状の溶融亜鉛めっき
鋼板1(目付け量Ζ25)の片面に、塗布型クロメート
処理(クロム付着量換算50mg/m2 )を施した。こ
の化成処理面1aに、メラミン架橋型ポリエステル樹脂
を主成分とする着色樹脂塗料(クリーム色顔料を10重
量%含有)をロールコーターを用いて塗装した後、21
0℃で30秒間焼き付け、厚み8μmの着色樹脂層2
(層中の顔料含有量30重量%)が積層された鋼帯を得
た。
【0037】次いでこの着色樹脂層2の表面に、有機溶
剤に溶解された透明なポリエステル系接着剤(ガラス転
移点20℃のポリエステル樹脂およびイソシアネート架
橋剤を含有)を、乾燥後の膜厚が5μmになるようにロ
ールコーターを用いて塗装し、200℃で50秒間焼き
付けて接着剤層3を形成した。焼き付け直後引き続き、
接着剤層3が溶融状態を呈している温度降下中に、厚み
25μmの透明なテトラフルオロエチレン−ヘキサフル
オロプロピレン共重合体(FEP)フィルム4(接着面
を予め放電処理したもの)を1対の金属ロールを用いて
貼り合わせ接着した。得られたフッ素樹脂被覆金属板に
関して、下記に示す各種性能試験を行った。その結果を
表1に示す。以下に性能試験方法を示す。
【0038】(1)密着性 〔一次密着性〕試験片の被覆層側に、金属板に達する深
さで碁盤目(2mmピッチで5×5)をカットしたの
ち、エリクセン10mm張出しを行い、テープ剥離試験
により一次密着性を評価した。 〔二次密着性〕また別の試験片を、平板の状態で沸騰水
中に5時間浸漬し、その後、前記と同様にして碁盤目カ
ットおよびエリクセン張出しを行い、テープ剥離試験に
よる二次密着性を評価した。 〔密着性評価〕剥離数が0の場合を◎、1〜5の場合を
○、6〜10の場合を△、11超の場合を×とした。
【0039】(2)耐食性 試験片を、ロールを用いて加工速度30m/分で、試験
片のフッ素樹脂層側を外側にして直角に折り曲げ成形し
た。折り曲げた状態で、JISΖ2371に準拠して、
5%食塩水、温度35℃で1000時間の塩水噴霧試験
を行い、試験後の発錆の有無を評価した。全く異常のな
い場合を◎、折り曲げ部の一部に錆を生じた場合を○、
折り曲げ部の全域に錆を生じた場合を△、平板部にも錆
を生じた場合を×として判定した。
【0040】(3)加工性 常温において、試験片のフッ素樹脂層側を外側にして1
80°に折り曲げ、折り曲げられた部分の塗膜およびフ
ィルムの亀裂の有無を顕微鏡で観察した。全く異常のな
い場合を◎、亀裂がわずかに認められる場合を△、亀裂
が顕著に認められる場合を×として判定した。
【0041】(4)耐熱性 試験片を180℃空気中で15分間加熱後、室温まで冷
却した。これを20回繰り返した後に、フッ素樹脂フィ
ルムの剥離、縮み、変色等の有無を確認した。全く異常
のない場合を◎、いずれかの異常が認められた場合を×
として判定した。
【0042】(5)耐汚染性 試験片のフッ素樹脂フィルム面側に、ヘアトニック、ヘ
アリキッド、黒色マジックインキ、コーヒー、紅茶、マ
ヨネーズ、ケチャップ、醤油、ソース、わさび、からし
のそれぞれを、常温で1週間接触させたのちにエタノー
ルを湿らせたコットンで拭き取り、付着状態を調査し
た。一度の拭き取りで完全に除去でき、試験片が全く汚
染されていない場合を◎、汚染はされないが二度以上の
拭き取り回数を要する場合を○、汚染される場合を×と
判定した。
【0043】(実施例2〜6)実施例1において、着色
樹脂層の厚みおよびフッ素樹脂層樹脂種(フッ素樹脂フ
ィルムの種類)を表1に示すように変えた以外は実施例
1と同様にしてフッ素樹脂被覆金属板を作製し、各種性
能試験を行った。結果を表1に示す。
【0044】(比較例1〜2)実施例1において、着色
樹脂層の厚みを表1に示すように変えた以外は実施例1
と同様にしてフッ素樹脂被覆金属板を作製し、各種性能
試験を行った。結果を表1に示す。
【0045】(比較例3)フッ素樹脂層樹脂をテトラフ
ルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)にした
以外は実施例2と同様にしてフッ素樹脂被覆金属板を作
製し、各種性能試験を行った。結果を表1に示す。
【0046】(実施例7)図2に示す構成のフッ素樹脂
被覆金属板を作成した。実施例1において、着色樹脂塗
料を塗布する前に、化成処理面に、エボキシ樹脂を主成
分とするプライマー塗料(ストロンチウムクロメートを
含有)をロールコーターを用いて塗装し、210℃で3
0秒焼き付け、厚み3μmのプライマー層5を被覆形成
