JPH039866Y2 - - Google Patents

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JPH039866Y2
JPH039866Y2 JP1985186495U JP18649585U JPH039866Y2 JP H039866 Y2 JPH039866 Y2 JP H039866Y2 JP 1985186495 U JP1985186495 U JP 1985186495U JP 18649585 U JP18649585 U JP 18649585U JP H039866 Y2 JPH039866 Y2 JP H039866Y2
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electromagnet
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、プレス加工などの各種の加工に供
されるワークを、その後側から押圧して走行さ
せ、かつ所定の位置で停止させるにあたつて、ワ
ークが自らの慣性力によつて惰走することを防止
する装置に関するものである。
従来の技術 ワークの搬送の一例としてプレス型に対してシ
ート材を供給する場合について説明すると、1枚
のシート材から複数のプレス品を打ち抜く場合、
シート材を搬送レール上に載せ、これを後側から
押してプレス型に向けて間欠送りすることが行な
われており、そのための装置として第3図あるい
は第4図に示す装置が知られている。これらの装
置のうち、先ず第3図に示す装置について説明す
ると、鋼板等のワークWを載せる搬送レール1
が、プレス型等の所定の箇所に向けて配置されて
おり、またその搬送レール1の上方には、これと
平行にガイドレール2が設けられ、このガイドレ
ール2に台車3がリニアーベアリンク4を介して
走行自在に吊り下げられている。またガイドレー
ル2の上側には、サーボモータ5およびタイミン
グプーリ6によつて駆動されるタイミングベルト
7が配置され、サーボモータ5によつて台車3を
走行かつ停止させるよう構成されている。さらに
台車3には、搬送レール1上のワークWを押すラ
チエツト爪8が取り付けられている。そしてワー
クWに磁気吸着してワークWに制動を与える永久
磁石もしくは常時通電される電磁石等の磁気吸着
具9が、ワークWの走行面すなわち搬送レール1
の上面とほぼ同一高さに設けられている。
したがつて第3図に示す装置では、サーボモー
タ5を回転させることにより、台車3がガイドレ
ール2に沿つて前進し、その結果、搬送レール1
上のワークWをラチエツト爪8が押してこれを前
進させる。その場合、ワークWの下面に前記磁気
吸着具9が吸着し、その摺動抵抗がワークWに対
し常時制動力として作用する。そのため、間欠送
りをするべく台車3すなわちラチヤツト爪8を一
時的に停止させた場合であつても、ワークWが惰
走することはない。
これに対し第4図に示す装置は、ワークWを掴
んで走行および停止させる構成であつて、前述し
たラチエツト爪8に変え、エアーシリンダ等のク
ランプシリンダ10よつて開閉されるクランプ爪
11が、台車3に垂下して取り付けられている。
したがつて第4図に示す装置では、クランプ爪1
1によつて搬送レール1上のワークWの後端部を
掴み、その状態で台車3を走行・停止させること
により、ワークWを同様に走行・停止させること
ができる。
考案が解決しようとする問題点 しかるに第3図に示す装置では、ワークWの惰
走が生じないものの、ワークWには磁気吸着具9
が常時吸着して制動力が作用しているから、ワー
クWを前進させるための負荷が大きくなり、その
ためサーボモータ5等の駆動機構を大容量化しな
ければならないうえに、電力消費量が不必要に増
大し、さらには磁気吸着具9との間の摺動によ
り、ワークWに表面傷が付く問題がある。
これに対し第4図に示す装置では、ワークWと
台車3とが一体化しているために、ワークW独自
の惰走防止装置は必要としないと考えられるが、
クランプシリンダ10やクランプ爪11を設けな
ければならないから、機構が複雑になり、またク
ランプ爪11によつてワークWを掴むため時間を
必要とするから、全動作時間が長くなり、これが
プレス加工などの加工工程のサイクルタイムに影
響を及ぼし、生産性が低下するおそれがある。こ
のような不都合を解消するために、把持に要する
時間をカバーするべくワークWの送り速度を速く
すると、停止時に作用する慣性力が極めて大きく
なるために、ワークWがクランプ爪11から抜け
出し、惰走する危険があり、またこれを防ぐため
にクランプ爪11による把持力を強くした場合に
は、ワークWに圧痕が付く問題が生じる。
この考案は上記の事情に鑑み、ワークを走行さ
せる駆動機構を小型化し、かつ簡単な構成で確実
にワークの惰走を防止することのできる装置を提
供することを目的とするものである。
問題点を解決するために手段 この考案は、上記の目的を達成するために、後
端側から押圧されて走行かつ停止させられる磁性
材製ワークの走行面より下側に、前記ワークの減
速開始時以降通電される電磁石を配置し、かつそ
の電磁石を、ワークの走行面より下方の所定の固
定部に下端部を連結した昇降用リンク機構に取付
け、電磁石とワークとの間に作用する吸引力で電
磁石を上昇させるよう構成したことを特徴とする
ものである。
作 用 したがつてこの考案の装置では、ワークを押し
