JPH0725596Y2 - ワーク表面に付着している水の水切り装置 - Google Patents

ワーク表面に付着している水の水切り装置

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JPH0725596Y2
JPH0725596Y2 JP1989076538U JP7653889U JPH0725596Y2 JP H0725596 Y2 JPH0725596 Y2 JP H0725596Y2 JP 1989076538 U JP1989076538 U JP 1989076538U JP 7653889 U JP7653889 U JP 7653889U JP H0725596 Y2 JPH0725596 Y2 JP H0725596Y2
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water
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drainer
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JP1989076538U
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佳英 柴野
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佳英 柴野
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はワーク表面に付着している水の水切り装置に係
わり、より詳しくは工作機械、精密機械、電子部品等の
ワークを、切削、研削、研磨等の加工の後、表面の汚れ
を洗浄したり、バリ取りしたりする段階で洗浄媒体とし
て水を使用している為、ワーク表面に水が付着してしま
い錆、しみ等の原因となり、ワークの品質が劣化してし
まうのを防止する水切り装置に関する。
〔従来の技術〕
周知の通り、ワークは種々の加工の後、洗浄、バリ取り
の為、洗浄液に投入される。従来、この洗浄液はフロン
113等のフロン系液体であったが環境汚染によるフロン
規制の為、洗剤水系の洗浄液が増加している。この場
合、洗浄後のワーク表面には水分が付着し、乾燥がしに
くく、また錆等の原因となってしまう。
その為、ワーク表面の水分を取り、乾燥する手段として
水切り装置が考えられていた。
第1従来例の水切り装置として、第4図に示すような、
エアー吐出管等によりエアーブローをするものがあっ
た。
第2従来例の水切り装置として、第5図に示すような、
ファン等により熱風を吹き掛けるものがあった。
第3従来例の水切り装置として、第6図に示すような、
吸引ダクトに連結された吸引ノズルにより吸引し、その
後ファン等により温風を吹き掛けるものがあった。
〔考案の解決しようとする課題〕
上記従来技術によれば、第1従来例の水切り装置に於い
ては、エアーブローによりワーク表面の水滴をはじき飛
ばし、水滴を除去することが出来るものの、はじき飛ば
された水滴が空中を舞い、再びワーク表面に付着してし
まうという問題点を有していた。
また、第2従来例の水切り装置に於いては、熱風により
ワーク表面の水分を乾燥し、水分を除去することが出来
るものの、その熱風によりワーク本体の温度を上昇さ
せ、ワークを変形させたり、しみを発生させたり、更に
ワーク表面の水分が温度を上昇させ蒸発させるという方
法を取る為、水分の乾燥時間が多く費やされるという問
題点を有していた。
また、第3従来例が水切り装置に於いては、吸引により
ワーク表面の水滴を吸引し、その後ファンにより温風を
吹き掛ける為、ワーク表面に残った水分を除湿し、水分
を除去することが出来るものの、ワーク表面の形状が複
雑になると水滴の吸引が出来ない箇所が多くなり、水分
除去の有効性が半減してしまうという問題点を有してい
た。
〔目的〕
従って、本考案の目的とする所は、ワーク本体の品質を
劣化させることなく、ワーク表面の水分を除去し易い水
切り装置を提供するにある。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に本考案は次の技術的手段を有す
る。即ち、実施例に対応する添付図面中の符号を用いて
これを説明すると本考案は、水洗後のワーク6の表面に
付着している水を除去する為の水分除去手段を有する水
切り装置1に於いて、上記水分除去手段は、ワーク6に
対面して圧縮空気を吐出し、ワーク6表面の水滴をはじ
き飛ばす為のエアー吐出管4と、はじき飛ばされた水滴
と共に空気を吸引する為にワーク6に対してエアー吐出
管4と同じ側に、エアー吐出管4に近接して設けられ、
吸引ダクト2に連結された吸引ノズル3より成り、上記
エアー吐出管4による圧縮空気の吐出と上記吸引ノズル
3による吸引を同時に行うことを特徴としたワーク表面
に付着している水の水切り装置である。
〔作用〕
上記構成に基づいた水切り装置1に水切りすべきワーク
6を近接させると、エアー吐出管4よりエアーブローを
行い、ワーク6表面の水滴をはじき飛ばすことができる
のは勿論、吸引ノズル3がワーク6に対してエアー吐出
管4と同じ側の水滴の飛び散る領域に位置しており、同
時に吸引を行うので、はじき飛ばされた水滴を吸引する
ことができる。従って、周囲に水滴が飛び散るのを防止
できる。そして、エアー吐出管4による正圧と吸引ノズ
ル3による負圧が合成され、水滴の除去作業が効果的に
行われるものである。
〔実施例〕
次の添付図面に従い本考案の好適な実施例を詳述する。
第1図に於いて、吸引ダクト2とその吸引ダクト2に連
結された吸引ノズル3を上下二連に形成する。上記2つ
の吸引ノズル3の間にはエアー吐出管4を連結させる。
このとき吸引ノズル3はワーク6に対してエアー吐出管
4と同じ側に配置され水滴の飛び散る領域に位置してい