した以外は実施例1と同様にしてフッ素樹脂被覆金属板
を作製し、各種性能試験を行った。結果を表1に示す。
【0047】(実施例8〜9)実施例7において、プラ
イマー層および着色樹脂層の厚み、フッ素樹脂層樹脂種
(フッ素樹脂フィルムの種類)を表1に示すように変え
た以外は実施例7と同様にしてフッ素樹脂被覆金属板を
作製し、各種性能試験を行った。結果を表1に示す。
【0048】(実施例10)図4に示す構成のフッ素樹
脂被覆金属板を作成した。PFAフィルム接着面側に予
め白色インキによる点状印刷を施した以外は、実施例9
と同様にしてフッ素樹脂被覆金属板を作製し、各種性能
試験を行った。結果を表1に示す。
【0049】(比較例4〜6)実施例7において、プラ
イマー層および着色樹脂層の厚み、フッ素樹脂層樹脂種
(フッ素樹脂フィルムの種類)を表1に示すように変え
た以外は実施例7と同様にしてフッ素樹脂被覆金属板を
作製し、各種性能試験を行った。結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】本発明に係るフッ素樹脂被覆金属板が高い
密着性を有し、耐食性、耐汚染性、耐熱性、非粘膜性、
加工性などの諸特性に優れたものであることが上記実施
例からもわかる。さらにいずれの実施例も着色樹脂層の
色彩をフッ素樹脂層の上から透かして目視することがで
き、意匠性にも優れたものであった。これに対して、比
較例に示した従来技術によるフッ素樹脂被覆金属板は、
耐食性などの諸性能に劣る。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明に係るフッ素樹脂被
覆金属板は、密着性に優れた特定構成の被覆層を有して
いる。この被覆層は、製造直後だけでなく、成形加工が
施された後あるいは過酷な環境下で長期間使用によって
も密着性が低下せず、亀裂を生じたり、金属板から剥離
することがない。したがって該フッ素樹脂被覆金属板
は、長期間に亘り意匠性および耐食性を保持し、特に耐
汚染性、耐熱性、非粘着性などのフッ素樹脂特有の諸特
性を充分に発現することができるので、内外装の各種建
材用途、厨房関連用途、電気電子関連用途に好適に用い
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフッ素樹脂被覆金属板の態様例の
部分断面図である。
【図2】プライマー層を有するフッ素樹脂被覆金属板の
態様例の部分断面図である。
【図3】印刷層を有するフッ素樹脂被覆金属板の態様例
の部分断面図である。
【図4】印刷層を有するフッ素樹脂被覆金属板の態様例
の部分断面図である。
【図5】印刷層を有するフッ素樹脂被覆金属板の態様例
の部分断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤沢 英嗣 千葉県千葉市若葉区桜木町132−8 (72)発明者 坂本 安平 千葉県東金市北之幸谷202−3 Fターム(参考) 4F100 AA22 AB01A AB03 AB18 AK01B AK17 AK17C AK17J AK18 AK18J AK41 AK41G AK53 AL01 BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10C CA13 CB00 CC00D EH46 EH71 EJ69 GB07 GB41 HB00B HB31E JA20B JB02 JJ03 JK06 JL06 JL10B JN01G YY00B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板1の少なくとも一方の面1a上に、 着色樹脂層2と、該着色樹脂層2の表面に透明な接着剤
    層3を介して設けられたフッ素樹脂層4とを有し、 前記着色樹脂層2の厚みが10μm未満であるとともに
    前記フッ素樹脂層4がパーフルオロ型フッ素樹脂からな
    ることを特徴とするフッ素樹脂被覆金属板。
  2. 【請求項2】前記金属板1と前記着色樹脂層2との間
    に、プライマー層5を有することを特徴とする請求項1
    に記載のフッ素樹脂被覆金属板。
  3. 【請求項3】前記着色樹脂層2および/またはフッ素樹
    脂層4は、接着剤層3に接する面に印刷層6を有するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のフッ素樹脂被
    覆金属板。
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