て前進させるが、その際の加速時および定速時に
は、電磁石に通電されていないために、電磁石が
下側に下がつてワークから離れており、したがつ
てワークには制動力が作用しない。またワークを
減速させ始めると、電磁石に通電され、その結
果、電磁石が上昇してワークに吸着し、ワークが
制動される。すなわちこの考案では、ワークの減
速から停止に至るまでの間のみワークに制動力を
加えるから、通常の走行および加速時の駆動系へ
の負荷はワークの重量分のみであり、また減速時
にはワークによる負荷がかからなくなり、そため
に駆動系を小型かつ小容量化することができる。
またワークの走行面の下側に電磁石を上下動自在
に配置すればよいから、簡単な構成とすることが
できる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。
第1図はこの考案の一実施例を示す略解図であ
つて、ここに示す装置はワークWとしての鋼板を
プレス型に向けて走行させる装置にこの考案を適
用したものであり、搬送レール1、ガイドレール
2、サーボモータ5、タイミングプーリ6および
タイミングベルト7は、前述した従来の装置にお
けると同様に構成されており、そのガイドレール
2にリニアーベアリング14を介して走行自在に
懸吊しかつ前記タイミングベルト7に連結した台
車13に、後側に位置するラチエツト爪18と前
側に位置するフロント爪20とが設けられてい
る。ラチエツト爪18はワークWの前進方向と同
方向すなわち後側から力を受けた場合に自由に回
転し、かつこれとは反対側から、すなわち前側か
ら力を受けた場合に回転しない構成であつて、ワ
ークWの走行面に位置するようブラケツト21を
介して台車13に垂下して取付けられている。ま
たフロント爪20はラチエツト爪18によつて押
されるワークWより前方に位置するワークWをプ
レス型に向けて押すためのものであり、後退時に
後方に位置するワークWとの干渉を避けるよう水
平軸を中心に回動するようブラケツト22を介し
て台車13に垂下して取付けられている。すなわ
ちブラケツト22の先端側下部にエアーダンパー
等のクツシヨン機構23が水平軸を中心に回動す
るよう取付けられており、そのクツシヨン機構2
3から前方に延びるフロントロツド24の先端下
部にフロント爪20が取付けられ、またクツシヨ
ン機構23から後方に延びるリヤーロツド25の
後端部が昇降ブロツク26に回動可能に連結され
ており、その昇降ブロツク26は、前記ブラケツ
ト22に取付けたモータ27によつて回転させら
れるネジ軸28に係合している。したがつてフロ
ント爪20は、モータ27を駆動して昇降ブロツ
ク26を上下動させ、その結果リヤーロツド25
およびフロントロツド24が水平軸を中心に回動
することにより上下動し、また前方から荷重がか
かつた場合にクツシヨン機構23によつてフロン
トロツド24と共に後退するよう構成されてい
る。
前記ワークWの走行面すなわち搬送レール1の
上面よりわずか下がつた位置に、ワークWに対し
て制動力を付与する電磁石29が配置されてい
る。この電磁石29は前記サーボモータ5を制御
する制御装置(図示せず)からの出力信号に基づ
いてワークWを停止させるべく減速させ始めた場
合に通電されるものであつて、第1図に示すリン
ク機構によつて上下動自在に配置されている。す
なわち電磁石29の前端側(第1図の右側)の下
部と所定の固定部30とがそれぞれ回動自在にリ
ンク31によつて連結され、かつそのリンク31
に当接して電磁石29の後端部の下限位置を規定
するストツパピン32が前記固定部30に立設さ
れており、さらにこのリンク31より後端側(第
1図の左側)に電磁石29の下面に接触するよう
スプリング33によつて上方に付勢された可動ピ
ン34が配置されている。そしてこれらリンク3
1や可動ピン34からなるリンク機構は、電磁石
29に通電していない状態では、電磁石29の重
量によつて可動ピン34が下がつて電磁石29の
上面が後方側すなわち前進してくるワークWに向
かうよう傾斜する構成とされている。
つぎに上述した装置の作用について説明する
と、ワークWの搬送は、従来の装置と同様に、ワ
ークWを搬送レール1の上に載せ、その状態で前
記サーボモータ5を間欠的に回転させることによ
り、台車13を定ピツチ移動させ、それに伴つて
前記の各爪18,20によつてワークWの後端部
を押すことにより行なう。このようなワークWの
定ピツチ走行は、第2図の速度線図に示すよう
に、加速、定速、減速を経て行なわれるが、加速
および定速の段階では前記電磁石29に通電され
ず、減速を開始した後に電磁石29に通電され
る。したがつて電磁石29はワークWの加速およ
び定速の段階において、第1図の右側に示すよう
に、自重によつてワークWの走行面より下がつて
いる。その場合、前述したように、リンク31の
下限がストツパピン32によつて規定され、かつ
可動ピン34が大きく下がるから、電磁石29は
後側すなわち走行してくるワークWに向けて傾斜
した状態となる。したがつて電磁石29は搬送レ
ール1上のワークWに対して非接触となるから、
ワークWに不必要な摺動疵が付くことはなく、ま
たワークWの前端縁に撓みがあつてその一部が下
がつていた場合、電磁石29が前述したように傾
斜しているから、ワークWの前端縁は電磁石29
の上面をガイド面として押し上げられつつ前方に
進み、したがつてワークWと電磁石29との当接
