JPH04117438U - 液切装置 - Google Patents
液切装置Info
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- JPH04117438U JPH04117438U JP2939891U JP2939891U JPH04117438U JP H04117438 U JPH04117438 U JP H04117438U JP 2939891 U JP2939891 U JP 2939891U JP 2939891 U JP2939891 U JP 2939891U JP H04117438 U JPH04117438 U JP H04117438U
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- Japan
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- liquid
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- compressed air
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Links
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Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面処理後に、良好な液切りが行ない得、シ
ミ、サビなど不良発生を防止し得る液切装置を提供する
ものである。 【構成】 長尺薄物の素材1の上下面に円周面が同時に
接触し得るように設けた1対の液切ローラ2に、表面処
理後の素材1を通して大部分の液切りを行なう。つい
で、素材1の幅と同じ幅で1〜2mm間隙のスリット4
を素材1の上下面に開口させ吸引している吸引ボックス
3において相当量の残液を吸い取る。つぎに、素材1の
幅と同じ幅で1〜2mm間隙のノズル7aを素材1の進
行方向とは逆方向に開口し、圧縮空気を吹き出すように
された液切ノズル7に通される。 【効果】 良好な液切りを行ない得、シミ、サビなどの
不良発生を防止し得、液の持出し持込みを防止し得、表
面処理の安定性に寄与し得る。
ミ、サビなど不良発生を防止し得る液切装置を提供する
ものである。 【構成】 長尺薄物の素材1の上下面に円周面が同時に
接触し得るように設けた1対の液切ローラ2に、表面処
理後の素材1を通して大部分の液切りを行なう。つい
で、素材1の幅と同じ幅で1〜2mm間隙のスリット4
を素材1の上下面に開口させ吸引している吸引ボックス
3において相当量の残液を吸い取る。つぎに、素材1の
幅と同じ幅で1〜2mm間隙のノズル7aを素材1の進
行方向とは逆方向に開口し、圧縮空気を吹き出すように
された液切ノズル7に通される。 【効果】 良好な液切りを行ない得、シミ、サビなどの
不良発生を防止し得、液の持出し持込みを防止し得、表
面処理の安定性に寄与し得る。
Description
【0001】
本考案は、たとえば、表面処理溶液によって表面処理された長尺薄物の素材に
付着している表面処理溶液を取り除く液切りに用い、液切不良をなくし、表面処
理溶液の持出し、持込みを防止し得、表面処理の安定性に寄与し得る、とくに、
長尺薄物の素材の液切装置に関するものである。
【0002】
従来から、長尺素材を連続的に表面処理をすることが行なわれているが、たと
えば、リードフレーム、TBA、フレキシブルプリント基板などのような長尺薄
物の素材に、数種類の表面処理溶液を使用して数段階で連続的に表面処理を行な
う場合に、各段階における処理間の液切りを十分に行なわないならば、表面処理
溶液の前工程からの持出しと、次工程への持込みが発生し、各次工程の処理の安
定性に悪影響を与えることになる。又、最終工程において液切りが不完全である
と製品にシミやサビなどの不良が発生する。
【0003】
したがって、従来から液切りの手段は多くの提案があり、1)吸収性があるデュ
ラポア(商品名、デュロン社)、ICローラ(商品名、技術サービスセンター社
)などのような多孔質材料で製作したローラを直接素材に接触させ、バックアッ
プローラで吸い取った液を搾り取る方法。2)図2に部分断面図として示すように
、液切ローラ2を通した後の素材1に、素材1の上、下に設けられた素材1の進
行方向と逆方向に吹出し口を有する液切ノズル7から、圧力制御弁8を介して圧
縮空気源9から高圧空気を噴出させて、素材1の進行方向とは逆方向に、付着し
て残っている表面処理溶液を押し出し吹き飛ばす方法などが基本的な手段である
。
【0004】
しかしながら、1)の方法は、多孔質材料で形成されたローラが素材に接触する
ために、ローラが汚れると、素材表面が汚染されてシミ、サビなどの不良が発生
