JPH0632276Y2 - ワークの搬送装置 - Google Patents

ワークの搬送装置

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JPH0632276Y2
JPH0632276Y2 JP3867988U JP3867988U JPH0632276Y2 JP H0632276 Y2 JPH0632276 Y2 JP H0632276Y2 JP 3867988 U JP3867988 U JP 3867988U JP 3867988 U JP3867988 U JP 3867988U JP H0632276 Y2 JPH0632276 Y2 JP H0632276Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はワークの搬送装置に関し、特に搬送バーにて間
欠的にワークをピッチ送りする搬送装置においてワーク
の搬送時ワークを搬送台に固定保持するようにしたもの
に関する。
〔従来技術〕
一般に、所定間隔おきに並設された一群の工作機械で順
々に各種ワークを加工する加工ラインのワークの搬送装
置として、所定のストロークだけ上昇状態で往動し下降
状態で復動する搬送バーにより間欠的にワークを移送す
るリフトアンドキャリー方式のものが知られている(特
開昭60−161059号参照)。
通常、上記ワークの搬送装置には各工作機械の近傍位置
にてワークを保持するワーク保持部材が配設され、ワー
クは搬送バーの上昇駆動時にワーク保持部材から搬送台
へ受取られ、搬送台に載置された状態で隣接するワーク
保持部材の上方まで搬送され、搬送バーの下降動作時に
搬送台からワーク保持部材に移載されるようになってい
る。
一方、上記ワーク搬送装置にてワークを搬送する場合、
搬送途中では何ら加工を施せないので、搬送速度を高め
て移送時間を出来るだけ短縮し、作業能率を向上させる
ことが望ましい。
〔考案が解決しようとする課題〕
一般に、ワークの移送時間を短縮するため搬送速度を高
めると、搬送バーの振動が増大するが、従来のワークの
搬送装置では、搬送途中においてワークを搬送台に固定
保持する固定手段を有していなかったので、搬送速度を
高くすると搬送途中に搬送バーの振動でワークが搬送台
上で移動したり搬送台から脱落したりすることがある。
一方、各搬送台にクランプ装置を付設してワークの移動
を防止することも考えられるが、クランプ装置を駆動す
る駆動装置を必要とすること、駆動装置と各クランプ装
置とを連結する配管や配線等が複雑化すること、クラン
プ装置の駆動及び駆動解除のタイミングを検出する検出
装置も必要となることなどにより、ワーク搬送装置が複
雑化するとともにその製造コストが高くなる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るワークの搬送装置は、ワークを載置する複
数の搬送台を夫々所定間隔おきに設けた少なくとも1対
の搬送バーと、上記両搬送バーを上昇位置と下降位置と
に亙って昇降駆動する昇降駆動手段と、上記両搬送バー
を上昇位置及び下降位置で所定ピッチ搬送方向に往復駆
動する往復駆動手段と、上記搬送バーの下降途中でワー
クを受けて搬送台からワークを移載するワーク保持部材
とを備えたワークの搬送装置において、上記搬送バーの
下方の機枠上に搬送方向に向けて延設されたガイド部材
を設け、上記各搬送台に付設され、上記搬送台を上下移
動可能に挿通し下端部が上記ガイド部材に搬送方向に移
動可能に係合され且つ搬送バーの搬送動作又は上昇動作
に応動して搬送台に対して相対的に下方移動するロッド
部材とロッド部材の上記下方移動によりロッド部材の径
方向に拡大する少なくとも1対のクランプ部材とを有す
るクランプ機構を設けたものである。
〔作用〕
本考案に係るワークの搬送装置においては、搬送台を上
下移動可能に挿通するロッド部材と少なくとも1対のク
ランプ部材とを有するクランプ機構が各搬送台に設けら
れ、ロッド部材の下端部が搬送バーの下方に搬送方向に
向けて延設されたガイド部材に係合され、搬送バーの搬