やそれに起因するワークWや電磁石29の損傷を
防止することができる。他方、電磁石29に通電
すると、電磁石29は第1図の左側に示すよう
に、磁力によつてワークWに向けて上昇し、ワー
クWに吸着する。その結果、電磁石29がワーク
Wの走行方向に対しては固定されているから、ワ
ークWに制動力が作用し、ついにはワークWが停
止する。ここで制動力は電磁石29の吸着力によ
つて決まるが、電磁石29の吸着力は通電電流に
よつて任意に設定できるので、ワークWの速度や
重量によつて通電電流を適宜に設定すれば、確実
にワークWを停止させることができる。そしてワ
ークWが停止した後に電磁石29への通電が絶た
れて電磁石29はワークWからその下方に離れ
る。なお、フロント爪20においては、加速時お
よび定速時に前記クツシヨン機構23が作用して
フロントロツド24が若干後退しているが、ワー
クWの走行抵抗である荷重が前方からかからなく
なつた場合には、クツシヨン機構23に吸収して
ある弾性力によつてフロントロツド24が延び、
したがつて前方のワークWは最終的にはクツシヨ
ン機構23の弾性力によつてプレス型側に押圧さ
れる。
そして上記の装置では、前方のワークWをプレ
ス型にほぼ完全に送り込んだ後、台車13が後退
移動させられ、フロント爪20が次のワークWを
プレス型に向けて押圧前進させるが、台車13が
後退移動する際に、前記モータ27が動作して昇
降ブロツク26を下降させ、これによりリヤーロ
ツド25およびフロントロツド24を一体として
回動させてフロント爪20をワークWの上方に退
避させ、ワークWとの干渉を避ける。
なお、上記の実施例では、鋼板をプレス型に向
けて送り込む場合を例に取つて説明したが、この
考案は上記の実施例に限定されるものではなく、
磁性材からなるワークを走行状態から停止させる
場合に広く一般に使用することができる。
考案の効果 以上の説明から明らかなようにこの考案によれ
ば、ワークの減速開始時以降に電磁石に通電して
電磁石をワークに吸着させることにより、ワーク
に制動力を作用させる構成であるから、ワークの
加速および定速の送り状態ではワークに不必要な
制動力がかからないために、駆動機構を小型かつ
小容量のものとすることができ、また不必要な動
力の消費を避けることができる。また電磁石のワ
ークに対する吸着力は通電電流によつて変えるこ
とができるので、ワークの重量や搬送速度に応じ
た制動力を容易に得ることができる。またこの考
案によれば、電磁石が昇降用リンク機構に取付け
られて昇降自在となつているから、ワークを走行
させるときには電磁石はワーク走行面より下がつ
ていてワークと接触しないので、ワークに傷が付
かず、またワークの先端部が電磁石に衝突する危
険もない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す略解図、第
2図はワークの速度と電磁石に対する通電のタイ
ミングとを示す線図、第3図は従来のワーク搬送
装置の一例を示す略解図、第4図は従来のワーク
搬送装置の他の例を示す略解図である。 1……搬送レール、18……ラチエツト爪、2
0……フロント爪、29……電磁石、W……ワー
クW。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 後端側から押圧されて走行かつ停止させられる
    磁性材製ワークの走行面より下側に、前記ワーク
    の減速開始時以降に通電される電磁石が配置さ
    れ、かつその電磁石が、前記ワークの走行面の下
    側の所定の固定部に下端部を連結した昇降用リン
    ク機構に取付けられていることを特徴とするワー
    クの惰走防止装置。
JP1985186495U 1985-12-03 1985-12-03 Expired JPH039866Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985186495U JPH039866Y2 (ja) 1985-12-03 1985-12-03

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JP1985186495U JPH039866Y2 (ja) 1985-12-03 1985-12-03

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JPS6296930U JPS6296930U (ja) 1987-06-20
JPH039866Y2 true JPH039866Y2 (ja) 1991-03-12

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JP1985186495U Expired JPH039866Y2 (ja) 1985-12-03 1985-12-03

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JPS59148139U (ja) * 1983-03-25 1984-10-03 福井機械株式会社 ブランク材搬送装置

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JPS6296930U (ja) 1987-06-20

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