し易いという問題がある。又、2)の方法は、液切ノズルから出る高圧の圧縮空気
によって素材の小さな水滴などは、素材進行方向とは逆方向に押し戻すかっこう
で液切りはできるのではあるが、押し戻された水滴が大きく成長した液溜りとな
ったとき、素材進行方向とは逆方向へ押し戻すことができなくなり、液切り不良
が発生するという問題がある。
【0005】
本考案は、素材の表面処理後に、良好な液切りが行ない得る液切装置を得るこ
とを目的とするものである。
【0006】
本考案者は、前記問題を解決し、前記目的を達成するために工夫を重ねた結果
、液切ローラと液切ノズルとの間に吸引ボックスを設けて液切ノズルによって押
し戻された液滴を吸引するような装置によって目的を達し得ることを認めて本考
案を完成するに至った。すなわち、本考案は、長尺薄物の素材の上下面にその円
周面が同時に接触するように配設された1対の液切ローラと、該液切ローラの前
記素材の進行方向側において前記素材の上下面側に設けられた前記素材の幅と同
等の幅を持つスリットもしくは小孔の列を具備する液切ノズルと、該液切ノズル
に圧力制御弁を介して連結された圧縮空気を供給する圧縮空気源とを備えた液切
装置において、前記液切ローラと前記液切ノズルとの間に、前記素材の上下面側
に設けられた前記素材の幅と同等の幅を持つスリットを具備する吸引ボックスと
、該吸引ボックスに吸引力制御弁を介して連結された真空源とを備えてなる液切
装置である。
【0007】
本考案における液切ローラは、たとえば、ステンレス、塩化ビニルなどの耐食
性のあるものを用い、とくに薄い素材の場合には、その表面にゴムライニングす
ることが好ましい。
【0008】
吸引ボックスは、耐食性材で製作され、素材の幅と同等の幅と1〜2mm間隙
のスリットを有し、素材と1〜2mm間隔で配設するようにすることが好ましい
。
【0009】
真空源としては、たとえば、真空ポンプ、フリクションブロワなどでよく、気
水分離を行なう必要がない水エジェクターを使用することが好ましい。
【0010】
液切ノズルは、素材の幅と同等の幅と、0.2〜0.5mmの間隙のスリット
、又は、径が0.5〜1mm程度の小孔列を持つものであって、素材と5〜10
mmの間隔をおいて設置することが好ましい。
【0011】
圧縮空気源としては、たとえば、フリクションブロワ、コンプレッサーなどが
用いられる。
【0012】
本考案装置はこのように構成されているので、表面処理を終った素材は、まず
、液切ローラで大きな液滴が除かれ、素材表面に残った液は吸引ボックスによっ
て相当量吸い取られ、さらに残った液は、液切ノズルによって液切ローラの方向
へ押し戻される。そして、液切ノズルによって素材から離れなかった液は次第に
大きな液溜となって液切ローラ2方向へ押し戻され、この液溜は吸引ボックスに
よって吸い取られ、素材表面は、完全に液切りができるものである。
【0013】
次に、本考案の実施例を添付の図面に基づいて述べる。
【0014】
図1は、本考案装置の一実施例を示す部分断面図である。
【0015】
1は、長尺薄物の素材であり、2は、液切ローラであって、ステンレス製円筒
表面にゴムライニングが施してあり、素材1の上下面に、その円周面が同時に圧
接するように処理槽の出口側に1対として設けられている。3は、吸引ボックス
であって、ステンレス製で素材1の幅と同等の幅で1.5mmの間隙を具備した
スリット4が素材1の上下両側に開口するように設けられており、素材1を挾む
ように上下面にそれぞれ1mmの間隔をおいて1対として設置されている。6は
、真空源であって、水エジェクターを使用し、吸引力制御弁5を介して吸引ボッ
クス3に配管で連結されている。7は、液切ノズルであって、ステンレス製であ
り、素材1の幅と同等の幅と、0.5mm間隙を有するスリット7aが、素材1
の上下面側へ開口し素材1の進行方向とは逆方向に圧縮空気を吹き付け得るよう
に設けられており、素材1を挾むように上下面にそれぞれ6mmの間隔をおいて
1対として配設されている。9は、圧縮空気源であって、コンプレッサーを使用
し、圧力制御弁8を介して液切ノズル7に配管で連結されている。
【0016】
このように構成されているので、表面処理された素材1は、まず、液切ローラ
2を通すことによって、大きな液滴が液切りされた後、素材1の表面に薄い液膜
が形成される。液切ローラ2を出た後この薄い液膜は、吸引ノズル3によって相
当量吸引され次の液切ノズル7から吹き出す高速の圧縮空気によって素材1表面
より剥離され、液切ローラ2の方向に押し戻される。押し戻された液は次第に大
きくなり、大きな液溜りが液切ローラ2の素材1進行側に形成され、吸引ボック
ス3によって吸い取られる。したがって、従来のように、大きく成長した液溜り
が液切ノズル7から吹き出される圧縮空気によって押し戻すことができなくなり
液切不良を発生するなどといったことが生じない。
【0017】
本考案は、液切ローラと液切ノズルとの間に吸引ボックスを設けたものである
