JP4117410B2 - 洗浄装置 - Google Patents

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本発明は、例えば金属加工部品、プラスチック成形部品などの各種工業製品や食器などの被洗浄物を洗浄するために用いられる洗浄装置に関する。
一般に、マシニングセンタ、自動旋盤などの加工装置によって加工された金属加工品には加工油、防錆油、潤滑油などの油が付着しており、それらの油を除去するために各種の洗浄装置が用いられている。
従来の洗浄装置は、炭化水素などの溶剤系洗浄剤あるいは界面活性剤を使用した水系洗浄剤などを被洗浄物とともに洗浄籠に入れ、超音波などを利用して被洗浄物を洗浄していた(特開平9−125275号公報参照、以下、この技術を従来例1という)。洗浄した被洗浄物は、遠心分離型乾燥機などの各種の乾燥機を用いて乾燥される。
また、本出願の発明者(出願人)は、洗浄用回転ドラムとこれに連設して水切り用回転ドラムとを備え、水切り用回転ドラムを先細状に縮径化して形成すると共に内周面にスパイラル状送りフィンを形成し、これら洗浄用回転ドラム及び水切り用回転ドラムを水平共軸に沿って配置したことを特徴とする洗浄装置を開発している(特許第3446029号公報)。
この従来の洗浄装置によれば、一体的に構成された洗浄用回転ドラム、水切り用回転ドラムおよび乾燥用回転ドラム内を、被洗浄物が順次送られる際、被洗浄物物はドラム内に設けた小突片により上下反転を繰り返しながら搬送される。これにより、コンパクトな構成でありながら、一連の工程が効率よく一括で処理されると同時に、高い洗浄効率が発揮される。また、例えば金属製品のプレス加工などの場合は、インラインにて被洗浄物を1個ずつ精密洗浄することができることに加え、実使用において他の加工機械等との直結が容易であり、設備の配置構成等に優れた利便性を備えることができる(以下、この技術を従来例2という)。
特開平9−125275号公報 特許第3446029号公報
従来例1に用いられる洗浄剤は、いずれも環境面で問題がある。すなわち、炭化水素などの溶剤系洗浄剤は可燃性のため、工場災害の危険があり、これを防止するための設備や使用済みの溶剤を再生するための設備に、多大な費用を必要とする。なお、洗浄後の乾燥工程においては、洗浄物に付着した溶剤を蒸発させて乾燥させるため、被洗浄物にシミが付着するという課題もある。水系洗浄剤においては、工場災害の危険はないが廃液を産業廃棄物として、処理しなければならずその費用は無視できない。
また、洗浄済みの被洗浄物を乾燥するために別の乾燥装置を使用していたため、被洗浄物を乾燥装置に移さなければならず、作業性が悪く、乾燥装置に移す間に被洗浄物が汚れてしまうおそれもある。
従来例2は、優れたインライン方式の洗浄装置であるが、回転ドラムに形成された被洗浄物の入口と出口が間隔を隔てて対向して形成され、かつ、洗浄用回転ドラム、水切り用回転ドラムおよび乾燥用回転ドラムが横長に連接させて設けられているので、洗浄装置が大型化するという課題がある。
本発明は、上記課題を解決しようとするものであり、被洗浄物に粘度の高い油が付着している場合であっても、溶剤あるいは水系洗浄剤を使用することなく確実に洗浄することができ、洗浄工程と乾燥工程とを一つの装置で行うことができ、かつ小型化を図ることができる洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明の洗浄装置は、被洗浄物の出入口、側面及び底面を備え、前記出入口から底面に向かって下り勾配に傾斜して配置される洗浄容器と、前記洗浄容器を回転軸線を中心に回転させる回転手段と、前記洗浄容器の内面にスパイラル状に形成され、前記回転手段による洗浄容器の回転によって前記被洗浄物を移送させる送りフィンと、前記洗浄容器の内部に設けられ、外部から供給された洗浄水を昇温させる加熱器と、前記加熱器によって昇温された高温水を前記洗浄容器内の被洗浄物に噴射させる複数のノズルと、を備え、前記洗浄容器には洗浄済み水を排水する排水孔が形成され、前記加熱器は、前記被洗浄物に付着した油成分を除去可能な粘度まで低下させる温度に前記洗浄水を昇温させることを特徴とするものである。
前記排水孔は、少なくとも洗浄容器の底面に形成されていてもよい。
