JPH04117819U - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH04117819U
JPH04117819U JP1985991U JP1985991U JPH04117819U JP H04117819 U JPH04117819 U JP H04117819U JP 1985991 U JP1985991 U JP 1985991U JP 1985991 U JP1985991 U JP 1985991U JP H04117819 U JPH04117819 U JP H04117819U
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JP
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ski
stopper
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JP1985991U
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English (en)
Inventor
勲 難波
Original Assignee
日産車体株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 載置部材の移送を確実に行なうと共に、スト
ッパを自動的に作動させること。 【構成】 スキー1にチェーン12を取り付け、一方、
移送装置2には、スプロケット61を設け、このスプロ
ケット61をチェーン12に掛合する掛合位置と掛合解
除される離反位置との間で移動可能に設け、前記スプロ
ケットを掛合位置と離反位置とに移動させると共に、離
反位置に移動させた時はストッパ8をスキーと係合さ
せ、一方、掛合位置に移動させた時にはストッパを係合
を解除させるように、スプロケットの移動とストッパの
作動を連動させるシリンダ7及びリンク82を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主に自動車の車体組み立て作業等において、部品(ワーク)を次工 程に移送させるのに使用する搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の搬送装置としては、例えば、図5に示すようなものが知られて いる。この搬送装置は、ワーク100(被搬送物)を載置するためのスキー10 1(載置部材)と、このスキー101を移送するための移送装置102を備え、 この移送装置102に駆動ローラ103が設けられ、そして、この駆動ローラ1 03の上に前記スキー101が載せられ、この駆動ローラ103がスキー101 の下面に接触することによる摩擦抵抗によってスキー101が移送される構造と なっていた。
【0003】 そして、前記移送装置102には、スキー101に対して係合可能なストッパ 104が設けられ、このストッパ104は、スキー101が所定の位置に移送さ れるとスキー101に係合して、スキー101をその位置に保持させ、また、ス キー101が移送されるときにはスキー101との係合を解除するように作動す るものである。尚、ストッパ104がスキー101と係合している時には、駆動 ローラ103とスキー101との間が滑って、駆動力が伝達されないようにして いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の搬送装置は、移送装置に設けた駆動ローラとス キーの下面との平面的な摩擦抵抗のみによってスキーが移送されるため、駆動ロ ーラの滑りが生じるなど、駆動ローラからスキーへの移送駆動力の伝達に確実性 が乏しく、スキーの移送が途中で停止することがあったり、特に、経年変化によ ってスキーに反り等の変形が生じた場合には、駆動ローラとスキーの下面との接 触が悪くなり、移送停止が頻繁に生じるという問題があった。説明を加えると、 移送時には駆動ローラ103とスキー101との間の摩擦力により駆動伝達する ものでありながら、ストッパ104が作動している時には、駆動ローラ103と スキー101とを滑らせるようにしているから、両者の間の摩擦力はこのような ことを可能とすべく微妙な大きさに設定しており、このことから、上述のような 問題が生じ易くなっている。
【0005】 本考案は、上記の問題点に着目し、スキーの移送が確実に行なえると共に、ス トッパの作動がスキーの移送に連動して自動的に行なえるようにした搬送装置を 提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案では、載置部材に掛合用の被駆動直線部材を取り付け、一方、移送装置 には、被駆動直線部材と掛合する回転駆動部材を設け、この回転駆動部材を被駆 動直線部材に対する掛合位置と離反位置との間で移動可能に設けると共に、この 回転駆動部材の移動とストッパの作動を連動させることによって、上記の目的を 達成するようにした。
【0007】 すなわち、本考案の搬送装置は、被搬送物を載置するための載置部材と、この 載置部材を移送するための移送装置とが設けられ、前記載置部材に、掛合用の被 駆動直線部材が移送方向に延在されて取り付けられ、前記移送装置に、被駆動直 線部材と掛合して移送駆動力を伝達するための回転駆動部材が設けられると共に 、前記載置部材に対して係合可能なストッパが設けられ、前記回転駆動部材が、 被駆動直線部材に掛合する掛合位置と、掛合解除される離反位置との間で移動可 能に設けられ、前記回転駆動部材を掛合位置と離反位置とに移動させると共に、 離反位置に移動させた時はストッパを載置部材と係合させ、掛合位置に移動させ た時にはストッパとの係合を解除させるように、回転駆動部材の移動とストッパ の作動を連動させる駆動連動機構が設けられている手段とした。
【0008】
【作用】