から、長尺薄物の素材の表面処理時に、素材に損傷を与えることなく、良好な液
切不良によるシミ、サビなどの不良発生を防止し得、表面処理溶液の持出し、持
込みを防止し得、表面処理の安定性に寄与し得るなどいちじるしい効果が認めら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一実施例を示す部分断面図であ
る。
る。
【図2】従来装置例を示す部分断面図である。
1 素材
2 液切ローラ
3 吸引ボックス
4 スリット
5 吸引力制御弁
6 真空源
7 液切ノズル
7a スリット
8 圧力制御弁
9 圧縮空気源
Claims (1)
- 【請求項1】 長尺薄物の素材(1) の上下面にその円周
面が同時に接触するように配設された1対の液切ローラ
(2) と、該液切ローラ(2)の前記素材(1) の進行方向側
において前記素材(1) の上下面側に設けられた前記素材
(1) の幅と同等の幅を持つスリットもしくは小孔の列を
具備する液切ノズル(7) と、該液切ノズル(7) に圧力制
御弁(8) を介して連結され圧縮空気を供給する圧縮空気
源(9)とを備えた液切装置において、前記液切ローラ(2)
と前記液切ノズル(7) との間に、前記素材(1) の上下
面側に設けられた前記素材(1) の幅と同等の幅を持つス
リット(4) を具備する吸引ボックス(3) と、該吸引ボッ
クス(3) に吸引力制御弁(5) を介して連結された真空源
(6) とを備えてなる液切装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2939891U JPH04117438U (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | 液切装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2939891U JPH04117438U (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | 液切装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117438U true JPH04117438U (ja) | 1992-10-21 |
Family
ID=31913267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2939891U Pending JPH04117438U (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | 液切装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04117438U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010181761A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Hitachi High-Technologies Corp | 基板乾燥装置、基板乾燥方法、及び表示用パネル基板の製造方法 |
JP2020003660A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 日東電工株式会社 | 偏光子の製造方法及び偏光子の製造装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6315421A (ja) * | 1986-07-08 | 1988-01-22 | Mitsubishi Metal Corp | 付着液体除去方法 |
JPS63227023A (ja) * | 1987-03-17 | 1988-09-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体ウエハ−乾燥装置 |
-
1991
- 1991-04-02 JP JP2939891U patent/JPH04117438U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6315421A (ja) * | 1986-07-08 | 1988-01-22 | Mitsubishi Metal Corp | 付着液体除去方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020003660A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 日東電工株式会社 | 偏光子の製造方法及び偏光子の製造装置 |
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