前記排水孔は、パンチングメタルにより形成されていてもよい。
前記回転手段は、前記被洗浄物を遠心分離乾燥するために、前記洗浄容器を高速に回転させるものでもよい。
前記加熱器は、前記被洗浄物を乾燥させるための熱風を発生させ、前記ノズルから噴射させるものでもよい。
前記送りフィンの側面に突起部が設けられていてもよい。
前記洗浄容器内の側面及び/又は底面に突起部が設けられていてもよい。
前記洗浄容器に送出する洗浄水を貯蔵する第1のタンクと、前記洗浄容器から排出された洗浄済み水を一定量蓄えるとともに、一定量を超えると油成分をオーバーフローする排油口が形成された第2のタンクと、前記排油口からオーバーフローされた油成分を貯蔵する第3のタンクとを有してもよい。
前記洗浄容器の排水孔から排出された洗浄済み水を集める洗浄水受けが、前記洗浄容器の側面及び底面の外側に間隔を隔てて固定して配置されていてもよい。
本発明によれば、洗浄容器に形成された被洗浄物の入口と出口とが共通しているので、装置の小型化を図ることができる。
また、洗浄工程と乾燥工程とを同じ装置により行うことができるので、作業性が向上し、従来のように乾燥装置に移す間に被洗浄物が汚れてしまうおそれもない。
また、被洗浄物に付着した油成分を除去可能な粘度まで低下させるように、洗浄水が昇温されて、被洗浄物に噴射されるので、被洗浄物に粘度の高い油が付着している場合であっても、確実に洗浄することができる。
また、工場災害などを引き起こす可能性のある溶剤系の洗浄剤や、環境汚染を引き起こす可能性のある水系の洗浄剤をまったく使用せず、市水、純水あるいは超純水などを使用するので、工場災害や環境汚染を引き起こすおそれがない。
また、洗浄剤の使用コストが無くなるために、低コストの洗浄が可能となる。
さらに、高温高圧水の噴射による洗浄なので、短時間で洗浄を完了させることができる。
以下、本発明の実施形態例について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態例に係る洗浄装置の構成を示す説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態例に係る洗浄装置は、被洗浄物1の出入口2a、側面2b及び底面2cを備え、有底略円筒状に形成された洗浄容器2を有する。
洗浄容器2は、出入口2aから底面2cに向かって下り勾配に傾斜して配置されている。傾斜角度θは、例えば20度程度である。
洗浄容器2の内周面にはスパイラル状の送りフィン3が形成されている。この送りフィン3のスパイラルピッチや高さ等は、被洗浄物1の大きさ、寸法または形状、或いは被洗浄物1の種類等によって適宜設定される。
洗浄容器2の外周面に設けられた第1の歯車4は、モータ5の駆動軸5aに取り付けれた第2の歯車6と噛合している。モータ5の駆動により、その回転力を第2の歯車6、第1の歯車4を介して洗浄容器2に伝達し、洗浄容器2を回転軸線Lを中心にして正方向又は逆方向に回転させることができる。この洗浄容器2の正方向の回転によって、出入口2aに投入された1個又は複数個の被洗浄物1は、スパイラル状の送りフィン3により底面2c方向に移送される。また、洗浄容器2の逆方向の回転によって、底面2c側の被洗浄物1は、スパイラル状の送りフィン3により出入口2a方向に移送される。
また、モータ5は、被洗浄物1を遠心分離乾燥するために、洗浄容器2を高速に回転させることが可能である。
図2に示すように、送りフィン3の側面、洗浄容器2内の側面2b及び底面2cに、それぞれ突起部22が設けられている。洗浄容器2内の被洗浄物1は、これらの突起部22に当たって反転するので、反転により被洗浄物1を着実に洗浄でき、また攪拌により洗浄効率を向上させることができる。
洗浄容器2に送出する洗浄水8を貯蔵するために第1のタンク7が設けられている。洗浄水8は、例えば市水又は純水(超純水を含む)からなる。第1のタンク7内の洗浄水8は、供給源SからサクションポンプSPを介して補給される。第1のタンク7内の洗浄水8はポンプPにより引き込まれ、第1の加熱器9によって最初の加熱が行われ、洗浄容器2に送られる。
洗浄容器2の内部には、外部(第1の加熱器9)から供給された洗浄水8を昇温させる第2の加熱器10と、その第2の加熱器10によって昇温された高温水を洗浄容器2内の被洗浄物1に噴射させる複数のノズル11aを備えたシャワー部11とが固定して配置されている。