送動作又は上昇動作に応動してロッド部材が搬送台に対
して相対的に下方移動することによりクランプ部材がロ
ッド部材の径方向に拡大してワークが搬送台にクランプ
され、搬送時ワークが固定保持されるのでワークが移動
することがない。
〔考案の効果〕
本考案に係るワークの搬送装置によれば、以上説明した
ように、簡単な構成のクランプ機構により、搬送時ワー
クがクランプされて搬送台に固定保持されるので、搬送
速度を高くすることにより搬送バーの振動が増大しても
搬送台上でワークが移動したり脱落したりすることを確
実に防止出来、搬送速度を高めて移送時間を短縮し作業
能率を向上させることが可能となる。
また、ロッド部材が搬送バーの搬送動作又は上昇動作に
応動して下方移動することにより、クランプ部材がロッ
ド部材の径方向に拡大してワークがクランプされるの
で、クランプ機構を駆動するための駆動装置やクランプ
機構を駆動するタイミングを検出する検出装置等を新た
に設ける必要がない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
本実施例は、本考案のワークの搬送装置を、シリンダブ
ロックに加工を施す加工ラインの搬送装置に適用した場
合のものである。
第1図及び第2図に示すように、上記加工ラインには所
定ピッチPおきに工作機械(図示略)が設置され、各工
作機械は前後方向向きに配設された搬送装置1に臨むよ
うに設置され、シリンダブロックCは搬送装置1の各搬
送台2に載置された状態で順々に各工作機械に搬送さ
れ、各工作機械にて所定のタクト時間内に加工が施され
るようになっている。尚、上記シリンダブロックCは、
クランクシャフト組付用の4つのキャップKをボルトで
締結した後、搬送台2に載置して搬送するようになって
いる。
上記搬送装置1は、前後方向向きに配設されたフレーム
3と、フレーム3の上方においてその略全長に亙って配
設された搬送バー4と、搬送バー4の上面に所定ピッチ
Pおきに付設された搬送台2と、搬送バー4を上昇位置
と下降位置とに昇降駆動する昇降駆動機構5と、搬送バ
ー4を上昇位置で前方にまた下降位置で後方に所定ピッ
チP往復駆動する往復駆動機構6と、フレーム3に所定
ピッチP毎に立設され搬送バー4の下降途中でシリンダ
ブロックCを受けて搬送台2からシリンダブロックCを
移載するワーク保持部材7と、搬送バー4の下方のフレ
ーム3上に搬送方向に向けて延設され所定ピッチP毎に
分断されたガイドレール8と、ロッド部材9とクランク
部材10を備え搬送動作開始直後にシリンダブロックC
を搬送台2に固定保持するクランク機構11と、クラン
プ機構11のクランプ動作を解除する解除機構12とか
ら構成されている。
上記搬送バー4は左右に所定距離あてけ配設された1対
の板部材4aと、所定ピッチPおきに配設され左右の板
部材4aを連結する連結部材4bとから構成され、各連
結部材4bの上面には搬送台2が固着されている。
上記昇降駆動機構5について説明すると、各板部材4a
下方のフレーム3の上面には所定間隔おきに左右1対の
ブラケット13が夫々固着され、各ブラケット13の上
端部には昇降用アーム14がその中段部において搬送方
向に回動自在に枢支され、各昇降用アーム14の上端部
にはローラ15が回転自在に設けられ、搬送バー4の板
部材4aは各ローラ15上に載置され昇降用アーム14
及びブラケット13を介して前後移動可能にフレーム3
に支持されている。フレーム3の後端部には左右1対の
昇降用シリンダ16が前後方向向きに配設され、各昇降
用シリンダ16のピストンロッドにはフレーム3の前端
近傍部まで延びる連結ロッド17が夫々連結され、各昇
降用アーム14の下端部は連結ロッド17に回動自在に
連結され、昇降用シリンダ16が駆動されると連結ロッ
ド17が前後方向に移動し、昇降用アーム14が搬送方
向に揺動して、搬送バー4が下降位置と上昇位置とに亙
って昇降駆動される。
上記往復駆動機構6について説明すると、フレーム3の
前端部右側には往復駆動装置18が配設され、往復駆動
装置18の左壁の略中央部には前端部から後端部に亙る