駆動連動機構の作動により移送装置に設けた回転駆動部材を掛合位置に移動さ せると、この回転駆動部材と載置部材に取り付けた被駆動直線部材とが掛合状態 となって移送駆動力が伝達され、この載置部材が被搬送物を載置した状態で移送 される。この場合、回転駆動部材と被駆動直線部材とが掛合状態となっているた め、移送駆動力の伝達が確実に行われ、載置部材を確実に移送させることができ る。
【0009】 また、この載置部材の移送時には、載置部材に対するストッパの係合を解除し ておく必要があるが、駆動連動機構により回転駆動部材の移動とストッパの作動 が連動されて、ストッパが載置部材に対する係合を自動的に解除される。
【0010】 次に、載置部材が所定位置まで移動したら、載置部材を停止させる。この時、 駆動連動機構により、ストッパを載置部材と掛合させて、載置部材の移動を停止 させると同時に、回転駆動部材を離反位置に移動させて、回転駆動部材から被駆 動直線部材への移送駆動力の伝達を断絶させる。
【0011】 従って、本考案の搬送装置では、載置部材の移送が確実に行なえるし、また、 ストッパをスキーの移送に連動して自動的に作動させることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。図1は実施例の搬送装置の要部 を示す部分側面図、図2はこの搬送装置の要部を示す部分平面図、図3はこの搬 送装置を示す全体側面図で、1,1は載置部材としてのスキーである。
【0013】 このスキー1は、左右方向(図中R,L)で1対に配置されて、その間に被搬 送物としてのワークWを架設状態に載置し、このワークWと共に移送装置2によ って前後方向(図中f,r)に移送される。このスキー1は、断面角形で、移送 方向となる前後方向に長く形成され、その上面数ヵ所にワーク受け台11が立設 され、下面に被駆動直線部材としてのチエーン12が移送方向に延在して取り付 けられ、また、下面両端部に係止溝13,13が形成されている。
【0014】 前記移送装置2は、X脚フレーム31にシリンダ32が連結されたリフト装置 3がベース4上に設置され、前記リフト装置3に左右1対の上枠5,5が平行に 設けられ、この上枠5の前後にそれぞれ駆動部6,6が設けられ、前記リフト装 置3が上昇した状態で、この駆動部6によって前記スキー1を上枠5上で移送さ せる構造となっている。
【0015】 前記駆動部6は、回転駆動部材としてのスプロケット61と、このスプロケッ ト61を駆動させるためのエアーモータ62を備え、前記スプロケット61が前 記チェーン12に掛合することによって移送駆動力を伝達するものである。
【0016】 この駆動部6を構成するスプロケット61及びエアーモータ62は、支持板6 3上に取り付れられていると共に、この支持板63が前記上枠5に固定板51を 介して固定されたシリンダ7に支えられており、そして、このシリンダ7の作動 によって前記スプロケット61が、チェーン12に掛合する掛合位置と、チェー ン12との掛合を解除する離反位置との間で移動するように形成されている。尚 、固定板51には2本のラフガイド51aが立設され、このラフガイド51aが 支持板63に形成されたガイド穴63aに挿通されている。このラフガイド51 a及びガイド穴63aにより支持板63の移動がガイドされる。
【0017】 そして、前記上枠5の両端には、スキー1に形成された係止溝13,13に係 合可能なストッパ8,8が設けられ、このストッパ8は、基端部が上枠5にピン 81で軸着され、スキー1が所定の位置に移送されると上向きに揺動して係止溝 13に係合して、スキー1をその位置に保持させ、また、スキー1が移送される ときには下向きに揺動して係止溝13との係合を解除するように作動する。すな わち、このストッパ8は、中間部が前記上枠5に軸着されたリンク82を介して 駆動部6の支持板63に連結され、前記スプロケット61がチェーン12との掛 合位置にあるときはストッパ8がスキー1に対する係合を解除し、スプロケット 61がチェーン12との掛合を解除した離反位置にあるときはストッパ8がスキ ー1に対して係合するように、スプロケット61の移動とストッパ8の作動が連 動されている。つまり、前記シリンダ7とリンク82とにより請求の範囲の駆動 連動機構を構成している。尚、前記シリンダ7の駆動は図外の制御装置によりコ ントロールされているもので、図外のリミットスイッチまたは光電管等の位置セ ンサにより、スキー1が所定位置に来たのを検出したら下降駆動させ、その後、 所定の作業が終了すると上昇駆動させる構成となっている。
【0018】 また、前記ベース4には、複数本のポスト41が立設されている。このポスト 41は、スキー1から取り下ろしたワークWを上端面で支持しておくためのもの で、スキー1に載置された状態のワークWとの間に隙42が生じるような高さに 設定されている。
【0019】 尚、前記上枠5には、スキー1の側面を支えて横振れを防止するサイドローラ 52とスキー1の上面を押える押えローラ53と下面を数か所で支持する支持ロ ーラ54とが取り付けられている。
【0020】 次に、実施例の作用を説明する。
【0021】 本実施例の搬送装置では、移送装置2に設けたスプロケット61がシリンダ7 の作動により掛合位置に移動すると、このスプロケット61からスキー1に取り 付けたチェーン12に対して移送駆動力が伝達され、このスキー1がワークWを 載置した状態で移送される。このように、スプロケット61と、このスプロケッ ト61が掛合するチェーン12によって移送駆動力が伝達されるため、その伝達 が確実に行われ、スキー1を確実に移送させることができる。
【0022】 また、このスキー1の移送時には、このスキー1に対するストッパ8の係合を 解除しておくもので、この場合、スプロケット61が掛合位置に移動すると、こ れに連動してストッパ8がスキー1の係止溝13に対する係合を自動的に解除す る。
【0023】 また、移送装置2に設けたスプロケット61がシリンダ7の作動により離反位 置に移動すると、このスプロケット61からチェーン12に伝達される移送駆動 力が断絶され、このスキー1の移送を停止させることができる。