第2の加熱器10は、被洗浄物1に付着した油成分を除去可能な粘度まで低下させる温度に洗浄水8を昇温させる。すなわち、汚染油質の粘度が高温により低下し、除去が容易になり、また、水の溶解力も温度に比例して高温になるにしたがって向上する。これらの粘度の低下と水の溶解力向上の相乗効果によって、ノズル11aからの高温水の高圧噴射により、汚染油質が除去され、精密洗浄を実現できる。
図3は、洗浄温度と洗浄力との関係を概略的に示すグラフである。図3に示すように、80℃では洗浄力は60%程度であるが、100℃に近くなるに従い急速に洗浄力が向上し、100%に近づくことがわかる。
従って、ポンプPより送られてきた洗浄水8は、第1の加熱器9で加熱された後、第2の加熱器10によって、100℃以上、好ましくは120℃以上の昇温に必要な圧力に加圧されて、再加熱されるのが好ましい。
第1の加熱器9及び第2の加熱器10により2度加熱を行うことによって、加熱エネルギーを節約することができる。再加熱された洗浄水8は汚染油質の溶融点以上に昇温し、ノズル11aから高温の蒸気となって被洗浄物1に噴射される。
また、洗浄水8の温度は、ポンプPから送られる洗浄水8の量を調節することで、ノズル11a内の圧力を調節し所定の必要温度の噴射圧力が得られる。
洗浄容器2の側面2b及び底面2cは例えばパンチングメタルで構成されており、洗浄容器2内の洗浄水8を排出するための排水孔2dが多数形成されている。なお、排水孔2dの大きさ、数、間隔などは、ノズル11aから噴射される洗浄水8の水量を考慮し、洗浄容器2内に、洗浄中には適量の洗浄水8が残るように設計される。
洗浄容器2の側面2b及び底面2cの外側には、洗浄水受け12が洗浄容器2から所定間隔を隔てて固定して配置されている。この洗浄水受け12は、洗浄容器2の排水孔2dから排出された洗浄済み水8aを集めるとともに、洗浄容器2の高速回転時に、洗浄水8が飛散するのを防止する役割を有する。
洗浄水受け12には自動開閉バルブ13が設けられており、所定量の洗浄済み水8aが洗浄水受け12に必要以上に溜まると、自動開閉バルブ13が開いて、第2のタンク14に排出される。
第2のタンク14は、洗浄容器2から排出された洗浄済み水8aを一定量蓄え、一定量を超えると上層の油成分15をオーバーフローする排油口16が形成されている。第2のタンク14の排油口16からオーバーフローされた油成分15は、第3のタンク17に貯蔵される。第3のタンク17には油成分15を取り出すためのバルブ18が設けられている。
次に、本発明の第1の実施形態例に係る洗浄装置の動作について説明する。
まず、洗浄容器2の出入口2aから被洗浄物1を投入すると共に、モータ5を駆動させて、洗浄容器2を回転軸線Lを中心に正方向に回転させる。これにより、被洗浄物1は送りフィン3によって底面2c方向に移送される。
次いで、ポンプPを駆動させて、第1のタンク7内の洗浄水8は、第1の加熱器9で加熱された後、第2の加熱器10によって昇温され、その昇温された高温水を複数のノズル11aを介して洗浄容器2内の被洗浄物1に噴射させる。その際、洗浄容器2を正方向の回転及び逆方向の回転を交互に繰り返して揺動させることにより、被洗浄物1の洗浄を行う。
第2の加熱器10によって、洗浄水8は汚染油質の溶融点以上に昇温するので、被洗浄物1に付着した油成分15の粘度は除去可能な粘度まで低下し、被洗浄物1を確実に洗浄することができる。
また、送りフィン3の側面、洗浄容器2内の側面2b及び底面2cに、それぞれ突起部22が設けられているので、洗浄容器2内の被洗浄物1は、これらの突起部22に当たって反転することになり、この反転により被洗浄物1を着実に洗浄でき、また攪拌により洗浄効率を向上させることができる。例えば、めくら穴(貫通していない穴)を備えた被洗浄物1の場合、突起部22によって被洗浄物1が反転することにより、めくら穴に洗浄液の出入りが繰り返されるので、着実に洗浄できる。
被洗浄物1の洗浄が終了した後は、洗浄容器2を正方向に高速回転させ、被洗浄物1を遠心分離により乾燥させる。その際、洗浄容器2内の洗浄済み水8aは、その側面2b及び底面2cを構成するパンチングメタルの排水孔2dから飛散して排出され、排出された洗浄水8は、洗浄水受け12に集められ、所定量の洗浄済み水8aが洗浄水受け12に溜まると、自動開閉バルブ13が開いて、第2のタンク14に排出される。