開口部19が形成され、この開口部19からレバーアー
ム20が突出され、往復駆動装置18が駆動されるとこ
のレバーアーム20が往動位置と復動位置に亙って前後
に平行移動するようになっている。レバーアーム20の
左端面にはガイド部材21が固着され、ガイド部材21
の左側中央部には上下方向向きにガイド溝22が形成さ
れ、搬送バー4の右側のガイド部材21に対応する位置
には下端部が右方へ屈曲されたブラケット23が固着さ
れ、ブラケット23の右端部にはガイドローラ24が左
右方向向きのピン部材を介して回転自在に支持され、ガ
イドローラ24はガイド溝22に上下方向に移動可能に
装着され、搬送バー4は上昇位置に保持された状態で往
復駆動機構6により所定ピッチPだけ往復駆動され、下
降位置に保持された状態で所定ピッチPだけ復動駆動さ
れる。尚、上記往復駆動装置18は、電動モータなどの
アクチュエータにより回動する軸部材の回動運動を、前
後方向の直線運動に切換えてレバーアーム20を前後に
往復駆動する一般的なものなのでその説明を省略する。
上記搬送バー4の左右両側のフレーム3の上面には、第
1図に示すように、ワーク保持部材7が所定ピッチPお
きに立設され、ワーク保持部材7の上端部は搬送台2の
近傍まで突出され、その高さは搬送バー4の上昇位置で
搬送台2より低くまた下降位置で搬送台2よりも高くな
るように設定され、搬送バー4が上昇位置から下降位置
へ移動する時にシリンダブロックCが搬送台2から受取
られ、下降位置から上昇位置へ移動した時にシリンダブ
ロックCが搬送台へ移載されるようになっている。
上記搬送バー4の下方位置のフレーム3の上面には、第
3図及び第6図に示すように、左右1対のガイド部材2
5からなるガイドレール8が前後方向に向けて延設さ
れ、各ガイドレール8の前方には左右1対の解除部材2
7aからなる解除レール26が立設され、各ガイドレー
ル8の後端部とこれに隣接する各解除レール26の前端
部間には所定の隙間Rが形成され、隙間Rの略中央部か
ら隣りの隙間Rの略中央部までの距離が搬送バー4の往
復移動ピッチPに対応するように設定されている。左右
のガイド部材25の上端部には所定の高さ位置にて相互
に内方側へ屈曲された屈曲部25aが形成され、その後
端部には上方に向けて斜めに傾斜した傾斜屈曲部25b
が形成され、左右のガイド部材25の屈曲部25a間及
び傾斜屈曲部25b間にはガイドスリット25cが形成
されている。
上記クランプ機構11について説明すると、第3図〜第
6図に示すように、搬送台2上面の略中央部には略直方
体のハウジング28が固着され、ハウジング28の略中
央部には挿通孔29が上下方向向きに形成され、ハウジ
ング28の略中段部内には外方側がやや下方へ傾斜した
断面略長方形の装着孔30が前後方向向きに形成され、
挿通孔29の上端部はハウジング28の上端面に固着さ
れた蓋部材31により閉じられ、搬送バー4の昇降駆動
時ハウジング28は、隙間Rの上方位置にて搬送台2と
ともに上下に移動するようになっている。挿通孔29に
は上下方向向きのロッド部材9がその上端部において上
下方向移動可能に装着され、ロッド部材9は搬送台2及
び連結部材4bを貫通して連結部材4bの下方へ延び、
ロッド部材9の上端部にはその左右両端部が切欠かれた
平板状の平板部9aが形成され、平板部9aの左端面に
は前側上端部から後側下端部に亙って斜めに傾斜した傾
斜ガイド部32が突出され、平板部9aの右端面には後
上端部から前下端部に亙って斜めに傾斜した傾斜ガイド
部32が突出され、装着孔30には前後1対のクランプ
部材10が装着され、両クランプ部材10の外端部には
ハウジング28から外方へ突出可能な作用点部10aが
形成され、両クランプ部材10の内端近傍部には上下に
切欠かれ平板部9aと所定距離ラップする力点部10b
が形成され、各力点部10bの平板部9aに臨む端面に
は傾斜係合溝10cが形成され各傾斜ガイド部32と摺
動可能に係合されている。搬送台2の上面にはハウジン
グ28の前後に所定距離あけて受部材33が夫々立設さ
れ、シリンダブロックCは内側の1対のキャップKがハ