る。また、二連の吸引ノズル3の下方にファン5を設置
する。
第1実施例の水切り装置1として、第2図に示すよう
に、水切り槽7の両側部に上記エアー吐出管4が連結さ
れた上記吸引ノズル3を固着する。また、その吸引ノズ
ル3の下方にファン5を設置し、水切り槽7内に温風
(約60℃)を送通できるように水切り槽7に温風送通口
7aを形成する。尚、温風の熱源の図示を省略する。
水切りすべきワーク6は水切り槽7上部より投入され、
A地点で静止する。そして、エアー吐出管4よりエアー
ブロー(矢印P)され、ワーク6表面の水滴がはじき飛
ばされる。同時に、吸引ノズル3が吸引(矢示Q)を行
なっているので、はじき飛ばされた水滴が吸引され、ワ
ーク6表面の水滴が除去される。
そして、ワーク6はB地点まで移動し、静止する。次
に、ファン5により温風(矢示R)が送り込まれ、ワー
ク6表面の水分が除湿される。
この第1実施例では上記の如く構成、作用されている
が、ワーク6の形状、大きさ等に応じて種々の大きさ、
配置等の水切り装置1が考えられる。
第2実施例は、第3図に示すように、洗浄装置10、防錆
装置11、水切り装置1をシステム化したものである。洗
浄装置10は洗浄槽10a、洗浄液10bより成り、超音波発振
器9により超音波洗浄される。
防錆装置11は防錆槽11a、防錆液11bより成り、超音波発
振器9により超音波防錆される。
水切り装置1自体は第1実施例と同等のものが使用され
る。ワーク6はワーク移動装置8により左右上下に移動
可能である。そして、ワーク6は洗浄装置10、洗浄装置
10′、防錆装置11、水切り装置1、水切り装置1′の順
に移動し、洗浄、防錆、水切りされる。
以上のように、水切り装置1はエアー吐出管4に対し吸
引ノズル2が水滴の飛び散る領域に設置されており、そ
のエアー吐出管4よりエアーブローを行い、ワーク6表
面の水滴をはじき飛ばし、更にエアー吐出管4によるエ
アーブローと吸引ノズル3による吸引とを同時に行うの
で、はじき飛ばされた水滴が再びワーク6表面に付着す
ることがなく、吸引ノズル3に吸引されるので、効果的
に短時間でワーク6表面の水滴を除去できる。
また、ワーク6表面に水分が残っていたとしても、その
後工程で温風を吹き掛けるので、ワーク6表面に残った
水分を除湿できる。
更に、第2実施例のように、洗浄装置10、防錆装置11、
水切り装置1をシステム化すると、効率良くワーク6を
洗浄、水切りできる。
〔効果〕
以上詳述した如く、請求項第1項の考案によると、エア
ー吐出管に対し吸引ノズルが水滴の飛び散る領域に設置
されている為、エアー吐出管からエアーブローを行い、
同時に吸引ノズルから吸引を行うことにより、はじき飛
ばされた水滴が再びワークに付着することなく、更に、
効果的にワーク表面の水滴を除去でき、よって作業が短
時間にできる。
また、前記のようにエアーブローにより水滴をはじき飛
ばすので、表面形状に係わりなく、複雑な表面形状を有
するワークの乾燥にも適用することができる。
また、請求項第2項の考案は、温風を吹き掛けることに
より、ワーク表面に水分が残っていたとしても、その水
分を除湿することができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示し、第1図は水切り装置
の正面図、第2図は第1実施例の水切り装置の縦断面
図、第3図は第2実施例の正面図、第4図は第1従来例
の水切り装置の正面図、第5図は第2従来例の水切り装
置の正面図、第6図は第3従来例の水切り装置の正面図
であり、図中1は水切り装置、2は吸引ダクト、3は吸
引ノズル、4はエアー吐出管、5はファン、6はワー
ク、7は水切り槽、8はワーク移動装置、9は超音波発
振器、10は洗浄装置、11は防錆装置である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水洗後のワーク6の表面に付着している水
    を除去する為の水分除去手段を有する水切り装置1に於
    いて、 上記水分除去手段は、ワーク6に対面して圧縮空気を吐
    出し、ワーク6表面の水滴をはじき飛ばす為のエアー吐
    出管4と、はじき飛ばされた水滴と共に空気を吸引する
    ためにワーク6に対して該エアー吐出管4と同じ側に該
    エアー吐出管4に近接して設けられ、吸引ダクト2に連
    結された吸引ノズル3より成り、上記エアー吐出管4に
    よる圧縮空気の吐出と上記吸引ノズル3による吸引を同
    時に行うことを特徴としたワーク表面に付着している水
    の水切り装置。
  2. 【請求項2】上記水分除去手段は上記吸引ノズル3と上
    記エアー吐出管4によって水滴が除去されたワーク6に
    温風を吹き掛け、ワーク6表面に残った水分を乾燥させ
    る為のファン5を有することを特徴とした請求項第1項
    記載のワーク表面に付着している水の水切り装置。
JP1989076538U 1989-06-29 1989-06-29 ワーク表面に付着している水の水切り装置 Expired - Lifetime JPH0725596Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0814737A (ja) * 1994-04-30 1996-01-19 Seibu Giken:Kk 高速流体による低温急速脱水乾燥の方法および装置
JP5986439B2 (ja) * 2012-06-22 2016-09-06 株式会社Mcエバテック 飲料容器用除水装置

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JPH01112735A (ja) * 1987-10-27 1989-05-01 Sonitsuku Fueroo Kk ワークの乾燥方法

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