被洗浄物1の乾燥が終了した後は、洗浄容器2の逆方向の回転によって、底面2c側の被洗浄物1は、スパイラル状の送りフィン3により出入口2a方向に移送される。そして、排出シュート19を介して自動的に外部に排出される。
洗浄容器2から排出された洗浄済み水8aは、第2のタンク14で一定量蓄えられる。油成分15は、第2のタンク14上面に、油層となって浮上する。第2のタンク14内の洗浄水8が一定量を超えると、油成分15が排油口16からオーバーフローする。第2のタンク14の排油口16からオーバーフローされた油成分15は、第3のタンク17に貯蔵される。第3のタンク17に設けられたバルブ18を開くことにより、油成分15を取り出すことができる。取り出された油成分15は、廃棄されるか、又は他の用途(例えば加工装置の駆動用など)にリサイクルされる
本発明の第1の実施形態例に係る洗浄装置によれば、洗浄容器2に形成された被洗浄物1の出入口2aが共通しているので、装置の小型化を図ることができる。
また、洗浄工程と乾燥工程とを同じ装置により行うことができるので、作業性が向上し、従来のように乾燥装置に移す間に被洗浄物が汚れてしまうおそれもない。
また、被洗浄物1に付着した油成分15を除去可能な粘度まで低下させるように、洗浄水8が昇温されて、被洗浄物1に噴射されるので、被洗浄物1に粘度の高い油が付着している場合であっても、確実に洗浄することができる。
また、工場災害などを引き起こす可能性のある溶剤系の洗浄剤や、環境汚染を引き起こす可能性のある水系の洗浄剤をまったく使用せず、市水、純水あるいは超純水などを使用するので、工場災害や環境汚染を引き起こすおそれがない。
また、洗浄剤の使用コストが無くなるために、低コストの洗浄が可能となる。
さらに、高温高圧水の噴射による洗浄なので、短時間で洗浄を完了させることができる。
なお、本発明の洗浄装置により洗浄される被洗浄物1は、比較的時間の長い洗浄時間が許容されるので、リンス洗浄工程を設ける必要がない。
図4(A)は本発明の第2の実施形態例に係る洗浄装置に用いられる洗浄容器2’を示す側面図、(B)はその底面図である。
第1の実施形態例では、被洗浄物1が小さい場合に洗浄容器2を構成するパンチングメタルの排水孔2dに突き刺さる可能性がある。これに対し、第2の実施形態例では、図4(A)及び(B)に示すように、洗浄容器2’は、孔のあいていない側板2e及び洗浄水8を排出するための排水孔2fが周縁近傍に複数形成された底板2gとにより構成されているので、被洗浄物1が小さくても洗浄を行うことができる。
また、第2の実施形態例では、被洗浄物1を乾燥する際、遠心分離乾燥ではなく、第2の加熱器10によって熱風を発生させ、ノズル11aから噴射させることにより、被洗浄物1を乾燥させる。
さらに、第2の実施形態例では、洗浄水受け12に自動開閉バルブ13を設ける必要はなく、洗浄済み水8aを洗浄水受け12を介して第2のタンク14に自然排出させる。
図5は、本発明の第3の実施形態例を説明するための説明図である。第3の実施形態例では、前述した第1又は第2の実施形態例に係る洗浄装置AをNC加工機やプレス機等の他の加工装置20の内部又は外部に一緒に組み込み、稼動させるものである。被洗浄物1は、加工装置20に設けられた蓋21を開いて、内部の洗浄装置20に投入される。洗浄後の被洗浄物1は、排出シュート19を介して加工装置20の外部に排出され、取り出される。
本発明は、上記実施の形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、種々の変更が可能である。
例えば、洗浄容器2の傾斜角度θを、所望の角度に調整できるように移動させる手段を設けてもよい。
本発明の洗浄装置は、例えば、
(1)50個、100個単位で製造されるような少量多種生産される製品(部品)
(2)比較的洗浄時間が長いことが許容される製品(部品)
(3)洗浄時の擦れ合いによるキズの発生がある程度許容される製品(部品)
などの洗浄に利用できる。
本発明の第1の実施形態例に係る洗浄装置の構成を示す説明図である。