【0024】 そして、このスキー1の移送停止時には、このスキー1に対してストッパ8を 係合させておくもので、スプロケット61が離反位置に移動すると、これに連動 してストッパ8がスキー1の係止溝13に対して自動的に係合する。
【0025】 従って、本実施例の搬送装置では、スプロケット61とチェーン12とによっ てスキー1の移送が確実に行なえるし、また、ストッパ8をスキー1の移送に連 動して自動的に作動させることができる。そして、このようにストッパ8と係止 溝13とを係合させた状態にあっては、リフト装置3によりスキー1を上下させ る際におけるスキー1の上枠5に対する移動の規制も行う。
【0026】 次に、実施例の搬送装置の使用例について図4により説明する。この使用例で は、ワークWを第1,第2,第3工程に移送することに対応して、3個の搬送装 置A1,A2,A3が直列に配設されている。
【0027】 そして、第1工程で所定の加工を終えたワークWは、リフト装置3の上昇位置 で、スキー1上に載置され、第2工程へと移送される。このとき、第2工程の搬 送装置A2は、リフト装置3により上昇位置で待機し、第1工程の搬送装置A1 から移送されるスキー1をワークWと共に受け継ぐ。この第2工程では、リフト 装置3を下降してワークWをポスト41上に支持し、そのワークWに所定の加工 を施す。この第2工程が終わると、リフト装置3を上昇してスキー1上にワーク Wを載置させ、次の第3工程の搬送装置A3にスキー1をワークWと共に移送さ せ、以後は上述同様にして、ワークWに所定の加工を施すことになる。尚、第1 工程の次が第3工程の場合には、第2工程の搬送装置A2をリフト装置3で上昇 させておき、この第2工程の搬送装置A2を素通りして第3工程へと移送させる ことができる。また、上述のような使用に伴うリフト装置3の作動は前述したシ リンダ7の駆動を制御する図外の制御装置によりコントロールするもので、シリ ンダ7の下降駆動後シリンダ32を下降駆動させ、シリンダ32の上昇駆動後、 シリンダ7を上昇駆動させる。
【0028】 以上、本考案の実施例を図面により説明したが、具体的な構成はこの実施例に 限られるものではなく、例えば、実施例では、被駆動直線部材と、これに掛合す る回転駆動部材として、チェーンとスプロケットを用いたが、回転動力を直線移 動に変換させるために掛合するものであれば、この他、Vベルトとプーリ、ラッ クとピニオン等を用いることができる。尚、本考案でいう掛合とは、チェーンに 対するスプロケットの噛み合い、Vベルトに対するプーリの嵌合、ラックに対す るピニオンの噛み合いのように、両者が掛り合う状態を意味している。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の搬送装置にあっては、掛合状態で移送駆動力を 伝達する回転駆動部材と被駆動直線部材とによって載置部材の移送が確実に行な えるし、また、ストッパを回転駆動部材の掛合位置と離反位置との移動に連動さ せて自動的に作動させて、載置部材の確実な停止及び移送駆動力伝達の断絶を行 うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の搬送装置の要部を示す部分側面図であ
る。
【図2】この搬送装置の要部を示す部分平面図である。
【図3】このこの搬送装置を示す全体側面図である。
【図4】この搬送装置の使用例を示す説明図である。
【図5】従来の搬送装置を示す部分側面図である。
【符号の説明】
W ワーク(被搬送物) 1 スキー(載置部材) 12 チェーン(被駆動直線部材) 2 移送装置 61 スプロケット(回転駆動部材) 7 シリンダ(駆動連動機構) 8 ストッパ 82 リンク(駆動連動機構)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被搬送物を載置するための載置部材と、
    この載置部材を移送するための移送装置とが設けられ、
    前記載置部材に、掛合用の被駆動直線部材が移送方向に
    延在されて取り付けられ、前記移送装置に、被駆動直線
    部材と掛合して移送駆動力を伝達するための回転駆動部
    材が設けられると共に、前記載置部材に対して係合可能
    なストッパが設けられ、前記回転駆動部材が、被駆動直
    線部材に掛合する掛合位置と、掛合解除される離反位置
    との間で移動可能に設けられ、前記回転駆動部材を掛合
    位置と離反位置とに移動させると共に、離反位置に移動
    させた時はストッパを載置部材と係合させ、掛合位置に
    移動させた時にはストッパとの係合を解除させるよう
    に、回転駆動部材の移動とストッパの作動を連動させる
    駆動連動機構が設けられていることを特徴とする搬送装
    置。
JP1985991U 1991-03-29 1991-03-29 搬送装置 Pending JPH04117819U (ja)

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JP1985991U JPH04117819U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 搬送装置

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ID=31906043

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016200175A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 トヨタ自動車株式会社 セレクタブルワンウエイクラッチ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016200175A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 トヨタ自動車株式会社 セレクタブルワンウエイクラッチ

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