ウジング28と両受部材33間に位置するように搬送台
2に載置され、ロッド部材9がハウジング28に対して
下方へ駆動されると、傾斜ガイド部32が傾斜係合溝1
0cに相対移動して下方へ移動し、両クランプ部材10
が外方側(ロッド部材9の径方向)へ拡大してキャップ
Kが作用点部10aと受部材33間にてクランプされ、
シリンダブロックCが搬送台2に固定保持される。
上記ロッド部材9の下端部には左右方向向きに延びる支
持部材34がその略中央部において固着され、ロッド部
材9の下端近傍部内には上下方向向きのスプリング収容
部9bが形成され、スプリング収容部9b内には支持部
材34を貫通し下方へ延びるロッド35が上下移動可能
に付設され、ロッド35の上端部にはナット36が締結
され、ナット36と支持部材34間のロッド35には強
力な圧縮コイルスプリングからなる緩衝スプリング37
が外装され、ロッド35は緩衝スプリング37を介して
常に上方へ付勢されている。ロッド35の下端部には円
板状の係合部材38がその略中央部において固着され、
係合部材38は搬送バー4が上昇位置に保持された状態
で屈曲部25aの下面より低く且つ傾斜屈曲部25bの
後部下面よりも低くなるように支持され、ロッド35は
ガイドスリット25cに挿通可能であるが係合部材38
は挿通不能となっており、搬送バー4の往動駆動の初期
に、係合部材38が傾斜屈曲部25cの下面を摺接しつ
つ下方へ移動してロッド35が下方へ移動すると、緩衝
スプリング37を介してロッド部材9がハウジング28
に対して下方へ付勢されるようになっている。
上記解除機構12について説明すると、支持部材34の
両端部には下方へ屈曲された屈曲部34aが形成され、
屈曲部34aには左右1対のローラ39が左右方向向き
のピン部材を介して回転自在に支持され、左右の解除部
材27はその上端部がローラ39と係合可能に所定距離
あけて配設されている。各解除部材27の後部には後方
下りに傾斜した傾斜面27aが形成され、搬送バー4の
往動駆動の後期において、ローラ39が傾斜面27aに
沿って上方へ移動すると、ロッド部材9がローラ39及
び支持部材34を介して上方へ移動し、クランプ機構1
1のクランプ動作が解除されるようになっている。尚、
搬送バー4の復動時ローラ39は、解除レール26の下
方で且つガイドレール8の上方を通過して復帰する。
次に、上記搬送装置1の作動について説明する。
先ず、昇降用シリンダ16を駆動して連結ロッド17を
介して昇降用アーム14を反時計方向へ回動させ、搬送
バー4を上昇駆動してワーク保持部材7に載置されたシ
リンダブロックCを搬送台2の上面に移載する。このと
き、第3図に仮想線で示すように、クランプ機構11及
び解除機構12は搬送台2とともに隙間Rの上方へ移動
する。
次に、往復駆動装置18を駆動してレバーアーム20を
平行移動させると、搬送バー4が往動駆動されてシリン
ダブロックCが搬送される。このとき、往動駆動の初期
において、ロッド35の下端部がガイドスリット25c
に挿通されるとともに係合部材38が傾斜屈曲部25b
の下面に当接しつつ屈曲部25aの下面へ移動し、ロッ
ド35が下方へ移動して緩衝スプリング37を介してロ
ッド部材9が下方へ付勢される。そして、この付勢力に
より傾斜ガイド部32が傾斜係合溝10cに沿ってハウ
ジング28に対して下方へ移動し、両クランプ部材10
が外方側へ拡大してキャップKが受部材33と作用点部
10aとの間にてクランプされ、シリンダブロックCが
搬送台2に固定保持される。
こうして、シリンダブロックCが搬送台2に固定保持さ
れた状態で搬送され、往動駆動の後期において、係合部
材38と屈曲部25aとの係合が解除され、ローラ39
が解除部材27の傾斜面27aに沿って上昇すると、ロ
ッド部材9が支持部材34を介して上方へ移動し、傾斜
ガイド部32がハウジング28に対して上方へ移動する
ことにより、クランプ部材10が傾斜係合溝10cを介
して内方側へ退入し、クランプ機構11のクランプ動作
が解除される。ローラ39が解除部材27の傾斜面27
aに沿って上昇する時、係合部材38の屈曲部25aに