送りフィンの側面、洗浄容器内の側面及び底面に、洗浄物を反転させるための突起部が設けられている例を示す説明図である。
洗浄温度と洗浄力との関係を概略的に示すグラフである。
(A)は本発明の第2の実施形態例に係る洗浄装置に用いられる洗浄容器を示す側面図、(B)はその底面図である。
本発明の第3の実施形態例を説明するための説明図である。
符号の説明
1:被洗浄物
2:洗浄容器
3:送りフィン
4:第1の歯車
5:モータ
6:第2の歯車
7:第1のタンク
8:洗浄水
9:第1の加熱器
10:第2の加熱器
11:シャワー部
12:洗浄水受け
13:自動開閉バルブ
14:第2のタンク
15:油成分
16:排油口
17:第3のタンク
18:バルブ
19:排出シュート
20:加工装置
21:蓋
22:突起部

Claims (9)

  1. 被洗浄物が投入及び排出される出入口、側面及び底面を備え、前記出入口から底面に向かって下り勾配に傾斜して配置される洗浄容器と、
    前記洗浄容器を回転軸線を中心に回転させる回転手段と、
    前記洗浄容器の内面にスパイラル状に形成され、前記回転手段による洗浄容器の回転によって前記被洗浄物を移送させる送りフィンと、
    前記洗浄容器の内部に設けられ、外部から供給された洗浄水を昇温させる加熱器と、
    前記加熱器によって昇温された高温水を前記洗浄容器内の被洗浄物に噴射させる複数のノズルと、を備え、
    前記洗浄容器には洗浄済み水を排水する排水孔が形成され、
    前記加熱器は、前記被洗浄物に付着した油成分を除去可能な粘度まで低下させる温度に前記洗浄水を昇温させ、
    前記回転手段により、前記洗浄容器を前記回転軸線を中心に一方向に回転させて、前記出入口から投入された前記被洗浄物を前記洗浄容器の底面方向に移送させ、前記洗浄容器を前記回転軸線を中心に一方向及び他方向に交互に回転させて、前記被洗浄物を洗浄し、前記洗浄容器を前記回転軸線を中心に一方向に回転させて、前記被洗浄物を遠心分離により乾燥させ、前記洗浄容器を前記回転軸線を中心に他方向に回転させて、前記洗浄容器の底面側の前記被洗浄物を出入口方向に移送させる、
    ことを特徴とする洗浄装置
  2. 前記排水孔は、少なくとも洗浄容器の底面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 前記排水孔は、パンチングメタルにより形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の洗浄装置。
  4. 前記回転手段は、前記被洗浄物を遠心分離乾燥するために、前記洗浄容器を高速に回転させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つの項に記載の洗浄装置。
  5. 前記加熱器は、前記被洗浄物を乾燥させるための熱風を発生させ、前記ノズルから噴射させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つの項に記載の洗浄装置。
  6. 前記送りフィンの側面に突起部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つの項に洗浄装置。
  7. 前記洗浄容器内の側面及び/又は底面に突起部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つの項に記載の洗浄装置。
  8. 前記洗浄容器に送出する洗浄水を貯蔵する第1のタンクと、前記洗浄容器から排出された洗浄済み水を一定量蓄えるとともに、一定量を超えると油成分をオーバーフローする排油口が形成された第2のタンクと、前記排油口からオーバーフローされた油成分を貯蔵する第3のタンクとを有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つの項に記載の洗浄装置。
  9. 前記洗浄容器の排水孔から排出された洗浄済み水を集める洗浄水受けが、前記洗浄容器の側面及び底面の外側に間隔を隔てて固定して配置されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つの項に記載の洗浄装置。
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