対する係合が解除され、ロッド35は緩衝スプリング3
7によりロッド部材9内を上昇する。この状態で搬送台
2は、ロッド35が隙間Rの略中央部に位置するまで搬
送される。その後、搬送バー4が下降駆動されて搬送台
2からシリンダブロックCがワーク保持部材7へ移載さ
れ、その後復動駆動されて再びもとの位置に復帰する。
以上のように、簡単な構造のクランプ機構11を搬送装
置1に設けることにより、シリンダブロックCの搬送時
キャップKをクランプ部材10及び受部材33の間にク
ランプし、シリンダブロックCを搬送台2に固定支持す
ることが可能となり、搬送バー4の振動が増大してもシ
リンダブロックCが搬送台から脱落することを確実に防
止できるので、搬送速度を高めて移送時間を短縮するこ
とが可能となり作業能率を向上することが可能となる。
また、ガイドレール8の高さが多少変動しても緩衝スプ
リング37によりクランプ力を均一化出来るので、キャ
ップKに無理な力が加えられることもない。
尚、上記係合部材38に代えて、左右方向向きのピン部
材と、ピン部材に回転自在に配設されたローラとからな
る係合機構を用いてもよい。この場合、係合機構の搬送
方向への通過抵抗を低減出来、より円滑なワークの搬送
が可能となる。
また、上記実施例では、シリンダブロックCの加工ライ
ンに本考案のワークの搬送装置を適用したが、シリンダ
ブロックC以外のワークの加工ラインにも勿論適用する
ことが可能である。
尚、搬送バー4を所定ピッチP往復駆動する最終段階に
おいて、クランプ機構11のクランプ解除後にシリンダ
ブロックCとワーク保持部材7とが干渉しない程度に搬
送バー4を僅かに下降させるように構成すれば、傾斜屈
曲部25bを省略して水平状の屈曲部25aに形成して
も係合部38と屈曲部25aとの干渉が起らないので、
次回の搬送時の搬送バー4の上昇移動時に係合部38を
屈曲部25aで拘束しクランプ機構11をクランプ作動
させるように構成することが出来る。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の実施例に係るもので、第1図は搬送装置
の平面図、第2図は搬送装置の側面図、第3図は搬送装
置の縦断側面図、第4図はクランプ機構の縦断側面図、
第5図は第4図V−V線断面図、第6図は第3図VI−VI
線断面図である。 1……搬送装置、2……搬送台、4……搬送バー、5…
…昇降駆動機構、6……往復駆動機構、7……ワーク保
持部材、8……ガイドレール、9……ロッド部材、10
……クランプ部材、11……クランプ機構、25……ガ
イド部材、35……ロッド、C……シリンダブロック、
K……キャップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを載置する複数の搬送台を夫々所定
    間隔おきに設けた少なくとも1対の搬送バーと、上記両
    搬送バーを上昇位置と下降位置とに亙って昇降駆動する
    昇降駆動手段と、上記両搬送バーを上昇位置及び下降位
    置で所定ピッチ搬送方向に往復駆動する往復駆動手段
    と、上記搬送バーの下降途中でワークを受けて搬送台か
    らワークを移載するワーク保持部材とを備えたワークの
    搬送装置において、 上記搬送バーの下方の機枠上に搬送方向に向けて延設さ
    れたガイド部材を設け、 上記各搬送台に付設され、上記搬送台を上下移動可能に
    挿通し下端部が上記ガイド部材に搬送方向に移動可能に
    係合され且つ搬送バーの搬送動作又は上昇動作に応動し
    て搬送台に対して相対的に下方移動するロッド部材とロ
    ッド部材の上記下方移動によりロッド部材の径方向に拡
    大する少なくとも1対のクランプ部材とを有するクラン
    プ機構を設けたことを特徴とするワークの搬送装置。
JP3867988U 1988-03-23 1988-03-23 ワークの搬送装置 Expired - Lifetime JPH0632276Y2 (ja)

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